JP2001248139A - 貯水設備監視制御装置 - Google Patents

貯水設備監視制御装置

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JP2001248139A
JP2001248139A JP2000056099A JP2000056099A JP2001248139A JP 2001248139 A JP2001248139 A JP 2001248139A JP 2000056099 A JP2000056099 A JP 2000056099A JP 2000056099 A JP2000056099 A JP 2000056099A JP 2001248139 A JP2001248139 A JP 2001248139A
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water
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monitoring
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Toshinobu Eto
利伸 江藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際の貯水位の変化に追随した流入量を算出
することができるようにする。 【解決手段】 監視制御局3は、演算処理部31が、算
出間隔自動/手動切換部321の自動切換え指示に従っ
て流入量算出部311での算出間隔を水位計24からの
水位データおよび算出間隔変更情報記憶部313に記憶
されている算出間隔変更情報に基づき自動的に変更する
算出間隔自動変更部3122を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水管理を行う貯水
設備(以下、ダム設備という。)を監視制御するダム設
備監視制御装置に関し、特に、実際の貯水位の変化に追
随した流入量を算出することができる貯水設備監視制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダム設備監視制御装置に
おいては、ダム設備の貯水池への水の流入量の算出時間
間隔をダム管理者により手動で設定している。
【0003】具体的には、ダム管理者(特に、経験者)
が実際の貯水位の変動を目測により確認し、ダム管理者
の判断により流入量算出時間間隔を手動設定する。
【0004】ところが、この従来の方式によると、貯水
位の変化に迅速に対応することが困難なため、流入量の
算出値に時間的遅れを生じる。
【0005】このため、従来では、このような貯水位の
変化に時間的遅れを生じた流入量の算出値を使用してダ
ム設備を監視制御する場合、各種弊害を生じることにな
る。具体的には、例えば、上述の手動設定により算出し
た流入量の値を用いてダム設備の放流制御を行う場合
に、ダム管理者による設定が大幅に遅れてしまうと、ダ
ム下流域への安定した水の供給、水源確保、洪水防止を
行うことができず、最悪の状況では、ダムが決壊するな
どの不都合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の方
式では、流入量の算出時間間隔をダム管理者により手動
で設定するようにしているため、実際の貯水位の変化に
対応した流入量を算出することができず、これにより、
精確なダム設備の監視制御を行えないという問題点があ
る。
【0007】そこで、本発明では、上記問題点を解消
し、実際の貯水位の変化に追随した流入量を算出するこ
とができる貯水設備監視制御装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、少なくとも貯水池の貯
水位を測定する水位計から送られてくるデータを使用し
て前記貯水池への水の流入量を算出し、該算出結果に応
じて貯水設備を制御する貯水設備監視制御装置におい
て、前記水位計から送られてくる水位データから貯水位
の変化する時間間隔を演算し、該演算結果に応じて前記
貯水池への水の流入量の算出時間間隔を変更制御する演
算制御手段を具備することを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の本発明は、請求項
1に記載の本発明において、予め、貯水位の変化する時
間間隔の情報に対応付けて流入量の算出時間間隔の情報
を記憶する記憶手段を有し、前記演算制御手段は、前記
演算結果と前記記憶手段に記憶されている情報をもとに
流入量の算出時間間隔を変更制御することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る貯水設備制御
監視装置の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明
する。
【0011】図1は、本発明に係る貯水(ダム)設備制
御監視装置が適用されるダム設備制御監視システム1の
概略構成を示す図である。
【0012】図1に示すように、このダム設備制御監視
システム1では、大きく分けて、河川の水或いは雨水な
どの水を堰きとめたり、放流したりして水管理を行うダ
ム設備2と、このダム設備2を遠隔にて監視制御する監
