JP4088750B2 - 非常通報映像伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、非常事態の発生時に、電話回線を通じて、所定の通報先に通報メッセージを送出すると共に、映像情報を、前記所定の通報先に送るようにするための非常通報映像伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、賊の侵入、火災発生等の非常事態が発生した場合に、非常用押ボタンスイッチやセンサにより起動されて、警察署や消防署などの予め設定された通報先のダイヤル番号を電話回線を通じて送出し、通報先の相手が応答すると、予め記憶されている音声の通報メッセージを送出するようにする非常通報装置が知られている(例えば特公昭63−37549号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の非常通報装置は、予め記憶されている音声メッセージが通報メッセージとして送られるものであるため、通報先では、その非常通報がどの程度の緊急度であるかを的確に判断することが困難であった。
【0004】
通報先である警察署や消防署からの逆信により、通報を行なった者とが通話可能となるので、その通話により、非常通報の緊急度を確認することができるが、その場合でも、逆信による通話が行なわれるまで、非常通報の緊急度を判断することができず、その遅れた時間分だけ、適切な対応をする時間が遅れることになる。
【0005】
また、通報側が無人の状態で、例えばセンサにより非常通報が起動された場合には、逆信による通話はできないので、非常通報の緊急度は、判別のしようがない。
【0006】
そこで、この点を改善した新規な非常通報装置を開発することにより、この問題点を解決することもできるが、それでは、上述の従来からある非常通報装置が無駄になってしまうと共に、非常通報装置の使用者には、新規の装置の購入を強いることによって大きな経済的な負担を強いることになり、好ましくない。
【0007】
この発明は、以上の点にかんがみ、従来からある非常通報装置を用いることができると共に、非常通報メッセージが通報先に送られるときに、通報先において、非常通報の緊急度や重要度を的確に判断することができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、
起動信号に応じて回線を捕捉し、予め定められた通報先のダイヤル番号送出をした後に、前記通報先の応答を待って所定の音声通報メッセージを前記通報先に送出する非常通報装置が接続されるアナログポートと、
1または複数個の撮像装置からの映像信号を受け付ける1または複数個の映像信号入力端子と、
1または複数の電話回線に接続される電話回線用端子部と、
前記アナログポートに接続された装置からの前記回線捕捉に応じて、前記電話回線の一つを、前記音声通報メッセージの送出用として捕捉すると共に、前記通報先のうちの、関連する映像情報送信先が存在する特定の通報先については、当該特定の通報先のダイヤル番号情報に加えて前記関連する映像情報送信先の電話番号情報を記憶し、前記映像信号入力端子からの映像信号に基づく映像情報の前記電話回線に対する送出を制御するための制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記アナログポートに接続された装置からの発呼時のダイヤル番号情報を監視して、発呼先が前記関連する映像情報送信先が存在する特定の通報先であるか否かを判別し、前記関連する映像情報送信先が存在する特定の通報先であると判別したときにのみ、前記音声通報メッセージの前記通報先への送出に加えて、前記映像情報の前記映像情報送信先への送信を実行する
ことを特徴とする非常通報映像伝送装置を提供する。
【0009】
また、請求項2の発明においては、
請求項1に記載の非常通報映像伝送装置において、
前記1または複数の撮像装置からの映像信号に基づく映像情報を、予め、蓄積部に蓄積しておく機能を備え、
前記制御部は、前記撮像装置からの当該時点において撮影されて得られるリアルタイム映像の前記映像情報を前記映像情報送信先に送信し、前記リアルタイム映像の前記映像情報の送出中に前記通報先からの切換指示を受信したときに、前記リアルタイム映像の前記映像情報に代えて前記蓄積部に蓄積されている前記映像情報を前記映像情報送信先に送ると共に、前記映像情報送信先との回線を切断した後、前記蓄積部から前記映像情報送信先に送信した前記映像情報を破棄し、その後、新たな映像情報の蓄積を開始する
ことを特徴とする。
【0010】
さらに、請求項3の発明は、
請求項1に記載の非常通報映像伝送装置において、
前記制御部は、前記映像情報送信先からの映像の画サイズの変更指示に応じて、前記映像情報送信先に送る前記映像情報の映像の画サイズを変更する手段を備える
ことを特徴とする。
【0017】
【作用】
上述のように構成した請求項1の発明においては、非常通報装置が起動されて、回線捕捉要求が出されると、非常通報映像伝送装置の制御部は、一つの電話回線を捕捉する。その後、非常通報装置からの通報先のダイヤル番号が送られてくると、制御部は、捕捉した電話回線を通じて通報先に発呼する。この発呼に応じて通報先が応答すると、非常通報装置から通報メッセージが送られてくるので、制御部は、その通報メッセージを通報先に送る。
【0018】
この通報メッセージの送出と並行して、制御部は、通報先の応答を確認すると、予め定められている通報先に関連する映像情報送信先に発呼を行なう。そして、映像情報送信先の応答を待って、撮像装置で撮影された画像の映像信号を、当該映像情報送信先に送る。
【0019】
したがって、通報先では、通報メッセージと共に、撮像装置で撮影された画像を観ることができ、非常通報の緊急度を、その画像から容易に判別することができる。そして、この発明による非常通報映像伝送装置は、従来からあるアナログ回線用の非常通報装置をそのまま接続して用いることができるので、使用者にとっては、経済的な負担を軽減することができる。
【0020】
また、請求項の発明においては、非常通報映像伝送装置の制御部は、非常通報装置からの発呼時のダイヤル情報を監視して、予め定められた特定の通報先についてのみ、通報メッセージに加えて映像情報を送るようにする。
【0021】
したがって、この請求項の発明によれば、通報先が、対応する映像情報送信先(映像情報受信装置)を備えている場合のみ、映像情報を送信することができ、無駄に、映像情報を送出することがない。
【0024】
また、請求項の発明においては、予め撮像装置からの映像信号を蓄積し、その蓄積した映像信号を映像情報送信先に送信することができる。
【0025】
したがって、この請求項の発明によれば、起動信号に応じて通報動作が開始される前の状況を現す画像を通報先に送ることができ、通報先では、より的確に生じた非常事態を判断できる。
【0026】
また、請求項の発明においては、蓄積された映像信号よりも前に、撮像装置からのリアルタイム映像信号映像情報送信先に送ることができ、通報の発報側の状態を的確に把握することができる。そして、送信された蓄積映像信号は廃棄され、その空いたメモリエリアに新たな撮像映像信号が蓄積される。
【0031】
また、請求項の発明においては、非常通報映像伝送装置の制御部は、映像情報送信先からの映像の画サイズの変更指示を受けると、当該映像情報送信先に映像の画サイズを変更して映像情報を送る。
