JPH0443485Y2 - - Google Patents

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JPH0443485Y2
JPH0443485Y2 JP13705286U JP13705286U JPH0443485Y2 JP H0443485 Y2 JPH0443485 Y2 JP H0443485Y2 JP 13705286 U JP13705286 U JP 13705286U JP 13705286 U JP13705286 U JP 13705286U JP H0443485 Y2 JPH0443485 Y2 JP H0443485Y2
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JP
Japan
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protrusion
side wall
cover
case
packing
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JP13705286U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主に電子機器を収納する比較的大型の
筐体の防水構造に関する。
〔従来の技術〕
この種の防水形筐体は第5図に示す如く、ケー
ス51とカバー52の開口端の各外周部にケース
51にカバー52を取付けるためのフランジ部5
3と54を突設し、ケース51のフランジ部53
に環状溝55を形成しこれにOリング56を嵌
め、その上にカバー52のフランジ部54を載
せ、フランジ部53と54とをボルト57で締結
していた。これがためフランジ部53,54の合
せ面から筐体内への浸水はOリング56により阻
止されることになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし乍ら、フランジ部53はOリング56及
びその外側にボルト57を取付けるためにかなり
の幅を必要とするから、フランジ部53及び54
が大きく突き出ることになつて、防水形筐体が大
型化する難点がある。
本考案は前記の点に鑑みてなされたもので、フ
ランジ部がなくしかも外観が優美で小型の防水形
筐体の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するための本考案の構成を第1
図〜第4図を用いて説明する。
本考案に係る防水形筐体は、断面が略H形で且
つ四つの平行突起条5,6,7,8のうち第1突
起条5の溝側に後述する緊締手段を収容する凹部
10を形成すると共に第1突起条5の先端部と第
1突起条5と対向する第2突起条6との間の隙間
を後述するカバー2の側壁12の厚みより狭く形
成してなるパツキン3と、開口方向に周設された
側壁14の頂部に、外側面を前記第2突起条6の
内周面及び第2突起条6と平板状につながる第3
突起条7の内周面に当接する上段側壁21、この
上段側壁21の外側面に連接して前記第3突起条
7を嵌める嵌状溝20及び第3突起条7とこれに
対向する第4突起条8との間に嵌める環状突起1
5を形成した一面開口のケース1と、周設された
側壁12をパツキン3の第1突起条5と第2突起
条6との間に嵌挿するカバー2と、このカバー2
の側壁12とケース1の上段側壁21とをパツキ
ン3の第2突起条6を介して緊締する緊締手段で
構成する。この緊締手段にはボルトの如き連結子
やワイヤがある。パツキンは環状のもの、または
ケースの外側周面を一巡する長さに切断したもの
を用いる。
〔作用〕
ケース1の環状溝20及び環状突起15にパツ
キン3の第3突起条7及び第3突起条7と第1突
起条8との間の間隙部を嵌めると、パツキン3の
第2突起条6と第3突起条7はケース1の上段側
壁21に当接する。
次に、第1突起条5と第2突起条6との間にカ
バー2の側壁12を挿入して第1突起条5を外方
へ折り曲げ、これによりできた空間を利用して緊
締手段によりケース1に第2突起条6を介してカ
バー2を取付け、取付作業が終わり第1突起条5
を離すと、第1突起条5は緊締手段を覆つて第2
突起条6とでカバー2を挟着する。
この防水形筐体における浸水経路、即ち、第1
突起条5とカバー2の側壁12とが接する箇所か
ら凹部10、カバー2の側壁12内側を経てケー
ス1内に至る浸水経路は第1突起条5と側壁12
の外側面及び第2突起条6と側壁12の内側面の
当接により遮断されており、第4突起条8とケー
ス1の側壁14とが接する箇所からケース1の環
状突起15、環状溝20、上段側壁21の外側面
を経てケース1内に至る浸水経路は第4突起条8
と環状突起15、第3突起条7と環状溝20、第
2突起条6及び第3突起条7と上段側壁21との
当接により遮断されるため、筐体内への浸水は確
実に防止できる。
この防水形筐体は、ケース1の側壁14にパツ
キン3を介してカバー2の側壁12を取付ける緊
締手段がパツキン3で覆われているため、ケース
1とカバー2の接続部の外側には帯状のパツキン
3のみがあらわれる。
尚、平面アンテナを収容する防水形筐体は、マ
スト等に斜設して電波到来方向に正対させるの
で、非環状のパツキンではその切り端を下方にと
り、パツキン端に隙間ができるときは、適当な詰
物で隙間を埋めている。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基いて説明する。第1
図〜第3図において、1は一面開口のケース、2
はカバー、3はパツキンである。
パツキン3はウレタン塩化ビニル製で断面が略
H形を呈し、中央の連結部4の両側に平行突設さ
れた四つの平行突起条5,6,7,8のうち、第
1突起条5には第2突起条6と対向する面にビス
頭9を収容する凹部10を形成すると共に、この
第1突起条5の先端部11と第2突起条6との隙
間をカバー2の側壁12の厚みより狭くして第1
