JPH10150143A - メモリモジュールおよびプリント基板 - Google Patents

メモリモジュールおよびプリント基板

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JPH10150143A
JPH10150143A JP8307790A JP30779096A JPH10150143A JP H10150143 A JPH10150143 A JP H10150143A JP 8307790 A JP8307790 A JP 8307790A JP 30779096 A JP30779096 A JP 30779096A JP H10150143 A JPH10150143 A JP H10150143A
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    • H05K1/181Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み制御端子を有する不揮発性メモリを
メモリモジュールのプリント基板に実装後、所定のデー
タを不揮発性メモリに書き込むことができるメモリモジ
ュールおよびプリント基板を提供する。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ、ワークステー
ションなどの電子機器、システムなどのそれぞれの用途
向けのメモリモジュールであって、メモリモジュール基
板1上に、EEPROM2と、プルアップ抵抗3と、複
数のメモリデバイス4と、複数のチップコンデンサとが
実装され、メモリモジュール基板1は、JEDEC統一
規格に適合した標準仕様のプリント基板が用いられ、こ
の主面にはEEPROM2の書き込み制御端子6の搭載
パッドに接続され、プルアップ抵抗3を介して電源Vc
cに接続された書き込み制御専用のパッド8が設けら
れ、このパッド8の電圧レベルが書き込み時に外部から
電気的に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリモジュール
の基板設計技術に関し、特にデータ入出力がシリアル形
式のEEPROM(Electrically Erasable and Progra
mmable Read OnlyMemory)などの不揮発性メモリを搭載
するメモリモジュールの設計および製造技術に好適なメ
モリモジュールおよびプリント基板に適用して有効な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの小型・
軽量化は急速に進んでおり、またこれらのパーソナルコ
ンピュータなどに搭載されるCPU(Central Processi
ng Unit)も多ビットバス化へと高性能化してきており、
これに伴い、メモリに対してもシステムバスへの高速・
大容量データ転送が実現できる多ビットバス対応モジュ
ールの開発が強く求められている。
【0003】そこで、ノート型、デスクトップ型のパー
ソナルコンピュータ、ワークステーションなどの電子機
器、システムなどのそれぞれの用途向けに、JEDEC
(Joint Electron Device Engineering Council)統一規
格に適合する多ビット化、大容量化、多ピン化を可能と
した標準仕様によるビットバス対応のメモリモジュール
の開発が進められてきている。
【0004】たとえば、このようなメモリモジュールの
識別データを提供するための記憶媒体としては、データ
の入出力がシリアル形式の不揮発性メモリであるEEP
ROMを搭載したメモリモジュールが用いられ、このメ
モリモジュールに搭載されるEEPROMとしてはI2
C(Inter-Integrated Circuit)インターフェイスの2線
式技術を用いたものなどが考えられる。
【0005】ここで、本発明者が検討した技術として、
図14および図15に、EEPROMの概略平面図とE
EPROMの内部構成図との一例、図16に、EEPR
OMへのデータ書き込み方法の一例を示す。
【0006】まず、図14および図15のEEPROM
の概略平面図と内部構成図とにおいて、2はこのEEP
ROMであり、SCL端子には基準となるクロック信号
を入力し、SDA端子を使って書き込み/読み出しの制
御をコマンド形式で行い、かつSDA端子からはデータ
入出力も行う。つまり、このEEPROM2はSCL端
子とSDA端子との2線のみの制御でデータの書き込み
/読み出しが可能なメモリである。
【0007】このEEPROM2の動作は、スタート/
ストップロジック12およびコントローラロジック13
により、SCL端子からのクロック信号に同期して、S
DA端子からの信号により書き込み/読み出し時におけ
るデータ入出力を制御し、スレーブアドレスコンパレー
タ14、ワードアドレスカウンタ15およびメモリコン
トローラ16により、SDA端子からのアドレスとデー
タとの信号に基づいてメモリマトリックス11内の任意
のメモリセルを選択し、このメモリセルに対してデータ
レジスタ17に格納されているデータの書き込み/読み
出しを行うことができる。
【0008】次に、図16のEEPROMへのデータ書
き込み方法においては、まず、書き込み対象となるEE
PROM2のスレーブアドレスデータをEEPROM2
に転送するために、SCL端子からの基準となるクロッ
ク信号にのせてSDA端子に送り込む(ステップ160
1)。さらに、データ転送の成功を示すためのアクノリ
ッジという作業後(ステップ1602)、データの書き
込みを行うアドレス番地をEEPROM2に転送するた
めに、同じくSDA端子に送り込み(ステップ160
3)、アクノリッジを行う(ステップ1604)。
【0009】その後、書き込みデータをSDA端子に送
り込み、書き込みが完了するまでステップ1601〜1
604までの処理を繰り返して連続で書き込みを行い、
繰り返す毎にアクノリッジを行う(ステップ1605,
1606)。ここで、書き込みが完了したら、アクノリ
ッジを行うことによってデータの書き込みが終了する
(ステップ1607)。以上のようにして、EEPRO
M2へのデータの書き込みを実行することができる。な
お、アクノリッジは、SDA端子の電圧レベルを下げる
ことにより行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なEEPROM2をメモリモジュール基板1に搭載した
メモリモジュール(図17)の技術において、本発明者
が検討したところによれば、以下のようなことが考えら
れる。
【0011】すなわち、従来、主流を占めているEEP
ROM2には外部接続端子に書き込み制御端子がないた
め、SDA端子からの制御のみで書き込みが可能になっ
てしまうので、システムにおいて使用される場合には誤
ってデータを消去または誤書き込みしてしまう可能性が
ある。
【0012】そこで、図18および図19に示すような
書き込みを制御できるWP(WriteProtect)端子を有し
たEEPROM2を使うことが、データの消去、誤書き
込み防止には非常に有用である。この書き込み制御(W
P)端子を有したEEPROM2の場合は、図20に示
すようにデータの書き込み開始にあたって、まず書き込
み制御(WP)端子を接地Vssレベルにして書き込み
を可能にする必要がある(ステップ2001)。なお、
ステップ2002以降は、前記図16の書き込み手順と
同じである。
【0013】この書き込み制御(WP)端子を有したE
EPROM2を搭載したメモリモジュールの一部を図2
1に示す。図21において、メモリモジュール基板1に
は、EEPROM2およびメモリデバイス4が実装さ
れ、EEPROM2の書き込み制御(WP)端子6は書
き込み制御用の配線7を通じて電源Vccに接続され、
またメモリモジュール基板1の端部にはメモリモジュー
ル端子9が設けられている。
【0014】ここで、このEEPROM2に所定のデー
タを書き込むためには、書き込み制御(WP)端子6を
