JPH1167349A - スライド嵌合型コネクタ - Google Patents

スライド嵌合型コネクタ

Info

Publication number
JPH1167349A
JPH1167349A JP9216718A JP21671897A JPH1167349A JP H1167349 A JPH1167349 A JP H1167349A JP 9216718 A JP9216718 A JP 9216718A JP 21671897 A JP21671897 A JP 21671897A JP H1167349 A JPH1167349 A JP H1167349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
connector
connector housing
slide
housings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9216718A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3467388B2 (ja
Inventor
Toshifumi Matsuura
利文 松浦
Toshiaki Okabe
敏明 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP21671897A priority Critical patent/JP3467388B2/ja
Priority to US09/131,288 priority patent/US5975930A/en
Publication of JPH1167349A publication Critical patent/JPH1167349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3467388B2 publication Critical patent/JP3467388B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62905Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances comprising a camming member

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両コネクタハウジングの嵌脱時にこじりによ
る端子の変形を確実に防止することができる小型のスラ
イド嵌合型コネクタを提供する。 【解決手段】 スライド部材30を両コネクタハウジン
グ20,40の嵌脱方向に往復スライド移動自在に設
け、スライド部材30の往動時にレバー50の先端部5
5が一方の係合部24に係合して他方のコネクタハウジ
ング20に一方のコネクタハウジング40を引き込んで
両コネクタハウジング20,40相互を嵌合させ、スラ
イド部材30の復動時にレバー50の先端部56が他方
のコネクタハウジング20の他方の係合部26に係合し
て両コネクタハウジング20,40相互を離脱させ、他
方の係合部26を他方のコネクタハウジング20に設け
られた複数の端子29の突出方向に延びるように突出形
成した。即ち、他方の係合部26の突出長Lを各端子2
9の突出長Hよりも長くなるように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多極の雌,雄両コ
ネクタハウジングの嵌脱(嵌合、離脱)方向にスライド
部材を往復スライド移動させ、該スライド部材の小さな
操作力で回動するレバーのてこ作用により両コネクタハ
ウジング同士を容易に嵌脱させるようにしたスライド嵌
合型コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、てこ作用を利用したレバー式コ
ネクタとして、図6(a),(b)に示すものがある。
このレバー式コネクタ1は、多極の雌コネクタハウジン
グ2を備えていて、該雌コネクタハウジング2のフレー
ム支持部3にスライド溝4を形成してある。このスイラ
イド溝4には枠形のレバー5の一端下側に突設した摺動
軸6をスライド自在に支持してある。また、枠形のレバ
ー5内には、雌コネクタハウジング2に嵌脱される一対
の雄コネクタハウジング7,7を支軸8を介して回動自
在に支持してある。
【0003】そして、レバー5の他端上側に突設したレ
バー操作部9を上下方向に操作させて、摺動軸6を支点
としてレバー5を回動することにより両コネクタハウジ
ング2,7同士が相互に嵌脱されるようになっている。
尚、このレバー式コネクタ1に関する類似技術は、実開
平6−79080号公報等に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のレバー式コネクタ1では、例えば雌コネクタハウジ
ング2が見えない部位の狭い取付空間等において雄コネ
クタハウジング7を雌コネクタハウジング2に嵌合させ
