JPH10146275A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JPH10146275A
JPH10146275A JP31031896A JP31031896A JPH10146275A JP H10146275 A JPH10146275 A JP H10146275A JP 31031896 A JP31031896 A JP 31031896A JP 31031896 A JP31031896 A JP 31031896A JP H10146275 A JPH10146275 A JP H10146275A
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JP
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container
mode
liquid
tapping
heating
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JP31031896A
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Inventor
Masamichi Komada
雅道 駒田
Takayumi Fukuda
高弓 福田
Saori Fujita
さおり 藤田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭において使用する電気湯沸かし器に
おいて、機器が容器洗浄モードにあり容器内の湯が飲料
用としては適していないことを、使用者に注意を促し、
洗浄中の湯の誤飲を防ぐことを課題とする。 【解決手段】 機器が容器洗浄モードである時に、出湯
させるべく出湯ロック解除スイッチ8aを押して出湯ロ
ック解除手段8を動作させようとすると、出湯ロック解
除手段8の入力を受けた報知手段12には、機器が容器
洗浄モードであることが加熱制御手段10より入力され
ているので、報知手段12のブザー12aが作動して所
定の警告音を発し使用者に報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭において
使用される電気湯沸かし器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気湯沸かし器は広く一般家庭に
普及し、その付加機能も年々高機能化している。例え
ば、電気湯沸かし器からその保温した液体(以下、水ま
たは湯という)を出湯させる方法としては、従来エアー
ポンプの圧力を用いて行っているものが大多数であった
が、近年では電動ポンプによって吐出する仕様のものも
普及してきている。また、電気湯沸かし器の、お手入れ
のしやすさ、清潔使用を訴求した容器洗浄機能付き電気
湯沸かし器等も高付加価値化の一貫として、近年開発さ
れている。
【0003】以下に従来の電気湯沸かし器について説明
する。図4に示すように、容器1内の水を加熱する加熱
手段2と容器1内の水の温度を測定する温度検知手段3
が容器1の底面部に配置され、着脱が容易な商用交流電
源の入力装置である電源プラグ4が機器本体5の側面部
に配置されている。また、6は容器内の水が沸騰したこ
とを検知する沸騰検知手段であり、7は容器内の水を容
器外へ吐出させる出湯手段であり、8は出湯手段7の動
作を制御する出湯ロック解除手段であり、9は機器を容
器洗浄モードへと移行させるための入力手段である容器
洗浄モード開始手段であり、10は温度検知手段3,沸
騰検知手段6および容器洗浄モード開始手段9からの入
力によって加熱手段2を制御し、容器1内の水を沸騰さ
せる沸騰モード,容器1内の水を保温する保温モード,
容器1の洗浄を行う容器洗浄モードの3つの機器動作モ
ードを実現することができる加熱制御手段であり、11
は機器の動作モードを表示する動作モード表示手段であ
る。
【0004】電源プラグ4を装着することによって商用
交流電源が入力されると、温度検知手段3で得られた水
温に基づいて加熱制御手段10によって加熱手段2が制
御され、容器1内の水は沸騰加熱あるいは保温加熱が施
される。温度検知手段3で検知した温度が、加熱制御手
段10内であらかじめ設定されたしきい値θ1より低い
