JPH08213666A - 圧電振動子 - Google Patents

圧電振動子

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JPH08213666A
JPH08213666A JP7050282A JP5028295A JPH08213666A JP H08213666 A JPH08213666 A JP H08213666A JP 7050282 A JP7050282 A JP 7050282A JP 5028295 A JP5028295 A JP 5028295A JP H08213666 A JPH08213666 A JP H08213666A
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JP
Japan
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piezoelectric vibrator
piezoelectric
polarization
length
thickness
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JP7050282A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Iwata
比呂志 岩田
晃 ▲徳▼島
Akira Tokushima
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West Electric Co Ltd
Original Assignee
West Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合共振モードを応用して、高電圧および大
きい出力電流を共に得る。 【構成】 圧電セラミックスから成る長さ方向分極部と
厚み方向分極部によって構成し、長さ方向の共振特性と
幅方向の共振特性を略一致させる。さらに、上記構成か
ら成る圧電トランスを、電気的に並列接続して圧電トラ
ンスを複数化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概して圧電セラミック
スからなる圧電振動子ないし電気−機械量変換素子に関
し、より詳しくは冷陰極放電ランプ等の放電ランプの点
灯装置に使用されるトランスとして作用する電気信号を
機械的な変位量に変換でき、また、機械的な変位量を電
気的信号に変換できる圧電トランスに関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】最近、小型携帯用のパーソナルコンピュー
タ、ワードプロセッサ等、いわゆるラップトップおよび
パームトップタイプの電子機器が急速に普及してきてお
り、一方、これらの電子機器には液晶表示装置が表示部
として使用され、その照明用光源である冷陰極放電ラン
プの駆動に圧電トランスを含む回路が採用されているこ
とは周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来から開発
されてきた圧電トランスは、その出力側に高電圧を得る
目的で、駆動する共振モードをシンプルに励振するため
に、長さと幅の比を0.2以下としていた。これは他の
励振モードが結合されると不要共振が生じて電気−機械
量変換効率が著しく低下するのを防ぐためであった。放
電管やストロボ光源等を点灯する場合、高電圧および少
なくとも1〜10mA程度の出力電流が共に必要であ
る。ところが従来の圧電トランスでは電流値を増加させ
ると、電圧値が低下して放電管やストロボ光源は低い輝
度でしか発光せず、実用にならなかった。
【0004】また、従来の圧電トランスでは、出力イン
ピーダンスは高インピーダンスとして用いられており、
後続の実負荷とのマッチング等はまったく検討されてい
なかった。
