JP4225117B2 - ドアホンシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、宅内に設けられる親機と宅外に設けられるドアホン子器とを通信線にて通話可能に接続して構成されるドアホンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は従来のドアホンシステムの概略構成図、図14は同ドアホンシステムのブロック構成図である。
【0003】
従来のドアホンシステムは、図13に示すように、宅外に設置されるドアホン子器2と、宅内に設置される親機3および副親機4とを備え、ドアホン子器2と親機3は通信線L1で接続され、親機3と副親機4は無線で接続されている。
【0004】
図14のドアホン子器2において、22はカメラ221および画像処理部220によりなる撮像部、23はマイク231、スピーカ232および音声処理部230によりなる音声入出力部、24は映像信号や音声信号の多重化や分離を行う多重/分離回路部、26は有線接続で親機3と通信を行う有線インターフェース(I/F)部、20は画像、音声処理部の制御や通信制御等を行う制御回路部である。
【0005】
親機3において、31は有線接続でドアホン子器2と通信を行う有線インターフェース部、32Aはモニタ322および画像処理部320によりなる表示部(画像出力部)、33はマイク331、スピーカ332および音声処理部330によりなる音声入出力部、34は映像信号や音声信号の多重化や分離を行う多重/分離回路部、36Aはアンテナ361および無線回路部362によりなり無線接続で副親機4と通信を行う無線通信部、30は画像、音声処理部の制御や通信制御等を行う制御回路部である。
【0006】
副親機4において、41Aはアンテナ411および無線回路部412によりなる無線通信部、42Aはモニタ422および画像処理部420によりなる表示部、43はマイク431、スピーカ432および音声処理部430によりなる音声入出力部、44は映像信号や音声信号の多重化や分離を行う多重/分離回路部、40は画像、音声処理部の制御や通信制御等を行う制御回路部である。
【0007】
上記構成のドアホンシステムにおいて、来訪により、ドアホン子器2から親機3および副親機4が呼び出された場合、親機3および副親機4のうち住人が応答した方におけるモニタに来訪者が映し出され、各々に搭載された音声入出力部を介して、双方向で通話を行うことができる。
【0008】
また、親機3と副親機4との間が無線で接続されているので、通信可能エリア内であれば副親機4を自由に設置することができるため、利便性が良く、また配線が不要になるために施工性が良くなる。
【0009】
上記従来のドアホンシステムのほか、親機と副親機との間で有線通信が行われるものも存在している。また、図示していないが各機器には一般に操作部が設けられ、来訪者の確認後に、親機3または副親機4の操作部を操作することにより、ドアの施錠、開錠を行うシステムも提案されている。
【0010】
なお、特許文献1には、ドアホン子器のカメラユニットで撮像した映像信号をコードレス携帯端末子機に伝送し、制御データ信号をコードレス携帯端末子機から伝送できるようにしたドアホン装置が開示されている。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−115756号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のドアホンシステムは、親機または副親機のモニタにドアホン子器の撮像部からの画像を表示する構成になっているので、ドアホン子器の撮像部の視認範囲や角度の制限のために、来訪者(不審者)の人数やその陰に隠れている人物を確認などすることができないという課題がある。
【0013】
このような課題を解決するためには、監視カメラを宅外に別途設ければよい。しかし、宅外に監視カメラを別途設ける場合、映像(画像)信号の配線のために手軽に設置できるという訳にはいかない。
【0014】
また、そのためにワイヤレス式の監視カメラを宅外に設置したとしても、監視カメラから宅内の親機までの距離の問題や、壁などによる透過損失の問題などにより、通信できなくなる場合や、モニタに表示される画像の品質が悪くなるなどの不具合が生じる。
【0015】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、監視カメラと親機との間の距離が通信可能距離より長い場合でも、あるいは壁などによる損失で通信不可となる場合でも、監視カメラからの画像情報を親機に安定して受信させることができ、監視カメラからの良好な画像を表示することができるドアホンシステムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明のドアホンシステムは、画像撮像用の撮像手段、およびこの撮像手段の撮像で得られた画像情報を無線通信で送信するための無線送信手段を備え、宅外に設置される監視カメラと、この監視カメラから送信された画像情報を受信するための無線受信手段、音声入力用の子機側音声入力手段、および音声出力用の子機側音声出力手段を備えるとともに、前記無線受信手段で受信された画像情報、および前記子機側音声入力手段からの音声情報を有線通信で送信するほか、音声情報を前記子機側音声出力手段用として有線通信で受信するための有線送受信手段を備え、宅外に設置される1乃至複数のドアホン子器と、音声入力用の親機側音声入力手段、音声出力用の親機側音声出力手段、および