【0032】
したがって、この請求項の発明によれば、映像情報通報先では、詳細な画像情報が必要な場合には映像の画サイズを大きくするように指示することにより、通報の発報側の状態を的確に把握することができる映像情報を取得できる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、この発明による非常通報映像伝送装置の実施の形態を、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、電話回線として、ISDN回線を効率よく用いて、映像情報を伴う非常通報を行なうようにする場合である。
【0038】
図2は、実施の形態の非常通報映像伝送装置100を備える非常通報システムの接続構成例を示すものである。この実施の形態の非常通報映像伝送装置100は、ISDN回線用のターミナルアダプタの機能を備え、電話網2に接続されているISDN回線1が、この非常通報映像伝送装置100のU点端子101に接続される。
【0039】
この場合、電話網2には、警察署や消防署などの特定の通報先の受信システムが接続されている。通報先の受信システムは、後述するアナログ回線用の非常通報装置10からの通報メッセージを受信するための通報先電話装置3と、映像情報の受信装置4を構成する回線インターフェース装置5および映像受信用のパーソナルコンピュータ6からなる。通報先電話装置3は、警察署や消防署が通報先の場合には、後述するような逆信の機能を備える。
【0040】
この実施の形態では、通報先電話装置3および映像情報の受信装置4には、それぞれ別個の電話番号が割り当てられている。すなわち、通報先電話装置3には、例えば警察署の場合には「110」番、消防署の場合には「119」番の特番が与えられているが、この例の映像情報の受信装置4には、例えば通常の電話番号が割り当てられている。
【0041】
この場合、通報先電話装置3と電話網2との間の電話回線7および映像情報の受信装置4の回線インターフェース装置5と電話網2との間の電話回線8は、アナログ回線あるいはデジタル回線のいずれでもよい。
【0042】
そして、非常通報映像伝送装置100は、デジタルポート(S/T点)102を備え、そのデジタルポート102に、1または複数個のデジタル回線用端末が接続可能であり、図2の例では、デジタル回線用端末11、12が接続されている。
【0043】
また、この例では、非常通報映像伝送装置100は、2個のアナログポート103および104を備え、その一方、図2の例では、アナログポート103は、前述したようなアナログ回線用の非常通報装置用とされ、非常通報装置10が接続される。また、他方のアナログポート104には、電話機やファクシミリ装置などのアナログ回線用電話端末13が接続可能である。
【0044】
非常通報装置10においては、使用者の設定により通報先のダイヤル情報がその内蔵メモリに書き込まれている。通報先としては、例えば警察署や消防署などの場合には、「110番」や「119番」の特番が前記内蔵メモリに書き込まれる。しかし、特定の監視センターを通報先として設定して、前記メモリにその電話番号を書き込んでおくようにすることも勿論できる。
【0045】
この場合、非常通報装置10は、非常通報動作を行っているときには、通報中出力信号を発生する機能を備えるもので、アナログ電話回線に接続すべき端子10aと、非常通報動作中の前記通報動作中信号を出力する端子10bと、逆信を受信して、通報先と通話をするための非常用電話機14を接続するための端子10cとを備える。
【0046】
そして、非常通報装置10の端子10aが、非常通報映像伝送装置100のアナログポート103に接続される。また、非常通報装置10の端子10bは、非常通報映像伝送装置100の端子105に接続される。非常通報装置10からの通報中出力信号は、この端子105を通じて非常通報映像伝送装置100に入力される。
【0047】
さらに、非常通報映像伝送装置100は、この例では、4個の映像信号入力端子106a〜106dを備える。この映像信号入力端子106a〜106dには、それぞれ撮像装置、この例では、ビデオカメラ15a〜15dからの映像信号が入力される。
【0048】
非常通報装置10は、この実施の形態では、非常事態の発生に応じた起動信号の発生に応じて、図3のフローチャートに示すような動作を実行する。
【0049】
すなわち、非常通報装置10は、非常ボタンの押下による起動信号や火災センサなどの監視の結果としての起動信号の発生を監視する。そして、起動信号の発生を検知すると、図3のフローチャートを実行する。
【0050】
まず、ステップS101において回線捕捉動作を行なう。次に、ステップS102において、捕捉した回線において、トーン検出回路によりダイヤルトーンを検出し、交換機側のダイヤル受入れ準備ができているか否かを検出する。または、このステップS102で回線捕捉した後、3秒以上の経過を待つ。
【0051】
そして、ダイヤルトーン検出などにより、交換機側のダイヤル受入れ準備ができていることを確認した後、予め設定されている通報先、つまり、「110番」や「119番」などに自動ダイヤル送出を行なう。次に、ステップS104に進み、通報先の応答があるか否かを通報先からの応答音声が検出されたかどうかにより判別する。通話先の応答がなければ、ステップS105に進み、相手不応答を確認する。この相手不応答は、例えば一定時間以上の相手不応答を検出するものである。
【0052】
ステップS105で相手不応答を確認すると、ステップS106に進み、一旦回線を開放し、次のステップS107で4秒以上待機する。この4秒以上の時間は、回線を完全に解放するための時間である。ステップS107で4秒以上の時間の経過を検出すると、ステップS101に戻り、通報動作をやり直す。
【0053】
ステップS104で相手の応答を確認すると、ステップS108に進み、非常通報装置10のメモリに予め格納されている通報メッセージを、通報先に送出する。そして、通報メッセージの送出後、ステップS109に進み、捕捉していた回線を一旦開放し、その後、5秒間の逆信信号の待機を行なう。すなわち、ステップS110で、逆信を検出(逆信の着呼を検出)したか否か判別し、逆信を検出しないときには、ステップS111で5秒間の経過を判別し、逆信待ちの状態で5秒間経過していないときには、ステップS110に戻って、逆信待ちを継続する。
【0054】
そして、次のステップS111で、5秒間の間、逆信が検出できなかったと判別されたときには、ステップS112に進み、開放していた回線を捕捉して、ステップS108に戻り、通報メッセージの再送を行なう。前述したように、このとき、110番や119番の通報先は回線を保持しているので、この通報先へのダイヤル送出は行わない。
【0055】
そして、ステップS110で逆信を検出すると、ステップS113に進み、非常通報装置に接続されている非常用電話機14のベルを鳴動させ、次のステップS114で非常用電話機14でのオフフックによる応答を待つ。そして、非常用電話機14でのオフフックを検出すると、ステップS115に進み、通報先との相互通話を行い、ステップS116での非常用電話機14のオンフックの確認により、通報処理終了となる。
【0056】
次に、この実施の形態の非常通報映像伝送装置100について説明する。この実施の形態の非常通報映像伝送装置100は、図1に示すように構成される。
