JPH10144388A - コネクタの結合構造 - Google Patents

コネクタの結合構造

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JPH10144388A
JPH10144388A JP8302177A JP30217796A JPH10144388A JP H10144388 A JPH10144388 A JP H10144388A JP 8302177 A JP8302177 A JP 8302177A JP 30217796 A JP30217796 A JP 30217796A JP H10144388 A JPH10144388 A JP H10144388A
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locking
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • H01R13/62966Comprising two pivoting levers
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    • HELECTRICITY
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    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • H01R13/62938Pivoting lever comprising own camming means

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの結合操作を繰り返して行うことが
できるようにする。 【解決手段】 第1コネクタ2とホルダー1との間に設
けられた仮係止機構41によって上記第1コネクタ2を
結合待機位置に仮係止するとともに、第1コネクタ2と
第2コネクタ4との結合操作時にその仮係止状態を解除
するように構成されたコネクタの結合構造において、第
1コネクタ2と第2コネクタ4との結合解除操作時に、
第1コネクタ2を上記結合待機位置に引き出す引出駆動
機構42を第1コネクタ2と第2コネクタ4との間に設
け、かつ上記引出駆動機構42によって第1コネクタ2
が上記結合待機位置に引き出されるまで引出駆動機構4
2による第1コネクタ2の引き出し駆動状態を維持し、
第1コネクタ2が結合待機位置に引き出された時点で第
1コネクタ2の引き出し駆動状態が解除されるのを許容
する係止部43を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対応する第1コ
ネクタと第2コネクタとを結合して電気的に導通状態と
するコネクタの結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平4−319271号
公報に示されるように、端子数が多く結合抵抗の大きい
多極構造のコネクタの結合性を向上させるため、第1コ
ネクタが挿入支持されるとともに、上下壁面に複数の係
合突起を有するホルダー(スライド部材)と、このホル
ダーが挿入される凹部および側壁に略平行な開口を有す
る略矩形状の第2コネクタと、上記ホルダーの係合突起
と係合するカム溝が形成された略コ字状の作動部材を備
え、この作動部材のスライド操作により、上記第1,第
2コネクタを相互に結合させるようにしたスライド結合
型電気コネクタが知られている。
【0003】すなわち、上記スライド結合型電気コネク
タは、ホルダー内に第1コネクタを挿入して支持させた
後、作動部材の板状部を第2コネクタの側壁に形成され
た開口に挿入し、第1コネクタが挿入支持されたホルダ
ーの係合突起と、上記作動部材のカム溝とを位置合わせ
して係合した状態で、この作動部材をホルダーの長手方
向に押動操作して上記カム溝に沿ってホルダーの係合突
起を摺動させることにより、上記ホルダーに支持された
第1コネクタを第2コネクタに対して結合するように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のコネクタで
は、ホルダーに支持された第1コネクタに、作動部材が
係合された第2コネクタを仮係合して上記ホルダーに形
成された係合突起と、作動部材のカム溝とを位置合わせ
した後、この作動部材をホルダーの長手方向に押動操作
して上記第1コネクタを第2コネクタに結合させる必要
があり、少なくとも二段階の操作を行わなければならな
いので結合作業が煩雑であるという問題がある。
【0005】上記位置合わせ作業を省略してコネクタの
結合作業を簡略化するために、上記第1コネクタを支持
するホルダーの係合突起と、第2コネクタに設けられた
上記作動部材のカム溝とが位置合わせされた嵌合待機位
置にコネクタを係止するとともに、コネクタの結合操作
時に上記仮係止状態を強制的に解除して両コネクタを結
合位置に移動させるように構成することも考えられる
が、このように構成した場合には、コネクタを再結合す
る際に、コネクタを上記嵌合待機位置に復帰させること
ができないので、コネクタの結合操作を繰り返して行う
ことができないという問題がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、コネク
