JP4690086B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シフトレバーが車体前後方向及び車体左右方向に操作可能に設けられた、いわゆるゲート式のシフトレバー装置に関する。
ゲート式のシフトレバー装置には、シフトレバーがパークポジションに位置するときには、ブレーキペダルの踏み込みがなければ他ポジションへの操作ができないパークロック機能や、シフトレバーがニュートラルポジションやドライブポジションに位置するときには、車速が所定値未満で、且つ、ブレーキペダルの踏み込みがなければリバースポジションへの操作ができないニュートラルロック機能を備えたものがある。この種の従来のシフトレバー装置としては、特許文献1に開示されたものがある。
このシフトレバー装置100は、図14〜図17に示すように、車体に固定された筐体101と、この筐体101に支持され、操作レバー部113bが車体前後方向及び車体左右方向に揺動自在とされるシフトレバー102と、シフトレバー102の車体前後方向の揺動を規制するロックユニット103と、操作レバー部113bのポジション位置を表示するインジケータ部材104と、操作レバー部113bがパークポジションに位置することを検知するパークポジションスイッチSWとから主に構成されている。
シフトレバー102は、筐体101に支持軸110を支点として車体前後方向に揺動自在に支持されたセレクトレバー111と、セレクトレバー111にシャフト112を支点として車体左右方向に揺動自在に支持された左右シフトレバー113とから構成されている。セレクトレバー111には車体左右方向に貫通する凹部111aが形成されていると共に移動規制突部111bが上方に突設されている。
左右シフトレバー113は、セレクトレバー111にシャフト112を支点として車体左右方向に揺動自在に支持されたレバー本体113aと、このレバー本体113aに一体に上方に向かって設けられた操作レバー部113bとから構成されている。レバー本体113aの側面には係合凸部114が突設されている。係合凸部114はセレクトレバー111の凹部111aに係合されており、操作レバー部113bがどのポジションに位置する場合にも外れることがないようになっている。操作レバー部113bを車体前後方向に操作すると、左右シフトレバー113とセレクトレバー111が一体に揺動し、操作レバー部113bを車体左右方向に操作すると、左右シフトレバー113のみが揺動する。このように操作レバー部113bを車体前後方向と車体左右方向に複合的に操作することによって、P(パーク)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、3(3速)ポジション、2(2速)ポジション、1(1速)ポジションの7ポジションに変移できる。操作レバー部113bの先端にはノブ120が装着されている。
ロックユニット103は、筐体101に固定されたユニットベース115と、このユニットベース115に固定されたアクチュエータ116と、このアクチュエータ116の駆動によって回動する回動リンク部材117と、この回動リンク部材117を介して伝達されるアクチュエータ116の駆動力によってシフトロック位置とシフトロック解除位置との間を変移するロックレバー118と、このロックレバー118をシフトロック位置側に付勢するバネ(図示せず)とを有している。ロックレバー118は、シフトロック位置(図17の仮想線位置)ではセレクトレバー111の移動規制突部111bの移動軌跡上に位置し、シフトロック解除位置(図17の実線位置)ではセレクトレバー111の移動規制突部111bの移動軌跡外に位置する。
上記構成において、操作レバー部113bがパークポジションに位置すると、図17にて仮想線で示すように、ロックレバー118がシフトロック位置に位置してパークロック状態とされる。このパークロック状態にあっては、ブレーキベダル(図示せず)が踏み込まれると、アクチュエータ116に通電され、図17にて実線で示すように、ロックレバー118がバネ(図示せず)の付勢力に抗してシフトロック解除位置に変移される。これにより、パークロックが解除される。操作レバー部113bをパークポジションからリバースポジション側に移動すると、この操作レバー部113bの移動をパークポジションスイッチSWが検知してアクチュエータ116がオフされる。アクチュエータ116がオフされると、ロックレバー118がバネ(図示せず)のバネ力によってシフトロック位置側に移動し、ロックレバー118の先端面118aが移動規制突部111bの先端面に突き当たって一旦停止する。操作レバー部113bがリバースポジションを超えてニュートラルポジションまで移動すると移動規制突部111bがロックレバー118に干渉しない位置となるため、ロックレバー118がバネ(図示せず)のバネ力によってシフトロック位置に変移される。
