JPH10146379A - スプレー式加熱殺菌、滅菌装置 - Google Patents
スプレー式加熱殺菌、滅菌装置Info
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- JPH10146379A JPH10146379A JP8306027A JP30602796A JPH10146379A JP H10146379 A JPH10146379 A JP H10146379A JP 8306027 A JP8306027 A JP 8306027A JP 30602796 A JP30602796 A JP 30602796A JP H10146379 A JPH10146379 A JP H10146379A
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
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Abstract
熱殺菌槽内部の温度分布を均一にして、殺菌処理等の均
一化と迅速確実な殺菌、滅菌が得られるようにする。 【解決手段】 円筒型直胴部2の両端に閉塞部3と開閉
蓋4を備えた加熱さ殺菌槽1内にトレー5に食品その他
の被処理物を収容して複数段に装填し、被処理物に向か
って噴射するスプレーノズル(a)7に加えて、直胴部
2の内周面及び加熱殺菌槽1の内周面に向けたスプレー
ノズル(b)及び/又は(c)を設けて内部温度分布の
均一化を図った。
Description
菌、滅菌に用いられるスプレー式殺菌、滅菌装置に関す
る。
レトルト装置等の加熱殺菌槽内に装填し、周囲から熱
水、蒸気等を噴射し吹き付けて加熱殺菌、滅菌処理をす
る噴射式加熱殺菌装置は多く知られている。例えば実開
昭63−165195号、実開昭64−113702号
公報等で開示されている。
ては、スプレー部から噴射される熱水等が、複数個積重
ねられ複数段となった被処理物の垂直面状の側壁に対
し、各トレイ間の間隙部からスプレーとして熱水等が噴
射されるようになっている。さらに被処理物とスプレー
との接触が全体に及ぶようスプレー部を上下動したり、
左右に動かすように設けたものもある。
殺菌槽の内部に装填された被処理物を直接にスプレーの
噴射により加熱殺菌、滅菌しようとするばかりで、加熱
殺菌槽内全体の温度分布が均一でなく殺菌時間がかかっ
たり、カムアップ(come up)時点の決定に差が生じて、
均一加熱殺菌が不十分になる等の難点がみられた。
し、加熱殺菌槽の内部で被処理物を加熱殺菌するよう直
接の噴射をするだけでなく、加熱殺菌槽内の全体の温度
分布を均一にして短時間で十分な殺菌ができ、品質の保
証が得られるスプレー式加熱殺菌、滅菌装置を提供しよ
うとするものである。
め、第1発明では、円筒型直胴部の両端に閉塞部と開閉
蓋を備えて密閉した加熱殺菌槽内で、トレーを介して複
数段に積層し装填された被処理物に向かって熱水、蒸気
その他の媒体を噴射するようにしたスプレー式加熱殺
菌、滅菌装置において、前記直胴部内で被処理物に向か
って噴射するスプレーノズル(a)に加えて、直胴部内
周面その他加熱殺菌槽の内周面に向けて噴射するスプレ
ーノズル(b)及び/又は(c)を設けたスプレー式加
熱殺菌、滅菌装置とした。
ぼ全長に亘って延びたスプレー部が積層された被処理物
の各層に向かって噴射する複数のスプレーノズル(a)
を有すると共にスプレー部の最上段及び最下段の両端で
直胴部内周面その他加熱殺菌槽の内周面に向けて噴射す
るスプレーノズル(b)及び/又は(c)を設けたスプ
レー式加熱殺菌、滅菌装置とした。
ノズル(a)に対して加熱殺菌槽の内周面に向かうスプ
レーノズル(b)及び/又は(c)を楕円状その他広角
ノズルとしたスプレー式加熱殺菌、滅菌装置とした。 (作用)第1発明では、円筒型直胴部内でトレーを介し
て複数段に積層し装填された被処理物に向かって直接ス
プレーを噴射させるだけでなく、被処理物がない直胴部
の内周面の他、加熱殺菌槽の内周面に向かって噴射する
ので、閉塞部や開閉蓋の内周面を含めて加熱殺菌槽内全
体の温度分布が均一になり、均一殺菌及び短時間殺菌が
できるようになった。また殺菌、滅菌開始のカムアップ
時点の決定にむらが生じることなく均一殺菌が保証でき
る。
スプレー部を、積層した被処理物の各層に向かう噴射だ
けでなく、最上段と最下段の両端の4か所で円筒型の直
胴部の内周面に向けて噴射させるようにしたので、全体
の温度分布が早急に上昇して均一化を強化した。第3発
明では、スプレーノズルを被処理物に向けた場合は、積
層の各層の間隙部に丁度噴射されるようにし、加熱殺菌
槽の内周面に向けたスプレーノズルでは楕円状のように
広角にひろがるノズルを用いて分布を広く取るようにし
て槽内の温度分布の均一化が早急にできるようにした。
置したトレーを複数段に積重ねて、加熱殺菌槽内に装填
し、直胴部の両側に設けたスプレー部よりスプレーノズ
ルによって各層の食品等を加熱殺菌する装置である。ス
プレーノズルは従来、積層された各段の食品に向けて噴
射するようにしていたが、本発明では被処理物に向けて
噴射するだけでなく、直胴部の内周面及び閉塞部や開閉
蓋の内周面に向けて噴射して加熱殺菌槽の内周面も同時
に加熱して均一温度分布を得るようにしている。従っ
て、被処理物に向かうスプレーノズルは積層されたトレ
ーの間隙部から食品等に直接スプレー噴射ができるよう
にスリット形のノズルを使用し、加熱殺菌槽の内周面に
向かうノズルでは広角に噴射できるように楕円状や円錐
形のノズルを使用して噴射を受けない部分がないように
している。
することにより、食品等の殺菌状態が早急に均一化し、
カムアップ時点の決定も容易になり、品質の向上が実現
できるようになった。
図1〜図4において、1は加熱殺菌槽で、円筒型直胴部
2の両端で閉塞部3と開閉蓋4とを設けて密閉される。
5はトレーで、複数段積重ねられ、内部に食品や医薬品
等の被処理物(図示せず)を収容し、加熱殺菌槽1内に
装填される。6はスプレー部で、積層されたトレー5の
側壁に沿って多数本設けられ、被処理物に向かって噴射
するスプレーノズル(a)7が各層の間隙部と合致する
よう多数配設されている。8はスプレーノズル(b)
で、加熱殺菌槽1の直胴部内周面に向けて噴射されるよ
うになっている。9はスプレーノズル(c)で、閉塞部
及び開閉蓋の内周面に向けて噴射するようになってい
る。スプレーノズル(a)7はスリット状のノズルと
し、スプレーノズル(b)(c)8、9は楕円状の広角
に噴射できるノズルを用いた。
動としてスプレーノズル7、8、9が広範に噴射範囲を