接地Vssレベルにする必要がある。しかし、メモリモ
ジュール基板1上では書き込まれたデータの誤消去防止
などのために書き込み制御(WP)端子6は通常、電源
Vccに接続されている。これは、このメモリモジュー
ルが使用されるシステムに搭載された場合、書き込み制
御(WP)端子6は電源Vccに接続され、EEPRO
M2が書き込み禁止の状態になることを意味する。
【0015】よって、EEPROM2をメモリモジュー
ル基板1に実装後には所定のデータを書き込むことが不
可能となり、メモリモジュール基板1に搭載前に所定の
データを書き込んでおく必要がある。または、EEPR
OM2の書き込み制御(WP)端子6をメモリモジュー
ル端子9のいずれかと接続しておく必要がある。
【0016】従って、EEPROM2に所定のデータを
書き込んでからメモリモジュール基板1に実装すること
になり、製造上のコスト増大を招くことが考えられる。
また、EEPROM2の書き込み制御(WP)端子6を
メモリモジュール端子9に接続した場合は、そのために
メモリモジュールの端子数が増加し、メモリモジュール
が大型化してしまい、かつそのメモリモジュールを使用
する電子機器、システムにおいて、そのメモリモジュー
ル端子9を電源Vccに接続しなくてはならない。
【0017】そこで、本発明の目的は、プリント基板上
に、少なくとも、書き込み制御端子を有しデータ入出力
がシリアル形式のEEPROMなどの不揮発性メモリを
搭載したメモリモジュールにおいて、メモリモジュール
の端子数を増大させることなく、書き込み制御端子を有
する不揮発性メモリをメモリモジュールのプリント基板
に実装後、所定のデータを不揮発性メモリに書き込むこ
とを可能にすることができるメモリモジュールおよびプ
リント基板を提供することにある。
【0018】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0020】すなわち、本発明のメモリモジュールは、
少なくとも、書き込み制御端子を有しデータ入出力がシ
リアル形式のEEPROMなどの不揮発性メモリをプリ
ント基板上に搭載したメモリモジュールに適用されるも
のであり、プリント基板上に、メモリモジュールの外部
接続端子とは別に、不揮発性メモリの書き込み制御端子
を外部から電気的に制御可能とし、かつ書き込み制御端
子に電気的に接続された導電性端子を有し、この導電性
端子をプルアップ抵抗を介して電源にプリント基板上で
接続しているものである。
【0021】この場合に、前記メモリモジュールに設け
られる導電性端子を、プリント基板の位置合わせマーク
と兼ねるようにしたり、不揮発性メモリの搭載パッドと
兼ねるようにしたり、またはメモリモジュールの外部接
続端子と同一列に配列するようにしたものである。さら
に、前記プルアップ抵抗については、不揮発性メモリと
ともにプリント基板上に搭載するようにしたり、または
不揮発性メモリの内部に作り込むようにしたものであ
る。
【0022】また、本発明のプリント基板は、少なくと
も、書き込み制御端子を有しデータ入出力がシリアル形
式のEEPROMなどの不揮発性メモリを搭載するプリ
ント基板に適用されるものであり、このプリント基板上
に、外部接続端子とは別に、不揮発性メモリの書き込み
制御端子を外部から電気的に制御可能とし、かつ書き込
み制御端子に電気的に接続された導電性端子を有し、こ
の導電性端子をプルアップ抵抗を介して電源にプリント
基板上で接続しているものである。
【0023】この場合に、前記プリント基板上の導電性
端子を、このプリント基板の位置合わせマークと兼ねる
ようにしたり、不揮発性メモリの搭載パッドと兼ねるよ
うにしたり、またはプリント基板の外部接続端子と同一
列に配列するようにしたものである。
【0024】よって、前記メモリモジュールまたはプリ
ント基板によれば、プリント基板上に、EEPROMな
どの不揮発性メモリの書き込み制御端子と電気的に接続
された導電性端子を設けることで、メモリモジュールの
外部接続端子の端子数を増やすことなく、書き込み制御
端子を有する不揮発性メモリをプリント基板に搭載した
後においても、この不揮発性メモリに導電性端子の電圧
レベルを制御して所定のデータを書き込むことができ
る。
【0025】一方、このメモリモジュールをパーソナル
コンピュータ、ワークショップなどの電子機器、システ
ムで使用する場合には、導電性端子がプルアップ抵抗を
介して電源に接続されているので、不揮発性メモリは書
き込み禁止状態となり、よって書き込まれたデータの誤
消去や破壊を防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一の
符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0027】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1であるメモリモジュールを示す平面図、図2は本実
施の形態1のメモリモジュールを示す側面図、図3はメ
モリモジュールの要部を示す平面図、図4はメモリモジ
ュールの製造工程を示すフロー図、図5は選別試験装置
を示す概略構成図、図6は本実施の形態1に対応する比
較例のメモリモジュールの製造工程を示すフロー図、図
7はメモリモジュール基板の製造工程を示すフロー図で
ある。
【0028】まず、図1、図2、図3により本実施の形
態1のメモリモジュールの構成を説明する。
【0029】本実施の形態1のメモリモジュールは、た
とえばパーソナルコンピュータ、ワークステーションな
どの電子機器、システムなどのそれぞれの用途向けに、
JEDEC統一規格に適合する多ビット化、大容量化、
多ピン化によるビットバス対応を可能とし、書き込み制
御端子を有しデータ入出力がシリアル形式の不揮発性メ
モリをプリント基板上に搭載したメモリモジュールとさ
れ、メモリモジュール基板1(プリント基板)上に、E
EPROM2(不揮発性メモリ)と、プルアップ抵抗3
と、複数のメモリデバイス4と、複数のチップコンデン
サ5とが実装されて構成されている。
【0030】メモリモジュール基板1は、たとえばJE
DEC統一規格に適合した標準仕様のプリント基板が用
いられ、この主面には、たとえば1個のEEPROM
2、1個のプルアップ抵抗3、4個のメモリデバイス
4、5個のチップコンデンサ5が実装されるそれぞれの
搭載パッドとともに、EEPROM2の書き込み制御端
子6の搭載パッドに書き込み制御用の配線7を通じて電
気的に接続された書き込み制御専用のパッド8(導電性
端子)が設けられている。一方、このメモリモジュール
基板1の裏面には、たとえば4個のメモリデバイス4、
4個のチップコンデンサ5のみが実装されるそれぞれの
搭載パッドが設けられている。
【0031】また、メモリモジュール基板1の主面に設
けられたパッド8は、書き込み制御用の配線7を通じて
プルアップ抵抗3の一端が実装される搭載パッドに電気
的に接続され、さらにプルアップ抵抗3の他端が実装さ
れる搭載パッドは書き込み制御用の配線7を通じて電源
Vccに電気的に接続されており、このパッド8を通じ
てメモリモジュール基板1に実装されるEEPROM2
へのデータの書き込みを外部から電気的に制御すること
が可能となっている。
【0032】さらに、メモリモジュール基板1には、そ
の主面および裏面の長手方向の一端側に、たとえば14
4ピン、168ピンなどのメモリモジュール端子9(外
部接続端子)が分割して設けられ、これらのメモリモジ
ュール端子9は配線10を通じて、EEPROM2、メ
モリデバイス4およびチップコンデンサ5などが実装さ
れるそれぞれの搭載パッドに電気的に接続されている。
なお、図3においては、明瞭にするためにEEPROM
2が実装される搭載パッドとメモリモジュール端子9と
を接続する一部の配線10のみを図示している。
【0033】EEPROM2は、電気的に消去、書き込
み可能な読み出し専用の不揮発性メモリであり、メモリ
モジュールの機能を設定する所定のデータがメモリモジ