【0005】従って、本発明は長さ方向の共振モードと
幅方向の共振モードを略一致させることにより、複合共
振モードを応用して高電圧および大きい出力電流を共に
得ることのできる圧電トランスとすることを課題とす
る。
【0006】さらに、本発明では放電管やストロボ光源
を効率よく発光させるために、発信部と駆動部と圧電ト
ランスと放電管やストロボ光源等の実負荷との電気的イ
ンピーダンスマッチングを図るべく、入−出力部のいず
れか一方の共振特性を調整することにより、圧電トラン
スの出力インピーダンスを約3kΩ〜300kΩの間で
任意に調整可能にすることを課題とする。
【0007】かつ、入力インピーダンスおよび出力イン
ピーダンスのマッチングを実現した構成において、この
形状をさらに小形化することを課題とする。
【0008】
【発明が解決しようとするための手段および作用】本発
明による圧電トランスは、圧電セラミックスから成る長
さ方向分極部と厚み方向分極部によって構成し、長さ方
向の共振特性と幅方向の共振特性を略一致させたことを
特徴とし、また、厚み方向分極部を入力部に用い、前記
長さ方向分極部を出力部として用い、入力部あるいは出
力部のいずれか一方の共振特性を調整して、入力インピ
ーダンスおよび出力インピーダンスを任意の値に調整可
能とした。あるいは、厚み方向分極部を入力部に用い、
長さ方向分極部を出力部として用い、複数の長さ方向分
極部の同極が相対向するよう構成することもできる。さ
らに、複数の長さ方向分極部の分極方向が相反する極性
として構成されたり、電気位相が逆極性となるよう配縮
されたり、または分極方向が同極性として構成されたり
することにより、高電圧、大電流の出力を同時に得るよ
うにした。
【0009】
【実施例】図1に本発明の圧電トランスの矩形平板形状
の一実施例を示す。本発明の圧電トランス1において
は、厚み方向分極部2と長さ方向分極部3とから成り、
1aは厚み方向分極部の上面電極で、1bは下面電極で
ある。分極は前記1aと1b間の圧電セラミックスの厚
み方向に高電圧を印加して行われ厚み方向分極部2が完
成する。1cは長さ方向分極部の例えばアース側となる
帯状電極で、1dは圧電セラミックスの端面に施された
電極である。分極は前記1cと1d間に高電圧を印加し
て行われ長さ方向分極部3が完成する。この圧電トラン
ス1の動作について説明すると、一対の厚み方向電極部
1a〜1b間に駆動部(図示省略)からの駆動信号が印
加され、出力電極1cと1d間から取り出される出力に
よって放電ランプ等が点灯される。これについては周知
であるので詳しい説明は省略する。本発明の圧電トラン
ス1の長さ方向の大きさと幅方向の大きさは略2:1と
なるように、また、長さ方向の大きさと厚みとの大きさ
は略35:1となるように構成されている。より詳しく
説明すると、長さ方向の大きさと幅方向の大きさとの比
は0.2以上で0.6以下とし、かつ、長さ方向の大き
さと厚みとの比、いわゆるL/Tは10以上で100以
下となるよう構成されている。
【0010】次に、圧電トランスの共振特性を含めた諸
特性について説明する。図2は図1に示す圧電トランス
1の厚み方向分極部2(1a〜1b間)の共振特性の1
例を示したものである。図2においてA1は1次共振モ
ードの共振点、A2は2次共振モードの共振点、A5は
3次モードの共振点をそれぞれ示す。2次モードの共振
点をさらに詳しく説明すると、A4が2次モードの反共
振点で、共振点A2と反共振点A4の間には、図1に示
す圧電トランス1の幅方向振動姿態の1次の共振点A3
が副共振として現れる。これは図1に示す圧電トランス
1の幅寸法を長さ方向の寸法の略半分に相当する長さに
構成したことにより共振点A2の近傍に副共振点A3と
して現れたものである。
【0011】さらに、幅寸法を最適な長さに、大きくし
ていく方向に調整すると副共振点A3は、2次モードの
共振点A2に接近して、次いで一体となり一つの共振系
となる。このとき共振特性のダイナミックレンジは1.