また、操作レバー部113bがニュートラルポジション若しくはドライブポジションにあっては、ロックレバー118がシフトロック位置に位置してニュートラルロック状態とされる。このニュートラルロック状態にあって、車速が所定値未満で、且つ、ブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれると、アクチュエータ116に通電され、図17にて実線で示すように、ロックレバー118がバネ(図示せず)の付勢力に抗してシフトロック解除位置に変移される。これにより、ニュートラルロックが解除される。操作レバー部113bをニュートラルポジションからリバースポジション側に移動し、ブレーキペダル(図示せず)の踏み込みを止めるとアクチュエータ116がオフされる。アクチュエータ116がオフされると、ロックレバー118がバネ(図示せず)のバネ力によってシフトロック位置側に移動する。ここで、ブレーキペダル(図示せず)の踏み込み解除が操作レバー部113bのパークポジション前であると、ロックレバー118の先端面118aが移動規制突部111bに突き当たって一旦停止する。操作レバー部113bがリバースポジションを超えてパークポジションまで移動すると移動規制突部111bがロックレバー118に干渉しない位置となるため、ロックレバー118がバネ(図示せず)のバネ力によってシフトロック位置に変移される。
特開2003−127691号公報
しかしながら、アクチュエータ116によってシフトロック解除位置に保持されたロックレバー118は、シフトレバーの移動に伴ってアクチュエータによる保持が解除されるため、ロックレバー118がバネ(図示せず)のバネ力によってセレクトレバー111の移動規制突部111bに打ち当たり、打音が発生するという問題がある。
ここで、この打音を防止するために、ロックレバー118や移動規制突部111bに音消し用ゴムを装着することが考えられる。しかし、ロックレバー118がセレクトレバー111の移動規制突部111bに突き当たった後もセレクトレバー111が移動を続けるために、ロックレバー118と移動規制突部111b間が摺動する。この摺動によって音消し用ゴムが脱落する恐れがあるため、音消し用ゴムを採用することはできない。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、ロックレバーがシフトロック位置側に変移される際の打音の発生を防止できるシフトレバー装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、車体に筐体が組付けられた状態で、車体前後方向及び車体左右方向に自在に移動可能なシフトレバーと、該シフトレバーに設けられた移動規制突部の車体前後方向の移動軌跡上に位置し、且つ前記シフトレバーの車体前後方向の操作を阻止するシフトロック位置と、前記移動規制突部の移動軌跡外に位置し、且つ前記シフトレバーの車体前後方向の操作を許容するシフトロック解除位置との間を移動可能なロックレバーと、このロックレバーをシフトロック位置側に付勢すると共に、作動によってロックレバーをシフトロック解除位置側に変位させるアクチュエータと、この変位されたロックレバーをシフトロック解除位置に停止させるレバーストッパとを該筐体に設けたシフトレバー装置であって、該ロックレバーがシフトロック解除位置に保持された状態で、前記シフトレバーの該移動規制突部の移動軌跡上に該ロックレバーの先端部が位置し、且つ前記ロックレバーの先端部と前記移動規制突部の互いに対向して当接する面の少なくともいずれか一方の面が車体前後方向に対して斜めに形成された傾斜面を備え、前記ロックレバーは、レバーストッパに設けたゴムの圧縮によって、シフトロック解除位置から該ロックレバーの先端部が前記移動規制突部の移動軌跡から外れる位置まで移動可能に構成されていることを特徴とする。

請求項2の発明は、請求項1記載のシフトレバー装置であって、前記シフトレバーがパークポジションからリバースポジション側への移動する際に、前記シフトレバーの移動規制突部が前記ロックレバーの先端部に当接しながら移動することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のシフトレバー装置であって、前記シフトレバーがニュートラルポジションからリバースポジション側へ変移する際に、前記移動規制突部が前記ロックレバーの先端部に当接しながら移動することを特徴とする。
