JP2001292442A - 電話機による遠隔監視システム - Google Patents

電話機による遠隔監視システム

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JP2001292442A
JP2001292442A JP2000103575A JP2000103575A JP2001292442A JP 2001292442 A JP2001292442 A JP 2001292442A JP 2000103575 A JP2000103575 A JP 2000103575A JP 2000103575 A JP2000103575 A JP 2000103575A JP 2001292442 A JP2001292442 A JP 2001292442A
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克己 寺田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示手段付携帯電話機を用いて必要に応
じて何時でも遠方より屋内の監視を可能にした出来るよ
うにした安価で、操作が容易な携帯電話機による遠方用
監視システムを提供する。 【解決手段】 画像表示手段付携帯電話機の制御用操作
器が操作されて、この操作信号が無線基地局から電話局
を介して家屋内に配置された複数の監視カメラの一つを
選択する。この選択された監視カメラは、左右方向、上
下方向、あるいは、ズーミングに作動させて家屋内を映
像する。前記監視カメラで映像した家屋内の状況を電話
局から無線基地局を介して画像表示手段付携帯電話機に
伝送して映像画面に映し出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話機による遠隔監
視システムに係り、特に、家屋内外の状況を遠方から画
像表示手段付携帯用電話機や固定電話機を介して監視す
ることができるようにした遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯型の端末を無線で一般電話回
線網につないで通話する無線電話システムの発展は著し
いものがあり、携帯機の小型化が進むにつれ、急激に需
要を伸ばし続けている。その代表的なものとして、携帯
・自動車電話機およびPHS(パーソナル・ハンディホ
ン・システム)がある。更に、これからの通信装置とし
てコンピュータとアクセスするデータ通信システム、例
えば、遠隔地の施設を制御するテレコントロールや、電
力、ガス、水道の検針を自動化するテレメータシステム
等、各種センサからの情報収集に使用するシステムが用
いられている。例えば、この携帯・自動車電話のシステ
ムは、図4に示すように、携帯電話機71と、一定範囲
の小ゾーンSnに設けられた無線基地局73と、複数の
各無線基地局73に回線で接続された無線回線制御局7
5と、各無線回線制御局75に回線で接続された自動車
電話交換局77と、自動車電話交換局77に回線で接続
された電話局79と、電話局79に回線で接続された家
庭・オフィス等の電話機81とから構成されていること
は知られている。
【0003】また、携帯電話機を用いることにより、遠
隔地の家庭内あるいは工場等に配置されたテレビ、ステ
レオ、空調機、あるいはVTR等の電気機器の被制御機
器が遠隔制御で起動あるいは停止等を行われていること
も知られている。
【0004】更に、家庭や事務所、工場等において火
災、盗難その他非常の通報等を介して電気通信回線接続
された無線設備に伝送し、離れた場所においてその状況
を監視・制御できる無線セキュリティシステムが専門の
警備会社によって行われている。この無線セキュリティ
システムは、監視センタと、家庭や事務所、工場等とを
電話回線で接続し、家庭や事務所、工場等内では電話機
に接続された無線設備と、ドアセンサー、煙センサー、
あるいはガス漏洩センサー等のセキュリティ個所に接続
された無線設備とにより、交信を行い監視センターで集
中的に24時間監視することが一般的に行われているこ
とも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年に
