JPH1014258A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH1014258A
JPH1014258A JP8168029A JP16802996A JPH1014258A JP H1014258 A JPH1014258 A JP H1014258A JP 8168029 A JP8168029 A JP 8168029A JP 16802996 A JP16802996 A JP 16802996A JP H1014258 A JPH1014258 A JP H1014258A
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power supply
input
output
capacitor
voltage
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JP8168029A
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Hiroyuki Ono
宏之 大野
Hiroaki Koshin
博昭 小新
Hirotada Higashihama
弘忠 東浜
Hiroaki Yuasa
裕明 湯浅
Hisami Usui
久視 臼井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でコストも安く、更に定期的メンテナン
スの不要な電力変換装置を提供すること。 【解決手段】 太陽電池1から入力される大きさの変化
する入力電圧を所定の大きさに昇圧し出力する昇圧回路
部3a、3bと、その昇圧回路部3a、3bからの入力
を交流に変換して出力するインバータ回路部4とを備え
る電力変換装置において、昇圧回路部3a、3bは、前
段に前記入力電圧を安定化する平滑部2を有するととも
に、一端がリアクトルL1を介して太陽電池1の一端
に、他端が太陽電池1の他端にそれぞれ接続されたスイ
ッチ素子と、一端がダイオードD1を介してこのスイッ
チ素子Q1の一端に、他端が太陽電池1の他端に接続さ
れたコンデンサC2とを有して少なくとも2つが並列に
配され、前記スイッチ素子がそれぞれ所定の位相差を持
った同じ制御信号によってスイッチングされることとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換装置であ
り、特に太陽電池等の直流電源を交流電源に変換する電
力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池などの自家発電源の直流
出力を交流に変換し、交流電圧を出力する電力変換装置
としては、例えば図8に示す、特開平6−332554
に開示された構成のものがある。このものは、太陽電池
1の直流電力を交流電力に変換する電力変換装置であっ
て商用交流電源と連系する系統連系インバータ装置で、
直流電源としての太陽電池1から入力される大きさの変
化する入力電圧を安定化する平滑部2と、平滑部2から
の入力を所定の大きさに昇圧し出力する昇圧回路部3
と、その昇圧回路部3からの入力を交流に変換して出力
するインバータ回路部4とを備えて構成されている。
【0003】昇圧回路部3は、スイッチ素子Q1、リア
クトルL1、ダイオードD1、D2及びコンデンサC2
により構成されている。そして、太陽電池1からの入力
電圧が平滑部2であるコンデンサC1の両端に入力され
て安定化された後、昇圧回路部3に入力されて電圧セン
サSV2による検出値である所定の電圧値(Vs)の直
流電圧に昇圧され出力される。
【0004】インバータ回路部4は、スイッチ素子Q
3、Q4、Q5、Q6及び該スイッチ素子のそれぞれに
通電方向と逆方向に並列接続されたダイオードD3、D
4、D5、D6と、ローパスフィルター用のリアクトル
L2、L3及びコンデンサC3とにより構成されてい
る。そして、昇圧回路部3からの出力である所定の電圧
値(Vs)の直流電圧が入力され、商用交流電圧に変換
されて出力される。
【0005】なお、SWは開閉器で、その一端がインバ
ータ回路部4の一方の出力端子に、他端が、5の負荷の
一端に接続されている。また、この負荷5は、その他端
がインバータ回路部4の他方の出力端子に接続されてい
る。6は商用電源で、負荷5の両端に接続されている。
従って、インバータ回路部4の出力である交流電力は、
開閉器SWを介して商用電力系統に連系し負荷5に供給
される。また、7は昇圧制御部で、昇圧回路部3の出力
電圧(Vs)を制御するためのスイッチ素子Q1の制御
