JPH10150646A - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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Publication number
JPH10150646A
JPH10150646A JP8308311A JP30831196A JPH10150646A JP H10150646 A JPH10150646 A JP H10150646A JP 8308311 A JP8308311 A JP 8308311A JP 30831196 A JP30831196 A JP 30831196A JP H10150646 A JPH10150646 A JP H10150646A
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JP
Japan
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image data
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Application number
JP8308311A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Kuroda
昌芳 黒田
Junichi Seki
淳一 関
Toyota Honda
豊太 本多
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10150646A publication Critical patent/JPH10150646A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像通信装置において、画像データの送信がし
ばらくの間途絶えたときに、遅れが少ない画像を見られ
るようにする。 【解決手段】タイマで既に画像データを送信した時間と
送信が途絶えた時間を計測してメモリに記憶し、画像デ
ータの送信を再開するときに、残りの画像データを続け
て送信する場合と、新しい画像を取り込み直して送信す
る場合のそれぞれの場合に対して、上記メモリに記憶し
た時間と送信したデータ量などから画像の遅れ具合を示
す画像遅延度を算出し、該画像遅延度が小さい方法で画
像送信を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の画面信号を
時系列的に伝送する画像通信装置に係わり、特に、バー
ストエラーなど一時的にデータ通信が途絶えることが発
生しやすい無線通信を含む通信経路を経由して画像信号
を伝送する場合や、有線通信経路でも、種類の異なる信
号を伝送するときに信号種別によって伝送優先順位を異
ならせ、優先度の高い種類の信号伝送の発生時に優先度
の低い種類の信号伝送を積極的に中断する場合等のよう
に、多数の画面信号を時系列的に伝送する場合に1画面
分の画像データの送信に要する時間に比べて長時間に亘
る中断がある際に用いて好適な画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線を用いて音声信号及び画像信号を伝
送する画像通信装置の例として、電話回線と接続する固
定部分と、カメラや表示装置を備えた移動部分とで構成
し、両者の間を無線通信経路で接続するものが特開平1
−160286号公報や特開平4−237287号公報
に記載されている。
【0003】音声信号、画像信号、さらには、数値・文
字信号をディジタルデータ化して電話回線を用いて送受
信するときに、ノイズなどのためにデータが中断した場
合は中断した部分のデータのみを再送信する方法を用い
るのが一般的である。有線系の電話回線を用いる場合
は、送信データが中断するようなノイズが発生しても瞬
間的な短時間のノイズである場合が多く、再送信するデ
ータ量があまり多くならないので再送信による時間的な
遅れはあまり問題にならない。
【0004】しかし、無線系の通信経路を用いる場合
は、電波が届きにくい位置にいると、有線系に比べて長
時間、データを送受信できなくなる場合がある。特に、
多数の画面信号を時系列的に伝送する画像データの場合
は1画面分のデータを伝送するのにある程度の時間がか
かるため、1画面分の画像データを送信する途中で通信
状態が悪化し、1画面分の画像データの送信に要する時
間に比べて無視することができない時間、画像データの
伝送が一時的に中断する場合がある。通信状態がよくな
ってから続きのデータを送信した場合に、1画面分の画
像データが完成した時点の画像は本来の伝送の過程で生
じる遅延分よりも過去の古い画像を見ることになり、遅
れが大きい場合は意味のない画像になってしまうという
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、通信障害等で画像データの伝送に中断があった場
合、その中断の回復時に最も新しい画像データを伝送、
表示できる画像通信装置を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、時系列的に伝送され
る多数の画面信号の他に、音声信号や数値・文字信号等
の異なる種類の信号を伝送する画像通信装置において、
各種信号を最適に伝送し得る画像通信装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の基本的特徴は、時系列的に伝送される多数の
画面信号を送信する画像通信装置において、1画面分の
画像データを送信する途中で、通信状態が悪くなる等、
なんらかの理由により画像データの伝送が一時的に中断
し、その中断が回復した時、途中まで送信済で受信側で
は未だ表示されていない画面の画像データの続きのデー
