JP2005257898A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大型のスイッチング素子や、大型の空冷装置を用いることなく、スイッチング素子の破壊を防止し、低コストで信頼性を向上させた画像形成装置を実現すること。
【解決手段】 誘導コイル11に電流を供給して加熱ローラ10を加熱する誘導加熱式定着装置を備えた画像形成装置において、誘導コイル11に供給する電流の通電制御を行うスイッチング素子SWと、加熱ローラ10の表面温度を検出する第1温度センサ61と、スイッチング素子SWの温度を検出する第2温度センサ62と、第1温度センサ61に基づいてスイッチング素子SWの通電制御を行うとともに、第2温度センサ62で検出されたスイッチング素子の温度が予め定められた第1基準温度よりも高い場合にスイッチング素子SWに供給する電流の抑制処理を行う本体制御部100とIH制御部200と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機等の画像形成装置に係り、詳しくは誘導加熱方式の定着装置に用いられるスイッチング素子の熱破壊防止技術に関する。
画像形成装置には、記録媒体上のトナー画像を加熱により定着させる定着装置が設けられている。誘導加熱方式を用いた定着装置は、内側に加熱源としての誘導コイルが設けられた導電性の加熱ローラと、この加熱ローラに圧接してニップ部を形成する加圧ローラとを備え、誘導コイルのインダクタンスと誘導コイルに並列に接続された共振コンデンサとによる共振作用を利用して誘導コイルに流れる電流をスイッチングさせて加熱ローラの加熱を行う。
誘導コイルの通電制御に用いられるスイッチング素子は、ターンオン・ターンオフする場合に生じるスイッチング損失により発熱する。スイッチング素子の過熱は、スイッチング素子の劣化や破壊を招く要因となっている。また、スイッチング素子のオン/オフ周期(周波数)は、誘導コイルのインダクタンス、誘導コイルへ供給される電力設定、交流電源部からの入力電圧によって決定されるが、各種変動によりスイッチング素子に過電流が流れ、スイッチング素子の破壊を招く危険性がある。
また、画像形成装置は、保証条件(外気温度、入力電圧等)の範囲外で使用されることがある。この様な条件下でもスイッチング素子の破壊を防ぐために、定格値に対して十分に大きなマージンを採ったスイッチング素子を採用する必要があり、更に、スイッチング素子が生じた熱を放熱させるための放熱器の大型化、空冷風路の変更が必要とされる。
この様に、大型のスイッチング素子の採用、放熱器の大型化、空冷風路の変更は、コストの増大、装置の大型化を招来する。一方、保証条件の範囲を超えた条件下での使用時に、ただちに画像形成装置が停止されるような仕様では、ユーザ側に多大な条件管理を要することとなる。
かかる不具合の解消策として、スイッチング手段のオン・オフ期間を、加熱ローラの温度を検出する温度センサで検出された温度に基づいて制御する電力制御手段を備え、商用交流電源の入力部に設けられた入力電圧検出手段で検出された入力電圧に応じて、オン期間・オフ期間を補正する機能を備えた加熱装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−133036号公報
しかしながら、特許文献1によれば、加熱ローラの温度及び交流電源からの入力電圧によってスイッチング素子のオン時間・オフ時間を切替えることにより、零電圧スイッチングや適正共振電圧を可能とすることは、複雑なスイッチング動作の変更を行うこととなる。
本発明の課題は、大型のスイッチング素子や、大型の空冷装置を用いることなく、スイッチング素子の破壊を防止し、低コストで信頼性を向上させた画像形成装置を実現することである。
請求項1に記載の発明は、誘導コイルに電流を供給して定着ローラを加熱する誘導加熱式定着装置を備えた画像形成装置において、前記誘導コイルに供給する電流の通電制御を行うスイッチング素子と、前記定着ローラの表面温度を検出する第1の温度センサと、前記スイッチング素子の温度を検出する第2の温度センサと、前記第1の温度センサの検出温度に基づいて前記スイッチング素子の通電制御を行うとともに、前記第2に温度センサで検出された前記スイッチング素子の温度が予め定められた第1の基準温度よりも高い場合に前記スイッチング素子に供給する電流の抑制処理を行う制御手段と、を備えたこと、を特