タの結合操作を繰り返して行うことができるコネクタの
結合構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ホルダーに支持された第1コネクタと、この第1コネク
タに結合される第2コネクタとを有し、第1コネクタと
ホルダーとの間に設けられた仮係止機構によって上記第
1コネクタを結合待機位置に仮係止するとともに、第1
コネクタと第2コネクタとの結合操作時に、上記第1コ
ネクタの仮係止状態を解除して第1コネクタを結合位置
にスライド変位させるように構成されたコネクタの結合
構造において、第1コネクタと第2コネクタとの結合解
除操作時に、第1コネクタを上記結合待機位置に引き出
す引出駆動機構を第1コネクタと第2コネクタとの間に
設け、かつ上記引出駆動機構によって第1コネクタが上
記結合待機位置に引き出されるまで引出駆動機構による
第1コネクタの引き出し駆動状態を維持するとともに、
第1コネクタが結合待機位置に引き出された時点で第1
コネクタの引き出し駆動状態が解除されるのを許容する
係止部を第2コネクタに設けたものである。
【0008】上記構成によれば、ホルダーに支持された
第1コネクタを結合待機位置に係止した状態で第1コネ
クタと第2コネクタとの結合操作が行われる。そして、
両コネクタの結合解除操作時に、引出駆動機構によって
第1コネクタが結合位置から結合待機位置に復帰するま
での間、上記引出駆動機構による第2コネクタの引き出
し駆動状態が係止部によって維持されるため、上記第1
コネクタが結合待機位置に確実に復帰することになる。
【0009】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
のコネクタの結合構造において、第1コネクタと第2コ
ネクタとの結合操作時に、仮係止機構を駆動して上記第
1コネクタの仮係止状態を強制的に解除する仮係止解除
機構を設けたものである。
【0010】上記構成によれば、第1コネクタと第2コ
ネクタとの結合操作時に、上記仮係止解除機構によって
仮係止部が仮係止解除位置に押動される等により、上記
仮係止部による第1コネクタの仮係止状態が確実に解除
されて第1コネクタが結合位置に移動することが許容さ
れることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るコネクタの結
合構造の実施形態を示している。このコネクタは、自動
車のステー部材等からなる取付け部Sに取り付けられた
ホルダー1と、このホルダー1にスライド可能に支持さ
れた第1コネクタ2と、電子ユニット22を構成する回
路基板3上に取り付けられた第2コネクタ4と、この第
2コネクタ4を上記第1コネクタ2に結合させる方向に
駆動する揺動レバー5とを有している。
【0012】上記ホルダー1は、図2に示すように、上
下一対の水平板6と、左右一対の側板7とを有する筒状
に形成され、上記取付け部Sに形成された取付け孔に嵌
入されてビス止め等の手段で固着されるように構成され
ている。上記水平板6には、揺動レバー5の後端部上面
に突設された係合ピン9が係合される案内溝10が形成
されている。この案内溝10は、ホルダー1の前端部か
らその後方側に伸びる導入部10aと、この導入部10
aの端部から後部内方側に伸びる円弧状の駆動溝部10
bと、この駆動溝部10bの端部から後方側に伸びる係
止溝部10cとからなっている。そして、上記案内溝1
0の駆動溝部10bと係合ピン9とにより、後述する第
1コネクタ2のスライド変位に応じて揺動レバー5を揺
動変位させる駆動部が構成されている。
【0013】なお、この実施形態では、上記案内溝10
の駆動溝部10bを円弧状に形成しているが、上記導入
部10aの端部から後部内方側に向けて直線状に伸びる
駆動溝部、あるいは放物線等の曲線状に伸びる駆動溝部
を、上記ホルダー1に設けた構造としてもよい。
【0014】また、上記上方の水平板6に形成された案
内溝10と、下方の水平板6に形成された案内溝10と
は、点対称位置に配設されるとともに、第1コネクタ2
の上方に設置された揺動レバー5と、下方に配設された
揺動レバー5とを互いに逆向きに揺動変位させるように
構成されている。すなわち、上方の水平板6には、ホル
ダー1の前面側から見て右側に案内溝10が配設される
とともに、駆動溝部10bが斜め左側に伸びるように形
成されている。また、下方の水平板6には、ホルダー1
の前面側から見て左側に案内溝10が配設されるととも
に、その駆動溝部10bが斜め右側に伸びるよう形成さ
れることにより、上記両駆動溝部10bの設置方向が逆
向きになっている。
【0015】上記ホルダー1の水平板6には、図3に示
すように、その内壁面の左右に所定幅のスリット12a
が形成されることにより、上記第1コネクタ2を前方の
結合待機位置において係止する抜け止め部12が設けら
れ、この抜け止め部12の先端部外面には、第1コネク
タ2の後端部に設けられた突部17に対向する係止用段
部12bが形成されている。
【0016】そして、上記ホルダー1の抜け止め部12
に設けられた係止用段部12bの後面に、第1コネクタ
2に設けられた上記突部17の前面が当接することによ
り、第1コネクタ2が前方に引き抜かれることが防止さ
れるようになっている。また、上記係止用段部12b
は、その先端部外面にテーパ面12cが設けられること
により、先窄まり形状に形成されている。
