JP2850425B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP2850425B2 JP33052689A JP33052689A JP2850425B2 JP 2850425 B2 JP2850425 B2 JP 2850425B2 JP 33052689 A JP33052689 A JP 33052689A JP 33052689 A JP33052689 A JP 33052689A JP 2850425 B2 JP2850425 B2 JP 2850425B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭において水を沸かして保温する電
気湯沸かし器に関する。
従来の技術 従来、この種の電気湯沸かし器は第7図に示すよう
に、有底筒状の容器21と、この容器21内に収容された水
を加熱する加熱手段22と、容器21内の水が所定の水量以
下になったことを検知する給水検知手段23と、給水を報
知するための給水報知手段24からなり、容器21内の水が
所定の水量より少なくなったことを給水検知手段23が検
知すると、給水報知手段24により報知を行なうようにな
っていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の電気湯沸かし器では、湯がなくなっ
たときに給水報知するだけであるので、使用者が自分で
給水を行なわなければならず、使いたいときにいつでも
湯があるためには、常に水量に注意を払っていなければ
ならないという課題があった。
本発明は上記課題を解決するもので、容器内の湯がな
くなる前に自動的に給水を行ない、いつでも湯が使用で
きるようにすることを第1の目的としている。また、第
2の目的は、水量が減っても出湯中には給水を開始しな
いようにして出湯中に水が入り湯温が低下しないように
することにある。
さらに、第3の目的は、コーヒーや紅茶のように何回
か連続して使用するときに出湯を一時止めている場合に
給水を開始しないようにすることにある。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、有底筒状の容器
と、前記容器内に収容された水を加熱する加熱手段と、
前記容器内の水量を検出する水量検出手段と、外部の水
を前記容器内へ給水する給水手段と、前記容器内の水が
満水になったことを検知する満水検知手段と、前記給水
手段の制御を行う給水制御手段と、容器内の湯を外部に
出湯していることを検知する出湯検知手段とを有し、前
記出湯検知手段が出湯を終了したことを検知すると、給
水手段を動作させ給水を開始する電気湯沸かし器とす
る。
また、有底筒状の容器と、前記容器内に収容された水
を加熱する加熱手段と、前記容器内の水量を検出する水
量検出手段と、外部の水を前記容器内へ給水する給水手
段と、前記容器内の水が満水になったことを検知する満
水検知手段と、前記給水手段の制御を行う給水制御手段
と、容器内の湯を外部に出湯していることを検知する出
湯検知手段と、あらかじめ決められた時間を計時する計
時手段とを有し、前記出湯検知手段が出湯を検知したと
き前記計時手段が計時を開始し、あらかじめ決められた
時間経過後に前記給水手段を動作させ給水を開始する電
気湯沸かし器とする。
作用 本発明は上記した構成により、容器内の水量があらか
じめ決められた所定の水量より少なくなったことを検知
し、給水手段により容器内に給水することができる。
また、給水を開始しようとするとき、出湯出湯中であ
るかどうかを検知することができ、出湯中ならば出湯終
了後に給水を開始することができる。
さらに、給水を開始しようとするとき、出湯中なら
ば、給水開始を決められた時間だけ遅らせることができ
るものである。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。
第1図に示すように、有底筒状の容器1内に収容され
た水を加熱手段2で加熱するようにしている。水量検出
手段3は、容器1内に収容された水量を検出し水量比較
手段4へ出力を行ない、この水量比較手段4は、水量検
出手段3の出力とあらかじめ決められている給水を開始
する水量との比較を行なう。満水検知手段5は容器1内
の水量が満水かどうかの検知を行なう。給水制御手段6
は水量比較手段4および満水検知手段5の出力により、
容器1の外部の水を容器1内に注入するための給水手段
7の制御を行なうものである。
つぎに上記構成において動作を説明する。
第2図は給水制御手段6の制御内容を示すフローチャ
ートであり、このフローチャートの示す手順に従って動
作を説明する。まず、ステップ101で容器1内の水量v
の検出を行ない、ステップ102で水量vとあらかじめ決
められている給水を開始する水量VOの比較を行ない、v
>VOならばステップ101へ戻り、v≦VOならばステップ1
03へ進む。ステップ103では給水手段7をONし、容器1
内への給水を開始しステップ104へ進む。ステップ104で
は満水検知手段5の出力により容器1内の水量が満水に
なったかどうかを判定し、満水でなけば給水を続け、満
水になればステップ105へ進み、給水手段7をOFFして給
水を終了し、再びステップ101へ戻る。
このようにして容器1内の水量がVO以下になったと
き、自動的に給水を開始し、満水になると給水を終了す
るという動作を繰り返す。
第3図は第2の発明の実施例で、第1図と同じものに
ついては同じ符号を付し、その説明を省略する。出湯検
知手段8は電気湯沸かし器が出湯中かどうかを検知し、
給水制御手段9は、水量比較手段4、満水検知手段5お
よび出湯検知手段8の出力により給水手段7の制御を行
なうものである。
第4図は給水制御手段9の制御内容を示すフローチャ
ートであり、このフローチャートの示す手順に従って動
作を説明する。まず、ステップ201で容器1内の水量v
の検出を行ない、ステップ202で水量vとあらかじめ決
