JPH10147156A - 自動変速機用シフトレバー装置 - Google Patents

自動変速機用シフトレバー装置

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JPH10147156A
JPH10147156A JP30658396A JP30658396A JPH10147156A JP H10147156 A JPH10147156 A JP H10147156A JP 30658396 A JP30658396 A JP 30658396A JP 30658396 A JP30658396 A JP 30658396A JP H10147156 A JPH10147156 A JP H10147156A
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shift lever
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projection
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Tamaki Koide
珠貴 小出
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトレバーがPレンジとNレンジのいずれ
にシフトされている場合でも、大型のソレノイドを用い
ることなく突起とロック部材との接触面積を十分に確保
する。 【解決手段】 シフトレバー22に、車両幅方向に突出
する第1の突起28と第2の突起30とを車両前後方向
に所定の間隔をおいて設け、ベース本体20に、各突起
28、30と当接可能な1つの規制部37を有するロッ
ク部材32を上下方向に揺動可能に支持させ、シフトレ
バー22がPレンジにシフトされている状態では規制部
37と第1の突起28とを対向可能とし、シフトレバー
22がNレンジにシフトされている状態では規制部37
と第2の突起30とを対向可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の自動変速
機用シフトレバー装置に関し、とくにゲート式自動変速
機用シフトレバー装置のロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動変速機用シフトレバー装置には、シ
フトレバーが車両前後方向にのみシフト可能なストレー
ト式シフトレバー装置と、シフトレバーが車両前後方向
および車両幅方向にシフト可能なゲート式シフトレバー
装置がある。図9ないし図11は、未公開ではあるが先
に本出願人により提案された特願平8−3905号のゲ
ート式自動変速機用シフトレバー装置を示している。シ
フトレバー2は、図示しないベース本体に取付けられて
おり、P、R、N、D、4、3、2、Lレンジにそれぞ
れシフト可能となっている。ゲート式自動変速機用シフ
トレバー装置では、シフトレバーの誤操作を防止するた
め、ロック機構(Pロック、Rインヒビット)が設けら
れている。Pロックは、車両の発進時の誤操作を防止す
るためのものであり、シフトレバー2がPレンジ(パー
キング位置)にシフトされている状態では、ブレーキペ
ダルを踏み込まない限り他のレンジへのシフト操作がで
きない。Rインヒビットは、車両の走行時にシフトレバ
ー2をDレンジ(ドライブレンジ)からRレンジ(後退
レンジ)にシフト操作するのを防止するためのものであ
る。
【0003】シフトレバー2は、図11に示すゲートパ
ターン3に沿って車両前後方向および車両幅方向に揺動
する。ベース本体には、ロック部材4が上下方向に揺動
可能に支持されている。ロック部材4には、ソレノイド
6が連結されている。ロック部材4は、ソレノイド6側
に設けられたスプリング7よって上方に付勢されてい
る。シフトレバー2には、車両幅方向に突出する1つの
突起8が形成されている。シフトレバー2の突起8は、
シフトレバー2がNレンジにシフトされている状態で
は、ロック部材4の先端部4aと対向可能であり、シフ
トレバー2がPレンジにシフトされている状態では、ロ
ック部材4の中央部4bと対向可能となっている。ロッ
ク部材4は、先端部4aと中央部4bとの間に略V字状
の切除部4cを有している。シフトレバー2の突起8
は、シフトレバー2がRレンジにシフトされている状態
では、切除部4cと対向している。
【0004】シフトレバー2を他のレンジにシフトさせ
る際には、図示しないブレーキペダルを踏み込んで、ソ
レノイド6を動作させ、ロック部材4を下方に揺動させ
る。この状態では、シフトレバー2をPレンジから車両
幅方向に揺動させても、突起8がロック部材4との当接
が回避され、シフトレバー2を他のレンジにシフトさせ
ることができる。ブレーキペダルを踏み込まない場合
は、ソレノイド6によるロック部材4の下方への揺動は