る作業をする場合に、レバー5の支点となる摺動軸6を
雌コネクタハウジング2のフレーム支持部3のスライド
溝4に位置合わせして挿入係合する作業が手探りの作業
で熟練を要し、両コネクタハウジング2,7の嵌合作業
が煩雑であった。特に、レバー5の摺動軸6がフレーム
支持部3のスライド溝4にスライドするようになってい
るため、雌コネクタハウジング2内に突出した図示しな
い複数の雄端子と雄コネクタハウジング7の図示しない
複数の雌端子との嵌合時にこじりが発生し易く、該こじ
りにより雄端子が変形し易かった。また、雄コネクタハ
ウジング7を支持しているレバー5の両端側に摺動軸6
とレバー操作部9が突出しているため、コネクタ全体が
大型化した。
【0005】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、両コネクタハウジングの嵌脱
時にこじりによる端子の変形を確実に防止することがで
きる小型のスライド嵌合型コネクタを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、雌,
雄両コネクタハウジングの一方のコネクタハウジングに
スライド部材を往復スライド移動自在に設け、このスラ
イド部材に該スライド部材の往復動により回動するレバ
ーの基端部を支軸を介して回動自在に支持し、このレバ
ーの中途部を前記一方のコネクタハウジングの作用点部
に連係させると共に、前記両コネクタハウジングを嵌脱
させる際に該レバーの先端部側を他方のコネクタハウジ
ングの一対の係合部に係合、離反自在にしたスライド嵌
合型コネクタであって、前記スライド部材を前記両コネ
クタハウジングの嵌脱方向に往復スライド移動自在に設
け、このスライド部材の往動時に前記レバーの先端部が
前記他方のコネクタハウジングの一方の係合部に係合し
て該他方のコネクタハウジングに前記一方のコネクタハ
ウジングを引き込んで両コネクタハウジング相互を嵌合
させると共に、該スライド部材の復動時に前記レバーの
先端部が前記他方のコネクタハウジングの他方の係合部
に係合して前記両コネクタハウジング相互を離脱させる
ように構成し、この他方の係合部を前記他方のコネクタ
ハウジングに設けられた複数の端子の突出方向に延びる
ように突出形成したことを特徴とするものである。
【0007】このスライド嵌合型コネクタでは、スライ
ド部材を両コネクタハウジングの嵌脱方向にスライド操
作するだけで、両コネクタハウジング相互の嵌脱作業が
容易に行われる。この際、スライド部材の小さな操作力
によるレバーのてこ作用により両コネクタハウジング同
士はスムーズかつ確実に嵌脱される。また、複数の端子
の突出方向に延びた他方の係合部が両コネクタハウジン
グの各端子間のこじり防止機能を有するため、両コネク
タハウジングの嵌脱時においてこじりによる端子の変形
が確実に防止される。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のスライ
ド嵌合型コネクタであって、前記他方の係合部の突出長
を前記各端子の突出長よりも長くなるように形成したこ
とを特徴とする。
【0009】このスライド嵌合型コネクタでは、他方の
係合部よりも外側に端子が突出することがないので、レ
バーのてこ作用の機能が端子により損なわれることな
く、常に安定した状態で両コネクタハウジング同士の嵌
脱が確実に行われると共に、両コネクタハウジングの嵌
脱時に両コネクタハウジングの各端子間にこじりが発生
することがない。
【0010】請求項3の発明は、請求項1,2記載のス
ライド嵌合型コネクタであって、前記他方の係合部の突
出した部分に平坦面とテーパ面をそれぞれ形成し、前記
両コネクタハウジングの嵌合、離脱時に、前記レバーの
先端部側を前記他方の係合部のテーパ面に当接自在にし
たことを特徴とする。
【0011】このスライド嵌合型コネクタでは、レバー
の長さが短くて済み、コネクタ全体の小型化が図られ
る。また、他方の係合部がレバーのてこ作用の他に端子
のこじり防止機能を有するため、こじり防止部材をコネ
クタハウジングに別に設ける必要がなく、その分部品点
数が削減されてコネクタ全体の低コスト化がより一段と
図られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明の一実施形態のスライド嵌合
型コネクタの嵌合前の状態を示す断面図、図2は同スラ
イド嵌合型コネクタの嵌合前の雌コネクタハウジングと
雄コネクタハウジングとを底面側から見た斜視図であ
る。
【0014】図1,図2に示すように、スライド嵌合型
コネクタ10は、後壁21より四角筒状のフード部22
内に複数の雄端子29が突設されると共に、該後壁21
の背面側が基板11に固定された合成樹脂製で雌型のコ
ネクタハウジング(他方のコネクタハウジング)20
と、この雌型のコネクタハウジング20のフード部22
内に往復スライド移動自在に遊嵌される合成樹脂製で四
角筒状のスライドカバー(スライド部材)30と、この
スライドカバー30内に往復スライド移動自在に支持さ
