JP2587944Y2 - 防水型ケース - Google Patents

防水型ケース

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JP2587944Y2
JP2587944Y2 JP1991049622U JP4962291U JP2587944Y2 JP 2587944 Y2 JP2587944 Y2 JP 2587944Y2 JP 1991049622 U JP1991049622 U JP 1991049622U JP 4962291 U JP4962291 U JP 4962291U JP 2587944 Y2 JP2587944 Y2 JP 2587944Y2
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JP
Japan
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case
packing
cases
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清治 竹内
和男 牧
昭一 近藤
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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  • Gasket Seals (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、防水型ケースに関し、
特に上ケースと下ケースとからなる箱体の2部材間の防
水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水型ケースとして、例
えば実開平2-10158 号等が示されており、これによると
下ケースの開口周縁部に受面を形成し、この受面の外側
端部に環状のパッキンを位置決めする立上り壁を形成
し、この立上り壁の内方側に前記パッキンを配設すると
ともに、上ケースの開口周縁部に凹溝を形成し、この凹
溝に前記立上り壁が嵌入すると同時に、凹溝を形成する
ことにより上ケースに設けられた一対の壁部のうち、外
側に位置する外壁部先端部分が下ケースの外壁部と当接
し、また前記壁部のうち、内側に位置する内壁部先端部
分が下ケースに配設されたパッキンと当接し、ビス等の
固定部材によって回し締め固定することにより上ケース
と下ケースとが圧着固定され、これにより水密を保つよ
うにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上ケー
スと下ケースとをビス等の固定部材で圧着して組み付け
が完了してしまうと、各ケースの外壁部どうしが密着し
てしまうため、下ケースの受面にパッキンを配設したか
どうかを確認することが不可能となり、容易に組み付け
時のパッキンの取り付け忘れ等の組み付け不良を発見す
ることができないという問題点がある。本考案は上述の
問題点を解決するもので、組み付け後であっても、パッ
キンの取り付け忘れ等の組み付け不良を容易に確認可能
な防水型ケースを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、第1のケース
と第2のケースとの接合部となる受面間に弾性材料から
なるパッキンを介在させ、且つこのパッキンが前記両ケ
ースにて隠蔽されるよう前記両ケースを密封固定した防
水型ケースにおいて、前記パッキンの一部に前記受面間
を前記両ケースの外側に向けて延びる舌片を突出形成
し、前記両ケースの少なくとも一方側のケースにしてこ
れの前記舌片に対応する前記受面位置に前記舌片を外部
から目視可能とする切り欠き部を部分形成し、この切り
欠き部以外からは前記パッキンが目視不可能となるよう
に前記両ケースを密封固定したことにより構成される。
【0005】
【実施例】図1〜図3は本考案の実施例を示している。
この実施例では、とくに上ケース(第1のケース)と下
ケース(第2のケース)とがパッキンを介して凹凸嵌合
により圧着固定される場合を示している。1は下ケース
であり、2は下ケース1の上面側周囲に形成された受面
である。この受面2の内部側周囲には、後述する上ケー
スと凹凸嵌合用の凸状部分である立上り部分が形成され
ており、この立上り部分のほぼ中央に後述するパッキン
位置決め嵌入用の環状溝3を形成することにより、内側
環状壁4と外側環状壁5とがそれぞれ形成されており、
この場合、前記環状溝3の底面部分は、前記受面2より
も肉厚に形成されており、受面2とは段差を有して形成
されている。またこの実施例では、前記内側環状壁4と
外側環状壁5とを受面2より突出して形成することによ
り、その各環状壁4,5との間に環状溝3が形成され
る。さらに前記外側環状壁5には、ビス孔6を有した取
付用ボス7がその外側周囲に一体形成されているととも
に、この外側環状壁5には、後述するパッキンの一部を
嵌入可能に凹形状の切り欠き部8が形成されている。9
は軟質ゴム等により平板状に形成された環状のパッキン
であり、このパッキン9の外周部分には、前記下ケース
1の切り欠き部8位置に対応して舌片10を形成してい
る。また、この舌片10の先端部分下面側には、前記環状
溝3の底面部分と前記受面2との段差に対応して受面2
と当接するよう、この部分を一部肉厚に形成して肉厚部
10aを形成している。11は上ケースであり、この上ケー
ス11の裏面側周囲には前記下ケース1の受面2位置に対
応して受面12が形成されており、この受面12には、前記
パッキン9の舌片10を組み付けた際、この舌片10の先端
部分を目視可能に舌片10位置に対応してこの部分を凹形
