JPH1014096A - モータの温度制御装置および記憶媒体 - Google Patents

モータの温度制御装置および記憶媒体

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JPH1014096A
JPH1014096A JP8160048A JP16004896A JPH1014096A JP H1014096 A JPH1014096 A JP H1014096A JP 8160048 A JP8160048 A JP 8160048A JP 16004896 A JP16004896 A JP 16004896A JP H1014096 A JPH1014096 A JP H1014096A
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H6/00Emergency protective circuit arrangements responsive to undesired changes from normal non-electric working conditions using simulators of the apparatus being protected, e.g. using thermal images
    • H02H6/005Emergency protective circuit arrangements responsive to undesired changes from normal non-electric working conditions using simulators of the apparatus being protected, e.g. using thermal images using digital thermal images

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの温度制御装置において、モータの温
度を実際に計測することなく良好に温度制御を行えるよ
うにする。 【解決手段】 モータが備えられた装置の電源がオンさ
れたときに、モータの温度を表す変数θを予め決められ
た所定値に初期設定し(S1)、モータの駆動時に駆動
エネルギに応じたパラメータAを変数θに加算した値を
新たな変数θとし(S5)、モータが備えられた装置の
電源がオンされている期間中、予め決められた所定時間
毎に、変数θを予め決められたパラメータSで割り算
し、その商を変数θから減算して、その値を新たな変数
θとし、モータへの通電を行うに際して、変数θが温度
上昇限を表す予め決められたパラメータθmax以上で
あれば(S14:NO)、変数θがパラメータθmax
よりも小さくなるまでモータへの通電を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの温度を予
測して温度制御を行うモータの温度制御装置、およびそ
の動作を実現するためのプログラムを格納した記憶媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばファクシミリ装置においては、
読取原稿を搬送する用紙搬送モータ、記録用紙を搬送す
る用紙搬送モータ、あるいは読取原稿と記録用紙との双
方を搬送する用紙搬送モータが設けられており、これら
の用紙搬送モータの過熱による損傷を未然に防止する必
要があった。ところが、このような用紙搬送モータの巻
線温度を検出する温度検出センサを設けると、温度検出
センサ自体の価格により製造コストが増加するばかりで
なく、温度検出センサの設置スペースが必要となり、し
かも温度検出センサからの検出信号をCPUに入力する
ためのI/Oポートを増加する必要があるため、温度検
出センサを設けることは得策ではなかった。
【0003】そこで従来のファクシミリ装置では、用紙
搬送モータが高温になる可能性の高い連続コピー時に、
予め固定の休止時間を設定しておき、一定枚数連続コピ
ーした後に連続コピー禁止期間に入り、1枚のコピーを
行う毎に休止時間だけコピーを中断していた。さらに、
予め固定の連続コピー禁止期間を設定しておき、連続コ
ピーの終了から次の連続コピーの開始までに連続コピー
禁止期間以上の時間的間隔を保持するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式では、連続コピー禁止期間が固定であるため、
連続コピー禁止期間の設定時間が短いと搬送モータが過
熱してしまうことから、これを避けるために最悪の条件
に合わせて連続コピー禁止期間を長く設定する必要があ
り、このため、1枚毎に休止しながらのコピーは可能で
あるが、連続コピーの終了から次の連続コピーの開始ま
でに非常に長い時間待たなければならないという不都合
があった。
【0005】しかも、用紙搬送モータの温度上昇による
損傷は連続コピー時以外にも生じる可能性があるが、従