【0017】上記第1コネクタ2は、ホルダー1内に挿
入されてスライド可能に支持される雄型のコネクタハウ
ジング14と、このコネクタハウジング14の端子収容
室内に配設された複数の雌型端子15とを有している。
上記コネクタハウジング14の後端部には、上記抜け止
め片12の係止用段部12bに係止される突部17が後
端部の上面および下面の左右にそれぞれ突設されてい
る。
【0018】また、上記ホルダー1と第1コネクタ2と
の間および第1コネクタ2と第2コネクタ4との間に
は、図4および図5に示すように、第1コネクタ2を上
記結合待機位置に仮係止することにより、後述する結合
操作を行う前に、第1コネクタ2がホルダー1内に押し
込まれるのを規制する仮係止機構41と、第1コネクタ
2と第2コネクタ4との結合解除操作時に、第1コネク
タ2を上記結合待機位置に引き出す引出駆動機構42と
が設けられるとともに、この引出駆動機構42をを引出
駆動状態に係止する係止部43が上記第2コネクタ4に
設けられている。
【0019】上記仮係止機構41は、ホルダー1の側壁
後部から前方側に突設された仮係止用アーム18と、第
1コネクタ2のコネクタハウジング14の側壁部内面に
突設された段部19とからなり、上記仮係止用アーム1
8の先端部には、上記段部19の後端面に当接して図6
に示すように、第1コネクタ2を前方の結合待機位置に
仮係止する上下一対の突起18aが形成されている。ま
た、上記コネクタハウジング14の段部19には、後述
する結合解除操作時に、上記仮係止用の突起18aの後
端部に当接して上記仮係止用アーム18を内方側に揺動
変位させる先窄まりのテーパ面19aが形成されてい
る。
【0020】さらに上記仮係止用アーム18の先端部に
は、先広がりのテーパ面を有する三角形状の突部18b
が上記両突起18aの間に突設され、この突起18b
と、第2コネクタ4のコネクタハウジング20の側壁部
内面に形成された上記係止部43とにより、後述する第
1,第2コネクタ2,4の結合解除操作時に、上記仮係
止用アーム18の先端部を内方側に揺動変位させて上記
仮係止機構41による第1コネクタ2の仮係止状態を解
除する仮係止解除機構が構成されている。
【0021】上記引出駆動機構42は、第1コネクタ2
の後端部から前方側に突設された第1係合アーム44
と、第2コネクタ4の後端部から前方側に突設された第
2係合アーム45とからなり、上記両係合アーム44,
45の先端部には相係合される係合片44a,45aが
それぞれ突設されている。そして、図7に示すように、
上記両係合片44a,45aが相係合された状態で、第
2コネクタ4が結合解除方向に引っ張られることによ
り、第1コネクタ2がホルダー1の後方側に位置する結
合位置から前方の結合待機位置に引き出されるようにな
っている。
【0022】なお、上記両係合片44a,45aには、
両コネクタ2,4の結合操作時に、第1係合アーム44
の先端部を外方に揺動変位させて上記係合片44a,4
5aを係合状態に移行させるとともに、コネクタ2,4
の結合解除操作時に、第1係合アーム45の先端部を外
方に揺動変位させて上記係合片44a,45aの係合状
態を解除するための一対のテーパ面がそれぞれ形成され
ている。
【0023】上記第2コネクタ4は、図8に示すよう
に、第1コネクタ2のコネクタハウジング14に外嵌さ
れて係合される雌型のコネクタハウジング20と、この
コネクタハウジング20の端子収容室内に配設された複
数の雄型端子21とを有し、上記コネクタハウジング2
0が回路基板3上にビス止め等の手段で固定されるとと
もに、上記雄型端子21の接続部21aがコネクタハウ
ジング20の後端部から導出されて回路基板3上の導体
部分に、はんだ付けされる等により接続されている(図
1参照)。上記第2コネクタ4および回路基板3は、電
子ユニット22のケース内に収容されている。また、上
記コネクタハウジング20の上壁部および底壁部には、
上記揺動レバー5によって駆動される被駆動ピン23が
突設されるとともに、上記揺動レバー5の揺動支点11
の設置部に対応する位置にスリット24が形成されてい
る。
【0024】上記揺動レバー5は、図9に示すように、
ホルダー1に形成された上記案内溝10に対向する位置
において、支持ピン等からなる揺動支点11により第1
コネクタ2のコネクタハウジング14に揺動自在に支持
されている。そして、上記揺動レバー5の後端部外面、
つまり上方の揺動レバー5の後端部上面および下方の揺
動レバー5の後端部下面には、上記案内溝10に嵌入さ
れる係合ピン9がそれぞれ突設されている。また、上記
揺動レバー5の先端部裏面、つまり上方の揺動レバー5
の先端部下面および下方の揺動レバー5の先端部上面に
は、第2コネクタ4のコネクタハウジング20に突設さ
れた被駆動ピン23が係合される係合溝25がそれぞれ
形成されている。
【0025】上記揺動レバー5の係合溝25は、上記被
駆動ピン23の導入案内部となる開口部25aと、この
開口部25aに連続して揺動レバー5の後部内方側に伸
びる作動溝部25bとを有している。そして、この作動
溝部25bは、その前端部から後端部にかけて上記揺動
支点11との間隔が次第に小さくなるように、この揺動
支点11に対する距離が設定されることにより、上記駆
動部から揺動レバー5に入力された駆動力を第2コネク
タ4に伝達して第2コネクタ4を第1コネクタに結合す
