JPH1140250A - 電気コネクタの結合構造 - Google Patents

電気コネクタの結合構造

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JPH1140250A
JPH1140250A JP19896397A JP19896397A JPH1140250A JP H1140250 A JPH1140250 A JP H1140250A JP 19896397 A JP19896397 A JP 19896397A JP 19896397 A JP19896397 A JP 19896397A JP H1140250 A JPH1140250 A JP H1140250A
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JP
Japan
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connector
pin
swing lever
support member
engagement
Prior art date
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Withdrawn
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JP19896397A
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English (en)
Inventor
Junichi Ono
純一 小野
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP19896397A priority Critical patent/JPH1140250A/ja
Publication of JPH1140250A publication Critical patent/JPH1140250A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • H01R13/62966Comprising two pivoting levers
    • H01R13/62972Wherein the pivoting levers are two lever plates
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • H01R13/62938Pivoting lever comprising own camming means

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつコンパクトな構成で、第1コネクタ
と第2コネクタとを容易かつ適正に結合できるようにす
る。 【解決手段】 揺動レバー6を揺動自在に支持する支持
ピンを第1コネクタ2に突設するとともに、揺動レバー
6を揺動変位させる係合ピン26を支持部材8に突設
し、かつ上記係合ピン26が係合される係合溝27と、
上記支持ピンの挿通孔25と、揺動レバー6の揺動変位
に応じて上記第2コネクタ3を第1コネクタ2側に移動
させる案内溝28とを揺動レバー6にそれぞれ形成し、
この揺動レバー6の案内溝28に係合される被駆動ピン
20を第2コネクタ3に突設し、両コネクタ2,3の結
合操作時に、上記係合ピン26から入力された駆動力に
応じて揺動レバー6を揺動変位させるとともに、この駆
動力を上記被駆動ピン20を介して第2コネクタ3に伝
達するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対応する第1コ
ネクタと第2コネクタとを結合して電気的に導通状態と
する電気コネクタの結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のワイヤハーネス等を電装品に
結合する電気コネクタとして結合抵抗の大きい多極構造
の電気コネクタを使用した場合等に、この電気コネクタ
を構成する第1コネクタと第2コネクタとをワンタッチ
の結合操作によって確実に結合できるようにするため、
例えば特願平8−109467号に示されるように、ホ
ルダーからなる支持部材に第1コネクタをスライド自在
に支持させるとともに、この第1コネクタのスライド操
作に応じて揺動変位する揺動レバーを設け、この揺動レ
バーの駆動力を増大しつつ、第1コネクタと第2コネク
タとの結合部に伝達してこの両コネクタを結合させる方
向に駆動することが行われている。
【0003】すなわち、上記第1コネクタに突設された
支持ピン(揺動支点)に揺動レバーを揺動自在に支持さ
せ、かつこの揺動レバーに突設された係合ピンと、ホル
ダーに形成された係合溝とからなる駆動部を設けるとと
もに、第2コネクタに突設された被駆動ピンと、揺動レ
バーに形成された案内溝とからなる作動部を設け、第1
コネクタと第2コネクタとを結合させる操作力に応じ、
第1コネクタをホルダーに沿ってスライド変位させるこ
とにより、上記係合ピンによって揺動レバーを駆動して
揺動変位させるとともに、この揺動レバーの揺動変位に
応じ、上記被駆動ピンを支持ピン側に引き寄せることに
より、第2コネクタを第1コネクタ側に移動させて両コ
ネクタを結合することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