行なわれないので、シフトレバー2を車両幅方向に揺動
させようとすると、突起8がロック部材4の中央部4b
と当接し、他のレンジへのシフト操作が不可能となる。
ロック部材4の中央部4bの裏面には、ベース本体に接
触し突起8の押圧力を受け止めるリブ4eが形成されて
いる。同様に、Nレンジにシフトされているシフトレバ
ー2をRレンジにシフトさせる際には、ブレーキペダル
を踏み込んで、ソレノイド6を動作させ、ロック部材4
を下方に揺動させる。この状態では、シフトレバー2を
Nレンジから車両幅方向に揺動させても、突起8がロッ
ク部材4との当接が回避され、シフトレバー2をRレン
ジにシフトさせることができる。ブレーキペダルを踏み
込まない場合は、ソレノイド6によるロック部材4の下
方への揺動は行なわれないので、シフトレバー2を車両
幅方向に揺動させようとすると、突起8がロック部材4
の先端部4aと当接し、シフトレバー2のNレンジから
Rレンジへのシフト操作が阻止される。DレンジからR
レンジへのシフト操作は、Nレンジを経由しなければで
きないので、NレンジからRレンジへのシフト操作を阻
止することにより、走行中におけるDレンジからRレン
ジへのシフト操作は防止される。ロック部材4の先端部
4aの裏面には、ベース本体に接触し突起8の押圧力を
受け止めるリブ4dが形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9ないし図
11の装置には、つぎの問題がある。 ロック部材4における先端部4aと中央部4bは、
揺動中心からの距離が異なるので、先端部4aと中央部
4bの上下方向の揺動量は異なる。中央部4bは、先端
部4aに比べて揺動量が小さいので、先端部4aと突起
8との接触面を大に設定しても、中央部4bと突起8と
の接触面積は小さくなってしまう。そのため、シフトレ
バー2の車両幅方向の揺動時には中央部4bの面圧が大
となり、ロック強度を確保する上で不利となる。中央部
4bの接触面積を大とするためには、ロック部材4の揺
動量を大とすることが必要であるが、この場合はストロ
ークが大である大型のソレノイド6を用いなければなら
ない。ストロークを大とするためにソレノイドのロック
部材4への取付け位置を(ロック部材の)揺動中心へ近
づけることが考えられるが、このようにすると突起8が
中央部4bに押しつけられているときにソレノイドを作
動させてロック部材4を回動させようとした場合、ソレ
ノイドの駆動力が不足することになるため、大型の(駆
動力が大きい)ソレノイドを用いなければならず、ソレ
ノイドの収納スペースおよびコストアップの問題が生じ
る。 ロック部材4には、先端部4aと中央部4bとの間
に突起8との干渉を防止するV字状の切除部4cが形成
されるので、突起8と先端部4aおよび中央部4bとの
接触面積が小となり、ロック強度を確保する上で不利と
なる。 ロック部材4には、2つのリブ4d、4eが設けら
れるので、ロック部材4の揺動時のリブ4d、4eとベ
ース本体との摺動抵抗が大となる。したがって、吸引力
が大きな大型のソレノイド6が必要なり、上述と同様に
収納スペースやコストの問題が生じる。本発明の目的
は、シフトレバーがPレンジとNレンジのいずれにシフ
トされている場合でも、大型のソレノイドを用いること
なく突起とロック部材との接触面積を十分に確保するこ
とが可能な自動変速機用シフトレバー装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明に係る自動変速機用シフトレバー装置は、つぎの通り
である。ベース本体に対し、車両前後方向および車両幅
方向に揺動可能に支持されるシフトレバーと、前記ベー
ス本体側に設けられ、少なくともPレンジ、Rレンジ、
Nレンジが車両前後方向に順に配置され、前記シフトレ
バーを車両幅方向に揺動させた場合に限りシフトレバー
の前記各レンジへのシフト操作が可能となる経路をもつ
クランク状のゲートパターンと、前記シフトレバーに設
けられ、車両幅方向に突出する第1の突起と、前記シフ
トレバーに前記第1の突起と車両前後方向に所定の間隔
をもって設けられ、車両幅方向に突出する第2の突起
と、前記ベース本体に上下方向に揺動可能に支持され、
前記シフトレバーがPレンジにシフトされている状態で
は規制部が前記第1の突起と対向可能であり、前記シフ
トレバーがNレンジにシフトされている状態では規制部
が前記第2の突起と対向可能であり、前記シフトレバー
がRレンジにシフトされている状態では規制部が第1の
突起と第2の突起との間に位置するロック部材と、前記
ロック部材を付勢し、ロック部材の規制部を前記各突起
と対向可能な高さに位置合わせする付勢手段と、前記ロ
ック部材と連結され、ブレーキペダルの踏み込みによる
通電によりロック部材を付勢手段による付勢方向と反対
方向に移動させるソレノイドと、前記ロック部材に形成
され、Rレンジにシフトされているシフトレバーを車両
