JPH10143203A - ゲート制御装置 - Google Patents
ゲート制御装置Info
- Publication number
- JPH10143203A JPH10143203A JP30004496A JP30004496A JPH10143203A JP H10143203 A JPH10143203 A JP H10143203A JP 30004496 A JP30004496 A JP 30004496A JP 30004496 A JP30004496 A JP 30004496A JP H10143203 A JPH10143203 A JP H10143203A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- control
- automatic control
- time
- operation time
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】自動制御に関して、目標開度に至るまでのゲー
ト動作時間に対する過動作検出回路を新たに設け、ゲー
ト制御の安全性の向上を図る。 【解決手段】自動制御によりゲートを操作する際、自動
制御全体に関する過動作検出タイマ１０４を設け、制御
全体の操作時間を監視する。過動作検出タイマ１０４が
過動作検出時間ＧＬを超えたとき、直ちに制御を中止し
て、操作員等に警報を出力する。
ト動作時間に対する過動作検出回路を新たに設け、ゲー
ト制御の安全性の向上を図る。 【解決手段】自動制御によりゲートを操作する際、自動
制御全体に関する過動作検出タイマ１０４を設け、制御
全体の操作時間を監視する。過動作検出タイマ１０４が
過動作検出時間ＧＬを超えたとき、直ちに制御を中止し
て、操作員等に警報を出力する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はゲート制御装置に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】ダムや堰の異常放流事故を防止するため
の安全対策の一つとして、ゲート動作量制限タイマが設
けられている。
の安全対策の一つとして、ゲート動作量制限タイマが設
けられている。
【０００３】ゲート動作量制限タイマは、ゲート制御部
等の電子機器に対する不測の事態の発生や、人に対して
は錯誤などによる操作ミスに対して、ゲートの異常な動
作を確実に停止することを目的としている。
等の電子機器に対する不測の事態の発生や、人に対して
は錯誤などによる操作ミスに対して、ゲートの異常な動
作を確実に停止することを目的としている。
【０００４】図２にこの動作を示す。図中のＴは、連続
動作時間を表す。Ｇｋは、動作量制限時間を表す。
動作時間を表す。Ｇｋは、動作量制限時間を表す。
【０００５】連続動作時間Ｔが動作量制限時間Ｇｋに達
するまではゲートは動作するが、ＴがＧｋに達した時点
でゲートの動作を中断し、操作員等に警報を出力する。
するまではゲートは動作するが、ＴがＧｋに達した時点
でゲートの動作を中断し、操作員等に警報を出力する。
【０００６】しかし、自動制御では、通常のゲート操作
時に動作量制限タイマが頻繁に作動し、ゲート操作の障
害となったため、これらの操作量制限の監視はソフトウ
ェアで行っている。
時に動作量制限タイマが頻繁に作動し、ゲート操作の障
害となったため、これらの操作量制限の監視はソフトウ
ェアで行っている。
【０００７】現在の開度から目標開度までゲートを開く
のにかかる時間が動作量制限時間内であれば、問題はな
い。
のにかかる時間が動作量制限時間内であれば、問題はな
い。
【０００８】しかし、現在の開度と目標開度との差が大
きく、動作量制限時間以内に動作が終了できない場合
は、一定時間ごとにゲートを休止させることで、ゲート
動作量制限タイマが働かないようにしている。
きく、動作量制限時間以内に動作が終了できない場合
は、一定時間ごとにゲートを休止させることで、ゲート
動作量制限タイマが働かないようにしている。
【０００９】以上のようにして、普通のゲート操作時に
おける操作量の制限と異常放流の防止を目的とするゲー
ト動作制限とを区別している。
おける操作量の制限と異常放流の防止を目的とするゲー
ト動作制限とを区別している。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では次のよ
うな課題がある。すなわち、動作量制限タイマは、不測
の事態や操作ミスに対して有効に働くが、自動制御では
これが障害となったために、ゲート動作量制限タイマが
働かないようなゲート制御をソフトウェアで行ってい
る。
うな課題がある。すなわち、動作量制限タイマは、不測
の事態や操作ミスに対して有効に働くが、自動制御では
