JP4640298B2 - 画像転送装置 - Google Patents

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本願発明は、撮像装置で撮像された画像を取り込み、この画像データファイルを、再生機能を有する端末装置に対して汎用のネットワークを通じて転送する画像転送装置及びこれを用いた画像転送システムの関するものである。
従来、特許文献1に記載されているように、カメラ付きドアホン子器(撮像装置)により撮像された来訪者の画像を取り込み、当該画像のデータファイルを、画像の再生機能を有する携帯電話機などの端末装置に対して汎用のネットワーク(例えば、インターネット)を通じて転送するインターホン親機(画像転送装置)が提供されている。すなわち、留守中に訪れた来訪者をカメラ付きドアホン子器で撮像した場合、来訪者を撮像した画像(静止画像や動画像)をインターネットを通じて家人が携帯する携帯電話機に転送し、携帯電話機の液晶ディスプレイに転送された画像を表示することで留守中に訪れた来訪者を遠隔から確認することができる。
特開2004−135197号公報
ところで、データの転送時間は、データ量と転送速度とに依存しており、転送時間が長くなることで携帯電話機における画像や音声の再生に支障を来し、利用者には画像転送装置が故障したのではないかといった不安を与えてしまうことがある。ここで、データ量に関しては、取り込んだ画像データファイルのデータ量が大きすぎて転送時間が長くなったり、逆にデータ量が小さすぎて来訪者等の撮像対象を確認できない不必要な画像データファイルを転送してしまうことがあった。
一方、転送速度は、各住戸においてインターネットに接続するために使用している伝送媒体の種類(電話線、光ファイバ、CATVの同軸ケーブル等)やインターネットにおける画像転送装置から端末装置への伝送経路の混み具合によって左右されており、転送速度が遅い場合はデータ量に関係なく転送時間が長くなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みて発明されたものであり、その目的は、転送するデータ量を節約し、且つ、転送時間が長くなる場合であっても、支障なくデータ転送を行うことができる画像転送装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、宅内または宅外に設置された撮像装置により撮像された画像を取り込み、当該画像のデータファイルを、画像の再生機能を有する端末装置に対して汎用のネットワークを通じて転送する画像転送装置であって、撮像装置から出力される映像信号を信号処理して1乃至複数の静止画像並びに動画像のデータファイルを生成する画像データ生成手段と、前記ネットワークを通じてデータ伝送を行うデータ伝送手段と、撮像装置が出力する1回当たりの映像信号から画像データ生成手段で生成された複数の画像データファイルを1組として当該1組の画像データファイル群をデータ伝送手段により端末装置へ転送させる制御手段とを備え、制御手段は、前記1組の画像データファイル群における先頭の画像データファイルの転送完了後に所定の許容時間のカウントを開始し、当該許容時間のカウントが終了した時点で当該画像データファイル群の転送が完了していなければ転送中の画像データファイルの転送を中断し、あるいは当該転送中の画像データファイルの転送を完了した時点で前記画像データファイル群の転送を途中で終了するようになしており、更に、制御手段は、前記静止画並びに動画像のデータ容量を測定しており、前記データ容量が所定の閾値よりも大きい場合は、この画像データを前記1組の画像データファイル群からは除外して、端末装置へと転送しないようになしたことを特徴としている。