る方向に移動させる作動部が、上記作動溝部25bと、
第2コネクタ4の被駆動ピン23とによって構成されて
いる。
【0026】すなわち、上記作動溝部25bは、その前
端部から後端部に至る程、上記揺動支点11に次第に接
近するように、揺動支点11に対する距離が設定され、
これによって上記第1,第2コネクタ2,4の結合時
に、第1コネクタ2がホルダー1内に押し込まれてスラ
イド変位するのに応じ、上記被駆動ピン23を揺動支点
11側に引き寄せて第2コネクタ4を第1コネクタ2側
に移動させるように構成されている。
【0027】また、上記ホルダー1内に押し込まれる第
1コネクタ2の移動量に比べて、上記結合方向への第2
コネクタ4の移動量が小さくなるように、上記揺動支点
11に対する上記案内溝10の駆動溝部10bおよび上
記係合溝25の作動溝部25bの位置および形状が設定
されることにより、上記駆動部から揺動レバー5に入力
された駆動力が増大されて上記作動溝部25bから第2
コネクタ4の被駆動ピン23に伝達されるようになって
いる。
【0028】上記構成の第1コネクタ2と第2コネクタ
4とを結合する場合には、雄型のコネクタハウジング1
4内に雌型端子15が組み込まれた第1コネクタ2を、
図3の仮想線で示すように、ホルダー1の先端開口部に
対向させた後、上記コネクタハウジング14を、矢印に
示す方向に押動してホルダー1内に挿入することによ
り、第1コネクタ2を図3の実線で示すように結合待機
位置にセットする。
【0029】すなわち、上記ホルダー1に対する第1コ
ネクタ2の挿入操作に応じ、ホルダー1の水平板6に設
けられた抜け止め片12のテーパ面12cに上記コネク
タハウジング14の突部17が圧接されて、上記抜け止
め片12が弾性変形することになる。そして、上記突部
17が抜け止め片12の係止用段部12bを乗り越えて
ホルダー1内に嵌入され、図6に示すように、第1コネ
クタ2の側壁部内面に突設された段部19の後端部が、
ホルダー1に設けられた仮係止用アーム18の突起18
aの前面に当接した結合待機位置に、上記第1コネクタ
2が仮係止される。
【0030】また、上記第1コネクタ2の挿入操作時
に、図9に示すように、揺動レバー5の後端部に突設さ
れた係合ピン9がホルダー1の案内溝10内に導入さ
れ、この案内溝10の導入部10aの後端位置に上記係
合ピン9が係合されることになる。次いで、上記ホルダ
ー1を車体側の取付け部Sに固定した後、第2コネクタ
4が取り付けられた電子ユニット22を、上記第1コネ
クタ2に設置部に対向させて押動することにより、上記
第2コネクタ4のコネクタハウジング20を第1コネク
タ2のコネクタハウジング14に外嵌させて押し込み、
第1コネクタ2と第2コネクタ4とを結合して電気的に
導通状態とする。
【0031】上記第1コネクタ2に対する第2コネクタ
4の結合操作に応じ、図10に示すように、第2コネク
タ4に突設された第2係合アーム45の係合片45a
が、第1コネクタ2に突設された第2係合アーム44の
係合片44aを外方に押動してホルダー1の後方側に進
入し、上記両係合片44a,45aが係合可能な状態と
なる。さらに、図11に示すように、第2コネクタ2の
係止部43によって上記仮係止用アーム18の突部18
bが内方側に押動されることにより、上記仮係止機構4
1による第1コネクタ2の仮係止状態が強制的に解除さ
れ、この第1コネクタ2を後方の結合位置にスライド変
位させることが可能となる。
【0032】そして、第2コネクタ4によって第1コネ
クタ2が後方に押されることにより、図12に示すよう
に、ホルダー1の支持部に沿って後方にスライド変位す
るとともに、第2コネクタ4の被駆動ピン23が上記揺
動レバー5の係合溝25内に導入されて、上記被駆動ピ
ン23と揺動レバー5とが係合状態となる。
【0033】上記の状態から第2コネクタ4がさらに押
し込まれて、第1コネクタ2が後方にスライド変位する
と、これに応じて第1コネクタ2に支持された揺動レバ
ー5の係合ピン9が上記案内溝10の駆動溝部10bに
沿って摺動することにより、上記揺動レバー5が後端部
がホルダー1の後部内方側に移動するため、上記揺動支
点11を支点にして揺動レバー5が揺動変位する。ま
た、上記揺動レバー5の揺動変位に伴い、その先端部に
設けられた作動溝部25bに沿って上記第2コネクタ4
の被駆動ピン23が摺動するため、この被駆動ピン23
が上記揺動支点11側に引き寄せられて第2コネクタ4
が第1コネクタ2側に押動されることになる。
【0034】また、上記のように揺動レバー5を揺動変
位させる第1コネクタ2のスライド変位量に比べ、上記
揺動レバー5によって駆動される第2コネクタ4の結合
方向への移動量が小さくなるように構成されているた
め、上記駆動部から揺動レバー5に入力された駆動力が
増大されて上記作動溝部25bから被駆動ピン23に伝
達されることになる。この結果、上記第1コネクタ2の
スライド変位に応じて揺動レバー5の駆動溝部25bか
ら上記被駆動ピン23に入力される駆動力に応じて第2
コネクタ4が第1コネクタ2側に大きな力で押圧され、
この第1コネクタ2と第2コネクタ4とが確実に結合さ
れる。
【0035】そして、上記第1コネクタ2に対する第2
コネクタ4の結合操作の最終段階では、図13に示すよ
うに、揺動レバー5の係合ピン9が案内溝10の係止溝