【0057】
すなわち、非常通報映像伝送装置100は、DSU(Digital Service Unit;回線終端装置)111と、ISDN回線インターフェース部112と、アナログ回線インターフェース部113,114と、通報中検出回路部115と、映像信号処理部116と、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部117と、制御部120と、映像蓄積用メモリ121とを備えて構成されている。
【0058】
制御部120は、非常通報映像伝送装置100の前記各部を制御するためのマイクロコンピュータを搭載して構成され、時計回路(リアルタイムクロック)を内蔵する。そして、制御部120を構成するマイクロコンピュータは、非常通報時のシーケンスを制御するためのプログラムや、映像蓄積用メモリ121に、カメラ15a〜15dのうちのいずれか一つ、あるいは複数からの映像情報を、常に、所定データ容量分記憶して蓄積するプログラムなどを実行する機能を備えている。この実施の形態においては、送信する映像情報は静止画情報とされており、かつ、その静止画情報をデータ圧縮したものを伝送するようにする。このため、蓄積映像としては、常に所定データ容量分のデータ圧縮された静止画情報が映像蓄積用メモリ121に保存される。
【0059】
また、制御部120を構成するマイクロコンピュータが備えるRAM(Random Access Memory)には、非常通報先に関連して、映像情報を伝送する映像情報送信先がある場合には、その映像情報送信先の電話番号が、対応する非常通報先の電話番号と関係付けられて記憶されている。
【0060】
この制御部120のRAMへの非常通報先および映像情報送信先の電話番号の書き込みは、この非常通報システムの設置時に、使用者あるいは設置者により行なわれる。図2の例の場合には、非常通報の通報先は、特番である「110番」(警察署の指令台)とされ、当該通報先に関連する映像情報送信先の電話番号として、警察署に設けられる映像情報受信用のパーソナルコンピュータを、ISDN回線8に接続するための回線インターフェース装置5に割り当てられた電話番号が、RAMに書き込まれている。
【0061】
U点端子101には、DSU111が接続される。そして、このDSU111にISDNインターフェース部112が接続される。DSU111とISDNインターフェース部112との接続点は、デジタルポート入力端子102inおよび出力端子102outに接続される。制御部120からの制御信号により、ISDNインターフェース部112が制御されると共に、ISDN回線1から取得された情報のうちの制御用情報が、制御部120に供給される。
【0062】
ISDNインターフェース112は、DSU111を介して接続されるISDN回線1とのインターフェース処理を行なうもので、制御回路120は、このISDN回線インターフェース部112を通じて着呼時のデータを取得して解析し、例えば相手の発番号などを検知したり、発呼時に発番号の情報を「SET UP」メッセージに加えて送出したりする。
【0063】
また、アナログポート103および104のそれぞれに対して、アナログ回線インターフェース部113および114が設けられている。これらアナログ回線インターフェース部113および114は、ISDNインターフェース部111に接続される。
【0064】
アナログ回線インターフェース部113および114は、ほぼ同様の回路構成であって、この明細書では、このアナログ回線インターフェース部113,114の詳細な構成の説明は省略するが、特願平9−224588号の明細書にアナログポート対応処理回路として記載されたものを用いることができる。
【0065】
このアナログ回線インターフェース部113,114は、制御部120からの制御を受けて、以下のような機能を果たすものである。
【0066】
・制御回路120の制御を受けて、ISDN回線1に送出するデータをコーディング(符号化)し、また、ISDN回線1からの受信データをデコード(復号化)する。
【0067】
・非常通報装置10などのアナログ回線端末に直流電圧を給電する。
【0068】
・非常通報装置10などのアナログ回線端末からの発呼に応じて、ISDN回線1を通じた相手先から応答があったときに、直流電圧の極性を反転して、アナログポート10aに接続されるアナログ回線用電話端末に相手応答を伝達する。
【0069】
・非常通報装置10などのアナログ回線端末からの回線捕捉要求を検出し、その検出出力を制御回路120に出力する。
【0070】
・非常通報装置10などのアナログ回線端末からダイヤル番号送出があったとき、そのダイヤル情報(電話番号)を識別し、その識別したダイヤル情報を制御回路120に出力する。
【0071】
・非常通報装置10が通報先からの逆信による応答したことによる回線捕捉を監視し、その検出出力を、制御部120に出力する。
【0072】
・逆信待機中に、通報先から逆信があったときに、非常通報装置10に16Hzの呼出信号を送出する。逆信待機中に、通報先から逆信があったときには、この実施の形態の非常通報映像伝送装置100は、非常通報装置10に接続される非常用電話機14でのオフフックによる応答を待たずに、応答を行い、この非常通報映像伝送装置100に接続されているデジタル回線用端末や、アナログ回線用端末で、逆信による着呼による鳴動ができるだけ発生しないようにする。
【0073】
しかし、この非常通報映像伝送装置100での応答から、実際に非常用電話機14のオフフックによる応答があるまでには時間が掛かる場合がある。そこで、実際に非常用電話機14のオフフックによる応答があるまでの間、この実施の形態では、アナログ回線インターフェース部113から擬似リングバックトーンを発生させ、通報先には、実際に非常用電話機14での応答があるまで、この擬似リングバックトーンを送って、不自然な状態になるのを防止する。
【0074】
・逆信待機時間が経過した後、回線を再捕捉して、再度、通報メッセージを送出するときに必要となる通報先のダイヤル番号を記憶する。制御部120は、最初の通報の際に非常通報装置10から送出されるダイヤル情報、すなわち、通報先ダイヤル番号を、制御部120のRAMに記憶するようにする。
【0075】
次に、通報中検出回路部115について説明する。通報中検出回路部115は、非常通報装置10が通報動作中に出力する通報中出力信号を、端子105を通じて受けて検出し、その検出出力を制御部120に供給するためのものである。この検出出力により、制御部120は、非常通報装置10での非常通報動作中を検知する。
【0076】
次に、映像信号処理部116について説明する。映像信号処理部116は、映像信号入力端子106a,106b、106c,106dを通じて入力されるカメラ15a〜15dからの映像信号のうちのいずれか一つを、制御部120からの切り換え制御信号に応じて選択し、その選択した一つの映像信号から静止画を取り込み、取り込んだ静止画の映像信号をA/D変換して、デジタル映像データに変換し、そのデジタル映像データを、所定の圧縮方式、この例では、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式により、データ圧縮する機能を備える。
【0077】
