JPH11262183A - 電圧無効電力制御装置 - Google Patents

電圧無効電力制御装置

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JPH11262183A
JPH11262183A JP10076630A JP7663098A JPH11262183A JP H11262183 A JPH11262183 A JP H11262183A JP 10076630 A JP10076630 A JP 10076630A JP 7663098 A JP7663098 A JP 7663098A JP H11262183 A JPH11262183 A JP H11262183A
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JP
Japan
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circuit
output
signal
voltage
abnormality
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JP10076630A
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Inventor
Tsutomu Hachisuga
勉 蜂須賀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 異常発生で瞬時に制御指令の出力をロック
し、異常復帰から−定時間経過後に出力ロックを解除す
る電圧無効電力制御装置を提供する。 【解決手段】 電力系統の電圧、電流はアナログ入力回
路11で検出され、演算回路12で電力系統の電圧の制
御演算を行い、演算結果は出力回路13に出力される。
該当する調相設備の投入、開放や変圧器のタップ切り替
えの制御信号と出力ロック回路15からの出力ロック信
号152とのアンド条件成立で制御指令を出力する。ア
ナログ入力回路の検出値は監視回路14に入力され、検
出値からアナログ入力回路の健全性を常時監視する。監
視回路で異常の検出時、オフディレータイマ15Cが起
動して、ノット回路15Bから出力ロック信号が出力さ
れ出力回路はアンド条件不成立となり制御指令出力が阻
止される。異常復帰時、一定時間Tだけ遅れてオフディ
レータイマの出力が復帰し、出力回路のアンド条件は不
成立となり制御指令出力はその間阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧無効電力制御
装置におけるアナログ入力回路異常検出において、異常
が検出された時の電圧・電流情報を用いて実行された制
御演算結果により誤った制御指令が出力されることを防
止する出力ロック回路を有する電圧無効電力制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の電圧無効電力制御装置1の
ブロック図である。電力系統の電圧、電流はアナログ入
力回路11で検出され、次段の演算回路12に入力され
る。演算回路12においては電力系統の電圧を適正範囲
に維持するための制御演算を行い、演算結果は次段の出
力回路13に出力される。出力回路13はアンド回路で
構成され、該当する調相設備の投入、開放や変圧器のタ
ップ切り替えの制御信号と出力ロック回路15からの出
力ロック信号152とのアンド条件成立で制御指令を出
力する。
【0003】一方、アナログ入力回路11で検出された
検出値は次段の監視回路14に入力され、監視回路14
は検出値からアナログ入力回路11の健全性を常時監視
する。監視の結果、正常時は監視回路14から異常検出
信号141=0が次段の出力ロック回路15に出力され
る。
【0004】出力ロック回路15のオンディレータイマ
15Aは、異常検出信号141=0では起動せず、次段
のノット回路15Bにタイマ出力信号151=0を出力
する。この結果、ノット回路15Bで信号反転され出力
ロック信号152=1が次段の出力回路13に入力され
て出力は阻止されない。
【0005】監視回路14で異常が検出されると、異常
検出信号141=1が次段の出力ロック回路15に出力
され、オンディレータイマ15Aが起動される。オンデ
ィレータイマ15Aは異常検出信号141が一定時間T
以上経過した条件で次段のノット回路15Bにタイマ出
力信号151=1を出力する。ノット回路15Bにタイ
マ出力信号151=1が入力されると、出力ロック信号
152=0となり次段の出力回路13のアンド条件は不
成立となり制御指令の出力が阻止される。
【0006】本方式は、監視回路14の異常検出信号1
41が一定時間T以上継続した条件で制御指令の出力を
阻止している。異常発生継続時間が一定時間Tに満たな
い状態で発生する場合は全く異常検出ができず、異常発
生中の電圧、電流検出値を用いた制御演算が実効される