ュール基板1への実装後に書き込み可能となっており、
たとえば前記図18に示したように8ピンのQFPなど
の表面実装型パッケージとされ、デバイスアドレスを指
定するA0〜A2端子、基準となるクロック信号を入力
するSCL端子、書き込み/読み出しの制御をコマンド
形式で行い、かつデータ入出力を行うSDA端子、書き
込みを制御する書き込み制御(WP)端子6、電源を印
加するVcc端子、接地に落とすVss端子による外部
接続端子が設けられ、WP端子6の電圧レベルを制御す
ることにより書き込みが制御されるようになっている。
【0034】また、このEEPROM2は、たとえば前
記図19に示したように、データを記憶する複数のメモ
リセルによるメモリマトリックス11と、クロック信号
に同期して、書き込み/読み出し時におけるデータ入出
力、書き込みなどを制御するスタート/ストップロジッ
ク12およびコントローラロジック13と、アドレスを
指定してメモリマトリックス11内の任意のメモリセル
を選択するスレーブアドレスコンパレータ14、ワード
アドレスカウンタ15およびメモリコントローラ16
と、データを一時的に格納するデータレジスタ17など
の機能ブロックから構成されている。
【0035】すなわち、このEEPROM2において、
メモリマトリックス11は、格子状に配列された複数の
メモリセルからなり、それぞれのメモリセルにデータを
記憶する。スタート/ストップロジック12は、データ
の書き込み/読み出しの開始および終了コマンドの検出
を行う。コントローラロジック13は、EEPROM2
の内部回路の全体的な制御を行っており、各種命令に対
するフローの発生、入出力の制御を行う。
【0036】スレーブアドレスコンパレータ14は、ス
レーブアドレスのラッチを行い、すなわち入力されたス
レーブアドレスとデバイス自身に割り当てられているス
レーブアドレスとを比較し、また書き込み命令か、読み
出し命令かをデコードしている。ワードアドレスカウン
タ15は、アドレスに対するデータの割り当てを行い、
また書き込み時は一度、データをストアしてから書き込
みを開始するため、その制御を行う。
【0037】メモリコントローラ16は、アドレスデコ
ーダ、データデコーダ、HV(HighVoltage)ジェネレ
ータおよびタイミングコントローラなどからなり、HV
ジェネレータは電源電圧を昇圧してメモリセルへの書き
込み電圧を発生するDC(Direct Current)−DCコン
バータである。データレジスタ17は、入力データのラ
ッチ、入力データおよび出力データのシリアル/パラレ
ルとパラレル/シリアル変換、一時的なストアを行うシ
フトレジスタである。
【0038】このEEPROM2における基本動作は、
スタート/ストップロジック12により、データの書き
込み/読み出しの開始および終了コマンドの検出を行
い、SCL端子からのクロック信号に同期して、各種命
令に対するフローの発生、入出力の制御を行うコントロ
ーラロジック13により、EEPROM2の内部回路の
全体的な制御が行われている。
【0039】まず、SDA端子から入力されるスレーブ
アドレス信号がデバイス自身に割り当てられているスレ
ーブアドレスと同一か否かをスレーブアドレスコンパレ
ータ14で検出し、同一であればそれ以降の命令を実行
し、データの書き込みなのか、読み出しなのかを判定す
る。なお、メモリデバイス4のデバイスアドレスはA0
〜A2端子からのデバイスアドレス信号により指定され
る。
【0040】この判定の結果、書き込みの場合には、S
DA端子から書き込みアドレスと書き込みデータとの信
号が入力され、ワードアドレスカウンタ15で書き込み
アドレスが制御され、データレジスタ17で書き込みデ
ータをラッチして入力のシリアルデータからパラレルデ
ータにデータ変換を行い、メモリコントローラ16の制
御を受けて、メモリマトリックス11内の任意のメモリ
セルに所定のデータを書き込むことができる。
【0041】一方、読み出しの場合には、SDA端子か
ら読み出しアドレスの信号が入力され、ワードアドレス
カウンタ15で読み出しアドレスが制御され、メモリコ
ントローラ16の制御を受けて、メモリマトリックス1
1内の任意のメモリセルから所定のデータを読み出し、
データレジスタ17でデータをラッチしてパラレルデー
タから出力のシリアルデータにデータ変換を行い、SD
A端子から所定のデータを読み出すことができる。
【0042】特に、このEEPROM2に対する書き込
みは、このEEPROM2をメモリモジュール基板1に
実装した後においても書き込み制御(WP)端子6の電
圧レベルを制御することで禁止または可能となり、すな
わちWP端子6を接地Vssに接続することで書き込み
が可能となり、一方、WP端子6を電源Vccに電気的
に接続することで書き込みが禁止されるようになってい
る。
【0043】プルアップ抵抗3は、たとえば2〜10K
Ωなどの数KΩの抵抗値による抵抗が用いられ、このプ
ルアップ抵抗3の一端はメモリモジュール基板1上にお
いて書き込み制御用の配線7を通じてパッド8に電気的
に接続され、他方は書き込み制御用の配線7を通じて電
源Vccに電気的に接続され、このプルアップ抵抗3に
よって通常の使用状態におけるパッド8の電圧レベルが
高くなっている。
【0044】メモリデバイス4は、たとえば24ピン、
32ピンなどのQFPなどの表面実装型パッケージとさ
れ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SD
RAM(Synchronous DRAM)、SGRAM(Synchronou
s Graphics RAM)などのメモリが用いられ、これらのメ
モリデバイス4の数量およびそれぞれの容量によってメ
モリモジュールとしての記憶容量が決定されている。
【0045】チップコンデンサ5は、メモリモジュール
のノイズ対策用にEEPROM2およびメモリデバイス
4の近傍に配置されており、たとえば負荷変動、ノイズ
リプルの発生を防ぐため、さらに他の回路への影響を防
止するために接地Vssラインの配線に電気的に接続さ
れている。
【0046】以上のように構成されるメモリモジュール
は、このメモリモジュール基板1のメモリモジュール端
子9が、たとえばパーソナルコンピュータ、ワークステ
ーションなどの電子機器、システムなどのモジュール実
装ソケットへの挿入によって電気的に接続され、これら
の電子機器、システムなどの拡張メモリとして用いられ
るようになっている。なお、このメモリモジュールにお
いては、たとえば3.3V、5Vなどの電圧仕様に対応し
てメモリモジュール基板1の所定の位置に切り欠き18
が設けられている。
【0047】次に、本実施の形態1の作用について、始
めにメモリモジュールの製造工程を図4のフロー図に基
づいて説明する。
【0048】このメモリモジュールの製造に先立って、
メモリモジュール基板1と、このメモリモジュール基板
1に実装するEEPROM2、プルアップ抵抗3、メモ
リデバイス4およびチップコンデンサ5と、製造工程に
必要な半田ペーストなどを用意する。なお、メモリモジ
ュール基板1の製造工程については詳細に後述する。
【0049】まず、半田印刷工程において、メモリモジ
ュール基板1の実装部品の搭載パッド部分に半田ペース
トをスクリーン印刷機を用いて印刷する(ステップ40
1)。そして、部品搭載工程において、実装部品である
EEPROM2、プルアップ抵抗3、メモリデバイス4
およびチップコンデンサ5をメモリモジュール基板1に
搭載する(ステップ402)。
【0050】さらに、半田リフロー工程において、実装
部品が搭載されたメモリモジュール基板1を、たとえば
赤外線リフロー半田付け装置を用いて加熱し、再溶融接
続によって実装部品のそれぞれの外部接続端子とメモリ
モジュール基板1の搭載パッドとを半田付けする(ステ
ップ403)。
【0051】なお、このステップ402,403による
実装部品の搭載から半田リフローの工程は、たとえば両