そして、映像信号処理部116は、制御部120からの映像サイズ制御信号により、取り込み静止画の映像サイズを、320×240(1/4サイズ)と、640×480(1/1サイズ)とに切り換え変更可能である。また、映像信号処理部116では、静止画の取り込みインターバルを、0秒から99秒の範囲で、1秒単位で設定することができる。ここで、取り込みインターバルとは、カメラで撮影した映像をJPEG圧縮するための処理終了後から、次の静止画の取り込みまでの時間をいう。
【0078】
この映像信号処理部116は、非常通報時にのみ起動されるのではなく、この実施の形態では、常時、定期時間間隔で、いずれか1台のカメラからの、あるいは複数台のカメラからの映像信号から、静止画を取り込み、制御部120が備える映像蓄積用メモリ121に蓄積する機能を備える。すなわち、非常通報装置10が起動される前の映像情報を蓄積しており、この蓄積された映像情報を通報先に送ることが可能である。
【0079】
非常通報装置10が起動される前の映像情報は、非常通報の起因となる事象を現している場合も多いので、この蓄積映像を通報先側がチェックすることにより、非常通報の緊急性の把握のみならず、事後処理にも役立てることができる。
【0080】
このときの静止画取り込みインターバルは、前述した設定された時間となる。この場合、蓄積される映像情報は、例えば映像サイズが1/1のものとされる。1/4の映像サイズの映像情報は、これを間引き処理することにより容易に得られる。
【0081】
そして、映像蓄積用メモリ121には、映像情報は、例えばリングバッファ形式による記憶方式を用いることにより、その記憶容量分だけ蓄積可能である。つまり、メモリの容量が一杯になるまでは、順次に静止画圧縮画像データが蓄積されていくが、メモリ121の容量が一杯になると、古い静止画圧縮画像データが最新の静止画圧縮画像データによって重ね書きされて、古い静止画圧縮画像データが消去されてゆくものである。したがって、画像メモリには、常に最新の、1または複数のカメラについての複数フレーム分の静止画圧縮画像データが蓄積されていることになる。なお、以下の説明において、映像蓄積用メモリ121に記憶される映像情報を蓄積映像と称することとする。
【0082】
表示部117は、制御部120に、前記取り込みインターバルなどを設定する際の登録事項を表示して、確認するためなどに使用される。
【0083】
次に、以上のような構成の非常通報映像伝送装置100の、非常通報のための動作について、図4〜図8のフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下の説明は、煩雑さを避けるために、非常通報時の動作のみに注目した動作説明となっているが、実際には、デジタル回線用端末11,12からの発呼動作や、アナログ回線用端末13が介在して行なわれる。しかし、それらの動作は、通常のISDN用のターミナルアダプタの動作と同様であるので、ここでは、省略するものとする。
【0084】
また、以下の説明においては、非常通報装置10では、通報先として、警察署、つまり特番の「110番」が設定されているものとする。そして、前述したように、非常通報映像伝送装置100の制御部120には、その通報先と、映像情報送信先である映像受信装置4の回線インターフェース装置5に割り付けられた電話番号とが、対応付けられて記憶されているものとする。
【0085】
非常通報映像伝送装置100では、常時、設定されたインターバル間隔で、1台あるいは複数台のカメラからの映像信号から静止画を取り込み、それをJPEG方式により圧縮して、映像蓄積用メモリ121に記憶している(ステップS201)。
【0086】
そして、非常通報映像伝送装置100は、起動信号に応じて非常通報装置10が起動されて、この非常通報装置10から回線捕捉要求が送られてきたかどうか判別する(ステップS202)。この判別は、アナログ回線インターフェース部113を通じて制御部120が行なう。回線捕捉要求が検出されなかったときにはステップS201に戻り、カメラからの映像信号に基づく静止画映像情報の蓄積動作を継続する。
【0087】
また、ステップS202で、制御部120が非常通報装置10からの回線捕捉要求を検出したときには、制御部120は、ISDN回線1が使用中であるかどうか判別する(ステップS203)。ISDN回線1が使用中であれば、制御部120は、強制的に使用中のISDN回線を切断して強制開放し、非常通報用に2つのBチャンネルの空きを形成する(ステップS204)。
【0088】
この際、この例においては、ISDN回線1の2つのBチャンネルの両方が使用中である場合は勿論のこと、2つのBチャンネルのうちの一方のみが使用中であっても、強制開放して、ISDN回線1を空き状態にする。
【0089】
ステップS203で、ISDN回線1の2つのBチャンネルが空いていると判別したとき、また、ステップS204で使用中であったISDN回線1を強制開放したときには、制御部120は、その空いているISDN回線1を捕捉し、そのことを示すためにダイヤルトーンを、アナログ回線インターフェース部113から非常通報装置10に送るように制御する(ステップS205)。そして、制御部120は、蓄積映像の取り込みを停止する(ステップS206)。
【0090】
前述した非常通報装置10の動作説明から明らかなように、非常通報装置10は、回線捕捉を確認すると、記憶されている通報先の電話番号をダイヤルする。この例の場合には、「110番」がダイヤル送出される。
【0091】
非常通報映像伝送装置100では、非常通報装置10からのダイヤル番号を監視し(ステップS207)、この例では、特番か否か判別する(ステップS208)。このステップS208の処理は、通報先に関連する映像情報送信先があるか否かを判別するもので、この例の場合には、特番である「110番」には、必ず映像情報送信先が存在することを前提にしているため、特番の「110番」であるか否かを判別することにより、通報先に関連する映像情報送信先があるか否かを判別することができる。
【0092】
なお、特番以外の通報先の場合には、通報先の電話番号に対応する映像情報伝送先の電話番号が制御部120の内蔵メモリに記憶されているか否かをチェックすることにより、ステップS208の処理を行なうことができる。
【0093】
ステップS208で特番でないと判別したときには、つまり、この例の場合には、非常通報装置10からの通報先は、関連する映像情報送信先が存在しないと判別したときには、非常通報装置10からの音声通報メッセージのみによる従来と同様の通報を、ISDN回線1を通じて行なうようにするための処理を行なう(ステップS209)。
【0094】
ステップS208で特番であると判別したときには、つまり、この例の場合には、非常通報装置10からの通報先には、関連する映像情報送信先が存在すると判別したときには、非常通報装置10からの音声通報メッセージに加えて、カメラで撮影した映像情報を、ISDN回線1を通じて伝送するための処理を実行する(ステップS210)。
【0095】
そして、ステップS209またはステップS210の通報処理動作が終了すると、ステップS201に戻り、カメラからの映像の蓄積を再開し、次の通報要求を待つ。
【0096】
次に、ステップS210の音声メッセージおよび映像による通報を、ISDN回線1を通じて伝送するための処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0097】
