JPH10146784A - 基板搬送用ロボットハンド - Google Patents

基板搬送用ロボットハンド

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JPH10146784A
JPH10146784A JP30784696A JP30784696A JPH10146784A JP H10146784 A JPH10146784 A JP H10146784A JP 30784696 A JP30784696 A JP 30784696A JP 30784696 A JP30784696 A JP 30784696A JP H10146784 A JPH10146784 A JP H10146784A
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JP
Japan
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board
substrate
support arms
vacuum suction
robot hand
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Pending
Application number
JP30784696A
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English (en)
Inventor
Shunji Miyagawa
俊二 宮川
Yasuhide Nakajima
泰秀 中島
Natsuki Shirasawa
夏樹 白澤
Shinichiro Murakami
慎一郎 村上
Jun Takemoto
潤 竹本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】品質面への悪影響を防止すると共に、大型又は
薄板基板によるタワミが生じても基板を安定確実に搬送
させる。 【解決手段】基板1の外周に対向して配設される一対の
支持アーム13と、これら支持アーム上に回動自在に装
着された複数の真空吸着部材15とを備え、基板の周縁
下面を真空吸着部材により保持する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、半導体、液晶表
示装置、フォトマスクやカラーフィルタ等の製造工程に
用いられる基板搬送用ロボットハンドに属する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラーフィルタの製造工程は、
ガラス等の透明矩形基板上に真空成膜法を用いてクロム
を成膜する工程、フォトレジストを塗布しフォトマスク
を配置して露光、現像、クロムエッチング、フォトレジ
スト剥離を行いストライプ状パターンあるいは格子状パ
ターン等からなるブラック遮光層を形成する工程、ブラ
ック遮光層の上から着色用感材を塗布した後、フォトマ
スクを配置し露光した後、現像を行い着色パターンを形
成し、この着色パターンをR、G、B3色について繰り
返して複数の着色層を形成する工程、これら着色層の上
に酸化インジウム錫を成膜し、透明電極層(ITO)を
形成する工程からなる。自動化ラインにおいては、基板
搬送用ロボットにより各工程間で基板を搬送するように
している。
【0003】図6は、従来の基板搬送装置を示し、図
(A)は基板1を多数の回転ローラ2上を搬送させる方
式であり、図(B)は基板1の対角線上の隅部を係止部
3上に載せて搬送する方式であり、図(C)は基板1の
裏面を真空吸着パッド4により固定させて搬送する方式
であり、図(D)は基板1の両側を真空吸着パッド4に
より固定させて搬送する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、例えば液晶表示
装置においては画面の大型化が要望されこれに伴い基板
の大型化、薄板化が進んでいるが、上記従来の基板搬送
装置においては種々の問題がある。すなわち、図(A)
の方式では基板1の中央部にローラ2の跡が付いてしま
うと共に、塗布工程直後において塗布液が基板1の裏側
に回り込み、ローラに塗布液が付着し発塵が生じてしま
うという問題がある。また、図(B)の方式において
は、大型の基板の場合にたわみが生じ基板1が外れてし
まうという問題がある。また、図(C)の方式において
は、塗布工程直後において真空吸着パッド4当接部とそ
の他の部分で乾燥度合いが異なるため、塗布層にむらが
生じてしまうという問題がある。また、図(D)の方式
においては、大型の基板の場合にたわみが生じ真空吸着
パッド4による基板1の吸着ができなくなるという問題