れた合成樹脂製の直方体状で一対の雄型のコネクタハウ
ジング(一方のコネクタハウジング)40,40と、上
記スライドカバー30の中央の一対の雄型のコネクタハ
ウジング40,40間に配設されて該スライドカバー3
0の往復スライド移動により揺動(回動)し、てこ作用
により固定側の雌型のコネクタハウジング20に可動側
の各雄型のコネクタハウジング40を嵌脱(嵌合、離
脱)させる合成樹脂製のレバー50とで構成されてい
る。
【0015】雌型のコネクタハウジング20のフード部
22の上壁22aの中央部には矩形の開口部23を形成
してある。この開口部23の前端からフード部22の上
壁22aの内面にはブロック状の突起部(一方の係合
部)24を一体突出形成してある。この突起部24の後
面と開口部23の前端面が係合面24aとなっている。
また、雌型のコネクタハウジング20のフード部22の
下壁22bの内面側中央には、前端から後壁21に連な
る溝状の凹部(レバー案内部)25を形成してある。こ
の凹部25の後端から上記開口部23に対向する後壁2
1の内面中央にはリブ(他方の係合部)26を一体突出
形成してある。このリブ26の突出部分の凹部25側か
ら中央までが平坦面26aになっていると共に,該中央
から上記開口部23にかけてテーパ面(斜面)26bを
形成してある。
【0016】また、図1及び図4(a),(b),
(c)に示すように、リブ26は雌型のコネクタハウジ
ング20の後壁21よりフード部22内に複数突設され
た各雄端子(端子)29の突出方向に平行に延びるよう
に該後壁21の中央に一体突出形成してある。即ち、リ
ブ26の突出長Lは各雄端子29の突出長Hよりも長く
なるように後壁21よりフード部22内に一体突出形成
してある。これにより、リブ26の平坦面26a及びテ
ーパ面26bより外側(フード部22の開口部側)に各
雄端子29の先端側が突出することがなく、該リブ26
はレバー50の押し出し作用(てこ作用)と雄端子29
のこじり変形防止機能を共有している。
【0017】さらに、雌型のコネクタハウジング20の
フード部22の一側壁22cの中央には、図2及び図5
(a),(b),(c)に示すように、略L字状で可撓
性の解除アーム(解除部材)27を一体突出形成してあ
る。この解除アーム27の基部の一側壁22cの連結部
を除いた周囲はコ字状に切り欠かれた係合孔(係合部)
28になっていて、該解除アーム27はその外面前側の
押圧部27aを押圧操作することにより、その内面前側
の前端角部(解除部)27bが内側(係合孔28側)に
突出するようになっている。
【0018】図2,図3に示すように、スライドカバー
30は合成樹脂により四角筒状に形成してあり、雄型の
各コネクタハウジング40に対して摺動自在に外装され
ていると共に、両コネクタハウジング20,40の嵌脱
時に雌型のコネクタハウジング20のフード部22内に
摺動自在になっている。この四角筒状のスライドカバー
30の外周面の前端側には環鍔状の操作部31を一体突
出形成してある。さらに、スライドカバー30の上,下
壁32,33の中央の相対向する位置には長短のスリッ
ト32a,33aをそれぞれ形成してあり、下側の短ス
リット(一方のスリット)33aの相対向する内面には
レバー50の基端部51を回動自在に支持する一対の支
軸34,34を一体突出形成してあると共に、上側の長
スリット(他方のスリット)32a内にはレバー50の
先端側を挿入、離反自在にしてある。
【0019】さらに、スライドカバー30の一側壁35
の中央前側には、可撓性アーム(可撓性部材)36を一
体形成してある。即ち、この可撓性アーム36はスライ
ドカバー30の一側壁35の前側に平行になるように形
成された一対の切欠部38,38間に薄肉状に一体形成
されていて、内側に弾性変形自在になっている。そし
て、この可撓性アーム36の中央には断面台形状の係止
部37を一体突出形成してある。この係止部37の雌型
のコネクタハウジング20側には図5(a)に示すよう
にテーパ面37bを形成してあり、通常は該係止部37
の平坦面37aと解除アーム27の前端角部27bとが
当接或いは近接して、可撓性アーム36の係止部37と
解除アーム27側の係合孔28との係止(ロック)によ
り両コネクタハウジング20,40の嵌合状態を係止自
在してある。また、解除アーム27の押圧部27aの押
圧操作時に係止部37の平坦面37aが解除アーム27
の前端角部27bに押されて可撓性アーム36が内側に
撓んで解除アーム27の前角部27bと係止部37のテ
ーパ面37bとが当接することにより、可撓性アーム3
6の係止部37と解除アーム27側の係合孔28との係
止状態(ロック状態)が解除されると共に、雌型のコネ
クタハウジング20及び雄型のコネクタハウジング40
に対してスライドカバー30が外側に少し飛び出して該
スライドカバー30が引き出し易くなっている。
【0020】図2に示すように、雄型のコネクタハウジ
ング40は合成樹脂により略直方体状に形成してあり、
その前後面間にかけて複数の端子収容室41をそれぞれ
形成してある。この各端子収容室41には、両コネクタ