画像表示用の画像表示手段を備えるとともに、前記親機側音声入力手段からの音声情報を有線通信で前記ドアホン子器に送信するほか、前記ドアホン子器からの画像情報および音声情報をそれぞれ前記画像表示手段および前記親機側音声出力手段用として有線通信で受信するための有線送受信手段とを備え、宅内に設置される親機とにより構成され、前記1乃至複数のドアホン子器は、呼出用であってその呼出に応じた呼出信号が自己の有線送受信手段から送信される操作手段と、自己の無線受信手段で画像情報を受信する場合の無線信号の電界強度を測定するためのものであって測定結果が自己の有線送受信手段から送信される測定手段とをさらに備え、前記親機は、前記監視カメラから送信された画像を受信するための無線受信手段と、この無線受信手段で画像を受信する場合の無線信号の電界強度を測定するための測定手段とを備え、この測定手段により測定された電界強度と自己の有線送受信手段で受信された各ドアホン子器からの測定結果の電界強度とを比較し、自己の無線受信手段および自己の有線送受信手段を介した前記1乃至複数のドアホン子器のうち前記電界強度の強いものを選択し、当該選択した自己の無線受信手段または自己の有線送受信手段を介したドアホン子器から、前記監視カメラからの画像情報を取得し、前記選択処理を本ドアホンシステムの設置時および画像の通信品質が悪化したときに行い、前記監視カメラからの画像を前記画像表示手段に表示している場合に、自己の有線送受信手段で前記呼出信号が受信されると、前記ドアホン子器の撮像手段からの画像を前記画像表示手段に表示することを特徴とする。
【0017】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のドアホンシステムにおいて、前記ドアホン子器は、画像撮像用であって撮像で得られた画像情報が自己の有線送受信手段から前記親機に送信される撮像手段をさらに備えることを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のドアホンシステムにおいて、前記親機は、自己の有線送受信手段で受信される前記監視カメラおよび前記ドアホン子器からの各画像について、前記画像表示手段での表示の仕方を切り替える切替手段をさらに備えることを特徴とする。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のドアホンシステムにおいて、前記監視カメラは宅外に設置される照明器具に組み込まれることを特徴とする。
【0020】
請求項5記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のドアホンシステムにおいて、前記照明器具は所定のセンサを備え、前記監視カメラは前記センサの出力を利用して前記撮像手段の撮像を開始することを特徴とする。
【0021】
請求項6記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のドアホンシステムにおいて、前記監視カメラは、本システムを設けた住宅の使用電力量を検針する検針メータが取り付けられ、当該監視カメラに給電可能な支柱に設置されることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1基本構成)
図1は本発明による第1基本構成のドアホンシステムのブロック構成図、図2は同ドアホンシステムの概略構成図である。
【0023】
第1基本構成のドアホンシステムは、図2に示すように、宅外に設置される監視カメラ1およびドアホン子器2と、宅内に設置される親機3および副親機4とを備え、監視カメラ1とドアホン子器2は無線で接続され、ドアホン子器2と親機3は通信線L1で接続され、親機3と副親機4は別の通信線L2で接続されている。
【0024】
監視カメラ1は、図1に示すように、アンテナ111および無線回路部112により構成され少なくとも無線送信機能(図では無線送受信機能)を持つ無線通信部11と、画像(映像)撮像用のカメラ121およびその撮像で得られた画像信号から画像デジタル信号(画像情報)を得る画像処理部120により構成される撮像部12とを備えているほか、制御回路部10を備えている。
【0025】
ここで、無線には、準マイクロ波帯を使用する無線LANなどの小電力無線通信方式が使用される。
【0026】
制御回路部10は、例えばマイコンおよびメモリなどにより構成され、監視カメラ1全般の制御などの処理を行うものである。例えば、撮像部12で得られた画像情報を取り込み、無線通信部11を介してその取り込んだ画像情報を無線通信で送信する処理が実行される。
【0027】
ドアホン子器2は、アンテナ211および無線回路部212により構成され少なくとも無線受信機能(図では無線送受信機能)を持つ無線通信部21と、画像撮像用のカメラ221およびその撮像で得られた画像信号から画像情報を得る画像処理部220により構成される撮像部22とを備えているほか、音声入出力部23と、多重/分離回路部24と、操作部25と、有線インターフェース(I/F)部26と、制御回路部20とを備えている。
【0028】
音声入出力部23は、音声入力用のマイク231と、音声出力用のスピーカ232と、マイク231からの音声アナログ信号(音声信号)の増幅および音声デジタル信号(音声情報)へのA/D変換、並びに多重/分離回路部24からの音声情報の音声信号へのD/A変換、音声信号の増幅およびスピーカ232への出力などを行う音声処理部230とにより構成され、マイク231および音声処理部230を介して外部から音声を入力する一方、音声処理部230およびスピーカ232を介して外部に音声を出力するものである。