がある。
【0005】以上のように、これらの大型基板を搬送保
持する場合、基板の処理面に接触することはもちろん、
他面に接触した場合でも処理面に悪影響を与え結果的に
製品の品質に影響を与える場合があり、基板の処理面又
は他面内においてロボットハンドが接触しても良い部分
ならびに領域が製造工程上制約を受ける場合がある。ま
た、基板の大型化、薄板化に伴い基板のたわみにより基
板の保持、搬送が困難になっている。図7は、基板の保
持スパンとタワミの関係を示し、保持スパンが450m
mを越えると又基板の厚みが薄くなると急激にタワミが
増大することを示している。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、発塵、塗布層のむらの発生等の品質面への悪
影響を防止すると共に、大型又は薄板基板によるタワミ
が生じても基板を安定確実に搬送させることができる基
板搬送用ロボットハンドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の基板
搬送用ロボットハンドは、基板の外周に対向して配設さ
れる一対の支持アームと、該一対の支持アーム上に回動
自在に装着された複数の真空吸着部材とを備え、基板の
周縁下面を真空吸着部材により保持することを特徴とす
る。なお、前記真空吸着部材を板バネを介して支持アー
ムに固定するようにしてもよいし、前記真空吸着部材を
基板に向けて移動可能にするようにしてもよいし、前記
真空吸着部材を交換可能にするようにしてもい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1及び図2は、本発明の基板
搬送用ロボットハンドの1実施形態を示し、図1(A)
は平面図、図1(B)は図1(A)のB−B線に沿って
矢印方向に見た拡大断面図、図2は本発明の作用を説明
するための図である。
【0009】図1(A)において、基板搬送用ロボット
ハンド10は、支持部材11と、支持部材11に一体に
形成された左右一対の支持アーム13、13と、これら
支持アーム13上にボルト14により固定された複数の
取付部材16と、各取付部材16に装着された真空吸着
部材15とを備え、支持アーム13、13は基板1の外
周に対向して配設されている。図1(B)に詳しく示す
ように、真空吸着部材15は、取付部材16の下面に板
バネ21を介して固定され、樹脂製の吸着パッド17と
吸着パッド17と基板面の整合性を保つためのシリコン
ゴム製の柔軟材17aと、吸着パッド17及び柔軟材1
7aを収納するハウジング17bとを備え、吸着パッド
17の内部は、吸引通路18及び吸引管19に接続さ
れ、さらに支持アーム13内の通路を経て吸引管20に
接続されている。
【0010】上記構成からなる基板搬送用ロボットハン
ド10は、基板1の周縁を吸着パッド17上に載せた
後、図示しない真空装置により真空引きを行うことによ
り基板1を固定する。このとき、図2(A)に示すよう
に、基板1が大型でたわむような場合、図2(B)に示
すように、基板1のたわみに追従して板バネ21が下方
に回動するため、吸着パッド17の上面は基板1のタワ
ミに追従して基板1と常に接触状態を保ち、真空が破れ
ることがない。従って、大型又は薄板基板によるタワミ
が生じても基板を安定確実に搬送させることができる。
【0011】図3及び図4は、本発明の基板搬送用ロボ
ットハンドの他の実施形態を示す平面図である。図3の
実施形態においては、真空吸着部材15に長孔22を設
け、この長孔22を介してボルト14により真空吸着部
材15を支持アーム13に固定している。これにより、
ボルト14を緩めて真空吸着部材15を図示矢印方向に
移動させることにより、異なるサイズの基板1にも適用
可能となる。なお、長孔22は左右の支持アーム13の
それぞれの真空吸着部材15に形成してもよいし、いず
れか一方の支持アーム13の真空吸着部材15に形成し
てもよく、また、長孔22を支持アーム13側に形成し
てもよい。
【0012】図4の実施形態においては、支持部材11
の左右のアーム13を2分割しいずれか一方に長孔22
を設けボルト14により支持部材を固定している。本実
施形態においては、それぞれの真空吸着部材15を移動
させる必要がなく、一方のアーム13を移動させるだけ
で、異なるサイズの基板1に適用可能となる。なお、図
3及び図4において、真空吸着部材15又はアーム13
の移動を電動モータ或いはエア駆動により自動制御する
ことも可能である。
【0013】図5は、本発明の基板搬送用ロボットハン
ドの他の実施形態を示し、図5(A)は斜視図、図5
(B)は真空吸着部材の平面図、図5(C)は図5
(B)の右側面図、図5(D)は図5(B)の側面図で