ハウジング20,40の嵌合時に、雌型のコネクタハウ
ジング20の各雄端子29と電気的に接続されて両コネ
クタハウジング20,40相互の電気的導通が図られる
図示しない雌端子が収容してある。この各雌端子には図
示しないワイヤハーネスを接続してある。また、雄型の
一対のコネクタハウジング40,40間にレバー50を
介在してある。即ち、雄型の各コネクタハウジング40
の相対向する側面の中央の前側には、レバー50の作用
点となる円柱状の支持ピン(作用点部)42を一体成
形、圧入等により突出形成してある。
【0021】レバー50は合成樹脂により略矩形板状に
形成してあり、その円弧状の基端部51の中央に丸孔5
2を形成してある。この丸孔52にスライドカバー30
の下側の短スリット33aの一対の支軸34,34を嵌
め込むことにより、レバー50の基端部51を回動自在
に枢支してある。また、レバー50の中途部53には長
孔(作用点受部)54を形成してあり、この長孔54を
雄型のコネクタハウジング40の支持ピン42に摺動自
在に係合してある。さらに、レバー50の先端側は前後
に略三角板状に突出した一対の先端部55,56となっ
ていて、前側の先端部(一方の先端部)55は雌型のコ
ネクタハウジング20の一方の係合部としての突起部2
4に係合、離反自在になっていると共に、後側の先端部
(他方の先端部)56は雌型のコネクタハウジング20
の他方の係合部としてのリブ26に係合、離反自在にな
っている。さらに、レバー50の基端部51から雄型の
コネクタハウジング40の支持ピン42に枢支(連係)
される中途部53までの距離を、該中途部53から先端
部55、56までの距離よりも長くなるように形成して
ある。
【0022】以上実施形態のスライド嵌合型コネクタ1
0によれば、図1,図2に示す雌型のコネクタハウジン
グ20と雄型の各コネクタハウジング40の嵌合前(分
離状態)においては、レバー50はスライドカバー30
の支軸34と雄型の各コネクタハウジング40の支持ピ
ン42間にて傾斜した状態になっている。この状態よ
り、図4(a)に示すように、固定側の雌型のコネクタ
ハウジング20のフード部22内に雄型の各コネクタハ
ウジング40を内包したスライドカバー30の先端側を
挿入して仮嵌合させた後、該スライドカバー30を両コ
ネクタハウジング20,40の嵌合方向(図4(a)中
矢印Aで示す往動方向)に押圧操作して押し込むと、レ
バー50の後側の先端部56が雌型のコネクタハウジン
グ20のフード部22内のリブ26の平坦面26aから
テーパ面26bに接することによりスライドカバー30
の初期の往動でレバー50だけが回転して該レバー50
の前側の先端部55が雌型のコネクタハウジング20の
開口部23内の上方に飛び出し、図4(b)に示すよう
に、レバー50の前側の先端部55が突起部24の係合
面24aと当接して支点を形成する。
【0023】この状態より、図4(c)に示すように、
スライドカバー50を嵌合方向にさらに押圧操作して押
し込むと、レバー50のてこ作用(レバー50の基端部
51の丸孔52を力点、雄型のコネクタハウジング40
の支持ピン42を作用点、レバー50の前側の先端部5
5を支点とするてこ作用)により、雌型のコネクタハウ
ジング20のフード部22内に雄型の各コネクタハウジ
ング40が引き込まれて両コネクタハウジング20,4
0相互が嵌合する。この時、図5(a)に示すように、
雌型のコネクタハウジング20の係合孔28にスライド
カバー30の係止部37が係止されることにより、両コ
ネクタハウジング20,40の嵌合状態はロックされ
る。このスライドカバー30の係止部37が雌型のコネ
クタハウジング20の係合孔28にロックされるまでの
間、レバー50の基端部51が雌型のコネクタハウジン
グ20の凹部25に案内されることにより、スライドカ
バー50はガタ付くことなくスムーズにスライド移動す
る。
【0024】この嵌合状態のロックを解除する場合に
は、図5(b)に示すように、雌型のコネクタハウジン
グ20の解除ア−ム27の押圧部27aを押圧操作する
と、スライドカバー30の係止部37の平坦面37aが
上記解除アーム27の前端角部27bにより押され、こ
れにより、スライドカバー30の可撓性アーム36が内
側に撓んで解除アーム27の前角部27bと係止部37
のテーパ面37bとが当接するため、図5(c)に示す
ように、可撓性アーム36の係止部37と解除アーム2
7側の係合孔28とのロック状態が解除されると共に、
雌型のコネクタハウジング20及び雄型のコネクタハウ
ジング40に対してスライドカバー30が少し外側(図
5(c)中矢印Dに示す方向)に押し出されて該スライ
ドカバー30が引き抜き易くなる。これにより、両コネ
クタハウジング20,40を離脱させる場合は、スライ
ドカバー30を復動方向(図4(c)の矢印Bに示す方
向)に引き抜くと、リブ26のテーパ面26bと当接し
たレバー50の後側の先端部56が支点となり、スライ
ドカバー30の引き抜きに伴って、レバー50のてこ作
用(レバー50の基端部51の丸孔52を力点、雄型の