突起条5と第2突起条6とでカバー2を挟着する
ようにしている。第2突起条6と平板状につなが
る第3突起条7とこれと対向する第4突起条8と
の隙間はケース1の側壁14の頂部に形成した環
状突起15の厚みと等しいかわずかに狭くしてい
る。また、第2突起条6にはケース1とカバー2
とを連結するビス16の貫通孔17を形成してい
る。
ケース1は内部に電気機器19、例えば平面ア
ンテナを備え、開口方向に周設さた側壁14の頂
部に形成する環状溝20を介して環状突起15と
連接する上段側壁21には適宜間隔をおいてカバ
ー2を取付けるためのビス16用のねじ孔22を
設け、前記環状溝20はパツキン3の第3突起条
7の厚みと実質的に等しい幅にとつている。
カバー2は開口方向に周設された側壁12を、
ケース1に嵌挿されたパツキン3の第1突起条5
と第2突起条6との間に嵌挿してビス16でケー
ス1に取付けるため、ねじ孔22と対向する位置
にビス貫通孔23を形成している。
ケース1の環状突起15の先端部及びカバー2
の側壁12の先端部は先細に形成してパツキン3
との嵌め合いを容易にし、また、パツキン3の第
3突起条7の先端部は先細に形成してケース1の
上段側壁21及び環状溝20への挿入を容易にし
ている。
第4図に示すものは、パツキン3の第1突起部
5の先端と第2突起部6との隙間をカバー2の外
側面に周設した溝24の箇所のカバー厚みより狭
くすると共に、第1突起条5の先端部11を溝2
4に底面25と下側面26との2面に当接して防
水効果を一層高めている。
本実施例はビス16でカバー2をケース1に取
付けたが、ビスの代わりにワイヤ等でカバー2の
外周を緊縛してケース1に取付けてもよい。ま
た、パツキン3の材料にウレタン塩化ビニルを使
用したが、本考案はパツキン材として前記のもの
に限定されない。
尚、凹部10に水が溜まつた場合、第1突起部
5を開くと排水できる。又、凹部10の最低部と
外部とを小孔27で連通してもよい。この場合に
は激しい雨水の吹上げで小孔27を経て凹部10
へ若干浸水することがあるが、吹上げが弱まり、
あるいは容まると自動的に排水できる。
〔考案の効果〕
以上の説明より明らかなように本考案によれ
ば、溝部でケースの側壁とカバーの側壁に嵌挿し
た断面略H形をなすパツキンの一部でケースとカ
バーを側方から緊締連結する緊締手段を被覆した
から、ケースとカバーとの接続箇所及び合せ目の
外側は帯状パツキンのみがあらわれフランジの如
き大きな突出物なしに確実に防水できる。従つ
て、外観が優美で且つ小型の防水形筐体となし得
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の斜視図、第2図は同
実施例のシール箇所の縦断面図、第3図は同シー
ル箇所におけるビス取付け方法説明図、第4図は
カバーのシール箇所の他の実施例を示す一部切欠
き縦断面図、第5図は従来品のシール箇所の縦断
面図である。 1……ケース、2……カバー、3……パツキ
ン、5……第1突起条、6……第2突起条、7…
…第3突起条、8……第4突起条、10……凹
部、12,14……側壁、15……環状突起、1
6……ビス、20……環状溝、21……上段側
壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面が略H形で且つ四つの平行突起条のうち第
    1突起条の溝側に後述する緊締手段を収容すると
    凹部を形成すると共に第1突起条の先端部と第1
    突起条と対向する第2突起条との間の隙間を後述
    するカバーの側壁の厚みより狭く形成してなるパ
    ツキンと、開口方向に周設された側壁の頂部に、
    外側面を前記第2突起条の内周面及び第2突起条
    と平板状につながる第3突起条の内周面に当接す
    る上段側壁、この上段側壁の外側面に連接して前
    記第3突起条を嵌める嵌状溝及び第3突起条とこ
    れに対向する第4突起条との間に嵌める環状突起
    を形成した一面開口のケースと、周設された側壁
    をパツキンの第1突起条と第2突起条との間に嵌
    挿するカバーと、このカバーの側壁とケースの上
    段側壁とをパツキンの第2突起条を介して緊締す
    る緊締手段とで構成されたことを特徴とする防水
    形筐体。
JP13705286U 1986-09-05 1986-09-05 Expired JPH0443485Y2 (ja)

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JP13705286U JPH0443485Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13705286U JPH0443485Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6342572U JPS6342572U (ja) 1988-03-22
JPH0443485Y2 true JPH0443485Y2 (ja) 1992-10-14

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ID=31040742

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JP13705286U Expired JPH0443485Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2587944Y2 (ja) * 1991-05-31 1998-12-24 日本精機株式会社 防水型ケース

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JPS6342572U (ja) 1988-03-22

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