まず、非常通報装置10から送出されたダイヤル番号情報は、アナログ回線インターフェース部113を通じて制御部120に供給される。制御部120は、このダイヤル番号情報を内蔵メモリに記憶すると共に、このダイヤル番号情報に基づいてISDN回線1への発呼動作を行なう。すなわち、「SET UP」メッセージをISDN回線1に送出する(ステップS301)。
【0098】
そして、相手呼出中を非常通報装置10に知らせるために、アナログ回線インターフェース部113を制御して、非常通報装置10にリングバックトーン(RBT)を送るようにする(ステップS302)。そして、この発呼に対する通報先(通報先電話装置3)の応答を待つ(ステップS303)。
【0099】
そして、通報先の応答を検出すると、制御部120は、非常通報装置10からの音声による通報のための処理と、カメラからの映像信号に基づく映像情報の伝送のための処理を並列的に実行する。
【0100】
まず、非常通報装置10からの音声による通報のための処理について説明する。すなわち、制御部120は、通報先の応答を検知すると、アナログ回線インターフェース部113を制御して、非常通報装置10に送っていたリングバックトーンを停止する(ステップS304)。
【0101】
このリングバックトーンの停止により、非常通報装置10は通報先の応答を検知するので、通報メッセージを送出する。この通報メッセージは、非常通報映像伝送装置100のアナログ回線インターフェース部113を通じてISDNインターフェース部112に送られ、符号化されて、ISDN回線1に送出される(ステップS305)。
【0102】
通報メッセージの送出が終了すると、非常通報装置10は、特番からの逆信待ちの状態になり、回線を一旦開放する。非常通報映像伝送装置100の制御部120は、アナログ回線インターフェース部113を通じてこの非常通報装置10による回線開放の検出出力を受け取るのを待つ(ステップS306)。制御部120は、この回線開放の検出出力と、通報中検出回路115からの通報中出力信号とから非常通報装置10の逆信待機状態を認識する。そして、制御部120は、非常通報装置10からの回線開放を検知すると、ISDN回線を一旦切断する(ステップS307)。
【0103】
前述したように、非常通報装置10は、逆信を検出せずに逆信待機状態が5秒以上続いたときには、再度の回線捕捉を行なうので、非常通報映像伝送装置100は、当該再度の回線捕捉がなされたか否か判別する(ステップS308)。
【0104】
そして、再度の回線捕捉がなされたと判別したときには、制御部120は、その内蔵メモリに記憶した通報先のダイヤル番号により、ISDN回線1を通じて発呼を行なう(ステップS309)。そして、続いて非常通報装置10から送られてくる通報メッセージを、前述したようにして、ISDN回線1に送出するようにする(ステップS310)。そして、非常通報装置10による回線開放を待って(ステップS401)、ISDN回線1を切断し(ステップS402)、通報先からの逆信を待つ。
【0105】
ステップS308で非常通報装置10からの回線捕捉を検知しなかったときと、ステップS402の次には、通報先からの逆信による着呼があったか否か判別する(ステップS403)。逆信による着呼がなかったと判別したときには、ステップS308に戻る。
【0106】
そして、制御部120は、ステップS403で、通報先からの逆信による着呼を検出すると、通報中検出回路部115の検出出力により、非常通報装置10が通報中であることを確認したときには、アナログ回線インターフェース部113を制御して、呼出信号を非常通報装置10に送る(ステップS404)。
【0107】
これにより、非常通報装置10に接続された非常用のアナログ電話機14のベルのみが鳴動し、非常通報映像伝送装置100の他のアナログポート104に接続されたアナログ回線用電話端末13のベルは鳴動しない。
【0108】
制御部120は、これと同時に、逆信の「SET UP」メッセージに含まれる発番号により、発呼してきた相手が通報先の「110番」または「119番」であることを検出すると、非常用のアナログ電話機14のオフフックによる応答を待たずに、応答による回線接続のメッセージを送出して(ステップS405)、通報先からの逆信の着呼に対して応答する。そして、制御部120は、アナログ回線インターフェース部113を制御して、擬似リングバックトーンを発生させ、これを逆信をしてきた通報先に送るようにする(ステップS406)。
【0109】
その後、非常用のアナログ電話機14でオフフックによる応答がなされると、この応答による回線捕捉が、アナログ回線インターフェース部113を通じて制御部120で検出される(ステップS407)。制御部120は、この非常通報装置10の応答を検知すると、アナログ回線インターフェース部113を制御して、擬似リングバックトーンの発生を停止させる。
【0110】
これにより、非常用のアナログ電話機14と通報先とは、ISDN回線1を通じての相互通話の状態になる(ステップS409)。
【0111】
その後、非常用のアナログ電話機14で終話動作として電話機のオンフックがなされると(ステップS410)、回線が切断される。以上で音声メッセージによる通報動作は終了となる。
【0112】
次に、この音声による通報に並行して行なわれる映像伝送について、図7および図8のフローチャートを参照して説明する。
【0113】
すなわち、図5におけるステップS303で、通報先(通報先電話装置3)の応答を確認すると、非常通報映像伝送装置100の制御部120は、その内蔵メモリに記憶している通報先に関連付けられている映像情報送信先の電話番号を読み出し、ISDN回線1の、空きとして残っているBチャンネルを使用して、その映像情報送信先に発呼を行なう(ステップS501)。そして、その映像情報送信先からの応答を待つ(ステップS502)。
【0114】
ステップS502で、映像情報送信先からの応答を確認すると、映像信号処理部116では、制御部120からの制御指示により、この例のおいては、映像情報を伝送するカメラとして予め設定されている1台のカメラからの映像信号(そのときに撮影された映像の信号)を取り込み、静止画情報を抽出し、JPEG圧縮して、リアルタイム映像として制御部120に送る。制御部120は、このリアルタイム映像を、ISDN回線1を通じて映像伝送先である映像受信装置4に送る。
【0115】
映像受信装置4では、回線インターフェース装置5を介して、このリアルタイム映像を、映像受信パーソナルコンピュータ6が受け取り、そのディスプレイ画面に表示する。
【0116】
このとき、映像受信パーソナルコンピュータ6では、その画面に、非常通報映像伝送装置100が有するカメラ切り換え機能、リアルタイム映像/蓄積映像切り換え機能、映像サイズ切り換え機能についての制御指示用ユーザインターフェースが表示されており、パーソナルコンピュータ6の使用者は、そのユーザインターフェースを通じて、上記の制御指示を入力することができるように構成されている。
【0117】
そこで、非常通報映像伝送装置100では、制御部120が、映像情報送信先からの制御指示を受信したかどうかを監視しており(ステップS504)、制御指示を受信したと検知したときには、受け取った制御指示は何であるかを判別する(図8のステップS601)。
【0118】