又、本願請求項2記載の発明では、宅内または宅外に設置された撮像装置により撮像された画像を取り込み、当該画像のデータファイルを、画像の再生機能を有する端末装置に対して汎用のネットワークを通じて転送する画像転送装置であって、撮像装置から出力される映像信号を信号処理して1乃至複数の静止画像並びに動画像のデータファイルを生成する画像データ生成手段と、前記ネットワークを通じてデータ伝送を行うデータ伝送手段と、撮像装置が出力する1回当たりの映像信号から画像データ生成手段で生成された複数の画像データファイルを1組として当該1組の画像データファイル群をデータ伝送手段により端末装置へ転送させる制御手段とを備え、制御手段は、前記1組の画像データファイル群における先頭の画像データファイルの転送完了後に所定の許容時間のカウントを開始し、当該許容時間のカウントが終了した時点で当該画像データファイル群の転送が完了していなければ転送中の画像データファイルの転送を中断し、あるいは当該転送中の画像データファイルの転送を完了した時点で前記画像データファイル群の転送を途中で終了するようになしており、更に、制御手段は、前記静止画並びに動画像のデータ容量を測定しており、前記データ容量が所定の閾値よりも小さい場合は、この画像データを前記1組の画像データファイル群からは除外して、端末装置へと転送しないようになしたことを特徴としている。
又、本願請求項3記載の発明では、宅内または宅外に設置される撮像装置と、撮像装置により撮像された画像を取り込み、前記一組のデータファイル群を作成する請求項1又は2記載の画像転送装置と、ネットワークを通じて画像転送装置との間でデータ通信を行う端末装置とを備えている。
本願請求項1記載の画像転送装置においては、制御手段は、前記1組のデータファイル群における先頭のデータファイルの転送完了後に所定の許容時間のカウントを開始し、当該許容時間のカウントが終了した時点で当該データファイル群の転送が完了していなければ転送中のデータファイルの転送を中断し、あるいは当該転送中のデータファイルの転送を完了した時点で前記データファイル群の転送を途中で終了するので、転送時間が長くなったとしても、最低でも1つのデータファイルは必ず端末装置に転送されることになって、撮像された画像が全く転送されないということが防止できる。又、先頭のデータファイルの転送を確保した後も許容時間と略同時間の残りのデータファイルの転送時間を確保することができ、更に、カウントが終了した時点で転送を中断することで、長時間に及ぶデータ転送により、長時間にわたり他のデータ転送を行うことができなくなる事態を防ぐことができる。以上の効果を有することで、支障なくデータ転送を行うことができる画像転送装置となる。
又、制御手段は、前記静止画並びに動画像のデータ容量を測定しており、前記データ容量が所定の閾値よりも大きい場合は、この画像データを前記1組の画像データファイル群からは除外して、端末装置へと転送しないようになしているため、大容量のデータを転送することで転送時間が長くなりデータ転送に支障がでるのを防ぐことができる。
又、制御手段は、前記静止画並びに動画像のデータ容量を測定しており、前記データ容量が所定の閾値よりも小さい場合は、この画像データを前記1組の画像データファイル群からは除外して、端末装置へと転送しないようになしているため、データ容量が小さすぎて来訪者等の撮像対象を確認できない不必要な画像データファイルの転送を省略でき、転送するデータ量を節約することができる。
又、本願請求項3記載の画像転送システムにおいては、請求項1又は2記載の画像転送装置を備えることで、データ容量を節約でき、転送時間が長くなったとしても支障なくデータ転送を行うことができる画像転送システムとなる。
以下、戸建て住戸用のインターホンシステムに用いられる録画転送装置に本発明の技術思想を適用した実施形態について説明する。
まず、インターホンシステムの基本構成について説明する。このインターホンシステムは、図1に示すように住戸外(例えば、外玄関)に設置され来訪者を撮像した映像(映像信号)並びに音声(音声信号)を信号線Lsを介して伝送するカメラ付きドアホン子器(以下、「ドアホン子器」と略す。)2と、住戸内に設置されてドアホン子器2との間で信号線Lsを介して映像信号並びに音声信号を授受するインターホン親機(以下、「親機」と略す。)1と、監視領域を撮像した映像を信号線Lsを介して親機1に伝送する1乃至復数(図示例では1台)のカメラ子器3とで構成される。すなわち、本願実施形態ではドアホン子器2並びにカメラ子器3が撮像装置に相当する。