面リフロープロセスで行われるので、まずメモリモジュ
ール基板1の主面をリフロー半田付けし、次いでメモリ
モジュール基板1を反転した後に、再度、裏面をリフロ
ー半田付けする。
【0052】続いて、マーク印刷工程において、メモリ
モジュールの識別のために、たとえばメモリモジュール
基板1の主面に実装された実装部品の表面などに、製品
名、製造年月日などを記載したシールを貼り付ける(ス
テップ404)。
【0053】その後、選別試験工程において、選別試験
装置を用いてメモリモジュールのメモリモジュール端子
9と電気的な接触を取り、メモリデバイス4の電気特性
試験を行うとともに、本実施の形態1の特徴である書き
込み制御専用のパッド8にも電気的に接触させて、EE
PROM2への所定のデータの書き込みを行う(ステッ
プ405)。この選別試験装置については詳細に後述す
る。
【0054】最後に、メモリモジュールの選別試験およ
びEEPROM2への所定のデータの書き込みが終了し
た後、このメモリモジュールを製品として梱包箱に梱包
して出荷する(ステップ406)。
【0055】以上のようにして、EEPROM2をメモ
リモジュール基板1に搭載した後に、メモリモジュール
の選別試験と同時に所定のデータをEEPROM2に書
き込むことができるメモリモジュールを実現することが
できる。
【0056】次に、本発明の特徴である選別試験装置
と、それを用いたメモリモジュールの選別試験とEEP
ROM2への所定のデータの書き込み方法とを図5を用
いて詳細に説明する。
【0057】選別試験装置は、たとえば図5に示すよう
な構成とされ、測定治具台19の上に設けられた、ばね
20の弾性力を利用してメモリモジュールを挟み込む構
造の測定治具21に、EEPROM2の書き込み制御専
用のパッド8に電気的な接続を取る金属針22と、この
金属針22により押されるメモリモジュール基板1を裏
面より支えて金属針22とパッド8との接触を確実にす
るための金属針23と、メモリモジュール端子9のそれ
ぞれと電気的な接続を取る複数の金属針24とが設けら
れ、これらの金属針22,24は配線25を通じてメモ
リテスタ26に電気的に接続されている。
【0058】この選別試験装置を用いて、前記ステップ
405の電気特性試験は、複数の金属針24をそれぞれ
対応するメモリモジュール端子9に接触させて電気的な
接続を取り、メモリテスタ26から所定のテストデータ
を入力して、出力される測定データを判定することによ
って電気特性選別試験を行うことができる。
【0059】同時に、ステップ405において同じ選別
試験装置を用いて、EEPROM2にデータを書き込む
ためには、EEPROM2の書き込み制御(WP)端子
6を接地Vssレベルにする必要がある。そこで、EE
PROM2の書き込み制御専用のパッド8に金属針22
を接触させて電気的な接続を取り、パッド8を接地Vs
sに接続する。
【0060】これにより、EEPROM2の書き込み制
御(WP)端子6は接地Vssレベルとなり、ワード線
およびビット線によるメモリ構成、DRAM、SDRA
M、SGRAMなどのメモリ種別などのメモリモジュー
ルの機能を設定するための所定のデータをEEPROM
2に書き込むことができる。そして、所定のデータを書
き込んだ後には、EEPROM2のパッド8に接続して
いた金属針22を切り離す。
【0061】このように、図5のような選別試験装置を
用いることで、メモリモジュールの選別試験と同時にE
EPROM2に所定のデータを書き込むことが可能にな
る。従って、EEPROM2の書き込み制御専用のパッ
ド8はメモリモジュール基板1のなかでメモリモジュー
ル端子9の近傍に設けられることが好ましく、EEPR
OM2やメモリデバイス4などの実装されていないとこ
ろに配置することで、選別試験装置用の測定治具も容易
な構造で形成することができる。
【0062】次に、このメモリモジュールをパーソナル
コンピュータ、ワークステーションなどの電子機器、シ
ステムで使用する場合には、図3において、EEPRO
M2の書き込み制御(WP)端子6が数KΩのプルアッ
プ抵抗3を介して電源Vccに接続され、通常の使用状
態においては書き込み禁止状態になるので、EEPRO
M2に書き込まれたデータが誤って消去されることや、
破壊されることがない。
【0063】ところで、前記のようなEEPROM2の
書き込み制御専用のパッド8がない場合は、図6のフロ
ー図に示すようにEEPROM2をメモリモジュール基
板1に搭載する前に治具などを用いて所定のデータを書
き込むことが必要になり(ステップ601)、製造コス
トの増大につながる。なお、ステップ602〜605,
607は前記図4と同様であり、またステップ606に
おいては電気特性試験による選別試験のみとなる。
【0064】また、メモリモジュール基板1にEEPR
OM2の書き込み制御専用のパッド8の代わりをするメ
モリモジュール端子9を設けることも考えられるが、こ
の場合にはメモリモジュール端子9を余分に持たないと
いけないので、メモリモジュール基板1が大きくなって
しまうことになる。
【0065】これに対して、本実施の形態1において
は、EEPROM2の書き込み制御専用のパッド8、こ
のパッド8とEEPROM2の書き込み制御(WP)端
子6の搭載パッドとを接続する書き込み制御用の配線7
を、図7に示すように他の信号の配線10などと同一の
配線工程で形成することができるので、書き込み制御用
の配線7を介してEEPROM2の書き込み制御専用の
パッド8を設けることで、メモリモジュール基板1のコ
スト増大を招くことはなく、かつメモリモジュール基板
1を大きくする必要もない。
【0066】ここで、メモリモジュール基板1の製造工
程を図7のフロー図に基づいて説明する。
【0067】まず、CAD設計において、たとえば4
層、6層などの多層構造のメモリモジュール基板1の各
層について、実装部品の配置に基づいて、部品の搭載パ
ッド27、メモリモジュール端子9、配線10、スルー
ホールランド28などとともに、本実施の形態1の特徴
である書き込み制御専用のパッド8、書き込み制御用の
配線7などのパターンを形成するためのフィルムを作成
する(ステップ701)。
【0068】なお、各層のメモリモジュール基板1のフ
ィルムにおいて、実装部品の搭載パッド27、メモリモ
ジュール端子9のパターンは主面側および裏面側のフィ
ルムのみに形成され、またEEPROM2の搭載パッド
27、プルアップ抵抗3の搭載パッド27、書き込み制
御専用のパッド8、書き込み制御用の配線7のパターン
は主面側のフィルムのみに形成される。
【0069】続いて、配線形成工程において、各層のメ
モリモジュール基板1のフィルムを用いて、それぞれの
メモリモジュール基板1に対して、レジストを塗布して
パターンを焼き付け、エッチング処理を行い、多層構造
の各層のメモリモジュール基板1を作成する(ステップ
702)。
【0070】さらに、基板張り合わせ工程において、各
層のメモリモジュール基板1を最下層から最上層へ順に
重ね、位置合わせをして張り合わせる(ステップ70
3)。この際に、多層構造のメモリモジュール基板1に
おいては、各層間に渡って接続されるスルーホールラン
ド28の高い位置精度が要求される。
【0071】そして、張り合わされた多層構造のメモリ
モジュール基板1に対して、スルーホールランド28に
貫通孔を開孔して電気的に接続し、表面処理した後に、
さらにメモリモジュール端子9をめっき処理し、最後に
メモリモジュール基板1の外形を加工する(ステップ7
04)。この外形加工は、たとえば電圧仕様に対応して
切り欠き18の位置が異なっている。
【0072】以上のようにして、EEPROM2と複数
のメモリデバイス4などが実装可能とされ、かつEEP
ROM2を搭載した後に、メモリモジュール端子9を介
したメモリモジュールの選別試験と、書き込み制御専用
のパッド8を介したEEPROM2への所定のデータの
書き込み制御が可能なメモリモジュール基板1を完成さ
せることができる(ステップ705)。