そして、制御指示が「蓄積映像への切換」であったときには、映像蓄積メモリ121に蓄積されている静止画の映像情報に、映像情報送信先に送る映像情報を切り換える(ステップS602)。
【0119】
また、制御指示が「リアルタイム映像への切換」であったときには、映像情報送信先に送る映像情報を、リアルタイム映像に切り換える(ステップS603)。
【0120】
また、制御指示が「映像サイズの変更」であったときには、映像情報送信先に送る映像情報の映像サイズを、指定された映像サイズに切り換える(ステップS604)。前述したように、この実施の形態では、映像サイズは、1/4サイズと、1/1サイズとがあり、そのいずれかに切り換えることになる。
【0121】
また、制御指示が「カメラ切換」であったときには、映像情報送信先に送る映像情報を取得するカメラを、指定されたカメラに切り換える(ステップS605)。
【0122】
以上のステップS602〜ステップS605の次は、図7のステップS504に戻り、制御部120は、再度の映像情報送信先からの制御指示を受信したか否か判別する。
【0123】
ステップS504で、映像情報送信先からの制御指示を受信しなかったと判別したときには、制御部120は、映像情報送信先からの回線切断コマンドを受信したか否か判別し(ステップS505)、回線切断コマンドを受信しなかったときには、ステップS504に戻る。
【0124】
そして、ステップS505で回線切断コマンドを受信したと判別したときには、制御部120は、映像蓄積メモリ121の蓄積映像はすべて送り終わっているかどうか判別する(ステップS506)。映像蓄積メモリ121の蓄積映像が送り終わっていなければ、映像蓄積メモリ121に蓄積されている蓄積映像を最後まで送るようにする(ステップS507)。そして、ステップS506に戻る。
【0125】
ステップS506で蓄積映像はすべて送り終わっていると判別したときには、回線を切断する(ステップS508)。そして、映像蓄積メモリ121の蓄積映像を破棄する(ステップS509)。その後、図4のステップS201に戻り、映像蓄積メモリ121への映像情報の蓄積を再開する。
【0126】
図9は、非常通報装置10から非常通報要求が発生した場合における上述した非常通報映像伝送装置100を経由したISDN回線を用いた通報動作のシーケンスの一例を示す図である。
【0127】
すなわち、前述したように、例えば非常ボタンに基づく通報の起動が発生すると、非常通報装置10は、通報中出力信号を端子10bから出力すると共に、回線捕捉動作を行なう。非常通報映像伝送装置100では、端子105を通じて入力された通報中出力信号を通報中検出回路115が検出し、その検出出力を制御部120に送る。これにより、非常通報映像伝送装置100の制御部120は、非常通報装置10が通報動作中になったことを認識する。
【0128】
また、非常通報映像伝送装置100では、非常通報装置10の回線捕捉動作をアナログ回線インターフェース部113が検出し、その検出出力を制御部120に送る。制御部120は、この回線捕捉検出出力に応じて、アナログ回線インターフェース部113を制御して、ダイヤルトーン信号をアナログポート103を通じて非常通報装置10に供給させるようにする。
【0129】
非常通報装置10は、このダイヤルトーン信号を検出した後、通報先へダイヤル番号送出をする。図9の例では、「110」番をダイヤル送出する。非常通報映像伝送装置100では、アナログ回線インターフェース部113で、このダイヤル番号情報が識別され、制御部120に送られる。制御部120は、このダイヤル番号情報をメモリに記憶すると共に、このダイヤル番号情報に基づいてISDN回線1への発呼動作を行う。すなわち、「SET UP」メッセージをISDN回線1に送出する。
【0130】
そして、非常通報映像伝送装置100の制御部120は、アナログ回線インターフェース部113を制御して、リングバックトーンを発生させ、これを非常通報装置10に送らせるようにする。
【0131】
通報先が応答すると、ISDN交換機側からは、応答による回線接続のメッセージが送られてくるので、非常通報映像伝送装置100の制御部120は、これを検知して、アナログ回線インターフェース部113を制御し、非常通報装置10へのリングバックトーンを停止させ、通報先応答を知らせる。
【0132】
非常通報装置10は、通報先からの応答音声を検出した後、通報メッセージを送出する。この通報メッセージは、非常通報映像伝送装置100で符号化されてISDN回線1に送出され、通報先に送られる。
【0133】
これと同時に、通報先応答を検知した時点で、非常通報映像伝送装置100の制御部120は、ISDN回線1の残りのBチャンネルを用いて、映像受信装置4の回線インターフェース装置5に対して発呼を行なう。そして、回線インターフェース装置5側での応答を確認した後、前述のようにして映像伝送を開始する。そして、映像伝送装置4の映像受信用パーソナルコンピュータ6における使用者の操作により、回線切断コマンドが発生すると、映像伝送用のBチャンネルの回線が切断される。
【0134】
一方、通報メッセージを送出した非常通報装置10は、逆信待ちの状態になり、回線を一旦開放する。非常通報映像伝送装置100の制御部120では、この回線開放をアナログ回線インターフェース113を通じて検出し、回線開放メッセージをISDN交換機側に送出して、回線を切断する。
【0135】
そして、非常通報映像伝送装置100の制御部120では、前述のアナログ回線インターフェース113を通じた回線開放検出と、通報中検出回路部115からの通報中検出出力信号とから非常通報装置10の逆信待機状態を認識する。
【0136】
そして、逆信待機のために回線を開放した後、5秒間の逆信待機時間が経過したにもかかわらず、通報先から逆信がなかった場合には(図9はその場合である)、非常通報装置10は、回線捕捉動作を行なう。すると、非常通報映像伝送装置100では、この回線捕捉をアナログ回線インターフェース部113を通じて検出する。
【0137】
制御部120は、この回線捕捉を検出すると、その内蔵メモリに記憶している通報先のダイヤル番号情報を読み出し、これに基づき、ISDN回線1への発呼動作として、通報先を示す電話番号を含めた「SET UP」メッセージを回線1に送出する。そして、制御部120は、非常通報装置10からの再度の通報メッセージを、ISDN回線1を通じて送るようにし、非常通報装置10からの回線開放に基づき、回線を切断する。
【0138】
その後、通報先が逆信の発呼動作を行なうと、その発呼時の「SET UP」メッセージを非常通報映像伝送装置100は、ISDN交換機側から受け取る。このとき、制御部120は、「SET UP」メッセージに含まれる発番号により、発呼してきた相手が通報先の「110番」であるか否か検出する。
【0139】
この場合、特番である「110番」を検出することにより、逆信による着呼を検出するようにしてもよいが、通報メッセージが送られた通報先からの逆信による着呼を確実に検出するために、この実施の形態では、制御部120は、その内蔵メモリに格納されている通報先のダイヤル番号との一致を検出することにより、通報先からの逆信による着呼を検出する。
【0140】
非常通報映像伝送装置100の制御部120は、この通報先からの逆信による着呼を検出すると、通報中検出回路部115の検出出力により、非常通報装置10が通報中であることを確認した後、アナログポート103を通じてのみ呼出信号を発生させ、非常通報装置10に送る。これにより、非常通報装置10に接続された非常用のアナログ電話機14のベルのみが鳴動する。