ドアホン子器2は、マイクロホン20a並びにスピーカ20bと、親機1との拡声通話のために音声信号を処理する音声処理部21と、CCDやCMOS等の固体撮像素子とレンズ等の光学系を有するカメラ部22と、カメラ部22から出力する映像信号を周波数変調する変調部23と、2線−4線変換回路を含み、マイクロホン20aから出力されて音声処理部21で処理された音声信号と変調部23で周波数変調された映像信号(以下、「FM映像信号」と呼ぶ。)とを周波数多重化して信号線Lsを介して親機1に伝送するとともに、信号線Lsを介して親機1から伝送される音声信号を分離する多量分離部24と、来訪者による呼出釦(図示せず)の操作入力を受け付ける操作入力受付部25と、操作入力受付部25で呼出釦の操作入力を受付けたときに信号線Lsを介して親機1へ呼出信号を送信する呼出信号送信部26とを備えている。なお、ドアホン子器2の各部の動作電源は、信号線Lsを介して親機1から供給されるようになっており、呼出信号送信部26では、信号線Lsの線間電圧を変化させることで呼出信号を送信している。
カメラ子器3は、監視領域における人の存在を検出する人体検出部30と、CCDやCMOS等の固体撮像素子とレンズ等の光学系を有するカメラ部31と、カメラ部31から出力する映像信号を周波数変調する変調部32と、人体検出部30の検出結果に応じてカメラ部31と変調部32の動作を制御する制御部33とを備えている。人体検出部30は、人体から放射される熱線を焦電素子で検知することによって監視領域における人の存在を検出し、人の存在を検出したときに人体検出信号を出力する。制御部33はマイコンを主構成要素とし、人体検出部30から人体検出信号が出力されたときにカメラ部31と変調部32を起動し、カメラ部31に撮像させた監視領域の映像を変調部32で周波数変調するとともに信号線Lsを介して親機1に伝送するものである。また、カメラ子器3の各部の動作電源は、図示しない電源回路によって商用電源から作成される。
親機1は、マイクロホン10a並びにスピーカ10bと、ドアホン子器2との拡声通話のために音声信号を処理する音声処理部11と、2線4線変換回路を含み、マイクロホン10aから出力されて音声処理部11で処理された音声信号を信号線Lsを介してドアホン子器2に伝送するとともに、信号線Lsを介してドアホン子器2から周波数多重伝送される音声信号とFM映像信号を分離し且つカメラ子器3から伝送されるFM映像信号を分離する多重分離部12と液晶ディスプレイのような表示デバイスを有するモニタ部13と、多重分離部12で分離されたFM映像信号を復調するとともに復調した映像信号を信号処理してモニタ部13に表示させる映像処理部14と、信号線Lsを介してドアホン子器2から送信されてくる呼出信号を受信する呼出信号受信部15と、マイコンを主構成要素とし各部の動作を制御する制御部16と、後述するように録画転送装置4との間で制御信号を送受信する制御信号送受信部17とを備えている。
ところで本実施形態では、ドアホン子器2並びにカメラ子器8が親機1の多重分離部12に共通接続されているので、それぞれの子器から伝送される映像信号の衝突を回避するために時分割多重伝送方式を採用している。すなわち、親機1から信号線Lsを介して伝送する同期信号によって規定される複数のタイムスロットに各子器(ドアホン子器2並びにカメラ子器3)を個別に割り当て、それぞれの子器が自器に割り当てられたタイムスロットで映像信号を送信し、親機1の映像処理部14において各タイムスロットで受信し且つ復調した映像信号から元の映像を再構成してモニタ部13に表示させている。また映像処理部14では、再構成した映像を縮小して同時に複数の映像を分割表示する処理も行う。但し、時分割多重伝送の詳細については従来周知であるから説明を省略する。
次にインターホンシステムの基本動作を説明する。