【0029】
多重/分離回路部24は、撮像部22および音声入出力部23からそれぞれ画像情報および音声情報を取得して画像音声情報に多重化する一方、制御回路部20からの画像音声情報から音声情報を分離抽出して音声入出力部23に出力するものである。
【0030】
操作部25は、呼出用としての例えば押釦などにより構成される。有線インターフェース部26は、通信線L1を介して親機3と接続され、親機3と有線通信で双方向通信をするためのものである。
【0031】
制御回路部20は、例えばマイコンなどにより構成され、ドアホン子器2全般の制御のほか各種処理を実行するものである。例えば、操作部25での呼出(押釦の押操作)に応じて、有線インターフェース部26を介して呼出信号を出力する処理が実行される。また、無線通信部21で受信された監視カメラ1からの画像情報および多重/分離回路部24で多重化された画像音声情報を取り込み、有線インターフェース部26を介して、取り込んだ画像情報および画像音声情報を送信する処理が実行される。さらに、有線インターフェース部26を介して、画像音声情報を受信し、これを多重/分離回路部24に出力する処理が実行される。
【0032】
親機3は、通信線L1を介してドアホン子器2と接続され、ドアホン子器2と有線通信で双方向通信をするための有線インターフェース部31を備えているほか、画像入出力部32と、音声入出力部33と、多重/分離回路部34と、操作部35と、有線インターフェース部36と、制御回路部30とを備えている。
【0033】
画像入出力部32は、画像撮像用のカメラ321と、画像表示用のモニタ322と、カメラ321の撮像で得られた画像信号から画像情報を取得する一方、多重/分離回路部34からの画像情報を基にモニタ322に画像を表示する画像処理部320とにより構成されている。
【0034】
音声入出力部33は、音声入力用のマイク331と、音声出力用のスピーカ332と、マイク331からの音声信号の増幅および音声情報へのA/D変換、並びに多重/分離回路部34からの音声情報の音声信号へのD/A変換、音声信号の増幅およびスピーカ332への出力などを行う音声処理部330とにより構成されている。
【0035】
多重/分離回路部34は、画像入出力部32および音声入出力部33からそれぞれ画像情報および音声情報を取得して画像音声情報に多重化する一方、制御回路部30からの音声情報、画像情報または画像音声情報から、画像情報または音声情報を分離抽出し、画像情報を画像入出力部32に、音声情報を音声入出力部33に出力するものである。
【0036】
操作部35は、副親機4呼出用またはドアホン子器2応対用としての例えば押釦および応答用としての例えば押釦などにより構成される。有線インターフェース部36は、通信線L2を介して副親機4と接続され、副親機4と有線通信で双方向通信をするためのものである。
【0037】
制御回路部30は、例えばマイコンおよびメモリなどにより構成され、親機3全般の制御のほか各種処理を実行するものである。例えば、有線インターフェース部31,36間の中継処理、および操作部35での副親機4の呼出に応じて、有線インターフェース部36を介して呼出信号を出力する処理が実行される。
【0038】
また、有線インターフェース部31,36を介して呼出信号を受信すると、多重/分離回路部34を介して音声入出力部33に呼出用の音声情報を出力する処理が実行される。
【0039】
さらに、操作部35での応答時(例えば応答用としての押釦の押操作時点から所定期間)には、有線インターフェース部31,36を介して、画像情報または画像音声情報を取得して多重/分離回路部34に出力するほか、多重/分離回路部34からの画像音声情報を、有線インターフェース部31,36を介して出力する処理が実行される。つまり、応答時には、ドアホン子器2との双方向の通話が可能になるほか、ドアホン子器2によって中継された監視カメラ1からの画像およびドアホン子器2のカメラ221からの画像、または副親機4のカメラ421からの画像が、モニタ322に表示されるのである。
【0040】
副親機4は、通信線L2を介して親機3と接続され、親機3と有線通信で双方向通信をするための有線インターフェース部41を備えているほか、画像入出力部42と、音声入出力部43と、多重/分離回路部44と、操作部45と、制御回路部40とを備えている。
【0041】
画像入出力部42は、画像撮像用のカメラ421と、画像表示用のモニタ422と、カメラ421の撮像で得られた画像信号から画像情報を取得する一方、多重/分離回路部44からの画像情報を基にモニタ422に画像を表示する画像処理部420とにより構成されている。
【0042】
音声入出力部43は、音声入力用のマイク431と、音声出力用のスピーカ432と、マイク431からの音声信号の増幅および音声情報へのA/D変換、並びに多重/分離回路部44からの音声情報の音声信号へのD/A変換、音声信号の増幅およびスピーカ432への出力などを行う音声処理部430とにより構成されている。
【0043】
多重/分離回路部44は、画像入出力部42および音声入出力部43からそれぞれ画像情報および音声情報を取得して画像音声情報に多重化する一方、制御回路部40からの音声情報、画像情報または画像音声情報から、画像情報または音声情報を分離抽出し、画像情報を画像入出力部42に、音声情報を音声入出力部43に出力するものである。
【0044】