コネクタハウジング40の支持ピン42を作用点、レバ
ー50の後側の先端部56を支点とするてこ作用)によ
り両コネクタハウジング20,40相互が離脱する。
【0025】このように、スライドカバー30を両コネ
クタハウジングの嵌脱方向に往復スライド移動自在に設
け、このスライドカバー30の往動時にレバー50の前
側の先端部55が雌型のコネクタハウジング20の突起
部24の係合面24aに当接して該雌型のコネクタハウ
ジング20に雄型の各コネクタハウジング40を引き込
んで両コネクタハウジング20,40相互を嵌合させる
と共に、該スライドカバー30の復動時にレバー50の
後側の先端部56が雌型のコネクタハウジング20のリ
ブ26のテーパ面26bに当接して両コネクタハウジン
グ20,40相互を離脱させるようにしたことにより、
スライドカバー30を嵌脱方向に小さな操作力によりス
ライド操作するだけで、両コネクタハウジング20,4
0相互の嵌脱作業を容易に行うことができる。特に、両
コネクタハウジング20,40の嵌合時には、スライド
カバー30を嵌合方向に押すだけでその嵌合作業ができ
るため、例えば固定側の雌型のコネクタハウジング20
が見えない部位での狭い取付空間等の作業でも、両コネ
クタハウジング20,40相互を熟練を要することなく
スムーズかつ短時間に嵌合させることができる。
【0026】これら両コネクタハウジング20,40の
嵌脱時において、リブ26の平坦面26a及びテーパ面
26bよりフード部22の開口部側に各雄端子29の先
端側が突出することがないので、レバー50のてこ作用
の機能が各雄端子29により損なわれることなく、常に
安定した状態で両コネクタハウジング20,40同士の
嵌脱を容易かつ確実に行うことができる。即ち、リブ2
6とレバー50により雌型のコネクタハウジング20に
対して雄型のコネクタハウジング40をスムーズに平行
往復移動させることができ、両コネクタハウジング2
0,40の嵌脱時に各雄端子29と相手側の図示しない
雌端子間にこじりが発生することがない。このように、
リブ26はレバー50の押し出し作用と各雄端子29の
こじり変形防止機能とを共有しているので、両コネクタ
ハウジング20,40の嵌脱時においてこじりによる雄
端子29の変形を確実に防止することができると共に、
レバー50の長さを可及的に短くすることができ、その
分コネクタ全体の小型化を図ることができる。さらに、
リブ26はレバー50の押し出し作用の他に端子のこじ
り防止機能を有するため、こじり防止部材を雌型のコネ
クタハウジング20側に別途設ける必要がなく、その分
部品点数を削減することができてコネクタ全体の低コス
ト化をより一層図ることができる。
【0027】尚、前記実施形態によれば、レバーをスラ
イドカバーの中央に1つだけ設けたが、2つ以上設けて
もよい。また、レバーを雄型のコネクタハウジング側に
設けたが、レバーを雌型のコネクタハウジング側に設け
てもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、スライド部材を両コネクタハウジングの嵌脱方
向に小さな操作力によりスライド操作するだけで、該ス
ライド部材と連動するレバーのてこ作用により雌,雄両
コネクタハウジング相互の嵌脱作業を容易に行うことが
できる。また、複数の端子の突出方向に延びた他方の係
合部が両コネクタハウジングの各端子間のこじり防止機
能を有するため、両コネクタハウジングの嵌脱時におい
てこじりによる端子の変形を確実に防止することができ
る。
【0029】請求項2の発明によれば、他方の係合部よ
りも端子が外側に突出することがないので、レバーのて
こ作用の機能が端子により損なわれることなく、常に安
定した状態で両コネクタハウジング同士の嵌脱を容易か
つ確実に行うことができると共に、両コネクタハウジン
グの嵌脱時に両コネクタハウジングの各端子間にこじり
が発生することがない。
【0030】請求項3の発明によれば、レバーの長さを
可及的に短くすることができ、その分コネクタ全体の小
型化を図ることができる。また、他方の係合部がレバー
のてこ作用の他に端子のこじり防止機能を有するため、
こじり防止部材をコネクタハウジングに別途設ける必要
がなく、その分部品点数を削減することができてコネク
タ全体の低コスト化をより一段と図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のスライド嵌合型コネクタ
の嵌合前の状態を示す断面図である。
【図2】上記スライド嵌合型コネクタの嵌合前の雌コネ
クタハウジングと雄コネクタハウジングとを底面側から
見た斜視図である。
【図3】上記雄コネクタハウジングに外装されるスライ
ドカバーと該スライドカバーに可動自在に支持されるレ
バーを底面側から見た斜視図である。
【図4】(a)は上記雌,雄コネクタハウジング同士の
嵌合開始時の断面図、(b)は同嵌合途中の断面図、
(c)は同嵌合終了時の断面図である。
【図5】(a)は上記スライド嵌合型コネクタの雌,雄
コネクタハウジング同士の嵌合時のロック状態を示す断