来訪者がドアホン子器2の呼出釦を押操作すると、操作入力受付部25が操作入力を受け付け呼出信号送信部26が信号線Lsを介して親機1へ呼出信号を送信する。親機1では、呼出信号受信部15で呼出信号を受信すると制御部16が信号線Lsを介してドアホン子器2へ音声処理部21、カメラ部22、変調部23を動作させるのに必要な動作電源を供給するとともに音声処理部11を制御してスピーカ10bから呼出音を鳴動させる。そして、ドアホン子器2では親機1から電源供給を受けてカメラ部22と変調部23が起動し、来訪者の映像(FM映像信号)を自器に割り当てられているタイムスロットに格納して親機1に送信する。
親機1では、ドアホン子器2から送信されたFM映像信号を映像処理部14で受信して復調するとともに、ドアホン子器2の映像を再構成してモニタ部13に表示させる。そして、呼出音を聞いた家人が応答釦(図示せず)を操作すると、その操作入力を受け付けた制御部16が音声処理部11を起動してドアホン子器2との間で通話可能な状態とする。
ここで、親機1はドアホン子器2から送信される映像並びに音声と、カメラ子器3から送信される映像とを記録する機能(録画・録音機能)を有しており、図示しない操作スイッチ(留守録設定スイッチ)が操作されて留守録モードに設定されている場合、あるいはドアホン子器2又はカメラ子器3から映像又は映像と音声を受信しているときに図示しない操作スイッチ(録画スイッチ)が操作された場合、制御部16が受信した映像と音声のデータを不揮発性のメモリ(図示せず)に記録するようになっている。そして、図示しない操作スイッチ(再生スイッチ)が操作されると、制御部16はメモリに記録されている映像(静止画又は動画)を続み出して映像処理部14によりモニタ部13に表示させるとともに、メモリに記憶されている音声を読み出して音声処理部11によりスピーカ10bから鳴動させる。
一方、本実施形態の録画転送装置4は、親機1において信号線Lsから分岐された通信線Lxを介してドアホン子器2から周波数多重伝送される音声信号とFM映像信号を分離し且つカメラ子器3から伝送されるFM映像信号を分離する信号分離部40と信号分離部40で分離された音声信号をディジタル信号に変換し且つ圧縮して音声データファイルを生成する音声信号処理部41と、信号分離部40で分離されたFM映像信号を復調するとともにディジタル信号に変換し且つ圧縮して映像データファイルを生成する映像信号処理部42と、通信線Lxを介して親機1の制御信号送受信部17との間で制御信号を送受信する制御信号送受信部43と、マイコンを主構成要素とする制御部44と、通信線Lnを介してインターネット接続装置5と制御部44との間で行うデータ伝送をインタフェースするLANインタフェース部45とを備えている。ここで、音声信号処理部41が音声データ生成手段に、映像信号処理部42が画像データ生成手段に、制御部44が制御手段となる。
音声信号処理部41では、ディジタル信号に変換された音声信号を所定の圧縮方式、例えば、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)方式で圧縮することによって音声データファイルを生成する。また、映像信号処理部42では、ディジタル信号に変換された映像信号を所定の圧縮方式、例えば、静止画についてはJPEGやGIF、動画についてはMPEGなどの圧縮方式で圧縮することによって映像データファイルを生成する。
制御信号送受信部43は、音声信号並びにFM映像信号の何れとも異なる周波数の搬送波を利用した周波数偏移変調(FSK)方式で通信線Lxを介しで親機1の制御信号送受信部17との間で制御信号を送受信している。またLANインタフェース部45は、10BASE-Tや100BASE-TXなどの標準的なLAN規格に準拠したものであって、ツイストペアケーブル(LANケーブル)からなる通信線Lnを介して、制御部44とインターネット接続装置5との間のデータ通信をインタフェースするものである。