操作部45は、親機3呼出用としての例えば押釦および応答用としての例えば押釦などにより構成される。
【0045】
制御回路部40は、例えばマイコンおよびメモリなどにより構成され、副親機4全般の制御のほか各種処理を実行するものである。例えば、操作部45での親機3の呼出に応じて、有線インターフェース部41を介して呼出信号を出力する処理が実行される。
【0046】
また、有線インターフェース部41を介して呼出信号を受信すると、多重/分離回路部44を介して音声入出力部43に呼出用の音声情報を出力する処理が実行される。
【0047】
さらに、操作部45での応答時には、有線インターフェース部41を介して、画像情報または画像音声情報を取得して多重/分離回路部44に出力するほか、多重/分離回路部44からの画像音声情報を、有線インターフェース部41を介して出力する処理が実行される。つまり、応答時には、ドアホン子器2との双方向の通話が可能になるほか、ドアホン子器2および親機3によって中継された監視カメラ1からの画像および親機3によって中継されたドアホン子器2のカメラ221からの画像、または親機3のカメラ321からの画像が、モニタ422に表示されるのである。
【0048】
次に、上記ドアホンシステムの動作について説明する。来訪者が操作部25で呼出用の操作をすると、呼出信号が有線インターフェース部26を介して親機3に送信され、親機3により受信されて副親機4に中継され、副親機4により受信される。そして、親機3において、制御回路部30から多重/分離回路部34を介して音声入出力部33に呼出用の音声情報が出力される一方、副親機4において、制御回路部40から多重/分離回路部44を介して音声入出力部43に呼出用の音声情報が出力される。これにより、親機3のスピーカ332および副親機4のスピーカ432から、来訪を告げる呼出音が鳴る。
【0049】
この後、住人が例えば親機3の操作部35で応答用の操作をすると、ドアホン子器2との通話が可能になるとともに、監視カメラ1からの画像情報およびドアホン子器2からの画像音声情報が、制御回路部30から多重/分離回路部34に出力され、画像情報および音声情報がそれぞれ画像入出力部32および音声入出力部33に入力される。これにより、監視カメラ1からの画像とドアホン子器2のカメラ221からの画像がモニタ322に表示され、ドアホン子器2のマイク231からの音声がスピーカ332から出力される。
【0050】
これに対し、住人が副親機4の操作部45で応答用の操作をすると、ドアホン子器2との通話が可能になるとともに、監視カメラ1からの画像情報およびドアホン子器2からの画像音声情報が、制御回路部40から多重/分離回路部44に出力され、画像情報および音声情報がそれぞれ画像入出力部42および音声入出力部43に入力される。これにより、監視カメラ1からの画像とドアホン子器2のカメラ221からの画像がモニタ422に表示され、ドアホン子器2のマイク231からの音声がスピーカ432から出力される。
【0051】
第1基本構成によれば、監視カメラ1から無線通信で送信された画像情報が、ドアホン子器2によって受信され、有線通信で親機3側に中継されるので、壁などで透過損失の影響を受けない、高い通信信頼性を確保することができる。これにより、監視カメラ1と親機3との間の距離が通信可能距離より長い場合でも、あるいは壁などによる損失で通信不可となる場合でも、監視カメラ1からの画像を親機3側に安定して受信させることができ、監視カメラ1からの良好な画像をモニタに表示することができる。
【0052】
なお、第1基本構成では、画面を見ながら内線通話ができるように、親機3,副親機4にそれぞれカメラ321,421が設けられる構成になっているが、カメラ321,421を設けない構成でも構わない。
【0053】
また、監視カメラ1には、親機3または副親機4のような音声入出力部が設けられない構成になっているが、同様の音声入出力部および多重/分離回路部を設けるようにしてもよい。また、監視カメラ1に対する多重化情報には、監視カメラ1の遠隔制御用としての制御コマンドを含めるようにしてもよい。
【0054】
(第2基本構成)
図3は本発明による第2基本構成のドアホンシステムの概略構成図である。
【0055】
第2基本構成のドアホンシステムは、第1基本構成との相違点として、親機3において、操作部35が、モニタ322での表示の仕方を切り替えるための例えば押釦をさらに備え、制御回路部30が、操作部35での表示の仕方の切替操作に応じて、有線インターフェース部31で受信される監視カメラ1およびドアホン子器2のカメラ221からの各画像について、モニタ322での表示の仕方を切り替える処理をさらに実行することを特徴とする。
【0056】
例えば、通常は、ドアホン子器2のカメラ221からの画像をモニタ322に表示する処理がなされる。この後、必要に応じて操作部35で表示の仕方の切替操作を行えば、図3に示すように、軒下天井に設置された監視カメラ1からの画像をモニタ322に表示する処理がなされる。
【0057】
通常時のカメラ221では、従来のドアホンシステムと同様に、カメラ221の視認範囲や角度の制限のために、来訪者(不審者)の全身や人数などの確認ができないが、切替操作に応じて、軒下天井に設置された監視カメラ1からの画像をモニタ322に表示することにより、来訪者の全身や人数などの確認ができるようになる。また、陰に隠れた人物を確認することもできる。
【0058】