タを送信した方がよいか、上記途中まで送信済の画像デ
ータは破棄して最新の画面の画像データを送信し始めた
方がよいかを、既に伝送したデータ量あるいは通信が中
断した時間を元に判断する手段を設け、前者の場合は中
断画面の続きのデータを送信し、後者の場合は最新の画
面の画像データを送信し始めるようにしたことである。
すなわち、本発明によれば、画像データに関しては、通
信の中断があった場合、中断時間の長さ等に応じて画面
単位で中断のあった画像データを再送するかしないか
(間引くか間引かないか)が決定される。
【0008】そして、上記画像通信装置が、画像データ
以外のデータとして、音声データ、数値・文字データも
伝送する場合は、通信の中断に対して次のように対応す
る。
【0009】すなわち、音声データは、1画面分といっ
た決まった区切り単位がないので、伝送障害で中断され
た分は欠落分として扱い、再送等の回復手段は講じな
い。また、数値・文字データは、欠落が許されないた
め、伝送障害等で中断された分以降の、続きデータを再
送する。
【0010】したがって、本発明によれば、画像デー
タ、音声データ、数値・文字データを伝送する画像通信
装置において、通信の中断があった後、通信が回復した
ときのデータ伝送再開にあたり、中断データが画像デー
タであった場合は上記中断データを再送する場合としな
い場合があり、音声データであった場合は上記再送は行
わず、数値・文字データであった場合は上記再送を行
う、マルチメディア対応の画像通信装置が提供される。
【0011】本発明による画像通信装置を具体的に列挙
すれば以下の通りである。
【0012】本発明による画像通信装置は、画像データ
を通信回線を介して送信するに適した信号形態に変換し
て相手に送信し、前記通信回線を介して受信された画像
データを表示するのに適した信号形態に変換して表示す
る画像通信装置において、画像データ送信中に通信障害
などが発生し、一定の間、画像通信ができなかった場合
に、画像データを送信し終えた終了時間および画像デー
タを送信できなかった送信不可時間を計測する計測手段
と、前記終了時間と送信不可時間を記憶する記憶手段を
有し、通信障害などの中断が解除され、画像データの送
信を再開する際に、前記記憶手段に記憶した時間と全て
の画像データを送信するために要する時間をもとに演算
し、送信途中の画像データの続きを送信する場合と、新
たに画像データを取り込み送信する場合とで受信後の画
像の遅れ具合を比較し、優位な方法で画像データを送信
する手段を有することを特徴とする画像通信装置であ
る。
【0013】本発明による画像通信装置は、また、画像
データを通信回線を介して送信するに適した信号形態に
変換して相手に送信し、前記通信回線を介して受信され
た画像データを表示するのに適した信号形態に変換して
表示する画像通信装置において、画像データ送信中に通
信障害などが発生し、一定の間、画像通信ができなかっ
た場合に、画像データを送信できなかった送信不可時間
を計測する計測手段と、前記送信不可時間および既に送
信し終えたデータ量を記憶する記憶手段を有し、通信障
害など、中断が解除され画像データの送信を再開する際
に、前記記憶手段に記憶した時間および送信済みのデー
タ量と、全ての画像データを送信するために要する時間
をもとに演算し、送信途中の画像データの続きを送信す
る場合と、新たに画像データを取り込み送信する場合と
で受信後の画像の遅れ具合を比較し、優位な方法で画像
データを送信する手段を有することを特徴とする画像通
信装置である。
【0014】本発明による画像通信装置は、さらに、上
記画像通信装置のいずれかにおいて、受信後の画像の遅
れ具合を比較した結果が、等しい又は予め定められた基
準値よりも小さい場合は、送信途中の画像データの続き
を送信するか、新たに画像データを取り込み送信するか
を、利用者に選択させることを特徴とする画像通信装置
である。
【0015】本発明による画像通信装置は、さらに、上
記画像通信装置のいずれかにおいて、メッセージ出力手
段を設け、通信障害などが発生し、画像データが送信で
きない場合に、装置本体またはアンテナ等の位置や向き
などの通信状況を改善するための操作又は動作を要求す
るメッセージを出すことを特徴とする画像通信装置であ
る。
【0016】本発明のより具体的な特徴は、時系列的に
伝送される多数の画面信号を伝送する画像通信装置にお
いて、画像信号を入力または生成する手段と、画像信号
をディジタル化して圧縮して画像データに変換する手段
と、画像データの送信を制御して相手装置に伝送し、相
手装置からの画像データを受信してそれぞれ定められた
適切な処理装置に転送する通信手段と、1画面分の画像
データの内、送信済みまたは未送信で残っているデータ
量を記憶する手段と、1画面分の画像データに対する送
信済みのデータ量の割合を計測あるいは計算する手段
と、データの通信が不可能になった場合その経過時間を
計測する手段と、受信した画像データを画像信号に復元
する手段と、ダイアリングや機能選択のための操作手段
と、送受信やユーザ操作などの処理を制御する制御手段
と、電話回線接続手段とを備え、画像データの送信再開
時に、途中まで送信した画面の画像データの続きのデー
タを送信した方がよいか、途中まで送信した画像データ
は破棄して最新の画面の画像データを送信し始めた方が
よいかを、既に伝送したデータ量や通信が中断した時間
を元に判断する手段を設け、前者の場合は中断画面の続
きのデータを送信し、後者の場合は最新の画面の画像デ
ータを送信し始めるように制御することを特徴とする画
像通信装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明による画像通信装置を
いくつかの実施の形態について説明する。
【0018】図1は、プラグ接続形の画像通信装置の例
を示す図で、100は画像通信装置本体、101は送受
