JP2532620Y2 - 低挿抜力コネクタ - Google Patents
低挿抜力コネクタInfo
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- JP2532620Y2 JP2532620Y2 JP1991016468U JP1646891U JP2532620Y2 JP 2532620 Y2 JP2532620 Y2 JP 2532620Y2 JP 1991016468 U JP1991016468 U JP 1991016468U JP 1646891 U JP1646891 U JP 1646891U JP 2532620 Y2 JP2532620 Y2 JP 2532620Y2
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 title claims description 20
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 5
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- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/62905—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances comprising a camming member
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カム部材によって雌,
雄ハウジングの嵌合、離脱を小さい力で行えるようにし
た低挿抜力コネクタの改良に関する。
雄ハウジングの嵌合、離脱を小さい力で行えるようにし
た低挿抜力コネクタの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタとして、実開平1−8
8474号公報には、図14および図15のようなもの
が提案されている。これは、雌ハウジングaのフードa
1 に回転軸a2 を突設し、雄ハウジングbにカム追従子
b1 を突設すると共に、回転板c1 に対して回転中心と
なる孔c2 とカム溝c3 を設けた操作部材cを用い、該
部材cの回転モーメントを利用して雌,雄ハウジング
a,bの挿入と抜き出しをより小さい力で容易に行える
ようにしたものである。
8474号公報には、図14および図15のようなもの
が提案されている。これは、雌ハウジングaのフードa
1 に回転軸a2 を突設し、雄ハウジングbにカム追従子
b1 を突設すると共に、回転板c1 に対して回転中心と
なる孔c2 とカム溝c3 を設けた操作部材cを用い、該
部材cの回転モーメントを利用して雌,雄ハウジング
a,bの挿入と抜き出しをより小さい力で容易に行える
ようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図15から明らかな如
く、雌,雄ハウジングa,bの嵌合は、操作部材cを回
しきって、カム追従子b1 がカム溝c3 の終端c3 1 に
達したときに終了する。しかし、操作部材cは嵌合開始
から終了に至るどの過程でも簡単に取り外すことができ
る構造である。従って、雌,雄ハウジングa,bの嵌合
不完全のまま誤って操作部材cを外してしまうおそれが
あり、しかも一見しただけでは嵌合が完全であるか否か
分かりにくい。また、嵌合終了の都度、操作部材cを取
り外すのは多数のコネクタの嵌合作業に際して作業工数
が増えるので、組立時間および人件費が増大する。
く、雌,雄ハウジングa,bの嵌合は、操作部材cを回
しきって、カム追従子b1 がカム溝c3 の終端c3 1 に
達したときに終了する。しかし、操作部材cは嵌合開始
から終了に至るどの過程でも簡単に取り外すことができ
る構造である。従って、雌,雄ハウジングa,bの嵌合
不完全のまま誤って操作部材cを外してしまうおそれが
あり、しかも一見しただけでは嵌合が完全であるか否か
分かりにくい。また、嵌合終了の都度、操作部材cを取
り外すのは多数のコネクタの嵌合作業に際して作業工数
が増えるので、組立時間および人件費が増大する。
【0004】本考案は、上記した点に着目してなされた
もので、雌,雄ハウジングの嵌合過程においてカム部材
が外れるおそれがなく、完全嵌合時にもその取外しを行
う必要がなく、しかもその嵌合の良否が一見してわか
り、完全嵌合が保障される、小型化に適した構造をもつ
低挿抜力コネクタを提供することを課題とする。
もので、雌,雄ハウジングの嵌合過程においてカム部材
が外れるおそれがなく、完全嵌合時にもその取外しを行
う必要がなく、しかもその嵌合の良否が一見してわか
り、完全嵌合が保障される、小型化に適した構造をもつ
低挿抜力コネクタを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本考案の低挿抜力コネクタは、請求項1に記載のよ
うに、回転板の下面に回転軸を中心として導入溝に続く
カム溝を点対称に設けると共に該回転軸の先端に回転係
止板を設けたカム部材と、該カム部材の回動操作により
嵌合および離脱される一対のハウジングとからなり、該
一対のハウジングにはそれぞれカム部材の一方のカム溝