コネクタの結合構造では、第1コネクタをスライド自在
に支持するホルダーに、揺動レバーの駆動部となる係合
溝が形成されているので、金型を使用して上記ホルダー
を成形する際に、上記係合溝を成形するためのスライド
型を設ける必要があり、成形金型の構造が複雑になると
ともに、上記係合溝を形成することによるホルダーの強
度低下を防止するために、ホルダーを構成する部材の板
厚を大きくしなければならないのでコネクタが大型化す
るという問題があった。また、上記揺動レバーに駆動部
となる係合ピンが突設されているので、揺動レバーを金
属材によって板金加工する場合等には、この揺動レバー
と、被駆動ピンとを別体に成形した後に、この被駆動ピ
ンを揺動レバーに取り付ける必要があり、部品点数が増
大して成形作業が煩雑になるという問題があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、簡単か
つコンパクトな構成で、第1コネクタと第2コネクタと
を容易かつ適正に結合することができる電気コネクタの
結合構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
支持部材によってスライド自在に支持された第1コネク
タと、この第1コネクタに結合される第2コネクタと、
上記支持部材と第1コネクタとの間に設置された揺動レ
バーとを有する電気コネクタの結合構造であって、揺動
レバーを揺動自在に支持する支持ピンを上記第1コネク
タまたは支持部材の一方に突設するとともに、揺動レバ
ーを揺動変位させる係合ピンを上記第1コネクタまたは
支持部材の他方に突設し、かつ上記係合ピンが係合され
る係合溝と、上記支持ピンの挿通孔と、揺動レバーの揺
動変位に応じて上記第2コネクタを第1コネクタ側に移
動させる案内溝とを揺動レバーにそれぞれ形成し、この
揺動レバーの案内溝に係合される被駆動ピンを第2コネ
クタに突設し、両コネクタの結合操作時に、第1コネク
タを支持部材に沿ってスライド変位させることにより、
上記係合ピンから入力された駆動力に応じて揺動レバー
を揺動変位させるとともに、この駆動力を上記被駆動ピ
ンを介して第2コネクタに伝達することにより、この第
2コネクタを第1コネクタ側に移動させるように構成し
たものである。
【0007】上記構成によれば、第1コネクタと第2コ
ネクタとを結合させる操作力に応じ、第1コネクタが支
持部材に沿ってスライド変位すると、係合ピンにより揺
動レバーが駆動されて支持ピンを支点に揺動変位すると
ともに、第2コネクタの被駆動ピンが揺動レバーの案内
溝に沿って摺動しつつ第1コネクタ側に引き寄せられる
ことにより、第2コネクタが第1コネクタに結合される
方向に駆動されることになる。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の電気コネクタの結合構造において、支持ピンの先端部
に抜け止め用の鍔部を設けるとともに、揺動レバーに上
記支持ピンの導入孔と挿通孔とを設け、支持ピンの軸部
を上記導入孔を介して挿通孔内に導入させるように構成
したものである。
【0009】上記構成によれば、第1コネクタまたは支
持部材の一方に突設された支持ピンの軸部が、揺動レバ
ーに形成された導入孔を介して挿通孔内に導入されるこ
とにより、支持ピンの鍔部によって抜け止めされた状態
で揺動レバーが支持ピンに係合され、この支持ピンを支
点にして揺動レバーが揺動変位することになる。
【0010】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の電気コネクタの結合構造において、係合ピン
の先端部に、抜け止め用の鍔部を形成するとともに、こ
の鍔部に対応する凹部を揺動レバーの係合溝に形成した
ものである。
【0011】上記構成によれば、第1コネクタまたは支
持部材に突設された係合ピンの鍔部が、揺動レバーに形
成された係合溝の凹部に係合されることにより、上記係
合ピンの鍔部によって抜け止めされた状態でこの係合ピ
ンと上記係合溝とが係合され、上記揺動レバーを揺動変
位させる駆動力が係合ピンから揺動レバーに入力される
ことになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係る電気
コネクタの結合構造の実施形態を示している。このコネ
クタは、外周部がフード1によって囲繞された第1コネ
クタ2と、この第1コネクタ2に結合される第2コネク
タ3と、第1コネクタ2のコネクタ本体4と上記フード
1との間に形成された間隙5内に設置される上下一対の
揺動レバー6と、第1コネクタ2の後方部から上記間隙
5内に挿入されて第1コネクタ2に沿って前後にスライ
ド変位する上下一対の挿入部7を備えた支持部材8とを
有している。
【0013】上記第1コネクタ2は、多数の雌型端子9
が収容部内に収容された雄型のコネクタ本体4を有し、
このコネクタ本体4と、上記フード1とは、左右両側壁
の後部等に設けられた図示を省略した連結部によって一
体に連結されている。また、上記コネクタ本体4の外周
部には、合成ゴム製のOリング等からなるシール材11
が設置される凹溝12が全周に亘って形成されている
(図1参照)。
【0014】上記フード1の左右に設けられた両側壁部
の内面には、図3に示すように、両コネクタ2,3の結
合操作時に、第2コネクタ3を案内するガイド溝13が
前後方向、つまり両コネクタ2,3の結合方向に伸びる
ように形成されるとともに、その上方には、両コネクタ