これが障害となったために、ゲート動作量制限タイマが
働かないようなゲート制御をソフトウェアで行ってい
る。
【００１１】このため、制御量演算部で算出された目標
開度が、何らかの原因で本来あるべき値よりもはるかに
大きい値となってしまった場合、それを検知することが
できない。
開度が、何らかの原因で本来あるべき値よりもはるかに
大きい値となってしまった場合、それを検知することが
できない。
【００１２】本発明の目的は、自動制御におけるゲート
動作を監視し、異常を検知した場合にはゲートを停止
し、操作員等に警報を出力することによりゲート制御の
安全性の向上を図る。
動作を監視し、異常を検知した場合にはゲートを停止
し、操作員等に警報を出力することによりゲート制御の
安全性の向上を図る。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記目的は、自動制御に
おけるゲートの全操作時間を監視する自動制御動作時間
制限タイマを設け、全操作時間が自動制御動作制限時間
を経過した場合、直ちに制御を停止させる回路を設ける
ことによって達成される。
おけるゲートの全操作時間を監視する自動制御動作時間
制限タイマを設け、全操作時間が自動制御動作制限時間
を経過した場合、直ちに制御を停止させる回路を設ける
ことによって達成される。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【００１５】図１は、ゲート制御装置の構成図である。
【００１６】図１で、制御目標値は、ダム操作方式によ
って異なる。例えば、定水位操作方式では設定水位を入
力し、放流量設定操作方式では目標放流量を入力する。
って異なる。例えば、定水位操作方式では設定水位を入
力し、放流量設定操作方式では目標放流量を入力する。
【００１７】制御量演算部１０１は、設定された制御目
標値と、水位計１０７より得られる貯水池や河川の水位
等から演算を行い、制御目標値を満たすための目標開度
を算出する。
標値と、水位計１０７より得られる貯水池や河川の水位
等から演算を行い、制御目標値を満たすための目標開度
を算出する。
【００１８】開度制御部１０２は、制御量演算部１０１
にて算出した目標開度と、開度計１０６より得られるゲ
ート開度とを比較し、制御指令（開閉信号）をゲート制
御部１０３へ出力する。また、ゲート制御部１０３より
ゲートの開中信号を入力し、連続動作時間を考慮した開
動作を行うことで、ゲート動作量制限タイマ１０４が作
動しないようになっている。
にて算出した目標開度と、開度計１０６より得られるゲ
ート開度とを比較し、制御指令（開閉信号）をゲート制
御部１０３へ出力する。また、ゲート制御部１０３より
ゲートの開中信号を入力し、連続動作時間を考慮した開
動作を行うことで、ゲート動作量制限タイマ１０４が作
動しないようになっている。
【００１９】図３でその動作を説明する。図中のＴは、
１回の操作の連続動作時間を表す。Ｎは、ゲートの休止
時間を表す。
１回の操作の連続動作時間を表す。Ｎは、ゲートの休止
時間を表す。
【００２０】動作を開始して、連続動作時間Ｔが動作量
制限時間Ｇｋまで動作した後、休止時間Ｎだけゲートを
休止する。この動作をゲート開度が目標開度に達するま
で繰り返す。そして、ゲート開度が目標開度に達した時
点で動作を終了する。
制限時間Ｇｋまで動作した後、休止時間Ｎだけゲートを
休止する。この動作をゲート開度が目標開度に達するま
で繰り返す。そして、ゲート開度が目標開度に達した時
点で動作を終了する。
【００２１】このように、開度制御部１０２におけるゲ
ートの開動作で、現在開度と目標開度との差が大きく、
ゲート動作量制限タイマ１０４による動作量制限時間以
内にゲートを開くことができないときは、断続的にゲー
トの開動作を行う。
ートの開動作で、現在開度と目標開度との差が大きく、
ゲート動作量制限タイマ１０４による動作量制限時間以
内にゲートを開くことができないときは、断続的にゲー
トの開動作を行う。
【００２２】ゲート制御部１０３は、自動制御中では、
開度制御部１０２の制御指令によりゲート１０５を駆動
する。また、手動操作中では、手動操作指令によりゲー
ト１０５を駆動する。
開度制御部１０２の制御指令によりゲート１０５を駆動
する。また、手動操作中では、手動操作指令によりゲー
ト１０５を駆動する。
【００２３】ゲート動作量制限タイマ１０４は、ゲート
制御部１０３の開中信号を入力し、ゲート１０５の開動
作の連続動作時間を監視する。そして、連続動作時間が
動作量制限時間を越えたとき、ゲート停止信号をゲート
制御部１０３に出力する。また、同時に警報を出力す
る。
制御部１０３の開中信号を入力し、ゲート１０５の開動
作の連続動作時間を監視する。そして、連続動作時間が