【0141】
その後、非常用のアナログ電話機14でオフフックによる応答がなされると、この応答による回線捕捉が、非常通報映像伝送装置100のアナログ回線インターフェース部113で検出される。制御部120は、このアナログ回線インターフェース部113からの回線捕捉検出出力を受けると、応答メッセージをISDN回線1を通じて通報先に送る。これにより、非常用のアナログ電話機14と通報先とは、ISDN回線1を通じての相互通話の状態になる。
【0142】
その後、非常用のアナログ電話機14で終話動作としてオンフック操作がなされると、回線切断のためのメッセージの交換が、非常通報映像伝送装置とISDN交換機との間でなされ、回線が切断される。以上で通報動作は終了となる。
【0143】
[変形例]
なお、以上の実施の形態では、非常通報映像伝送装置100が、非常通報装置専用ではなく、他の一般のアナログ回線用電話端末をも接続可能とするポートを備える場合であるので、非常通報映像伝送装置100は、通報中出力信号を非常通報装置から取得して、通報中動作を検知する必要があったが、非常通報装置専用の非常通報映像伝送装置100の構成であれば、通報中出力信号を監視する必要はない。
【0144】
なお、以上の説明においては、リアルタイム映像として伝送する映像情報は、1台のカメラで撮影されて得られた映像信号から生成した映像情報(静止画情報)としたが、リアルタイム映像として伝送する映像情報(静止画データをJPEG圧縮したもの)は、4台のカメラのうちから選択された複数台、すなわち、この例の場合には、2台または3台あるいは4台すべてのカメラで撮影された映像から生成した映像情報(静止画情報)とすることもできる。
【0145】
その場合、非常通報映像伝送装置100は、複数台のカメラで撮影された映像から生成された圧縮静止画情報を、時分割的に、順次にサイクリックに切り換えたものを、リアルタイム映像として、映像情報送信先である映像受信装置4に伝送するようにする。
【0146】
一方、映像受信装置4側では、パーソナルコンピュータ6に接続されるディスプレイ上の画面をカメラの台数分に分割し、各カメラからの映像情報を、それぞれ、分割画面のそれぞれにおいて独立に表示するようにする。したがって、複数台のカメラからの映像を、同時に観察することができる。
【0147】
映像蓄積メモリ121に蓄積される蓄積映像の場合にも、予め設定された、いずれか1台のカメラからの映像信号から生成した静止画の圧縮データを伝送する場合のみではなく、複数台のカメラからの映像信号から生成した静止画の圧縮データを蓄積しておき、映像受信装置4からの指示により、伝送する蓄積映像を、撮影したカメラごとに切り換えるようにすることもできる。
【0148】
また、このように、映像蓄積メモリ121に、複数台のカメラからの映像信号に基づいて生成した映像データを蓄積しておく場合においては、蓄積映像の伝送の場合においても、前述したリアルタイム映像の伝送の場合と同様に、1台のカメラからの映像信号から生成した静止画の圧縮データのみではなく、複数台のカメラからの映像信号から生成した静止画の圧縮データを、時分割的切り換えて順次に伝送するようにすることもできる。
【0149】
また、上述の実施の形態では、非常通報映像伝送装置100は、非常通報装置からのダイヤル情報を監視して、それが予め定められた映像情報送信先を関連して備える通報先かどうか検出するようにしたが、「110」番や「119」番などの特番のすべてが映像情報送信先を備え、非常通報装置10が、通報先としてそれらの特番専用のものとされているのであれば、非常通報装置からの回線捕捉があったことにより、映像情報伝送を行なうように認識することもできる。その場合には、非常通報映像伝送装置100における非常通報装置10からのダイヤル情報の監視は不要となる。
【0150】
なお、上述の実施の形態では、音声通報メッセージと映像情報とを、1つのISDN回線の2つのBチャンネルを使用して伝送することにより、1つのISDN回線を有効に使用するようにしたが、非常通報映像伝送装置100が複数本の電話回線を収納する場合には、音声通報メッセージと、映像情報とを、それぞれ別々の電話回線にて伝送するようにすることもできる。
【0151】
その場合において、複数の電話回線は、必ずしもISDN回線である必要はなく、複数のアナログ回線であってもよい。また、複数の電話回線は、アナログ回線とISDN回線の両方を含むものであっても勿論よい。
【0152】
例えば、非常通報映像伝送装置に2以上のアナログ回線が接続されている場合に、そのうちの2つのアナログ回線を用いて上述のような非常通報動作を行なう場合には、非常通報映像伝送装置は、次のような機能を備えればよい。
【0153】
すなわち、非常通報装置10からの回線捕捉があったときには、非常通報映像伝送装置は、複数のアナログ回線の一つを捕捉して、非常通報装置からの通報メッセージの伝送用として、非常通報装置に対して接続する。
【0154】
この非常通報装置10からの回線捕捉があったときに、すべてのアナログ回線が使用中であったときには、非常通報映像伝送装置は、2つのアナログ回線を強制開放して、2つの空き回線を設けておき、その一つの回線を非常通報装置10からの通報メッセージの伝送用として捕捉し、非常通報装置10に対して接続する。そして、回線捕捉を非常通報装置10に知らせる。
【0155】
そして、非常通報映像伝送装置は、非常通報装置10からのダイヤル情報を監視して、ダイヤル情報により示される通報先が、関連して映像情報送信先を有するものであるかどうかをチェックしておく。前述と同様に、「110番」や「119番」などの特番のすべてが映像情報送信先を備え、非常通報装置10が、通報先としてそれらの特番専用のものとされているのであれば、非常通報装置10からの回線捕捉があったことにより、映像情報伝送を行なうように認識することもできる。その場合には、非常通報映像伝送装置は、非常通報装置10からのダイヤル情報の監視は不要となる。
【0156】
非常通報装置10からの通報メッセージは、前記回線捕捉されたアナログ回線を通じて通報先応答に応じて送出される。
【0157】
非常通報映像伝送装置は、通報先応答を検知すると、空いている他のアナログ回線を用いて、メモリに電話番号を記憶している映像情報送信先に発呼する。そして、その映像情報送信先からの応答を待って、前記アナログ回線を通じて映像情報の伝送を行なう。
【0158】
なお、非常通報装置からの音声通報メッセージの送信は、アナログ回線を用いて行ない、映像情報は、ISDN回線を用いて行なうように定めることもできる。その場合において、映像情報の伝送用のISDN回線としては、2つのBチャンネルを用いることができるので、例えば2台のカメラからの映像を、同時に映像情報送信先に送ることができる。
【0159】
[他の実施の形態]
以上の実施の形態では、非常通報装置からの音声通報メッセージの通報先と、映像情報送信先とに、別々の電話番号が割り当てられて、非常通報装置からの非常通報動作時に、通報先の応答があったときに、映像情報送信先に発呼を行なって、映像情報を送信するようにしたが、ISDN回線の2つのBチャンネルを予め捕捉して、それらを有効に用いることにより、映像情報送信先への発呼を省略することができる。
【0160】
