JP3415177B2 - スパッタ用治具 - Google Patents
スパッタ用治具Info
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Description
ラーフィルタを製造する工程に用いられ、製造ラインに
おいてカラーフィルタの基板をスパッタ用のマスクに対
して位置決めするためのスパッタ用治具に関する。 【0002】 【従来の技術】カラーフィルタの製造工程は、ガラス等
の透明矩形基板上に真空成膜法を用いてクロムを成膜し
た後、フォトレジストを塗布し、フォトマスクを配置し
て露光、現像、クロムエッチング、フォトレジスト剥離
を行いストライプ状パターンあるいは格子状パターン等
からなるブラック遮光層を形成し、次にブラック遮光層
の上から、1色目の着色用感材を塗布した後、フォトマ
スクを配置し露光した後、現像を行い1色目の着色パタ
ーンを形成し、同様にして2色目以降の着色パターンを
形成し、次に、カラーパターンの上に保護膜層を形成
し、さらに、保護膜層の上に真空成膜法により酸化イン
ジウム錫(ITO)を成膜し、透明電極層を形成する工
程からなる。 【0003】前記工程のうち透明電極層を形成する工程
では、スパッタ法が量産化の点で有利であり、自動化ラ
インにおいては、治具内に基板とマスクを所定位置に固
定し、、数10個程度の治具をスパッタ装置内に収納し
スパッタを行っている。従来のスパッタ用治具は、開口
部を有する主プレート上に、成膜しようとするガラス製
基板のカラーパターン領域以外を覆う金属製マスクが配
置されており、主プレートの周辺部に形成してあるガイ
ドピンに沿わせるようにしてガラス製基板を位置決め
し、さらに別のプレートを載置して、すなわち、このプ
レートと主プレートとの間に金属マスクおよびガラス基
板を挟持した状態で、両プレートをネジ等で締結する手
段により機械的に固定している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスパッタ用治具においては、人間の手で治具内の所
定位置にマスクと基板を位置決めしなければならず、作
業時間およびコストの増大を招くいう問題を有してい
る。 【0005】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、カラーフィルタの製造工程において、治具内の所定
位置にマスクと基板を自動的に位置決め可能にし、作業
時間およびコストを低減させることができるスパッタ用
治具を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】そのために本発明のスパ
ッタ用治具は、開口部2aが形成された主プレート2
と、主プレート2上に載置され位置決めされたマスク8
とを含むスパッタ用治具において、前記主プレート2の
周囲に形成された複数のガイドピン8cと、ガイドピン
に対向して主プレート2に形成された基板位置決め装置
装着用穴6と、該基板位置決め装置装着用穴6に装着さ
れる基板位置決め装置11とを有し、基板位置決め装置
11は、主プレートに固定される筒部材13と、該筒部
材に回転自在に支持される回転軸14と、回転軸14の
一端に固定され、前記基板位置決め装置装着用穴6から
主プレート2の基板9載置面側に突出する位置決めヘッ
ド16と、前記回転軸の他端に作動アーム18を介して
固定され、主プレート2の基板載置面とは反対側の方向
に延長される作動ピン19と、位置決めヘッド16を基
板9へ押し当てる方向に付勢し、かつ作動ピン19を前
記基板位置決め装置装着用穴6から主プレート2の基板
載置面とは反対側に突出させる方向に付勢するスプリン
グ20とを備えることを特徴とする。なお、上記構成に
付加した番号は、理解を容易にするために図面と対比さ
せるためのもので、これにより本発明の構成が何ら限定
されるものではない。 【0007】 【作用】本発明においては、製造ラインの搬送装置上の
所定位置において、基板位置決め装置装着用穴6から主
プレート2の基板載置面とは反対の方向(図示した主プ
レート2の底面)に、スプリング20により付勢されて
突出している基板位置決め装置11の作動ピン19を、
図示しない外部装置により作動する押しピン22に押し
当てることにより、図3Aに示すように、作動ピン19
は基板位置決め装置装着用穴6内に収納されるととも
に、回転軸14が回転して位置決めヘッド16が基板9
が搭載される予定位置から離れ、保持される。この状態
で、基板9が主プレート2上に位置決めされているマス
ク8上に載置される。このとき、マスク8は穴8cに主
プレート2に設けられたガイドピン7を通すことにより
主プレート2に対して位置決めされている。この後、押