おいては核家族化および高齢化に伴い一人暮らしの老人
や、老夫婦の家庭が増加している。それに伴い在宅介護
を必要とする病人・障害者等が存在する家庭が増加する
とともに、子供が遠方に居住している世帯も増加してい
る。また、核家族化の家庭においては共働きにより鍵っ
子による小さな子供のみの在宅する時間が増加して家庭
も増している。
【0006】更に、都市部においては、家庭と店舗とが
離れた場所にあり夜間には人間が不在となる店舗が増す
とともに、近年の不法侵入により在庫している商品が盗
難される事件なども発生している。また、一般の家庭で
は留守宅が空巣に入られる事件も増加している。このた
めに、警備会社による無線セキュリティシステムが存在
するが、設備費および管理費が高価になり、法人や大き
な会社はともかく、一般的な家庭では警備会社を利用す
ることは困難である。また、個人の家庭では、警備会社
による監視は他人に自宅を24時間監視されているとい
う感覚もあり、プライバシーを守という点でも問題があ
る。このために、一般の家庭で個人的に、安価で、か
つ、プライバシーを守れるとともに、必要な時期にはい
つでも遠隔監視ができる遠隔監視システムが望まれてい
る。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に着目し、電
話機による遠隔監視システムに係り、特に、画像表示手
段を備えた携帯電話機を用いて必要に応じて何時でも遠
方より家屋内外の監視を可能にしたシステムを提供する
ことを目的とし、また安価で、操作が容易な携帯電話機
によって遠隔監視システムを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電話機による遠隔監視システムは、電
荷結合素子(CCD素子)の進歩に伴い性能の向上した
8ミリビデオカメラ等の機構を用いた監視カメラと、安
価と携帯化可能に伴い一般の家庭に普及したパーソナル
コンピュータと、高速通信化されたディジタル型の特に
携帯電話機とに着目し、携帯端末側の電話機によって遠
隔的に監視カメラの操作をできるようにし、必要に応じ
て何時でも遠方より個人的に家屋内外の監視が可能とし
ている。
【0009】すなわち、本発明に係る電話機による遠隔
監視システムは、家屋内外の複数箇所に配置され上下左
右並びにズーム操作可能な監視カメラを配置し、この監
視カメラの駆動制御並びにカメラ切替制御を可能ならし
めた制御手段を有し、この制御手段には画像表示手段を
有する電話機とのインターフェイスが備えられるととも
に、前記監視カメラの撮像信号を前記電話機に伝送する
伝送部と、前記電話機側の制御操作により前記監視カメ
ラの駆動操作をなすドライバとを備え、前記電話機側で
画像表示をなしつつ監視カメラの駆動制御操作を可能と
したものである。
【0010】この場合において、前記制御手段をパーソ
ナルコンピュータにより構成し、電話機からの制御信号
を通信回線を通じて監視カメラを起動・停止するととも
に、左右方向、上下方向、あるいは、ズーミング作動可
能とし、また、前記制御手段に画像メモリを設け、操作
端末側の電話機による制御信号により監視カメラによる
撮像画像の記録を可能とすることができる。
【0011】
【作用】したがって、例えば画像表示部を有する携帯電
話機を用いた場合には、この携帯電話機からの送信操作
により無線基地局から電話局を介して家屋内に配置され
たパーソナルコンピュータにアクセスし、複数の監視カ
メラの一つを選択するとともに、当該カメラを左右方
向、上下方向、あるいは、ズーミング作動させて家屋内
を映像し、前記監視カメラで映像した家屋内の状況を電
話局から無線基地局を介して画像表示手段付携帯電話機
に伝送して映像画面に映し出すことができる。
【0012】すなわち、監視カメラが設置されている家
庭あるいは店舗の屋内の状況を目視する必要を個人が感
じたときに、持参している携帯電話機を操作して、監視
カメラが屋内を映像するように指令を送信する。携帯電
話機から送信された電波は、一定範囲の小ゾーンに設け
られた無線基地局から電話局を経て、電話局に回線で接
続された監視カメラが設置された家庭あるいは店舗等の
