JP2600872B2 - 自動給湯制御装置 - Google Patents

自動給湯制御装置

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JP2600872B2 JP63319091A JP31909188A JP2600872B2 JP 2600872 B2 JP2600872 B2 JP 2600872B2 JP 63319091 A JP63319091 A JP 63319091A JP 31909188 A JP31909188 A JP 31909188A JP 2600872 B2 JP2600872 B2 JP 2600872B2
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龍志 岩本
光成 小西
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭用の風呂釜の自動給湯制御装置に
関するものである。
従来の技術 第5図、第6図に風呂釜の自動給湯制御装置の従来例
を示す。第5図において、20は、浴槽内の水位レベルを
検出するための水位センサ、21は浴槽内に注水する自動
給湯レベルを設定する水位設定手段、22は前記水位セン
サ20の検出した水位レベル信号から水位を判定するため
の水位レベル判定手段である。23は前記水位レベル判定
手段22と水位設定手段21とをそれぞれ比較し、設定以上
自動給湯されたかどうか判定する設定水位判定手段であ
る。24は設定水位到達後、更にある一定時間TBの時間25
だけ自動給湯を継続するための注水延長時間カウント手
段である。
発明が解決しようとする課題 第6図のタイムチャートに基づき動作を説明する。自
動給湯が開始され、水位設定手段21で設定された水位ws
に到達した時間がt1であるとする。すると、設定水位判
定手段23により設定以上と判定され、時間t1からt2まで
注水延長時間TBだけ自動給湯を継続した後、自動給湯が
停止する。しかし、ここで浴槽内の水又はお湯を循環さ
せるため循環ポンプを動作させると、循環ポンプを含む
追焚き循環回路に湯が吸収され浴槽の水位は低下し、例
えば注水延長時間TBが短い場合は、設定水位wsを下まわ
る結果になる恐れがある。そして、設定水位wsを下まわ
ったことを水位センサ20が検出し水位レベル判定手段22
が判定すると、再び自動給湯する必要があり、自動給湯
全体の、時間が長くなり使い勝手が悪いものであった。
本発明は、上記課題を解消するために、循環ポンプの
動作にともなう水位レベルの低下に影響されない自動給
湯の設定水位到達後の注湯延長時間を学習していく機能
を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明の自動給湯制御装置
は、循環ポンプの動作で水位レベルが設定水位未満にな
った場合ある一定時間再自動給湯を行ない、設定水位以
上になったところで前回までの自動給湯中の注水延長時
間と今回の再注水時間とを加算して循環ポンプに影響さ
れない注水延長時間を記憶させる機能を備えた構成であ
る。
作用 本発明は上記した構成により、循環ポンプの動作によ
り浴槽内の水又は湯の水位レベルが設定水位未満になる
ことを未然に防ぐことが可能である。又、浴槽の大きさ
による注水延長時間の違いに関しても、その浴槽の最適
な値を演算記憶が可能となり、使い勝手も向上できる。
実施例 第1図、第2図は本発明の自動給湯制御装置のブロッ
ク図である。第1図において、Aは第2図に示す水位制
御手段、Cは循環ポンプの動作を制御するポンプ出力手
段、Dは自動給湯を行なうための水弁の動作を制御する
水弁出力手段、Bは前記水位制御手段A、ポンプ出力手
段C、水弁出力手段Dをそれぞれ制御する中央処理部で
ある。水位制御手段Aは次のような構成からなる。第2
図において、1は水位センサ、2は浴槽内の自動給湯量
を設定する水位設定手段、3は前記水位センサ1の水位
信号を水位レベルに変換する水位レベル判定手段、4は
前記水位レベル判定手段3の水位レベルと、前記水位設
定手段2の設定水位レベルとを比較し設定以上を判定す
る設定水位判定手段である。5は前記設定水位判定手段
4により設定水位以上を判定後、注水延長時間T0のタイ
マ6をもつ注水延長時間カウント手段である。7は前記
ポンプ出力手段Cにより循環ポンプ13が動作し水位が設
定水位手段2よりも下まわった場合、ある一定時間だけ
再注水する再注水時間TAのタイマ8と再注水回数をカウ
ントする再注水回数カウント手段9をもつ再注水時間カ
ウント手段である。10は前記再注水回数カウント手段9
と再注水時間TAタイマ8により最適な注水延長時間を演
算する注水延長時間演算手段であり、演算結果は前記注