しピン22を作動ピン19から離れるように移動させる
ことにより、図3Bに示すように、スプリング20の付
勢力により、作動ピン19が基板位置決め装置装着用穴
6から突出するとともに、位置決めヘッド16は基板9
をガイドピンに当接するように押圧して、マスク8に対
して所定位置に位置決めされる。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は、本発明におけるスパッタ用治具の1実
施例を示す斜視図である。 【0009】本発明のスパッタ用治具1は、開口部2a
が形成された主プレート2と、前記主プレート2上に載
置され、位置決めされたマスク8と、主プレート2に蝶
番3により回転自在に設けられる副プレート5と、主プ
レート2の一側2箇所に形成された基板位置決め装置装
着用穴6と、この基板位置決め装置装着用穴6に装着さ
れる基板位置決め装置11(図2)と、主プレート2の
開口部2aの周囲に設けられた複数のガイドピン7とか
らなり、基板位置決め装置11を外部装置の押しピン2
2により作動させることにより、基板9をガイドピン7
に突き当てるようにして、マスク8に対して位置決めす
る構造となっている。基板9には、例えば、2つのカラ
ーパターン10a、10bが形成されていて、マスク8
にはカラーパターン10a、10bに対向するように開
口部8a、8bが形成されている。 【0010】図2は、前記基板位置決め装置装着用穴6
に装着される基板位置決め装置11を示し、図Aは平面
図、図Bは側面図である。 【0011】位置決め装置11は、固定板12を有する
筒部材13と、筒部材13に回転自在に支持される回動
軸14と、回動軸14の一端に固定される位置決めアー
ム15と、この位置決めアーム15に固定される位置決
めヘッド16と、回動軸14の他端に連結ピン17によ
り固定される作動アーム18と、作動アーム18の先端
部に固定される作動ピン19と、回動軸14の周囲に巻
かれるとともに一端が固定板12に係止され他端が作動
アーム18に係止されるスプリング20とを有し、位置
決め装置11を主プレート2の裏側から基板位置決め装
置装着用穴6に挿入し、固定板12をボルト21にて主
プレート2に固定している。これにより、回転軸14と
位置決めヘッド16および作動ピン19は、図示X方向
に回転するように付勢される。 【0012】上記構成からなる本発明の作用を図1、図
2および図3により説明する。図3は本発明の作用を説
明するための概略図を示し、図3Aは基板9が主プレー
ト2上に設置されたマスク8の上に載置された状態を示
し、図3Bは基板9がマスク8に対して位置決めされた
状態を示す。 【0013】製造ラインの搬送装置上の所定位置にはス
パッタ用治具1が配置され、スパッタ用治具1の主プレ
ート2上には、マスク8が主プレート2に設けられたガ
イドピン7をマスク8に設けられた穴8cに通すことに
よって位置決めされてセットされている。副プレート5
は、主プレート2との間にマスク8と基板9を挟持する
ための部材であり、開かれた状態で待機している。この
とき、基板位置決め装置11の作動ピン19は、図示し
ない外部装置の押しピン22によりスプリング20に抗
して押されており、図3Aに示すように、作動ピン19
は基板位置決め装置装着用穴穴6内に収納されるととも
に、位置決めヘッド16が基板9の搭載予定位置から離
れて傾斜状態に保持される。この状態で、図示しないロ
ボットの把持装置により、基板9がマスク8上に載置さ
れる。 【0014】次に、図3Bに示すように、押しピン22
を作動ピン19より解除すると、スプリング20の付勢
力により、作動ピン19は主プレート2の底面から突出
し、位置決めヘッド16は基板9をガイドピンに当接す
るように押して、基板9は所定位置に位置決めされる。 【0015】副プレート5を閉じて、基板9がマスク8
に密着するように保持したスパッタ用治具1は、スパッ
タ装置内に搬送され、基板9のカラーパターン10a、
10bの表面に透明電極層が形成される。スパッタが終
了するとスパッタ装置から搬出され所定の位置に置かれ
る。次いで、副プレート5を開き、外部装置の押しピン
22を押し当てると、再び図3Aに示すように、位置決
めヘッド16が基板9から離れる方向に移動し、この状
態で、ロボットの把持装置により基板9を取り出し、次
の工程に搬送させる。 【0016】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、開口部が形成された主プレートと、前記主プレ
ート上に載置され位置決めされたマスクとを含むスパッ
タ用治具において、前記主プレートに形成された基板位
置決め装置装着用穴と、該基板位置決め装置装着用穴に