電話機に送られる。家庭あるいは店舗等の電話機に送ら
れた信号は、制御手段を構成しているパーソナルコンピ
ュータに入る。パーソナルコンピュータは、受けた信号
によって予め定められた信号に沿って監視カメラを回動
あるいは上下方向に作動させるとともに、監視カメラが
撮影を開始するように指令を出力する。家庭あるいは店
舗等の状況が監視カメラに映像されると、その映像は電
気信号に変換された後に、パーソナルコンピュータに戻
される。パーソナルコンピュータは、受けた画像信号を
電話回線により電話局に送り、電話局は無線基地局を介
して電波を携帯電話機に伝送する。携帯電話機は受けた
電波を映像に戻して画像表示手段に表示し、カメラによ
り撮像された画面に映し出し、状況を確認することがで
きる。これにより、携帯電話機を持参している個人は遠
方より監視カメラが設置されている自分の家庭あるいは
店舗等の状況を必要に応じて何時でも把握することがで
き、必要な監視あるいは看護等を行いつつ、遠方にて非
常通報なども行うことができる。なお、携帯電話機以外
にも固定電話機を通じて監視カメラの制御を行なわせる
ことも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る電話機によ
る遠隔監視システムの好ましい実施の形態を添付図面に
従って詳細に説明する。なお、従来と同一部品には同一
符号を付して説明は省略する。
【0014】図1は本発明の実施形態に係る電話機によ
る遠隔監視システムの全体構成概念図、図2は電話機に
よる遠隔監視システムのブロック図、図3は画像表示手
段付携帯電話機の正面外観図の一例である。
【0015】図1、あるいは、図2に示す電話機による
遠隔監視システム1の実施形態は、次のように構成され
ている。例えば、家屋内5には、8ミリビデオカメラ等
からなる複数個の8ミリビデオカメラ等の機構を利用し
た監視カメラ11a、11b、…が配設されている。以
下では、代表して呼ぶときには監視カメラ11という。
監視カメラ11は、図示しない電荷結合素子(CCD撮
像素子)を内蔵しており映像した写光を光電変換によっ
て得た電荷を蓄積し、外部からこのポテンシャルの位置
を順次動かしていって信号電荷として読み出す。この信
号電荷は、画像通信のディジタル信号として出力されて
いる。画像通信では、個々の画素の色や濃淡をディジタ
ル信号で表すように符号化して伝送している。このと
き、データ圧縮符号化技術が用いられており、伝送速度
は早くしている。また、監視カメラ11は、変倍(ズー
ミング)機構Zm、明るさの自動調整機構Ri、図示し
ない振れ補正機構およびオートフォーカス等が装着され
ている。監視カメラ11は、マイクロフォンMkが付設
されており、周囲の発生する音を集音している。あるい
は、このマイクロフォンMkは装着せずに、その代わり
に電話機23の受話器47で集音するようにしても良
い。この集音された音は、音声信号としてパソコン21
に送信されている。また、監視カメラ11は、映像を写
したときに明るさが不足しているときに映像個所を照ら
す図示しないライトを付設するようにしても良い。
【0016】監視カメラ11は、上下方向に揺動自在に
支持されるとともに、左右方向に回動自在に保持されて
いる。この上下方向の揺動は上下用電動モータ13によ
り、また、左右方向の回動は回動用電動モータ15によ
り駆動されている。前記の監視カメラ11、上下用電動
モータ13、および、回動用電動モータ15は制御手段
としてのパーソナルコンピュータ21(以下、パソコン
21という)に接続されており、このパソコン21から
の指令信号に基づいて、監視カメラ11のスイッチSw
をONにして映像の開始、あるいは、上下用電動モータ
13および回動用電動モータ15の作動により映像方向
に監視カメラ11に向けるように所定の作動を行わせる
ことができる。パソコン21は、電話機23とともに、
サービス総合ディジタル網25(ISDN25)に接続
されている。
【0017】パソコン21は、家屋内5に設置されてい
る電話機23から(もしくは後述する携帯電話機31か
ら直接)の指令により作動を開始する。このとき、電話
機23は電話番号を受けた後に登録している暗証番号を
受け、その受けた暗証番号が登録している暗証番号と一