と他方のカム溝に係合するカム追従ピンを設け、該一対
のハウジングのうち、一方のハウジングには他方のハウ
ジングのカム追従ピンとカム部材の回転軸とを案内する
ピン案内溝を設け、該一対のハウジングの初期嵌合によ
り各ハウジングのカム追従ピンを前記一対のカム溝に係
合させた状態でカム部材を回動することにより、該カム
部材がピン案内溝の終端方向に移動しつつ該一対のハウ
ジングがカム部材の回転軸方向に相互に移動するように
したコネクタであって、前記回転板の一方のカム溝の導
入溝にロック解除用突起を有する可撓ロック部材を設
け、一対のハウジングの前記初期嵌合により前記他方の
ハウジングのカム追従ピンが該ロック解除用突起と係合
して可撓ロック部材と前記一方のハウジングとの係合が
解除され、以て前記カム部材の回動が可能となる構造を
採用した(以下、第1の考案という)。
め、本考案の低挿抜力コネクタは、請求項1に記載のよ
うに、回転板の下面に回転軸を中心として導入溝に続く
カム溝を点対称に設けると共に該回転軸の先端に回転係
止板を設けたカム部材と、該カム部材の回動操作により
嵌合および離脱される一対のハウジングとからなり、該
一対のハウジングにはそれぞれカム部材の一方のカム溝
と他方のカム溝に係合するカム追従ピンを設け、該一対
のハウジングのうち、一方のハウジングには他方のハウ
ジングのカム追従ピンとカム部材の回転軸とを案内する
ピン案内溝を設け、該一対のハウジングの初期嵌合によ
り各ハウジングのカム追従ピンを前記一対のカム溝に係
合させた状態でカム部材を回動することにより、該カム
部材がピン案内溝の終端方向に移動しつつ該一対のハウ
ジングがカム部材の回転軸方向に相互に移動するように
したコネクタであって、前記回転板の一方のカム溝の導
入溝にロック解除用突起を有する可撓ロック部材を設
け、一対のハウジングの前記初期嵌合により前記他方の
ハウジングのカム追従ピンが該ロック解除用突起と係合
して可撓ロック部材と前記一方のハウジングとの係合が
解除され、以て前記カム部材の回動が可能となる構造を
採用した(以下、第1の考案という)。
【0006】また、もう一つの手段として、請求項2に
記載のように、前記回転板の上面に撮みホルダを立設
し、該撮みホルダに回転操作用の撮みを挿抜自在に設け
ると共に、前記一方のハウジングと撮みとの間に、一対
のハウジングの完全嵌合時において該撮みをロックする
手段を設ける構造を採用した(以下、第2の考案とい
う)。更に、別の手段として、請求項3に記載のよう
に、前記回転板の上面に差込溝を形成し、該差込溝に回
転操作用の撮みを摺動自在に設けると共に、前記一方の
ハウジングと撮みとの間に、一対のハウジングの完全嵌
合時に該撮みをロックする手段を設けた構造を採用した
(以下、第3の考案という)。
記載のように、前記回転板の上面に撮みホルダを立設
し、該撮みホルダに回転操作用の撮みを挿抜自在に設け
ると共に、前記一方のハウジングと撮みとの間に、一対
のハウジングの完全嵌合時において該撮みをロックする
手段を設ける構造を採用した(以下、第2の考案とい
う)。更に、別の手段として、請求項3に記載のよう
に、前記回転板の上面に差込溝を形成し、該差込溝に回
転操作用の撮みを摺動自在に設けると共に、前記一方の
ハウジングと撮みとの間に、一対のハウジングの完全嵌
合時に該撮みをロックする手段を設けた構造を採用した
(以下、第3の考案という)。
【0007】
【作用】本願の第1乃至3の考案による低挿抜力コネク
タは、何れもカム追従ピンをカム溝に合わせてカム部材
を回動すると、一対のハウジングが相互に回転軸側に接
近するので、操作が円滑に行われる。その際、回転軸も
ピン案内溝に沿って移動する。第1の考案では、カム部
材を構成する回転板に可撓ロック部材を備えており、相
手ハウジングとの初期嵌合によって該可撓ロック部材の
係合を解除しないと、カム部材が回動せず、また、完全
に嵌合しないとロックできない。同様に、第2の考案で
は、カム部材を構成する回転板に撮みホルダを立設し、
撮みホルダに回転操作用の撮みを挿抜自在に設けてお
り、この撮みは完全嵌合しないとロックできない。更
に、第3の考案では、カム部材を構成する回転板に差込
溝を形成し、差込溝に回転操作用の撮みを摺動自在に設
けており、この撮みは完全嵌合しないとロックできな
い。
タは、何れもカム追従ピンをカム溝に合わせてカム部材
を回動すると、一対のハウジングが相互に回転軸側に接
近するので、操作が円滑に行われる。その際、回転軸も
ピン案内溝に沿って移動する。第1の考案では、カム部
材を構成する回転板に可撓ロック部材を備えており、相
手ハウジングとの初期嵌合によって該可撓ロック部材の
係合を解除しないと、カム部材が回動せず、また、完全
に嵌合しないとロックできない。同様に、第2の考案で
は、カム部材を構成する回転板に撮みホルダを立設し、
撮みホルダに回転操作用の撮みを挿抜自在に設けてお
り、この撮みは完全嵌合しないとロックできない。更
に、第3の考案では、カム部材を構成する回転板に差込
溝を形成し、差込溝に回転操作用の撮みを摺動自在に設
けており、この撮みは完全嵌合しないとロックできな
い。
【0008】すなわち、雌,雄ハウジングの嵌合中途で
はカム部材の取外しはもちろん撮みのロックができない
から、完全な嵌合作業を促して不完全嵌合を未然に防止
することができる。また、嵌合完結時にカム部材を取り
外す必要がなく、組立工数が減少すると共に、検査工程
などでは、カム部材の有無が一見して分かるので、コネ
クタの嵌合状態の良否を容易かつ確実に判断することが
できる。
はカム部材の取外しはもちろん撮みのロックができない
から、完全な嵌合作業を促して不完全嵌合を未然に防止
することができる。また、嵌合完結時にカム部材を取り
外す必要がなく、組立工数が減少すると共に、検査工程
などでは、カム部材の有無が一見して分かるので、コネ
クタの嵌合状態の良否を容易かつ確実に判断することが
できる。
【0009】
【実施例】図1乃至図4において、Aは合成樹脂製の雌
ハウジング、Bは雄ハウジング、Cは両ハウジングの嵌
合、離脱を行うカム部材であって、コネクタを構成する
一対の雌,雄ハウジングA,Bの端子収容室1,8には
雄端子7と雌端子11がそれぞれ収容されている。
ハウジング、Bは雄ハウジング、Cは両ハウジングの嵌
合、離脱を行うカム部材であって、コネクタを構成する
一対の雌,雄ハウジングA,Bの端子収容室1,8には
雄端子7と雌端子11がそれぞれ収容されている。
【0010】雌ハウジングAは、複数の端子収容室1を
区画形成したハウジング本体A1 とその前方に形成した
雄ハウジングBを受け入れるフードA2 とからなり、フ
ードA2 の一方の端壁には雄ハウジングBに対するロッ
ク手段としての係止部2が設けられている。また、雌ハ
ウジングAの長手方向の対向する側壁の一方には、下端
部中央にカム追従ピン3が突設され、該ピン3の上方に
おいてピン案内溝4が開設されている。
区画形成したハウジング本体A1 とその前方に形成した
雄ハウジングBを受け入れるフードA2 とからなり、フ
ードA2 の一方の端壁には雄ハウジングBに対するロッ
ク手段としての係止部2が設けられている。また、雌ハ
ウジングAの長手方向の対向する側壁の一方には、下端
部中央にカム追従ピン3が突設され、該ピン3の上方に
おいてピン案内溝4が開設されている。
【0011】ピン案内溝4は、フードA2 の端縁に開口
を有して雄ハウジングBとの嵌合方向に沿ってのび、そ
の終端4aはハウジング本体A1 内の窪みA3 に達し、
該溝4の入口には雄ハウジングBに対する仮係止用突起
5が、また中間にはカム部材Cに対する仮係止用突起6
が突設されている。
を有して雄ハウジングBとの嵌合方向に沿ってのび、そ
の終端4aはハウジング本体A1 内の窪みA3 に達し、
該溝4の入口には雄ハウジングBに対する仮係止用突起
5が、また中間にはカム部材Cに対する仮係止用突起6
が突設されている。
【0012】雄ハウジングBは、その左右の端壁の一方
に雌ハウジングAの前記係止部2に係合する可撓性のロ
ック腕9を有し、対向する側壁の一方の下端側(嵌合
側)に前記カム追従ピン3と対応するカム追従ピン10
が突設されている。
に雌ハウジングAの前記係止部2に係合する可撓性のロ
ック腕9を有し、対向する側壁の一方の下端側(嵌合
側)に前記カム追従ピン3と対応するカム追従ピン10
が突設されている。
【0013】カム部材Cは、円形の回転板12と、その
表面に中央を横断して設けた回動操作用の撮み16とか
ら成る。回転板12の裏面には、その中心に回転軸13
を突設し、その先端に回転係止板14を設けると共に、
上記中心を通りかつ上記撮み16と直交する直径方向の
上下に該直径と平行な導入溝15aを有するカム溝1
5,15′を回転軸13を中心に点対称に設けてある。
表面に中央を横断して設けた回動操作用の撮み16とか
ら成る。回転板12の裏面には、その中心に回転軸13
を突設し、その先端に回転係止板14を設けると共に、
上記中心を通りかつ上記撮み16と直交する直径方向の
上下に該直径と平行な導入溝15aを有するカム溝1
5,15′を回転軸13を中心に点対称に設けてある。
【0014】カム溝15,15′は、回転板12の回転
軸13からの距離が連続的に変化して、その終端部15
bは回転軸13に最も近く、入口部(導入溝15a)が
最も遠い楕円曲線に沿って形成されている。両カム溝
は、その終端部15b,15b間の距離が雌、雄ハウジ
ングA,Bの完全嵌合時におけるカム追従ピン3,10
間の距離のそれと一致するように設計される。また、回
転係止板14の大きさは、前記ピン案内溝4から抜けな
いように、その直径D1をピン案内溝4の溝巾D2より
も十分大きくする。
軸13からの距離が連続的に変化して、その終端部15
bは回転軸13に最も近く、入口部(導入溝15a)が
最も遠い楕円曲線に沿って形成されている。両カム溝
は、その終端部15b,15b間の距離が雌、雄ハウジ
ングA,Bの完全嵌合時におけるカム追従ピン3,10
間の距離のそれと一致するように設計される。また、回
転係止板14の大きさは、前記ピン案内溝4から抜けな
いように、その直径D1をピン案内溝4の溝巾D2より
も十分大きくする。
【0015】また、回転板12の一方のカム溝15側に
おいて、その導入溝15aの終端部分には、開口17と
該導入溝15a内で上下に弾性変位する可撓ロック部材
18が設けられている。開口17は、導入溝15aと直
交しかつカム溝15から遠のく方向に開設されている。
また、可撓ロック部材18は、開口17の一端を支点O
として導入溝15a側にのびる片持ち梁状の可撓舌片1
8a、これから下向きに突出するロック片18bおよび
該片18aの自由端に設けたロック解除用突起18cと
から成り、該突起18cの全面はカム追従ピン10と係
合する被駆動斜面18c1として形成されている。な
お、ロック片18bを省き、ロック解除用突起18cに
兼用させることもできる。
おいて、その導入溝15aの終端部分には、開口17と
該導入溝15a内で上下に弾性変位する可撓ロック部材
18が設けられている。開口17は、導入溝15aと直
交しかつカム溝15から遠のく方向に開設されている。
また、可撓ロック部材18は、開口17の一端を支点O
として導入溝15a側にのびる片持ち梁状の可撓舌片1
8a、これから下向きに突出するロック片18bおよび
該片18aの自由端に設けたロック解除用突起18cと
から成り、該突起18cの全面はカム追従ピン10と係
合する被駆動斜面18c1として形成されている。な
お、ロック片18bを省き、ロック解除用突起18cに
兼用させることもできる。
【0016】また、雌ハウジングAの外周壁には、上記
ロック部材18と係合する仮ロック孔19および本ロッ
ク孔20が設けられている。仮ロック孔19はピン案内
溝4と連通して該溝4の入口部に、本ロック孔20はピ
ン案内溝4の終端4aを中心として仮ロック孔19をほ
ぼ90度位相をずらした位置に設ける。
ロック部材18と係合する仮ロック孔19および本ロッ
ク孔20が設けられている。仮ロック孔19はピン案内
溝4と連通して該溝4の入口部に、本ロック孔20はピ
ン案内溝4の終端4aを中心として仮ロック孔19をほ
ぼ90度位相をずらした位置に設ける。
【0017】上記構成において、先ず、図3に示すよう
に、カム部材Cの撮み16を雌ハウジングAのピン案内
溝4と直交する方向に合わせて可撓ロック部材18と反
対側から、該溝4に回転軸13を挿入する。回転軸13
がピン案内溝入口の仮係止用突起5をのり越え、さらに
中間の仮係止用突起6に突き当たった時点で更に強く挿
圧すると、図6(A)に示すように、該突起6を乗り越
えるとともに下方のカム溝15′の導入溝15aにカム
追従ピン3が係入する。これにより、カム部材Cはピン
案内溝4に挿着された回転軸13により回転自在で、か
つ回転係止板14によって該溝4からの抜け出しが防止
された状態で、仮係止用突起6とカム追従ピン3との間
に仮係止される。
に、カム部材Cの撮み16を雌ハウジングAのピン案内
溝4と直交する方向に合わせて可撓ロック部材18と反
対側から、該溝4に回転軸13を挿入する。回転軸13
がピン案内溝入口の仮係止用突起5をのり越え、さらに
中間の仮係止用突起6に突き当たった時点で更に強く挿
圧すると、図6(A)に示すように、該突起6を乗り越
えるとともに下方のカム溝15′の導入溝15aにカム
追従ピン3が係入する。これにより、カム部材Cはピン
案内溝4に挿着された回転軸13により回転自在で、か
つ回転係止板14によって該溝4からの抜け出しが防止
された状態で、仮係止用突起6とカム追従ピン3との間
に仮係止される。
【0018】図3および図4は、上記のように、カム部
材Cが雌ハウジングAに仮係止された状態を示してい
る。このとき、回転板12は、その可撓ロック部材18
のロック片18bがピン案内溝4に続く仮ロック孔19
内にあるから、何れの方向にも回動しない。また、可撓
ロック部材18のロック解除用突起18cはピン案内溝
4に臨み、その被駆動斜面18c1 が前方に面している
(図5(A)参照)。
材Cが雌ハウジングAに仮係止された状態を示してい
る。このとき、回転板12は、その可撓ロック部材18
のロック片18bがピン案内溝4に続く仮ロック孔19
内にあるから、何れの方向にも回動しない。また、可撓
ロック部材18のロック解除用突起18cはピン案内溝
4に臨み、その被駆動斜面18c1 が前方に面している
(図5(A)参照)。
【0019】図6(A)は、さらにカム部材Cの上記仮
係止状態において、前記雄ハウジングBをフードA2 に
対向させ、そのカム追従ピン10を導入溝15aから入
口の仮係止用突起5をのりこえて進入させ、上方のカム
溝15の入口に位置させた嵌合初期状態を示している。
なお、図6(A)は図面の複雑化を避けるため雄ハウジ
ングBは省略して、そのカム追従ピン10のみを描いて
ある。
係止状態において、前記雄ハウジングBをフードA2 に
対向させ、そのカム追従ピン10を導入溝15aから入
口の仮係止用突起5をのりこえて進入させ、上方のカム
溝15の入口に位置させた嵌合初期状態を示している。
なお、図6(A)は図面の複雑化を避けるため雄ハウジ
ングBは省略して、そのカム追従ピン10のみを描いて
ある。
【0020】すなわち、雄ハウジングBのカム追従ピン
10を仮係止用突起5の抵抗に逆って導入溝15a内に
挿入すると、追従ピン10はロック解除用突起18cの
被駆動斜面18c1 に衝合し、該面と摺接しつつ進入す
る。その結果、カム部材Cの可撓ロック部材18(また
はそのロック解除用突起18c)に上向きの力が作用
し、図5(B)の如く、該部材18は上方に撓む。同時
に、ロック片18bは仮ロック孔19から完全に浮上す
るので、カム部材Cのピン案内溝4での回動が可能とな
る。
10を仮係止用突起5の抵抗に逆って導入溝15a内に
挿入すると、追従ピン10はロック解除用突起18cの
被駆動斜面18c1 に衝合し、該面と摺接しつつ進入す
る。その結果、カム部材Cの可撓ロック部材18(また
はそのロック解除用突起18c)に上向きの力が作用
し、図5(B)の如く、該部材18は上方に撓む。同時
に、ロック片18bは仮ロック孔19から完全に浮上す
るので、カム部材Cのピン案内溝4での回動が可能とな
る。
【0021】そこで、前記撮み16を利用してカム部材
Cを矢線P方向に回転すると、カム溝15,15′にそ
れぞれ係合するカム追従ピン10,3により雄ハウジン
グBと雌ハウジングAは相互に回転軸13に向けて引き
寄せられ、回転軸13はピン案内溝4の終端4a側に移
動する。図6(B)は、カム部材Cを嵌合初期状態から
約90度回動して雌,雄ハウジングA,Bの嵌合が完結
し、回転軸13の回転係止板14がピン案内溝終端4a
に達した嵌合完結状態を示している。
Cを矢線P方向に回転すると、カム溝15,15′にそ
れぞれ係合するカム追従ピン10,3により雄ハウジン
グBと雌ハウジングAは相互に回転軸13に向けて引き
寄せられ、回転軸13はピン案内溝4の終端4a側に移
動する。図6(B)は、カム部材Cを嵌合初期状態から
約90度回動して雌,雄ハウジングA,Bの嵌合が完結
し、回転軸13の回転係止板14がピン案内溝終端4a
に達した嵌合完結状態を示している。
【0022】図7(A)ないし(C)は雌,雄ハウジン
グA,Bの嵌合過程を示す平面図であって、(A)は前
記嵌合初期状態を、(B)はカム部材Cを45度矢線P
方向に回した嵌合中途状態を、(C)は雄ハウジングB
のロック腕9の突起9aが雌ハウジングAの係止部2に
係合して両ハウジングがロックされた嵌合完結状態をそ
れぞれ示している。この嵌合完結状態において、前記の
上方に撓んだ可撓ロック部材18は雌ハウジングAの本
ロック孔20(図1参照)に達して元に戻り、カム部材
Cがロックされて回動しなくなる。なお、雌,雄ハウジ
ングA,Bを離脱させる場合は上記と逆の手順に従えば
よい。
グA,Bの嵌合過程を示す平面図であって、(A)は前
記嵌合初期状態を、(B)はカム部材Cを45度矢線P
方向に回した嵌合中途状態を、(C)は雄ハウジングB
のロック腕9の突起9aが雌ハウジングAの係止部2に
係合して両ハウジングがロックされた嵌合完結状態をそ
れぞれ示している。この嵌合完結状態において、前記の
上方に撓んだ可撓ロック部材18は雌ハウジングAの本
ロック孔20(図1参照)に達して元に戻り、カム部材
Cがロックされて回動しなくなる。なお、雌,雄ハウジ
ングA,Bを離脱させる場合は上記と逆の手順に従えば
よい。
【0023】雌,雄ハウジングA,Bの嵌合に際し、カ
ム部材Cの回動により、両ハウジングが相互にその嵌合
方向に移動すると共に、カム溝15,15′とカム追従
ピン10,3との係合により小さい力で嵌合するので、
作業を極めて円滑に行うことができる。また、嵌合中途
段階では、カム部材Cの撮み16は、雌,雄ハウジング
A,Bの何れの稜線とも傾斜しており、さらに可撓ロッ
ク部材18が開口17から回転板12の上面に突出して
いるから、不完全嵌合を未然に防止することができる。
ム部材Cの回動により、両ハウジングが相互にその嵌合
方向に移動すると共に、カム溝15,15′とカム追従
ピン10,3との係合により小さい力で嵌合するので、
作業を極めて円滑に行うことができる。また、嵌合中途
段階では、カム部材Cの撮み16は、雌,雄ハウジング
A,Bの何れの稜線とも傾斜しており、さらに可撓ロッ
ク部材18が開口17から回転板12の上面に突出して
いるから、不完全嵌合を未然に防止することができる。
【0024】図8乃至図11は第2の考案の実施例を示
し、カム部材C1 の撮み16′を回転板12に対して挿
抜自在に設け、雌,雄ハウジングA,Bの完全嵌合時に
撮み16′をロックできるようにしたものである。
し、カム部材C1 の撮み16′を回転板12に対して挿
抜自在に設け、雌,雄ハウジングA,Bの完全嵌合時に
撮み16′をロックできるようにしたものである。
【0025】撮み16′は、図8に示すように、胴部2
1の上方に頭部22を設け、下方両側の脚部23にはロ
ック片24を突設し、胴部21の両端面には仮ロック用
爪25を、ロック片24には本ロック用爪26を突設し
た構造をもつ。
1の上方に頭部22を設け、下方両側の脚部23にはロ
ック片24を突設し、胴部21の両端面には仮ロック用
爪25を、ロック片24には本ロック用爪26を突設し
た構造をもつ。
【0026】回転板12の表面中央には、撮みホルダ2
7が両側のカム溝15,15′の導入溝15a,15a
(図1参照)を結ぶ線と平行に立設されると共に、該ホ
ルダ27内において、回転軸13を中心に上記脚部23
が通る一対の孔28(図9参照)が設けられている。ま
た、カム部材C1 の撮み16′に合わせて、両側のロッ
ク片24に対する一対のロック孔20′が設けられてい
る。
7が両側のカム溝15,15′の導入溝15a,15a
(図1参照)を結ぶ線と平行に立設されると共に、該ホ
ルダ27内において、回転軸13を中心に上記脚部23
が通る一対の孔28(図9参照)が設けられている。ま
た、カム部材C1 の撮み16′に合わせて、両側のロッ
ク片24に対する一対のロック孔20′が設けられてい
る。
【0027】第1の考案の場合と同様に、カム部材C1
の回転軸13をピン案内溝4に差し込んで仮係止状態に