時、加熱制御手段10の働きで加熱手段2を制御し容器
内の水を沸騰加熱させ、動作モード表示手段11の沸騰
モード表示ランプ11aを点灯させ沸騰表示させる(以
下、沸騰モードとする)。温度検知手段3で検知した温
度が、しきい値θ1より高い時は、加熱制御手段10の
働きで加熱手段2を制御し容器内の水を保温加熱させ、
動作モード表示手段11の保温モード表示ランプ11b
を点灯させ保温表示させる(以下、保温モードとす
る)。
【0005】機器が沸騰モードとなっている時は、温度
検知手段3からの温度データから、常時、単位温度上昇
(Δθ)当たりの時間(ΔT)を沸騰検知手段6で認識
しており、ΔΤが沸騰検知手段6内であらかじめ設定さ
れている所定値ΔΤ1より大きくなると、沸騰検知手段
6から加熱制御手段10に沸騰検知信号が入力され、加
熱制御手段10の働きで、機器は保温モードへと移行
し、水の加熱動作は加熱手段2による保温加熱に、表示
動作は動作モード表示手段11の保温表示へと移行す
る。
【0006】出湯手段7は、ポンプ7aと水管7bと吐
出口7cと出湯スイッチ7dで構成され、容器1の底面
に形設された排出口1aから容器1内の水をポンプ7a
によってくみ出し、水管7bを介して吐出口7cより容
器1外へ吐出される。この時、出湯ロック解除スイッチ
8aと出湯ロック解除ランプ8bを有する出湯ロック解
除手段8を使用者が操作して、出湯手段7を出湯可能な
状態にした後、出湯スイッチ7dを操作することによ
り、容器1内の水を容器1外へ吐出することが可能とな
る。すなわち、出湯ロック解除手段8の操作なしに出湯
スイッチ7dを操作しても出湯手段7は動作せず、容器
1内の水は容器1外へ吐出しない。
【0007】容器洗浄モード開始手段9は使用者が自由
に設定できるようスイッチ入力9aとなっており、沸騰
モード,保温モードのいずれのモードにおいても容器洗
浄モード開始手段9より信号が入力されると、容器洗浄
モードへと移行する。機器が容器洗浄モードに移行する
と前記沸騰モード時と同様に、加熱制御手段10の働き
で、加熱手段2を制御し水を沸騰加熱させ、温度検知手
段3からの温度データから沸騰検知手段6が沸騰を検知
するまで、沸騰加熱を連続して行う。表示動作は動作モ
ード表示手段11の容器洗浄モード表示ランプ11cの
点灯すなわち洗浄表示へと移行する。沸騰検知した後
は、加熱制御手段10の働きで加熱手段2を制御し、加
熱制御手段10内であらかじめ設定された所定時間,所
定周期,所定デューティに従って沸騰加熱の断続動作を
行い、その後、やはり加熱制御手段10の働きで、加熱
手段2を制御し水を保温加熱する動作へ移行する。使用
者が上記容器洗浄モードを利用して、容器の洗浄を行う
場合には、あらかじめ使用者が容器内に定格満水の水と
洗浄剤を入れておき、その後、電源投入,容器洗浄モー
ド開始手段9の入力で容器洗浄モードに設定すること
で、容器内の水垢等の排除ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、出湯ロック解除手段8によって出湯手段
7を出湯可能な状態にした後、出湯スイッチ7dを操作
すれば、機器の動作モードが容器洗浄モード中であって
も、容器内の湯を吐出することができ、使用者は容器洗
浄中の水垢等の浮遊した不衛生で且つ、洗浄剤を入れて
いるため酸味の強い飲料用としては適していない湯を誤
飲する可能性があった。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、機器が容器洗浄モードとなっている状態で出湯ロッ
ク解除手段が操作された時に、所定の報知を行い、容器
内の湯が飲料水として適していないことを使用者に知ら
しめることができるか、または機器が容器洗浄モードと
なっている状態では出湯手段の動作を禁止し、洗浄中の
湯を誤飲することを防ぐことができる使い勝手がよく安
全な電気湯沸かし器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電気湯沸かし器は、液体を収容する容器と、
前記容器内の液体を加熱する加熱手段と、前記容器内の
液体の温度を測定する温度検知手段と、前記温度検知手
段の入力により前記容器内の液体が沸騰したことを検知
する沸騰検知手段と、前記容器内の液体を前記容器外へ
吐出させる出湯手段と、前記出湯手段の動作を制御する