話器、102は映像出力端子、103は音声出力端子、
104は映像入力端子、105は音声入力端子、106
は電話回線接続端子、107はディジタル信号入出力端
子、108は携帯電話やPHSなどの無線端末、109
はビデオカメラ、110はモニタ、111はダイアルボ
タン、112は画像送信ボタン、113はデータ入出力
端子である。
【0019】図2は本体と無線端末、ビデオカメラ、モ
ニタなどを一体化した一体形の画像通信装置の例で、1
50は画像通信装置、151はスピーカ、152はマイ
ク、153はカメラ、154はモニタ、155はアンテ
ナ、156はダイアルボタン、157は画像送信ボタン
である。
【0020】図3は、図1で示した画像通信装置の構成
を示すブロック構成図で、201は全体の動作を制御す
るCPU、202はデータをやり取りするシステムバ
ス、203は送受信する映像や音声などのデータを記憶
するためのメモリ、204は画像入力端子104からの
アナログの映像信号をディジタル信号に変換する画像用
A/D変換器、205はディジタル信号に変換された画
像データの圧縮・伸長処理や2画面表示や文字表示など
の特殊表示処理を行なう画像処理部、206は画像出力
端子102に出力するディジタル信号に変換されている
画像データを保持する画像メモリ、207はディジタル
信号に変換されている画像データをNTSCなどのアナ
ログの映像信号に変換して画像出力端子102に出力す
る画像用D/A変換器、208はモデムを用いたディジ
タル通信の確立・切断や送受信するデータのやり取りを
管理する通信制御部、209はディジタル通信時に画像
通信装置内で扱っているディジタルデータを一般の公衆
回線で送受信するためにアナログ信号に変復調するため
のモデム、210はディジタル信号入出力端子が使用中
であるか検知するためのコネクタ着脱検知部、211は
音声入力端子105からのアナログの音声信号と送受話
器101からの音声信号を多重化する混合器、212は
音声入力端子105からのアナログの音声信号をディジ
タル信号に変換する音声用A/D変換器、213はディ
ジタル信号に変換された音声データの圧縮・伸長処理を
行なう音声処理部、214はディジタル信号に変換され
ている音声データをアナログの音声信号に変換する音声
用D/A変換器、215は該音声用D/A変換器からの
音声信号を受話器101と音声出力端子103に分配す
る分配器、216はダイアルボタン111および画像送
信ボタン112からの入力を制御する入力制御部、21
7は時間を計測するためのタイマ、218はデータ入出
力端子113とのデータ入出力を制御するためのデータ
制御部である。
【0021】図4は、図2で示した画像通信装置の構成
を示すブロック構成図で、251は全体の動作を制御す
るCPU、252はデータをやり取りするシステムバ
ス、253は送受信する映像や音声などのデータを記憶
するためのメモリ、254は画像入力端子153からの
アナログの映像信号をディジタル信号に変換する画像用
A/D変換器、255はディジタル信号に変換された画
像データの圧縮・伸長処理や、2画面表示や文字表示な
どの特殊表示処理を行なう画像処理部、256は画像出
力端子102に出力するディジタル信号に変換されてい
る画像データを保持する画像メモリ、257はディジタ
ル信号に変換されている画像データをNTSCなどのア
ナログの映像信号に変換して画像出力端子102に出力
する画像用D/A変換器、258はモデムを用いたディ
ジタル通信の確立・切断や送受信するデータのやり取り
を管理する通信制御部、259はディジタル化された音
声および画像データを変調する変調部、260はディジ
タル化された音声および画像データに復調する復調部、
261はアンテナ155を用いて電波の送受信を行なう
RF部、262はマイク152からのアナログの音声信
号をディジタル信号に変換する音声用A/D変換器、2
63はディジタル信号に変換された音声データの圧縮・
伸長処理を行なう音声処理部、264はディジタル信号
に変換されている音声データをアナログの音声信号に変
換しスピーカ151へ出力する音声用D/A変換器、2
65はダイアルボタン156および画像送信ボタン15
7からの入力を制御する入力制御部、266は時間を計
測するためのタイマ、267はデータ入出力端子158
とのデータ入出力を制御するためのデータ制御部であ
る。
【0022】図1の画像通信装置本体100及び2の画
像通信装置150は、電話回線接続端子106、ディジ
タル信号入出力端子107またはアンテナ155から電
話回線を経由して、画像および音声について同じ送受信
プロトコルを持つ画像通信装置と接続することで映像の
送受信が可能になる。
【0023】図1及び図3において、画像通信装置本体
100は、回線接続端子106を用いる場合、通常の電
話機と同様に発信及び着信を行なうことができ、まず画
像通信装置本体100のダイアル109を用いて通信相
手と通常のアナログ音声での通話を確立する。その後、
一方の画像通信装置本体100の映像送信ボタン110
を押すと、画像通信装置本体100は、自機のモデムを
動作させるとともに、相手機にトーン信号を送り相手機
のモデムも動作させ両機のモデムを介したディジタル通
信を確立する。正常にモデムが接続できたら、各機が回
線出力スイッチをアナログ側からディジタル側に切り替
え、ディジタル化された信号を送受信できるようにす
る。ディジタル信号入出力端子107を用いる場合は、
無線端末108の仕様により異なるが、回線が接続され
た後、ディジタル化された信号を送受信できる状態にす
る。
【0024】一方、図2及び図4において、画像通信装
置150は、音声だけの場合は通常の電話機と同様にダ
イアル156を用いて発信及び着信を行なうことができ
るが、音声データは常にディジタル化されて送受信され
ていて、アナログ音声の電話機と通話する場合は必要に