する。この状態で、ホルダ27に撮み16′を挿入する
と、図10(A)および図11(A)に示すように、一
対のロック片24,24の一方が雌ハウジングAのフー
ドA2 の外面に当たり、同時に両側の仮ロック用爪2
5,25がホルダ27の係止部27aと係合し、仮ロッ
クされる。つまり、カム部材C1 は撮み16′の頭部2
2をつかむことにより、矢線P方向への回動操作がしや
すくなる。
の回転軸13をピン案内溝4に差し込んで仮係止状態に
する。この状態で、ホルダ27に撮み16′を挿入する
と、図10(A)および図11(A)に示すように、一
対のロック片24,24の一方が雌ハウジングAのフー
ドA2 の外面に当たり、同時に両側の仮ロック用爪2
5,25がホルダ27の係止部27aと係合し、仮ロッ
クされる。つまり、カム部材C1 は撮み16′の頭部2
2をつかむことにより、矢線P方向への回動操作がしや
すくなる。
【0028】また、図10(A)は、カム部材C1 およ
び撮み16′の仮ロック状態において、フードA2 に雄
ハウジングBを嵌合しはじめた状態を、図11(A)は
雄ハウジングBのカム追従ピン10が仮係止突起5を乗
り越えて、カム溝15の入口部に達した状態を示す。
び撮み16′の仮ロック状態において、フードA2 に雄
ハウジングBを嵌合しはじめた状態を、図11(A)は
雄ハウジングBのカム追従ピン10が仮係止突起5を乗
り越えて、カム溝15の入口部に達した状態を示す。
【0029】図10(B)および図11(B)は、カム
部材C1の回動による雌、雄ハウジングA,Bの完全嵌
合状態を示す。この状態において、撮み16′の頭部2
2を押しつけると、両側の脚部23が回転板12の孔2
8を通り、ロック片24が雌ハウジングAの本ロック孔
20′に入り、本ロック用爪26が孔縁に係合すると共
に、仮ロック用爪25がホルダ27内の戻り止め27b
と係合し、ロックされる。すなわち、雌、雄ハウジング
A,Bの完全嵌合時にのみ、撮み16′がロックされ
る。なお、雌,雄ハウジングA,Bを離脱させる場合は
上記と逆の手順に従えばよい。
部材C1の回動による雌、雄ハウジングA,Bの完全嵌
合状態を示す。この状態において、撮み16′の頭部2
2を押しつけると、両側の脚部23が回転板12の孔2
8を通り、ロック片24が雌ハウジングAの本ロック孔
20′に入り、本ロック用爪26が孔縁に係合すると共
に、仮ロック用爪25がホルダ27内の戻り止め27b
と係合し、ロックされる。すなわち、雌、雄ハウジング
A,Bの完全嵌合時にのみ、撮み16′がロックされ
る。なお、雌,雄ハウジングA,Bを離脱させる場合は
上記と逆の手順に従えばよい。
【0030】図12および図13は、第2の考案の変形
例を示す。この実施例では、カム部材C2 の撮み16″
の下端縁に断面T字状の突条30を設け、回転板12の
表面側に設けた差込溝32に摺動自在に嵌め込んであ
る。差込溝32は一端が回転板12の外周に開口し、他
端が盲となっており、撮み16″および差込溝32は、
回転板12の直径より若干短く、かつ両側の導入溝15
a,15aと結ぶ線と直交して設ける。また、撮み1
6″の一端部の側面には本ロック用突起31が設けられ
ている。
例を示す。この実施例では、カム部材C2 の撮み16″
の下端縁に断面T字状の突条30を設け、回転板12の
表面側に設けた差込溝32に摺動自在に嵌め込んであ
る。差込溝32は一端が回転板12の外周に開口し、他
端が盲となっており、撮み16″および差込溝32は、
回転板12の直径より若干短く、かつ両側の導入溝15
a,15aと結ぶ線と直交して設ける。また、撮み1
6″の一端部の側面には本ロック用突起31が設けられ
ている。
【0031】一方、雌ハウジングAのフードA2 には、
ピン案内溝4およびカム追従ピン3の後方において、撮
み16″に対するロック壁33と半嵌合防止用のガイド
壁35が立設してある。ロック壁33はコ字状で、撮み
16″の一端を嵌め込むことができ、その内壁には突起
31と係合する凹部34が設けてある。
ピン案内溝4およびカム追従ピン3の後方において、撮
み16″に対するロック壁33と半嵌合防止用のガイド
壁35が立設してある。ロック壁33はコ字状で、撮み
16″の一端を嵌め込むことができ、その内壁には突起
31と係合する凹部34が設けてある。
【0032】図13(A)に示すように、カム部材C2
を雌ハウジングAに仮係止した状態において、撮み1
6″の一端とガイド壁35の端面がほぼ揃い、回転板1
2の(カム溝15の)導入溝15aと雌ハウジングAの
ピン案内溝4とが整合する。そこで、前記と同様に雄ハ
ウジングBのカム追従ピン10を導入溝15aを介して
カム溝15に押し込み、両ハウジングA,Bが完全に嵌
合するまでカム部材C2を矢線P方向に回動する。
を雌ハウジングAに仮係止した状態において、撮み1
6″の一端とガイド壁35の端面がほぼ揃い、回転板1
2の(カム溝15の)導入溝15aと雌ハウジングAの
ピン案内溝4とが整合する。そこで、前記と同様に雄ハ
ウジングBのカム追従ピン10を導入溝15aを介して
カム溝15に押し込み、両ハウジングA,Bが完全に嵌
合するまでカム部材C2を矢線P方向に回動する。
【0033】図13(B)は、雌,雄ハウジングA,B
の完全嵌合および撮み16″の本ロック状態を示す。す