状に切り欠いて、切り欠き部13が形成されている。また
前記上ケース11の受面12の内側には、この部分とは段差
を有して前記下ケース1と上ケース11の凹凸嵌合用の、
凹部分である当接面14が形成されている。
【0006】これらの構成により、ビス15によって下ケ
ース1と上ケース11とを組み付けた際、下ケース1に形
成された切り欠き部8と上ケース11に形成された切り欠
き部13とを介してパッキン9に形成した舌片10が外部へ
と挿出されるため、水密を保ちながら舌片10の先端部分
を目視により確認可能となり、これによってパッキン9
の組み忘れを防止できる。また、舌片10が外部へと挿出
されることにより作業者が組み付け時に手感でパッキン
の組み忘れを確認できるという付随的な効果もある。
【0007】図4〜6は本考案の他の実施例を示してお
り、この場合、スピードあるいはエンジン等の回転数を
検見するセンサー本体を収納するケースに本考案を適用
した場合を示している。またこの場合、パッキンを介し
てケースとケースとの平端面どうしの突き当てによる組
み付けの例を示している。同図において前述実施例と同
等の機能を有する箇所には同じ符号を付してある。1は
回転磁石16とセンサ本体17等が収納される下ケースであ
り、この下ケース1の外側部分には取付部1aが一体形
成されている。1bは前記回転磁石16と前記センサ本体
17等が収納配置される開口部である。2は平板状の上ケ
ース11を受ける受面であり、この受面2のほぼ中央部分
には、パッキン9を嵌入可能に環状溝3を形成してい
る。8は前記パッキン9の外側面の一部を突き出し形成
した舌片10位置に対応して設けられた凹形状の切り欠き
部であり、両ケース1,11とを組み付けた際、この切り
欠き部8を介して前記舌片10が外方へ挿出されるため、
舌片10の先端部分が目視可能となる。なお、18はコネク
タであり、このコネクタ18を介して外部へ電気的に引き
廻し配線される。これにより下ケース1と上ケース11と
の各受面2,12による平端面どうしの突き当ての場合で
も前述実施例とほぼ同様の効果を得ることが可能とな
る。なお、前述した平板状のパッキン9上面あるいは下
面に環状のリブを形成し、この部分の水密をさらに高め
ることも可能であり、またパッキン9は断面円形からな
るパッキン部材により成形し、このパッキン部材から舌
片10を一体に成形するようにしてもよい。
【0008】
【考案の効果】本考案は、第1のケースと第2のケース
との接合部となる受面間に弾性材料からなるパッキンを
介在させ、且つこのパッキンが前記両ケースにて隠蔽さ
れるよう前記両ケースを密封固定した防水型ケースにお
いて、前記パッキンの一部に前記受面間を前記両ケース
の外側に向けて延びる舌片を突出形成し、前記両ケース
の少なくとも一方側のケースにしてこれの前記舌片に対
応する前記受面位置に前記舌片を外部から目視可能とす
る切り欠き部を部分形成し、この切り欠き部以外からは
前記パッキンが目視不可能となるように前記両ケースを
密封固定したことにより、両ケースを組み付けた後であ
っても、パッキンの取り付け忘れによる組み付け不良を
容易に確認可能な防水型ケースを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同上実施例の組み付け状態を示した正面図であ
る。
【図3】同上実施例の断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図5】同上実施例の組み付け状態を示した正面図であ
る。
【符号の説明】
1 下ケース 2,12 受面 3 環状溝 4 内側環状壁 5 外側環状壁 6 ビス穴 7 取付用ボス 8,13 切り欠き部 9 パッキン 10 舌片 10a 肉厚部 11 上ケース 14 当接面 15 ビス 16 回転磁石 17 センサ本体 18 コネクタ
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−69427(JP,U) 実開 昭55−149568(JP,U) 実開 昭61−59856(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のケースと第2のケースとの接合部
    となる受面間に弾性材料からなるパッキンを介在させ、
    且つこのパッキンが前記両ケースにて隠蔽されるよう前
    記両ケースを密封固定した防水型ケースにおいて、前記
    パッキンの一部に前記受面間を前記両ケースの外側に向
    けて延びる舌片を突出形成し、前記両ケースの少なくと
    も一方側のケースにしてこれの前記舌片に対応する前記
    受面位置に前記舌片を外部から目視可能とする切り欠き
    部を部分形成し、この切り欠き部以外からは前記パッキ
    ンが目視不可能となるように前記両ケースを密封固定し
    たたことを特徴とする防水型ケース。
JP1991049622U 1991-05-31 1991-05-31 防水型ケース Expired - Fee Related JP2587944Y2 (ja)

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JPH04135441U JPH04135441U (ja) 1992-12-16
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JP5182277B2 (ja) * 2009-12-03 2013-04-17 富士通モバイルコミュニケーションズ株式会社 電子機器
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