部10c内に導入されてホルダー1の後方側に真っ直に
移動することにより、揺動レバー5が揺動変位すること
なく、第1コネクタ2と第2コネクタ4とが一体の状態
でホルダー1の支持部に沿ってスライド変位することに
なる。
【0036】上記第1コネクタ2と第2コネクタ4との
結合を解除する場合には、上記電子ユニット22を引っ
張って第2コネクタ4を結合解除位置にスライド変位さ
せることにより、揺動レバー5を上記結合操作と逆方向
に揺動変位させつつ、この揺動レバー5および上記第1
コネクタ2を前方にスライド変位させることにより、両
コネクタ2,4の結合状態を解除する。
【0037】すなわち、上記第2コネクタ4を後方に引
っ張ることにより、図14に示すように、第1係合レバ
ー44の係合片44aと、第2係合レバー45の係合片
45aとが係合状態となって第1コネクタ2がホルダー
1の前方側に引き出される。そして、上記第2コネクタ
4のスライド操作に応じ、その側壁部内面に突設された
上記係止部43が上記仮係止用アーム18の突部18b
に当接し、この突部18bが内方側に押動されて仮係止
用アーム18の先端部が内方に揺動変位することにな
る。
【0038】この結果、上記第1コネクタ2の段部19
が上記仮係止用アーム18の突起18aを乗り越えるこ
とが許容され、ホルダー1の前方側に第1コネクタ1を
スライド変位させることが可能な状態となる。また、上
記第1コネクタ2の段部19が上記仮係止用アーム18
の突起18aを乗り越えて初期の結合待機位置に引き出
されるまでの間は、上記第2コネクタ4の係止部43に
よって仮係止用アーム18の先端部が内方に押動された
状態に保持されるため、上記第1係合アーム44の揺動
変位が上記仮係止用アーム18によって禁止され、上記
両係合片44a,45aの係合状態が維持されることに
より、第1コネクタ2と第2コネクタ4とが離脱状態と
なることが防止される。
【0039】そして、図15に示すように、上記第1コ
ネクタ2の段部19が上記仮係止用アーム18の突起1
8aを乗り越えて初期の結合待機位置に引き出される
と、上記第2コネクタ4の係止部43による仮係止用ア
ーム18の内方側への押動状態が解除されるとともに、
この仮係止用アーム18による上記第1係合アーム44
の揺動禁止状態が解除されるため、第1コネクタ2の引
き出し操作力に応じて上記両係合片44a,45aの係
合が離脱されることになる。すなわち、上記引出駆動機
構42による第1コネクタ2の引出駆動状態が解除さ
れ、第2コネクタ4を第1コネクタ2から離脱させるこ
とが可能となる。
【0040】上記のようにホルダー1の仮係止用アーム
18と第1コネクタ2の段部19とからなる上記仮係止
機構41により、第1コネクタ2を前方の結合待機位置
に仮係止するとともに、第1コネクタ2と第2コネクタ
4との結合操作時にその仮係止状態を解除するように構
成されたコネクタの結合構造において、第1コネクタ2
と第2コネクタ4との結合解除操作時に、第1コネクタ
2を上記結合待機位置に引き出す引出駆動機構42を第
1コネクタ2と第2コネクタ4との間に設けため、第1
コネクタ2に結合された第2コネクタ4を引っ張って両
コネクタ2,4の結合を解除させる際に、上記第1係合
アーム44と第2係合アーム45とからなる引出駆動機
構42によって第1コネクタ2をホルダー1の前方にス
ライド変位させ、上記第1コネクタ2を自動的に前方の
結合待機位置に復帰させることができる。
【0041】そして、上記引出駆動機構42によって第
1コネクタ2が上記結合待機位置に引き出されるまで引
出駆動機構42による第1コネクタ2の引き出し駆動状
態を維持するとともに、第1コネクタ2が結合待機位置
に引き出された時点で第1コネクタ2の引き出し駆動状
態が解除されるのを許容する係止部43を第2コネクタ
4に設けたため、上記第1コネクタ2を上記引出駆動機
構42によってホルダー1の前方側に引き出して結合待
機位置に移動させる過程で、第1コネクタ2の移動を規
制する外力が作用した場合においても、第1コネクタ2
が上記結合待機位置に復帰する前に、第2コネクタ4が
離脱状態となることを上記係止部43によって防止し、
両コネクタ2,4の結合解除操作時に、上記引出駆動機
構42によって第1コネクタ2を確実に上記結合待機位
置に移動させることができる。
【0042】したがって、上記揺動レバー5を備えたコ
ネクタにおいて、両コネクタ2,4の結合を解除した
後、これを再結合する際に、上記揺動レバー5に形成さ
れた係合溝25の開口部25aが上記第2コネクタ4に
突設された被駆動ピン23に対向した初期位置に、揺動
レバー5をセットすることができるため、この揺動レバ
ー5を利用して第1コネクタ2と第2コネクタ4とを上
記結合位置に確実に移動させることができる。なお、上
記第1コネクタ2の段部19を係止部とし、この段部1
9によって上記第1係合アーム44の揺動禁止位置に仮
係止用アーム18を保持することにより、上記引出駆動
機構42による第1コネクタ2の引出駆動状態を維持す
るようにしてもよい。
【0043】また、上記実施形態では、仮係止用アーム
18の突起18aと、第2コネクタ4の係止部43とか
らなる仮係止解除機構を設け、第1コネクタ2と第2コ
ネクタ4との結合操作時に、上記仮係止解除機構によっ
て仮係止機構41を駆動して上記第1コネクタ2の仮係
止状態を強制的に解除するように構成したたため、両コ