インターネット接続装置5は、例えば、ADSLモデムやONUあるいはケーブルモデムであって、通信線Lnに接続されている通信装置(録画転送装置4やパーソナルコンピュータなど)を住戸に引き込まれている電話線や光ファイバあるいはCATVの同軸線などを通信媒体とする加入者通信網を通じてインターネット100に接続するものである。但し、この種のインターネット接続装置5は従来周知であるから詳細についての図示並びに説明は省略する。
ここで録画転送装置4の制御部44においては、インターネット接続装置5を介してインターネット100に接続されているセンタ装置6に映像データファイル及び音声データファイルを転送する機能を有している。センタ装置6は所調ファイルサーバに相当し、録画転送装置4から転送される映像データファイル及び音声データファイルを蓄積するとともに、かかる映像データファイル及び音声データファイルを、予め録画転送装置4と対応付けて登録されている携帯端末(例えば、インターネット接続機能を有した携帯電話機)7に転送するサービスを提供している。すなわち、外出する際に親機1を留守録モードに設定しておけば、留守中に訪れた来訪者の映像と音声が録画転送装置4からセンタ装置6に転送され、さらにセンタ装置6から当該住戸の家人が携帯する携帯電話機7に映像と音声が転送されるため、携帯電話機7を使って留守中に訪れた来訪者の映像と音声を確認することができる。
録画転送装置4の転送動作をさらに詳しく説明する。上述のように親機1が留守録モードに設定されている場合、来訪者がドアホン子器2の呼出釦を操作することで親機1の呼出信号受信部15で呼出信号が受信されると、親機1の制御部16は既に説明した留守録の処理を実行するとともに、制御信号送受信部17から通信線Lxを介して録画転送装置4に対してドアホン子器2から呼出があったこと(呼出イベントの発生)を通知する。録画転送装置4の制御部44は、制御信号による呼出イベント発生通知を制御信号送受信部43で受信すると、センタ装置6に対してLANインタフェース部45よりインターネットを通じて呼出イベントの発生を通知するとともに、音声信号処理部41並びに映像信号処理部42に音声データファイル及び映像データファイルを生成させる。ここで本実施形態におけるインターホンシステムでは呼出釦が操作されてから一定の時間だけドアホン子器2からFM映像信号並びに音声信号が連続して送信されるようになっており、録画転送装置4では、かかる一定時間内に受信したFM映像信号並びに音声信号から複数(例えば、3つ)の静止画の映像データファイル(以下、静止画ファイルSF1、SF2、SF3と呼ぶ。)と1つの動画の映像データファイル(以下、動画ファイルMFと呼ぶ。)を映像信号処理部42で生成するとともに1つの音声データファイル(以下、音声ファイルEFと呼ぶ。)を音声信号処理部41で生成する。そして、制御部44では3つの静止画ファイルSF1、SF2、SF3と1つの音声ファイルEFと1つの動画ファイルMFからなるデータファイル群をLANインタフェース部45よりインターネット100を通じてセンタ装置6に転送する。
このとき、録画転送装置4からセンタ装置6へ1組のデータファイル群の転送が完了するまでに要する時間(転送時間)は、データファイル群のデータ量と、インターネット接続装置5における上りの伝送速度とに依存しており、データが多量であったり、センタ装置6へのアクセスが集中している場合には転送時間が長くなってしまう。したがって、録画転送装置4からセンタ装置6への転送時間が長くなることで携帯電話機7における静止画や動画、音声の再生に支障を来し、利用者には録画転送装置4が故障したのではないかといった不安を与えてしまう虞がある。又、転送時間が長くなることで1組のデータファイル群の転送完了前に新たな来訪者が訪れてドアホン子器2の呼出釦が操作された場合、先の来訪者に対応するデータファイル群の転送が完了していないために後の来訪者に対応するデータファイル群が転送できず、全ての来訪者の映像や音声を確認できなくなってしまう虞がある。