なお、第2基本構成では、操作部35での表示の仕方の切替操作に応じて、監視カメラ1からの画像をモニタ322に切替表示する構成になっているが、監視カメラ1およびドアホン子器2のカメラ221からの各画像のうち、一方の画像をモニタ322に表示するとともに、他方の画像をモニタ322の一部にいわゆるスーパーインポーズで表示するようにしてもよい。
【0059】
また、監視カメラ1の設置場所は、ドアホン子器2との間で安定した無線通信が行える位置関係にある必要があるので、監視カメラ1から送られる電波の強度をスピーカ232から音で知らせる機能をドアホン子器2に設けることにより、音声やブザー音などの音で、監視カメラ1の設置場所を決めることができ、監視カメラ1の施工性が良くなる。
【0060】
(第3基本構成)
図4は本発明による第3基本構成のドアホンシステムの概略構成図である。
【0061】
第3基本構成のドアホンシステムは、第1または第2基本構成との相違点として、図4に示すように、監視カメラ1が、宅外に設置されるポーチライトなどの照明器具5に組み込まれることを特徴とする。
【0062】
照明の不足する場所に監視カメラを設置する場合には、高感度カメラや赤外線カメラなどを使用する必要があるが、そのようなカメラは、高価であるため、住宅を対象とする簡易的な監視用途には不向きである。
【0063】
第3基本構成によれば、照明器具5に監視カメラ1が組み込まれるので、夜間でも十分な光量を確保することができるため、上記のような高価なカメラを使用しなくても、来訪者の画像を良好に撮像することができる。また、照明器具5への商用電源を近傍の監視カメラ1にも共有しやすい。さらに、監視カメラ1を照明器具5内に組み込むようにすれば、監視カメラ1を照明器具5内に隠すことが可能になるため、カメラ221以外から監視されていることを来訪者に意識させないようにすることが可能となる。ただし、照明器具のような外乱ノイズ発生源の傍らに監視カメラ1を配置するわけであるから、監視カメラ1に対し、例えば従来の手法でノイズシールド対策を充分に施す必要がある。
【0064】
(第4基本構成)
図5は本発明による第4基本構成のドアホンシステムの概略構成図である。
【0065】
第4基本構成のドアホンシステムは、第3基本構成との相違点として、照明器具5が例えば人感センサ6を備え、監視カメラ1が人感センサ6の出力(人検出出力)を利用するか、または人感センサ6の人体感知成否と連動して点灯オンオフする照明器具5の点灯開始の信号を検知することによって、撮像開始のトリガとすることを特徴とする。
【0066】
このような構成のドアホンシステムでは、図5(a)に示すように来訪者が居ない状態から、図5(b)に示すように、人感センサ6の検出エリア内に来訪者が入ると、人感センサ6から人検出出力が出され、監視カメラ1が撮像部12での撮像を開始する。撮像部12で得られた画像情報は、無線通信部11を介して無線通信で送信され、ドアホン子器2により受信されて親機3および副親機4に中継される。そして、親機3において、監視カメラ1からの画像がモニタ322に表示される一方、副親機4において、監視カメラ1からの画像がモニタ422に表示される。
【0067】
第4基本構成によれば、夜間に照明器具5を消灯していたとしても、人感センサ6の人検出出力をトリガ入力として、照明器具5および監視カメラ1の電源をオンにし、照明器具5の照明下で監視カメラ1により撮像した来訪者の画像情報を、ドアホン子器2を介して親機3および副親機4に送信することができる。
【0068】
なお、図5では、人感センサ6が、照明器具5の外部に設けられているが、照明器具5に内蔵される構成でもよい。
【0069】
また、監視カメラ1の焦点距離を変えない場合には、トリガ入力後、監視カメラ1の電源を先にオンにし、照明器具5の電源を後でオンにするなど、電源のオンのタイミングを変えることができ、来訪者(不審者)による照明器具5の点灯時の反応を見逃すことを無くすことができる。
【0070】
さらに、人感センサ6の他に照度センサなどを別連結すれば、周囲の明るさに合わせて照明器具5を自動的にオン/オフさせることができ、監視カメラ1を連続撮影させることも可能である。なお、監視カメラ1の撮像部12で得られる画像情報から、周囲の明るさを判断するようにしてもよい。
【0071】
(第5基本構成)
図6は本発明による第5基本構成のドアホンシステムの概略構成図である。
【0072】
第5基本構成のドアホンシステムは、第1基本構成との相違点として、図6に示すように、使用電力量などの検針メータ71が取り付けられ、電線などの引込線72により給電可能な支柱7に監視カメラ1が設置されていることを特徴とする。
【0073】
支柱7は、電信柱のことではなく、一般的に、使用電力量などを検針する巡回担当者が道路から住宅の壁越しに、検針メータ71の数値を読み取ることができるように数mの高さに設定される。
【0074】
第5基本構成によれば、数mの高さの支柱7から住宅内の庭や、門扉周辺、道路などの画像を監視カメラ1で撮像するので、高い視点での映像取得が可能になる。また、高所から臨むので、監視カメラ1からドアホン子器2に至る範囲内に遮るものが少ないことを期待することができ、監視カメラ1およびドアホン子器2間の無線通信の信頼性が高くなる環境を作り出すことができる。
【0075】
(第1実施形態)
図7は本発明による第1実施形態のドアホンシステムの概略構成図、図8は同ドアホンシステムのブロック構成図である。
【0076】