5倍〜2倍程度の大きな共振特性となり、共振点A2も
数オーム程度の低インピータンスとなるので、大電流が
入力可能となる。この結果、出力電圧が1〜10kVの
ときにおいても、1〜10mAの電流を出力可能とな
り、アウトプットパワーのハイパワー化が可能となっ
た。
【0012】図3は図1に示す圧電トランス1の長さ方
向分極部3(1c〜1d間)の共振特性の1例を示した
ものである。図3において、B1は1次モードの共振
点、B2は2次モードの共振点で、共振周波数のインピ
ーダンスは約3kΩを示した。B3は前述の厚み方向分
極部の共振特性の2次モードの共振点で駆動したときの
同周波数帯のインピーダンス位置を示した。ドライブ中
のアウトプットインピーダンスとしては、約300kΩ
程度の値となる。B5は3次モードの共振点、B4は幅
方向の1次共振点で、共振周波数のインピーダンスは約
20kΩを示した。従来からの圧電トランスは、主に、
テレビ等の陰極線管(CRT)のフライバックトランス
として開発されており、これらの実負荷の等価抵抗(イ
ンピーダンス)は10〜70MΩ程度であるため、圧電
トランスの出力インピーダンスが数百kΩ〜数MΩ程度
と高かったが、前記実負荷に対して1ケタ〜2ケタ近く
インピーダンスが低く、実用上インピーダンス整合の必
要が生じることがなかったので、まったく検討されてい
なかった。
【0013】しかし、本発明の圧電トランスでは放電管
やストロボ光源等の多種の実負荷を想定しているので、
負荷に応じて圧電トランスの出力インピーダンスを調整
する必要がある。駆動の対象となる実負荷の入力インピ
ーダンスより圧電トランスの出力インピーダンスが充分
低ければ、負荷に圧電トランス側が引かれて特性が劣化
し、本来の特性が発揮されず、負荷の駆動が不可となる
こと等がないので、応用範囲の広いデバイスとなる。
【0014】実負荷の入力インピーダンスと圧電トラン
スの出力インピーダンスの整合(インピーダンスマッチ
ング)は、図3に示した共振特性のB3の駆動周波数を
圧電トランスの長さ方向の寸法を小さくしていく方向
で、最適な長さに調整してB4の共振点(20kΩ)に
近づけていくか、さらに共振点のインピーダンスを低く
したい場合はB2の共振点(3kΩ)に近づけるよう圧
電トランスの長さ方向の寸法を大きくしていく方向で、
調整することにより可能となった。入力部を同様に調整
してもよい。
【0015】図4には、複数個の出力部となる長さ方向
分極部3および4が、厚み方向分極部2をはさんで相対
向して構成され、またその分極方向は相反する極性に分
極された矩形平板形状の圧電振動子を示した。圧電トラ
ンスとしては前記厚み方向分極部2と、長さ方向分極部
3を1組とする圧電トランスと、前記厚み方向分極部2
を共用にして、長さ方向分極部4を他の1組とする2組
の圧電トランスとして構成されている。この場合の各々
の1組の圧電トランスの長さと幅の比は約0.4〜0.
5となるが、図4に示した厚み方向分極部が1つで、長
さ方向分極部が2つの矩形平板形状の圧電トランスで
は、長さと幅の比が約0.2〜0.3となる。これは矩
形平板形状の圧電トランスの長手方向に複数個の圧電ト
ランスを構成した効果として現れたもので、このときの
長さと幅の比は約1/4程度の値となるが、本願で説明
する圧電トランスの、長さ方向と幅方向の寸法比は、図
1に示した厚み方向分極部2と、長さ方向分極部3を1
組とする圧電トランスを最小単位としたときの、長さ方
向と幅方向の寸法比を定義したものである。また前記複
数個の長さ方向分極部の出力インピーダンスは、共に3
00kΩ程度なのでこの出力を並列接続構成で取り出す
(図示せず)ことにより、150kΩ程度の低出力イン
ピーダンスを得ることができた。
【0016】さらに、図5に示した複数個の出力部を有
する矩形平板形状構成の圧電振動子では、一方の出力部
となる長さ方向分極部5は15mm程度以下に成形され
て、他方の出力部となる長さ方向分極部6は5mm前後
の長さに構成されている。前記2つの出力部の電気容量
は長さ方向の寸法を前記5〜15mmの間で任意の寸法
に選択することにより3pF〜30pF程度の間の電気
容量値を任意に得ることができた。
【0017】また、前期の複数の長さ方向分極部5およ
び6を並列接続することにより、6pF〜60pFの間