2,3の結合解除操作時に、後述する第1コネクタ2の
引出駆動部を構成する凹溝14が上記側壁部内面の前端
部近傍から後方側に伸びるように形成されている。さら
に、上記フード1の側壁部内面には、両コネクタ2,3
の結合前に、第1コネクタ2を前方の結合待機位置に仮
係止する仮係止部を構成する突片15が内方に向けて突
設されている。この突片15の前端部には、先窄まりの
テーパ面が形成されている。
【0015】また、上記フード1の上壁部下面には、両
コネクタ2,3の結合状態において上記支持部材8と第
1コネクタ2とを係止する係止用突起16aが前端部中
央に突設されるとともに(図8参照)、支持部材8の前
方に位置する結合待機位置に第1コネクタ2を仮止めす
るための係止用突起16bが前端部左右に突設されてい
る(図4参照)。これらの係止用突起16a,16bの
後端部下面には、先窄まりのテーパ面が形成されてい
る。
【0016】さらに、上記フード1の上壁部下面および
底壁部上面には、上記揺動レバー6の揺動支点となる支
点ピン17が突設されている。この支持ピン17は、相
対応する二側面部が面取りされた長円形状の断面を有す
る軸部17aと、その先端部に設けられた円形の鍔部1
7bとからなっている(図2参照)。
【0017】上記第2コネクタ3は、第1コネクタ2の
コネクタ本体4に外嵌されて結合されるとともに、多数
の雄型端子18が収容部内に収容された雌型のコネクタ
本体19を備えている。このコネクタ本体19の上壁部
および底壁部の外面前端部には、上記揺動レバー6によ
って駆動される被駆動ピン20が中央部の所定位置に突
設されている。また、上記第2コネクタ3のコネクタ本
体19の側壁部外面には、上記フード13に形成された
ガイド溝13内に嵌入される突条22が形成されてい
る。そして、両コネクタ2,3の結合操作時に、上記突
条22がガイド溝13に沿ってスライド変位することに
より、第2コネクタ3がガイドされるようになってい
る。さらに、上記コネクタ本体19の側壁前端部には、
前後に先窄まりのテーパ面が形成された台形状の突部2
3が上記突条22の上方に突設されている。
【0018】上記揺動レバー6は、プラスチック材を射
出成形する等によって成形されたプレート材からなり、
長円形状に形成された上記支持ピン17の軸部の細幅部
に対応した幅寸法を有する導入溝24と、上記軸部の長
径部に対応した直径を有する挿通孔25とが形成されて
いる。そして、上記導入溝24を介して挿通孔25内に
上記支持ピン17が導入されることにより、この支持ピ
ン17を支点にして揺動レバー6が揺動自在に支持され
ている。
【0019】また、揺動レバー6の後部には、上記支持
部材8の挿入部7に突設された係合ピン26が係合され
る係合溝27が、上記挿通孔25から所定距離だけ離れ
た位置に形成され、この係合溝27と上記係合ピン26
とにより、両コネクタ2,3の結合操作時に、上記揺動
レバー6を揺動変位させる駆動部が構成されている。上
記係合ピン26の先端部には、抜け止め用の鍔部26a
が形成されるとともに、この鍔部26に対応する凹部2
7aが上記係合溝27に形成されている(図2参照)。
【0020】さらに、揺動レバー6の前部には、上記第
2コネクタ3に突設された被駆動ピン20が挿入される
凹溝からなる案内溝28が形成されている。この案内溝
28は、上記被駆動ピン20の導入案内部となる導入溝
部28aと、この導入溝部28aの端部から中央部側に
伸びる円弧状の作動溝部28bとからなっている(図3
参照)。この作動溝部28bは、その前端部から後端部
にかけて上記支持ピン17との間隔が次第に小さくなる
ように、この支持ピン17に対する距離が設定されるこ
とにより、上記駆動部から揺動レバー6に入力された駆
動力を第2コネクタ3に伝達する作動部が、上記作動溝
部28bと、第2コネクタ3の被駆動ピン20とによっ
て構成されている。
【0021】すなわち、両コネクタ2,3の結合操作時
に、上記支持部材8の挿入部7が第1コネクタ2のコネ
クタ本体4とフード1との間に押し込まれてスライド変
位するのに応じ、上記揺動レバー6が支持ピン17を支
点にして揺動変位するとともに、上記被係合ピン26が
揺動レバー6の作動溝部28bに沿って摺動することに
より、上記被駆動ピン20が支持ピン17側に引き寄せ
られて第2コネクタ3が第1コネクタ2側に移動するよ
うになっている。
【0022】また、上記第1コネクタ2のコネクタ本体
4とフード1との間に押し込まれる上記挿入部7の移動
量に比べて、上記結合方向への第2コネクタ3の移動量
が小さくなるように、上記支持ピン17に対する上記係
合溝27および上記案内溝28の作動溝部28bの位置
および形状が設定されることにより、上記駆動部から揺
動レバー6に入力された駆動力が増大されて上記作動溝
部28bから第2コネクタ3の被駆動ピン20に伝達さ
れるように構成されている。なお、上記実施形態では、
案内溝28の作動溝部28bを円弧状に形成している
が、上記導入部28aの端部から後部内方側に向けて直
線状に伸びる作動溝部、あるいは放物線状に伸びる作動
溝部を、上記揺動レバー6に設けた構造としてもよい。
【0023】上記第1コネクタ2の上方に設置される揺
動レバー6と、下方に配設される揺動レバー6とは、互
いに逆向きに揺動変位するように構成されている。すな
わち、同一形状を有する一対の揺動レバー6,6を上下
対称に設置することにより、上記作動溝27および案内