視制御局3から構成される。
【0013】また、ダム設備2は、河川の水或いは雨水
などの水流を堰きとめるダム堰21と、このダム堰21
で堰きとめている水を下流側に放流する場合の流量を調
節する放流バルブ(弁)22と、上記ダム堰21で堰き
とめられる水を貯めておく貯水池23と、この貯水池2
3に貯められている水の貯水位を計測する水位計24と
を備えて構成される。
【0014】そして、上記監視制御局3では、ダム設備
2に設置される各種検出装置(水位計、開度計、流量
計)からの各検知結果データをもとにダム設備2の各種
監視制御を行う。
【0015】図2は、上記図1に示す監視制御局3の全
体構成を示す図である。
【0016】図2に示すように、この監視制御局3で
は、ダム設備2(図1参照)に設置される各種検出装置
(水位計、開度計、流量計)からの各検知結果データを
受信し、ダム設備2の各種監視制御を行うための演算処
理を行う演算処理部31と、この演算処理部31に接続
され、ダム監視者によりダム設備の監視制御を行うため
の各種設定を行う操作部32とを備えて構成される。
【0017】また、本発明の演算処理部31では、水位
計24、あるいは、図示しない開度計、流量計からの検
知データからダム設備の貯水池への水の流入量を算出す
る流入量算出部311と、この流入量算出部311にお
ける流入量算出の時間間隔を変更制御する算出間隔変更
制御部312と、この算出間隔変更制御部312で算出
間隔を変更する場合に用いられる情報を記憶する算出間
隔変更情報記憶部313とを有して構成される。
【0018】そして、本発明の操作部32には、ダム監
視者により流入量の算出間隔を自動または手動で設定す
るための算出間隔自動/手動切換部321が備えられ、
算出間隔変更制御部321には、上記算出間隔自動/手
動切換部321の手動切換え指示に従って流入量算出部
311での算出間隔をダム監視者の手動設定に応じて変
更する算出間隔手動変更部3121と、上記算出間隔自
動/手動切換部321の自動切換え指示に従って流入量
算出部311での算出間隔を水位計24からの水位デー
タおよび算出間隔変更情報記憶部313に記憶されてい
る算出間隔変更情報に基づき自動的に変更する算出間隔
自動変更部3122とを具備して構成される。
【0019】図3は、上記図2に示す算出間隔変更制御
部312の算出間隔自動変更部3122の全体構成を示
す図である。
【0020】図3に示すように、この算出間隔自動変更
部3122では、水位計24からの水位データから貯水
位に変化が起きるまでの時間(水位計24で計測できる
最小単位(通常、1cm)で変化が確認できた時間間
隔)を演算する貯水位変化監視時間演算部3122a
と、この貯水位変化監視時間演算部3122aの演算結
果、すなわち、貯水位に変化が起きるまでの時間を示す
データと、算出間隔変更情報記憶部313に記憶されて
いる算出間隔変更情報(図4参照)とを入力し、流入量
の算出時間間隔を変更する設定間隔を演算する変更設定
間隔演算部3122bと、この変更設定間隔演算部31
22bの演算結果、すなわち、流入量の算出時間間隔を
変更する設定間隔を示すデータを入力し、このデータに
基づき流入量算出部311に算出間隔の変更指示を行う
算出間隔変更指示部3122cとを具備して構成され
る。
【0021】この構成によると、ダム監視者により、流
入量算出間隔を自動で切換えるように指示されている場
合、水位計24の水位データから貯水位の変化する時間
間隔を演算し、該演算結果に応じて貯水池への水の流入
量の算出時間間隔を変更制御するように構成しているの
で、貯水位の変化に追随した流入量を算出することがで
き、これにより、この算出された流入量の値を使用した
ダム設備の監視制御を精確に行え、特に、ダム下流域へ
の安定した水の供給、水源確保、洪水防止などを行うた
めの放流制御を正確に行うことができ、ダムが決壊する
などの最悪の事態が発生することを未然に防止すること
ができる。
【0022】また、図4は、上記図2および図3に示し
た算出間隔変更情報記憶部313に記憶されている算出
間隔変更情報の一構成例を示す図であり、この算出間隔
変更情報は、貯水位に変化があった時刻から、次に貯水
位に変化があった時刻を示す貯水位変化監視時間項目
と、この貯水位変化監視時間に対応させた流入量算出時
間間隔を示す流入量算出時間間隔の設定時間項目とから
構成される。 図4に示すように、この実施例では、例
えば、貯水位変化監視時間が「9分以下」なら流入量算
出時間間隔の設定時間が「10分」に、また貯水位変化
監視時間が「10分以上で25分以下」なら流入量算出
時間間隔の設定時間が「30分」に、貯水位変化監視時
間が「30分以上で59分以下」なら流入量算出時間間
隔の設定時間が「60分」に、貯水位変化監視時間が
「60分以上で179以下」なら流入量算出時間間隔の
設定時間が「3時間」に、貯水位変化監視時間が「18
0分以上で359分以下」及び「360分以上」なら流
入量算出時間間隔の設定時間が「6時間」に設定されて
いる。
【0023】また、図5は、ダム監視者によって、上記
図2に示す操作部321の算出間隔自動/手動切換部3
21により手動切換えが行われた場合に設定される算出
時間間隔の設定時間を示す図である。
【0024】図5に示すように、この例では、「10