で任意の電気容量を得ることができた。このことによ
り、入力部の共振周波数と出力部の共振周波数を、任意
にかつ正確に一致させることが可能となった。以上の方
法により圧電トランスと後続の実負荷のインピーダンス
マッチングを可能ならしめたので、力率の良い電力の供
給が可能となった。また、発熱も小さくなり長寿命化が
促進できて簡単な駆動回路構成でドライブすることが可
能となった。
【0018】図6に本発明の他の実施例としての、矩形
平板形状の倍電圧出力形の圧電トランスの構成を示し
た。前記圧電トランスのほぼ中央部に帯状の電極1cと
厚み方向分極部2′を有しており、前記厚み方向分極部
2′をはさんで、複数の長さ方向分極部3′および4′
が相対向して構成されている。またその分極方向は相反
する方向に分極されている。電気端子7および8は入力
端子であり、前記入力端子8はアース側端子となってい
る。入力信号が入力端子7および8に印加されることに
より、出力端子9および10間には出力信号が得られ
る。長さ方向分極部3′は、厚み方向分極部2′の上下
面に施された電極の下面電極をアース端子に接続され
て、出力信号は端面電極1dから得ることができる。ま
た長さ方向分極部4′では、端面電極1d′がアース側
端子に接続されているので、出力信号を帯状電極1cか
ら得ることができる。前記2つの出力端子、1cおよび
1dから得られる出力信号の電気位相は180度反転し
た信号を得ることができるので、同時間帯では前記出力
信号のピークがプラス電圧となり、ボトムがマイナス電
圧となり、交流信号の振幅が2倍となるので、倍電圧の
出力信号を得ることができた。
【0019】図7には、他の倍電圧出力形の圧電トラン
スの構成を示した。前記圧電トランスの複数個の出力部
となる長さ方向分極部11および12が、厚み方向分極
部2をはさんで相対向して構成され、またその分極方向
が同極性として分極された圧電トランスを示した。出力
端子1dおよび1eから得られる出力信号の電気位相は
180度反転した信号を得ることができるので、同時間
帯では前記出力信号のピークがプラス電圧となり、ボト
ムがマイナス電圧となり、交流信号の振幅が2倍となる
ので、倍電圧の出力信号を得ることができた。
【0020】図8には、円板形状の圧電トランスを示し
た。前記円板形状の圧電トランスの中央部には上面電極
13aと下面電極13b(図示せず)が施されて、厚み
方向分極部13が構成されている。前記円板形状の圧電
トランスの端面全周には出力電極14aが施されてい
て、長さ方向分極部14は電極13aおよび13bをア
ース側の共通電極として、出力側の電極14aとの間で
分極されることにより半径方向に、長さ方向分極部14
が構成される。以上に示した前記円板形状の圧電トラン
スは、図1に示した矩形平板形状の圧電トランスと、ほ
ぼ同等の特性を得ることができた。
【0021】図9には、円板形状の倍電圧出力形の圧電
トランスを示した。前記円板形状の圧電トランスの中央
部には上面電極15aと下面電極15b(図示せず)が
施されて、厚み方向分極部15が構成されている。前記
円板形状の圧電トランスの端面には2分割された出力電
極16aおよび17aが施されていて、長さ方向分極部
16および17は電極15aおよび15bをアース側の
共通電極として、前記出力側の電極16aおよび17a
との間で各々分極されることにより半径方向に、長さ方
向分極部16および17が構成される。以上に示した前
記円板形状の圧電トランスは、図7に示した矩形平板形
状の倍電圧出力形の圧電トランスと、ほぼ同等の特性を
得ることができた。
【0022】出力をハイパワー化するには、圧電トラン
スの出力端子間で高電圧と大電流を同時に得ることによ
り可能であるが、このためには、圧電トランスに大きな
電力を入力する必要がある。従来の圧電トランスでは、
大電流化するための検討はまったくされていなかった。
【0023】本発明では長さ方向に2次の共振モードと
幅方向に1次の共振モードを略一致させて結合すること
により、新しく発生する複合共振モードを応用して、圧
電トランスの中央部に長さ方向に長尺となるノード部を
設けることを可能にした。従来の圧電トランスでは12
Vで数十ないし巨ミリアンペア程度しか入力できなかっ
た入力電流が、本発明の圧電トランスでは数アンペアと