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ロックレバーがアクチュエータの駆動力によってシフトロック位置からシフトロック解除位置側に変移された状態でもロックレバーの先端部が移動規制突部の移動軌跡上に位置するために移動規制突部はロックレバーに当接して移動するとともに、ロックレバーと移動規制突部の少なくともいずれか一方に形成した傾斜面によってロックレバーを移動規制突部の移動軌跡外に変移させつつシフトレバーが移動される。このようにロックレバーが当接した状態で移動規制突部が移動するため、アクチュエータがオフされてロックレバーに付勢手段の付勢力が作用してもロックレバーが移動規制突部に打ち当たることがなく打音の発生を防止できる。又、音消しゴムなどを必要としないため、コストアップすることなく打音の発生を防止できる。
請求項2の発明によれば、シフトレバー部がパークポジションの位置からリバースポジション側へ移動するとシフトレバーがパークポジションから外れることで、ブレーキベダルが踏み込まれた状態であってもアクチュエータの駆動力が切れてロックレバーが付勢手段の付勢力によりシフトロック解除位置に変移しようとするが、ロックレバーはシフトレバーの移動規制突部に当接しているため、打音の発生を防止できる。
請求項3の発明によれば、操作レバー部がニュートラルポジション若しくはドライブポジションの位置からリバースポジション側へ移動する際にロックレバーが付勢手段によりシフトロック解除位置に変移しようとしても移動規制突部がロックレバーの先端部に当接しながら移動するため、シフトロック解除位置から移動することがなく打音の発生を防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図10は本発明の一実施形態を示し、図1はシフトレバー装置1の分解斜視図、図2はシフトレバー装置1の平面図、図3はシフトレバー装置1の断面図、図4はロックレバー23のシフトロック位置とシフトロック解除位置を示す要部断面図、図5はロックユニット4の斜視図、図6はロックユニット4の側面図、図7はパークポジションにおけるロックレバー23と移動規制突部15の位置関係を示す平面図、図8はパークポジションのロックレバー23がシフトロック解除位置に変移し、このロックレバー23に移動規制突部15が当接した状態を示す平面図、図9はロックレバー23を押し退けながら移動規制突部15が移動する状態を示す平面図、図10はニュートラルポジションのロックレバー23がシフトロック解除位置に変移し、このロックレバー23に移動規制突部15が当接した状態を示す平面図である。
シフトレバー装置1は、図1、図3に示すように、車体(図示せず)に固定される筐体2と、この筐体2に支持され、操作レバー部17が車体前後方向a及び車体左右方向bに揺動自在とされるシフトレバー3と、シフトレバー3の車体前後方向aの揺動を規制するロックユニット4と、操作レバー部17が移動するゲート孔5aを有し、操作レバー部17の車体前後方向a及び車体左右方向bの移動をガイドする案内板5と、操作レバー部17の移動するゲート孔6aを有し、操作レバー部17のポジション位置を表示するインジケータ部材6と、操作レバー部17に挿通されてゲート孔6aを塞ぐようにインジケータ部材6にスライド自在に設けられたスライドプレート7と、操作レバー部17がパークポジションに位置することを検知するパークポジションスイッチSW(図3に示す)とから主に構成されている。
シフトレバー3は、筐体2に支持軸10を支点として車体前後方向aに揺動自在に支持されたセレクトレバー11と、セレクトレバー11にシャフト12を支点として車体左右方向bに揺動自在に支持された左右シフトレバー13とから構成されている。
セレクトレバー11には車体左右方向に貫通する凹部14が形成されていると共に移動規制突部15が上方に突設されている。
左右シフトレバー13は、セレクトレバー11にシャフト12を支点として車体左右方向bに揺動自在に支持されたレバー本体16と、このレバー本体16に一体に上方に向かって設けられた操作レバー部17とから構成されている。レバー本体16の側面には係合凸部18が突設されている。係合凸部18はセレクトレバー11の凹部14に係合されており、操作レバー部17がどのポジションに位置する場合にも外れることがないようになっている。操作レバー部17を車体前後方向aに操作すると、左右シフトレバー13とセレクトレバー11が一体に揺動し、操作レバー部17を車体左右方向bに操作すると、左右シフトレバー13のみが揺動する。このように操作レバー部17を車体前後方向aと車体左右方向bに複合的に操作することによって、P(パーク)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、3(3速)ポジション、2(2速)ポジション、1(1速)ポジションの7ポジションに変移できる。操作レバー部17の先端にはノブ19が装着されている。