分」、「30分」、「60分」、「3時間」、「6時
間」の5つが用意されており、この値は、上記図4に示
した算出時間間隔の設定時間と同じ種類が用意されてい
る。なお、この値は、通常この種の監視制御に使用され
る一般的な値である。
【0025】また、図6は、上記図2に示した操作部3
2に備えられた算出間隔自動/手動切換部321により
手動に切換えられた場合の平均的(人為的)遅れを見込
んだ流入量算出の時間的推移を示すグラフ図であり、同
図6に示すように、ダム監視者により流入量の算出時間
間隔を手動で設定した場合では、雨水等による不規則的
な貯水位の変化に対して流入量の算出値に大きな時間的
遅れが生じることになる。
【0026】また、図7は、上記図2に示した操作部3
2に備えられた算出間隔自動/手動切換部321により
自動に切換えられた場合の流入量算出の時間的推移を示
すグラフ図であり、同図7に示すように、流入量の算出
時間間隔を自動で設定した場合では、貯水位の変化に対
し流入量の算出値の時間的遅れを最小限に抑えることが
可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の貯水設備
監視制御装置によれば、水位計から送られてくる水位デ
ータから貯水位の変化する時間間隔を演算し、該演算結
果に応じて貯水池への水の流入量の算出時間間隔を変更
制御するように構成しているので、実際の貯水位の変化
に追随した流入量を算出することができ、これにより、
算出された流入量の値を使用したダム設備の監視制御を
正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯水(ダム)設備制御監視装置が
適用されるダム設備監視制御システムの概略構成を示す
図。
【図2】図1に示す監視制御局の全体構成を示す図。
【図3】図2に示す算出間隔変更制御部の算出間隔自動
変更部の全体構成を示す図。
【図4】図2および図3に示した算出間隔変更情報記憶
部に記憶されている算出間隔変更情報の一構成例を示す
図。
【図5】図2に示す操作部の算出間隔自動/手動切換部
により手動切換えが行われた場合に設定される算出時間
間隔の設定時間を示す図。
【図6】図2に示した操作部に備えられた算出間隔自動
/手動切換部により手動に切換えられた場合の平均的
(人為的)遅れを見込んだ流入量算出の時間的推移を示
すグラフ図。
【図7】図2に示した操作部に備えられた算出間隔自動
/手動切換部により自動に切換えられた場合の流入量算
出の時間的推移を示すグラフ図。
【符号の説明】
1 ダム設備制御監視システム 2 ダム設備 21 ダム堰 22 放流バルブ 23 貯水池 24 水位計 3 監視制御局 31 演算処理部 311 流入量算出部 312 算出間隔変更制御部 3121 算出間隔手動変更部 3122 算出間隔自動変更部 3122a 貯水変化監視時間演算部 3122b 変更設定間隔演算部 3122c 算出間隔変更指示部 313 算出間隔変更情報記憶部 32 操作部 321 算出間隔自動/手動切換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D019 AA46 5H309 AA06 BB01 BB18 CC09 DD22 EE04 GG03 HH13 5K033 AA02 BA08 DA01 DB12 DB14 DB20 EA06 EA07 5K048 AA06 BA30 EB06 EB10 EB13 HA01 HA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも貯水池の貯水位を測定する水
    位計から送られてくるデータを使用して前記貯水池への
    水の流入量を算出し、該算出結果に応じて貯水設備を制
    御する貯水設備監視制御装置において、 前記水位計から送られてくる水位データから貯水位の変
    化する時間間隔を演算し、該演算結果に応じて前記貯水
    池への水の流入量の算出時間間隔を変更制御する演算制
    御手段を具備することを特徴とする貯水設備監視制御装
    置。
  2. 【請求項2】 予め、貯水位の変化する時間間隔の情報
    に対応付けて流入量の算出時間間隔の情報を記憶する記
    憶手段を有し、 前記演算制御手段は、前記演算結果と前記記憶手段に記
    憶されている情報をもとに流入量の算出時間間隔を変更
    制御することを特徴とする請求項1記載の貯水設備監視
    制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284197A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Fujitsu Ltd 流入量演算装置
JP2009027315A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Yokogawa Electric Corp 無線制御システム
JP2019066634A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 住友電気工業株式会社 ブーツ、フェルール及び光コネクタ

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