第1実施形態のドアホンシステムは、第5基本構成との相違点として、図7,図8に示すように、ドアホン子器2および親機3が、それぞれ例えばハードディスク装置などの記憶部27,37に監視カメラ1からの画像情報を記憶しながら、親機3がその画像をモニタ322に表示している場合に、親機3の制御回路部30Aが、有線インターフェース部31でドアホン子器2からの呼出信号を受信すると、来訪者検出の機能によりドアホン子器2からの画像に切り替えてモニタ322に表示するほか、操作部35の操作に応じて、記憶部27,37に記憶された画像をモニタ322に表示することを特徴とする。
【0077】
ここで、親機3の操作部35における例えば所定の押釦を押すなどして、記憶部27,37に記憶された画像を見るための切替操作をすると、記憶部27に記憶された画像をモニタ322に表示する場合には、制御回路部30Aが有線インターフェース部31を介して画像送信依頼のコードを送信し、制御回路部20Aが有線インターフェース部26を介してそのコードを受信すると、記憶部27に記憶された監視カメラ1からの画像情報を読み出して有線インターフェース部26を介して送信し、制御回路部30Aが有線インターフェース部31を介して監視カメラ1からの画像情報を受信すると、それを多重/分離回路部34に出力することにより、監視カメラ1からの画像をモニタ322に表示する。記憶部37に記憶された画像をモニタ322に表示する場合には、制御回路部30Aが記憶部37に記憶された監視カメラ1からの画像情報を読み出し、それを多重/分離回路部34に出力することにより、監視カメラ1からの画像をモニタ322に表示する。
【0078】
次に、上記構成のドアホンシステムの動作について説明する。監視カメラ1からの画像がドアホン子器2の中継を経て親機3のモニタ322に表示されている場合に、来訪者が操作部25で呼出用の操作をすると、モニタ322に表示されている監視カメラ1からの画像がドアホン子器2のカメラ221からの画像に自動的に切り替わる。これにより、従来のドアホンシステムと同様に、ドアホン子器2のカメラ221からの画像を見ながら応対することができる。
【0079】
また、親機3の操作部35で、記憶部27,37に記憶された画像を見るための切替操作をすることにより、記憶部27,37に記憶された監視カメラ1からの画像がモニタ322に表示されることになる。これにより、必要に応じて、記憶部27,37に記憶された監視カメラ1からの画像をモニタ322で確認することができる。
【0080】
なお、モニタ322での画像の表示については、監視カメラ1およびドアホン子器2のカメラ221からの各画像のうち、一方の画像をモニタ322に表示するとともに、他方の画像をモニタ322の一部に表示するようにしてもよい。
【0081】
また、第1実施形態では、応対前から監視カメラ1からの画像情報が記憶部27,37に記憶される構成になっているが、呼出用の操作時点から始まる応対中における監視カメラ1からの画像情報が記憶部27,37に記憶される構成でもよい。
【0082】
さらに、ドアホン子器2および親機3の双方に、監視カメラ1からの画像情報を記憶するための記憶部27,37が設けられる構成になっているが、ドアホン子器2および親機3の一方に、監視カメラ1からの画像情報を記憶するための記憶部が設けられる構成でもよい。特に、親機3に設ける方がシステム動作が簡単になるのでより望ましい。
【0083】
(第2実施形態)
図9は本発明による第2実施形態のドアホンシステムの概略構成図、図10は同ドアホンシステムのブロック構成図である。
【0084】
第2実施形態のドアホンシステムは、第5基本構成との相違点として、図9,図10に示すように、ドアホン子器2が、無線通信部21で画像情報を受信する場合の無線信号の電界強度を測定するためのものであって、測定結果が制御回路部20Bにより有線インターフェース部26から送信される測定部28をさらに備え、親機3が、監視カメラ1から送信された画像情報を受信するための無線通信部36Aと、この無線通信部36Aで画像情報を受信する場合の無線信号の電界強度を測定するための測定部38とを備え、制御回路部30Bにおいて、測定部38により測定された電界強度と有線インターフェース部31で受信された上記測定結果の電界強度とを比較し、無線通信部36Aおよび有線インターフェース部31のうち上記電界強度の強い方から、監視カメラ1からの画像情報を取得することを特徴とする。
【0085】
また、親機3が、有線インターフェース部36に代えて、アンテナ361および無線回路部362により構成され無線送受信機能を持つ無線通信部36Aを備えていることから、副親機4も、有線インターフェース部41に代えて、アンテナ411および無線回路部412により構成され無線送受信機能を持つ無線通信部41Aを備えている。
【0086】
次に、上記構成のドアホンシステムの動作について説明する。ドアホン子器2において、監視カメラ1からの画像情報を受信する場合、その無線信号の電界強度が測定部28で測定され、その電界強度を示す受信電力の情報が制御回路部20Bにより有線インターフェース部26から送信される。
【0087】
この後、親機3において、制御回路部30Bが有線インターフェース部31を介して上記受信電力の情報を受信すると、測定部38により測定された電界強度を示す受信電力と有線インターフェース部31を介して受信した受信電力とを比較し、無線通信部36Aおよび有線インターフェース部31のうち上記受信電力の大きい方から、監視カメラ1からの画像情報を取得する。
【0088】
これにより、親機3が、自らの経路選択により、無線通信部21および無線通信部36Aのうち監視カメラと良い電波環境の関係にある無線通信部から、監視カメラ1からの画像情報を受信することができる。