ネクタ2,4の結合前には、上記仮係止機構41によっ
て第1コネクタ2を安定して上記結合待機位置に保持さ
せることができるとともに、両コネクタ2,4の結合操
作時には、上記仮係止解除機構による第1コネクタ2の
仮係止状態を容易かつ確実に解除し、第1コネクタ2を
ホルダー1に沿ってスライド変位させて、両コネクタ
2,4を結合状態に移行させることができる。
【0044】なお、上記仮係止解除機構を省略し、両コ
ネクタ2,4の結合操作時に、第2コネクタ4から第1
コネクタ2に付与される押し込み力に応じて上記仮係止
用アーム18を弾性変形させる等により、上記仮係止機
構41による仮係止状態を解除するように構成してもよ
いが、このように構成した場合は、上記第1コネクタ2
の仮係止状態が不安定になり、あるいは上記仮係止用ア
ーム18等が損傷し易いという問題があるため、上記の
ように仮係止用アーム18の突起18bおよび第2コネ
クタ4の係止部43等からなる仮係止解除機構を設けた
構造とすることが望ましい。
【0045】また、上記実施形態では、取付け部Sに取
り付けられたホルダー1によって第1コネクタ2を、そ
の結合方向にスライド可能に支持するとともに、この第
1コネクタ2のスライド変位に応じて揺動変位する揺動
レバー5を設け、この揺動レバー5の揺動変位に応じて
その駆動力を増大しつつ第2コネクタ4に伝達してこの
第2コネクタ4を第1コネクタ2に結合する方向に駆動
するように構成したため、この第2コネクタ4を第1コ
ネクタ2に対して結合させる方向に押動するだけの簡単
な操作で、上記両コネクタ2,4に大きな結合力を付与
することができる。
【0046】したがって、上記第1コネクタ2および第
2コネクタ4内に多数の雌型端子15および雄型端子2
1が配設された結合力の大きい多極構造のコネクタにお
いても、上記第1,第2コネクタ2,4をワンタッチで
確実に結合状態に移行させることができる。さらに、上
記第2コネクタ4が自動車のメータユニット、空調ユニ
ットまたはナビゲーション装置等からなる電子ユニット
22の裏面側に配設されるとともに、この電子ユニット
22が装着される取付け孔の底部に上記第1コネクタ2
が取り付けられる等により、上記第1,第2コネクタ
2,4の結合部に作業者の手を挿入することができない
場合においても、この第1,第2コネクタ2,4の結合
作業を容易かつ確実に行うことができる。
【0047】また、上記実施形態では、ホルダー1の内
壁面と、これに対向する第1コネクタ2の外壁面との間
に揺動レバー5を配設したため、この揺動レバー5がコ
ネクタの設置部外に突出することに起因してデッドスペ
ースが形成されることを防止しつつ、上記揺動レバー5
を揺動変位させることができる。しかも、上記揺動レバ
ー5をプレート状に形成してその板厚を小さくすること
により、コネクタの上下寸法が大きくなるのを防止する
ことができる。
【0048】また、上記実施形態では、ホルダー1の上
下内壁面に沿って揺動レバー5をそれぞれ設置するとと
もに、これらの揺動レバー5を点対称位置に配設したた
め、簡単な構成で両コネクタ2,4の各部に均等な結合
力を付与して両者を適正に結合することができる。すな
わち、コネクタの幅寸法が大きい場合に、その両側端部
に上記揺動レバー5をそれぞれ配設することにより、コ
ネクタの対角線上の両端部に結合力を作用させることが
できるため、第2コネクタ4の一側辺部に偏った結合力
が付与されることによる結合不良の発生を効果的に防止
することができる。
【0049】さらに、上記実施形態では、ホルダー1の
上下内壁面に沿って設置された両揺動レバー5が互いに
逆向きに揺動変位するように、その揺動方向を設定した
ため、上記両揺動レバー5から第2コネクタ4に対して
伝達される駆動力の作用方向が、図12の矢印に示すよ
うに、それぞれ逆向きとなって上記両揺動レバー5から
第2コネクタ4に伝達される駆動力の幅方向成分が打ち
消し合うことになる。したがって、上記駆動力に応じ、
第2コネクタ4をホルダー1に沿って真っ直にスライド
変位させて第1,第2コネクタ2,4を適正に結合する
ことができる。
【0050】また、上記実施形態では、同一形状に形成
された少なくとも一対の揺動レバー5をホルダー1の相
対向する壁面に沿って配設するとともに、相対向する揺
動レバー5をそれぞれ表裏逆向きに設置するように構成
したため、部品の種類を少なくして生産性を向上させる
ことができるとともに、上記のように両揺動レバー5の
揺動方向を逆向きに設定して第2コネクタ4を真っ直に
スライド変位させることができる。
【0051】なお、上記構成に代えて第1コネクタ2の
上方または下方にいずれか一方のみに、揺動レバー5を
設けた構造とし、あるいは第1コネクタ2の上下に、そ
れぞれ左右一対の揺動レバー5を配設した構造としても
よい。また、一対の揺動レバー5を配設した場合に、そ
の揺動方向を必ずしも逆向きに設定する必要はなく、両
揺動レバー5を同方向に揺動変位させるように構成して
もよい。
【0052】また、上記実施形態では、図3に示すよう
に、ホルダー1の水平板6に第1コネクタ2が前方に引
き抜かれるのを規制する抜け止め片12を設けるととも
に、この抜け止め片12の係止用段部12bに対応する
突部17を上記第1コネクタ2のコネクタハウジング1
4に設けたため、この突部17を上記係止用段部12b
に当接させることによって上記ホルダー1と第1コネク