すなわち、その場合には、通報先においては、一つの電話番号に対して、音声情報の受信部と、映像情報の受信部とが設けられている。例えば、音声情報の受信部は、電話装置で構成し、映像情報の受信部は、パーソナルコンピュータを含んで構成することができる。
【0161】
非常通報装置からの回線捕捉があったときには、非常通報映像伝送装置は、1つのISDN回線の2つのBチャンネルを予め捕捉し、そのうちの一つのBチャンネルを、非常通報装置からの通報メッセージ用として割り当てる。そして、非常通報装置からのダイヤル送出に基づく発呼は、このBチャンネルを用いて行なうようにする。
【0162】
この通報先への発呼に対応して、通報先での応答を検出したときには、非常通報映像伝送装置は、映像情報の受信部への発呼を行なうことなく、同じISDN回線の空いている残りのBチャンネルによって映像情報を映像情報の受信部へ送るようにする。
【0163】
通報先では、例えば、情報として、先行して送られてくるBチャンネルの情報は音声情報と判別して、音声情報の受信部で受信し、遅れて送られてくるBチャンネルの情報は映像情報として判別して、映像情報の受信部で受信することにより、音声情報と映像情報とを区分けして受信することができる。
【0164】
[その他の変形例]
上述の実施の形態の説明では、伝送する映像情報は、静止画情報とし、JPEG圧縮するようにしたが、圧縮方式は、JPEG方式に限らないことは言うまでもない。
【0165】
また、伝送する映像情報は、静止画情報に限るものではなく、撮影した映像信号をMPEG方式などにより圧縮した動画情報であってもよい。
【0166】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、非常通報の際に、撮像装置で撮影した映像をも通報先に送るようにしたので、通報先においては、非常通報を行った側での非常通報の緊急性を的確に判断することが容易になる。
【0167】
また、この発明による非常通報映像伝送装置によれば、従来からあるアナログ回線用の非常通報装置をそのまま使用することが可能であるという利点がある。
【0168】
また、非常通報を行なったときのリアルタイム映像だけではなく、非常通報を行なう前の映像を蓄積しておき、当該蓄積した映像情報を通報先の映像情報受信部に送るようにした場合には、非常通報の緊急性の判断のみならず、非常通報の原因となる事象も判断できる可能性が生じ、その効果は著しい。
【0169】
また、通報情報の伝送回線として、ISDN回線を用いることにより、その2つのBチャンネルを有効に利用して音声通報メッセージと、映像情報とを一つのISDN回線で伝送することが可能となり、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による非常通報映像伝送装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】この発明による非常通報映像伝送装置の実施の形態を含む非常通報システムの一例の構成を示すブロック図である。
【図3】非常通報装置の動作説明のためのフローチャートである。
【図4】実施の形態の非常通報映像伝送装置における非常通報時の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】実施の形態の非常通報映像伝送装置の要部の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図6】実施の形態の非常通報映像伝送装置の要部の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図7】実施の形態の非常通報映像伝送装置の要部の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図8】実施の形態の非常通報映像伝送装置の要部の動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図である。
【図9】実施の形態の非常通報映像伝送装置における非常通報動作時のシーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ISDN回線
2 電話網
3 通報先電話装置
4 映像受信装置
10 非常通報装置
11、12 デジタル回線用端末
13 アナログ回線用端末
14 非常用のアナログ電話機
15a〜15d ビデオカメラ
100 非常通報映像伝送装置
111 DSU
112 ISDNインターフェース部
113、114 アナログ回線インターフェース部
115 通報中検出回路部
116 映像信号処理部
120 制御部
121 映像蓄積用メモリ

Claims (3)

  1. 起動信号に応じて回線を捕捉し、予め定められた通報先のダイヤル番号送出をした後に、前記通報先の応答を待って所定の音声通報メッセージを前記通報先に送出する非常通報装置が接続されるアナログポートと、
    1または複数個の撮像装置からの映像信号を受け付ける1または複数個の映像信号入力端子と、
    1または複数の電話回線に接続される電話回線用端子部と、
    前記アナログポートに接続された装置からの前記回線捕捉に応じて、前記電話回線の一つを、前記音声通報メッセージの送出用として捕捉すると共に、前記通報先のうちの、関連する映像情報送信先が存在する特定の通報先については、当該特定の通報先のダイヤル番号情報に加えて前記関連する映像情報送信先の電話番号情報を記憶し、前記映像信号入力端子からの映像信号に基づく映像情報の前記電話回線に対する送出を制御するための制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記アナログポートに接続された装置からの発呼時のダイヤル番号情報を監視して、発呼先が前記関連する映像情報送信先が存在する特定の通報先であるか否かを判別し、前記関連する映像情報送信先が存在する特定の通報先であると判別したときにのみ、前記音声通報メッセージの前記通報先への送出に加えて、前記映像情報の前記映像情報送信先への送信を実行する
    ことを特徴とする非常通報映像伝送装置。
  2. 請求項1に記載の非常通報映像伝送装置において、
    前記1または複数の撮像装置からの映像信号に基づく映像情報を、予め、蓄積部に蓄積しておく機能を備え、
    前記制御部は、前記撮像装置からの当該時点において撮影されて得られるリアルタイム映像の前記映像情報を前記映像情報送信先に送信し、前記リアルタイム映像の前記映像情報の送出中に前記通報先からの切換指示を受信したときに、前記リアルタイム映像の前記映像情報に代えて前記蓄積部に蓄積されている前記映像情報を前記映像情報送信先に送ると共に、前記映像情報送信先との回線を切断した後、前記蓄積部から前記映像情報送信先に送信した前記映像情報を破棄し、その後、新たな映像情報の蓄積を開始する
    ことを特徴とする非常通報映像伝送装置。
  3. 請求項1に記載の非常通報映像伝送装置において、
    前記制御部は、前記映像情報送信先からの映像の画サイズの変更指示に応じて、前記映像情報送信先に送る前記映像情報の映像の画サイズを変更する手段を備える
    ことを特徴とする非常通報映像伝送装置。
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