出湯ロック解除手段と、機器を容器洗浄モードへと移行
させるための入力手段である容器洗浄モード開始手段
と、前記温度検知手段,前記沸騰検知手段および前記容
器洗浄モード開始手段からの入力によってそれぞれ加熱
手段を制御し、前記容器内の液体を沸騰させる沸騰モー
ド,前記容器内の液体を保温する保温モードおよび前記
容器の洗浄を行う容器洗浄モードの各機器動作モードを
実現することができる加熱制御手段を備えていて、前記
加熱制御手段の働きで機器が容器洗浄モードにある状態
で前記湯ロック解除手段を動作させた時には、所定の報
知を行う報知手段を設けたものである。
【0011】従って、本発明の手段による電気湯沸かし
器によれば、容器洗浄モードとなっている状態で出湯ロ
ック解除手段が操作された時に、報知手段により所定の
報知が行われるため、その報知によって、誤って飲料用
として不適な状態の洗浄水を飲むことを防止できる。
【0012】また、本発明の電気湯沸かし器は、前記電
気湯沸かし器において、報知手段にかえて出湯禁止手段
を設け、加熱制御手段の働きで機器が容器洗浄モードに
ある状態では、出湯ロック解除手段の動作を禁止するよ
うにしたものである。
【0013】従って、この手段によっても前記と同様、
誤って飲料用として不適な状態の洗浄水を飲むことを防
止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、請求項1記載に係る発
明のように、液体を収容する容器と、前記容器内の液体
を加熱する加熱手段と、前記容器内の液体の温度を測定
する温度検知手段と、前記温度検知手段の入力により前
記容器内の液体が沸騰したことを検知する沸騰検知手段
と、前記容器内の液体を前記容器外へ吐出させる出湯手
段と、前記出湯手段の動作を制御する出湯ロック解除手
段と、機器を容器洗浄モードへと移行させるための入力
手段である容器洗浄モード開始手段と、前記温度検知手
段,前記沸騰検知手段および前記容器洗浄モード開始手
段からの入力によってそれぞれ加熱手段を制御し、前記
容器内の液体を沸騰させる沸騰モード,前記容器内の液
体を保温する保温モードおよび前記容器の洗浄を行う容
器洗浄モードの各機器動作モードを実現することができ
る加熱制御手段を備えていて、前記加熱制御手段の働き
で機器が容器洗浄モードにある状態で前記出湯ロック解
除手段を動作させた時には、所定の報知を行う報知手段
を設けることにより実施することができる。
【0015】そして、報知手段は音を出力するもの、光
を出力するものならびに音と光の両方を出力するものに
することができる。
【0016】この報知手段による報知によって、電気湯
沸かし器が洗浄中は誤って飲用に不適な洗浄水を飲まな
いように使用者に注意を与えることができる。
【0017】また、本発明は請求項5記載に係る発明の
ように、液体を収容する容器と、前記容器内の液体を加
熱する加熱手段と、前記容器内の液体の温度を測定する
温度検知手段と、前記温度検知手段の入力により前記容
器内の液体が沸騰したことを検知する沸騰検知手段と、
前記容器内の液体を前記容器外へ吐出させる出湯手段
と、前記出湯手段の動作を制御する出湯ロック解除手段
と、機器を容器洗浄モードへと移行させるための入力手
段である容器洗浄モード開始手段と、前記温度検知手
段,前記沸騰検知手段および前記容器洗浄モード開始手
段からの入力によってそれぞれ加熱手段を制御し、前記
容器内の液体を沸騰させる沸騰モード,前記容器内の液
体を保温する保温モードおよび前記容器の洗浄を行う容
器洗浄モードの各機器動作モードを実現することができ
る加熱制御手段を備えていて、前記加熱制御手段の働き
で機器が容器洗浄モードにある状態では、前記出湯ロッ
ク解除手段の動作を禁止する出湯禁止手段を設けること
により、実施し得るものである。
【0018】そして、出湯禁止手段によって容器の洗浄
水が出湯することを阻止し、従って誤って洗浄水を使用
者が飲むことを防止することができる。
【0019】また、本発明は前記する報知手段と出湯禁
止手段の両方を備えるようにして、洗浄水の誤飲を防止
することができるようにしてもよい。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0021】なお、図4に示す従来例について説明した