致したときにパソコン21に作動の開始の指令を出力す
るようにしても良い。これにより、監視カメラ11は映
像方向に監視カメラ11に向けた後に映像を開始する
が、映像を写したときに明るさが不足していることを監
視カメラ11の図示しない明るさの自動調整機構が検出
した場合には、パソコン21は家屋内5の電灯25に点
灯の指令を出力するようにしている。このとき、監視カ
メラ11が図示しないライトを有しており、このライト
を点灯するようにしても良い。又は、監視カメラ11
は、暗い屋内においても映像可能に赤外線用CCD素子
を装着いる監視カメラを用いても良い。
【0018】監視カメラ11で映像された家屋内5の状
況は、電荷結合素子(CCD撮像素子)により映像した
写光を光電変換によって得た電荷として蓄積し、この蓄
積された信号電荷をディジタル信号としてパソコン21
に出力している。パソコン21に出力されたディジタル
信号は、電話機23から回線で接続された電話局79に
伝送される。電話局79に伝送された画像信号は、電話
局79から自動車電話交換局77、無線回線制御局75
を経て、無線基地局73から無線電波にて画像表示手段
付携帯電話機31に伝送される。画像表示手段付携帯電
話機31では、伝送された画像信号を後述する電話機能
制御部63で処理して映像画面43に監視カメラ11で
映像した家屋内5の状況を映し出す。
【0019】図3は、画像表示手段付携帯電話機31の
全体外観図を示す。図3において、この画像表示手段付
携帯電話機31は、通常の携帯電話機に付設されている
ダイヤルキーおよび機能キー等からなる制御用操作器4
0が付設されている。制御用操作器40は、ダイヤルキ
ーの0〜9の数字ダイヤルキー、および#と*の記号キ
ーと、機能キーの機能キー33とクリアキー35、電源
キー37、電話用キー(ホールド兼用)39、および、
呼出/登録/文字等の選択キー41とを有している。画
像表示手段付携帯電話機31は、全体として、制御用操
作器40と、映像を映し出す映像画面43と、アンテナ
45と、受話器47と、および、送話器49とを有して
いる。図2において、画像表示手段付携帯電話機31
は、アンテナ45に接続される通信回線55と、通信回
線55に接続される送受信回路57と、送受信回路57
に接続されるインタフェース制御部59と、インタフェ
ース制御部59に接続されるコーデック61および電話
機能制御部63と、コーデック61に接続される受話器
47および送話器49と、電話機能制御部63に接続さ
れる制御用操作器40と映像画面43と呼出しトーン発
生器65と、および、呼出しトーン発生器65に接続さ
れるトーンリング67とからなっている。
【0020】図2あるいは図3において、本実施形態に
用いられる画像表示手段付携帯電話機31は、機能キー
33に監視機能項目が設定されている。この監視機能の
項目を選択し、例えば、前記のキー類を次のように操作
することに画像表示手段付携帯電話機31から電話局7
9および無線基地局73を経て、遠方にある家屋内5の
監視カメラ11を作動させて、映像画面43に監視カメ
ラ11で映像した家屋内5の状況を映し出すことができ
る。機能キー33には、例えば、呼びかけモード、スケ
ジュール機能、オートマルチダイヤル機能、あるいは、
電話撃退機能等の他の機能が入っており、機能キー33
により選択ができるようになっている。
【0021】画像表示手段付携帯電話機31は、監視カ
メラ11の作動を遠隔操作するためにキー操作を行なう
が、このキー操作をカメラ操作に連動させて遠隔操作を
行なわせるためのプログラムがパソコン21に設定され
ている。遠隔操作方法は、例えば、複数の監視カメラ1
1の内で作動を指令する監視カメラ11a、11b、…
を選択するために、一番目の監視カメラ11aを選択す
る場合には「#1」を、二番目の監視カメラ11bを選
択する場合には「#2」というように、#と数字の番号
で設定されている。この設定にしたがって作動する監視
カメラ11を選択することができる。次に、監視カメラ
11を左右方向に回動するためには、右方向の場合「0
2」を、左方向には「08」の0と偶数を、また、上下
方向に揺動するためには、上方向の場合「03」を、左