溝28が平面からみて左右対称に配設され、これによっ
て上記両揺動レバー6,6が左右逆向きに揺動変位する
ようになっている。
【0024】上記支持部材8は、板状体からなる上下一
対の挿入部7,7と、その左右両側辺部から前方側に突
設された4本の可動アーム29とを有している。この可
動アーム29の先端部内面には、先窄まりのテーパ面が
前後に形成された台形状の突部30が形成されるととも
に、上記フード1に突設された突片15とともに仮係止
部を構成する当接部31が側方に突設されている。
【0025】そして、上記可動アーム29の当接部31
の前面がフード1の突片15の後面に当接することによ
り、第1コネクタ2が支持部材8の前端部に位置する結
合待機位置に仮係止されるようになっている。また、後
述する両コネクタ2,3の結合操作時に、第2コネクタ
3のコネクタ本体19の前端部が上記可動アーム29の
突部30の前部テーパ面に当接することにより、上方の
可動アーム29の先端部が上方に押動されるとともに、
下方の可動アーム29の先端部が下方に押動され、上記
仮係止部による第1コネクタ2の仮係止状態が解除され
る。これによって第1コネクタ2と支持部材8とが相対
的にスライド変位することが許容され、両コネクタ2,
3の結合時に、上記第1コネクタ2に沿って支持部材8
の挿入部7が、その前方側にスライド変位して上記間隙
5内に挿入されることになる。
【0026】また、上記挿入部7には、揺動レバー6の
駆動部を構成する係合ピン26が上下に突設されるとと
もに、フード1に突設された支持ピン17の突設部に対
応する位置に切欠部32がそれぞれ形成されている。さ
らに、上方に位置する挿入部7の中方部には、前後方向
に伸びる左右一対のスリット33によって後方部が挿入
部7から切り離されてなるロックアーム34が設けられ
ている。このロックアーム34には、前後方向に伸びる
スライド溝35が形成されるとともに、このスライド溝
35の所定位置に、上記フード1の上壁部下面に設けら
れた係止用突起16aが係合される係合部36が形成さ
れている。
【0027】そして、上記ロックアーム34の係合部3
6と、フード1の係止用突起16aとにより、上記両コ
ネクタ2,3の結合状態において、第1コネクタ2を結
合位置に係止する係止部が構成されている。すなわち、
上記フード1の係止用突起16aがロックアーム34の
係合部36に係合されることにより、上記挿入部7が第
1コネクタ2のコネクタ本体4とフード1との間の間隙
5内の奧まで挿入された状態に係止されて上記両コネク
タ2,3の結合状態が維持されるようになっている。
【0028】また、上記ロックアーム34の後端部に設
けられた突部37を下方に押動してロックアーム34の
後端部を下方に揺動変位させることにより、上記係止用
突起16aと、係合部36との係合が離脱されて上記第
1コネクタ2のコネクタ本体4とフード1との係止状態
が解除されるようになっている。
【0029】さらに、上方に位置する挿入部7の上面左
右には、第1コネクタ2の結合待機位置において、上記
フード1の上壁前端部の下面左右に突設された係止用突
起16bが係合される係合部38と、前後方向に伸びる
凹溝39とが形成されている。そして、上記間隙5内に
挿入部7の先端部を挿入して第1コネクタ2と支持部材
8とを連結する際に、支持部材8の係合部38を乗り越
えさせて上記凹溝39内にフード1の係止用突起16b
を導入し、この係止用突起16bと上記係合部38とを
係合することにより、第1コネクタ2と支持部材8との
連結状態が維持されるように構成されている。
【0030】上記構成の第1コネクタ2と第2コネクタ
3とを結合する場合には、図2に示すように、支持ピン
17を揺動レバー6の挿通孔25に挿通させて第1コネ
クタ2のコネクタ本体4とフード1との間隙5内に揺動
レバー6を支持させた後、この揺動レバー6の後方部に
位置する係合溝27と、支持部材8の挿入部7に突設さ
れた係合ピン26とを相対向させた状態で、支持部材8
を前方に押動して上記間隙5内に挿入部7を挿入するこ
とにより、第1コネクタ2と支持部材8とを連結して第
1コネクタ2を図4および図5に示す結合待機位置に仮
係止する。
【0031】すなわち、第1コネクタ2に突設された突
片15の後面に、支持部材8に設けられた可動アーム2
9の当接部31の前面を当接させるとともに、フード1
の前端部左右に突設された係止用突起16bと、上方の
挿入部8の上面に設けられた係合部38とを係合するこ
とにより、第1コネクタ2を支持部材8の前方に位置す
る結合待機位置に仮係止する。また、上記第1コネクタ
2と支持部材8との連結操作に応じ、揺動レバー6の後
方部に設けられた係合溝27内に支持部材8の係合ピン
26が導入されることになる。
【0032】次いで、上記第2コネクタ3と、第1コネ
クタ2とを対向させて両者を結合させる方向に押動する
ことにより、上記第2コネクタ3のコネクタ本体19の
開口部内に第1コネクタ2のコネクタ本体4を押し込ん
で、第1コネクタ2と第2コネクタ3とを結合状態に移
行させる。この結合操作に応じ、図6に示すように、第
2コネクタ3のコネクタ本体19の前端部が、上記可動
アーム29の突部30の前部テーパ面に当接して可動ア
ーム29が上下に押動されることにより、上記仮係止部
による第1コネクタ2の仮係止状態が解除される。この
状態で、上記第2コネクタ3によって第1コネクタ2が
後方に押されることにより、上記支持部材8の挿入部7
が、第1コネクタ2のコネクタ本体4と上記フード1と