タ2とを安定した連結状態に維持することができる。
【0053】そして、上記のように係止用段部12bの
先端部外面にテーパ面12cを形成して先窄まり形状に
形成するとともに、上記ホルダー1の水平板6と抜け止
め片12との間にスリット12aを設けることにより、
上記コネクタハウジング14の突部17を上記係止用段
部12bのテーパ面12cに圧接させて上記抜け止め片
12を弾性変形させるように構成した場合には、上記ホ
ルダー1に対する第1コネクタ2の連結作業をワンタッ
チで容易に行うことができる。さらに、上記抜け止め片
12を弾性変形させることにより、上記ホルダー1内の
第1コネクタ2を外方に抜き出すことも可能である。
【0054】また、上記のように、ホルダー1に形成さ
れた案内溝10の後端部に係止溝部10cを設け、この
係止溝部10cに導入された上記係合ピン9を真っ直に
後方側に移動させるようにした構成によると、第1コネ
クタ2に対する第2コネクタ4の結合操作の最終段階で
は、揺動レバー5が揺動変位することなく、第1コネク
タ2と第2コネクタ4とが一体の状態でホルダー1の支
持部に沿ってスライド変位することになる。
【0055】このため、第1,第2コネクタ2,4の結
合状態を離脱させる方向に外力が作用して、上記係合ピ
ン9が案内溝10の前後に移動した場合においても、揺
動レバー5を揺動変位させる駆動力が付与されることが
なく、両コネクタ2,4を安定した結合状態に維持する
ことができる。しかも、上記係止溝部10cの設置範囲
内においては、上記第1,第2コネクタ2,4およびス
ライド部材5が一体の状態でホルダー1の前後方向に移
動することになるため、上記電子ユニット22の押し込
み量に多少のバラツキが生じた場合においても、上記両
コネクタ2,4を完全結合状態に移行させることができ
るという利点がある。
【0056】なお、ホルダー1に形成された案内溝10
に係止溝部10cを設けることにより、第1コネクタ2
に対する第2コネクタ4の結合操作の最終段階で、ホル
ダー1に沿って第1コネクタ2と第2コネクタ4とを一
体にスライド変位させるようにした上記構成に代え、図
16に示すように、揺動レバー5の揺動支点11からの
距離が一定となるように円弧状に形成された係止溝部2
5cを、上記係合溝25の作動溝部25bに連設した構
成としてもよい。
【0057】上記構成によれば、第1コネクタ2に対す
る第2コネクタ4の結合操作時に、第2コネクタ4のス
ライド動作に応じて揺動レバー5が揺動変位することに
より、図17(a)に示すように、第2コネクタ4に突
設された被駆動ピン23が上記係止溝部25cに導入さ
れると、この状態から図17(b)に示すように、さら
に揺動レバー5が揺動変位しても、上記被駆動ピン23
と揺動支点11との距離が変化することがないので、第
1コネクタ2と第2コネクタ4とが一体の状態でホルダ
ー1に沿ってスライド変位することになる。
【0058】したがって、上記図17(a)に示すよう
に、被駆動ピン23が上記係合溝25の係止溝部25b
に導入された位置から、図17(b)に示すように、上
記係止溝部25bの端部に被駆動ピン23が到達する位
置に至るまでの距離Lが、両コネクタ2,4の結合操作
時における遊びとなり、コネクタの製作誤差等に起因し
て第1,第2コネクタ2,4の結合最終段階における押
し込み位置が、上記距離Lの範囲内において前後に移動
した場合においても、上記両コネクタ2,4を常に完全
締結状態に移行させることができる。
【0059】なお、上記取付け部Sに支持された第1コ
ネクタ2に結合される第2コネクタ4は、必ずしも電子
ユニット22内に設けられた回路基板3上に取り付ける
必要はなく、電気接続箱等のケースに第2コネクタ4の
コネクタハウジングを一体に形成した構成してもよく、
あるいは図18に示すように、雌型のコネクタハウジン
グ20と、後端部にハーネス26が接続された雄型端子
27とからなる第2コネクタ4を上記第1コネクタ2に
直接結合するように構成してもよい。また、上記ホルダ
ー1および第1コネクタ2も、必ずしも取付け部Sに支
持させる必要はなく、作業者が上記ホルダー1および第
1コネクタ2を持って上記第2コネクタ4と直接結合す
るように構成してもよい。
【0060】さらに、上記実施形態では、ホルダー1に
よってスライド可能に支持された第1コネクタ2を車体
側の取付け部Sに取り付けるとともに、上記第1コネク
タ2に結合される第2コネクタ4を電子ユニット22に
取り付けた例について説明したが、上記電子ユニット2
2に、揺動レバー5および雄型のコネクタハウジング1
4等を有する第1コネクタ2と、ホルダー1とを設置す
るとともに、上記取付け部Sに、雌型のコネクタハウジ
ング20等を有する第2コネクタ4を配設した構造とし
てもよい。また、上記第1コネクタ2を支持するホルダ
ー1を、電気接続箱のケース、自動車のインストールメ
ントパネルまたはトリムカバー等の成形部品と一体に成
形するように構成してもよい。
【0061】また、上記ホルダー1に形成された案内溝
10に、揺動レバー5に突設された係合ピン9を導入し
て係合するようにした上記構成に代え、上記ホルダー1
に係合ピン9を突設するとともに、この係合ピン9が係
合される案内溝10を上記揺動レバー5に設けた構造と
してもよい。さらに、上記ホルダー1に揺動レバー5を
揺動自在に支持させるとともに、この揺動レバー5を揺