方向には「09」の0と奇数を操作するように設定され
ている。また、監視カメラ11を広角のズーミング操作
して拡大する場合には「*1」の*と奇数を、また、望
遠のズーミング操作して縮小する場合には「*2」の*
と偶数を操作するように設定されている。
【0022】上記構成において、次に画像表示手段付携
帯電話機31の作動について説明する。例えば、画像表
示手段付携帯電話機31を所有している個人は、機能キ
ー33を操作して監視機能の項目を選択する。画像表示
手段付携帯電話機31は内蔵している電話機能制御部6
3の中から監視機能の項目を選択し、映像画面43に
「監視」の文字と監視記号Knを表示する。次に、個人
は、自宅あるいは店舗の電話機23の電話番号および暗
証番号を制御用操作器40より入力する。これにより、
画像表示手段付携帯電話機31の電話番号および暗証番
号は、インタフェース制御部59、送受信回路57、お
よび通信回線55を経てアンテナ45より電波が発信さ
れ、その電波を無線基地局73で受けた後に回線を用い
て電話局79から自宅あるいは店舗の電話機23に電送
される。電話機23は、暗証番号が登録されている暗証
番号に合っていたらパソコン21に起動信号を送信し、
パソコン21を起動する。パソコン21が起動すると、
パソコン21はサービス総合ディジタル網25(ISD
N25)を介して接続されるとともに、監視カメラ11
に家屋内5の状況を撮影するように監視カメラ11の起
動開始の指令を出力する。監視カメラ11が撮影を開始
したら、映像された家屋内5の状況はディジタル化し画
像信号に変換される。この画像信号は前記のように、パ
ソコン21から電話局79に伝送された画像信号は、電
話局79および無線基地局73を経て、無線基地局73
から無線電波にて画像表示手段付携帯電話機31に伝送
される。画像表示手段付携帯電話機31では、伝送され
た画像信号を後述する電話機能制御部63で処理して映
像画面43に監視カメラ11で映像した家屋内5の状況
を映し出す。個人は、この画像を得て、監視カメラ11
が正確に作動していることを確認した後に、これから監
視しようとする個所を撮影する監視カメラ11を選択す
る。
【0023】例えば、一番目の監視カメラ11aを選択
する場合には、前記のように、「#1」を操作する。次
に、見たいところに監視カメラ11aを回動あるいは揺
動するために、左右方向のキー「02」を、左方向には
「08」を、また、上下方向に揺動するためには、上方
向の場合「03」を、左方向には「09」を操作するこ
とにより、監視カメラ11を所望する方向に左右回動あ
るいは上下揺動する。また、更に詳細に監視したいとき
には「*1」を操作して広角のズーミング操作をする。
また、更に広い範囲を監視したいときには「*2」を操
作して望遠のズーミング操作をする。この操作は操作信
号として、前記のごとく、無線基地局73、電話局79
を経て、サービス総合ディジタル網25(ISDN2
5)からパソコン21に伝送される。
【0024】パソコン21は、画像表示手段付携帯電話
機31の操作にしたがって受けた操作信号に応じて監視
カメラ11に作動信号を出力する。例えば、画像表示手
段付携帯電話機31が「*1」あるいは「*2」のズー
ミング操作を行われた場合には、パソコン21は、その
操作信号を受けて監視カメラ11にズーミングの作動信
号を出力する。これにより、監視カメラ11は、ズーミ
ングの作動を行なって家屋内5の所望の位置を広角ある
いは望遠の映像にして映し出す。
【0025】監視カメラ11は、映像された家屋内5の
状況を電荷結合素子(CCD撮像素子)により映像し、
光電変換によって得た信号電荷をディジタル信号として
パソコン21に出力している。このとき、映像を写した
ときに明るさが不足していることを監視カメラ11の図
示しない明るさの自動調整機構が検出した場合には、監
視カメラ11からパソコン21に指令信号を出力し、パ
ソコン21は家屋内5の電灯25に点灯の指令を出力す
るようにしている。あるいは、監視カメラ11がライト
を有しており、このライトを点灯するようにしても良
い。また、監視カメラ11のマイクロフォン11aは、
周囲の発生する音を集音して音声信号としてパソコン2