の間隙5内に挿入されるように、第1コネクタ2と支持
部材8とが相対変位する。
【0033】また、上記第1,第2コネクタ2,3の結
合操作に応じ、図7に示すように、第2コネクタ3の被
駆動ピン20が上記揺動レバー6の案内溝28内に導入
され、上記被駆動ピン20と揺動レバー6とが係合状態
となる。この状態から第2コネクタ3がさらに押し込ま
れ、第1コネクタ2が後方にスライド変位して上記間隙
5内に支持部材8の挿入部7が挿入されると、この挿入
部7に突設された上記係合ピン26によって揺動レバー
6が押動されるため、上記支持ピン17を支点にして揺
動レバー6が揺動変位する。
【0034】そして上記揺動レバー6の揺動変位に伴
い、その前方部に設けられた案内溝28の作動溝部28
bに沿って上記第2コネクタ3の被駆動ピン20が摺動
することにより、この被駆動ピン20が上記支持ピン1
7側に引き寄せられて第2コネクタ3が第1コネクタ2
側に引っ張られ、両コネクタ2,3が結合状態に移行す
ることになる。
【0035】また、上記のように揺動レバー6を揺動変
位させる挿入部7の移動量に比べ、上記揺動レバー6に
よって駆動される第2コネクタ3の結合方向への移動量
が小さくなるように構成されているため、上記駆動部か
ら揺動レバー6に入力された駆動力が増大されて上記作
動溝部28bから被駆動ピン20に伝達されることにな
る。この結果、上記第1コネクタ2のコネクタ本体4
と、支持部材8の挿入部7との相対変位に対応して揺動
レバー6の作動溝部28bから上記被駆動ピン20に入
力される駆動力に応じ、第2コネクタ3が第1コネクタ
2側に大きな力で押されて、この第1コネクタ2の雌型
端子9と第2コネクタ3の雄型端子18とが確実に結合
される。
【0036】そして、上記第1コネクタ2に対する第2
コネクタ3の結合操作の最終段階では、図8および図9
に示すように、フード1の上壁部下面の中央部に突設さ
れた係止用突起16aが、支持部材8のロックアーム3
4に設けられた係合部36を乗り越えてこの係合部36
に係合されることにより、第1コネクタ2と支持部材8
との相対変位が規制される。この結果、上記揺動レバー
6に設けられた作動溝部28bと第2コネクタ3の被駆
動ピン20とからなる作動部によって第1コネクタ2と
第2コネクタ3との相対変位が規制され、両コネクタ
2,3の結合状態が保持されることになる。
【0037】また、上記両コネクタ2,3の結合状態で
は、第1コネクタ2のコネクタ本体4に形成された凹溝
12内のシール材11によって両コネクタ2,3のコネ
クタ本体4,19の間がシールされ、このコネクタ本体
4,19の後部から導入された水分が、この両本体4,
19の間を通って端子収容部に進入することが防止され
るようになっている(図8参照)。
【0038】なお、上記第1コネクタ2と第2コネクタ
3との結合を解除する場合には、上記ロックアーム34
の後端部に設けられた突部37を下方に押動して、上記
係止用突起16と係合部36との係合を解除した状態
で、第2コネクタ3を後方に引っ張ることにより、この
第2コネクタ3を第1コネクタ2から離脱させるように
する。また、上記第2コネクタ3の結合解除操作に応
じ、図10に示すように、上記第2コネクタ3の側壁部
外面に突設された突部23が、上記フード1に形成され
た凹溝14の前端部に当接することにより、第1コネク
タ2が第2コネクタ3とともに前方にスライド変位して
上記結合待機位置に自動的に引き出された後、上記突部
35が凹溝14の前端部を乗り越えて両コネクタ2,3
の結合が解除されることになる。
【0039】上記のように揺動レバー6を揺動自在に支
持する支持ピン17を第1コネクタ2のフード1に突設
するとともに、揺動レバー6を揺動変位させる係合ピン
26を支持部材7に突設し、かつこの係合ピン26が係
合される係合溝27と、上記支持ピン17の挿通孔25
と、揺動レバー6の揺動変位に応じて第2コネクタ3を
第1コネクタ2側に移動させる案内溝28とを揺動レバ
ー6にそれぞれ形成し、さらに揺動レバー6の案内溝2
8に係合される被駆動ピン20を第2コネクタ3に突設
し、両コネクタ2,3の結合操作時に、第1コネクタ2
を支持部材8に沿ってスライド変位させることにより、
上記係合ピン26から入力されるた駆動力に応じて揺動
レバー6を揺動変位させるとともに、この駆動力を上記
被駆動ピン20を介して第2コネクタ3に伝達すること
により、この第2コネクタ3を第1コネクタ2側に移動
させるように構成したため、上記両コネクタ2,3を結
合方向に押動するだけの簡単な操作で、両コネクタ2,
3に大きな結合力を付与することができる。
【0040】したがって、上記第1コネクタ2および第
2コネクタ3内に多数の端子9,18が配設された結合
抵抗の大きい多極構造のコネクタにおいても、上記両コ
ネクタ2,3をワンタッチで確実に結合状態に移行させ
ることができる。また、上記第2コネクタ3が自動車の
メータユニット、空調ユニットまたはナビゲーション装
置等からなる電子ユニットの裏面側に配設されるととも
に、この電子ユニットが装着される取付け孔の底部に上
記第1コネクタ2が取り付けられる等により、両コネク
タ2,3の結合部に作業者の手を挿入することができな
い場合においても、両コネクタ2,3の結合作業を容易
かつ確実に行うことができる。
【0041】そして、上記支持部材8の挿入部7に突設
された係合ピン26を、上記揺動レバー6に形成された
係合溝27に係合することにより、揺動レバー6を揺動
変位させる駆動部を構成したため、揺動レバーに突設さ
れた係合ピンの係合溝をホルダーからなる支持部材に形
成してなる従来例に比べ、支持部材8の構造を簡略化し
てこれを容易に製造することができる。すなわち、従来
例のように支持部材の成形金型に上記係合溝を形成する
ためのスライド型等を設ける必要がないので、上記成形
金型の構造を簡略化することができる。また、上記支持
部材8にスリット状の係合溝を形成した場合のように、
支持部材8の強度低下を生じることがないので、支持部
材8を構成する部材の板厚を小さくしてコネクタを小型
化することができる。
【0042】しかも、従来例のように上記係合ピンを揺
動レバーに突設する必要がないので、揺動レバー6の構
造を簡略化してこれを容易に製造することができる。例
えば、上記実施形態に示すように、プラスチック材によ
り上記揺動レバー6を射出成形する場合には、この揺動
レバー6を簡単な構成を有する成形金型を使用して容易
に製造することができる。また、優れた強度を有する鋼
板材等により、図11に示すように、板金製の揺動レバ
ー6を成形する場合には、プレス機等を使用した一回の
プレス作業により、上記揺動レバー6を容易に製造する
ことができる。
【0043】また、上記実施形態に示すように、第1コ
ネクタ2のフード1に突設された支持ピン17の先端部
に抜け止め用の鍔部17bを設けるとともに、揺動レバ
ー6に上記支持ピン17の導入孔24と挿通孔25とを
設け、支持ピン17の軸部17aを上記導入孔24を介
して挿通孔25内に導入させるように構成した場合に
は、この挿通孔25に対して上記支持ピン17の軸部1
7aを容易に挿通させることができるとともに、上記挿
通孔25から支持ピン17が離脱するのを上記鍔部17
bにより効果的に阻止することができるため、揺動レバ
ー6の支持状態を安定して維持することができる。
【0044】特に、上記実施形態では、支持ピン17の
軸部17aの相対応する二側面部を面取して長円形状に
形成するとともに、この長円形状に形成された上記軸部
17aの細幅部に対応した幅寸法を有する導入溝24
と、上記軸部17aの長径部に対応した直径を有する挿
通孔25とを上記揺動レバー6に形成したため、上記導
入溝24を介して支持ピン17の軸部17aを上記挿通
孔25内に導入した後、この軸部を回転させてその長径
部を上記導入溝24に対向させた状態で、上記揺動レバ
ー6をセットすることにより、この揺動レバー6の使用
時に、上記支持ピン17が挿通孔25外に導出されて揺
動レバー6の支持状態が損なわれるという事態の発生を
効果的に防止することができる。
【0045】さらに、上記実施形態では、係合ピン26
の先端部に、抜け止め用の鍔部26aを形成するととも
に、この鍔部26aに対応する凹部27aを上記係合溝
27に形成したため、上記支持部材8の挿入部7に突設
された係合ピン26の鍔部26aを、揺動レバー6に形
成された係合溝27の凹部27aに係合することによ
り、上記係合ピン26の鍔部26aによって抜け止めし
た状態で、この係合ピン26と上記係合溝27とを係合
することができ、上記揺動レバー6を揺動変位させる駆
動力を係合ピン26から揺動レバー6に入力して、この
揺動レバー6を適正に揺動変位させることができる。
【0046】また、上記実施形態では、支持部材8の上
下内壁面に沿って揺動レバー6をそれぞれ設置するとと
もに、これらの揺動レバー6を点対称位置に配設したた
め、簡単な構成で第1,第2コネクタ2,4の各部に均
等な結合力を付与して両者を適正に結合することができ
る。すなわち、電気コネクタの幅寸法が大きい場合に、
その両側端部に上記揺動レバー6をそれぞれ配設するこ
とにより、電気コネクタの対角線上の両端部に結合力を
作用させることができるため、第2コネクタ3の一側辺
部に偏った結合力が付与されることによる結合不良の発
生を効果的に防止することができる。
【0047】さらに、上記実施形態では、フード1の上
下内壁面に沿って設置された両揺動レバー6が互いに逆
向きに揺動変位するように、その揺動方向を設定したた
め、上記両揺動レバー6から第2コネクタ3に伝達され
る駆動力の作用方向が、それぞれ逆向きとなって上記両
揺動レバー6から第2コネクタ3に伝達される駆動力の
幅方向成分が打ち消し合うことになる。したがって、上
記駆動力に応じ、第2コネクタ3をフード1に沿って真
っ直にスライド変位させて第1,第2コネクタ2,3を
適正に結合することができる。
【0048】特に、上記実施形態では、同一形状に形成
された少なくとも一対の揺動レバー6をフード1の相対
向する壁面に沿って配設するとともに、相対向する揺動
レバー6をそれぞれ表裏逆向きに設置するように構成し
たため、部品の種類を少なくして生産性を向上させるこ
とができるとともに、上記のように両揺動レバー6の揺
動方向を逆向きに設定して第2コネクタ3を真っ直にス
ライド変位させることができる。
【0049】なお、上記構成に代えて第1コネクタ2の
上方または下方にいずれか一方のみに、揺動レバー6を
設けた構造とし、あるいは第1コネクタ2の上下に、そ
れぞれ左右一対の揺動レバー6を配設した構造としても
よい。また、上記のように上下一対の揺動レバー6を配
設する場合において、その揺動方向を必ずしも逆向きに
設定する必要はなく、両揺動レバー6を同方向に揺動変
位させるように構成してもよい。
【0050】また、上記実施形態では、プレート状の揺
動レバー6を第1コネクタ2のコネクタ本体4と上記フ
ード1との間に形成された間隙5内に設置するととも
に、この間隙5内に上記支持部材8の挿入部7を挿入し
て揺動レバー6を揺動変位させるように構成したため、
上記コネクタ本体4とフード1との間に形成された間隙
5を有効に利用して上記揺動レバー6を設置することに
より、コネクタの上下寸法を小さくしてコンパクト化す
ることができる。しかも、上記揺動レバー6および挿入
部7の設置部を上記フード1により囲繞してこれらを保
護することができるとともに、上記揺動レバー6の設置
部および端子9,18の収容部等に水分が進入するの
を、上記フード1によって効果的に抑制することができ
る。
【0051】特に、上記実施形態に示すように、第1コ
ネクタ2のコネクタ本体4に形成された凹溝12内にシ
ール材11を設置し、上記第1コネクタ2と第2コネク
タ3との結合状態で第1コネクタのコネクタ本体4と、
第2コネクタ3のコネクタ本体19との間を上記シール
材11によってシールするように構成した場合には、両
コネクタ2,3の結合状態において、上記両コネクタ本
体4,19の間を上記シール材11によって効果的にシ
ールし、上記端子9,18の収容部に水分が進入するの
を確実に防止することができる。しかも、上記フード1
によってシール材11の設置部を囲繞することにより、
このシール材11を保護してその損傷を効果的に防止す
ることができる。なお、上記第2コネクタ3のコネクタ
本体19に凹溝を形成し、この凹溝内にシール材を設置
して上記両コネクタ本体4,19の間をシールするよう
に構成してもよい。
【0052】また、上記実施形態に示すように、支持部
材8の挿入部7にロックアーム34を設けるとともに、
このロックアーム34とフード1との間に、フード1に
設けられた上記係止用突起16aと、ロックアーム34
に設けられた係合部36とからなる係止部を設け、この
係止部によって第1コネクタ2と支持部材8との相対変
位を規制して第1コネクタ2を結合位置に係止するよう
に構成した場合には、両コネクタ2,3の結合状態で、
その結合を解除する方向に外力が作用した場合において
も、第1コネクタ2が結合解除方向に移動するのを防止
することができるため、両コネクタ2,3の結合状態を
安定して保持することができる。
【0053】また、上記実施形態では、第2コネクタ3
の側壁部外面に突設された突起23と、フード1に形成
された凹溝14とからなる引出駆動部を設け、第1コネ
クタ2と第2コネクタ3との結合状態を解除する結合解
除操作時に、上記引出駆動部により第1コネクタ2を前
方の結合待機位置に引き出すように構成したため、上記
両コネクタ2,3の結合解除操作に応じ、第1コネクタ
2を支持部材8の前端部側に引き出して図4および図5
に示す結合待機位置に、自動的に移動させることができ
る。
【0054】なお、上記第1コネクタ2を支持部材8の
後方に位置する結合位置から前方に位置する結合待機位
置に引出す際に、支持部材8の可動アーム29に突設さ
れた当接部31の後面に、フード1に設けられた突片1
5の前面が当接することになるが、上記実施形態では、
突片15の前面に先窄まりのテーパ面を設けたため、こ
のテーパ面により上記可動アーム29を案内して上方ま
たは下方に押動することにより、上記当接部31により
第1コネクタ2の移動が不必要に規制されるのを防止し
て第1コネクタ2を上記結合待機位置に容易に引出すこ
とができる。
【0055】また、上記実施形態では、フード1に突設
された突片15と、可動アーム29の先端部に突設され
た当接部31とからなる仮係止部を設け、この仮係止部
によって第1コネクタ2を結合待機位置に仮係止すると
ともに、上記可動アーム29の先端部に先窄まりのテー
パ面が前後に形成された台形状の突部30を形成し、こ
の突部30に第2コネクタ3の先端部を当接させること
により、上記仮係止部による仮係止状態を解除するよう
に構成したため、簡単かつコンパクトな構成で第1コネ
クタ2を結合待機位置に仮係止することができるととも
に、第1,第2コネクタ2,3の結合操作時に上記第1
コネクタ2の仮係止状態を適正に解除することができ
る。
【0056】なお、上記実施形態では、第1コネクタ2
のフード1に、揺動レバー6の揺動支点となる支持ピン
17を突設するとともに、支持部材8の挿入部7に、揺
動レバー6を揺動変位させる係合ピン26を突設してい
るが、第1コネクタ2のフード1に、揺動レバー6を揺
動変位させる係合ピン26を突設するとともに、支持部
材8の挿入部7に、揺動レバー6の揺動支点となる支持
ピン17を突設した構造としてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、揺動レバーを揺動自在に支持する支持ピンを第1
コネクタ、またはこの第1コネクタをスライド自在に支
持する支持部材の一方に突設するとともに、揺動レバー
を揺動変位させる係合ピンを上記第1コネクタまたは支
持部材の他方に突設し、かつ上記係合ピンが係合される
係合溝と、上記支持ピンの挿通孔と、揺動レバーの揺動
変位に応じて上記第2コネクタを第1コネクタ側に移動
させる案内溝とを揺動レバーにそれぞれ形成し、この揺
動レバーの案内溝に係合される被駆動ピンを第2コネク
タに突設し、両コネクタの結合操作時に、第1コネクタ
を支持部材に沿ってスライド変位させることにより、上
記係合ピンから入力される駆動力に応じて揺動レバーを
揺動変位させるとともに、この駆動力を上記被駆動ピン