構成部品と同じ部分については同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0022】(実施例1)図1に示すように、実施例1
における電気湯沸かし器は、図4に示す従来の構成に報
知手段12としてブザー12aを付加したことにある。
すなわち、機器が容器洗浄モードとなっている状態で出
湯ロック解除手段8を動作させた時に、報知手段12の
ブザー12aにより警告音を発し、使用者に報知する構
成としている。
【0023】電源プラグ4が装着され商用交流電源が供
給されると、温度検知手段3で得られた温度に基づいて
加熱制御手段10の働きで加熱手段2が制御される。温
度検知手段3で検知した温度が、加熱制御手段10内で
あらかじめ設定されたしきい値θ1より低い時、加熱制
御手段10の働きで加熱手段2を制御し容器内の水を沸
騰加熱させ動作モード表示手段11の沸騰モード表示ラ
ンプ11aを点灯させ沸騰表示させる(以下、沸騰モー
ドとする)。温度検知手段3で検知した温度が、しきい
値θ1より高い時は、加熱制御手段10の働きで加熱手
段2を制御し容器内の水を保温加熱させ動作モード表示
手段11の保温モード表示ランプ11bを点灯させ保温
表示させる(以下、保温モードとする)。
【0024】機器が沸騰モードとなっている時は、温度
検知手段3からの温度データから、常時、単位温度上昇
(Δθ)当たりの時間(ΔΤ)を沸騰検知手段6で認識
しており、ΔΤが沸騰検知手段6内であらかじめ設定さ
れている所定値ΔΤ1より大きくなると、沸騰検知手段
6から加熱制御手段10に沸騰検知信号が入力され、加
熱制御手段10の働きで、機器は保温モードへと移行
し、水の加熱動作は加熱手段2による保温加熱に、表示
動作は動作モード表示手段11の保温表示へと移行す
る。
【0025】容器洗浄モード開始手段9は使用者が自由
に設定できるようスイッチ入力9aとなっており、沸騰
モード,保温モードのいずれのモードにおいても容器洗
浄モード開始手段9より信号入力されると、容器洗浄モ
ードへと移行する。機器が容器洗浄モードに移行する
と、前記沸騰モード時と同様に、加熱制御手段10の働
きで、加熱手段2を制御し水を沸騰加熱させ、温度検知
手段3からの温度データから沸騰検知手段6が沸騰を検
知するまで、沸騰加熱を連続して行う。また、容器洗浄
モードに移行した時、その表示動作は動作モード表示手
段11の容器洗浄モード表示ランプ11cの点灯すなわ
ち洗浄表示へと移行する。容器洗浄モードに移行してか
ら時間経過し沸騰検知手段6が沸騰検知した後は、加熱
制御手段10の働きで加熱手段2を制御し、加熱制御手
段10内であらかじめ設定された所定時間,所定周期,
所定デューティに従って沸騰加熱の断続動作を行い、そ
の後、やはり加熱制御手段10の働きで、加熱手段2を
制御し水を保温加熱する動作へ移行する。また、加熱動
作が保温加熱へと移行した時点で、容器洗浄の効果は、
既に充分得られており、このことを使用者に知らしめる
ために、沸騰加熱中の表示動作と保温加熱中の表示動作
を異なる方法、例えば容器洗浄モード表示ランプ11c
を点灯動作から点滅動作へと移行させる等で行い、容器
洗浄が一定の効果が得られた時点で、そのことを知らし
めている。容器洗浄モードから沸騰モードもしくは保温
モードへと移行させるためには、使用者が意図して、電
源プラグ4を外して機器の動作を初期化するか、もしく
は、容器洗浄モード開始手段9のスイッチ9aを再度入
力することでのみ実現できる。
【0026】使用者が上記容器洗浄モードを利用して、
容器の洗浄を行う場合には、あらかじめ使用者が容器内
に定格満水の水と洗浄剤を入れておき、その後、電源投
入,容器洗浄モード開始手段9の入力で容器洗浄モード
に設定することで、容器内の水垢等の排除に大きな効果
を得ることができる。
【0027】また、機器が容器洗浄モードである時に、
出湯させるべく出湯ロック解除スイッチ8aを押して出
湯ロック解除手段8を動作させようとした時に、出湯ロ
ック解除手段8の入力を受けた報知手段12には、機器
が容器洗浄モードであることが加熱制御手段10より入
力されているので、報知手段12のブザー12aが作動
して所定の警告音を発し使用者に報知する。
【0028】以上のように本実施例1によれば、機器が
容器洗浄モードにある状態で出湯ロック解除手段8を動