広げられるようにしてもよい。本発明者による実験結果
では、被処理物を満車になる程度装填した場合、従来の
ようにスプレーノズル7だけの場合、加熱殺菌槽1の閉
塞部3近辺では、中央部と比較して1℃程の低温部が発
生していた。これに対して、スプレーノズル8又は9を
追加した場合、低温部が解消された。
レーノズル(a)に対して、スプレーノズル(b)又は
(c)を設けることにより、低温部が生じなくなり、加
熱殺菌槽内の温度分布が均一となり、殺菌効果が向上
し、短時間の均一殺菌、滅菌が可能となった。
プレー部が従来と同様なスプレーノズル(a)に加えて
スプレーノズル(b)又は(c)を設けて加熱殺菌槽内
の温度分布を確実に均一化できるようになった。第3発
明では、スプレーノズル(a)にスリット状のノズルを
用いて食品等の殺菌効果を直接に得ると共に加熱殺菌槽
内の温度均一化がスプレーノズル(b)又は(c)によ
る広角の噴射により早急に且つ確実な温度均一化が図れ
るようになった。
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒型直胴部の両端に閉塞部と開閉蓋を
備えて密閉した加熱殺菌槽内で、トレーを介して複数段
に積層し装填された被処理物に向かって熱水、蒸気その
他の媒体を噴射するようにしたスプレー式加熱殺菌、滅
菌装置において、前記直胴部内で被処理物に向かって噴
射するスプレーノズル(a)に加えて、直胴部内周面そ
の他加熱殺菌槽の内周面に向けて噴射するスプレーノズ
ル(b)及び/又は(c)を設けたことを特徴とするス
プレー式加熱殺菌、滅菌装置。 - 【請求項2】 加熱殺菌槽の直胴部内でほぼ全長に亘っ
て延びたスプレー部が積層された被処理物の各層に向か
って噴射する複数のスプレーノズル(a)を有すると共
にスプレー部の最上段及び最下段の両端で直胴部内周面
その他加熱殺菌槽の内周面に向けて噴射するスプレーノ
ズル(b)及び/又は(c)を設けた請求項1記載のス
プレー式加熱殺菌、滅菌装置。 - 【請求項3】 被処理物に向かうスプレーノズル(a)
に対して加熱殺菌槽の内周面に向かうスプレーノズル
(b)及び/又は(c)を楕円状その他広角ノズルとし
た請求項1又は2記載のスプレー式加熱殺菌、滅菌装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30602796A JP3146166B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | スプレー式加熱殺菌、滅菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30602796A JP3146166B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | スプレー式加熱殺菌、滅菌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10146379A true JPH10146379A (ja) | 1998-06-02 |
JP3146166B2 JP3146166B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=17952201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30602796A Expired - Lifetime JP3146166B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | スプレー式加熱殺菌、滅菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146166B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006121965A (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-18 | Samson Co Ltd | 加熱むらを防止することのできる加熱殺菌装置 |
JP2006141304A (ja) * | 2004-11-22 | 2006-06-08 | Samson Co Ltd | 加熱むらを防止することのできる加熱殺菌装置 |
JP2012006639A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Miura Co Ltd | 殺菌装置 |
JP2012105550A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Miura Co Ltd | レトルト装置 |
JP2015047353A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-16 | 株式会社サムソン | 加熱殺菌装置 |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP30602796A patent/JP3146166B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006121965A (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-18 | Samson Co Ltd | 加熱むらを防止することのできる加熱殺菌装置 |
JP4585273B2 (ja) * | 2004-10-28 | 2010-11-24 | 株式会社サムソン | 加熱むらを防止することのできる加熱殺菌装置 |
JP2006141304A (ja) * | 2004-11-22 | 2006-06-08 | Samson Co Ltd | 加熱むらを防止することのできる加熱殺菌装置 |
JP4615968B2 (ja) * | 2004-11-22 | 2011-01-19 | 株式会社サムソン | 加熱むらを防止することのできる加熱殺菌装置 |
JP2012006639A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Miura Co Ltd | 殺菌装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3146166B2 (ja) | 2001-03-12 |
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