動作量制限時間を越えたとき、ゲート停止信号をゲート
制御部１０３に出力する。また、同時に警報を出力す
る。
【００２４】これによるゲートの動作を図２により説明
する。図中のＴはゲートの連続操作時間を示す。Ｇｋは
ゲートの動作量制限時間を示す。
する。図中のＴはゲートの連続操作時間を示す。Ｇｋは
ゲートの動作量制限時間を示す。
【００２５】ゲートの操作を開始してから動作量制限時
間Ｇｋに達するまでのあいだは、ゲートが連続的に動作
する。
間Ｇｋに達するまでのあいだは、ゲートが連続的に動作
する。
【００２６】連続操作時間Ｔが動作量制限時間Ｇｋに達
すると、ゲート停止信号をゲート制御部１０３に出力し
てゲートを停止し、操作員等への警報を出力する。
すると、ゲート停止信号をゲート制御部１０３に出力し
てゲートを停止し、操作員等への警報を出力する。
【００２７】ゲート１０５は、その開度により放流量を
制御する。
制御する。
【００２８】開時計１０６は、ゲート１０５の開度を計
測する。
測する。
【００２９】水位計１０７は、貯水池や河川の水位を計
測する。
測する。
【００３０】自動制御動作制限タイマ１０８は、本発明
により設けるものである。これは、制御量演算部１０１
及び開度制御部１０２より制御状態監視信号を入力し、
ゲート制御部１０３から開中信号を入力する。これらの
信号により自動制御の状態を把握し、自動制御の全操作
時間を計測する。
により設けるものである。これは、制御量演算部１０１
及び開度制御部１０２より制御状態監視信号を入力し、
ゲート制御部１０３から開中信号を入力する。これらの
信号により自動制御の状態を把握し、自動制御の全操作
時間を計測する。
【００３１】そして、全操作時間が自動制御過動作制限
時間に達したとき、ゲート制御部１０３に停止信号を出
力し、ゲートを停止させる。
時間に達したとき、ゲート制御部１０３に停止信号を出
力し、ゲートを停止させる。
【００３２】自動制御動作制限タイマ１０８による動作
を図４，図５により説明する。図４は、自動制御の時間
と、ゲート開度の関係を示す。図４で、Ｔsum は自動制
御動作時間を表す。ＧＬは自動制御動作制限時間を表
す。また、Ｓ１〜Ｓ５は、図５における処理の動作ステ
ップを表している。
を図４，図５により説明する。図４は、自動制御の時間
と、ゲート開度の関係を示す。図４で、Ｔsum は自動制
御動作時間を表す。ＧＬは自動制御動作制限時間を表
す。また、Ｓ１〜Ｓ５は、図５における処理の動作ステ
ップを表している。
【００３３】図５は、自動制御動作制限処理のフローチ
ャートを表わしている。
ャートを表わしている。
【００３４】ステップＳ１では、自動制御による操作の
開始を監視する。
開始を監視する。
【００３５】そして、自動制御による操作が開始される
と、処理はステップＳ２へ進む。
と、処理はステップＳ２へ進む。
【００３６】ステップＳ２では、自動制御動作制限タイ
マをスタートさせる。
マをスタートさせる。
【００３７】ステップＳ３では、自動制御の終了を監視
する。自動制御が終了したならば自動制御動作制限タイ
マ１０８を停止し、ステップＳ１に戻って次の自動制御
を監視する。自動制御中であれば、ステップＳ４に処理
を進める。
する。自動制御が終了したならば自動制御動作制限タイ
マ１０８を停止し、ステップＳ１に戻って次の自動制御
を監視する。自動制御中であれば、ステップＳ４に処理
を進める。
【００３８】ステップＳ４では、自動制御時間Ｔsum が
自動制御動作制限時間ＧＬを経過しているかを判定す
る。経過していなければステップＳ３に戻り引き続き過
動作の監視を行う。そして、自動制御時間Ｔsum が自動
制御動作制限時間ＧＬを経過したならば、ステップＳ５
に処理を進める。
自動制御動作制限時間ＧＬを経過しているかを判定す
る。経過していなければステップＳ３に戻り引き続き過
動作の監視を行う。そして、自動制御時間Ｔsum が自動
制御動作制限時間ＧＬを経過したならば、ステップＳ５
に処理を進める。
【００３９】ステップＳ５では、停止信号をゲート制御
部１０３に出力し、ゲートを停止する。同時に警報を出
力して、操作員等に通知する。
部１０３に出力し、ゲートを停止する。同時に警報を出
力して、操作員等に通知する。
【００４０】
【発明の効果】本発明により、従来の方式ではできなか
った、ゲートの自動制御における異常を検出し、ゲート
の暴走を防ぐことができる。
った、ゲートの自動制御における異常を検出し、ゲート
の暴走を防ぐことができる。
【図１】本発明による自動制御動作制限タイマを含むゲ
ート制御装置のブロック図。
ート制御装置のブロック図。
【図２】ゲート動作量制限タイマの動作とゲート開度の
関係を示す特性図。
関係を示す特性図。
【図３】ゲート制御部の動作とゲート開度関係を示す特
性図。
性図。