回路であり、8はインバータ制御部で、太陽電池1の出
力電力がほぼ最大として出力されるようにインバータ回
路部4のスイッチ素子Q3、Q4、Q5、Q6に対して
パルス幅変調を行なうための制御回路である。
【0006】上記の構成において、平滑部2であるコン
デンサC1は、昇圧回路部3の昇圧動作におけるリアク
トルL1に電流が流れるときの太陽電池1からの入力電
圧の変動を少なくする為のもので、一般に電解コンデン
サによって形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の平滑
部2のコンデンサC1は、後段の昇圧回路部3の昇圧動
作を確実にする為に大きな容量が必要とされるものであ
る。従って、上記の電力変換装置は、大きさが大きく、
コストも高いものであった。また、一般に、高容量の電
解コンデンサは、経年的な劣化による容量低下も大き
く、安定して昇圧動作を行う為に、上記の電力変換装置
においては、コンデンサC1を定期的に補修メンテナン
スによって交換する必要があった。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、小型でコストも安く、更
に定期的メンテナンスの不要な電力変換装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の電力変換装置は、直流電源から入力
される大きさの変化する入力電圧を所定の大きさに昇圧
し出力する昇圧回路部と、その昇圧回路部からの入力を
交流に変換して出力するインバータ回路部と、を備える
電力変換装置において、前記昇圧回路部は、前段に前記
入力電圧を安定化する平滑部を有するとともに、一端が
リアクトルを介して前記直流電源の一端に、他端が前記
直流電源の他端にそれぞれ接続されたスイッチ素子と、
一端がダイオードを介してこのスイッチ素子の一端に、
他端が前記直流電源の他端に接続されたコンデンサとを
有して少なくとも2つが並列に配され、前記スイッチ素
子がそれぞれ所定の位相差を持った同じ制御信号によっ
てスイッチングされることとしている。これにより、直
流電源からの入力が、平滑部によって安定化され、一端
がリアクトルを介して前記直流電源の一端に、他端が前
記直流電源の他端にそれぞれ接続されたスイッチ素子
と、一端がダイオードを介してこのスイッチ素子の一端
に、他端が前記直流電源の他端に接続されたコンデンサ
とを有する複数の並列に配された昇圧回路部に入力さ
れ、所定の位相差を持った同じ制御信号によってスイッ
チングされるものとなる。
【0010】また、請求項2記載の電力変換装置は、直
流電源から入力される大きさの変化する入力電圧を所定
の大きさに昇圧し出力する昇圧回路部と、その昇圧回路
部からの入力を交流に変換して出力するインバータ回路
部と、を備える電力変換装置において、前記昇圧回路部
は、一端がリアクトルを介して前記直流電源の一端に、
他端が前記直流電源の他端にそれぞれ接続されたスイッ
チ素子と、一端がダイオードを介してこのスイッチ素子
の一端に、他端が前記直流電源の他端に接続されたコン
デンサとを有して2つが並列に配され、前記スイッチ素
子がそれぞれ反転関係を持って同期する制御信号によっ
てスイッチングされることとしている。これにより、直
流電源からの入力が、一端がリアクトルを介して前記直
流電源の一端に、他端が前記直流電源の他端にそれぞれ
接続されたスイッチ素子と、一端がダイオードを介して
このスイッチ素子の一端に、他端が前記直流電源の他端
に接続されたコンデンサとを有する複数の並列に配され
た昇圧回路部に入力され、それぞれ反転関係を持って同
期する制御信号によってスイッチングされるものとな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電力変換装置の第
1の実施の形態を図1乃至図5に基づいて、第2の実施
の形態を図6及び図7に基づいて、それぞれ説明する。
【0012】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態の電力変換装置の回路構成図である。図2は、図
1に示す電力変換装置の要部であるPWM制御部の回路
構成図である。図3は、図1に示す電力変換装置の要部
であるインバータ制御部の回路構成図である。図4は、
図1に示す電力変換装置のPWM制御部の動作説明の波
形図である。図5は、図1に示す電力変換装置のインバ
ータ制御部の動作説明の波形図である。
【0013】この電力変換装置は、太陽電池1の直流電
力を交流電力に変換する電力変換装置に相当する系統連