1に送信している。
【0026】パソコン21に出力された画像信号および
音声信号はディジタル信号として、パソコン21に接続
されたサービス総合ディジタル網25(ISDN25)
の回線で電話局79に伝送される。電話局79に伝送さ
れた画像信号は、電話局79から無線基地局73を経
て、無線基地局73から無線電波にて画像表示手段付携
帯電話機31に伝送される。画像表示手段付携帯電話機
31では、伝送された画像信号を電話機能制御部63で
処理されて、映像画面43に監視カメラ11で映像した
家屋内5の状況を映し出す。また、音声信号はインタフ
ェース制御部59およびコーデック61で処理されて、
画像表示手段付携帯電話機31の受話器47から家屋内
5の状況を音声として出すことができる。
【0027】これにより、画像表示手段付携帯電話機3
1を保持している個人は、画像表示手段付携帯電話機3
1の制御用操作器40のキー類を操作することにより画
像表示手段付携帯電話機31から電話局79および無線
基地局73を経て、遠方にある家屋内5の監視カメラ1
1を作動させて、映像画面43に監視カメラ11で映像
した家屋内5の状況を映し出すことができるとともに、
音声が集音できて、より確実に家屋内5の状況を把握す
ることができる。このように、画像表示手段付携帯電話
機を持参している個人は遠方より監視カメラが設置され
ている自分の家庭あるいは店舗等の状況を把握すること
ができ、必要な監視あるいは看護等を行うことができ
る。
【0028】なお、上記実施形態では、家屋内にパソコ
ン21を配置して、画像表示手段付携帯電話機31から
の指令により、監視カメラ11を遠隔操作するようにし
たが、家屋内に専用のコンピュータを設置して、コンピ
ュータにより監視カメラ11を操作するようにしても良
い。機能キー33に監視機能の項目を挿入するとともに
暗証番号を入れるようにしているが、電話番号を暗証記
号としても良い。また、機能キー33に監視機能の項目
を挿入したが、制御用操作器40のキー類を操作するこ
とにより監視機能が出来るようにしても良い。また、画
像信号と音声信号より状況を監視するようにしたが、画
像信号のみにより監視を行っても良い。また、監視カメ
ラ11の作動を遠隔操作するために、制御用操作器40
の記号は監視カメラの番号として「#1」を、左右方向
のキー「02」等を用いたが、これに囚われることなく
他の記号を使用しても良い。
【0029】上述のような実施形態によれば、画像表示
手段付携帯電話機の制御用操作器を操作して、無線基地
局から電話局を介して家屋内に配置された複数の監視カ
メラの一つを選択するとともに、左右方向、上下方向、
あるいは、ズーミングに作動させて家屋内を映像し、前
記監視カメラで映像した家屋内の状況を電話局から無線
基地局を介して画像表示手段付携帯電話機に伝送して映
像画面に映し出すようにしたので、家屋内の状況を画像
表示手段付携帯電話機に操作することで必要な時にはい
つでも遠方より遠隔監視が出来る。これにより、操作が
容易で、必要に応じて何時でも遠方より個人的に屋内の
監視を携帯電話機により行なうことを可能としている。
【0030】また、監視カメラは、画像表示手段付携帯
電話機の制御用操作器を操作して指令を出力することに
より、その指令に応じてパーソナルコンピュータで起動
・停止が行われるとともに、左右方向、上下方向、ある
いは、ズーミングに作動させることができるため、容易
な操作により家屋内を監視することができる。
【0031】また、画像表示手段付携帯電話機には機能
選択キーが設けられ、機能選択キーで家屋内の状況を監
視できる機能選択を行うことにより、画像表示手段付携
帯電話機の制御用操作器で監視カメラを遠隔制御出来る
ため、操作を容易にするとともに、必要に応じて何時で
も遠方より個人的に屋内の監視を可能としている。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、家
屋内外の複数箇所に配置され上下左右並びにズーム操作
可能な監視カメラを配置し、この監視カメラの駆動制御
並びにカメラ切替制御を可能ならしめた制御手段を有
し、この制御手段には画像表示手段を有する電話機との
インターフェイスが備えられるとともに、前記監視カメ