【0073】なお、このメモリモジュール基板1には、
たとえばガラス基材エポキシ樹脂の銅張板などが用いら
れ、よって実装部品の搭載パッド27、配線10、スル
ーホールランド28、パッド8および配線7などは銅
(Cu)などの薄膜からなり、またメモリモジュール端
子9は銅(Cu)などの薄膜を下地にして、その表面に
たとえばニッケル(Ni)および金(Au)などのめっ
き処理が施されている。
【0074】従って、本実施の形態1のメモリモジュー
ルによれば、メモリモジュール基板1の主面に、メモリ
モジュール端子9とは別に、EEPROM2の書き込み
制御(WP)端子6の搭載パッド27に書き込み制御用
の配線7を通じて電気的に接続された書き込み制御専用
のパッド8が設けられていることにより、メモリモジュ
ール端子9の端子数を増やすことなく、EEPROM2
をメモリモジュール基板1に搭載した後においても、パ
ッド8を接地VssレベルにしてEEPROM2に所定
のデータを書き込むことができる。
【0075】一方、パーソナルコンピュータ、ワークス
テーションなどの電子機器、システムで使用する場合に
も、パッド8はプルアップ抵抗3を介して電源Vccに
書き込み制御用の配線7を通じて接続されているので、
EEPROM2に書き込まれたデータが誤って消去され
たり、破壊されることがない。
【0076】また、EEPROM2の書き込み制御専用
のパッド8を設けることで、このパッド8や書き込み制
御用の配線7を他の搭載パッド27や信号の配線10な
どと同一の配線工程で形成することができるので、メモ
リモジュール基板1のコスト増大を招くことはなく、か
つメモリモジュール基板1を大きくする必要もない。
【0077】(実施の形態2)図8は本発明の実施の形
態2であるメモリモジュールの要部を示す平面図であ
る。
【0078】本実施の形態2のメモリモジュールは、前
記実施の形態1と同様にパーソナルコンピュータ、ワー
クステーションなどの電子機器、システムなどのそれぞ
れの用途向けに、JEDEC統一規格に適合する多ビッ
ト化、大容量化、多ピン化によるビットバス対応を可能
とし、書き込み制御端子を有しデータ入出力がシリアル
形式の不揮発性メモリをプリント基板上に搭載したメモ
リモジュールとされ、前記実施の形態1との相違点は、
不揮発性メモリの書き込み制御専用の導電性端子の代わ
りに、メモリモジュールに設けられる導電性端子をプリ
ント基板の位置合わせマークと兼ねるようにした点であ
る。他は、前記実施の形態1と同様であり、図8におい
て同一の符号を付している。
【0079】すなわち、本実施の形態2におけるメモリ
モジュール基板1a(プリント基板)には、図8に示す
ように、前記実施の形態1と同様のEEPROM2(不
揮発性メモリ)、プルアップ抵抗3、メモリデバイス4
およびチップコンデンサ5が実装されるそれぞれの搭載
パッドとともに、EEPROM2の書き込み制御(W
P)端子6の搭載パッドに書き込み制御用の配線7を通
じて電気的に接続され、メモリモジュール基板1aの位
置合わせマークを兼ねたEEPROM2の書き込み制御
用のパッド8a(導電性端子)が設けられている。
【0080】また、このメモリモジュール基板1aの位
置合わせマークを兼ねたEEPROM2の書き込み制御
用のパッド8aは、書き込み制御用の配線7を通じてプ
ルアップ抵抗3の一端が実装される搭載パッドに電気的
に接続され、さらにプルアップ抵抗3の他端が実装され
る搭載パッドは書き込み制御用の配線7を通じて電源V
ccに電気的に接続されており、このパッド8aを通じ
てメモリモジュール基板1aに実装されるEEPROM
2へのデータの書き込みを外部から電気的に制御するこ
とが可能となっている。
【0081】従って、本実施の形態2のメモリモジュー
ルによれば、メモリモジュール基板1aの主面に、EE
PROM2の書き込み制御(WP)端子6の搭載パッド
に電気的に接続され、メモリモジュール基板1aの位置
合わせマークを兼ねたEEPROM2の書き込み制御用
のパッド8aが設けられていることにより、前記実施の
形態1と同様に、EEPROM2をメモリモジュール基
板1aに搭載した後においてもEEPROM2に所定の
データを書き込むことができ、一方、電子機器、システ
ムで使用する場合にはEEPROM2に書き込まれたデ
ータが誤って消去されたり、破壊されることがなく、ま
たこのパッド8aや配線7を他の搭載パッドや信号の配
線10などと同一の配線工程で形成することができるの
で、メモリモジュール基板1aのコスト増大を招くこと
はなく、かつメモリモジュール基板1aを大きくする必
要もない。
【0082】特に、本実施の形態2においては、メモリ
モジュールの位置合わせマークをEEPROM2の書き
込み制御用のパッド8aとして用いることで、わざわざ
書き込み制御専用のパッドを設けることなく、前記実施
の形態1のEEPROM2の書き込み制御専用のパッド
8を設けた場合と同様のメモリモジュールを実現するこ
とができるので、コスト的およびスペース的な面におい
てさらなる効果が期待できる。
【0083】(実施の形態3)図9は本発明の実施の形
態3であるメモリモジュールの要部を示す平面図であ
る。
【0084】本実施の形態3のメモリモジュールは、前
記実施の形態1と同様にパーソナルコンピュータ、ワー
クステーションなどの電子機器、システムなどのそれぞ
れの用途向けに、JEDEC統一規格に適合する多ビッ
ト化、大容量化、多ピン化によるビットバス対応を可能
とし、書き込み制御端子を有しデータ入出力がシリアル
形式の不揮発性メモリをプリント基板上に搭載したメモ
リモジュールとされ、前記実施の形態1との相違点は、
不揮発性メモリの書き込み制御専用の導電性端子の代わ
りに、メモリモジュールに設けられる導電性端子を不揮
発性メモリの搭載パッドと兼ねるようにした点である。
他は、前記実施の形態1と同様であり、図9において同
一の符号を付している。
【0085】すなわち、本実施の形態3におけるメモリ
モジュール基板1b(プリント基板)には、図9に示す
ように、前記実施の形態1と同様のEEPROM2(不
揮発性メモリ)、プルアップ抵抗3、メモリデバイス4
およびチップコンデンサ5が実装されるそれぞれの搭載
パッドが設けられ、このうち、EEPROMの書き込み
制御(WP)端子6の搭載パッドが、選別試験装置の金
属針などを立てて電気的な接続を取ることができるよう
に通常の搭載パッドよりも大きな面積で形成され、EE
PROM2のWP端子6の搭載パッドを兼ねたEEPR
OM2の書き込み制御用のパッド8b(導電性端子)と
して設けられている。
【0086】また、このEEPROM2のWP端子6の
搭載パッドを兼ねたEEPROM2の書き込み制御用の
パッド8bは、書き込み制御用の配線7を通じてプルア
ップ抵抗3の一端が実装される搭載パッドに電気的に接
続され、さらにプルアップ抵抗3の他端が実装される搭
載パッドは書き込み制御用の配線7を通じて電源Vcc
に電気的に接続されており、このパッド8bを通じてメ
モリモジュール基板1bに実装されるEEPROM2へ
のデータの書き込みを外部から電気的に制御することが
可能となっている。
【0087】従って、本実施の形態3のメモリモジュー
ルによれば、メモリモジュール基板1bの主面に、EE
PROM2の書き込み制御(WP)端子6の搭載パッド
を兼ねたEEPROM2の書き込み制御用のパッド8b
が設けられていることにより、前記実施の形態1と同様
に、EEPROM2をメモリモジュール基板1bに搭載
した後においてもEEPROM2に所定のデータを書き
込むことができ、一方、電子機器、システムで使用する
場合にはEEPROM2に書き込まれたデータが誤って
消去されたり、破壊されることがなく、またこのパッド
8bや配線7を他の搭載パッドや信号の配線などと同一
の配線工程で形成することができるので、メモリモジュ
ール基板1bのコスト増大を招くことはなく、かつメモ
リモジュール基板1bを大きくする必要もない。
【0088】特に、本実施の形態3においては、EEP