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記第2の温度センサから検出された検出温度が予め定められた所定時間以内に第1の基準温度以下にならない場合、前記誘導コイルへの電流供給を停止させ、画像形成動作を停止させること、を特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記第2の温度センサから検出された検出温度が前記第1の基準温度よりも高い第2の基準温度より高い場合、前記誘導コイルへの電流供給を停止させ、画像形成動作を停止させること、を特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記電流の抑制処理とは、前記誘導コイルへ供給される電流値を低減すること、又は、単位時間あたりのコピー枚数を減少させること、のいずれか若しくはこれらの組合せであること、を特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、誘導コイルに電流を供給して定着ローラを加熱する誘導加熱式定着装置を備えた画像形成装置において、誘導コイルに供給する電流の通電制御を行うスイッチング素子と、定着ローラの表面温度を検出する第1の温度センサと、スイッチング素子の温度を検出する第2の温度センサと、第1の温度センサの検出温度に基づいてスイッチング素子の通電制御を行うとともに、第2に温度センサで検出されたスイッチング素子の温度が予め定められた第1の基準温度よりも高い場合にスイッチング素子に供給する電流の抑制処理を行う制御手段と、を備えたことにより、大型のスイッチング素子や、大型の空冷装置を用いることなく、スイッチング素子の破壊を防止し、低コストで信頼性を向上させた画像形成装置を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果を得られるのは勿論のこと、制御手段は、第2の温度センサから検出された検出温度が予め定められた所定時間以内に第1の基準温度以下にならない場合、誘導コイルへの電流供給を停止させ、画像形成動作を停止させることにより、スイッチング素子の破壊を防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2と同様の効果を得られるのは勿論のこと、制御手段は、第2の温度センサから検出された検出温度が第1の基準温度よりも高い第2の基準温度より高い場合、誘導コイルへの電流供給を停止させ、画像形成動作を停止させることにより、スイッチング素子の破壊を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3と同様の効果を得られるのは勿論のこと、電流の抑制処理とは、誘導コイルへ供給される電流値を低減すること、又は、単位時間あたりのコピー枚数を減少させること、のいずれか若しくはこれらの組合せであることにより、スイッチング素子に流れる単位時間あたりの電流量を抑制することができ、スイッチング素子の発熱を抑制することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本実施の形態における画像形成装置1の概略構成を示す。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、感光ドラム30を備え、この感光ドラム30の表面を帯電器31により所定の電位に帯電し、露光手段32により画像を露光して感光ドラム30の表面に静電潜像を形成し、この潜像を現像器33により現像剤(トナー)を用いて現像してトナー画像として可視化し、得られたトナー画像を感光ドラム30に搬送された紙などの記録媒体Pに転写手段34により転写する。トナー画像の転写が終了した感光ドラム30は、その表面に残留した転写の残りのトナーをクリーナ35により除去した後、つぎの画像形成に供される。
一方、トナー画像を担持した記録媒体Pは、感光ドラム30から誘導加熱式定着装置(以下、定着装置と称す。)40に送られ、定着装置40により記録媒体P上の未定着トナー画像が定着され、記録媒体P上にプリント画像が得られる。
定着装置40は、加熱ローラ10と、この加熱ローラ10に圧接してニップ部Nを形成する加圧ローラ20と、加熱ローラ10内に設けられた誘導コイル(図示略)などから構成される。記録媒体P上のトナー画像は、定着ローラとしての加熱ローラ10と加圧ローラ20との圧接部のニップ部Nを通過する際に定着される。