面図、(b)は同ロック状態のロック解除途中の状態を
示す断面図、(c)は同ロック状態が解除された状態を
示す断面図である。
【図6】(a)は従来例のレバー式コネクタを示す説明
図、(b)は同レバー式コネクタのレバー側の斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 スライド嵌合型コネクタ 20 雌型のコネクタハウジング(他方のコネクタハウ
ジング) 24 突起部(一方の係合部) 26 リブ(他方の係合部) 26a 平坦面 26b テーパ面 29 雄端子(端子) 30 スライドカバー(スライド部材) 34 支軸 40 雄型のコネクタハウジング(一方のコネクタハウ
ジング) 42 支持ピン(作用点部) 50 レバー 51 基端部 53 中途部 55,56 先端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌,雄両コネクタハウジングの一方のコ
    ネクタハウジングにスライド部材を往復スライド移動自
    在に設け、このスライド部材に該スライド部材の往復動
    により回動するレバーの基端部を支軸を介して回動自在
    に支持し、このレバーの中途部を前記一方のコネクタハ
    ウジングの作用点部に連係させると共に、前記両コネク
    タハウジングを嵌脱させる際に該レバーの先端部側を他
    方のコネクタハウジングの一対の係合部に係合、離反自
    在にしたスライド嵌合型コネクタであって、 前記スライド部材を前記両コネクタハウジングの嵌脱方
    向に往復スライド移動自在に設け、このスライド部材の
    往動時に前記レバーの先端部が前記他方のコネクタハウ
    ジングの一方の係合部に係合して該他方のコネクタハウ
    ジングに前記一方のコネクタハウジングを引き込んで両
    コネクタハウジング相互を嵌合させると共に、該スライ
    ド部材の復動時に前記レバーの先端部が前記他方のコネ
    クタハウジングの他方の係合部に係合して前記両コネク
    タハウジング相互を離脱させるように構成し、この他方
    の係合部を前記他方のコネクタハウジングに設けられた
    複数の端子の突出方向に延びるように突出形成したこと
    を特徴とするスライド嵌合型コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスライド嵌合型コネクタ
    であって、 前記他方の係合部の突出長を前記各端子の突出長よりも
    長くなるように形成したことを特徴とするスライド嵌合
    型コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1,2記載のスライド嵌合型コネ
    クタであって、 前記他方の係合部の突出した部分に平坦面とテーパ面を
    それぞれ形成し、前記両コネクタハウジングの嵌合、離
    脱時に、前記レバーの先端部側を前記他方の係合部のテ
    ーパ面に当接自在にしたことを特徴とするスライド嵌合
    型コネクタ。
JP21671897A 1997-08-11 1997-08-11 スライド嵌合型コネクタ Expired - Fee Related JP3467388B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21671897A JP3467388B2 (ja) 1997-08-11 1997-08-11 スライド嵌合型コネクタ
US09/131,288 US5975930A (en) 1997-08-11 1998-08-07 Slide fit connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21671897A JP3467388B2 (ja) 1997-08-11 1997-08-11 スライド嵌合型コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1167349A true JPH1167349A (ja) 1999-03-09
JP3467388B2 JP3467388B2 (ja) 2003-11-17

Family

ID=16692841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21671897A Expired - Fee Related JP3467388B2 (ja) 1997-08-11 1997-08-11 スライド嵌合型コネクタ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5975930A (ja)
JP (1) JP3467388B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012109271A (ja) * 2009-04-16 2012-06-07 Hirose Electric Co Ltd 電気コネクタ組立体