又、セレクトレバー11の移動規制突部15は、操作レバー部17のニュートラルポジションからリバースポジションへの移動時に、下記するロックレバー23に突き当たる面が傾斜面15a(図5等に示す)に形成されている。
ロックユニット4は、図1、図4〜図6に示すように、筐体2に固定されたユニットベース20と、このユニットベース20に固定されたアクチュエータ21と、このアクチュエータ21の駆動によって回動する回動リンク部材22と、この回動リンク部材22を介して伝達されるアクチュエータ21の駆動力によってシフトロック位置とシフトロック解除位置との間を変移するロックレバー23とを有している。
ロックレバー23は、シフトロック位置(図4の仮想線位置)ではセレクトレバー11の移動規制突部15の移動軌跡上に深く入った位置に位置し、シフトロック解除位置(図4の実線位置)ではセレクトレバー11の移動規制突部15の移動軌跡内にその先端部のみが入る位置に位置する。そして、ロックレバー23は、回動リンク部材22のレバーストッパ22aがユニットベース20のレバーストッパ20aに突き当たることによってシフトロック解除位置に位置するようになっているが、ロックレバー23は双方のレバーストッパ22a,20aに設けたリング状のゴムの圧縮によってシフトロック解除位置から移動規制突部15の移動軌跡外まで更に移動可能に構成されている。
又、ロックレバー23の先端部は、操作レバー部17のパークポジションからリバースポジション等の他ポジションへの移動時に、移動規制突部15に対向して当接する面が傾斜面23a(図7等に示す)に形成されている。
次に、上記シフトレバー装置1の作用を図7〜図10に基づいて説明する。操作レバー部17がパークポジションに位置すると、図7に示すように、ロックレバー23がシフトロック位置に位置してパークロック状態とされる。このパークロック状態にあって、ブレーキベダル(図示せず)が踏み込まれると、アクチュエータ21に通電され、ロックレバー23がシフトロック解除位置に変移される。これにより、パークロックが解除される。そして、操作レバー部17をパークポジションからリバースポジション側に移動すると、ロックレバー23の先端部が移動規制突部15の移動軌跡上に位置するため、図8に示すように、移動規制突部15がロックレバー23の傾斜面23aに当接する。この状態より操作レバー部17を更にリバースポジション側に移動すると、移動規制突部15がロックレバー23を移動規制突部15の移動軌跡外に変移させつつリバースポジション側に移動される。操作レバー部17の回動によってセレクトレバー11がパークポジションスイッチSWから外れ、図9に示すように、ロックレバー23が移動規制突部15の移動規制外まで完全に移動される位置まで変移されるとともに、パークポジションスイッチSWの出力が変化してアクチュエータ21がオフされる。アクチュエータ21がオフされると、ロックレバー23がシフトロック位置側に付勢される。しかし、ロックレバー23が移動規制突部15に当接しているため、その状態を維持する。そして、操作レバー部17がリバースポジションを超えてニュートラルポジションまで移動すると移動規制突部15がロックレバー23に干渉しない位置となるため、ロックレバー23がシフトロック位置に変移される。これにより、ニュートラルロック状態に入る。
また、操作レバー部17がニュートラルポジション若しくはドライブポジションに位置し、ロックレバー23がシフトロック位置に位置するニュートラルロック状態にあって、車速が所定値未満で、且つ、ブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれると、アクチュエータ21に通電され、ロックレバー23がシフトロック解除位置に変移される。これにより、ニュートラルロックが解除される。次に、操作レバー部17をニュートラルポジションからリバースポジション側に移動すると、ロックレバー23の先端部が移動規制突部15の移動軌跡上に位置するため、図10に示すように、移動規制突部15の傾斜面15aがロックレバー23に当接する。