なわち、撮み16″を矢線Q方向にスライドさせること
により、その一端がロック壁33に嵌合され、突起31
と凹部34とが係合し、ロックされる。嵌合開始から終
了の間の段階では、撮み16″がロックされないことは
明らかである。なお、雌,雄ハウジングA,Bを離脱さ
せる場合は上記と逆の手段に従えばよい。
の完全嵌合および撮み16″の本ロック状態を示す。す
なわち、撮み16″を矢線Q方向にスライドさせること
により、その一端がロック壁33に嵌合され、突起31
と凹部34とが係合し、ロックされる。嵌合開始から終
了の間の段階では、撮み16″がロックされないことは
明らかである。なお、雌,雄ハウジングA,Bを離脱さ
せる場合は上記と逆の手段に従えばよい。
【0034】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
一対のハウジングの嵌合が完結しないと、カム部材(回
転板または回動操作用の撮み)をロックすることができ
ないので、不完全な嵌合を未然に防止して、その完全な
嵌合を保障し、電気的接続の信頼性の高い低挿抜力コネ
クタを提供することができる。また、従来品と異なり、
カム部材の回動操作により一対のハウジングが相互に嵌
合方向に移動するので、嵌合および引き離し作業を容易
に行うことができ、多極コネクタに好適であり、カム部
材を取り外す必要がないので作業工数が減少する。
一対のハウジングの嵌合が完結しないと、カム部材(回
転板または回動操作用の撮み)をロックすることができ
ないので、不完全な嵌合を未然に防止して、その完全な
嵌合を保障し、電気的接続の信頼性の高い低挿抜力コネ
クタを提供することができる。また、従来品と異なり、
カム部材の回動操作により一対のハウジングが相互に嵌
合方向に移動するので、嵌合および引き離し作業を容易
に行うことができ、多極コネクタに好適であり、カム部
材を取り外す必要がないので作業工数が減少する。
【図1】本願の第1の考案の実施例を示す雌,雄ハウジ
ングおよびカム部材をそれぞれ分離した状態の斜視図で
ある。
ングおよびカム部材をそれぞれ分離した状態の斜視図で
ある。
【図2】図1において、回転板をY−Y線に沿って切断
してみた拡大斜視図である。
してみた拡大斜視図である。
【図3】図1において、雌ハウジングにカム部材を挿着
した状態の斜視図である。
した状態の斜視図である。
【図4】図1の雌ハウジングの平面図である。
【図5】(A),(B)はそれぞれ図1における可撓ロ
ック部材のロック解除用突起の作用状態を示す断面図で
ある。
ック部材のロック解除用突起の作用状態を示す断面図で
ある。
【図6】(A),(B)はそれぞれ図1のX−X線断面
図であって、(A)は雌,雄ハウジングの嵌合前の、
(B)は嵌合後のカム部材の位置をそれぞれ表す。
図であって、(A)は雌,雄ハウジングの嵌合前の、
(B)は嵌合後のカム部材の位置をそれぞれ表す。
【図7】(A)ないし(C)はそれぞれ雌,雄ハウジン
グの嵌合過程を示す平面図である。
グの嵌合過程を示す平面図である。
【図8】本願の第2の実施例を示す雌ハウジングとカム
部材の分離状態を示す斜視図である。
部材の分離状態を示す斜視図である。
【図9】図8の回転板の下面側からみた斜視図である。
【図10】(A),(B)はそれぞれ図8のカム部材を
使用した雌,雄ハウジングの初期嵌合と完全嵌合状態を
示す斜視図である。
使用した雌,雄ハウジングの初期嵌合と完全嵌合状態を
示す斜視図である。
【図11】(A),(B)はそれぞれ図8における回動
操作用の撮みの作用状態を示す断面図である。
操作用の撮みの作用状態を示す断面図である。
【図12】第2の考案のカム部材の実施態様を示す分離
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図13】(A),(B)はそれぞれ図12の撮みを使
用した雌,雄ハウジングの初期嵌合と完全嵌合状態を示
す斜視図である。
用した雌,雄ハウジングの初期嵌合と完全嵌合状態を示
す斜視図である。
【図14】従来の低挿抜力コネクタの分離状態の斜視図
である。
である。
【図15】図14の組み合わせ状態を示す斜視図であ
る。
る。
A 雌ハウジング B 雄ハウジング C,C1 ,C2 カム部材 2 係止部 3,10 カム追従ピン 4 ピン案内溝 5,6 仮係止用突起 9 ロック腕 12 回転板 13 回転軸 14 回転係止板 15,15′ カム溝 15a 導入溝 16 撮み 16′,16″ 撮み 17 開口 18 可撓ロック部材 18b ロック片 18c ロック解除用突起 19 仮ロック孔 20,20′ 本ロック孔 24 ロック片 27 撮みホルダ 30 突条 32 差込溝 33 ロック壁 35 ガイド壁
Claims (3)
- 【請求項1】 回転板の下面に回転軸を中心として導入
溝に続くカム溝を点対称に設けると共に該回転軸の先端
に回転係止板を設けたカム部材と、該カム部材の回動操
作により嵌合および離脱される一対のハウジングとから
なり、 該一対のハウジングにはそれぞれカム部材の一方のカム
溝と他方のカム溝に係合するカム追従ピンを設け、該一
対のハウジングのうち、一方のハウジングには他方のハ
ウジングのカム追従ピンとカム部材の回転軸とを案内す
るピン案内溝を設け、 該一対のハウジングの初期嵌合により各ハウジングのカ