応じて基地局側でアナログ音声に変換する。映像送信ボ
タン157を押すと、送信するデータのモードを「音声
のみ」から「音声および画像」に切り換える。
【0025】音声信号は、図3又は図4において、音声
用A/D変換器212又は262を通してディジタル化
するとともに、音声処理部213又は263でデータ圧
縮処理を行ないデータ量を削減して、送信処理が始まる
までの間メモリ203又は253に格納される。
【0026】同様に映像信号は、図3又は図4におい
て、画像データの取り込みを行なった時点の1枚分の画
像を画像用A/D変換器204又は254を通してディ
ジタル化した後、一定の画素ブロックごとに分割し、そ
れぞれ画像処理部205又は255でデータ圧縮処理を
行ないデータ量を削減して、送信処理が始まるまでの間
メモリ203又は253に格納される。
【0027】回線の通信速度に比べ、音声のデータ量が
少なければデータ送信に空きができるので、この間に画
像データを送信することで音声の通話をしながら画像の
送受信を実現している。
【0028】画像信号は、画像入力端子104又はカメ
ラ153からの映像信号から1画面分を取り込み、画像
用A/D変換器204又は254でディジタル化したあ
と、一旦画像メモリ206又は256に1画面分の画像
データを保存する。この画像データは画像処理部205
又は255で1画面分の画像データの圧縮処理が終了す
るまでの間、保持されるようになっていて、1画面分の
圧縮処理が終了すると次の画面を取り込む。
【0029】画像処理装置206は、画像メモリ207
内の画像データを、例えば、8ドット×8ドットの適当
な領域のブロックに区切り、それぞれの領域に対してD
CT(離散コサイン変換)などの変換処理を行なった
後、量子化などを行なってデータ量を削減し、送信処理
が始まるまでの間メモリ203に一旦格納される。
【0030】上記画像メモリ206又は256内のデー
タは、画像用D/A変換器207又は257でNTSC
などのアナログの映像信号に戻され、画像出力端子10
2を経由して自機側に接続されたモニタ110又はモニ
タ154に表示することができるようになっている。
【0031】また、送受話器101からの音声信号と音
声入力端子105からの音声信号は、混合器212で混
合された後に、又は、マイク152から直接に、音声用
A/D変換器212又は262でディジタル化され、音
声処理部213又は263でデータ量を圧縮してメモリ
203又は253内に一旦格納するようになっている。
【0032】図3のブロック構成図を用いた場合、通信
制御部208は、メモリ203内に格納されている画像
・音声などのデータをデータの種別などを示すヘッダ情
報を付加してパケット化し相手機に伝送するが、コネク
タ着脱検知部からコネクタの着脱状況を入手し、コネク
タが接続されている場合は、ディジタル入出力端子10
7に、コネクタが接続されていない場合は、モデム20
9を用いて変調して回線接続端子106から公衆回線網
に出力し、逆に該公衆回線網から回線接続端子106を
通して受信した信号をモデム209を用いて復調してデ
ィジタル信号に戻す。
【0033】図4のブロック構成図を用いた場合、通信
制御部258は、メモリ253内に格納されている画像
・音声などのデータをデータの種別などを示すヘッダ情
報を付加してパケット化し変調部259でデータを変調
してRF部261で電波にしてアンテナ155を用いて
送信する。また、アンテナ155を用いてRF部261
で受信した信号は復調部260で復調されディジタル信
号に戻す。
【0034】通信制御部208又は258が受信したデ
ータは、パケットを解析してヘッダ情報を元にパケット
の種別を判断し、該ヘッダ情報を除いたデータ本体をそ
れぞれの処理を行なう部分に転送する。
【0035】上記パケットデータの種別が音声データの
場合は、音声処理部213又は263へデータを転送
し、伸長してディジタルデータに戻して、D/A変換器
214又は264に送り、アナログの音声信号に戻した
後、分配器215により音声信号を分配して、ハンドセ
ット101と音声出力端子103又はスピーカ151に
出力する。
【0036】上記パケットデータが画像データの場合
は、画像処理部205又は255へ転送し圧縮されてい
るデータを伸長して画像メモリ206又は256に格納
する。画面メモリ207はバッファを2画面分持ってい
て、一方は表示用のバッファとして用い、直前に受信し
た画像を保持し、もう一方は受信用のバッファとして受
信中の画像データを順次格納する。画面表示用に画像出
力端子102又はモニタ154に出力する画像は、上記
表示用のバッファにある画像データを用いるが、上記受
信用のバッファに1画面分の画像データを受信し終えた
時点で使用するバッファを切り替え、前者を受信用、後
者を表示用にし、受信途中の画像が表示されないように
なっている。また、画像出力端子102又はモニタ15
4に出力する画像は、画像処理装置205又は255で
必要に応じてスケーリングや2画面表示などの画像処理
を加えた上で、画像用D/A変換器207又は257に
送り、NTSCなどのアナログの映像信号に変換して、
画像出力端子102又はモニタ154に出力する。
【0037】連続して静止画像を送信する場合、送信側
はある時点で画像を取り込み、ディジタル化して圧縮し
た画像データを順に送信して1枚分の画像データを送信
し終えた時点で次の画像を取り込みを送信するという動
作を繰り返す。受信側では受信中の画像データをまず第
1の画像データ用バッファに蓄積し、1枚分の画像デー
タの受信が完了した時点で画像データとして出力する。
同時に続けて受信される次の画像の画像データを第2の
画像データ用バッファに蓄積し、1枚分の画像データの
受信が完了した時点で画像データとして出力する画像を
第2の画像データ用バッファの画像に切り換える。同時