装着される基板位置決め装置とを有し、前記基板位置決
め装置は、回転軸の一端に固定され、前記基板位置決め
装置装着用穴から主プレートの基板載置面側に突出する
位置決めヘッドと、前記回転軸の他端に作動アームを介
して固定され、主プレートの基板載置面とは反対側の方
向に延長される作動ピンと、前記位置決めヘッドを基板
へ押し当てる方向に付勢し、かつ前記作動ピンを前記基
板位置決め装置装着用穴から主プレートの基板載置面と
は反対側に突出させる方向に付勢するスプリングとを備
えるように構成したため、カラーフィルタの製造工程に
おいて、治具内の所定位置に基板を自動的に位置決め可
能にし、作業時間およびコストを低減させることができ
る。
す斜視図である。 【図2】本発明に係わる位置決め装置を示し、図Aは平
面図、図Bは側面図である。 【図3】図3は本発明の作用を説明するための概略図を
示し、図Aは基板が主プレート上に載置された状態を示
す図、図Bは基板が主プレート上に位置決めされた状態
を示す図である。 【符号の説明】 1…スパッタ用治具、2…主プレート、2a…開口部、
5…副プレート 6…基板位置決め装置装着用穴、7…ガイドピン、8…
マスク、9…基板 11…基板位置決め装置、12…固定板、13…筒部
材、14…回転軸 15…位置決めアーム、16…位置決めヘッド、17…
連結ピン 18…作動アーム、19…作動ピン、20…スプリン
グ、22…押しピン
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】開口部が形成された主プレートと、前記主
プレート上に載置され位置決めされたマスクとを含むス
パッタ用治具において、前記主プレートの周囲に形成さ
れた複数のガイドピンと、ガイドピンに対向して前記主
プレートに形成された基板位置決め装置装着用穴と、該
基板位置決め装置装着用穴に装着される基板位置決め装
置とを有し、前記基板位置決め装置は、主プレートに固
定される筒部材と、該筒部材に回転自在に支持される回
転軸と、該回転軸の一端に固定され、前記基板位置決め
装置装着用穴から主プレートの基板載置面側に突出する
位置決めヘッドと、前記回転軸の他端に作動アームを介
して固定され、主プレートの基板載置面とは反対側の方
向に延長される作動ピンと、前記位置決めヘッドを基板
へ押し当てる方向に付勢し、かつ前記作動ピンを前記基
板位置決め装置装着用穴から主プレートの基板載置面と
は反対側に突出させる方向に付勢するスプリングとを備
えることを特徴とするスパッタ用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23921692A JP3415177B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | スパッタ用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23921692A JP3415177B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | スパッタ用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688205A JPH0688205A (ja) | 1994-03-29 |
JP3415177B2 true JP3415177B2 (ja) | 2003-06-09 |
Family
ID=17041476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23921692A Expired - Lifetime JP3415177B2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | スパッタ用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3415177B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103342042B (zh) * | 2013-07-12 | 2015-02-04 | 新乡市天光科技有限公司 | 显示屏丝网印刷定位夹具 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP23921692A patent/JP3415177B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0688205A (ja) | 1994-03-29 |
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