ム追従ピンを前記一対のカム溝に係合させた状態でカム
部材を回動することにより、該カム部材がピン案内溝の
終端方向に移動しつつ該一対のハウジングがカム部材の
回転軸方向に相互に移動するようにしたコネクタであっ
て、 前記回転板の一方のカム溝の導入溝にロック解除用突起
を有する可撓ロック部材を設け、 一対のハウジングの前記初期嵌合により前記他方のハウ
ジングのカム追従ピンが該ロック解除用突起と係合して
可撓ロック部材と前記一方のハウジングとの係合が解除
され、以て前記カム部材の回動が可能となる構造とした
ことを特徴とする低挿抜力コネクタ。 - 【請求項2】 回転板の下面に回転軸を中心として導入
溝に続くカム溝を点対称に設けると共に該回転軸の先端
に回転係止板を設けたカム部材と、該カム部材の回動操
作により嵌合および離脱される一対のハウジングとから
なり、 該一対のハウジングにはそれぞれカム部材の一方のカム
溝と他方のカム溝に係合するカム追従ピンを設け、該一
対のハウジングのうち、一方のハウジングには他方のハ
ウジングのカム追従ピンとカム部材の回転軸とを案内す
るピン案内溝を設け、 該一対のハウジングの初期嵌合により各ハウジングのカ
ム追従ピンを前記一対のカム溝に係合させた状態でカム
部材を回動することにより、該カム部材がピン案内溝の
終端方向に移動しつつ該一対のハウジングがカム部材の
回転軸方向に相互に移動するようにしたコネクタであっ
て、 前記回転板の上面に撮みホルダを立設し、該撮みホルダ
に回転操作用の撮みを挿抜自在に設けると共に、前記一
方のハウジングと撮みとの間に、一対のハウジングの完
全嵌合時において該撮みをロックする手段を設けたこと
を特徴とする低挿抜力コネクタ。 - 【請求項3】 回転板の下面に回転軸を中心として導入
溝に続くカム溝を点対称に設けると共に該回転軸の先端
に回転係止板を設けたカム部材と、該カム部材の回動操
作により嵌合および離脱される一対のハウジングとから
なり、 該一対のハウジングにはそれぞれカム部材の一方のカム
溝と他方のカム溝に係合するカム追従ピンを設け、該一
方のハウジングのうち、一方のハウジングには他方のハ
ウジングのカム追従ピンとカム部材の回転軸とを案内す
るピン案内溝を設け、 該一対のハウジングの初期嵌合により各ハウジングのカ
ム追従ピンを前記一対のカム溝に係合させた状態でカム
部材を回動することにより、該カム部材がピン案内溝の
終端方向に移動しつつ該一対のハウジングがカム部材の
回転軸方向に相互に移動するようにしたコネクタであっ
て、 前記回転板の上面に差込溝を形成し、該差込溝に回転操
作用の撮みを摺動自在に設けると共に、前記一方のハウ
ジングと撮みとの間に、一対のハウジングの完全嵌合時
に該撮みをロックする手段を設けたことを特徴とする低
挿抜力コネクタ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991016468U JP2532620Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 低挿抜力コネクタ |
US07/841,794 US5205752A (en) | 1991-02-28 | 1992-02-26 | Low insertion/withdrawal-force connector |
EP92103441A EP0501502B1 (en) | 1991-02-28 | 1992-02-28 | Low insertion/withdrawal-force connector |
DE69212511T DE69212511T2 (de) | 1991-02-28 | 1992-02-28 | Verbinder mit niedriger Einsteck-/Rückziehkraft |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991016468U JP2532620Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 低挿抜力コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106876U JPH04106876U (ja) | 1992-09-16 |
JP2532620Y2 true JP2532620Y2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=11917094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991016468U Expired - Fee Related JP2532620Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 低挿抜力コネクタ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5205752A (ja) |
EP (1) | EP0501502B1 (ja) |
JP (1) | JP2532620Y2 (ja) |
DE (1) | DE69212511T2 (ja) |
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