いう大電流を入力できるようになった。この圧電トラン
スを図4や図7に示すように、圧電トランスの2つの出
力部を相対向するように構成して1式の圧電トランスを
構成すると、2つの圧電トランスを駆動したときと同様
の効果が現れるので、発熱が緩和され、構造的にも強く
なるので、大電力励振にともなう鳴き現象が緩和されて
解消し、入力電流と出力電圧が共に2〜3倍にアップし
た。
【0024】
【発明の効果】本発明では、長さ方向の共振モードと幅
方向の共振モードを略一致させ、複合共振モードを応用
して、1〜10kVの高電圧および1〜10mAの大き
い出力電流を同時に実現する効果がある。
【0025】また、従来の圧電トランスでは、その厚み
が2.5mm以下のものを使用すると構造的に弱く、欠
陥を呼び特性の劣化や大電力駆動に耐えられず、発熱し
て破壊に到る。このため2.5mm以下の薄物は使用さ
れなかた。しかし、本発明では長さ方向の共振モードと
幅方向の共振モードを略一致させることにより新しく発
生する複合共振モードを応用した。このモードは長さ方
向に2次の振動姿態で、幅方向に1次の振動姿態の複合
共振で機械振動を励起するので、従来の圧電トランスの
ように厚み方向の分極部と長さ方向の分極部の境界近傍
の応力が最大値を示す位置で破壊するという従来の圧電
トランスが抱えていた致命的な欠点を解消した。
【0026】さらに、上述の複合共振モードでは、圧電
トランスの中央部に長さ方向に長尺となる楕円状のノー
ド部ができるので、圧電トランスの厚みが2.5mm以
下となっても、従来の圧電トランスのように厚み方向分
極部と、長さ方向分極部の境界で破壊することがなく、
かつ、特性の劣化や発熱して破壊に到るということもな
い。0.3mm程度の厚みでも腰が強く、実負荷の連続
駆動が可能である。
【0027】さらに、入−出力部のいずれか一方の共振
特性を調整することにより約3kΩ〜300kΩの間で
任意に圧電トランスの出力インピーダンスを調整可能に
したので実負荷の入力インピーダンスに引かれて圧電ト
ランスの特性が低下することがなく、エネルギー伝達効
率を飛躍的に高めることができ、また、圧電トランスを
厚み方向分極部を中央にして出力部を対向させて構成
し、撓み振動成令を抑制して大電力化を可能にする効果
もある。加えて、単出力形式の圧電トランスでは不足し
たパワー密度を緩和させて、不要振動を抑制した結果、
発熱を最小限にすることができ、ハイパワーになるにし
たがって発生した騒音を解消できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧電トランスの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】圧電トランスの厚み方向分極部の共振特性を示
す図である。
【図3】圧電トランスの長さ方向分極部の共振特性を示
す図である。
【図4】
【図5】本発明による圧電トランスの出力部が複数個の
実施例を示す斜視図である。
【図6】
【図7】本発明による圧電トランスの倍電圧出力形の実
施例を示す斜視図である。
【図8】
【図9】本発明による円板形圧電トランスの実施例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 圧電トランス 1a,1b, 厚み方向分極部電極 1c,1d,1d′,1e 長さ方向分極部電極 2,2′ 厚み方向分極部 3,3′,4,4′,5,6,11,12 長さ方向分
極部 7,8 入力端子 9,10 出力端子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミックスから成る圧電振動子が
    厚み方向分極部と複数の長さ方向分極部を有しており、
    前記厚み方向分極部を入力部として用い、前記複数の長
    さ方向分極部を出力部として用いた圧電振動子におい
    て、前記複数の長さ方向分極部の出力が互いに逆極性と
    成るよう構成されたことにより、倍電圧出力を得たこと
    を特徴とする圧電振動子。
  2. 【請求項2】 圧電セラミックスから成る厚み方向分極
    部と複数の長さ方向分極部を有する圧電振動子におい
    て、前記複数の長さ方向分極部の分極方向が相反する極