【図４】本発明による自動制御動作制限のゲート開度の
関係を示す特性図。
関係を示す特性図。
【図５】本発明による自動制御の過動作検出処理の一実
施例を示すフローチャート。
施例を示すフローチャート。
１０１…制御量演算部、１０２…開度制御部、１０３…
ゲート制御部、１０４…過動作制限タイマ、１０５…ゲ
ート、１０６…開度計、１０７…水位計、108…自動制
御過動作制限タイマ。
ゲート制御部、１０４…過動作制限タイマ、１０５…ゲ
ート、１０６…開度計、１０７…水位計、108…自動制
御過動作制限タイマ。
フロントページの続き (72)発明者 菅野 宏 茨城県日立市大みか町五丁目２番１号 株 式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 畑 俊夫 茨城県日立市大みか町五丁目２番１号 株 式会社日立製作所大みか工場内
Claims (3)
- 【請求項１】ゲートの自動制御において、ゲートを目標
開度まで動作させる際に、制御全体の動作時間を監視す
ることを特徴とするゲート制御装置。 - 【請求項２】請求項１において、制御全体の動作時間が
設定された過動作制限時間を超過した場合、直ちにゲー
トの動作を停止させるゲート制御装置。 - 【請求項３】請求項１において、制御全体の動作時間が
設定された過動作制限時間を超過した場合、警報を出力
し、操作員等に異常を通知するゲート制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30004496A JPH10143203A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | ゲート制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30004496A JPH10143203A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | ゲート制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10143203A true JPH10143203A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17880031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30004496A Pending JPH10143203A (ja) | 1996-11-12 | 1996-11-12 | ゲート制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10143203A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109183730A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-01-11 | 江苏扬州富达液压机械集团有限公司 | 一种控制钢坝闸门同步运行的装置和方法 |
| CN109443424A (zh) * | 2018-10-12 | 2019-03-08 | 湖北工业大学 | 一种弧形启闭闸门状态监测与综合诊断方法 |
| CN113777992A (zh) * | 2021-09-16 | 2021-12-10 | 中国长江电力股份有限公司 | 水电站闸门下滑提升及报警的方法 |
-
1996
- 1996-11-12 JP JP30004496A patent/JPH10143203A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109183730A (zh) * | 2018-09-28 | 2019-01-11 | 江苏扬州富达液压机械集团有限公司 | 一种控制钢坝闸门同步运行的装置和方法 |
| CN109443424A (zh) * | 2018-10-12 | 2019-03-08 | 湖北工业大学 | 一种弧形启闭闸门状态监测与综合诊断方法 |
| CN109443424B (zh) * | 2018-10-12 | 2021-03-16 | 湖北工业大学 | 一种弧形启闭闸门状态监测与综合诊断方法 |
| CN113777992A (zh) * | 2021-09-16 | 2021-12-10 | 中国长江电力股份有限公司 | 水电站闸门下滑提升及报警的方法 |
| CN113777992B (zh) * | 2021-09-16 | 2023-06-13 | 中国长江电力股份有限公司 | 水电站闸门下滑提升及报警的方法 |
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