この状態より操作レバー部17を更にリバースポジション側に移動すると、移動規制突部15がロックレバー23を移動規制突部15の移動軌跡外に変移させつつリバースポジション側に移動される。この操作過程でブレーキペダル(図示せず)の踏み込みを止めるとアクチュエータ21がオフされる。アクチュエータ21がオフされると、ロックレバー23がシフトロック位置側に付勢される。しかし、ロックレバー23が移動規制突部15に当接しているため、その状態を維持する。そして、操作レバー部17がリバースポジションを超えてパークポジションまで移動すると移動規制突部15がロックレバー23に干渉しない位置となるため、ロックレバー23がシフトロック位置に変移される。これにより、パークロック状態に入る。
以上、説明したように、アクチュエータ21によりシフトロック解除位置に保持されていたロックレバー23がシフトレバーの移動によって保持が解除される際には、アクチュエータ21がオフされてもロックレバー23が移動規制突部15に打ち当たることがないため、打音が発生しない。又、音消しゴムなどの別部材を使用しないため、コストアップすることなく打音の発生を防止できる。
この実施形態では、操作レバー部17がパークポジションに位置するとロックレバー23がシフトロック位置に位置してパークロック状態となり、ブレーキベダル(図示せず)が踏み込まれるとアクチュエータ21の駆動力によりロックレバー23がシフトロック解除位置に変移されてパークロックが解除され、操作レバー部17のパークポジションから他ポジションへの移動時に、ロックレバー23の先端部が移動規制突部15に対向して当接する面を傾斜面23aとしたので、移動規制突部15がロックレバー23を押し退けるように移動し、ロックレバー23は移動規制突部15に当接しているため、パークロック状態が解除される際の打音の発生を防止できる。この実施形態では、パークロック解除に際して突き当たるロックレバー23側の面を傾斜面23aとして構成したが、移動規制突部15の面、又は、移動規制突部15とロックレバー23の双方の面を傾斜面として形成しても良い。
この実施形態では、操作レバー部17がニュートラルポジション若しくはドライブポジションに位置する状態では、通常アクチュエータ21がオフとなっているため、ロックレバー23がシフトロック位置に位置してニュートラルロック状態となっているが、車速が所定値未満で、且つ、ブレーキペダル(図示せず)が踏み込まれると、アクチュエータ21が作動してロックレバー23がシフトロック解除位置に変移されてニュートラルロックが解除される。この状態で、操作レバー部17のニュートラルポジションからリバースポジションへの移動時に、移動規制突部15がロックレバー23に対向して当接する面を傾斜面15aとしたので、移動規制突部15がロックレバー23を押し退けるように移動し、ロックレバー23は移動規制突部15に当接しているため、ニュートラルロック状態が解除される際の打音の発生を防止できる。この実施形態では、ニュートラルロック解除に際して突き当たる移動規制突部15の面を傾斜面15aとしたロックレバー23の面、若しくは、移動規制突部15とロックレバー23の双方の面を傾斜面として形成しても良い。
図11〜図13は本発明の他の実施形態を示し、図11はニュートラルポジションにおけるロックレバー23Aと移動規制突部15Aの位置関係を示す平面図、図12はニュートラルポジションの移動規制突部15Aがシフトロック位置にあるロックレバー23Aに当接し、このロックレバー23Aに移動規制突部15Aが押し退けて移動する状態を示す平面図、図13はロックレバー23Aを押し退けながら移動規制突部15Aが移動する状態を示す平面図である。
前記実施形態のシフトレバー装置1は、パークロック機能とニュートラルロック機能の双方を有するものであったが、この他の実施形態のシフトレバー装置は、パーク機能のみを有する場合である。そして、前記実施形態では、傾斜面15aは、ロックレバー23がシフトロック解除位置にある場合にロックレバー23に当接してロックレバー23を押し退けるように形成されていたが、この他の実施形態では、図11〜図13に示すように、移動規制突部15Aに形成した傾斜面15bを大きくすることでロックレバー23がシフトロック位置にある状態でも傾斜面15bによりロックレバー23Aを押し退けるようにして移動規制部材15Aは移動できる。他の構成は、前記実施形態と同一であるため、説明を省略する。
この他の実施形態においても、前記実施形態と同様な作用によって、パークロック状態が解除される際の打音の発生を防止できる。