系インバータ装置で、平滑部2と、昇圧回路部3a、3
bと、インバータ回路部4とを主要構成部とする。
【0014】平滑部2は、太陽電池1から入力される大
きさの変化する入力電圧を安定化するもので、後述する
昇圧回路部3a、3bの前段に並列に配設されるコンデ
ンサC1によって形成される。詳しくは、このコンデン
サC1は、例えばアルミ電解コンデンサで、入力側の太
陽電池1の出力の一端である正極と他端である負極と
に、その両端の正極側と負極側とを極を同じくして接続
され、太陽電池1の直流出力を入力して蓄電し、平滑し
て安定した直流電圧に変換して出力する。
【0015】昇圧回路部3a、3bは、太陽電池1から
入力される大きさの変化する入力電圧を所定の大きさに
昇圧し出力するもので、平滑部2の後段に設けられる。
この昇圧回路部3a、3bは、一端がリアクトルL1を
介して太陽電池1の出力の一端(正極)に、他端が太陽
電池1の出力の他端(負極)にそれぞれ接続されたスイ
ッチ素子Q1、Q2と、一端がダイオードD1を介して
このスイッチ素子Q1、Q2の一端に、他端が太陽電池
1の他端に接続されたコンデンサC2とを有して並列に
配されている。ダイオードD1は、カソードがコンデン
サC2の正極、アノードがリアクトルL1及びスイッチ
素子Q1、Q2の一端の接続点に接続されている。ま
た、このスイッチ素子Q1、Q2は、PWM制御部S
a、Sbによりそのスイッチング動作が制御され、エミ
ッタ・コレクタ間には、ダイオードD2が、それぞれエ
ミッタ側がアノードでコレクタ側がカソードになるよう
に接続されている。
【0016】スイッチ素子Q1、Q2は、例えばIGB
T素子で、後述するPWM制御部Sa、Sbからの制御
信号によって大略20KHzの周波数にてスイッチング
制御され、コンデンサC1の出力を高周波パルス電流に
変換して昇圧し、コンデンサC2に印加する。このIG
BT素子は、MOSFET素子の持つ高速応答性及び電
圧駆動型の特徴と、バイポーラトランジスタの低飽和電
圧特性の特徴とを有し、高い周波数によるスイッチング
制御が可能でオン抵抗の小さいパワー制御素子である。
【0017】リアクトルL1は、スイッチ素子Q1、Q
2のスイッチング動作のオフした瞬時において、リアク
トルL1に蓄積された電荷をダイオードD1を介してコ
ンデンサC1に供給する機能を有する。ダイオードD2
は、スイッチ素子Q1、Q2のスイッチング動作のオフ
した瞬時にエミッタとコレクタ間に発生する逆方向の起
電力の電圧によって、スイッチ素子Q1、Q2のコレク
タ、エミッタ間の絶縁が破壊されるのを防止するもので
ある。
【0018】PWM制御部Sa、Sbは、スイッチ素子
Q1、Q2をパルス幅変調制御によってスイッチング制
御するためのもので、図2に示すように、PWM比較器
21と、三角波発振器22と、減算器23と、基準電源
24とにより構成される。なお、このPWM制御部S
a、Sbの前記各回路の駆動電源は、太陽電池1から供
給される。このPWM制御部Sa、Sbは、昇圧回路部
3a、3bの出力端に接続された電圧センサSV2の出
力電圧(Vs)と、基準電源24の基準電圧(例えば3
00V)と、を減算器23に入力してその差を出力し、
その出力をPWM比較器21に入力して三角波発振器2
2の第1基準三角波の波形と比較する。そして、太陽電
池の出力端に接続された電圧センサSV1の出力電圧
(Vi)が変化した場合、スイッチ素子Q1、Q2のゲ
ートに与えるパルス幅を変化させるように動作する。詳
しくは、図4に示すように、例えばViが低下し、Vs
がVs1>Vs2の関係にあるVs1からVs2に変化
した場合、スイッチ素子Q1、Q2のゲート信号Vp1、V
p2のパルス幅を、t1<t2の関係にあるt1からt
2に変化させる。
【0019】そして、昇圧回路部3a、3bは、PWM
制御部Sa、Sbの上記の動作によって昇圧回路部3
a、3bの出力電圧(Vs)を所定の値に制御し、太陽
電池1から入力される0Vから大略300Vまで変化す
る直流電圧出力(Vi)を入力して基準電源24の基準
電圧に基づく所定の大きさに昇圧し出力する。
【0020】インバータ回路部4は、昇圧回路部3a、
3bからの入力を商用交流電圧に変換するもので、例え
ば図1に示すように、ブリッジ接続されてインバータブ
リッジを形成するスイッチ素子Q3、Q4、Q5、Q6
と、前記ブリッジ接続の出力の両端に接続されるローパ
スフィルタを形成するリアクトルL2、L3及びコンデ
ンサC3と、インバータ制御部S4とにより構成されて
いる。なお、スイッチ素子Q3、Q4、Q5、Q6のエ