    性から構成されたことを特徴とする圧電振動子。
  3. 【請求項3】 複数の出力部から成る長さ方向分極部の
    圧電振動子が、前記長さ方向分極部が相反する極性から
    構成されて、この一方を電気位相が逆極性となるように
    配線されたことを特徴とする請求項2記載の圧電振動
    子。
  4. 【請求項4】 圧電セラミックスから成る厚み方向分極
    部と複数の長さ方向分極部を有する圧電振動子におい
    て、前記複数の長さ方向分極部の分極方向が同極性にて
    構成されたことを特徴とする圧電振動子。
  5. 【請求項5】 圧電セラミックスから成る圧電振動子が
    長さ方向分極部と厚み方向分極部を有しており、前記長
    さ方向分極部を出力部として用い、前記厚み方向分極部
    を入力部として用いた圧電振動子において、前記出力部
    となる長さ方向分極部の電気容量が3ないし30pFの
    範囲にあることを特徴とする圧電振動子。
  6. 【請求項6】 圧電セラミックスから成る圧電振動子が
    長さ方向分極部と厚み方向分極部を有しており、前記長
    さ方向分極部を出力部として用い、前記厚み方向分極部
    を入力部として用いた圧電振動子において、前記出力部
    となる長さ方向分極部の全長が5ないし15mmの範囲
    にあることを特徴とする圧電振動子。
  7. 【請求項7】 圧電セラミックスから成る厚み方向分極
    部と複数の長さ方向分極部を有する圧電振動子におい
    て、前記複数の長さ方向分極部の電気容量比が2対1な
    いし10対1の範囲から成ることを特徴とする圧電振動
    子。
  8. 【請求項8】 圧電セラミックスから成る厚み方向分極
    部と複数の長さ方向分極部を有する圧電振動子におい
    て、前記複数の長さ方向分極部の各々の長さ方向寸法比
    が3対1ないし15対1の範囲から成ることを特徴とす
    る圧電振動子。
  9. 【請求項9】 0.3mm〜2.5mmの厚みを有する
    矩形平板形状の圧電セラミックスから成る厚み方向分極
    部と複数の長さ方向分極部を有する圧電振動子におい
    て、前記矩形平板形状の圧電セラミックスの長さ方向と
    幅方向の寸法比を0.2〜0.3とすることにより、長
    さ方向の2次共振周波数と幅方向の1次共振周波数を略
    一致させたことを特徴とする圧電振動子。
  10. 【請求項10】 円板形状の圧電セラミックスから成る
    圧電振動子が、長さ方向分極部と厚み方向分極部を有し
    ており、前記円板形状の圧電セラミックスの中心部に厚
    み方向分極部が構成され、前記長さ方向分極部が半径方
    向に構成されたことを特徴とする圧電振動子。
  11. 【請求項11】 円板形状の圧電セラミックスから成る
    圧電振動子が、長さ方向分極部と厚み方向分極部を有し
    ており、前記円板形状の圧電セラミックスの中心部に厚
    み方向分極部が構成され、この外周部が2分割された端
    面電極を有しており、一方の長さ方向分極部が外周に向
    かって半径方向に構成され、他方の長さ方向分極部が円
    板の中央部に向かう方向に構成されることにより、前記
    複数の長さ方向分極部の出力が互いに逆極性と成るよう
    構成されたことにより、倍電圧出力を得たことを特徴と
    する圧電振動子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6288479B1 (en) * 1998-11-18 2001-09-11 Taiyo Yuden Co., Ltd. Piezoelectric transformer
JP2002270916A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Taiheiyo Cement Corp 圧電トランス
JPWO2015050009A1 (ja) * 2013-10-03 2017-03-09 株式会社村田製作所 ワイヤレス電力伝送システム用の受電装置及び送電装置

Cited By (3)

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