JP2014096242A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3654491B2 (ja) * 1999-01-26 2005-06-02 シャープ株式会社 画像読み取りユニットの滑動体
JP2001283958A (ja) * 2000-04-03 2001-10-12 Yazaki Corp 基板用コネクタの係止構造
EP1418649B1 (en) * 2002-11-11 2007-08-29 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. A connector
US6783380B1 (en) * 2003-06-11 2004-08-31 Yazaki North America, Inc. Low insertion force connector system
JP2005127149A (ja) * 2003-10-21 2005-05-19 Toyota Motor Corp オイルパン用バッフルプレートの締結具および締結方法
US6945816B1 (en) * 2004-10-05 2005-09-20 Hon Hai Precision Ind. Co., Ltd. Floating panel mount connector assembly
TWM347732U (en) * 2008-06-02 2008-12-21 Wistron Corp Plug capable of being easily pulled out
DE102017117509B4 (de) * 2017-08-02 2021-02-11 Wago Verwaltungsgesellschaft Mbh Elektrisches Gerät

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07120540B2 (ja) * 1990-11-30 1995-12-20 矢崎総業株式会社 嵌合操作用カム部材付きコネクタ
JP2907235B2 (ja) * 1990-12-15 1999-06-21 矢崎総業株式会社 レバー付コネクタ
JPH0679080A (ja) * 1992-09-03 1994-03-22 Brother Ind Ltd 半回転式釜ミシンの大釜
JPH07114951A (ja) * 1993-10-18 1995-05-02 Amp Japan Ltd レバー式コネクタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012109271A (ja) * 2009-04-16 2012-06-07 Hirose Electric Co Ltd 電気コネクタ組立体
JP2014096242A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5975930A (en) 1999-11-02
JP3467388B2 (ja) 2003-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3472686B2 (ja) スライド嵌合型コネクタ
JP4688113B2 (ja) コネクタ位置保証装置を有するレバー嵌合型コネクタ組立体
KR100937701B1 (ko) 잠금기구를 갖춘 전기 커넥터
US6280262B1 (en) Connector
EP1672747A1 (en) A connector
JP3987736B2 (ja) レバー式コネクタ
JP6492030B2 (ja) コネクタ
EP1083637A1 (en) Lever-type electrical connector
JPH11273787A (ja) コネクタ
EP0632536B1 (en) Vibration proof electrical connector housing
JPH11260475A (ja) コネクタ
JPH07114951A (ja) レバー式コネクタ
JP2004063115A (ja) コネクタ
JP3467388B2 (ja) スライド嵌合型コネクタ
JP3467385B2 (ja) スライド嵌合型コネクタ
JP2006260920A (ja) 電気的接続装置
JP3595195B2 (ja) コネクタ支持機構
JP3449911B2 (ja) コネクタ
JP2001068216A (ja) コネクタのロック機構
JP3467384B2 (ja) スライド嵌合型コネクタ
JP2627137B2 (ja) コネクタ
JP2592652Y2 (ja) レバー式コネクタのロック構造
JPH11260471A (ja) コネクタ
JPH0754725B2 (ja) 低挿抜力多極電気コネクタ組立体
JP2583263Y2 (ja) レバー式コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees