JPH10151020A - 脱毛装置 - Google Patents

脱毛装置

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JPH10151020A
JPH10151020A JP31434696A JP31434696A JPH10151020A JP H10151020 A JPH10151020 A JP H10151020A JP 31434696 A JP31434696 A JP 31434696A JP 31434696 A JP31434696 A JP 31434696A JP H10151020 A JPH10151020 A JP H10151020A
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hair
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skin
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Shigezaemon Iwasaki
重左エ門 岩崎
Shuichi Sueyoshi
秀一 末吉
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌当たりが良く、刺激が少ない脱毛装置を提
供する。 【解決手段】 毛を導入する隙間を有し、開閉駆動され
て隙間に導入された毛を掴み、且つ回転乃至回動駆動さ
れて肌に対して移動することにより毛を引き抜く引き抜
き手段を複数個備えてなる脱毛ユニット2を設ける。脱
毛ユニット2における引き抜き手段を、脱毛ユニット2
の回転軸の周囲に配置している脱毛装置である。各引き
抜き手段が脱毛ユニット2の回転により公転し且つ公転
運動中に引き抜き手段自身の軸を中心にして自転回転を
行うように設定する。引き抜き手段の開閉動作が引き抜
き手段自身の軸を中心にした自転回転による駆動で行わ
れるように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美容などの目的の
ために体毛を取り除くために使用される脱毛装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】美容などの目的のために体毛を取り除く
ために使用される脱毛装置として、特開平4ー3487
03号が知られている。この従来例にあっては、引き抜
き手段が回転軸の軸方向に直列に並ぶ一対のロッドで構
成され、複数の引き抜き手段を回転軸の周りに環状に配
置して構成してある。そして、引き抜き手段が回転軸の
周りを公転する動作により開閉して毛を引き抜くように
なっている。
【0003】しかし、上記の従来例にあっては、確かに
引き抜き手段が肌面に対して一方向のみの回転のため、
肌を伸ばしながら毛を引き抜くが、引き抜き手段は回転
軸方向に開閉移動するのみで、回転軸と同一方向、同一
速度で公転しているのみであり、このため、毛を毛流れ
に対して逆方向に引き抜くことになって、刺激感が強く
なってしまうという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みて発明したものであって、肌当たりが良く、刺激が少
ない脱毛装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の課題を解
決するために、本発明の脱毛装置は、毛を導入する隙間
を有し、開閉駆動されて隙間に導入された毛を掴み、且
つ回転乃至回動駆動されて肌に対して移動することによ
り毛を引き抜く引き抜き手段を複数個備えてなる脱毛ユ
ニットを設け、脱毛ユニットにおける引き抜き手段を、
脱毛ユニットの回転軸の周囲に配置している脱毛装置に
おいて、各引き抜き手段が脱毛ユニットの回転により公
転し且つ公転運動中に引き抜き手段自身の軸を中心にし
て自転回転を行うように設定し、引き抜き手段の開閉動
作が引き抜き手段自身の軸を中心にした自転回転による
駆動で行われるように設定して成ることを特徴とするも
のである。このような構成とすることで、毛を引き抜く
ための開閉手段の開閉動作を行うことと、脱毛ユニット
を回転乃至回動駆動を行うこととが、別の動作となり、
この結果、脱毛ユニットの回転乃至回動駆動により肌を
引き伸ばしながら、伸ばされた肌を別の回転である引き
抜き手段の自転により行うことができ、脱毛による刺激
を低減できると共に肌伸ばしの回転による肌接触感によ
り刺激感を少なくできることになる。
【0006】また、脱毛ユニットは、引き抜き手段が脱
毛ユニットの回転軸と平行に且つ回転軸の周囲に環状に
配置されて全体が円筒形に形成されていることが好まし
い。このような構成とすることで、簡単な構成によって
引き抜き手段が公転運動する構造とすることができ、ま
た、複数の回転軸が公転するに当たりちょうど円筒状に
回転している状態となって、肌との接触が良くなるもの
である。
【0007】また、脱毛ユニットは、引き抜き手段が回
転する回転板上に放射状に配置されて形成されているこ
とが好ましい。このような構成とすることで、簡単な構
成によって引き抜き手段が公転運動する構造とすること
ができるものである。また、引き抜き手段が一対の円筒
形部材から構成してあることが好ましい。このような構
成とすることで、簡単な構成で開閉自在な引抜き手段を
形成できるものである。
【0008】また、引き抜き手段がコイルばねから構成
してあることが好ましい。このような構成とすること
で、簡単な構成で開閉自在な引抜き手段を形成できるも
のである。また、引き抜き手段に設けたギアと、フレー
ム側に設けたギアとの噛み合いによって引き抜き手段が
その公転により自転駆動されることが好ましい。このよ
うな構成とすることで、簡単な構成により引き抜き手段
が公転運動する際に自転駆動するような機構とすること
ができるものである。
【0009】また、公転における回転方向と、自転にお
ける回転方向とが逆になっていることが好ましい。この
ような構成とすることで、脱毛ユニットの回転により肌
を引き伸ばしながら毛の流れの逆方向から毛を導入し
て、自転による開閉で効率良く把持すると共に毛の流れ
方向に抜くことになり、毛を引き抜く際の刺激を小さく
できるものである。
【0010】また、公転における回転速度が、自転にお
ける回転速度よりも遅くなっていることが好ましい。こ
のような構成とすることで、毛を引き伸ばす動作をゆっ
くりと肌当たりよく行いながら毛を導入し且つ導入した
毛を素早く引き抜いて毛を引き抜く際の刺激を小さくで
きるものである。また、公転駆動される引き抜き手段が
肌伸ばし手段を構成していることが好ましい。このよう
な構成とすることで、簡単な構成で引き抜き手段の公転
運動により肌を引き伸ばすことができるものである。
【0011】また、各引き抜き手段の間に別の肌伸ばし
部材を配置してあることが好ましい。このような構成と
することで、よりいっそう効果的に肌を引き伸ばすこと
ができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】まず図1乃至図5に基づいて本発
明の一実施形態につき説明する。脱毛装置は、モータ1
1を内蔵する本体1と、引き抜き手段を内蔵する脱毛ユ
ニット2とからなるもので、本体1は二つ割りのハウジ
ング10内に上記モータ11を配置するとともに、電源
ジャック14とスイッチ15、そしてモータ11の出力
軸に取付けたピニオン12と噛合する中間ギア13を設
けたものとして形成されている。
【0013】脱毛ユニット2はビス41によって連結さ
れる一対のフレーム38A、38Bと、両フレーム38
A、38Bの対向内面に各々固着される一対の軸止め板
22、22間に配設されて両端の軸部が軸支される軸回
りの回転が自在な回転体23、回転体23の外周面に配
設される複数個の脱毛手段を構成する脱毛爪3とからな
るものである。ここで、複数個の脱毛爪3は脱毛ユニッ
ト2の回転軸である回転体23の軸芯と平行に、且つ軸
周りに環状に配置されていて、全体が円筒状となるよう
に形成してある。このように全体が円筒状となるように
形成することで、脱毛ユニット2を回転することで次々
と脱毛爪3が肌に接する際の肌当たりを良くしている。
【0014】上記回転体23の一端側の外周面には上記
中間ギア13と噛合するギア24が一体に形成してあ
る。また、脱毛爪3は図4に示すように端面同士が小間
隙を介して対向する一対の直線上に並ぶ円筒形部材であ
る一対のロッド50、51からなるもので、各ロッド5
0、51の間にはコイルばね52が一体に形成されてい
る。更に、各ロッド50、51には回転軸方向に穴53
が設けられており、この穴53に軸54が遊挿されてい
る。この軸54は一端がギア24に設けられた穴24a
に回転自在に固定されるようになっており、他端は回転
体23に軸方向にスライド自在で且つ回転体23に対し
て回転不能に取付けられカム板55の穴55aに回転自
在に取付けられるようになっている。
【0015】ここで、一方のフレーム38Aにはねじ穴
38aが設けられており、このねじ穴38aにばね38
bを介してねじ38dを螺合することで、ねじ38dの
締め付けによってばね38bが一方の軸止め板22を介
してカム板55を押圧することでロッド50、51間の
締め付け力を変えられるようにしてある。したがって、
カム板55と接触している軸止め板22は一方のフレー
ム38Aに対してスライド自在となっている。
【0016】なお、回転体23の周方向に並ぶ複数個の
脱毛爪3は各ロッド50、51間のコイルばね52の弾
性で形成される隙間部分が回転体23の軸方向にずれた
位置にくるように形成してある。このように複数の脱毛
爪3の隙間部分を回転体23の軸方向にずれた位置にく
るようにすることで、回転体23の回転により広範囲に
わたって脱毛ができることになる。
【0017】また、脱毛ユニット2の回転方向の円周部
には脱毛爪3間に凹所56が設けてある。この凹所56
には肌伸ばし部材が配置してあり、添付図面に示す実施
形態においては回転自在な肌引き伸ばし用のローラ57
が肌引き伸ばし部材を構成しており、肌引き伸ばし用の
ローラ57を回転自在とした軸がギア24の側面に設け
た穴24bとカム板55に設けた穴55bに嵌め込んで
ある。
【0018】ロッド50、51の端面の円周方向には図
4に示すようにギア50a、51aが一体に設けてあ
り、このギア50a、51aはフレーム38A、38B
の内側面に一体に設けられたギア38cに噛合してあ
る。ここで、ロッド50、51に遊嵌されている軸54
の両端部は断面円形をしていて、ギア24に設けられた
穴24aとカム板55の穴55aに回転自在に嵌め込ん
であり、このため、ギア24によってロッド50、51
はギア24と同一方向に公転回転をするだけでなく、フ
レーム38A、38Bに設けられたギア38c、39c
とロッド50、51に設けられたギア50a、51aが
噛合されているため、ギア24の回転方向とは逆方向に
ロッド50、51が自転回転するようになっている。
【0019】そして、回転体23に取付けられている脱
毛爪3の一方のロッド50には図4に示すように端部に
凸部50bが一体に形成してあり、これがカム板55の
外周面に設けられたカム凸部55bと接しながら回転す
ることで、コイルばね52のばね力に抗してロッド50
がロッド51側に押圧されてロッド50とロッド51と
の対向端面が押接されて脱毛爪3を閉じたり、あるいは
コイルばね52のばね力によりロッド50がロッド51
から離れる方向に移動してロッド50とロッド51との
対向端面間に隙間58が形成されて脱毛爪3を開いたり
するようになっている。
【0020】図5はこの時の動きを順に示しており、図
5(a)に示すように隙間58を介して相対している一
対のロッド50、51は図5(b)に示すようにフレー
ム38A、38Bの開口部のところに達した時点で端面
同士を接触させるものであって、この時、毛28をロッ
ド50、51間の隙間58に挟み込むものであり、そし
て、上記接触状態で図5(c)に示すように毛28を引
き抜くものである。図5において27は肌を示してい
る。ここで、脱毛爪3(ロッド50、51)を軸方向に
複数設けて軸方向の複数の隙間58を有するようにする
と、毛28の引き抜き本数が増え、脱毛効率がよくなる
ものである。
【0021】また、回転自在な肌引き伸ばし用のローラ
57は軸をギア24の側面に設けた穴24bとカム板5
5に設けた穴55bに嵌め込んであるので、回転体23
とともに回転して肌を伸ばすが、脱毛爪3の回転軸54
は回転体23の回転軸とは異なる回転軸で、回転体23
の回転とは逆方向に異なる回転速度で回転して脱毛する
ため、肌を引き伸ばしながら毛流れと同方向に素早く引
き抜くことができるものであり、このことにより、刺激
が小さい脱毛をすることができるものである。
【0022】次に、図6乃至図8に基づいて本発明の他
の実施形態を説明する。この実施形態は、毛の引き抜き
手段がコイルばねである場合を示している。脱毛装置
は、モータ11を内蔵する本体1と、脱毛手段を内蔵す
る脱毛ユニット2とからなるもので、本体1は二つ割り
のハウジング10内に上記モータ11を配置すると共
に、電源ジャック14とスイッチ15、そして、モータ
11の出力軸に取付けたピニオン12と噛合する中間ギ
ア13を設けたものとして形成されている。
【0023】脱毛ユニット2は本体1に設けられたフッ
ク60、61に連結されるフレーム38と、本体に対し
て回転軸62により回転自在に取付けられた回転板63
と、回転板63の上面側において回転軸62を中心とし
て放射状に配置された脱毛爪3とにより構成してある。
ここで、回転板63を回転軸62に取付けるに当たって
は、回転軸62を回転板63の中心の角孔に嵌め込みん
だ状態で回転軸62の先端部のフック65を本体1の上
面部に設けた孔に挿通して孔の下面側に係止すると共に
フック65の突出基部の円弧状の首部65aを孔内に回
転自在に嵌め込むことにより取付けてある。
【0024】回転板63の下面外周部にはギア66が一
体に形成してあり、該ギア66が本体1の上面部に設け
た開口から一部が突出している中間ギア13に噛合して
いる。回転板63の上面部には複数のばね受け凸部72
が周方向に一定間隔で突設してあり、また、ばね受け凸
部72間にはそれぞれ肌伸ばし部材を構成する肌伸ばし
用凸部74が形成してある。
【0025】回転板63を本体1に対して回転自在に取
付けるための回転軸62は、回転板63の中心に設けた
角孔に嵌め込まれることで回転板63と一体となって回
転するようになっており、この回転軸62の中間部分の
外面部は多角形状をしており、各外側面にはそれぞれ孔
77が設けてある。また、回転軸62の上端部は円板状
頭部62aとなっている。
【0026】脱毛爪3は図7、図8に示すようにコイル
ばね67から構成してあり、コイルばね67には軸64
が挿入してあり、この軸64の一端部をギア64の中心
部に圧入固着してあり、また軸64の他端部はカム板6
9の中心に設けた角孔69aに軸64の角状部分64a
がスライド自在ではあるが軸64がカム板69に対して
回転しないように嵌挿してある。そして、コイルばね6
7は一端部がカム板69付近において軸64に固着さ
れ、他端部がカム板69に固着してある。そして、軸6
4の一端部の断面円形状をした部分を回転軸62に設け
た孔77に回転自在に嵌め込み、また軸64の他端部を
ばね受け凸部72に回転自在に嵌め込むことで軸64が
回転自在に支持されるようになっており、この場合、軸
64とともにギア68、カム板69、コイルばね67が
一体となって回転するようになっている。上記のように
して図7、図8に示すように回転板63の上面側に回転
板63の中心から放射状に複数個の回転自在な脱毛爪3
が配置される。
【0027】カム板69には図8に示すようにカム凸部
71が設けてあり、ギア68が回転駆動される時、カム
板69のカム凸部71が回転軸62の上端部の円板状頭
部62aの外側周面に接触し、コイルばね67を回転板
63に設けられたばね受け凸部72との間で押圧圧縮す
るようになっていて、このようにコイルばね67を押圧
圧縮することで毛を挟んで引き抜くようになっている。
ここで、カム凸部71を複数個設けるとコイルばね67
の1回転で複数回毛を挟んで毛を引き抜くことができ、
脱毛効率を上げることができるものである。
【0028】上記したギア68はフレーム38の上端部
の開口の周囲の下面側に環状に設けたギア73に噛合し
ている。しかして、モータ11を回転駆動すると、中間
ギア13介して回転板63が回転し、回転板63の上面
側に放射状に取付けた脱毛爪3が回転板63の中心軸を
中心とした公転運動をする。この時、各脱毛爪3に設け
たギア68がフレーム38に噛合しているため、ギア3
8が回転し、これにより脱毛爪3であるコイルばね67
が公転運動に伴って自転運動をする。このギア38が回
転してコイルばね67が自転運動する時前述のようにカ
ム板69のカム凸部71が回転軸62の上端部の円板状
頭部62aの外側周面に接触したり、離れたりすること
でコイルばね67を押圧圧縮したり、コイルばね67の
螺旋間に隙間を形成したりし、これによりコイルばね6
7の螺旋間の隙間に毛を導入し、コイルばね67を圧縮
して隙間を閉じて毛を挟んで引き抜くという動作を行う
ものである。
【0029】この時、回転板63の回転速度はコイルば
ね67の回転速度よりも遅く設定してあり、回転板63
の上面側においてコイルばね67間に回転板63と一体
に形成した肌伸ばし用凸部74が肌を伸ばしながらコイ
ルばね67が回転板63より速い回転速度で毛を素早く
引き抜くようになっており、このため、脱毛による刺激
を小さくすることができるものである。
【0030】また、肌引き伸ばし用凸部74を肌に接し
て肌を引き伸ばしながらコイルばね67により毛を挟ん
で引き抜く際、肌に対しては回転板63の回転によって
肌引き伸ばし用凸部74が肌を引き伸ばしながら回転す
る方向と逆方向にコイルばね67が回転することにな
り、この結果、図1乃至図5で述べた実施形態と同様
に、本実施形態においても、肌を引き伸ばしながら毛流
れと同方向に素早く引き抜くことができるものである。
【0031】なお、図1乃至図5に示す実施形態、図6
乃至図8に示す実施形態においては、いずれも肌引き伸
ばし部材である肌引き伸ばし用のローラ57や肌引き伸
ばし用凸部74を脱毛爪3間に配置した例を示したが、
肌引き伸ばし用のローラ57や肌引き伸ばし用凸部74
を設けないものであってもよい。この場合には前方の回
転するロッド5、51やコイルばね67により肌が伸ば
されるのでこれが肌引き伸ばし手段を構成することにな
って、効果的に肌を引き伸ばすことができるだけでな
く、肌引き伸ばし用のローラ57や肌引き伸ばし用凸部
74等を配設する箇所にもロッド5、51やコイルばね
67を配設できて、脱毛爪3を多数配設して脱毛効率を
向上させることができるものである。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、各引き抜き手段が脱毛ユニットの回
転により公転し且つ公転運動中に引き抜き手段自身の軸
を中心にして自転回転を行うように設定し、引き抜き手
段の開閉動作が引き抜き手段自身の軸を中心にした自転
回転による駆動で行われるように設定してあるので、毛
を引き抜くための開閉手段の開閉動作の開閉と、脱毛ユ
ニットの回転乃至回動駆動とが、別の動作となり、この
ため、脱毛ユニットの回転乃至回動駆動により肌を引き
伸ばしながら、伸ばされた肌を別の回転である引き抜き
手段の自転により行うことができるものであり、脱毛に
よる刺激を低減できると共に肌伸ばしの回転による肌接
触感により刺激感を少なくして、肌当たりの良い刺激の
少ない脱毛装置を提供できるものである。
【0033】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、脱毛ユニット
は、引き抜き手段が脱毛ユニットの回転軸と平行に且つ
回転軸の周囲に環状に配置されて全体が円筒形に形成さ
れているので、簡単な構成によって引き抜き手段が公転
運動する構造とすることができ、また、複数の回転軸が
公転するに当たりちょうど円筒状に回転している状態と
なって、複数の脱毛手段が公転しながら次々と肌に接触
して脱毛するものであるにもかかわらず、肌当たりのよ
い脱毛ができるものである。
【0034】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、脱毛ユニット
は、引き抜き手段が回転する回転板上に放射状に配置さ
れて形成されているので、簡単な構成によって引き抜き
手段が公転運動する構造の脱毛装置を提供できるもので
ある。また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求
項1記載の発明の効果に加えて引き抜き手段が一対の円
筒形部材から構成してあるので、簡単な構成で開閉自在
な引き抜き手段を形成でき、また、引き抜き手段が円筒
形部材であるため、引き抜き手段が自転して肌に接する
際に肌当たりが良いものである。
【0035】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、引き抜き手段が
コイルばねから構成してあるから、簡単な構成で開閉自
在な引き抜き手段を形成でき、また、引き抜き手段を開
又は閉する際に引き抜き手段を構成するコイルばね自身
のばね力により行うことができるものである。また、請
求項6記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明
の効果に加えて、引き抜き手段に設けたギアと、フレー
ム側に設けたギアとの噛み合いによって引き抜き手段が
その公転により自転駆動されるので、簡単な構成により
引き抜き手段が公転運動する際に自転駆動するような機
構とすることができるものである。
【0036】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、公転における回
転方向と、自転における回転方向とが逆になっているの
で、脱毛ユニットの回転により肌を引き伸ばしながら毛
の流れの逆方向から毛を導入して、自転による開閉で効
率良く把持すると共に毛の流れ方向に抜くことになり、
毛を引き抜く際の刺激を小さくできるものである。
【0037】また、請求項8記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、公転における回
転速度が、自転における回転速度よりも遅くなっている
ので、脱毛ユニットの回転によって毛を引き伸ばす動作
をゆっくりと肌当たりよく行いながら毛を導入し且つ導
入した毛を引き抜き手段の自転運動により素早く引き抜
いて毛を引き抜く際の刺激を小さくできるものである。
【0038】また、請求項9記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、公転駆動される
引き抜き手段が肌伸ばし手段を構成しているので、簡単
な構成で引き抜き手段の公転運動により肌を引き伸ばし
て効果的に脱毛することができるものである。また、請
求項10記載の発明にあっては、上記請求項9記載の発
明の効果に加えて、各引き抜き手段の間に別の肌伸ばし
部材を配置してあるので、よりいっそう効果的に肌を引
き伸ばすことができて、より効果的に脱毛ができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱毛装置の一実施形態を示す全体を示
す断面図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の脱毛ユニットを示す分解斜視図である。
【図4】同上の脱毛爪の一実施形態を示す斜視図であ
る。
【図5】(a)(b)(c)は脱毛順序を示す説明図で
ある。
【図6】本発明の脱毛装置の他の実施形態を示す断面図
である。
【図7】同上の斜視図である。
【図8】同上の脱毛ユニットを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2 脱毛ユニット 3 脱毛爪 38A フレーム 38c ギア 63 回転板 67 コイルばね 50a ギア 51a ギア

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛を導入する隙間を有し、開閉駆動され
    て隙間に導入された毛を掴み、且つ回転乃至回動駆動さ
    れて肌に対して移動することにより毛を引き抜く引き抜
    き手段を複数個備えてなる脱毛ユニットを設け、脱毛ユ
    ニットにおける引き抜き手段を、脱毛ユニットの回転軸
    の周囲に配置している脱毛装置において、各引き抜き手
    段が脱毛ユニットの回転により公転し且つ公転運動中に
    引き抜き手段自身の軸を中心にして自転回転を行うよう
    に設定し、引き抜き手段の開閉動作が引き抜き手段自身
    の軸を中心にした自転回転による駆動で行われるように
    設定して成ることを特徴とする脱毛装置。
  2. 【請求項2】 脱毛ユニットは、引き抜き手段が脱毛ユ
    ニットの回転軸と平行に且つ回転軸の周囲に環状に配置
    されて全体が円筒形に形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の脱毛装置。
  3. 【請求項3】 脱毛ユニットは、引き抜き手段が回転す
    る回転板上に放射状に配置されて形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  4. 【請求項4】 引き抜き手段が一対の円筒形部材から構
    成してあることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  5. 【請求項5】 引き抜き手段がコイルばねから構成して
    あることを特徴とする請求項1記載の脱毛装置。
  6. 【請求項6】 引き抜き手段に設けたギアと、フレーム
    側に設けたギアとの噛み合いによって引き抜き手段がそ
    の公転により自転駆動されることを特徴とする請求項1
    記載の脱毛装置。
  7. 【請求項7】 公転における回転方向と、自転における
    回転方向とが逆になっていることを特徴とする請求項1
    記載の脱毛装置。
  8. 【請求項8】 公転における回転速度が、自転における
    回転速度よりも遅くなっていることを特徴とする請求項
    1記載の脱毛装置。
  9. 【請求項9】 公転駆動される引き抜き手段が肌伸ばし
    手段を構成していることを特徴とする請求項1記載の脱
    毛装置。
  10. 【請求項10】 各引き抜き手段の間に別の肌伸ばし部
    材を配置して成ることを特徴とする請求項1又は請求項
    9記載の脱毛装置。
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