ROM2の書き込み制御(WP)端子6の搭載パッドを
大きな面積にしてEEPROM2の書き込み制御用のパ
ッド8bとして用いることで、わざわざ書き込み制御専
用のパッドを設けることなく、前記実施の形態1のEE
PROM2の書き込み制御専用のパッド8を設けた場合
と同様のメモリモジュールを実現することができるの
で、コスト的およびスペース的な面においてさらなる効
果が期待できる。
【0089】(実施の形態4)図10は本発明の実施の
形態4であるメモリモジュールの要部を示す平面図であ
る。
【0090】本実施の形態4のメモリモジュールは、前
記実施の形態1と同様にパーソナルコンピュータ、ワー
クステーションなどの電子機器、システムなどのそれぞ
れの用途向けに、JEDEC統一規格に適合する多ビッ
ト化、大容量化、多ピン化によるビットバス対応を可能
とし、書き込み制御端子を有しデータ入出力がシリアル
形式の不揮発性メモリをプリント基板上に搭載したメモ
リモジュールとされ、前記実施の形態1との相違点は、
不揮発性メモリの書き込み制御専用の導電性端子をメモ
リモジュールの外部接続端子と同一列に配列するように
した点である。他は、前記実施の形態1と同様であり、
図10において同一の符号を付している。
【0091】すなわち、本実施の形態4におけるメモリ
モジュール基板1c(プリント基板)には、図10に示
すように、前記実施の形態1と同様のEEPROM2
(不揮発性メモリ)、プルアップ抵抗3、メモリデバイ
ス4およびチップコンデンサ5が実装されるそれぞれの
搭載パッドとともに、EEPROM2の書き込み制御
(WP)端子6の搭載パッドに書き込み制御用の配線7
を通じて電気的に接続され、メモリモジュール端子9と
同一列に配列されたEEPROM2の書き込み制御専用
のパッド8c(導電性端子)が設けられている。
【0092】また、このメモリモジュール端子9と同一
列に配列されたEEPROM2の書き込み制御専用のパ
ッド8cは、書き込み制御用の配線7を通じてプルアッ
プ抵抗3の一端が実装される搭載パッドに電気的に接続
され、さらにプルアップ抵抗3の他端が実装される搭載
パッドは書き込み制御用の配線7を通じて電源Vccに
電気的に接続されており、このパッド8cを通じてメモ
リモジュール基板1cに実装されるEEPROM2への
データの書き込みを外部から電気的に制御することが可
能となっている。
【0093】従って、本実施の形態4のメモリモジュー
ルによれば、メモリモジュール基板1cの主面に、メモ
リモジュール端子9と同一列に配列されたEEPROM
2の書き込み制御専用のパッド8cが設けられているこ
とにより、前記実施の形態1と同様に、EEPROM2
をメモリモジュール基板1cに搭載した後においてもE
EPROM2に所定のデータを書き込むことができ、一
方、電子機器、システムで使用する場合にはEEPRO
M2に書き込まれたデータが誤って消去されたり、破壊
されることがなく、またこのパッド8cや配線7を他の
搭載パッドや信号の配線などと同一の配線工程で形成す
ることができるので、メモリモジュール基板1cのコス
ト増大を招くことはなく、かつメモリモジュール基板1
cを大きくする必要もない。
【0094】特に、本実施の形態4においては、EEP
ROM2の書き込み制御専用のパッド8cをメモリモジ
ュール端子9と同一列に配列することで、前記実施の形
態1の書き込み制御専用のパッド8のように電気的な接
続を取るのに金属針などを使用した特別な治具などを必
要とすることなく、通常のメモリモジュール端子9と同
様な接続の取り方で書き込み制御が可能となり、さらな
る製造コストの削減を図ることができる。
【0095】(実施の形態5)図11は本発明の実施の
形態5であるメモリモジュールの要部を示す平面図であ
る。
【0096】本実施の形態5のメモリモジュールは、前
記実施の形態1と同様にパーソナルコンピュータ、ワー
クステーションなどの電子機器、システムなどのそれぞ
れの用途向けに、JEDEC統一規格に適合する多ビッ
ト化、大容量化、多ピン化によるビットバス対応を可能
とし、書き込み制御端子を有しデータ入出力がシリアル
形式の不揮発性メモリをプリント基板上に搭載したメモ
リモジュールとされ、前記実施の形態1との相違点は、
プルアップ抵抗をプリント基板に搭載する代わりに、こ
のプルアップ抵抗を不揮発性メモリの内部に作り込むよ
うにした点である。他は、前記実施の形態1と同様であ
り、図11において同一の符号を付している。
【0097】すなわち、本実施の形態5におけるメモリ
モジュール基板1d(プリント基板)には、図11に示
すように、前記実施の形態1と同様のメモリデバイス4
およびチップコンデンサ5と、プルアップ抵抗3が作り
込まれたEEPROM2d(不揮発性メモリ)とが実装
されるそれぞれの搭載パッドとともに、EEPROM2
dの書き込み制御(WP)端子6の搭載パッドに書き込
み制御用の配線7を通じて電気的に接続された書き込み
制御専用のパッド8(導電性端子)が設けられている。
【0098】また、この書き込み制御専用のパッド8が
接続されるEEPROM2dの書き込み制御(WP)端
子6は、EEPROM2dの内部構造において、書き込
み制御用の配線7を通じてプルアップ抵抗3の一端に電
気的に接続され、さらにプルアップ抵抗3の他端が書き
込み制御用の配線7を通じて電源Vccに電気的に接続
されており、メモリモジュール基板1d上のパッド8を
通じて、このメモリモジュール基板1dに実装されるE
EPROM2dへのデータの書き込みを外部から電気的
に制御することが可能となっている。すなわち、プルア
ップ抵抗3は、図11(b)に示すようにコントローラ
ロジック13とWP端子6との間に接続されている。
【0099】なお、このEEPROM2dの内部に作り
込むプルアップ抵抗3、書き込み制御用の配線7は、ウ
ェハ処理工程において、他の抵抗や信号の配線などと同
一の処理で形成することができ、たとえばプルアップ抵
抗3については配線長、配線幅を変えることにより所定
の抵抗値に設定したり、または不純物濃度を変えること
によっても同様に所定の抵抗値の抵抗を形成することが
できる。
【0100】従って、本実施の形態5のメモリモジュー
ルによれば、メモリモジュール基板1dの主面に、EE
PROM2dの書き込み制御(WP)端子6の搭載パッ
ドに電気的に接続された書き込み制御専用のパッド8が
設けられ、かつこのパッド8が接続されるEEPROM
2dのWP端子6はEEPROM2dの内部構造におい
てプルアップ抵抗3を介して電源Vccに電気的に接続
されていることにより、前記実施の形態1と同様に、E
EPROM2dをメモリモジュール基板1dに搭載した
後においてもEEPROM2dに所定のデータを書き込
むことができ、一方、電子機器、システムで使用する場
合にはEEPROM2dに書き込まれたデータが誤って
消去されたり、破壊されることがなく、またこのパッド
8を他の搭載パッドや信号の配線などと同一の配線工程
で形成することができるので、メモリモジュール基板1
dのコスト増大を招くことはなく、かつメモリモジュー
ル基板1dを大きくする必要もない。
【0101】特に、本実施の形態5においては、EEP
ROM2dの内部にプルアップ抵抗3を作り込むこと
で、メモリモジュール基板1d上にプルアップ抵抗3を
設ける必要がなく、EEPROM2dの書き込み制御専
用のパッド8のみを設けることで前記実施の形態1〜4
と同等の効果が得られるとともに、プルアップ抵抗3を
搭載する必要がないので、その分メモリモジュールの小
型化を図ることができる。同時に、EEPROM2d内
に作り込むプルアップ抵抗3および書き込み制御用の配
線7は、他の抵抗や信号の配線などと同一のウェハ処理
で形成することができるので、コスト増大を招くことも
ない。
【0102】(実施の形態6)図12は本発明の実施の
形態6であるメモリモジュールを示す平面図、図13は
本実施の形態6のメモリモジュールを示す側面図であ
る。
【0103】本実施の形態6のメモリモジュールは、前