ため、誤った演算結果での調相設備の投入、開放や変圧
器のタップ切り替え制御がされることになり、電力系統
の電圧異常(上昇、低下)を引き起こす恐れがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式は異常発生
が一定時間以上継続を条件とする継続監視であるため、
異常が一定時間に満たず、断続的に発生する場合には全
く異常の検出ができず異常発生時の電圧、電流検出値を
用いた制御が行われ電力系統の電圧崩壊を引き起こす恐
れがあった。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、異常発生で瞬時に制御指令の出力をロ
ックし、異常復帰から−定時間経過後に出力ロックを解
除する出力ロック回路を有した電圧無効電力制御装置を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の[請求項1]に係る電圧無効電力制御装
置は、計測された電力系統の電圧無効電力から、電力系
統の電圧を適正範囲に維持するための制御を行う電圧無
効電力制御装置において、高精度に電圧及び電流を検出
するアナログ入力回路と、前記アナログ入力回路の検出
値を用いて制御演算を行う演算回路と、演算回路からの
制御出力を出力する出力回路と、前記アナログ入力回路
の健全性を常時監視する監視回路と、前記監視回路から
の異常と判定された信号を受けた時は瞬時に出力ロック
信号を出力し、異常が復帰して正常と判定された信号を
受けた時は一定時間出力ロック信号を引き延ばす出力ロ
ック回路を備えた構成とする。
【0010】これにより、アナログ入力回路の異常検出
で瞬時に制御指令の出力を阻止し、異常復帰後も一定時
間制御指令の出力を阻止することで異常発生時の電圧、
電流を用いた制御演算による出力を阻止できる。
【0011】本発明の[請求項2]に係る電圧無効電力
制御装置は、計測された電力系統の電圧無効電力から、
電力系統の電圧を適正範囲に維持するための調相設備制
御及び変圧器のタップ切り替え制御を行う電圧無効電力
制御装置において、高精度に電圧及び電流を検出するア
ナログ入力回路と、前記アナログ入力回路の検出値を用
いて制御演算を行う演算回路と、演算回路からの制御出
力を出力する出力回路と、前記アナログ入力回路の健全
性を常時監視する監視回路と、前記監視回路からの異常
と判定された信号を受けた時は瞬時に出力ロック信号を
出力し、異常が復帰して正常と判定された信号を受けた
時は一定時間出力ロック信号を引き延ばす出力ロック回
路を備え、前記出力ロック回路は、出力ロック信号出力
の解除条件を現時点から過去一定時間内Tで発生した異
常発生累積値から判定する回路を備えた構成とする。
【0012】これにより、アナログ入力回路の異常を現
時点から過去一定時間内での異常検出回数が所定値n以
上で瞬時に制御指令の出力を阻止し、発生回数が所定の
値m以下で解除することで異常発生時の電圧、電流を用
いた制御演算による出力を阻止できる。
【0013】本発明の[請求項3]に係る電圧無効電力
制御装置は、上記[請求項1]又は[請求項2]に係る
発明のアナログ入力回路の検出値を用いて制御演算を行
う演算回路は、出力ロック回路からのロック信号を受け
た時は瞬時に演算を停止し、ロック信号が解除された時
は演算を再開する構成とする。
【0014】これにより、アナログ入力回路の異常検出
で瞬時に演算を停止し、異常復帰後も一定時間演算を停
止することで異常発生時の電圧、電流を用いた制御演算
による出力を阻止できる。
【0015】本発明の[請求項4]に係る記録媒体は、
[請求項1]乃至[請求項3]に記載の電圧無効電力制
御装置でのそれぞれの回路の動作機能を達成するための
ソフトウエアを記録した構成とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は本発明の[請求項1]に
係る電圧無効電力制御装置の実施の形態のブロック図で
ある。図において、図7の従来回路と同一機能のものに
は同一符号を付しており、オンディレータイマ15Aに
代えてオフディレータイマ15Cを用いている点で相違
する。
【0017】動作を説明すると、電力系統の電圧、電流
はアナログ入力回路11で検出され、次段の演算回路1
2に入力される。演算回路12においては電力系統の電
圧を適正範囲に維持するための制御演算を行い、演算結
果は次段の出力回路13に出力される。出力回路13は
アンド回路で構成され、該当する調相設備の投入、開放
や変圧器のタップ切り替えの制御信号と出力ロック回路
15からの出力ロック信号152とのアンド条件成立で
制御指令を出力する。
【0018】一方、アナログ入力回路11で検出された
検出値は次段の監視回路14に入力され、監視回路14
は検出値からアナログ入力回路11の健全性を常時監視
する。監視の結果、正常時は監視回路14から異常検出
信号141=0が次段の出力ロック回路15に出力され
る。
【0019】出力ロック回路15のオフディレータイマ