に続けて受信される次画面の画像データを第1の画像デ
ータ用バッファに蓄積し、これを繰り返して、静止画を
連続して送るようになっている。
【0038】上記のような方法で静止画を送信する場
合、送信側のある時点で取り込んだ画像データは、音声
データの合間に送信されるため、受信側で1枚分の画像
データを全て受信して1枚の画像が完成するためにはあ
る程度の時間がかかる。そのため、受信側の画像は伝送
にかかった時間だけ遅れた古い画像になり、次の画像に
更新されるまで表示し続けている間も時間経過とともに
次第に遅れが大きくなっていく。
【0039】ここで、1枚の画像データを送信するため
にT秒の時間がかかり、画像の取り込み処理にかかる時
間や画像データを再構成するための時間はTに比べて小
さく無視できるとした場合、時間の経過と受信側で出力
(表示)されている画像が送信側で画像を取り込んだ時
点からみての遅れ時間の関係を表すと図5のようにな
る。
【0040】すなわち、図5において、送信側では、時
刻0の時点で取り込んだ画像aのデータは、破線aで示
すようにT秒間かかって受信側に送られ、送り終えた時
刻Tの時点で次の画像bを取り込み、破線bで示すよう
にT秒間かけて送信し、このような処理を繰り返してい
る。
【0041】受信側では1枚目の画像aのデータが揃う
までのT秒間は画像が表示されず、太実線aで示すよう
に、画像aが完成した時刻Tの時点から画像aの表示を
始め、次の画像bのデータが揃う時刻2Tまで表示し続
ける。時刻2Tの時点で画像bの表示を始めるが、この
画像は時刻Tの時点で取り込んだ画像なので、画像の遅
れとしては、2T−T=T秒になる。画像a,bなどの
表示は静止しているが、時間の経過とともに画像の遅れ
は比例して大きくなっているので、受信側でそれぞれの
時刻で表示している画像の遅れは、図5の太実線までの
高さで示される。したがって、これを積分した細縦線部
分の面積の大きさは、受信側で見ている画像の遅れの大
きさを示している。図5の例では、T秒を1サイクルと
した繰り返しになっていて、面積(T+2T)×T/2
を、1サイクルの時間T秒で割った1.5Tが画像の遅
れの平均値になり、画像1枚あたりの送信時間Tに比例
して画像の遅れも大きくなることがわかる。
【0042】図5は、データが正常に送受信されている
場合を示しているが、一般に、伝送系にノイズなどが入
ったために正しくデータが受信できなかった場合、受信
側から、エラーになったパケットの再送要求を出して再
送してもらうようになっている。有線による伝送系では
瞬間的なノイズの場合が多く、数パケットのデータを再
送したとしても全体の伝送時間には大きな影響は与えな
い。ところが無線による伝送系の場合は、端末の位置や
アンテナの方向によっては1枚の画像データを送信する
ための時間T秒に比べても無視することができない時
間、データを伝送できない場合があり得る。
【0043】いま、図6のように、時刻(T+S)の時
点から通信状態が悪くデータが伝送できなくなり、通信
不能状態がE秒間継続し、時刻(T+S+E)の時点に
通信状態が回復しデータ伝送を再開する場合を考える。
タイマは、時刻Tの時点から計測を開始し、時刻(T+
S)の時点で計測を終了し、この間の時間Sをデータを
送り終えた時間としてメモリに記憶する。時刻(T+
S)の時点から計測を開始し、時刻(T+S+E)の時
点で計測を終了し、この間のE秒間をデータが送られな
かった時間としてメモリに記憶する。
【0044】受信側では時刻Tの時点から太実線aで示
すように画像aの表示を開始するが、時刻2Tの時点で
はまだ画像bのデータは揃っていないため表示できず、
画像aを表示し続けている。データが送られない期間の
前に伝送したデータをb1、回復後に伝送したデータを
b2とすると、(b1+b2)は画像bの1枚分のデー
タなので伝送に必要な時間はT秒だから、実際に画像b
を伝送するためには(E+T)の時間がかかっているの
で、時刻(2T+E)の時点から画像bの表示を始め
る。このとき、画像bは時刻Tの時点の画像なので、
(T+E)前の画像を表示していることになる。時刻
(3T+E)の時点になると(2T+E)の時点に取り
込んだ画像cを表示し始めるので、画像の遅れはTとな
り図5で示した場合と同様な通常のサイクルに戻る。こ
のように、時刻Tから時刻(3T+E)までの、画像の
遅れの平均値(画像遅延度)を求め、この値をDcとす
ると、(数1)のように表すことができる。
【0045】
【数1】
【0046】このとき、データを送信できないEの期間
が長くなると、画像送信を再開した後に受信が完了して
表示される画像は、画像を取り込んでからかなり時間が
たったものになってしまう。場合によっては画像送信を
再開するときに、その時点の画像を取り込んで送信し直
した方がよいときがある。
【0047】図7のように時刻Tの時点からS秒間、画
像bのデータを送信したが、時刻(T+S)の時点から
E秒間は通信状態が悪くデータが伝送できず、通信状態
が回復した時刻(T+S+E)の時点で、その時点での
画像b’を取り込みデータ伝送を再開した場合を考え
る。受信側では時刻Tの時点から画像aの表示を開始す
るが、1枚分の画像データが揃うのが時刻(T+S+
E)の時点から送信を始めた画像b’の受信が完了する
時刻(2T+S+E)の時点なので、それまでは画像a
を表示し続けている。画像b’の受信が完了し表示を始
める時点で画像の遅れはT秒となり通常のサイクルに戻
る。このように時刻Tから時刻(2T+S+E)の時点
までの画像の遅れの平均値(画像遅延度)を求め、この
値をDrとすると(数2)のように表すことができる。
【0048】
【数2】
【0049】Dcの値はEの長さが決まると算出するこ
とができ、Eの値が変化するとともに図8の太線Dcで
表すように画像遅延度が変化する。Drの値はSとEの
長さが決まると算出することができ、Sの長さに応じて
図8の下側の実線Dr(S=0のとき)からS/2だけ
上(遅れが大きい方向)にずれた実線Drに平行な直線
になる。またSがTと等しくなるということは、1枚分
の画像の受信を完了したことになるので、Sの値がTの
値より大きくなることはない。従って、Sは0からTま
での値をとるので、Drは図8の下側の実線Dr(S=
0のとき)と上側の実線Dr(S=Tのとき)の範囲の
中の1本の直線になる。
【0050】DcおよびDrの値は、大きいほど古くな
った画像を見ていることを示しているので、DcとDr
で値が小さい方の画像送信方式を用いれば、より遅れが
小さい画像を見ることができる。DrとDcの差をとる
と、数3のようになる。
【0051】 Dc−Dr={TE−(2T+E)S}/2(2T+E) (数3) (ただし、0<S<T) 上記の値が、正の場合は新たに画像を取り込んで送り直
した方が総合的な遅れが小さい画像を見ることができ、
負の場合は残りのデータを続けて送った方がよいことに
なる。0の場合はどちらの方法を用いても画像遅延度に
関しては変わらない。
【0052】ただし、新たに画像を取り込んで送り直す
場合は、次の画像に切り替わるまでの時間がS秒だけ長
くなるので、判定の基準を(数3)の値の正負ではな
く、指定された値と比べた大小や、Sの値が予め指定さ
れたり利用者が指定した時間より長いときは新たな画像
を取り込み直さないようにするなど別の判断基準を用い
てもよい。
【0053】(数3)の値が一定の範囲内にあり、どち
らの方法を用いても大きな差がない場合などは、図9の
ような問い合わせ画面を表示して利用者が判定するよう
にしてもよい。定められた時間内に利用者の応答がない
場合は予め定められているデフォルト値が選択されたと
解釈して動作をするようになっている。この間、ユーザ
が応答し終えるまでデータを送信しないのは無駄なの
で、予め定められている方法で画像データの送信を仮に
開始するようにしてもよい。このとき、デフォルト値と
同じ方法で開始しておくとユーザの応答がなくて動作を
継続するときに、問い合わせ処理による送信処理のやり
直しなどの影響がほとんど発生しない。
【0054】また、静止画を連続して送信しないで送信
側で指定した特定の静止画を送信する場合などは、新た
に画像の取り込むことはできず、画像の古さという概念
は関係がないので、障害が発生して画像データが送信で
きない状況が発生しても回復後は続きの画像データを送
信するようになっていて、上記で述べたような判断は必
要はない。
【0055】これまでは、受信側で少なくとも1枚の画
像を受信した後に障害が発生して画像データが送信でき
なくなった場合の説明をしたが、1枚目の画像データを
送信中に障害が発生した場合は、障害発生中に受信側で
表示している画像がないので、上記のような画像遅延度
で比較することは妥当ではない。
【0056】それぞれの場合の障害発生による不利益を
考えて見ると、継続して残りの画像データを送信する場
合は、図10のように1枚目の画像遅延度がEだけ大き
く(古く)なっている。
【0057】画像を取り込み直す場合は、図11のよう
に1枚目の画像の表示開始が、上記に比べS秒遅くなる
代わりに、画像遅延度は通常と同じになっている。表示
している画像の古さと表示開始が遅くなることを単純に
比較することはできないが、前者の場合は画像遅延度が
Sだけ大きくなり、S・Tの損失(図10の領域A)が
あったとみなし、後者の場合は平均して1.5Tの画像
遅延度の画像をS秒間見ることができなかった(遅れ
た)ために1.5T・Sの損失(図11の領域B)があっ
たとみなし、該損失を比較するとEの時間が1.5Sよ
りも大きいときは継続したときの方が損失が大きくな
り、画像を取り込み直した方がよいと判定することがで
きる。ただし、利用目的などにより、どちらを重要視す
るかは異なるので、上記で述べたような様々な判定基準
を用いたり、利用者に判断を求めるようにしてもよい。
【0058】また、無線区間での送信に障害が発生する
原因は、アンテナの位置や向きが悪い場合が多く、位置
や向きを少し変えるだけで改善する場合も多い。そこ
で、図12のような画面を表示したり警告音などで、利
用者に知らせるようにしてもよい。
【0059】以上、画像データが中断された場合につい
て中断後のデータ送信再開について詳述したが、音声デ
ータが中断された場合は中断された音声データの再送は
行わず新音声データの送信から再開し、、又、文字・数
値データが中断された場合は中断された文字・数値デー
タの再送から再開する。
【0060】以上、説明した、いくつかの実施の形態に
おいては、無線区間を含む通信経路において、上記無線
区間で障害が発生した場合の例で説明したが、有線を用
いた通信系の場合でも、別の電話が割り込んだり同一の
回線を複数の機器で共有している場合など、一時的に通
信回線を使用できなくなる場合などや、モデムが通信レ
ートを変更するときなど一定期間データ転送ができない
場合があり、本発明を適用することができる。
【0061】また、以上説明した実施の形態は、無線区
間を公衆回線の区間とした場合であるが、カメラなどを
本体とコードレスで通信するようにし、画像通信装置内
での画像信号の伝送に無線を利用する場合でも同様に実
施することができる。このときの通信方法は赤外線によ
る光通信など他の方法を用いてもよい。
【0062】さらに、前記した実施の形態は、静止画を
一定時間間隔で伝送する場合であったが、動画の場合や
画像の伝送時間が一定でない静止画の場合でも同様に実
施することができる。また、送受信するデータが画像デ
ータでない場合でも、例えば車を運転中に交差点付近で
交通情報を取得する場合は、古くなったデータ(通り過
ぎてしまった場所の情報)では意味がないので、データ
の送受信が中断した時間に応じて続きのデータを送信す
るか新しいデータを取得し直して送信する場合などに本
発明を適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、画像
通信装置において、画像データを送信中に障害が発生
し、しばらくの間、画像データを送信できなかった場
合、画像データの送信再開時に途中まで送信した画像デ
ータの続きを送信するか、新しい画像を取り込み直して
送信した方がよいかを判定し、送信を再開するようにし
たので、受信側では、通信障害などが発生しても最も遅
れ方が小さい画像を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の概要を示す外観構成図。
【図2】第2の実施形態の概要を示す外観構成図。
【図3】第1の実施形態の構成を示すブロック構成図。
【図4】第2の実施形態の構成を示すブロック構成図。
【図5】画像データを通常に送信しているときの画像の
遅れ具合を示す説明図。
【図6】画像データ送信再開時に、続けて残りの画像デ
ータを送信した場合の画像の遅れ具合を示す説明図。
【図7】画像データ送信再開時に、新たに画像データを
取り込み直して送信した場合の画像の遅れ具合を示す説
明図。
【図8】画像データ送信再開時に、続けて残りの画像デ
ータを送信した場合と新たに画像データを取り込み直し
て送信した場合の画像の遅れ具合を比較した結果を示す
説明図。
【図9】画像データ送信再開時に、利用者に送信方法を
問い合わせる場合の表示画面例を示す説明図。
【図10】画像データを送信し始めた直後に障害が発生
したとき、画像データ送信再開時に続けて残りの画像デ
ータを送信した場合の画像の遅れ具合を示す説明図。
【図11】画像データを送信し始めた直後に障害が発生
したとき、画像データ送信再開時に新たに画像データを
取り込み直して送信した場合の画像の遅れ具合を示す説
明図。
【図12】画像データを送信中に障害が発生したとき
に、利用者に情報を与える表示画面の例を示す画面図。
【符号の説明】
100…画像通信装置本体、101…送受話器、102
…映像出力端子、103…音声出力端子、104…映像
入力端子、105…音声入力端子、106…電話回線接
続端子、107…ディジタル信号入出力端子、108…
無線端末、109…ビデオカメラ、110…モニタ、1
11…ダイアルボタン、112…画像送信ボタン、11
3…データ入出力端子、150…画像通信装置、151
…スピーカ、152…マイク、153…カメラ、154
…モニタ、155…アンテナ、156…ダイアルボタ
ン、157…画像送信ボタン、158…データ入出力端
子、201…CPU、202…システムバス、203…
メモリ、204…画像用A/D変換器、205…画像処
理部、206…画像メモリ、207…画像用D/A変換
器、208…通信制御部、209…モデム、210…コ
ネクタ着脱検知部、211…混合器、212…音声用A
/D変換器、213…音声処理部、214…画像用D/
A変換器、215…分配器、216…入力制御部、21
7…タイマ、218…データ制御部、251…CPU、
252…システムバス、253…メモリ、254…画像
用A/D変換器、255…画像処理部、256…画像メ
モリ、257…画像用D/A変換器、258…通信制御
部、259…変調部、260…復調部、261…RF
部、262…音声用A/D変換器、263…音声処理
部、264…音声用D/A変換器、265…入力制御
部、266…タイマ、267…データ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 豊太 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時系列的に伝送される多数の画面信号を送
    信する画像通信装置において、1画面分の画像データを
    送信する途中で、上記画像データの伝送が中断し、その
    中断が回復した時、途中まで送信済で受信側では未だ表
    示されていない画面の画像データの続きのデータを送信
    するか、上記途中まで送信済の画像データは破棄して最
    新の画面の画像データを送信し始めた方がするかを、既
    に伝送したデータ量あるいは通信が中断した時間を元に
    判断する手段を設け、前者の場合は中断画面の続きのデ
    ータを送信し、後者の場合は最新の画面の画像データを
    送信し始めるようにしたことを特徴とする画像通信装
    置。
  2. 【請求項2】時系列的に伝送される多数の画面信号を送
    信する画像通信装置において、1画面分の画像データを
    送信する途中で、上記画像データの伝送が中断し、その
    中断が回復した時、画面単位で中断のあった画像データ
    を再送するかしないか(間引くか間引かないか)を決定
    する手段を設けたことを特徴とする画像通信装置。
  3. 【請求項3】画像データ、音声データ及び数値・文字デ
    ータを伝送するマルチメディア対応の画像通信装置にお
    いて、通信の中断があった後、通信が回復したときのデ
    ータ伝送再開にあたり、中断データが画像データであっ
    た場合は上記中断データの再送を行うか否かを決定し中
    断画像データ又は新画像データの伝送を開始し、音声デ
    ータであった場合は上記中断データの再送は行わず新音
    声データの伝送を開始し、数値・文字データであった場
    合は上記中断データの再送を開始することを特徴とする
    画像通信装置。
  4. 【請求項4】画像データを通信回線を介して送信するに
    適した信号形態に変換して相手に送信し、前記通信回線
    を介して受信された画像データを表示するのに適した信
    号形態に変換して表示する画像通信装置において、画像
    データ送信中に通信障害などが発生し、一定の間、画像
    通信ができなかった場合に、画像データを送信し終えた
    終了時間および画像データを送信できなかった送信不可
    時間を計測する計測手段と、前記終了時間と送信不可時
    間を記憶する記憶手段を有し、通信障害など、中断が解
    除され画像データの送信を再開する際に、前記記憶手段
    に記憶した時間と全ての画像データを送信するために要
    する時間をもとに演算し、送信途中の画像データの続き
    を送信する場合と、新たに画像データを取り込み送信す
    る場合とで受信後の画像の遅れ具合を比較し、優位な方
    法で画像データを送信する手段を有することを特徴とす
    る画像通信装置。
  5. 【請求項5】画像データを通信回線を介して送信するに
    適した信号形態に変換して相手に送信し、前記通信回線
    を介して受信された画像データを表示するのに適した信
    号形態に変換して表示する画像通信装置において、画像
    データ送信中に通信障害などが発生し、一定の間、画像
    通信ができなかった場合に、画像データを送信できなか
    った送信不可時間を計測する計測手段と、前記送信不可
    時間および既に送信し終えたデータ量を記憶する記憶手
    段を有し、通信障害など、中断が解除され画像データの
    送信を再開する際に、前記記憶手段に記憶した時間およ
    び送信済みのデータ量と、全ての画像データを送信する
    ために要する時間をもとに演算し、送信途中の画像デー
    タの続きを送信する場合と、新たに画像データを取り込
    み送信する場合とで受信後の画像の遅れ具合を比較し、
    優位な方法で画像データを送信する手段を有することを
    特徴とする画像通信装置。
  6. 【請求項6】受信後の画像の遅れ具合を比較した結果
    が、等しい又は予め定められた基準値よりも小さい場合
    は、送信途中の画像データの続きを送信するか、新たに
    画像データを取り込み送信するかを、利用者に選択させ
    ることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の画像通
    信装置。
  7. 【請求項7】画像通信装置はメッセージ出力手段を有
    し、通信障害などが発生し、画像データが送信できない
    場合に、装置本体またはアンテナ等の位置や向きなどの
    通信状況を改善するための操作又は動作を要求するメッ
    セージを出すことを特徴とする請求項4ないし請求項6
    のいずれかに記載の画像通信装置。
  8. 【請求項8】時系列的に伝送される多数の画面信号を伝
    送する画像通信装置において、画像信号を入力または生
    成する手段と、画像信号をディジタル化して圧縮して画
    像データに変換する手段と、画像データの送信を制御し
    て相手装置に伝送し、相手装置からの画像データを受信
    してそれぞれ定められた適切な処理装置に転送する通信
    手段と、1画面分の画像データの内、送信済みまたは未
    送信で残っているデータ量を記憶する手段と、1画面分
    の画像データに対する送信済みのデータ量の割合を計測
    あるいは計算する手段と、データの通信が不可能になっ
    た場合その経過時間を計測する手段と、受信した画像デ
    ータを画像信号に復元する手段と、ダイアリングや機能
    選択のための操作手段と、送受信やユーザ操作などの処
    理を制御する制御手段と、電話回線接続手段とを備え、
    画像データの送信再開時に、途中まで送信した画面の画
    像データの続きのデータを送信した方がよいか、途中ま
    で送信した画像データは破棄して最新の画面の画像デー
    タを送信し始めた方がよいかを、既に伝送したデータ量
    や通信が中断した時間を元に判断する手段を設け、前者
    の場合は中断画面の続きのデータを送信し、後者の場合
    は最新の画面の画像データを送信し始めるように制御す
    ることを特徴とする画像通信装置。
JP8308311A 1996-11-19 1996-11-19 画像通信装置 Pending JPH10150646A (ja)

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JP8308311A JPH10150646A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 画像通信装置

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JP8308311A Pending JPH10150646A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 画像通信装置

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JP (1) JPH10150646A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100761588B1 (ko) * 1999-05-17 2007-09-27 교세라 가부시키가이샤 휴대 영상 전화 단말
JP2009049787A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Funai Electric Co Ltd 電子機器

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100761588B1 (ko) * 1999-05-17 2007-09-27 교세라 가부시키가이샤 휴대 영상 전화 단말
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