来はこの問題についての対処はなされていなかった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、モータの温度を実際に計測することなく良
好に温度制御を行えるモータの温度制御装置、およびそ
の温度制御装置を動作させるためのプログラムを格納し
た記憶媒体を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明のモータの温度制御装置
は、モータの温度を予測して温度制御を行うモータの温
度制御装置であって、モータの温度を表す変数θを所定
のタイミングで予め決められた所定値に初期設定する初
期設定手段と、モータの駆動時に駆動エネルギに応じた
パラメータAを変数θに加算した値を新たな変数θとす
る温度上昇推定手段と、モータが備えられた装置の電源
がオンされている期間中、予め決められた所定時間毎
に、変数θを予め決められたパラメータSで割り算し、
その商を変数θから減算して、その値を新たな変数θと
する温度低下推定手段と、モータへの通電を行うに際し
て、変数θが温度上昇限を表す予め決められたパラメー
タθmax以上であれば、変数θがパラメータθmax
よりも小さくなるまでモータへの通電を禁止する通電禁
止手段とを備えている。
【0008】このモータの温度制御装置によれば、温度
上昇推定手段によりモータの駆動エネルギに応じた温度
上昇を推測し、温度低下推定手段によりモータの温度に
応じた時間経過による温度低下を推測して、推測したモ
ータの温度を変数θで表し、モータを駆動するときに、
この変数θがモータの許容限界温度に対応するパラメー
タθmax以上であれば、変数θがパラメータθmax
よりも小さくなるまでモータへの通電を禁止するので、
モータの温度を実際に計測することなく良好に温度制御
を行える。したがって、モータの過熱による損傷を防止
でき、しかもモータの保護のために無駄に長時間モータ
を停止させることもない。
【0009】初期設定手段、温度上昇推定手段、温度低
下推定手段、および通電禁止手段は、所定のプログラム
に基づいて動作するCPUにより実現される。
【0010】変数θの初期値は、たとえば0であっても
よいし、あるいは、室温や最悪条件、たとえばモータが
高温のときに電源オフされた場合や直ちに電源オンとさ
れた場合に応じた値としてもよい。なお、初期設定手段
による変数θの初期化のタイミングは、モータが備えら
れた装置の電源オン時であってもよいし、モータが備え
られた装置が電源オンされた後、初めてモータが駆動さ
れる時であってもよい。
【0011】パラメータAは、モータの駆動エネルギに
応じた値であり、たとえば用紙搬送モータの場合、使用
用紙サイズがほぼ一定であれば定数にすればよく、使用
用紙サイズが不定であれば用紙のサイズに応じて可変に
すればよい。また、単位時間当たりの駆動エネルギが常
に一定のモータであれば、駆動時間に応じた値とすれば
よい。
【0012】パラメータSは、モータの所定時間当たり
の温度低下を推測するための値であって、モータの温度
低下はモータの温度と雰囲気温度との差が大きいほど大
きくなる。したがって、θ−θ/Sの演算を所定時間毎
に行い、変数θが大きいときは変数θの減少率を大きく
している。また、パラメータSの値は、たとえば装置内
の冷却用ファンを駆動しているときと駆動していないと
きとで異ならせてもよい。
【0013】パラメータθmaxは、モータの温度上昇
限すなわち許容限界温度に応じた値である。
【0014】モータへの通電に際して、変数θがパラメ
ータθmax以上であれば、モータの過熱を防止するた
めに、モータへの通電を禁止する。そして、θ−θ/S
の演算により時間の経過に伴って変数θが小さくなるの
で、変数θがパラメータθmaxよりも小さくなれば、
モータへの通電の禁止を解除する。なお、ここでいう変
数θがパラメータθmax以上、あるいはパラメータθ
maxよりも小さいという条件は、パラメータθmax
の値を基準とするという意味であって、実際のプログラ
ミングに際しては、変数θがパラメータθmaxよりも
大きければモータへの通電を禁止し、変数θがパラメー
タθmax以下になればモータへの通電の禁止を解除す
るようにしてもよく、もちろんこの場合も本願発明の技
術的範囲に含まれる。
【0015】また、請求項2に記載した発明のモータの
温度制御装置は、モータの温度を予測して温度制御を行
うモータの温度制御装置であって、モータの温度を表す
変数θを所定のタイミングで予め決められた所定値に初
期設定する初期設定手段と、モータの駆動時に駆動エネ
ルギに応じたパラメータAを変数θに加算した値を新た
な変数θとする温度上昇推定手段と、モータが備えられ
た装置の電源がオンされている期間中、予め決められた
所定時間毎に、変数θを予め決められたパラメータSで
割り算し、その商を変数θから減算して、その値を新た
な変数θとする温度低下推定手段と、モータへの通電を
行うに際して、変数θが温度上昇限を表す予め決められ
たパラメータθmax以上であれば、変数θから予め決
められたパラメータRを減算して新たな変数θとし、そ
の変数θがパラメータθmax以上であれば、その変数
θがパラメータθmaxよりも小さくなるまでモータへ
の通電を禁止する通電禁止手段とを備えている。
【0016】このモータの温度制御装置によれば、請求
項1記載のモータの温度制御装置による効果の他に、モ
ータへの通電を行うに際して、変数θが温度上昇限を表
す予め決められたパラメータθmax以上であれば、変
数θから予め決められたパラメータRを減算して新たな
変数θとするので、モータが備えられた実際の装置に適
した温度制御を行える。すなわち、パラメータRは実験
的に求められる数値であって、このパラメータRを用い
ることにより、現実の装置における各種の誤差要因を適
切に補正できるのである。
【0017】更に、請求項3に記載した発明のモータの
温度制御装置は、請求項1または請求項2記載のモータ
の温度制御装置であって、各パラメータθmax,A,
Sのうちの少なくとも1つを、モータが備えられた装置
の動作モードに応じて変更するパラメータ変更手段を備
えている。
【0018】このモータの温度制御装置によれば、請求
項1または請求項2記載のモータの温度制御装置による
効果に加えて、パラメータを装置の動作モードに応じて
変更するので、より正確な温度制御を実現できる。たと
えば、レーザプリンタ方式の記録機構を採用したファク
シミリ装置の場合、コピーモードでは記録用紙上に転写
されたトナーの熱定着のために装置内の温度が上昇し、
また、微細な読取を行う高画質送信モードにおいては、
モータに印加されるパルスの周波数や電流値が他の動作
モードの場合と異なり、モータの発熱量が異なる。した
がって、動作モードに応じてパラメータを変更すること
により、より正確に変数θを実際のモータの温度に合わ
せるこができ、正確な温度制御を行える。
【0019】また、請求項4に記載した発明のモータの
温度制御装置は、請求項3記載のモータの温度制御装置
であって、モータが備えられた装置は、複写装置であ
り、モータは、用紙搬送モータであって、複写装置は、
動作モードとして熱定着を行うコピーモードを有してお
り、このコピーモードにおいては、パラメータθmax
を他のモードよりも小さな値に設定し、待機時間削減手
段が、動作モードが他のモードからコピーモードに変更
されたときに、変数θがパラメータθmaxを越えてい
れば、変数θの値をパラメータθmaxの値にする。
【0020】このモータの温度制御装置によれば、動作
モードが他のモードからコピーモードに変更されたとき
に、パラメータθmaxを小さな値に設定し、変数θが
パラメータθmaxを越えていれば、変数θの値をパラ
メータθmaxの値にするので、動作モードを他のモー
ドからコピーモードに変更してコピーを行うときに、長
時間コピーができないという事態を回避できる。すなわ
ち、コピーモードにおいては、熱定着のために装置内の
雰囲気温度が上昇するため、パラメータθmaxを小さ
な値に設定しているが、他の動作モードで変数θがほぼ
パラメータθmaxまで上昇していた場合、コピーモー
ドに切り替えてパラメータθmaxを小さな値に設定す
ると、変数θがパラメータθmaxよりも小さな値にな
るまで多くの時間を要するので、このような問題を解決
するために、変数θの値をパラメータθmaxの値にす
るのである。
【0021】複写装置とは、単なるコピー機だけを意味
するのではなく、読取手段および記録手段を有するファ
クシミリ装置やコンピュータシステムなどに備えられた
複写手段を全て含む概念である。なお、読取装置と記録
装置とが各別にコンピュータに接続されたようなシステ
ムにおいては、コピー時に記録装置における熱定着のた
めに読取装置の用紙搬送モータの雰囲気温度が特に上昇
するということはないので、読取装置の用紙搬送モータ
の制御については、コピーを行う場合にもここでいうコ
ピーモードにする必要はなく、その他のモードとして処
理すればよい。
【0022】更に、請求項5に記載した発明のモータの
温度制御装置は、請求項3記載のモータの温度制御装置
であって、モータが備えられた装置は、複写装置であ
り、モータは、用紙搬送モータであって、複写装置は、
動作モードとして熱定着を行うコピーモードを有してお
り、温度低下推定手段は、コピーモードの期間中、予め
決められた所定時間毎に、変数θをパラメータSで割り
算し、その商を変数θから減算して、その値を新たな変
数θとし、さらに、その変数θが予め決められたパラメ
ータθminよりも小さければ、その変数θの値をパラ
メータθminの値にするものである。
【0023】このモータの温度制御装置によれば、変数
θが予め決められたパラメータθminよりも小さけれ
ば、その変数θの値をパラメータθminの値にするの
で、動作モードを他のモードからコピーモードに変更し
てコピーを行うときに、長時間コピーができないという
事態を回避できるとともに、コピーモード時の雰囲気温
度の上昇に適合した温度制御を行える。すなわち、請求
項4に記載した発明のモータの温度制御装置において
は、パラメータθmaxを小さな値に設定することによ
りコピーモード時の雰囲気温度の上昇に適合させていた
が、モータの許容限界温度は動作モードに拘らず一定で
あるので、コピーモード時の雰囲気温度を表すパラメー
タθminを用いたほうが、より現実に即した制御を行
える。また、コピーモード時にパラメータθmaxを変
更しないので、動作モードを他のモードからコピーモー
ドに変更してコピーを行うときに、長時間コピーができ
ないという事態を生じることもない。
【0024】複写装置とは、単なるコピー機だけを意味
するのではなく、読取手段および記録手段を備えたファ
クシミリ装置やコンピュータシステムなどを全て含む概
念である。
【0025】また、請求項6に記載した発明の記憶媒体
は、モータの温度を予測して温度制御を行うモータの温
度制御装置を動作させるプログラムを格納した記憶媒体
であって、モータの温度を表す変数θを所定のタイミン
グで予め決められた所定値に初期設定する初期設定プロ
グラムと、モータの駆動時に駆動エネルギに応じたパラ
メータAを変数θに加算した値を新たな変数θとする温
度上昇推定プログラムと、モータが備えられた装置の電
源がオンされている期間中、予め決められた所定時間毎
に、変数θを予め決められたパラメータSで割り算し、
その商を変数θから減算して、その値を新たな変数θと
する温度低下推定プログラムと、モータへの通電を行う
に際して、変数θが温度上昇限を表す予め決められたパ
ラメータθmaxを越えていれば、変数θがパラメータ
θmax以下になるまでモータへの通電を禁止する通電
禁止プログラムとを含むプログラムが格納されている。
【0026】この記憶媒体によれば、格納されているプ
ログラムに基づいてCPUを動作させることにより、請
求項1記載のモータの温度制御装置の動作を実現でき
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0028】図1は、本発明に係るモータの温度制御装
置を備えたファクシミリ装置の要部の回路ブロック図で
あって、このファクシミリ装置は、CPU1、NCU
2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、
ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、読取部1
1、記録部12、操作部13、表示部14、および用紙
搬送モータ15を備えている。CPU1、NCU2、R
AM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲート
アレイ7、コーデック8、およびDMAC9は、バス線
により相互に接続されている。バス線には、アドレスバ
ス、データバス、および制御信号線を含む。ゲートアレ
イ7には、読取部11、記録部12、操作部13、表示
部14、および用紙搬送モータ15が接続されている。
NCU2には、モデム4および電話回線21が接続され
ている。
【0029】CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御
する。NCU2は、電話回線21に接続されて網制御を
行う。RAM3は、各種のディジタルデータを記憶す
る。モデム4は、送信データの変調や受信データの復調
などを行う。ROM5は、各種のプログラムなどを記憶
している。EEPROM6は、各種の登録データやフラ
グなどを記憶する。ゲートアレイ7は、CPU1の入出
力インターフェイスとして機能する。コーデック8は、
送信ファクシミリデータの符号化や受信ファクシミリデ
ータの復号化を行う。DMAC9は、RAM3などへの
メモリアクセスを制御する。読取部11は、原稿を読み
取って画像データを出力する。記録部12は、レーザプ
リンタを備えており、画像データに基づいて、記録用紙
上に画像を記録する。操作部13は、キースイッチ群な
どからなり、使用者の操作に応じた操作信号を出力す
る。表示部14は、LCDなどからなり、CPU1によ
り制御されて各種の表示を行う。用紙搬送モータ15
は、CPU1により駆動制御されて、複数の歯車などか
らなる動力伝達装置を介して、読取原稿を読取部11の
読取位置に搬送する。
【0030】すなわち、CPU1は、ROM5に格納さ
れたプログラムに基づいて動作することにより、用紙搬
送モータ15の温度を表す変数θを所定のタイミングで
予め決められた所定値に初期設定する初期設定手段と、
用紙搬送モータ15の駆動時に駆動エネルギに応じたパ
ラメータAを変数θに加算した値を新たな変数θとする
温度上昇推定手段と、ファクシミリ装置の電源がオンさ
れている期間中、予め決められた所定時間毎に、変数θ
を予め決められたパラメータSで割り算し、その商を変
数θから減算して、その値を新たな変数θとする温度低
下推定手段と、用紙搬送モータ15への通電を行うに際
して、変数θが温度上昇限を表す予め決められたパラメ
ータθmax以上であれば、変数θがパラメータθma
xよりも小さくなるまでモータへの通電を禁止する通電
禁止手段とを実現する。ROM5は、用紙搬送モータ1
5の温度を表す変数θを所定のタイミングで予め決めら
れた所定値に初期設定する初期設定プログラムと、用紙
搬送モータ15の駆動時に駆動エネルギに応じたパラメ
ータAを変数θに加算した値を新たな変数θとする温度
上昇推定プログラムと、ファクシミリ装置の電源がオン
されている期間中、予め決められた所定時間毎に、変数
θを予め決められたパラメータSで割り算し、その商を
変数θから減算して、その値を新たな変数θとする温度
低下推定プログラムと、用紙搬送モータ15への通電を
行うに際して、変数θが温度上昇限を表す予め決められ
たパラメータθmax以上であれば、変数θがパラメー
タθmaxよりも小さくなるまで用紙搬送モータ15へ
の通電を禁止する通電禁止プログラムとを含むプログラ
ムが格納されている記憶媒体を実現している。
【0031】上記ファクシミリ装置においては、電源オ
ン時から電源オフ時まで、CPU1により温度制御処理
が実行されるとともに、所定時間毎に割込処理が実行さ
れる。そしてこれら温度制御処理および割込処理によ
り、用紙搬送モータ15の温度が予測されて、それに基
づいて用紙搬送モータ15の駆動制御がなされる結果、
用紙搬送モータ15の過熱による損傷が防止されると同
時に、用紙搬送モータ15の過熱による損傷を防止する
ために無駄に用紙搬送モータ15を停止させておくこと
も防止される。
【0032】このような温度制御処理の手順について、
図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0033】ファクシミリ装置の電源が投入されると、
CPU1が、変数θを初期値に設定する(S1)。変数
θは、用紙搬送モータ15の温度を表すものであって、
その初期値は、本実施形態では0に設定しているが、た
とえば室温に応じて設定してもよい。さらにCPU1
が、現在の動作モードに応じたパラメータを設定する
(S2)。ここで、本実施形態におけるファクシミリ装
置の動作モードは、読取部11により読み取った読取原
稿の画像を記録部12により記録用紙上に記録するコピ
ーモードと、読取部11により読取原稿を微細に読み取
ってファクシミリ送信するスーパーファインモードと、
その他のモードとに分類されており、各モードに応じて
パラメータの一部が異なる値に設定される。また、パラ
メータとしては、用紙搬送モータ15の許容限界温度に
相当する制限値θmax、用紙搬送モータ15の駆動エ
ネルギに応じた加算定数A、用紙搬送モータ15の時間
経過に伴う放熱による温度降下に基づく減算定数S、お
よび実験結果に基づく補正定数Rが存在している。そし
て、コピーモードにおいては、制限値θmaxが他の動
作モードよりも小さく設定される。これは、記録部12
の熱定着による熱によって用紙搬送モータ15の雰囲気
温度が上昇するため、制限値θmaxを小さくして用紙
搬送モータ15の過熱を防止しているのである。また、
スーパーファインモードにおいては、加算定数Aおよび
補正定数Rが他のモードよりも大きく設定される。これ
は、用紙搬送モータ15を低速駆動するため、用紙1枚
当たりの用紙搬送モータ15の発熱量が大きいからであ
る。また、減算定数Sは全ての動作モードにおいて同じ
値に設定される。
【0034】次にCPU1が、読取が必要であるか否か
を判断する(S3)。すなわち、ファクシミリ装置の動
作が、用紙搬送モータ15に通電して読取原稿を読取部
11の読取位置に搬送する段階に至っているかどうかを
調べる。読取が必要であれば(S3:YES)、CPU
1が、変数θが制限値θmax未満であるか否かを判断
する(S4)。変数θが制限値θmax未満であれば
(S4:YES)、CPU1が、用紙搬送モータ15の
温度が許容限界値に至っていないとみなして、変数θに
加算定数Aを加算する(S5)。すなわち、用紙搬送モ
ータ15に通電するに際して、通電による用紙搬送モー
タ15の温度上昇を予め変数θに反映させておくのであ
る。もちろん、変数θに加算定数Aを加算するのは、用
紙搬送モータ15への通電終了後に行ってもよい。そし
てCPU1が、読取部11を制御して、読取原稿を1枚
読み取らせる(S6)。なお、読取原稿の検出は、図外
の原稿センサにより行われる。
【0035】そしてCPU1が、使用者により操作部1
3に対して動作モードの変更操作がなされたか否かを判
断する(S7)。動作モードが変更されていれば(S
7:YES)、CPU1が、動作モードの変更がコピー
モードへの変更であるか否かを判断する(S8)。コピ
ーモードへの変更であれば(S8:YES)、CPU1
が、パラメータをコピーモードにおける値に設定し(S
9)、変数θが制限値θmaxよりも大きいか否かを判
断する(S10)。すなわち、コピーモードにおける制
限値θmaxの値は他の動作モードにおける値よりも小
さいので、変数θが制限値θmaxを越えている可能性
があることから、それを調べるのである。変数θが制限
値θmaxよりも大きければ(S10:YES)、CP
U1が、変数θの値を制限値θmaxの値にし(S1
1)、S3に戻る。すなわち、コピーモードに変更され
る直前に変数θが制限値θmaxに近い値であれば、コ
ピーモードに変更された後は制限値θmaxが小さく設
定されていることから、変数θが制限値θmaxを大き
く越えていることになり、変数θが制限値θmaxより
も小さくなるまで使用者にコピーを長時間待たせること
になるので、それを避けるために、変数θの値を制限値
θmaxの値にするのである。
【0036】S10において、変数θが制限値θmax
よりも大きくなければ(S10:NO)、使用者にコピ
ーを待たせることがないので、S3に戻る。
【0037】S8において、動作モードの変更がコピー
モードへの変更でなければ(S8:NO)、CPU1
が、パラメータを動作モードに応じた値に設定し(S1
2)、S3に戻る。
【0038】S7において、動作モードの変更操作がな
されていなければ(S7:NO)、パラメータの変更の
必要がないので、S3に戻る。
【0039】S4において、変数θが制限値θmax未
満でなければ(S4:NO)、CPU1が、変数θから
補正値Rを減算し(S13)、変数θが制限値θmax
未満であるか否かを判断する(S14)。このように変
数θから補正値Rを減算するのは、各種の誤差要因を補
正して変数θを用紙搬送モータ15の実際の温度に一層
正確に対応させるためである。変数θが制限値θmax
未満であれば(S14:YES)、用紙搬送モータ15
を駆動することが可能であるので、S5に進む。変数θ
が制限値θmax未満でなければ(S14:NO)、用
紙搬送モータ15の過熱を防止するために、S14に戻
って変数θが制限値θmax未満になるまで待機する。
すなわち、図3のフローチャートで示す割込処理によ
り、時間の経過に伴って変数θが小さくなって制限値θ
max未満になるまで、用紙搬送モータ15の駆動を行
わないのである。
【0040】S3において、読取原稿の読取が必要でな
ければ(S3:NO)、用紙搬送モータ15を駆動する
必要がないので、S7に進む。
【0041】このような温度制御処理において、変数θ
を時間の経過に伴って小さくするための割込処理の手順
について、図3に示すフローチャートを参照しながら説
明する。この割込処理は、たとえば1/60秒毎に実行
される。
【0042】割込処理においては、CPU1が、変数θ
を減算定数Sで割った値を、変数θから減算し、その値
を新たな変数θとする(S21)。このようにすれば、
変数θが大きければ変数θは速やかに減少し、変数θが
小さければ変数θは緩慢に減少する。したがって、用紙
搬送モータ15の温度と雰囲気温度との差に応じて用紙
搬送モータ15の温度が低下していくという現実に適合
したものとなる。なお、本実施形態では、変数θを減算
定数Sで割った余りを切り捨てているが、切り上げある
いは四捨五入してもよい。切り上げあるいは四捨五入す
れば、十分な時間の経過により、変数θが0になる。
【0043】このような温度制御がなされる結果、連続
コピーを複数回行った場合、変数θの値は、たとえば図
4に示すように変化する。すなわち、時刻t1において
連続コピーを開始すると、たとえば連続して50枚のコ
ピーを行った時刻t2の時点で変数θが制限値θmax
に達する。この時刻t2以降、予定枚数のコピーが完了
する時刻t3までは、1枚の原稿のコピー終了から次の
1枚の原稿のコピー開始までたとえば13秒程度の待ち
時間を生じる状態が継続する。そして、時刻t3からコ
ピーをせずに5分が経過した時刻t4の時点で連続コピ
ーを開始すると、たとえば連続して10枚のコピーを行
った時刻t5の時点で変数θが制限値θmaxに達す
る。この時刻t5以降、予定枚数のコピーが完了する時
刻t6までは、1枚の原稿のコピー終了から次の1枚の
原稿のコピー開始までたとえば13秒程度の待ち時間を
生じる状態が継続する。そして、時刻t6からコピーを
せずに40分が経過した時刻t7の時点で連続コピーを
開始すると、たとえば連続して40枚のコピーを行った
時刻t8の時点で変数θが制限値θmaxに達する。こ
の時刻t8以降、予定枚数のコピーが完了するまでは、
1枚の原稿のコピー終了から次の1枚の原稿のコピー開
始までたとえば13秒程度の待ち時間を生じる状態が継
続する。
【0044】このように、変数θが制限値θmaxを越
えることはなく、用紙搬送モータ15の過熱による損傷
を防止できる。しかも、前回の連続コピー終了時点から
の経過時間に応じた連続コピーがいつでも可能であり、
用紙搬送モータ15の保護のために無駄に長時間用紙搬
送モータ15を停止させることがない。
【0045】なお、上記実施形態では、コピーモード時
に制限値θmaxの値を小さく設定したが、制限値θm
axの値を小さく設定せずに、下限値θminというパ
ラメータを用いるようにしてもよい。すなわち図5に示
すように、温度制御処理において、図2のS10,S1
1の代わりに、変数θが下限値θminよりも小さいか
否かを判断し(S31)、変数θが下限値θminより
も小さければ(S31:YES)、変数θの値を下限値
θminの値にする(S32)。さらに、図6に示すよ
うに、割込処理において、図3のS21の後に、変数θ
が下限値θminよりも小さいか否かを判断し(S4
1)、変数θが下限値θminよりも小さければ(S4
1:YES)、変数θの値を下限値θminの値にする
(S42)。すなわち、変数θの値を常に下限値θmi
nの値以上に保つことにより、コピーモードにおける用
紙搬送モータ15の雰囲気温度の上昇に対処するのであ
る。用紙搬送モータ15の許容限界温度は動作モードに
拘らず一定であるので、このように制限値θmaxの値
を変化させない方が実際により適合した制御が行える。
なお、割込処理はたとえば1/60秒程度の短い時間毎
に行われるので、図5のS31,S32の処理は必ずし
も行う必要はない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明のモータの温度制御装置によれば、温度上昇推定手
段によりモータの駆動エネルギに応じた温度上昇を推測
し、温度低下推定手段によりモータの温度に応じた時間
経過による温度低下を推測して、推測したモータの温度
を変数θで表し、モータを駆動するときに、この変数θ
がモータの許容限界温度に対応するパラメータθmax
以上であれば、変数θがパラメータθmaxよりも小さ
くなるまでモータへの通電を禁止するので、モータの温
度を実際に計測することなく良好に温度制御を行える。
したがって、モータの過熱による損傷を防止でき、しか
もモータの保護のために無駄に長時間モータを停止させ
ることもない。
【0047】また、請求項2に記載した発明のモータの
温度制御装置によれば、請求項1記載のモータの温度制
御装置による効果の他に、モータへの通電を行うに際し
て、変数θが温度上昇限を表す予め決められたパラメー
タθmax以上であれば、変数θから予め決められたパ
ラメータRを減算して新たな変数θとするので、モータ
が備えられた実際の装置に適した温度制御を行える。
【0048】更に、請求項3に記載した発明のモータの
温度制御装置によれば、請求項1または請求項2記載の
モータの温度制御装置による効果に加えて、パラメータ
を装置の動作モードに応じて変更するので、より正確な
温度制御を実現できる。
【0049】また、請求項4に記載した発明のモータの
温度制御装置によれば、動作モードが他のモードからコ
ピーモードに変更されたときに、パラメータθmaxを
小さな値に設定し、変数θがパラメータθmaxを越え
ていれば、変数θの値をパラメータθmaxの値にする
ので、動作モードを他のモードからコピーモードに変更
してコピーを行うときに、長時間コピーができないとい
う事態を回避できる。
【0050】更に、請求項5に記載した発明のモータの
温度制御装置によれば、変数θが予め決められたパラメ
ータθminよりも小さければ、その変数θの値をパラ
メータθminの値にするので、動作モードを他のモー
ドからコピーモードに変更してコピーを行うときに、長
時間コピーができないという事態を回避できるととも
に、コピーモード時の雰囲気温度の上昇に適合した温度
制御を行える。
【0051】また、請求項6に記載した発明の記憶媒体
によれば、格納されているプログラムに基づいてCPU
を動作させることにより、請求項1記載のモータの温度
制御装置の動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータの温度制御装置を備えたフ
ァクシミリ装置の要部の回路ブロック図である。
【図2】図1に示すファクシミリ装置による温度制御処
理の手順を説明するフローチャートである。
【図3】図1に示すファクシミリ装置による割込処理の
手順を説明するフローチャートである。
【図4】図1に示すファクシミリ装置による温度制御処
理における連続コピー時の変数θの変化の説明図であ
る。
【図5】他の実施形態における温度制御処理の手順を説
明するフローチャートである。
【図6】他の実施形態における割込処理の手順を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 NCU 3 RAM 4 モデム 5 ROM 6 EEPROM 7 ゲートアレイ 8 コーデック 9 DMAC 11 読取部 12 記録部 13 操作部 14 表示部 15 用紙搬送モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02H 6/00 H02P 1/16 H02P 1/16 G03G 21/00 534

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの温度を予測して温度制御を行う
    モータの温度制御装置であって、 前記モータの温度を表す変数θを所定のタイミングで予
    め決められた所定値に初期設定する初期設定手段と、 前記モータの駆動時に駆動エネルギに応じたパラメータ
    Aを前記変数θに加算した値を新たな変数θとする温度
    上昇推定手段と、 前記モータが備えられた装置の電源がオンされている期
    間中、予め決められた所定時間毎に、前記変数θを予め
    決められたパラメータSで割り算し、その商を前記変数
    θから減算して、その値を新たな変数θとする温度低下
    推定手段と、 前記モータへの通電を行うに際して、前記変数θが温度
    上昇限を表す予め決められたパラメータθmax以上で
    あれば、前記変数θが前記パラメータθmaxよりも小
    さくなるまで前記モータへの通電を禁止する通電禁止手
    段とを備えたことを特徴とするモータの温度制御装置。
  2. 【請求項2】 モータの温度を予測して温度制御を行う
    モータの温度制御装置であって、 前記モータの温度を表す変数θを所定のタイミングで予
    め決められた所定値に初期設定する初期設定手段と、 前記モータの駆動時に駆動エネルギに応じたパラメータ
    Aを前記変数θに加算した値を新たな変数θとする温度
    上昇推定手段と、 前記モータが備えられた装置の電源がオンされている期
    間中、予め決められた所定時間毎に、前記変数θを予め
    決められたパラメータSで割り算し、その商を前記変数
    θから減算して、その値を新たな変数θとする温度低下
    推定手段と、 前記モータへの通電を行うに際して、前記変数θが温度
    上昇限を表す予め決められたパラメータθmax以上で
    あれば、前記変数θから予め決められたパラメータRを
    減算して新たな変数θとし、その変数θが前記パラメー
    タθmax以上であれば、その変数θが前記パラメータ
    θmaxよりも小さくなるまで前記モータへの通電を禁
    止する通電禁止手段とを備えたことを特徴とするモータ
    の温度制御装置。
  3. 【請求項3】 前記各パラメータθmax,A,Sのう
    ちの少なくとも1つを、前記モータが備えられた装置の
    動作モードに応じて変更するパラメータ変更手段を備え
    た請求項1または請求項2に記載のモータの温度制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記モータが備えられた装置は、複写装
    置であり、前記モータは、用紙搬送モータであって、 前記複写装置は、動作モードとして熱定着を行うコピー
    モードを有しており、このコピーモードにおいては、前
    記パラメータθmaxを他のモードよりも小さな値に設
    定し、 前記動作モードが他のモードから前記コピーモードに変
    更されたときに、前記変数θが前記パラメータθmax
    を越えていれば、前記変数θの値を前記パラメータθm
    axの値にする待機時間削減手段を備えた請求項3に記
    載のモータの温度制御装置。
  5. 【請求項5】 前記モータが備えられた装置は、複写装
    置であり、前記モータは、用紙搬送モータであって、 前記複写装置は、動作モードとして熱定着を行うコピー
    モードを有しており、 前記温度低下推定手段は、前記コピーモードの期間中、
    予め決められた所定時間毎に、前記変数θを前記パラメ
    ータSで割り算し、その商を前記変数θから減算して、
    その値を新たな変数θとし、さらに、その変数θが予め
    決められたパラメータθminよりも小さければ、その
    変数θの値を前記パラメータθminの値にする請求項
    3に記載のモータの温度制御装置。
  6. 【請求項6】 モータの温度を予測して温度制御を行う
    モータの温度制御装置を動作させるプログラムを格納し
    た記憶媒体であって、 前記モータの温度を表す変数θを所定のタイミングで予
    め決められた所定値に初期設定する初期設定プログラム
    と、 前記モータの駆動時に駆動エネルギに応じたパラメータ
    Aを前記変数θに加算した値を新たな変数θとする温度
    上昇推定プログラムと、 前記モータが備えられた装置の電源がオンされている期
    間中、予め決められた所定時間毎に、前記変数θを予め
    決められたパラメータSで割り算し、その商を前記変数
    θから減算して、その値を新たな変数θとする温度低下
    推定プログラムと、 前記モータへの通電を行うに際して、前記変数θが温度
    上昇限を表す予め決められたパラメータθmax以上で
    あれば、前記変数θが前記パラメータθmaxよりも小
    さくなるまで前記モータへの通電を禁止する通電禁止プ
    ログラムとを含むプログラムが格納されていることを特
    徴とする記憶媒体。
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