前後方向にシフト操作した際に前記各突起と摺接しロッ
ク部材を付勢手段による付勢方向と反対方向に移動させ
る摺動面と、を備えた自動変速機用シフトレバー装置。
【0007】本発明に係る自動変速機用シフトレバー装
置では、Pレンジにシフトされたシフトレバーを他のレ
ンジにシフトさせる際に、ブレーキペダルを踏み込まな
いでシフトレバーの車両幅方向の揺動させようとする
と、第1の突起がロック部材の規制部に当接し、シフト
レバーの他のレンジへのシフト操作が不可能となる。N
レンジにシフトされたシフトレバーをRレンジにシフト
させる際に、ブレーキペダルを踏み込まないでシフトレ
バーの車両幅方向の揺動させようとすると、第2の突起
がロック部材の規制部に当接し、シフトレバーのRレン
ジへのシフト操作が不可能となる。ロック部材の規制部
は、第1の突起と第2の突起が当接する共通の部分であ
るので、第1の突起と第2の突起とを、規制部に対しほ
ぼ同一の面積をもって接触するように配置することがで
き、シフトレバーがPレンジとNレンジのいずれにシフ
トされている場合でも、各突起とロック部材との接触面
積を十分に確保することが可能なる。また、第1の突起
と第2の突起を設けたことにより、シフトレバーがRレ
ンジにシフトされている状態では、ロック部材の規制部
を第1の突起と第2の突起との間に位置させることがで
きる。そのため、規制部には各突起を逃がすための切除
部を形成する必要がなくなり、各突起とロック部材との
接触面積は十分に確保される。さらに、ロック部材の規
制部は、第1の突起と第2の突起が当接する共通の部分
であるので、PレンジまたはNレンジにてシフトレバー
を車両幅方向に揺動させる際の力は同一の規制部に作用
することになり、ロック部材の1個所をベース本体で受
ければよい。したがって、ソレノイドの通電時における
ロック部材とベース本体との摺動抵抗は従来に比べて小
となり、大型のソレノイドは不要となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1ないし図8は、本発明の一実
施例に係る自動変速機用シフトレバー装置を示してい
る。図1に示すように、ベース本体20には、シフトレ
バー22が支持されている。シフトレバー22は、車両
前後方向および車両幅方向に揺動可能となっている。ベ
ース本体20の上部には、カバー(図示略)が取付けら
れている。カバーには、シフトレバー22が挿通される
クランク状のゲートパターン26が形成されている。ゲ
ートパターン26には、Pレンジ、Rレンジ、Nレン
ジ、Dレンジ、4レンジ、3レンジ、2レンジ、Lレン
ジが設けられている。シフトレバー22の移動経路は、
ゲートパターン26によって決定される。各レンジのう
ち、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、4レンジ、3レン
ジ、2レンジは、車両前後方向に順に配置されている。
Dレンジは、4レンジに対して車両幅方向に隣接して配
置されている。Lレンジは、2レンジに対して車両幅方
向に隣接して配置されている。シフトレバー22は、図
示しないスプリングによってゲートパターン26のPレ
ンジ、Rレンジ、Nレンジ、4レンジ、3レンジ、2レ
ンジが位置する内面26a側に付勢されている。ただ
し、シフトレバー22は、DレンジおよびLレンジにシ
フトされた状態では、節度機構23によりそのレンジに
保持される。シフトレバー22は、すくなくともPレン
ジ、Rレンジ、Nレンジにシフトされている状態では、
車両幅方向(矢印F1 方向)に揺動させ、かつ車両前後
方向(矢印F2 方向)に揺動させることにより、各レン
ジへのシフト操作が可能となる。
【0009】シフトレバー22の下部の一側には、円柱
状の第1の突起28と第2の突起30が設けられてい
る。各突起28、30は、車両幅方向におけるゲートパ
ターン26の内面26b側に突出している。各突起2
8、30の先端面は、平面に形成されている。第1の突
起28と第2の突起30は、車両前後方向に所定の間隔
をもって配置されている。第2の突起30は、第1の突
起28よりも車両の前部側に位置している。
【0010】ベース本体20には、平面形状が略L字状
のロック部材32が取付けられている。ロック部材32
の一端部には、図4に示すように、車両幅方向に延びる
シャフト34が固定されている。シャフト34は、ベー
ス本体20の軸受穴に挿入されている。ロック部材32
は、シャフト34を中心として上下方向に揺動可能とな
っている。シャフト34の端部には、図示しない押ボタ
ンによって押圧されるロック解除レバー36が取付けら
れている。ロック解除レバー36は、後述するソレノイ
ド40が電圧降下等により作動しない場合に限り使用さ
れる。ロック部材32の下方には、ソレノイド40が配
置されている。ソレノイド40は、ベース本体20に取
り付けられている。ロック部材32の中央下部は、ソレ