そこで本実施形態では、録画転送装置4の制御部44が、1組のデータファイル群における先頭のデータファイル(例えば、静止画ファイルSF1)の転送完了後に所定の許容時間Tmのカウントを開始し、許容時間Tmのカウントが終了した時点で当該データファイル群の転送が完了していなければ、その時点で転送中のデータファイルの転送を中断し、あるいは当該転送中のデータファイルの転送を完了した時点で前記データファイル群の転送を途中で終了するようにしている(図2(b)参照)。後者の場合は、例えば図2(b)では音声ファイルEFの転送途中で許容時間Tmのカウントが終了したので、この音声ファイルEFの転送を完了してしまい、直後に転送するはずであった動画ファイルMF(図2(a)参照)を転送しないこととするのである。
ただし、転送速度が十分に速ければ、図2(a)に示すように許容時間Tm内に1組のデータファイル群の転送を完了させることが可能である。したがって、データ量や転送速度に関わらず、最低でも1つの画像データファイル(例えば、静止画ファイルSF1)は必ずセンタ装置6から携帯電話機7へ転送されることになるから、転送時間が長くなる場合であっても撮像された画像(静止画又は動画)がセンタ装置6並びに携帯電話機7に全く転送されないということが防止できる。
又、制御部44は、受信した各画像データファイル(静止画ファイルSF1、SF2、SF3、動画ファイルMF)のデータ容量を測定しており、このデータ容量が所定の閾値の上限よりも大きい場合は、この画像データファイルを前記1組の画像データファイル群からは除外して、センタ装置6へと転送しないようにしている。したがって、例えば、撮像された画像にノイズがのったり、動画ファイルMFにおいては撮像時間が長すぎたりすることでデータ容量が極端に大きくなった場合であっても、これらの画像データファイルを転送しないため、転送時間が長くなることでデータ転送に支障がでるのを防ぐことができる。
又、同様に制御部44は、所定の閾値の下限よりも小さいデータ容量の画像データファイルにおいても転送しないようにしている。したがって、例えば、カメラ部22が障害物で覆われていて真っ暗な映像しか撮像できていなかったり、逆に外光が強く明るすぎる映像しか撮像できていなかったりすることで、ディスプレイ等に表示しても来訪者等の撮像対象を確認できないような無駄な画像データファイルの転送を省略することができる。
上記のように、データ容量の測定結果から画像データファイルを転送しなかった場合において、制御部44はその旨を通知する代替画像を前記1組の画像データファイル群に組み込んで転送するようになっている。この代替画像は、録画転送装置4が所有していてもよいし、インターホン親機1、ドアホン子器2やカメラ子機3が所有していて、これらの住戸器から配信を受けて転送してもよい。したがって、転送された前記代替画像は携帯電話機7に表示され、携帯電話機7を携帯する家人は画像が転送されてこない理由を知ることができる。
又、許容時間Tmのカウント中であった1組のデータファイル群の転送が完了する前に新たな来訪者が訪れ且つ呼出釦が操作されてドアホン子器2から音声信号とFM映像信号が送信された場合、制御部44ではその時点で転送中のデータファイルの転送を中断し、あるいは当該転送中のデータファイルの転送を完了した時点で当該データファイル群の転送を終了して前記新たに出力されたFM映像信号並びに音声信号から生成されたデータファイル群を転送するようにしてもよい。この場合は、新たなデータファイル群がセンタ装置6並びに携帯電話機7に転送されるまでの遅延時間を減らすことができる。但し、生成されたデータファイル群を記憶する記憶手段(メモリ)を制御部44に設けておき、途中で転送が中断されたデータファイル群については、前記新たなデータファイル群の転送が完了又は途中終了した後に未転送のデータファイルを記憶手段から読み出して転送すれば、データファイルの転送漏れを防ぐことができる。更に、1組のデータファイル群の中で転送するデータファイルの順番を固定する必要はなく、例えば、生成されたデータファイルの容量(ファイルサイズ)に応じてファイルサイズの小さいデータファイルから順番に転送すれば、所定の許容時間内に送信可能なデータファイルの数を増やすことができる。