を介して第2コネクタに伝達することにより、この第2
コネクタを第1コネクタ側に移動させるように構成した
ため、上記支持部材の構造を簡略化してこれを容易に製
造することができるとともに、支持部材を構成する部材
の板厚を小さくしてコネクタを小型化できるできるとい
う利点がある。
【0058】しかも、上記係合ピンを揺動レバーに突設
する必要がないので、プラスチック材により揺動レバー
を射出成形する場合には、この揺動レバーを簡単な構成
を有する成形金型を使用して容易に製造することがで
き、かつ、鋼板材等からなる金属材をプレス機等を使用
して板金加工する場合には、一回のプレス作業で、優れ
た強度を有する揺動レバーを容易に製造することができ
る。
【0059】また、請求項2に係る発明は、支持ピンの
先端部に抜け止め用の鍔部を設けるとともに、揺動レバ
ーに上記支持ピンの導入孔と挿通孔とを設け、支持ピン
の軸部を上記導入孔を介して挿通孔内に導入させるよう
に構成したため、挿通孔に対して上記支持ピンの軸部を
容易に挿通させることができるとともに、上記挿通孔か
ら支持ピンが離脱するのを上記鍔部により効果的に阻止
し、この支持ピンと揺動レバーとの連結状態を安定して
維持することができる。
【0060】また、請求項3に係る発明は、係合ピンの
先端部に、抜け止め用の鍔部を形成するとともに、この
鍔部に対応する凹部を揺動レバーの係合溝に形成したた
め、上記係合ピンの鍔部を、揺動レバーに形成された係
合溝の凹部に係合することにより、上記係合ピンの鍔部
によって抜け止めした状態でこの係合ピンに揺動レバー
を安定して連結することができ、上記揺動レバーを揺動
変位させる駆動力を係合ピンから揺動レバーに入力し
て、この揺動レバーを適正に揺動変位させることができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気コネクタの結合構造の実施形
態を示す側面断面図である。
【図2】上記電気コネクタの具体的構造を示す平面断面
図である。
【図3】上記電気コネクタの具体的構造を示す斜視図で
ある。
【図4】第1コネクタと支持部材とを連結した状態を示
す側面断面図である。
【図5】第1コネクタと支持部材とを連結した状態を示
す平面断面図である。
【図6】第1コネクタと第2コネクタとの結合過程を示
す側面断面図である。
【図7】第1コネクタと第2コネクタとの結合過程を示
す平面断面図である。
【図8】第1コネクタと第2コネクタとの結合状態を示
す側面断面図である。
【図9】第1コネクタと第2コネクタとの結合状態を示
す平面断面図である。
【図10】第1コネクタと第2コネクタとの結合解除過
程を示す平面断面図である。
【図11】揺動レバーの別の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フード 2 第1コネクタ 3 第2コネクタ 6 揺動レバー 8 支持部材 17 支持ピン 17a 軸部 17b 鍔部 20 被駆動ピン 24 導入溝 25 挿通孔 26 係合ピン 26b 鍔部 27 係合溝 27a 凹部 28 案内溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材によってスライド自在に支持さ
    れた第1コネクタと、この第1コネクタに結合される第
    2コネクタと、上記支持部材と第1コネクタとの間に設
    置された揺動レバーとを有する電気コネクタの結合構造
    であって、揺動レバーを揺動自在に支持する支持ピンを
    上記第1コネクタまたは支持部材の一方に突設するとと
    もに、揺動レバーを揺動変位させる係合ピンを上記第1
    コネクタまたは支持部材の他方に突設し、かつ上記係合
    ピンが係合される係合溝と、上記支持ピンの挿通孔と、
    揺動レバーの揺動変位に応じて上記第2コネクタを第1
    コネクタ側に移動させる案内溝とを揺動レバーにそれぞ
    れ形成し、この揺動レバーの案内溝に係合される被駆動
    ピンを第2コネクタに突設し、両コネクタの結合操作時
    に、第1コネクタを支持部材に沿ってスライド変位させ
    ることにより、上記係合ピンから入力される駆動力に応
    じて揺動レバーを揺動変位させるとともに、この駆動力
    を上記被駆動ピンを介して第2コネクタに伝達すること
    により、この第2コネクタを第1コネクタ側に移動させ
    るように構成したことを特徴とする電気コネクタの結合
    構造。
  2. 【請求項2】 支持ピンの先端部に抜け止め用の鍔部を
    設けるとともに、揺動レバーに上記支持ピンの導入孔と
    挿通孔とを設け、支持ピンの軸部を上記導入孔を介して
    挿通孔内に導入させるように構成したことを特徴とする
    請求項1記載の電気コネクタの結合構造。
  3. 【請求項3】 係合ピンの先端部に、抜け止め用の鍔部
    を形成するとともに、この鍔部に対応する凹部を揺動レ
    バーの係合溝に形成したことを特徴とする請求項1また
    は2記載の電気コネクタの結合構造。
JP19896397A 1997-07-24 1997-07-24 電気コネクタの結合構造 Withdrawn JPH1140250A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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