ミッタ、コレクタ間にはダイオードD3、D4、D5、
D6が、それぞれのエミッタ側がアノードでコレクタ側
がカソードになるように接続される。
【0021】スイッチ素子Q3、Q4、Q5、Q6は、
例えばIGBT素子で、そのブリッジ接続の入力の両端
が前記昇圧回路部3a、3bの出力に接続されて、イン
バータ制御部S4の制御信号によってスイッチングさ
れ、基準電源24の基準電圧に基づく所定の大きさ(V
s)の直流を入力し、高周波成分を含む商用電源に同期
した交流に変換して後段のローパスフィルタに出力す
る。なお、ダイオードD3、D4、D5、D6は、前記
ダイオードD2と同様で、スイッチ素子Q3、Q4、Q
5、Q6のスイッチング動作のオフした瞬時にエミッタ
とコレクタ間に発生する逆方向の起電力の電圧により、
各スイッチ素子のコレクタ、エミッタ間の絶縁が破壊さ
れるのを防止するものである。
【0022】リアクトルL2、L3及びコンデンサC3
によるローパスフィルタは、前段であるスイッチ素子Q
3、Q4、Q5、Q6のインバータブリッジから高周波
成分を含む交流電流を入力し、高周波成分を除去して平
滑化し出力する機能を有する。
【0023】インバータ制御部S4は、前記スイッチ素
子Q3、Q4、Q5、Q6をスイッチング制御するため
のもので、図3に示すように、PWM比較器31と、三
角波発振器32と、減算器33と、比較器34と、乗算
器X1と、乗算器X2と、反転器G1、G2とにより構
成される。なお、このインバータ制御部S4の前記各回
路の駆動電源は、太陽電池1から供給される。
【0024】乗算器X1は、太陽電池1の出力端に接続
された電圧センサSV1の出力電圧信号(Vi)と、電
流センサCT1の出力電流信号(Ii)とを入力して掛
け合わせて、指令値信号(IR)を後述する乗算器X2
へ出力する。この指令値信号(IR)は、電力変換後に
おいて、太陽電池1の出力に応じた正弦波の電流出力を
得るための信号で、乗算器X2に入力されてさらに演算
処理される。
【0025】乗算器X2は、前述の乗算器X1の出力す
る指令値信号(IR)とインバータ回路部4の出力側の
両端に接続された電圧センサSV3の出力電圧信号(V
o)とを入力して乗算し出力する。
【0026】減算器33は、前記乗算器X2の出力とイ
ンバータ回路部4の出力の一端に設けた電流センサCT
2の出力電流信号(Io)とを入力し、正弦波の電流基
準信号(IR×Vo−Io)を出力する。
【0027】PWM比較器31は、図5に示すように、
減算器33からの上記電流基準信号を入力して三角波発
振器32の出力波形である第2基準三角波と比較し、ス
イッチ素子Q3のゲートに与える、等しいパルス間隔で
商用電源出力の電流変化に同期してパルス幅が変化する
パルス幅変調信号のゲートパルス信号Vp1を出力す
る。そして、このゲートパルス信号Vp1を、PWM比
較器31の出力と並設された反転器G1に入力して反転
し、スイッチ素子Q4のゲートに与えるゲートパルス信
号Vp2を得る。また、前記電圧センサSV3の出力電
圧信号(Vo)を、比較器34に入力して接地レベルと
比較し、スイッチ素子Q5のゲートに与える商用電源に
同期したゲート信号Vg1と、この信号を反転器G2に
入力して反転し、スイッチ素子Q6のゲートに与えるゲ
ート信号Vg2とを得る。
【0028】そして、インバータ回路部4は、インバー
タ制御部S4の上記の動作によってスイッチ素子Q3、
Q4、Q5、Q6がスイッチング制御され、昇圧回路部
3a、3bから所定の値(例えば300V)の直流を入
力し、商用電源に同期した正弦波交流に電力変換して出
力する。なお、インバータ回路部4の出力に挿設された
漏電ブレーカBRは、例えばこの電力変換装置の回路の
一端が大地に地絡して漏電した場合に商用電力系統との
連系を遮断し、この地絡によって商用交流電源の電力系
統が破損するのを防止するためのものである。
【0029】次に、以上説明した電力変換装置によって
太陽電池1の直流電源を交流電源に変換する動作につい
て説明する。太陽電池1から直流電力が出力されると、
まず、平滑部2のコンデンサC1に蓄電される。太陽電
池1から入力される直流電圧(Vi)は、0〜大略30
0Vまで変化して絶えず変動するが、このコンデンサC
1によって平滑化され、昇圧回路部3a、3bのスイッ
チ素子Q1、Q2に安定化され入力される。スイッチ素
子Q1、Q2は、PWM制御部Sa、Sbの制御信号に
よって、昇圧回路部3a、3bの出力電圧Vsを所定の
電圧(例えば300V)とすべくスイッチング幅が制御
されてオン、オフ動作する。そして、太陽電池1の直流
電圧出力(Vi)は、ダイオードD1を介して並列に接
続されたコンデンサC2に、所定の電圧に昇圧して充電
される。
【0030】スイッチ素子Q1、Q2は、図4に示すよ
うに、PWM制御部3a、3bにより、それぞれ所定の
位相差であるTの位相差を持った同じ制御信号によって
スイッチング制御されてオン、オフ動作する。そして、
太陽電池1の直流電圧出力は、ダイオードD1を介して
並列に接続されたコンデンサC2、C2に、所定の電圧
に昇圧して充電される。この昇圧回路部3a、3bそれ
ぞれによって昇圧され充電された電力は、次段のインバ
ータ回路部4に直流電源として供給される。この時、昇
圧回路部3aと昇圧回路部3bの各々のリアクトルL
1、L1に流れる電流は、Tの位相差を持って流れる。
従って、これら電流の和となる太陽電池1の出力電流で
あるコンデンサC1からの出力電流に含まれるリプル分
としての電流変動が小さいものとなる。
【0031】この昇圧回路部3a、3bから供給され
る、所定の電圧値の直流電圧は、インバータ回路部4の
インバータブリッジを形成するスイッチ素子Q3、Q
4、Q5、Q6によりスイッチングされ、高周波成分を
含む、商用電源に同期した正弦波交流電流に変換され
る。そしてこの正弦波交流電流は、リアクトルL2、L
3及びコンデンサC3とによるローパスフィルタにより
高周波成分が除去され平滑された商用電源に変換され、
出力電流Ioとして出力される。そして、この出力Io
は、商用電源Vuからの供給電流Iuと合成され、負荷
電流ILとして負荷Lに入力されるものとなる。
【0032】以上説明した電力変換装置によると、太陽
電池1からの入力が、コンデンサC1によって安定化さ
れ、一端がリアクトルL1を介して太陽電池1の一端
に、他端が太陽電池1の他端にそれぞれ接続されたスイ
ッチ素子Q1、Q2と、一端がダイオードD1を介して
このスイッチ素子Q1、Q2の一端に、他端が太陽電池
1の他端に接続されたコンデンサC2とを有する並列に
配された昇圧回路部3a、3bに入力され、所定の位相
差である位相差Tを持った同じ制御信号によってスイッ
チングされるものとなるので、従来例の太陽電池1の出
力の安定化の為のコンデンサC1を小さい容量ものとす
ることができ、装置が小型でコストの安いものとなる。
【0033】なお、上記の実施の形態の説明において、
昇圧回路部を2つ並列に備えたものについて説明した
が、本発明はそのもののみに限定するものでなく、2つ
以上の複数のものであっても良い。
【0034】[第2の実施の形態]図6は、第2の実施
の形態の電力変換装置の回路構成図である。図7は、図
6に示す電力変換装置のPWM制御部の動作説明の波形
図である。
【0035】この電力変換装置は、昇圧回路部の変調信
号が第1の実施の形態のものと異なるとともに、構成部
材としてのコンデンサC1による平滑部を削除したもの
で、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一であ
る。
【0036】このものの2つの昇圧回路部3a、3bの
スイッチ素子Q1、Q2は、PWM制御部Sa、Sbに
よってそれぞれ反転関係を持って同期する変調信号によ
ってスイッチングされる。詳しくは、図7に示すよう
に、PWM制御部Sbにて生成される昇圧回路部3bの
スイッチ素子Q2のゲートに与える制御信号は、PWM
制御部Saにおいて生成される昇降圧回路部3aのスイ
ッチ素子Q1のゲートに与える制御信号と反転関係を持
って同期する変調信号である。
【0037】以上説明した電力変換装置においては、太
陽電池1の直流電圧出力は、それぞれダイオードD1、
D1を介して並列に接続されたコンデンサC2、C2
に、所定の電圧に昇圧して充電される。この時、昇圧回
路部3aと昇圧回路部3bの各々のリアクトルL1に流
れる電流は、それぞれ反転関係を持って同期したもので
ある。従って、これら電流の和となる太陽電池1の出力
電流に含まれるリプル分としての電流変動は互いに打ち
消し合い解消されるものとなる。
【0038】以上説明した電力変換装置によると、太陽
電池1からの入力が、一端がリアクトルL1を介して太
陽電池1の一端に、他端が太陽電池1の他端にそれぞれ
接続されたスイッチ素子Q1、Q2と、一端がダイオー
ドD1、D1を介してこのスイッチ素子Q1、Q2の一
端に、他端が太陽電池1の他端に接続されたコンデンサ
C2、C2とを有する並列に配された昇圧回路部3a、
3bに入力され、それぞれ反転関係を持って同期する制
御信号によってスイッチングされるものとなるので、太
陽電池1の出力電流に含まれるリプル分が打ち消し合い
