JPH10144977A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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JPH10144977A
JPH10144977A JP8300558A JP30055896A JPH10144977A JP H10144977 A JPH10144977 A JP H10144977A JP 8300558 A JP8300558 A JP 8300558A JP 30055896 A JP30055896 A JP 30055896A JP H10144977 A JPH10144977 A JP H10144977A
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JP
Japan
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piezoelectric transformer
transformer element
piezoelectric
output
input
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Pending
Application number
JP8300558A
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English (en)
Inventor
Michio Kadota
道雄 門田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大きな昇圧比を容易に得ることができるととも
に好適な負荷出力特性を有する圧電トランスを提供す
る。 【解決手段】圧電セラミックからなる第1の圧電トラン
ス素子10と単結晶からなる第2の圧電トランス素子2
0とを備え、第1の圧電トランス素子10の出力電極3
に第2の圧電トランス素子20の一方の入力電極2aが
接続され、第1の圧電トランス素子10の入力電極2
a,2b間に入力電圧Viが入力され、第1の圧電トラ
ンス素子10の出力電圧が第2の圧電トランス素子20
の入力電極2a,2b間に印加され、第2の圧電トラン
ス20の出力電極3から昇圧された出力電圧Voが出力
されるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
のバックライト用インバータ、蛍光管点灯用インバータ
等に用いられる圧電トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧電トランスは、例え
ば、図3に示すように、矩形平板状の圧電板1の長さ方
向の片側半部の両主面に入力電極2a,2bが対向して
形成され、他方側の長さ方向の端面に出力電極3が形成
され、入力側となる入力電極2a,2bが形成された部
分は矢印P1で示すように厚み方向に分極され、出力側
となる他方側の片側半部は矢印P2で示すように長さ方
向に分極されている。圧電板1は、例えば圧電セラミッ
ク材料が用いられている。
【0003】この圧電トランスは、いわゆるローゼン型
圧電トランスと呼ばれる長さ方向の1次または2次振動
モードを用いたものであり、図4に示すように、入力電
極2a,2b間に入力電圧Viを印加し、圧電効果と逆
圧電効果の作用により、出力電極3から昇圧された出力
電圧Voが取り出されるように構成されている。このよ
うな圧電トランスの昇圧比は、入力インピーダンスと出
力インピーダンスの比でほぼ決定される。
【0004】このような圧電トランスは、その出力(昇
圧比)の負荷特性が冷陰極管の点灯(放電)前後のイン
ピーダンス及び所要印加電圧に好適な特性を有してお
り、例えば液晶ディスプレイのバックライト用の冷陰極
管の点灯回路に用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の圧電セラミックからなる圧電トランスにおいては、
冷陰極管の点灯時のように負荷インピーダンスRLが高
い(約10MΩ)ときは大きな昇圧比(約100倍程
度)を得ることができるが、冷陰極管の点灯後のように
負荷インピーダンスRLが低い(50KΩ〜100K
Ω)ときは昇圧比が小さく(約10倍程度)なり、所望
の昇圧比(出力電圧)が得られない場合があった。
【0006】また、インピーダンスの高い単結晶からな
る圧電トランスにおいては、負荷インピーダンスの変化
による昇圧比の変動は小さいが、入力インピーダンスと
出力インピーダンスの比を大きくとることが困難であ
り、所望の昇圧比を得ることができないという問題があ
った。
【0007】そこで、本発明の目的は、大きな昇圧比を
容易に得ることができるとともに好適な負荷出力特性を
有する圧電トランスを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る圧電トランスは、圧電セラミックから
なる長さ振動モードの第1の圧電トランス素子と、単結
晶からなる長さ振動モードの第2の圧電トランス素子と
で構成され、前記第1の圧電トランス素子の出力側に前
記第2の圧電トランス素子が接続され、前記第1の圧電
トランス素子に入力電圧が入力され、前記第2の圧電ト
ランス素子から出力電圧が出力されることを特徴とする
ものである。
【0009】上記の構成によれば、2つの圧電トランス
素子が直列に接続され、入力電圧が入力される第1の圧
電トランス素子はインピーダンスの低い圧電セラミック
で形成され、出力電圧が出力される第2の圧電トランス
素子はインピーダンスの高い単結晶で形成されており、
冷陰極管の点灯時のように負荷インピーダンスが50K
Ω〜100KΩと低いときにも従来のものに比べ大きな
昇圧比を得ることができる。
【0010】また、特性の大きく異なる2種類の材料を
用いて構成されており、冷陰極管等の負荷の特性に応じ
た適正なインピーダンスの設定を行うことができる。
【0011】すなわち、本発明に係る圧電トランスによ
れば、インピーダンスの大きく異なる2つの圧電トラン
ス素子を単に直列に接続するだけで所望の昇圧比を容易
に得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施例を示す
図面に基づいて説明する。
【0013】本発明の第1実施例に係る圧電トランスの
構成を図1に示す。本実施例の圧電トランスは、図1に
示すように、第1の圧電トランス素子10と第2の圧電
トランス素子20とを備え、第1の圧電トランス素子1
0の出力電極3に第2の圧電トランス素子20の一方の
入力電極2aが接続されている。
【0014】そして、第1の圧電トランス素子10の入
力電極2a,2b間に入力電圧Viが入力され、第1の