作させた時に、ブザー12aにより報知する報知手段1
2を設けることにより、容器内の湯が飲料水として適し
ていないことを使用者に知らしめることができ、使用者
が容器洗浄中の水垢等の浮遊した不衛生で且つ、洗浄剤
を入れているため酸味の強い飲料用としては適していな
い湯を誤飲する可能性を少なくすることができる。
【0029】(実施例2)以下、本発明の実施例2につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0030】図2に示すように、本実施例2において
は、前記する実施例1の構成のブザー12aを有する報
知手段12に代えて、光による報知手段13を設けたこ
とにある。すなわち、機器が容器洗浄モードにある状態
で出湯ロック解除手段8を動作させた時に、光による報
知手段13により所定の表示を行い、使用者に報知する
構成としている。なお、所定の報知は、動作モード表示
手段11の沸騰モード表示ランプ11aもしくは保温モ
ード表示ランプ11bもしくは容器洗浄モード表示ラン
プ11cもしくは出湯ロック解除ランプ8bの組み合わ
せ点滅もしくは点灯により実現している。
【0031】以上のように構成された本実施例2の電気
湯沸かし器の動作および効果は、前記した実施例1の電
気湯沸かし器の動作および効果と同様である。
【0032】また、前記所定の表示は、容器洗浄モード
中の出湯警告を示すための専用表示素子等を設けて行う
ことでも、同様の効果が得られることはいうまでもな
い。
【0033】また、光による報知手段13とともに、前
記した実施例1のブザー12aを有する報知手段12を
設けて、所定の報知と所定の表示を同時に行うようにし
ても同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0034】(実施例3)以下、本発明の実施例3につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0035】図3に示すように、本実施例3において
は、前記した従来の構成に出湯禁止手段14を付加した
ことにある。すなわち、機器が容器洗浄モードとなって
いる時は、出湯禁止手段14により出湯ロック解除手段
8の動作を禁止し、出湯動作を行えない構成としてい
る。
【0036】以上のように構成された電気湯沸かし器に
ついて以下その動作を説明する。機器が容器洗浄モード
である時に、出湯させるべく出湯ロック解除スイッチ8
aを押して出湯ロック解除手段8を動作させようとした
時、出湯ロック解除手段8の入力を受けた出湯禁止手段
14には、機器が容器洗浄モードであることが加熱制御
手段10より入力されているので、出湯ロック解除手段
8に出力を行い出湯ロックの解除を禁止し、出湯手段7
の動作すなわち容器1外への湯の吐出をできなくしてい
る。
【0037】以上のように本実施例3によれば、機器が
容器洗浄モードにある状態で出湯ロック解除手段8を動
作させようとしても、出湯禁止手段14の働きで出湯手
段7の動作を禁止しているため、容器内の飲料水として
適していない湯が吐出され、使用者が容器洗浄中の水垢
等の浮遊した不衛生で且つ、洗浄剤を入れているため酸
味の強い飲料用としては適していない湯を誤飲する可能
性を解消することができる。
【0038】なお、出湯禁止手段とともに、前記した実
施例1におけるブザー12aを有する報知手段12もし
くは前記した実施例2における光による報知手段13も
しくは前記ブザー12aを有する報知手段12と前記光
による報知手段13の両方を設けて、容器洗浄モード中
の出湯動作の禁止をすることに加えて、所定の報知を行
うように使用者に注意を促す構成としても同様の効果が
得られることはいうまでもない。
【0039】また、本発明の実施例1,2,3における
加熱制御手段10,沸騰検知手段6,出湯手段7,出湯
ロック解除手段8,ブザー12aを有する報知手段1
2,光による報知手段13,出湯禁止手段14等の入力
に応じた出力の判断は、マイクロコンピュータのプログ
ラムにより実現する構成としている。
【0040】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、機器が容器洗浄モードとなっている状態で出湯ロッ
ク解除手段が操作された時に、所定の報知を行い、容器