15Cは、異常検出信号141=0では起動せず、次段
のノット回路15Bにタイマ出力信号151=0を出力
する。この結果、ノット回路15Bで信号反転され出力
ロック信号152=1が次段の出力回路13に入力され
て出力は阻止されることなく、該当する調相設備の投
入、開放や変圧器のタップ切り替えの制御指令を出力す
る。
【0020】監視回路14で異常が検出されると、異常
検出信号141=1が次段の出力ロック回路15のオフ
ディレータイマ15Cに入力されると、オフディレータ
イマ15Cが起動することでタイマ出力信号151=1
が出力され、次段のノット回路15Bから出力ロック信
号152=0が次段の出力回路13に出力される。この
結果、出力回路13はアンド条件不成立となり制御指令
の出力が阻止される。
【0021】異常が復帰した場合は、異常復帰から一定
時間Tだけ遅れてオフディレータイマ15Cの出力が復
帰するので、ノット回路15Bには一定時間Tだけタイ
マ出力信号151=1を出力する。ノット回路15Bに
タイマ出力信号151=1が入力されている間は出力ロ
ック信号152=0となり、次段の出力回路13のアン
ド条件は不成立となり制御指令の出力がその間は阻止さ
れる。
【0022】異常復帰から一定時間Tだけ経過した後オ
フディレータイマ15Cの出力が復帰して、タイマ出力
信号151=0を出力する。ノット回路15Bにタイマ
出力信号151=0が入力されると、出力ロック信号1
52=1となり次段の出力回路13のアンド条件は成立
し、該当する調相設備の投入、開放や変圧器のタップ切
り替えの制御指令を出力する。
【0023】上記の動作状態を図2のタイムチャートに
示す。監視回路14からの異常検出信号141=1によ
り出力ロック回路15のオフディレータイマ15Cが起
動し、タイマ出力信号151=1が次段のノット回路1
5Bで信号反転され、出力ロック信号152=0が次段
の出力回路13に出力され、出力回路13の出力を阻止
する。
【0024】次に異常復帰で異常検出信号141=0が
オフディレータイマ15Cに入力されると、一定時間T
経過後タイマ出力信号151=0となり、次段のノット
回路15Bで信号反転され出力ロック信号152=1と
なり、次段の出力回路13の出力阻止が解除される。
【0025】こうして、アナログ入力回路の異常検出で
瞬時に制御指令の出力を阻止し、異常復帰後も一定時間
制御指令の出力を阻止することで異常発生時の電圧、電
流を用いた制御演算による出力を阻止できる。
【0026】次に、本発明の他の実施の形態を図3、図
4を参照して説明する。図3は本発明の[請求項2]に
係る電圧無効電力制御装置の実施の形態のブロック図で
ある。図において、図1の実施の形態の回路と同一機能
のものには同一符号を付しており、オフディレータイマ
15Cに代えて累積カウンタ15Dを用いている点で相
違する。
【0027】動作を説明すると、電力系統の電圧、電流
はアナログ入力回路11で検出され、次段の演算回路1
2に入力される。演算回路12においては電力系統の電
圧を適正範囲に維持するための制御演算を行い、演算結
果は次段の出力回路13に出力される。出力回路13は
アンド回路で構成され、該当する調相設備の投入、開放
や変圧器のタップ切り替えの制御信号と出力ロック回路
15からの出力ロック信号152とのアンド条件成立で
制御指令を出力する。
【0028】一方、アナログ入力回路11で検出された
検出値は次段の監視回路14に入力され、監視回路14
は検出値からアナログ入力回路11の健全性を常時監視
する。監視の結果、正常時は監視回路14から異常検出
信号141=0が次段の出力ロック回路15に出力され
る。監視回路14で異常が検出されると、異常検出信号
141=1が次段の出力ロック回路15に出力される。
【0029】出力ロック回路15の累積カウンタ15D
は、監視回路14からの異常検出信号141を一定周期
で計測する。そして、現時点から過去一定時間内に発生
した異常検出信号の回数を計測し、所定の値n以上であ
れば、次段のノット回路15Bに累積カウンタ信号15
3=1を出力する。また、現時点から過去一定時間T間
の異常発生が所定の値m以下であれば累積カウンタ信号
153=0を次段のノット回路15Bに出力する。
【0030】出力ロック回路15の累積カウンタ15D
が、現時点から過去一定時間内に発生した異常検出信号
の回数を計測し、所定の値n以上であれば、次段のノッ
ト回路15Bに累積カウンタ信号153=1を出力す
る。次段のノット回路15Bで信号が反転され、出力ロ
ック信号152=0が次段の出力回路13に出力され
る。この結果、出力回路13はアンド条件不成立とな
り、該当する調相設備の投入、開放や変圧器のタップ切
り替えの制御指令の出力が阻止される。
【0031】監視回路14で異常復帰が判定されても累
積カウンタ15Dで、現時点から過去一定時間内に発生
した回数が所定値m以下になる迄、次段のノット回路1
5Bに累積カウンタ信号153=1を出力することで出