圧電トランス素子10の出力電圧が第2の圧電トランス
素子20の入力電極2a,2b間に印加され、第2の圧
電トランス20の出力電極3から昇圧された出力電圧V
oが出力されるように構成されている。
【0015】第1の圧電トランス素子10はチタン酸ジ
ルコン酸鉛系等の圧電セラミック材料からなる圧電板1
1が用いられ、第2の圧電トランス素子20はLiNb
3、LiTaO3等の単結晶の圧電性材料からなる圧電
板21が用いられ、それぞれの圧電板11、21には従
来例の図3で示したものと同様に、略片側半部の両主面
に入力電極2a,2bが形成され、他方側の長さ方向の
端面に出力電極3が形成されている。第1の圧電トラン
ス素子10では、入力電極2a,2bが形成された部分
は厚み方向に分極され、他方側の片側半部は長さ方向に
分極されている。一方、第2の圧電トランス素子20で
は、k33とk31が大きなカット角が選定され、例えば、
LiNbO3の場合には128〜133°Yカット板が
用いられる。
【0016】すなわち、本実施例の圧電トランスは、イ
ンピーダンスの低い圧電セラミックからなる長さ振動モ
ードの第1の圧電トランス素子10の出力側にインピー
ダンスの高い単結晶からなる長さ振動モードの第2の圧
電トランス素子20が接続され、第1の圧電トランス素
子10に入力電圧Viを入力し、第2の圧電トランス素
子20から出力電圧Voが出力されるように構成されて
いる。
【0017】通常、単結晶からなる圧電トランス素子の
インピーダンスは圧電セラミックからなる圧電トランス
素子のインピーダンスの約50〜100倍程度となって
いる。
【0018】本実施例の圧電トランスにおいて、第1及
び第2の圧電トランス素子を単板で形成した場合、冷陰
極管の点灯時のインピーダンスに相当する負荷インピー
ダンスRLが10MΩのときの昇圧比は約100倍程度
と従来の圧電セラミック単体の圧電トランスとほぼ同じ
昇圧比であるが、冷陰極管の点灯後のインピーダンスに
相当する負荷インピーダンスRLが100KΩのときは
約20倍の昇圧比となり、従来のものに比べ約2倍の昇
圧比を得ることができた。
【0019】次に、本発明の第2実施例に係る圧電トラ
ンスの構成を図2に示す。本実施例の圧電トランスは、
圧電セラミックからなる第1の圧電トランス素子10の
出力電極3に単結晶からなる第2の圧電トランス素子2
0の一方の入力電極2aが接続され、第2の圧電トラン
ス素子20の出力電極3は接地され、第2の圧電トラン
ス素子20の他方の入力電極2bが出力端となるように
構成されている。
【0020】つまり、本実施例の圧電トランスでは、第
1の圧電トランス素子10の入力電極2a,2b間に入
力電圧Viが入力され、第1の圧電トランス素子10の
出力電圧が第2の圧電トランス素子20の入力電極2a
と出力電極3との間に印加され、第2の圧電トランス2
0の他方の入力電極2bから昇圧された出力電圧Voが
出力されるように構成されている。
【0021】この構成によれば、第1実施例の構成に比
べ、第2の圧電トランス素子20の入出力インピーダン
スをより大きくすることができる。
【0022】本実施例の圧電トランスにおいて、第1及
び第2の圧電トランス素子を単板で形成した場合、冷陰
極管の点灯時のインピーダンスに相当する負荷インピー
ダンスRLが10MΩのときの昇圧比は約100倍程度
と従来の圧電セラミック単体の圧電トランスとほぼ同じ
昇圧比であるが、冷陰極管の点灯後のインピーダンスに
相当する負荷インピーダンスRLが100KΩのときは
約30倍の昇圧比となり、従来のものに比べ約3倍の昇
圧比を得ることができた。
【0023】上記第1及び第2実施例の構成において
は、単板構成の圧電トランスであっても、インピーダン
スの低い圧電トランス素子とインピーダンスの高い圧電
トランス素子を単に接続するだけで大きな昇圧比を容易
に得ることができる。
【0024】なお、第1及び第2実施例に用いられる圧
電トランス素子は、単板型の圧電トランス素子に限定さ
れるものではなく、積層型の圧電トランス素子を用いる
ようにしてもよい。
【0025】また、上記各実施例では、1次または2次
の長さ振動の圧電トランス素子を用いたものを例にとっ
て説明したが、3次以上の長さ振動モードを利用した圧
電トランス素子を用いるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る圧電
トランスによれば、圧電セラミックからなる圧電トラン
ス素子の出力側に単結晶からなる圧電トランス素子が直
列に接されているので、冷陰極管の点灯時のように負荷
インピーダンスが低いときにも大きな昇圧比を容易に得
ることができる。
【0027】また、特性の大きく異なる2種類の材料を
用いて構成されており、負荷の特性に応じた適正なイン
ピーダンスの設定を行うことができる。
【0028】したがって、本発明によれば、負荷の特性
に応じた好適な負荷出力特性を有する昇圧比の高い圧電
トランスを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る圧電トランスの構成
図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る圧電トランスの構成
図である。
【図3】従来の圧電トランスの斜視図である。
【図4】従来の圧電トランスの構成図である。
【符号の説明】
10 第1の圧電トランス素子 20 第2の圧電トランス素子 11、21 圧電板 2a,2b 入力電極 3 出力電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミックからなる長さ振動モード
    の第1の圧電トランス素子と、単結晶からなる長さ振動
    モードの第2の圧電トランス素子とで構成され、 前記第1の圧電トランス素子の出力側に前記第2の圧電
    トランス素子が接続され、前記第1の圧電トランス素子
    に入力電圧が入力され、前記第2の圧電トランス素子か
    ら出力電圧が出力されることを特徴とする圧電トラン
    ス。
JP8300558A 1996-11-12 1996-11-12 圧電トランス Pending JPH10144977A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005034323A1 (ja) * 2003-10-06 2005-04-14 Tamura Corporation 圧電トランス駆動装置および圧電トランス駆動方法
US7385333B2 (en) * 2006-08-23 2008-06-10 Zippy Technology Corp. Piezoelectric power supply

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