められている給水を開始する水量VOの比較を行ない、v
>VOならばステップ201へ戻り、v≦VOならばステップ2
03へ進む。ステップ203では出湯検知手段8の出力によ
り出湯中かどうかを判定し、出湯中であればステップ20
3を繰り返して出湯終了を待ち、出湯中でなければステ
ップ204に進む。ステップ204では給水手段7をONし、容
器1内への給水を開始しステップ205へ進む。ステップ2
05では満水検知手段5の出力により容器1内の水量が満
水になったかどうかを判定し、満水でなければ給水を続
け、満水になればステップ206へ進み、給水手段7をOFF
して給水を終了し、再びステップ201へ戻る。
このようにして容器1内の水量がVO以下になったと
き、出湯中であるかどうかを判定し、出湯中でなければ
給水を開始し、出湯中であれば出湯を終了してから給水
を開始する。そして容器1内の水量が満水になると給水
を終了するという動作を繰り返す。
第5図は第3の発明の実施例で、第1図および第3図
と同じものについては同じ符号を付し、その説明を省略
する。
計時手段10は、時間をリセットされてからの時間を計
時し、給水制御手段11は、水量比較手段4、満水検知手
段5、出湯検知手段2および計時手段10の出力により給
水手段7の制御を行なうものである。
第6図は給水制御手段11の制御内容を示すフローチャ
ートであり、このフローチャートの示す手順に従って動
作を説明する。まず、ステップ301で容器1内の水量v
の検出を行ない、ステップ302で水量vとあらかじめ決
められている給水を開始する水量VOの比較を行ない、v
>VOならばステップ301へ戻り、v≦VOならばステップ3
03へ進む。ステップ303では出湯検出手段8の出力によ
り出湯中かどうかを判定し、出湯中であればステップ30
4へ進み、出湯中でなければ307へ進む。ステップ304で
は計時手段10で計時される時間tのリセットを行なう。
ステップ305ではリセット後の経過時間tの測定を行な
い、ステップ306であらかじめ決められた時間TOと経過
時間tを比較し、t<TOであればステップ305に戻り、
t≧TOであればステップ307へ進む。ステップ307では給
水手段7をONし、容器1内への給水を開始し、ステップ
308へ進む。ステップ308で容器1内の水量が満水になっ
たかどうかを判定し、満水でなければステップ308を繰
り返し、満水になればステップ309へ進み、給水手段7
をOFFして給水を終了し、再びステップ301へ戻る。
このようにして容器1内の水量がVO以下になったと
き、出湯中であるかどうかを判定し、出湯中でなければ
給水を開始し、出湯中であればあらかじめ決められた時
間TO経過後給水を開始する。そして容器1内の水量が満
水になると給水を終了するという動作を繰り返す。
発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように本発明の電気
湯沸かし器によれば、容器内の湯がなくなる前に容器内
へ自動的に給水を行なうことができ、いつでも湯が使用
できるものである。また水量が減って給水が必要になっ
ても出湯中には給水を行なうことがなく、湯を出してい
る途中で水が入り温度が下がることがない。さらに、水
量が減って給水が必要になっても出湯中であるならば、
所定の時間経過後から給水を開始するので、コーヒー,
紅茶等何回か連続して出湯する場合でも、途中で給水を
開始するのを防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は同実
施例のフローチャート、第3図は本発明の他の実施例の
ブロック図、第4図は同実施例のフローチャート、第5
図は本発明の別の実施例のブロック図、第6図は同実施
例のフローチャート、第7図は従来例のブロック図であ
る。 1……容器、2……加熱手段、3……水量検出手段、4
……水量比較手段、5……満水検知手段、6……給水制
御手段、7……給水手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 一幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−43543(JP,U) 実開 平2−146530(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/21

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底筒状の容器と、前記容器内に収容され
    た水を加熱する加熱手段と、前記容器内の水量を検出す
    る水量検出手段と、外部の水を前記容器内へ給水する給
    水手段と、前記容器内の水が満水になったことを検知す
    る満水検知手段と、前記給水手段の制御を行う給水制御
    手段と、容器内の湯を外部に出湯していることを検知す
    る出湯検知手段とを有し、前記出湯検知手段が出湯を終
    了したことを検知すると、給水手段を動作させ給水を開
    始する電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】有底筒状の容器と、前記容器内に収容され
    た水を加熱する加熱手段と、前記容器内の水量を検出す
    る水量検出手段と、外部の水を前記容器内へ給水する給
    水手段と、前記容器内の水が満水になったことを検知す
    る満水検知手段と、前記給水手段の制御を行う給水制御
    手段と、容器内の湯を外部に出湯していることを検知す
    る出湯検知手段と、あらかじめ決められた時間を計時す
    る計時手段とを有し、前記出湯検知手段が出湯を検知し
    たとき前記計時手段が計時を開始し、あらかじめ決めら
    れた時間経過後に前記給水手段を動作させ給水を開始す
    る電気湯沸かし器。
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