【0089】
また、運用時にパケットエラーレートなどの通信品質が悪化した場合、再度経路選択の処理を行うことにより、安定した経路を常に選択することができる。
【0090】
さらに、親機3と副親機4との間も無線で接続されているので、通信可能エリア内であれば副親機4を自由に設置することができるため、利便性が良く、また配線が不要になるために施工性が良くなる。
【0091】
なお、本実施形態の用途として、施工時設置時の初期設定時点が有効であるが、そうでなくとも、例えば、親機〜カメラ間の電界強度値と、ドアホン子器〜カメラ間の電界強度値とが僅差の場合には、親機〜カメラ間の無線ルートと、ドアホン子器〜カメラ間の無線ルートとの比較および採用を、時間帯に限らず、定期的に行うようにしてもよい。いずれにせよ、無線転送する画像の同一性については、特定の必要はない。なぜなら、電界強度は画像の撮像結果データそのものについてではなく設置環境に因って左右されるからである。
【0092】
(第3実施形態)
図11は本発明による第3実施形態のドアホンシステムの概略構成図、図12は同ドアホンシステムのブロック構成図である。
【0093】
第3実施形態のドアホンシステムは、第5基本構成との相違点として、図11,図12に示すように、ドアホン子器2を複数備え、各ドアホン子器2が、無線通信部21で画像情報を受信する場合の無線信号の電界強度を測定するためのものであって測定結果が制御回路部20Bにより有線インターフェース部26から送信される測定部28をさらに備え、親機3の制御回路部30Cが、有線インターフェース部31で受信された複数のドアホン子器2からの各測定結果の電界強度を比較し、複数のドアホン子器2のうち上記電界強度の強いドアホン子器2から、有線インターフェース部31を介して監視カメラ1からの画像情報を受信することを特徴とする。
【0094】
また、親機3が、有線インターフェース部36に代えて、アンテナ361および無線回路部362により構成され無線送受信機能を持つ無線通信部36Aを備えているので、第2実施形態と同様の無線タイプの副親機4を使用することができる。
【0095】
次に、上記構成のドアホンシステムの動作について説明する。各ドアホン子器2において、監視カメラ1からの画像情報を受信する場合、その無線信号の電界強度が測定部28で測定され、その電界強度を示す受信電力の情報が制御回路部20Bにより有線インターフェース部26から送信される。
【0096】
この後、親機3において、制御回路部30Cが有線インターフェース部31を介して上記受信電力の情報を受信すると、複数のドアホン子器2からの各受信電力を比較し、複数のドアホン子器2のうち上記受信電力の大きいドアホン子器2から、有線インターフェース部31を介して監視カメラ1からの画像情報を受信する。
【0097】
これにより、親機3が、自らの経路選択により、複数のドアホン子器2のうち監視カメラ1と良い電波環境の関係にあるドアホン子器2から、監視カメラ1からの画像情報を受信することができる。
【0098】
また、運用時にパケットエラーレートなどの通信品質が悪化した場合、再度経路選択の処理を行うことにより、安定した経路を常に選択することができる。
【0099】
また、監視カメラ1〜親機3間の直接無線ルートについても、第2実施形態と同様に採用し、これを第3実施形態で上述したドアホン子器2の各器と親機3間の無線ルートでの検討結果と併せて、無線ルートの採用検討を行ってもかまわない。
【0100】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、監視カメラから無線通信で送信された画像情報が、ドアホン子器によって受信され、有線通信で親機に中継されることになるから、監視カメラと親機との間の距離が通信可能距離より長い場合でも、あるいは壁などによる損失で通信不可となる場合でも、監視カメラからの画像を親機に安定して受信させることができ、監視カメラからの良好な画像を表示することができる。さらには、来客時に迅速な応対が可能になる。また、親機が、自らの経路選択により、自己の無線受信手段および玄関や勝手口などに設置される複数のドアホン子器の無線受信手段のうち監視カメラと良い電波環境の関係にある無線受信手段から、監視カメラからの画像情報を受信することができる。
【0101】
請求項2記載の発明によれば、監視カメラからの画像とドアホン子器の撮像手段からの画像とにより、来訪者を確認することができる。
【0102】
請求項3記載の発明によれば、必要に応じて、監視カメラからの画像およびドアホン子器の撮像手段からの画像のうち少なくとも一方の画像に切り替えるなどして、来訪者を確認することができる。
【0103】
請求項4記載の発明によれば、夜間でも十分な光量を確保することができるため、高価な監視カメラを使用しなくても、来訪者の画像を良好に撮像することができる。また、照明器具への電源を監視カメラで使用することができる。
【0104】
請求項5記載の発明によれば、例えば、夜間に照明器具を消灯していたとしても、センサの出力をトリガ入力として、照明器具および監視カメラの電源をオンにすることが可能となり、照明器具の照明下で監視カメラにより撮像した来訪者の画像情報を、ドアホン子器を介して親機に送信することが可能になる。
【0105】
請求項6記載の発明によれば、支柱から住宅内や住宅前の道路を監視し、多くの情報を収集することができるとともに、障害物のない通信路の確保や、支柱に配線された電力線から電源をもらうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第1基本構成のドアホンシステムのブロック構成図である。