内の湯が飲料水として適していないことを使用者に知ら
しめることができるか、または機器が容器洗浄モードと
なっている状態では出湯手段の動作を禁止し、洗浄中の
湯を誤飲することを防ぐことができる使い勝手のよい安
全な電気湯沸かし器を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気湯沸かし器の概
略構成図
【図2】同実施例2における電気湯沸かし器の概略構成
【図3】同実施例3における電気湯沸かし器の概略構成
【図4】従来例の電気湯沸かし器の概略構成図
【符号の説明】
1 容器 2 加熱手段 3 温度検知手段 6 沸騰検知手段 7 出湯手段 8 出湯ロック解除手段 9 容器洗浄モード開始手段 10 加熱制御手段 11 動作モード表示手段 12 報知手段 13 光による報知手段 14 出湯禁止手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段と、前記容器内の液体の温度を測
    定する温度検知手段と、前記温度検知手段の入力により
    前記容器内の液体が沸騰したことを検知する沸騰検知手
    段と、前記容器内の液体を前記容器外へ吐出させる出湯
    手段と、前記出湯手段の動作を制御する出湯ロック解除
    手段と、機器を容器洗浄モードへと移行させるための入
    力手段である容器洗浄モード開始手段と、前記温度検知
    手段,前記沸騰検知手段および前記容器洗浄モード開始
    手段からの入力によってそれぞれ加熱手段を制御し、前
    記容器内の液体を沸騰させる沸騰モード,前記容器内の
    液体を保温する保温モードおよび前記容器の洗浄を行う
    容器洗浄モードの各機器動作モードを実現することがで
    きる加熱制御手段を備えていて、前記加熱制御手段の働
    きで機器が容器洗浄モードにある状態で前記出湯ロック
    解除手段を動作させた時には、所定の報知を行う報知手
    段を設けたことを特徴とする電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載に係る発明における報知手
    段を、外部に音を出力する報知手段とした電気湯沸かし
    器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載に係る発明における報知手
    段を、外部に光を出力する報知手段とした電気湯沸かし
    器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載に係る発明における報知手
    段を、外部に音と光の両方を出力する報知手段とした電
    気湯沸かし器。
  5. 【請求項5】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段と、前記容器内の液体の温度を測
    定する温度検知手段と、前記温度検知手段の入力により
    前記容器内の液体が沸騰したことを検知する沸騰検知手
    段と、前記容器内の液体を前記容器外へ吐出させる出湯
    手段と、前記出湯手段の動作を制御する出湯ロック解除
    手段と、機器を容器洗浄モードへと移行させるための入
    力手段である容器洗浄モード開始手段と、前記温度検知
    手段,前記沸騰検知手段および前記容器洗浄モード開始
    手段からの入力によってそれぞれ加熱手段を制御し、前
    記容器内の液体を沸騰させる沸騰モード,前記容器内の
    液体を保温する保温モードおよび前記容器の洗浄を行う
    容器洗浄モードの各機器動作モードを実現することがで
    きる加熱制御手段を備えていて、前記加熱制御手段の働
    きで機器が容器洗浄モードにある状態では、前記出湯ロ
    ック解除手段の動作を禁止する出湯禁止手段を設けたこ
    とを特徴とする電気湯沸かし器。
  6. 【請求項6】 加熱制御手段の働きで機器が容器洗浄モ
    ードにある状態では、出湯ロック解除手段の動作を禁止
    する出湯禁止手段を付加した請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の電気湯沸かし器。
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