記実施の形態1と同様にパーソナルコンピュータ、ワー
クステーションなどの電子機器、システムなどのそれぞ
れの用途向けに、JEDEC統一規格に適合する多ビッ
ト化、大容量化、多ピン化によるビットバス対応を可能
とし、書き込み制御端子を有しデータ入出力がシリアル
形式の不揮発性メモリをプリント基板上に搭載したメモ
リモジュールとされ、前記実施の形態1との相違点は、
表面実装型パッケージのメモリデバイスの代わりに、T
CP(Tape Carrier Package)構造のメモリデバイスをプ
リント基板上に搭載するようにした点である。他は、前
記実施の形態1と同様であり、図12,13において同
一の符号を付している。
【0104】すなわち、本実施の形態6におけるメモリ
モジュール基板1e(プリント基板)には、図12およ
び図13に示すように、前記実施の形態1と同様のEE
PROM2(不揮発性メモリ)、プルアップ抵抗3およ
びチップコンデンサ5と、TCP構造のメモリデバイス
4eとが実装されるそれぞれの搭載パッドとともに、E
EPROM2の書き込み制御(WP)端子6の搭載パッ
ドに書き込み制御用の配線7を通じて電気的に接続され
た書き込み制御専用のパッド8(導電性端子)が設けら
れている。
【0105】また、このEEPROM2のWP端子6の
搭載パッドに電気的に接続された書き込み制御専用のパ
ッド8は、書き込み制御用の配線7を通じてプルアップ
抵抗3の一端が実装される搭載パッドに電気的に接続さ
れ、さらにプルアップ抵抗3の他端が実装される搭載パ
ッドは書き込み制御用の配線7を通じて電源Vccに電
気的に接続されており、このパッド8を通じてメモリモ
ジュール基板1eに実装されるEEPROM2へのデー
タの書き込みを外部から電気的に制御することが可能と
なっている。
【0106】さらに、本実施の形態6におけるメモリデ
バイス4eは、リード配線が形成されたテープ状の絶縁
フィルムにチップが搭載され、このチップのバンプがリ
ードと接続されたTCP構造のパッケージであり、この
TCP構造によるメモリデバイス4eは実装の直前にリ
ードが切断・成形された後にメモリモジュール基板1e
に実装されるようになっている。なお、メモリモジュー
ル基板1eへの実装後は、たとえば金属製またはプラス
チック製などのカバー29により覆われて保護されるよ
うになっている。
【0107】また、このようなTCP構造のメモリデバ
イス4eは、前記実施の形態1〜5のようなQFPなど
の表面実装型パッケージに比べて、外部接続端子のピッ
チを狭くしやすく、また外形を薄くしやすいので、薄型
の多ピンパッケージとなるので、たとえばこのTCP構
造を活かしてメモリモジュールを外形的に小型かつ薄型
にしたり、または複数個のTCP構造のチップを積層構
造に形成してメモリモジュールの記憶容量を増やすこと
なども可能である。
【0108】従って、本実施の形態6のメモリモジュー
ルによれば、メモリモジュール基板1eの主面に、EE
PROM2の書き込み制御(WP)端子6の搭載パッド
に電気的に接続された書き込み制御専用のパッド8が設
けられ、かつTCP構造のメモリデバイス4eが実装さ
れていることにより、前記実施の形態1と同様に、EE
PROM2をメモリモジュール基板1eに搭載した後に
おいてもEEPROM2に所定のデータを書き込むこと
ができ、一方、電子機器、システムで使用する場合には
EEPROM2に書き込まれたデータが誤って消去され
たり、破壊されることがなく、またこのパッド8や配線
7を他の搭載パッドや信号の配線などと同一の配線工程
で形成することができるので、メモリモジュール基板1
eのコスト増大を招くことはなく、かつメモリモジュー
ル基板1eを大きくする必要もない。
【0109】特に、本実施の形態6においては、TCP
構造のメモリデバイス4eが実装されることで、メモリ
モジュールの小型・薄型化を可能にしたり、またはメモ
リモジュールの記憶容量を増加することができる。
【0110】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態1〜6に基づき具体的に説明したが、本
発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいう
までもない。
【0111】たとえば、前記実施の形態のメモリモジュ
ールについては、メモリモジュール基板の主面にEEP
ROMが実装される場合について説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、フラッシュ
EEPROM(フラッシュメモリ)などの他の不揮発性
メモリについても適用することができ、特に書き込み制
御端子を有し、データ入出力がシリアル形式の不揮発性
メモリ全般に広く適用可能である。
【0112】さらに、メモリモジュール基板に実装され
る部品については、前記実施の形態に示した例に限られ
るものではなく、ドライバやレジスタなどを含むロジッ
クデバイスなどを実装することも可能である。
【0113】また、メモリモジュール基板については、
JEDEC統一規格に適合した標準仕様のメモリモジュ
ール基板にのみ限定されるものではなく、他の仕様のプ
リント基板などを使用することも可能である。
【0114】さらに、前記実施の形態において示したメ
モリモジュールの構成において、実装されるそれぞれの
部品の種類および数量、メモリモジュール基板の材料な
どはそれぞれの一例を示したものであり、よって前記の
ような内容に限られるものでないことはいうまでもな
い。
【0115】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0116】(1).プリント基板上に、不揮発性メモリの
書き込み制御端子と電気的に接続された導電性端子を設
けることで、この書き込み制御端子を有する不揮発性メ
モリをプリント基板に搭載後、導電性端子の電圧レベル
を制御して不揮発性メモリに所定のデータを書き込むこ
とが可能となる。
【0117】(2).前記(1) において、導電性端子がプル
アップ抵抗を介して電源に接続されているので、メモリ
モジュールをパーソナルコンピュータ、ワークショップ
などの電子機器、システムで使用する場合には、不揮発
性メモリは書き込み禁止状態となるので、書き込まれた
データの誤消去や破壊を防止することが可能となる。
【0118】(3).前記(1) により、メモリモジュールの
外部接続端子の端子数を増やすことなく、導電性端子を
同一の配線工程で形成することができるので、メモリモ
ジュールの製造コストの削減が可能となる。
【0119】(4).前記(1) により、メモリモジュールの
外部接続端子として不揮発性メモリの書き込み制御用の
端子を持つ必要がなくなるので、メモリモジュールの端
子数が削減でき、メモリモジュールの小型化が可能とな
る。
【0120】(5).導電性端子をプリント基板の位置合わ
せマークと兼用する場合には、新たに書き込み制御専用
の端子を設ける必要がないので、より一層、製造コスト
の削減とメモリモジュールの小型化を実現することが可
能となる。
【0121】(6).導電性端子を不揮発性メモリの搭載パ
ッドと兼用する場合には、前記(5) と同様に、新たに書
き込み制御専用の端子を設ける必要がないので、より一
層、製造コストの削減とメモリモジュールの小型化を実
現することが可能となる。
【0122】(7).導電性端子をメモリモジュールの外部
接続端子と同一列に配列する場合には、メモリモジュー
ルの外部接続端子と同様な接続の取り方で書き込みを制
御することができるので、より一層、製造コストの削減
を図ることが可能となる。
【0123】(8).プルアップ抵抗を不揮発性メモリの内
部に作り込む場合には、プリント基板上にプルアップ抵
抗を搭載する必要がないので、より一層、メモリモジュ
ールの小型化を図ることが可能となる。
【0124】(9).プリント基板上にTCP構造のメモリ
デバイスを実装する場合には、より一層、メモリモジュ