解消されるものとなり、平滑部が不要なものとなる。そ
の結果、定期的なメンテナンスの必要の無いものとな
る。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の電力変換装置は、直流電
源からの入力が、平滑部によって安定化され、一端がリ
アクトルを介して前記直流電源の一端に、他端が前記直
流電源の他端にそれぞれ接続されたスイッチ素子と、一
端がダイオードを介してこのスイッチ素子の一端に、他
端が前記直流電源の他端に接続されたコンデンサとを有
する複数の並列に配された昇圧回路部に入力され、所定
の位相差を持った同じ制御信号によってスイッチングさ
れるものとなるので、従来の直流電圧の安定化の為の平
滑部であるコンデンサを小さい容量ものとすることがで
き、装置が小型でコストの安いものとなる。
【0040】また、請求項2記載の電力変換装置は、直
流電源からの入力が、一端がリアクトルを介して前記直
流電源の一端に、他端が前記直流電源の他端にそれぞれ
接続されたスイッチ素子と、一端がダイオードを介して
このスイッチ素子の一端に、他端が前記直流電源の他端
に接続されたコンデンサとを有する複数の並列に配され
た昇圧回路部に入力され、それぞれ反転関係を持って同
期する制御信号によってスイッチングされるものとなる
ので、平滑部のコンデンサが不要なものとなり、定期的
なメンテナンスの必要の無いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力変換装置の第1の実施の形態を示
す回路構成図である。
【図2】図1に示す電力変換装置の要部であるPWM制
御部の回路構成図である。
【図3】図1に示す電力変換装置の要部であるインバー
タ制御部の回路構成図である。
【図4】図1に示す電力変換装置のPWM制御部の動作
説明の波形図である。
【図5】図1に示す電力変換装置のインバータ制御部の
動作説明の波形図である。
【図6】第2の実施の形態の電力変換装置を示す回路構
成図である。
【図7】図6に示す電力変換装置のPWM制御部の動作
説明の波形図である。
【図8】従来例の回路構成図である。
【符号の説明】
1 太陽電池(直流電源) 2 平滑部(コンデンサC1) 3a、3b 昇圧回路部 4 インバータ回路部 L1 リアクトル Q1、Q2 スイッチ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 7/48 9181−5H H02M 7/48 T (72)発明者 湯浅 裕明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 臼井 久視 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源から入力される大きさの変化す
    る入力電圧を所定の大きさに昇圧し出力する昇圧回路部
    と、その昇圧回路部からの入力を交流に変換して出力す
    るインバータ回路部と、を備える電力変換装置におい
    て、 前記昇圧回路部は、前段に前記入力電圧を安定化する平
    滑部を有するとともに、一端がリアクトルを介して前記
    直流電源の一端に、他端が前記直流電源の他端にそれぞ
    れ接続されたスイッチ素子と、一端がダイオードを介し
    てこのスイッチ素子の一端に、他端が前記直流電源の他
    端に接続されたコンデンサとを有して少なくとも2つが
    並列に配され、前記スイッチ素子がそれぞれ所定の位相
    差を持った同じ制御信号によってスイッチングされるこ
    とを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 直流電源から入力される大きさの変化す
    る入力電圧を所定の大きさに昇圧し出力する昇圧回路部
    と、その昇圧回路部からの入力を交流に変換して出力す
    るインバータ回路部と、を備える電力変換装置におい
    て、 前記昇圧回路部は、一端がリアクトルを介して前記直流
    電源の一端に、他端が前記直流電源の他端にそれぞれ接
    続されたスイッチ素子と、一端がダイオードを介してこ
    のスイッチ素子の一端に、他端が前記直流電源の他端に
    接続されたコンデンサとを有して2つが並列に配され、
    前記スイッチ素子がそれぞれ反転関係を持って同期する
    制御信号によってスイッチングされることを特徴とする
    電力変換装置。
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