【図2】 同ドアホンシステムの概略構成図である。
【図3】 本発明による第2基本構成のドアホンシステムの概略構成図である。
【図4】 本発明による第3基本構成のドアホンシステムの概略構成図である。
【図5】 本発明による第4基本構成のドアホンシステムの概略構成図である。
【図6】 本発明による第5基本構成のドアホンシステムの概略構成図である。
【図7】 本発明による第1実施形態のドアホンシステムの概略構成図である。
【図8】 同ドアホンシステムのブロック構成図である。
【図9】 本発明による第2実施形態のドアホンシステムの概略構成図である。
【図10】 同ドアホンシステムのブロック構成図である。
【図11】 本発明による第3実施形態のドアホンシステムの概略構成図である。
【図12】 同ドアホンシステムのブロック構成図である。
【図13】 従来のドアホンシステムの概略構成図である。
【図14】 同ドアホンシステムのブロック構成図である。
【符号の説明】
1 監視カメラ
10 制御回路部
11 無線通信部
12 撮像部
2 ドアホン子器
20,20A,20B 制御回路部
21 無線通信部
22 撮像部
23 音声入出力部
24 多重/分離回路部
25 操作部
26 有線インターフェース(I/F)部
27 記憶部
28 測定部
3 親機
30,30A,30B,30C 制御回路部
31 有線インターフェース(I/F)部
32 画像入出力部
33 音声入出力部
34 多重/分離回路部
35 操作部
36 有線インターフェース(I/F)部
36A 無線通信部
37 記憶部
38 測定部
4 副親機
5 照明器具
6 人感センサ
7 支柱
Claims (6)
- 画像撮像用の撮像手段、およびこの撮像手段の撮像で得られた画像情報を無線通信で送信するための無線送信手段を備え、宅外に設置される監視カメラと、
この監視カメラから送信された画像情報を受信するための無線受信手段、音声入力用の子機側音声入力手段、および音声出力用の子機側音声出力手段を備えるとともに、前記無線受信手段で受信された画像情報、および前記子機側音声入力手段からの音声情報を有線通信で送信するほか、音声情報を前記子機側音声出力手段用として有線通信で受信するための有線送受信手段を備え、宅外に設置される1乃至複数のドアホン子器と、
音声入力用の親機側音声入力手段、音声出力用の親機側音声出力手段、および画像表示用の画像表示手段を備えるとともに、前記親機側音声入力手段からの音声情報を有線通信で前記ドアホン子器に送信するほか、前記ドアホン子器からの画像情報および音声情報をそれぞれ前記画像表示手段および前記親機側音声出力手段用として有線通信で受信するための有線送受信手段とを備え、宅内に設置される親機と
により構成され、
前記1乃至複数のドアホン子器は、呼出用であってその呼出に応じた呼出信号が自己の有線送受信手段から送信される操作手段と、自己の無線受信手段で画像情報を受信する場合の無線信号の電界強度を測定するためのものであって測定結果が自己の有線送受信手段から送信される測定手段とをさらに備え、
前記親機は、前記監視カメラから送信された画像を受信するための無線受信手段と、この無線受信手段で画像を受信する場合の無線信号の電界強度を測定するための測定手段とを備え、この測定手段により測定された電界強度と自己の有線送受信手段で受信された各ドアホン子器からの測定結果の電界強度とを比較し、自己の無線受信手段および自己の有線送受信手段を介した前記1乃至複数のドアホン子器のうち前記電界強度の強いものを選択し、当該選択した自己の無線受信手段または自己の有線送受信手段を介したドアホン子器から、前記監視カメラからの画像情報を取得し、前記選択処理を本ドアホンシステムの設置時および画像の通信品質が悪化したときに行い、前記監視カメラからの画像を前記画像表示手段に表示している場合に、自己の有線送受信手段で前記呼出信号が受信されると、前記ドアホン子器の撮像手段からの画像を前記画像表示手段に表示する
ことを特徴とするドアホンシステム。 - 前記ドアホン子器は、画像撮像用であって撮像で得られた画像情報が自己の有線送受信手段から前記親機に送信される撮像手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のドアホンシステム。
- 前記親機は、自己の有線送受信手段で受信される前記監視カメラおよび前記ドアホン子器からの各画像について、前記画像表示手段での表示の仕方を切り替える切替手段をさらに備えることを特徴とする請求項2記載のドアホンシステム。
- 前記監視カメラは宅外に設置される照明器具に組み込まれることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のドアホンシステム。
- 前記照明器具は所定のセンサを備え、
前記監視カメラは前記センサの出力を利用して前記撮像手段の撮像を開始する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のドアホンシステム。 - 前記監視カメラは、本システムを設けた住宅の使用電力量を検針する検針メータが取り付けられ、当該監視カメラに給電可能な支柱に設置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のドアホンシステム。
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