本発明の一実施形態を示し、シフトレバー装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、シフトレバー装置の平面図である。 本発明の一実施形態を示し、シフトレバー装置の断面図である。 本発明の一実施形態を示し、ロックレバーのシフトロック位置とシフトロック解除位置を示す要部断面図である。 本発明の一実施形態を示し、ロックユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、ロックユニットの側面図である。 本発明の一実施形態を示し、パークポジションにおけるロックレバーと移動規制突部の位置関係を示す平面図である。 本発明の一実施形態を示し、パークポジションのロックレバーがシフトロック解除位置に変移し、このロックレバーに移動規制突部が当接した状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態を示し、ロックレバーを押し退けながら移動規制突部が移動する状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態を示し、ニュートラルポジションのロックレバーがシフトロック解除位置に変移し、このロックレバーに移動規制突部が当接した状態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態を示し、ニュートラルポジションにおけるロックレバーと移動規制突部の位置関係を示す平面図である。 本発明の他の実施形態を示し、ニュートラルポジションの移動規制突部がシフトロック位置にあるロックレバーに当接し、このロックレバーを移動規制突部が押し退けて移動する状態を示す平面図である。 本発明の他の実施形態を示し、ロックレバーを押し退けながら移動規制突部が移動する状態を示す平面図である。 従来例のシフトレバー装置の分解斜視図である。 従来例のシフトレバー装置の平面図である。 従来例のシフトレバー装置の断面図である。 従来例のロックレバーのシフトロック位置とシフトロック解除位置を示す要部断面図である。
符号の説明
1 シフトレバー装置
3 シフトレバー
15,15A 移動規制突部
15a 傾斜面
17 操作レバー部
21 アクチュエータ
23,23A ロックレバー
23a 傾斜面
a 車体前後方向
b 車体左右方向

Claims (3)

  1. 車体に筐体が組付けられた状態で、車体前後方向及び車体左右方向に自在に移動可能なシフトレバーと、該シフトレバーに設けられた移動規制突部の車体前後方向の移動軌跡上に位置し、且つ前記シフトレバーの車体前後方向の操作を阻止するシフトロック位置と、前記移動規制突部の移動軌跡外に位置し、且つ前記シフトレバーの車体前後方向の操作を許容するシフトロック解除位置との間を移動可能なロックレバーと、このロックレバーをシフトロック位置側に付勢すると共に、作動によってロックレバーをシフトロック解除位置側に変位させるアクチュエータと、この変位されたロックレバーをシフトロック解除位置に停止させるレバーストッパとを該筐体に設けたシフトレバー装置であって、
    該ロックレバーがシフトロック解除位置に保持された状態で、前記シフトレバーの該移動規制突部の移動軌跡上に該ロックレバーの先端部が位置し、且つ前記ロックレバーの先端部と前記移動規制突部の互いに対向して当接する面の少なくともいずれか一方の面が車体前後方向に対して斜めに形成された傾斜面を備え
    前記ロックレバーは、レバーストッパに設けたゴムの圧縮によって、シフトロック解除位置から該ロックレバーの先端部が前記移動規制突部の移動軌跡から外れる位置まで移動可能に構成されていることを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 請求項1記載のシフトレバー装置であって、
    前記シフトレバーがパークポジションからリバースポジション側への移動する際に、前記シフトレバーの移動規制突部が前記ロックレバーの先端部に当接しながら移動することを特徴とするシフトレバー装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載のシフトレバー装置であって、
    前記シフトレバーがニュートラルポジションからリバースポジション側へ変移する際に、前記移動規制突部が前記ロックレバーの先端部に当接しながら移動することを特徴とするシフトレバー装置。
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