水延長時間T0のタイマ6内に記憶更新される。
第3図は本発明の一実施例を採用した風呂釜給湯機の
構成図である。11は自動給湯用の水弁、12は水位センサ
で、第2図の水位センサ1に相当する。13は循環ポン
プ、14は前記循環ポンプ13により浴槽15に水又はお湯を
供給するための循環パイプ、16は前記水弁11、水位セン
サ12、循環ポンプ13を制御する制御回路手段である。17
は操作リモコン、18は前記操作リモコン内の自動給湯を
行なうための操作スイッチ、19は浴槽15への注水量を設
定する水位設定ボリュームで、第2図の水位設定手段2
に相当する。
第2図を用いて動作を説明する。
水位設定手段2により設定された水位レベルを水位セ
ンサ1が検出、水位レベル判定手段3が判定すると設定
水位判定手段4により設定以上と判定された注水延長状
態となる。注水延長時間は初期は注水延長時間T0のタイ
マ6のまま、注水延長時間カウント手段5の判定まで自
動給湯が行なわれる。注水延長時間カウント手段5がタ
イムアップすると自動給湯は停止する。その後、循環ポ
ンプ13を動作させ水位センサ1による水位検出が水位設
定手段2未満になると、設定水位判定手段4がそれを判
定し、今度は再注水として、TA<T0である一定時間の再
注水時間TAのタイマと再注水回数カウント手段9を用い
て再注水時間カウント手段7により再自動給湯を自動的
に行なう。再注水時間TAが経過し、水位センサ1の水位
が設定以上である場合は、注水延長時間演算手段10によ
り、再注水回数カウント手段9と再注水時間TAとを用い
て、次回からの最適は注水延長時間T0′の演算を行な
う。演算方法は、再注水回数カウント手段9のカウント
数をNとすると、 T0′=T0+N×TA ………(1) そして、注水延長時間T0のタイマ6を上記T0′に更新
及び記憶を行なう。
上記した動作の状態を第4図のタイムチャートで説明
する。設定水位wsを目標に自動給湯が行なわれているも
のとする。時間t0′で設定水位ws以上となり(1)式で
示した注水延長時間T0′がカウントされ継続してt2′ま
で自動給湯が行なわれる。その後循環ポンプ13が動作し
ても、一度演算で最適な注水延長時間T0′で注水されて
いるので浴槽の水位が設定水位wsを下回わることはなく
なる。
発明の効果 以上のように本発明によれば循環ポンプの動作により
浴槽の水位が設定未満になった場合、再注水とその時間
により最適な注水延長時間を演算することで、一度その
演算を行なってしまえば、浴槽の大きさにかかわらず、
又循環ポンプの動作に影響されない自動給湯による水又
はお湯を浴槽へ注水可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の自動給湯制御装置のブロック
図、第3図は本発明の一実施例を搭載した風呂釜給湯器
の構成図、第4図は注水される水位レベルと注水時間と
の関係を表わすタイムチャートである。第5図は従来の
自動給湯装置のブロック図、第6図は前記第5図による
注水される水位レベルと注水時間との関係を表わすタイ
ムチャートである。 D……水弁出力手段、C……ポンプ出力手段、1……水
位センサ、2……水位設定手段、4……設定水位判定手
段、5……注水延長時間カウント手段、7……再注水時
間カウント手段、9……再注水回数カウント手段、10…
…注水延長時間演算手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽内の水又はお湯を熱交換器を介して循
    環させる循環ポンプと、前記ポンプの動作を制御するポ
    ンプ出力手段と、浴槽内に水を注水するための注水弁
    と、前記注水弁の動作を制御する注水弁出力手段と、浴
    槽の水位を検出するための水位センサと、浴槽に注水す
    る水位を設定するための水位設定手段と、前記水位セン
    サからの信号から水位レベルを判定する水位レベル判定
    手段と、前記水位設定手段と水位レベル判定手段との検
    出値を比較判定し、設定水位到達の判定を行なう設定水
    位判定手段と、設定水位到達後、注水延長時間をもった
    注水延長時間カウント手段と、再注水時間と再注水回数
    カウンタをもった再注水カウント手段と、注水終了後、
    今後の注水延長時間の最適値を算出する注水延長時間演
    算手段とを有し、浴槽へ注水し設定水位に到達後も継続
    して注水を一定時間延長する、循環ポンプの動作による
    水位変化に影響されない最適な注水延長時間を算出する
    ことを特徴とする自動給湯制御装置。
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