なお、上述した実施形態においてはドアホン子器2から親機1並びに録画転送装置4に伝送される映像信号を周波数変調されたFM映像信号としているが、周波数変調の代わりに多値変調された映像信号を伝送するようにしても構わない。また、映像信号と音声信号と制御信号とを周波数多重伝送する代わりに、時分割多重伝送しても構わない。さらに、録画転送装置4を親機1に内蔵しても構わない。
本願発明の実施形態を示すブロック図である。 同上の動作説明用のタイムチャートである。
符号の説明
1 インターホン親機
2 カメラ付きドアホン子器(撮像装置)
3 カメラ子器(撮像装置)
4 録画転送装置(画像転送装置)
5 インターネット接続装置
6 センタ装置
7 携帯電話機(端末装置)
41音声信号処理部(音声データ生成手段)
42映像信号処理部(画像データ生成手段)
44 制御部(制御手段)
45 LANインタフェース部(データ伝送手段)

Claims (3)

  1. 宅内または宅外に設置された撮像装置により撮像された画像を取り込み、当該画像のデータファイルを、画像の再生機能を有する端末装置に対して汎用のネットワークを通じて転送する画像転送装置であって、
    撮像装置から出力される映像信号を信号処理して1乃至複数の静止画像並びに動画像のデータファイルを生成する画像データ生成手段と、前記ネットワークを通じてデータ伝送を行うデータ伝送手段と、撮像装置が出力する1回当たりの映像信号から画像データ生成手段で生成された複数の画像データファイルを1組として当該1組の画像データファイル群をデータ伝送手段により端末装置へ転送させる制御手段とを備え、
    制御手段は、前記1組の画像データファイル群における先頭の画像データファイルの転送完了後に所定の許容時間のカウントを開始し、当該許容時間のカウントが終了した時点で当該画像データファイル群の転送が完了していなければ転送中の画像データファイルの転送を中断し、あるいは当該転送中の画像データファイルの転送を完了した時点で前記画像データファイル群の転送を途中で終了するようになしており、
    更に、制御手段は、前記静止画並びに動画像のデータ容量を測定しており、前記データ容量が所定の閾値よりも大きい場合は、この画像データを前記1組の画像データファイル群からは除外して、端末装置へと転送しないようになしたことを特徴とする画像転送装置。
  2. 宅内または宅外に設置された撮像装置により撮像された画像を取り込み、当該画像のデータファイルを、画像の再生機能を有する端末装置に対して汎用のネットワークを通じて転送する画像転送装置であって、
    撮像装置から出力される映像信号を信号処理して1乃至複数の静止画像並びに動画像のデータファイルを生成する画像データ生成手段と、前記ネットワークを通じてデータ伝送を行うデータ伝送手段と、撮像装置が出力する1回当たりの映像信号から画像データ生成手段で生成された複数の画像データファイルを1組として当該1組の画像データファイル群をデータ伝送手段により端末装置へ転送させる制御手段とを備え、
    制御手段は、前記1組の画像データファイル群における先頭の画像データファイルの転送完了後に所定の許容時間のカウントを開始し、当該許容時間のカウントが終了した時点で当該画像データファイル群の転送が完了していなければ転送中の画像データファイルの転送を中断し、あるいは当該転送中の画像データファイルの転送を完了した時点で前記画像データファイル群の転送を途中で終了するようになしており、
    更に、制御手段は、前記静止画並びに動画像のデータ容量を測定しており、前記データ容量が所定の閾値よりも小さい場合は、この画像データを前記1組の画像データファイル群からは除外して、端末装置へと転送しないようになしたことを特徴とする画像転送装置。
  3. 宅内または宅外に設置される撮像装置と、撮像装置により撮像された画像を取り込み、前記一組のデータファイル群を作成する請求項1又は2記載の画像転送装置と、ネットワークを通じて画像転送装置との間でデータ通信を行う端末装置とを備える画像転送システム。
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