ノイド40のプランジャ40aと連結されている。プラ
ンジャ40aの外周には、付勢手段42が設けられてい
る。付勢手段42は、圧縮コイルスプリングから構成さ
れている。ロック部材32は、付勢手段42の付勢力に
より上方に付勢されている。
【0011】ロック部材32の他端部には、各突起2
8、30と接触可能な規制部37が形成されている。シ
フトレバー22がPレンジにシフトされ、かつソレノイ
ド40が非通電状態では、規制部37が第1の突起28
と対向するようになっている。シフトレバー22がNレ
ンジにシフトされ、かつソレノイド40が非通電状態で
は、規制部37が第2の突起30と対向するようになっ
ている。シフトレバー22がRレンジにシフトされ、か
つソレノイド40が非通電状態では、規制部37が第1
の突起28と第2の突起30との間に位置するようにな
っている。付勢手段42は、ロック部材32を上方に付
勢し、規制部37を各突起28、30と対向可能な高さ
に位置合わせする機能を有する。ソレノイド40は、図
示しないブレーキペダルの踏み込みによって通電され、
ロック部材32を付勢手段42による付勢方向と反対方
向に移動させる機能を有する。
【0012】ロック部材32の規制部37には、摺動面
46、48が形成されている。摺動面46は、第1の突
起28と接触可能となっている。摺動面48は、第2の
突起30と接触可能となっている。Rレンジにシフトさ
れているシフトレバー22を車両前方側にシフト操作し
た際には、摺動面46は第1の突起28と摺接し、ロッ
ク部材32が下方に揺動する。Rレンジにシフトされて
いるシフトレバー22を車両後方側にシフト操作した際
には、摺動面48は第2の突起30と摺接し、ロック部
材32が下方に揺動する。規制部37の裏面は、ベース
本体20に接触しており、シフト操作の際の規制部37
に作用する力は、ベース本体20によって受け止められ
る。
【0013】つぎに、自動変速機用シフトレバー装置に
おける作用について説明する。図5は、シフトレバー2
2をPレンジにシフトさせた状態を示している。この状
態では、ロック部材32の規制部37が第1の突起28
と対向している。ここで、シフトレバー22を他のレン
ジにシフトさせるために、シフトレバー22を車両幅方
向に揺動させようとすると、第1の突起28が規制部3
7と当接し、シフトレバー22の車両幅方向の揺動が阻
止される。図6は、シフトレバー22をNレンジにシフ
トさせた状態を示している。この状態では、ロック部材
32の規制部37が第2の突起30と対向している。こ
こで、シフトレバー22をRレンジにシフトさせるため
に、シフトレバー22を車両幅方向に揺動させようとす
ると、第2の突起30が規制部37と当接し、シフトレ
バー22の車両幅方向の揺動が阻止される。
【0014】ロック部材32の規制部37は、第1の突
起28と第2の突起30が当接する共通の部分であるの
で、第1の突起28と第2の突起30とを、規制部37
に対しほぼ同一の面積をもって接触するように配置する
ことができ、シフトレバー22がPレンジとNレンジの
いずれにシフトされている場合でも、各突起28、30
とロック部材32との接触面積を十分に確保することが
可能なる。したがって、ロック部材32の各突起28、
30が当接する部位の面圧は小さくなり、ロック部材3
2のロック強度を十分ものとすることができる。
【0015】図8は、シフトレバー22がNレンジにシ
フトされている状態で、ブレーキペダルを踏み込んだ状
態を示している。この場合は、ソレノイド40への通電
によりロック部材32が下方に揺動し、第2の突起30
と規制部37とは対向しなくなり、シフトレバー22の
車両幅方向の揺動が可能となり、Rレンジへのシフト操
作が可能となる。図5に示す場合も、ブレーキペダルを
踏み込みにより、ロック部材32が下方に揺動し、Pレ
ンジから他のレンジへのシフト操作が可能となる。ロッ
ク部材32の規制部37は、第1の突起28と第2の突
起30が当接する共通の部分であるので、ロック部材3
2における各突起28、30による力が作用する部位は
規制部37の一か所のみであり、この一か所のみをベー
ス本体20で受ければよい。したがって、ソレノイド4
0の通電時におけるロック部材32とベース本体20と
の摺動抵抗は、図9の従来装置に比べて小となり、大型
のソレノイドも不要になり、コストや収納スペース等の
問題は解消される。
【0016】図7は、シフトレバー20がRレンジにシ
フトされている状態を示している。Rレンジにシフトさ
れているシフトレバー22を車両前方側にシフト操作し
た際には、摺動面46は第1の突起28と摺接し、ロッ
ク部材32が押し下げられる。Rレンジにシフトされて
いるシフトレバー22を車両後方側にシフト操作した際
には、摺動面48は第2の突起30と摺接し、ロック部
材32が押し下げられる。したがって、ブレーキペダル
を踏み込むことなく、Rレンジにシフトされているシフ