ールの小型・薄型化を可能にしたり、または大きな記憶
容量のメモリモジュールを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であるメモリモジュール
を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1のメモリモジュールを示
す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態1のメモリモジュールの要
部を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態1のメモリモジュールの製
造工程を示すフロー図である。
【図5】本発明の実施の形態1における選別試験装置を
示す概略構成図である。
【図6】本発明の実施の形態1に対応する比較例のメモ
リモジュールの製造工程を示すフロー図である。
【図7】本発明の実施の形態1におけるメモリモジュー
ル基板の製造工程を示すフロー図である。
【図8】本発明の実施の形態2であるメモリモジュール
の要部を示す平面図である。
【図9】本発明の実施の形態3であるメモリモジュール
の要部を示す平面図である。
【図10】本発明の実施の形態4であるメモリモジュー
ルの要部を示す平面図である。
【図11】本発明の実施の形態5であるメモリモジュー
ルの要部を示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態6であるメモリモジュー
ルを示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態6のメモリモジュールを
示す側面図である。
【図14】本発明に対して検討した技術として、書き込
み制御端子を持たないEEPROMを示す平面図であ
る。
【図15】本発明に対して検討した技術として、書き込
み制御端子を持たないEEPROMを示す内部構成図で
ある。
【図16】本発明に対して検討した技術として、書き込
み制御端子を持たないEEPROMへのデータ書き込み
手順を示すフロー図である。
【図17】本発明に対して検討した技術として、書き込
み制御端子を持たないEEPROMを搭載したメモリモ
ジュールの要部を示す平面図である。
【図18】本発明に対して検討した技術として、書き込
み制御端子を有するEEPROMを示す平面図である。
【図19】本発明に対して検討した技術として、書き込
み制御端子を有するEEPROMを示す内部構成図であ
る。
【図20】本発明に対して検討した技術として、書き込
み制御端子を有するEEPROMへのデータ書き込み手
順を示すフロー図である。
【図21】本発明に対して検討した技術として、書き込
み制御端子を有するEEPROMを搭載したメモリモジ
ュールの要部を示す平面図である。
【符号の説明】
1,1a〜1e メモリモジュール基板(プリント基
板) 2,2d EEPROM(不揮発性メモリ) 3 プルアップ抵抗 4,4e メモリデバイス 5 チップコンデンサ 6 書き込み制御端子 7 配線 8,8a〜8c パッド(導電性端子) 9 メモリモジュール端子(外部接続端子) 10 配線 11 メモリマトリックス 12 スタート/ストップロジック 13 コントローラロジック 14 スレーブアドレスコンパレータ 15 ワードアドレスカウンタ 16 メモリコントローラ 17 データレジスタ 18 切り欠き 19 測定治具台 20 ばね 21 測定治具 22 金属針 23 金属針 24 金属針 25 配線 26 メモリテスタ 27 搭載パッド 28 スルーホールランド 29 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 朝彦 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上に、少なくとも、書き込
    み制御端子を有しデータ入出力がシリアル形式の不揮発
    性メモリを搭載したメモリモジュールであって、前記プ
    リント基板上に、前記不揮発性メモリの前記書き込み制
    御端子を外部から電気的に制御可能とし、かつ前記書き
    込み制御端子に電気的に接続された導電性端子を有し、
    前記導電性端子が電源に接続されていることを特徴とす
    るメモリモジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメモリモジュールであっ
    て、前記不揮発性メモリはEEPROMであることを特
    徴とするメモリモジュール。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のメモリモジュールであっ
    て、前記導電性端子は、前記電源にプルアップ抵抗を介
    して接続されていることを特徴とするメモリモジュー
    ル。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のメモリモジュールであっ
    て、前記導電性端子は、前記プリント基板の位置合わせ
    マークを兼ねていることを特徴とするメモリモジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のメモリモジュールであっ
    て、前記導電性端子は、前記不揮発性メモリの搭載パッ
    ドを兼ねていることを特徴とするメモリモジュール。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のメモリモジュールであっ
    て、前記導電性端子は、前記メモリモジュールの外部接
    続端子と同一列に配列されていることを特徴とするメモ
    リモジュール。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のメモリモジュールであっ
    て、前記プルアップ抵抗は、前記不揮発性メモリととも
    に前記プリント基板上に搭載されていることを特徴とす
    るメモリモジュール。
  8. 【請求項8】 請求項3記載のメモリモジュールであっ
    て、前記プルアップ抵抗は、前記不揮発性メモリの内部
    に作り込まれていることを特徴とするメモリモジュー
    ル。
  9. 【請求項9】 少なくとも、書き込み制御端子を有しデ
    ータ入出力がシリアル形式の不揮発性メモリを搭載する
    プリント基板であって、前記プリント基板上に、前記不
    揮発性メモリの前記書き込み制御端子を外部から電気的
    に制御可能とし、かつ前記書き込み制御端子に電気的に
    接続された導電性端子を有し、前記導電性端子が電源に
    接続されていることを特徴とするプリント基板。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のプリント基板であっ
    て、前記不揮発性メモリはEEPROMであることを特
    徴とするプリント基板。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のプリント基板であっ
    て、前記導電性端子は、前記電源にプルアップ抵抗を介
    して接続されていることを特徴とするプリント基板。
  12. 【請求項12】 請求項9記載のプリント基板であっ
    て、前記導電性端子は、前記プリント基板の位置合わせ
    マークを兼ねていることを特徴とするプリント基板。
  13. 【請求項13】 請求項9記載のプリント基板であっ
    て、前記導電性端子は、前記不揮発性メモリの搭載パッ
    ドを兼ねていることを特徴とするプリント基板。
  14. 【請求項14】 請求項9記載のプリント基板であっ
    て、前記導電性端子は、前記プリント基板の外部接続端
    子と同一列に配列されていることを特徴とするプリント
    基板。
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