ラの撮像信号を前記電話機に伝送する伝送部と、前記電
話機側の制御操作により前記監視カメラの駆動操作をな
すドライバとを備え、前記電話機側で画像表示をなしつ
つ監視カメラの駆動制御操作を可能としたので、一般の
家庭で個人的に、安価で、かつ、プライバシーを守れる
とともに、必要な時期にはいつでも遠隔監視が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電話機による遠隔監視
システムの全体構成概念図である。
【図2】本発明の実施形態に係る電話機による遠隔監視
システムのブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像表示手段付携帯電
話機の正面外観図の一例である。
【図4】従来の携帯電話機による通信網システムの全体
構成概念図である。
【符号の説明】
1………携帯電話機による遠方用監視システム、5……
…家屋内、11………監視カメラ、13………上下用電
動モータ、15………回動用電動モータ、21………パ
ーソナルコンピュータ、23………電話機、25………
サービス総合ディジタル網(ISDN)、25………電
灯、31………画像表示手段付携帯電話機、33………
機能キー、40………制御用操作器、43………映像画
面、45………アンテナ、47………受話器、49……
…送話器、59………インタフェース制御部、63……
…電話機能制御部、73………無線基地局、79………
…電話局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA01 AB62 AB65 AB66 AC00 5C054 AA01 AA05 CA04 CD04 CE16 CF05 EA03 FA04 FF02 GA04 GB01 HA19 5C056 AA07 BA10 CA01 CA19 DA11 EA06 5K048 AA15 BA10 BA12 DB01 DC01 EA16 EB02 EB15 FB05 HA01 HA02 HA04 HA06 5K101 KK13 LL12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋内外の複数箇所に配置され上下左右
    並びにズーム操作可能な監視カメラを配置し、この監視
    カメラの駆動制御並びにカメラ切替制御を可能ならしめ
    た制御手段を有し、この制御手段には画像表示手段を有
    する電話機とのインターフェイスが備えられるととも
    に、前記監視カメラの撮像信号を前記電話機に伝送する
    伝送部と、前記電話機側の制御操作により前記監視カメ
    ラの駆動操作をなすドライバとを備え、前記電話機側で
    画像表示をなしつつ監視カメラの駆動制御操作を可能と
    したことを特徴とする電話機による遠隔監視システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段をパーソナルコンピュータ
    により構成し、電話機からの制御信号を通信回線を通じ
    て監視カメラを起動・停止するとともに、左右方向、上
    下方向、あるいは、ズーミング作動可能としてなること
    を特徴とする請求項1記載の電話機による遠隔監視シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段には画像メモリが設けら
    れ、操作端末側の電話機による制御信号により監視カメ
    ラによる撮像画像の記録を可能としてなることを特徴と
    する請求項1記載の電話機による遠隔監視システム。
  4. 【請求項4】 前記電話機は携帯電話機であることを特
    徴とする請求項1に記載の電話機による遠隔監視システ
    ム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003152901A (ja) * 2001-11-19 2003-05-23 Taiko Electric Works Ltd 非常通報映像伝送装置
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