ある。
【0014】図1(A)において、基板搬送用ロボット
ハンド10は、支持部材11と、支持部材11上にボル
ト12により固定された左右一対の支持アーム13、1
3と、これら支持アーム13上にボルト14により固定
された複数の取付部材16と、各取付部材16に装着さ
れた真空吸着部材15とを備え、支持アーム13、13
は基板1の外周に対向して配設されるている。図1
(B)〜(D)に詳しく示すように、真空吸着部材15
は、取付部材16の先端にネジ16bにより回動自在に
装着されたコ字形状の取付枠16aと、取付枠16aの
両側にネジ16cにより回動自在に装着された樹脂製の
吸着パッド17とを備え、吸着パッド17の内部は、吸
引管19に接続され、さらに支持アーム13内の通路
(図示せず)を経て吸引管20に接続されている。ま
た、ネジ16aと吸着パッド17の間にはスプリング2
5が装着されている。なお、このスプリング25は基板
1のタワミにスムースに追従させるためのものである
が、必ずしも必要な部材ではない。
【0015】上記構成からなる基板搬送用ロボットハン
ド10は、基板1の周縁下面を吸着パッド17上の載せ
た後、図示しない真空装置により真空引きを行うことに
より基板1を固定する。このとき、吸着パッド17は、
図1(C)に示すように、スプリング25に抗してネジ
16bを中心に回動し、また、図1(D)に示すよう
に、スプリング25に抗してネジ16cを中心に回動す
るため、吸着パッド17の上面は基板1のタワミに追従
して基板1と常に接触状態を保ち、真空が破れることが
ない。従って、大型又は薄板基板によるタワミが生じて
も基板を安定確実に搬送させることができる。なお、長
さの異なる取付部材16を用意しておき、取付部材16
を交換することにより、異なるサイズの基板1にも適用
可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、発塵、塗布層のむらの発生等の品質面への悪影
響を防止すると共に、大型又は薄板基板によるタワミが
生じても基板を安定確実に搬送させることができる。ま
た、異なるサイズの基板の搬送にも容易に対応が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板搬送用ロボットハンドの1実施形
態を示し、図1(A)は平面図、図1(B)は図1
(A)のB−B線に沿って矢印方向に見た拡大断面図で
ある。
【図2】図1の実施形態の作用を説明するための図であ
る。
【図3】本発明の基板搬送用ロボットハンドの他の実施
形態を示す平面図である。
【図4】本発明の基板搬送用ロボットハンドの他の実施
形態を示す平面図である。
【図5】本発明の基板搬送用ロボットハンドの他の実施
形態を示し、図5(A)は斜視図、図5(B)は真空吸
着部材の平面図、図5(C)は図5(B)の右側面図、
図5(D)は図5(B)の側面図である。
【図6】従来の基板搬送用ロボットを示す図である。
【図7】基板の保持スパンとタワミの関係を示す図であ
る。
【符号の説明】 10…基板搬送用ロボットハンド、11…支持部材、1
3…支持アーム 15…真空吸着部材、17…吸着パッド、21…板バ
ネ、22…長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 慎一郎 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 竹本 潤 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の外周に対向して配設される一対の支
    持アームと、該一対の支持アーム上に回動自在に装着さ
    れた複数の真空吸着部材とを備え、基板の周縁下面を前
    記真空吸着部材により保持することを特徴とする基板搬
    送用ロボットハンド。
  2. 【請求項2】前記真空吸着部材を板バネを介して支持ア
    ームに固定したことを特徴とする請求項1記載の基板搬
    送用ロボットハンド。
  3. 【請求項3】前記真空吸着部材を基板に向けて移動可能
    にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の基板搬送
    用ロボットハンド。
  4. 【請求項4】前記真空吸着部材を交換可能にしたことを
    特徴とする請求項1記載の基板搬送用ロボットハンド。
JP30784696A 1996-11-19 1996-11-19 基板搬送用ロボットハンド Pending JPH10146784A (ja)

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