力ロック信号152=0を継続させ制御指令の出力を阻
止する。
【0032】異常が復帰した場合で、累積カウンタ15
Dが現時点から過去一定時間内に発生した回数が所定値
m以下になったことを計測すると、累積カウンタ信号1
53=0を次段のノット回路15Bに出力する。この結
果、ノット回路15Bで信号反転され出力ロック信号1
52=1が次段の出力回路13に入力されて出力は阻止
されることなく、該当する調相設備の投入、開放や変圧
器のタップ切り替えの制御指令を出力する。
【0033】上記の動作状態を図4のタイムチャートに
示す。監視回路14からの異常検出信号141を出力ロ
ック回路15の累積力ウンタ15Dで一定周期tで検出
する。現時点から過去T秒間の異常発生が所定値n(=
1)以上有れば、累積カウンタ信号153=1を次段の
ノット回路15Bに出力する。ノット回路15Bで信号
反転され、出力ロック信号152=0が出力され次段の
出力回路13に入力され、該当する調相設備の投入、開
放や変圧器のタップ切り替えの制御指令の出力を阻止す
る。
【0034】また、現時点から過去T秒間の異常発生が
所定の値m(=0)以下であれば累積カウンタ信号15
3=0を次段のノット回路15Bに出力することで出力
ロック信号152=1となり、次段の出力回路13の出
力阻止が解除され、該当する調相設備の投入、開放や変
圧器のタップ切り替えの制御指令の出力を可能にする。
【0035】こうして、アナログ入力回路の異常を現時
点から過去一定時間内での異常検出回数が所定値n以上
で瞬時に制御指令の出力を阻止し、発生回数が所定の値
m以下で解除することで異常発生時の電圧、電流を用い
た制御演算による出力を阻止できる。
【0036】次に、本発明の他の実施の形態を図5、図
6を参照して説明する。図5は本発明の[請求項3]に
係る電圧無効電力制御装置の実施の形態のブロック図で
ある。図において、図1の実施の形態の回路と同一機能
のものには同一符号を付しており、出力回路13を省略
し、出力ロック回路15で演算回路12の演算を停止さ
せる構成である点で図1の実施の形態のものと相違す
る。
【0037】動作を説明する。電力系統の電圧、電流は
アナログ入力回路11で検出され、次段の演算回路12
に入力される。演算回路12においては電力系統の電圧
を適正範囲に維持するための制御演算を行い、演算結果
は該当する調相設備の投入、開放や変圧器のタップ切り
替えの制御信号として出力される。
【0038】一方、アナログ入力回路11で検出された
検出値は次段の監視回路14に入力され、監視回路14
は検出値からアナログ入力回路11の健全性を常時監視
する。監視の結果、正常時は監視回路14から異常検出
信号141=0が次段の出力ロック回路15に出力され
る。
【0039】出力ロック回路15のオフディレータイマ
15Cは、異常検出信号141=0では起動せず、次段
のノット回路15Bにタイマ出力信号151=0を出力
する。この結果、ノット回路15Bで信号反転され出力
ロック信号152=1が次段の演算回路12に出力され
る。演算回路12はこの信号を受け、電力系統の電圧を
適正範囲に維持するための制御演算を行い、演算結果は
該当する調相設備の投入、開放や変圧器のタップ切り替
えの制御信号として出力される。
【0040】監視回路14で異常が検出されると、異常
検出信号141=1が次段の出力ロック回路15のオフ
ディレータイマ15Cに入力されると、オフディレータ
イマ15Cが起動することでタイマ出力信号151=1
が出力され、次段のノット回路15Bから出力ロック信
号152=0が次段の演算回路12に出力される。演算
回路12はこの信号を受け、瞬時に演算を停止する。こ
の結果、該当する調相設備の投入、開放や変圧器のタッ
プ切り替えの制御信号の出力は阻止される。
【0041】異常が復帰した場合は、異常復帰から一定
時間Tだけ遅れてオフディレータイマ15Cの出力が復
帰するので、ノット回路15Bには一定時間Tだけタイ
マ出力信号151=1を出力する。ノット回路15Bに
タイマ出力信号151=1が入力されている間は出力ロ
ック信号152=0となり、次段の演算回路12は依然
として演算の停止を継続して、制御指令の出力がその間
は阻止される。
【0042】異常復帰から一定時間Tだけ経過した後オ
フディレータイマ15Cの出力が復帰して、タイマ出力
信号151=0を出力する。ノット回路15Bにタイマ
出力信号151=0が入力されると、出力ロック信号1
52=1となり次段の演算回路12は再び演算を開始し
て、該当する調相設備の投入、開放や変圧器のタップ切
り替えの制御指令を出力する。
【0043】上記の動作状態を図6のタイムチャートに
示す。異常検出信号141=1により出力ロック回路1
5のオフディレータイマ15Cが起動し、タイマ出力信
号151=1が次段のノット回路15 Bで信号反転さ
れ、出力ロック信号152=0が次段の演算回路(1
2)に出力され演算を停止する。
【0044】次に、異常復帰で異常検出信号141=0