動変位させる駆動部を構成する案内溝10の駆動溝部1
0bまたは係合ピン9を第1コネクタ2のコネクタハウ
ジング14に設けた構造としてもよく、あるいは上記揺
動レバー5に代え、特開平4−319271号公報に示
されるようなカム溝を有する作動部材によって両コネク
タ2,4を結合するように構成してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、第1コネクタと第2コネクタとの結合解除操作時
に、第1コネクタを結合待機位置に引き出す引出駆動機
構を第1コネクタと第2コネクタとの間に設け、かつ上
記引出駆動機構によって第1コネクタが上記結合待機位
置に引き出されるまで引出駆動機構による第1コネクタ
の引き出し駆動状態を維持するとともに、第1コネクタ
が結合待機位置に引き出された時点で第1コネクタの引
き出し駆動状態が解除されるのを許容する係止部を設け
たため、第1コネクタを上記引出駆動機構によってホル
ダーの前方側に引き出して結合待機位置に移動させる過
程で、第1コネクタの移動を規制する外力が作用した場
合においても、第1コネクタが上記結合待機位置に復帰
する前に第2コネクタが離脱状態なるという事態の発生
を上記係止部によって防止し、両コネクタの結合解除操
作時に、上記引出駆動機構によって第1コネクタを確実
に上記結合待機位置に移動させることができるできると
いう利点がある。
【0063】また、請求項2に係る発明は、第1コネク
タと第2コネクタとの結合操作時に仮係止機構を駆動し
て第1コネクタの仮係止状態を強制的に解除する仮係止
解除機構を設けたため、両コネクタの結合を行う前に
は、上記第1コネクタを安定して結合待機位置に保持さ
せることができるとともに、両コネクタの結合操作時に
は、上記仮係止機構による第1コネクタの仮係止状態を
容易かつ確実に解除し、第1コネクタを結合状態に移行
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの結合構造の実施形態を
示す斜視図である。
【図2】第1コネクタの具体的構造を示す分解斜視図で
ある。
【図3】抜け止め部により第1コネクタをホルダーに仮
係止した状態を示す側面断面図である。
【図4】上記コネクタの結合構造の要部を示す斜視図で
ある。
【図5】上記コネクタの結合構造の要部を示す断面図で
ある。
【図6】第1コネクタを結合待機位置に仮係止した状態
を示す断面図である。
【図7】引出駆動機構の構成を示す断面図である。
【図8】第2コネクタの具体的構成を示す斜視図であ
る。
【図9】コネクタを結合する前の状態を示す平面断面図
である。
【図10】コネクタの第1結合過程を示す断面図であ
る。
【図11】コネクタの第2結合過程を示す断面図であ
る。
【図12】コネクタの第3結合過程を示す平面断面図で
ある
【図13】コネクタの結合状態を示す平面断面図であ
る。
【図14】コネクタの第1結合解除過程を示す断面図で
ある。
【図15】コネクタの第2結合解除過程を示す断面図で
ある。
【図16】本発明に係るコネクタの結合構造の別の実施
形態を示す断面図である。
【図17】上記実施形態の作用を示す説明図である。
【図18】本発明に係るコネクタの結合構造のさらに別
の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ホルダー 2 第1コネクタ 4 第2コネクタ 18 仮係止用アーム(仮係止機構) 18a 突起(仮係止解除機構) 19 段部(仮係止機構) 41 仮係止機構 42 引出駆動機構 43 係止部(仮係止解除機構) 44 第1係合アーム(引出駆動機構) 45 第2係合アーム(引出駆動機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダーに支持された第1コネクタと、
    この第1コネクタに結合される第2コネクタとを有し、
    第1コネクタとホルダーとの間に設けられた仮係止機構
    によって上記第1コネクタを結合待機位置に仮係止する
    とともに、第1コネクタと第2コネクタとの結合操作時
    に、上記第1コネクタの仮係止状態を解除して第1コネ
    クタを結合位置にスライド変位させるように構成された
    コネクタの結合構造において、第1コネクタと第2コネ
    クタとの結合解除操作時に、第1コネクタを上記結合待
    機位置に引き出す引出駆動機構を第1コネクタと第2コ
    ネクタとの間に設け、かつ上記引出駆動機構によって第
    1コネクタが上記結合待機位置に引き出されるまで引出
    駆動機構による第1コネクタの引き出し駆動状態を維持
    するとともに、第1コネクタが結合待機位置に引き出さ
    れた時点で第1コネクタの引き出し駆動状態が解除され
    るのを許容する係止部を第2コネクタに設けたことを特
    徴とするコネクタの結合構造。
  2. 【請求項2】 第1コネクタと第2コネクタとの結合操
    作時に、仮係止機構を駆動して上記第1コネクタの仮係
    止状態を強制的に解除する仮係止解除機構を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のコネクタの結合構造。
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