トレバー22を他のレンジにシフトさせることができ
る。このように、Rレンジにシフトされているシフトレ
バー22を、ブレーキペダルを踏み込むことなく他のレ
ンジにシフトさせることができるのは、Rレンジからの
シフト操作では誤操作を考慮する必要がないからであ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る自動変速機用シフトレバー
装置によれば、シフトレバーに車両幅方向に突出する第
1の突起と第2の突起とを車両前後方向に所定の間隔を
おいて設け、ベース本体に、各突起と当接可能な1つの
規制部を有するロック部材を上下方向に揺動可能に支持
させ、シフトレバーがPレンジにシフトされている状態
では規制部と第1の突起とを対向可能とし、シフトレバ
ーがNレンジにシフトされている状態では規制部と第2
の突起とを対向可能としたので、シフトレバーがPレン
ジとNレンジのいずれにシフトされている場合でも、突
起とロック部材との接触面積を十分に確保することがで
きる。したがって、大型のソレノイドを用いることな
く、大きなロック強度を確保することができ、装置の信
頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動変速機用シフトレ
バー装置であってシフトレバーがNレンジにシフトされ
ている状態を示す透視正面図である。
【図2】図1の装置のゲートパターンの平面図である。
【図3】図1のシフトレバーの下部近傍の斜視図であ
る。
【図4】図1のロック部材の斜視図である。
【図5】図1のシフトレバーをPレンジにシフトさせた
状態を示す模式図である。
【図6】図1のシフトレバーをNレンジにシフトさせた
状態を示す模式図である。
【図7】図1のシフトレバーをRレンジにシフトさせた
状態を示す模式図である。
【図8】図1のシフトレバーをNレンジにシフトさせた
状態でのロック解除を示す模式図である。
【図9】特願平8−3905号におけるシフトレバーの
ロック機構を示す透視斜視図である。
【図10】図9におけるシフトレバーの下部近傍の斜視
図である。
【図11】図9の装置のゲートパターンを示す平面図で
ある。
【符号の説明】
20 ベース本体 22 シフトレバー 26 ゲートパターン 28 第1の突起 30 第2の突起 32 ロック部材 37 規制部 40 ソレノイド 42 付勢手段 46 摺動面 48 摺動面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース本体に対し、車両前後方向および
    車両幅方向に揺動可能に支持されるシフトレバーと、 前記ベース本体側に設けられ、少なくともPレンジ、R
    レンジ、Nレンジが車両前後方向に順に配置され、前記
    シフトレバーを車両幅方向に揺動させた場合に限りシフ
    トレバーの前記各レンジへのシフト操作が可能となる経
    路をもつクランク状のゲートパターンと、 前記シフトレバーに設けられ、車両幅方向に突出する第
    1の突起と、 前記シフトレバーに前記第1の突起と車両前後方向に所
    定の間隔をもって設けられ、車両幅方向に突出する第2
    の突起と、 前記ベース本体に上下方向に揺動可能に支持され、前記
    シフトレバーがPレンジにシフトされている状態では規
    制部が前記第1の突起と対向可能であり、前記シフトレ
    バーがNレンジにシフトされている状態では規制部が前
    記第2の突起と対向可能であり、前記シフトレバーがR
    レンジにシフトされている状態では規制部が第1の突起
    と第2の突起との間に位置するロック部材と、 前記ロック部材を付勢し、ロック部材の規制部を前記各
    突起と対向可能な高さに位置合わせする付勢手段と、 前記ロック部材と連結され、ブレーキペダルの踏み込み
    による通電によりロック部材を付勢手段による付勢方向
    と反対方向に移動させるソレノイドと、 前記ロック部材に形成され、Rレンジにシフトされてい
    るシフトレバーを車両前後方向にシフト操作した際に前
    記各突起と摺接しロック部材を付勢手段による付勢方向
    と反対方向に移動させる摺動面と、を備えた自動変速機
    用シフトレバー装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007223603A (ja) * 2007-06-08 2007-09-06 Tokai Rika Co Ltd シフトレバー装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007223603A (ja) * 2007-06-08 2007-09-06 Tokai Rika Co Ltd シフトレバー装置

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