がオフディレータイマ15Cに入力されると、一定時間
T経過後タイマ出力信号151=0となり、次段のノッ
ト回路15Bで信号反転され、出力ロック信号152=
1となり、次段の演算回路12の演算停止が解除され演
算が再開される。即ち、演算回路12が演算停止を行う
ことで、制御指令の出力が阻止される。
【0045】こうして、アナログ入力回路の異常検出で
瞬時に演算を停止し、異常復帰後も一定時間演算を停止
することで異常発生時の電圧、電流を用いた制御演算に
よる出力を阻止できる。
【0046】本発明の[請求項4]に係る電圧無効電力
制御装置での記録媒体は、上記[請求項1]乃至[請求
項3]に係る発明のそれぞれの手段の動作機能を達成す
るためのプログラムを記録したものであり、記録媒体を
必要とする現場等に配布することにより容易に本発明の
電圧無効電力制御装置を実現できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればア
ナログ入力回路の異常が検出されると瞬時に制御指令の
出力を阻止し、異常復帰から一定時間経過した後、制御
指令の出力阻止を解除することで異常時の電圧、電流を
用いた制御演算の出力を阻止できるため、極めて高い信
頼性を有した電圧無効電力制御装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の[請求項1]に係る電力無効電力制御
装置のブロック図。
【図2】本発明の[請求項1]の出力ロック回路のタイ
ムチャート。
【図3】本発明の本発明の[請求項2]に係る電圧無効
電力制御装置のブロック図。
【図4】本発明の[請求項2]の出力ロック回路のタイ
ムチャート。
【図5】本発明の本発明の[請求項3]に係る電圧無効
電力制御装置のブロック図。
【図6】本発明の[請求項3]の演算回路停止のタイム
チャート。
【図7】従来の電圧無効電力制御装置のブロック図。
【符号の説明】
1 電圧無効電力制御装置 11 アナログ入力回路 12 演算回路 13 出力回路 14 監視回路 141 異常検出信号 15 出力ロック回路 15A オンディレータイマ 15B ノット回路 15C オフディレータイマ 15D 累積力ウンタ 151 タイマ出力信号 152 出力ロック信号 153 累積カウンタ信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測された電力系統の電圧無効電力か
    ら、電力系統の電圧を適正範囲に維持するための制御を
    行う電圧無効電力制御装置において、高精度に電圧及び
    電流を検出するアナログ入力回路と、前記アナログ入力
    回路の検出値を用いて制御演算を行う演算回路と、演算
    回路からの制御出力を出力する出力回路と、前記アナロ
    グ入力回路の健全性を常時監視する監視回路と、前記監
    視回路からの異常と判定された信号を受けた時は瞬時に
    出力ロック信号を出力し、異常が復帰して正常と判定さ
    れた信号を受けた時は一定時間出力ロック信号を引き延
    ばす出力ロック回路を備えたことを特徴とする電圧無効
    電力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記出力ロック回路は、出力ロック信号
    出力の解除条件を現時点から過去一定時間内Tで発生し
    た異常発生累積値から判定する回路でなることを特徴と
    する請求項1記載の電圧無効電力制御装置。
  3. 【請求項3】 アナログ入力回路の検出値を用いて制御
    演算を行う演算回路は、出力ロック回路からのロック信
    号を受けた時は瞬時に演算を停止し、ロック信号が解除
    された時は演算を再開することを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の電圧無効電力制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載の電圧無効
    電力制御装置でのそれぞれの回路の動作機能を達成する
    ためのソフトウエアを記録した記録媒体。
JP10076630A 1998-03-10 1998-03-10 電圧無効電力制御装置 Pending JPH11262183A (ja)

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JP10076630A Pending JPH11262183A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 電圧無効電力制御装置

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JP (1) JPH11262183A (ja)

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