図2に、誘導加熱(IH;Induction Heating)方式を用いた定着装置40の制御構成図を示す。
図2に示すように、定着装置40は、加熱ローラ10、加熱ローラ10を加熱する誘導コイル11などから構成される装置系と、交流電源部ACと、誘導コイル11を駆動するIH駆動部50と、誘導コイル11に対応する加熱ローラ10の温度を検出する第1の温度センサとしての第1温度センサ61などから構成されており、誘導コイル11への通電制御を行う制御手段としての本体制御部100、IH制御部200によって駆動される。
本体制御部100は、画像形成装置1各部の動作の集中制御を行う。
また、IH制御部200から第1警告信号Sw1の入力が解除されている通常時の場合、第1温度センサ61からの第1検出温度Tに基づいて、誘導コイル11への電力の供給許可を示す通電信号Sn/fと、誘導コイル11に供給される電力値を指示する電力値設定信号Spとを算出し、IH駆動部50に出力することで誘導コイル11への通電制御を行う。
本実施の形態を実現させるために、IH制御部200から第1警告信号Sw1が入力された異常時の場合、電流の抑制処理を実行させる。また、第1警告信号Sw1が入力された場合、タイマを起動させ、予め定められた基準時間t1の計時を開始する。基準時間t1以内に第1警告信号Sw1が解除された場合、タイマによる計時を停止して計時時間を初期値に戻し、電流の抑制処理を解除する。一方、基準時間t1以内に第1警告信号Sw1が解除されなかった場合、誘導コイル11への電流供給を停止させ、画像形成動作を停止させるよう制御する。また、第2警告信号Sw2が入力された場合、誘導コイル11への電流供給を停止させ、画像形成動作を停止させるよう制御する。
電流の抑制処理とは、スイッチング素子SWに流れる単位時間あたりの電流量を抑制して、誘導コイル11へ供給される電流値を低減させるために、電力値設定信号Spの値を低減させること、又は、単位時間あたりのコピー枚数(CPM;Copy per minute)を減少させるように画像形成速度(画像形成装置1の露光手段のレーザ出力部、ポリゴンミラー、感光体ドラム30、定着装置40等の各回転動作速度を含む。)を低下させること、画像形成時の記録媒体Pの紙間を空けること、のいずれか若しくはこれらの組合せの処理を行う。
このような電流の抑制処理を行うことによって、スイッチング素子に流れる単位時間あたりの電流量を抑制することができ、スイッチング素子の発熱を抑制することができる。
IH駆動部50は、整流回路部51と、電圧検出部52と、基準電圧電源部53と、誘導コイル11と並列に接続された共振コンデンサCと、誘導コイル11への供給電流をオン/オフするためのスイッチング部54と、スイッチング部54内の後述するスイッチング素子SWの温度を検出する第2の温度センサとしての第2温度センサ62と、スイッチング部54を動作させるためのIH制御部200と、を備えている。
整流回路部51は、交流電源部ACからの交流電流を整流し、誘導コイル11と共振コンデンサCから成る共振回路へ電力を供給する。
電圧検出部52は、交流電源部ACから誘導コイル11に入力される電力の入力電圧を検出し、検出された検出電圧Vは、IH制御部200に出力される。
基準電圧電源部53は、交流電源部ACからIH駆動部50に入力された電力を分岐し、IH制御部200の駆動用電源としてIH制御部200に電力を供給する。
スイッチング部54は、スイッチング素子SWとダイオードDとにより構成されており、IH制御部200から入力され駆動信号Siに基づいてオン/オフ操作される。スイッチング素子SWとしては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などを用いることができる。
第2温度センサ62は、スイッチング素子SWに非接触若しくは接触させて配置されており、スイッチング素子SWの温度を検出し、検出された第2検出温度TiをIH制御部200に出力する。第2温度センサ62としては、例えば、サーミスタ、熱電対、赤外線センサなどの温度センサを用いることができ、スイッチング素子SWの温度又はスイッチング素子SW近傍の温度を検出することができるものであれば、この限りではない。
IH制御部200は、本体制御部100から入力される電力値設定信号Spと、通電信号Sn/fと、電圧検出部52から入力される検出電圧Vに基づいて、誘導コイル11の駆動信号Siを算出し、スイッチング素子SWに出力する。
また、本実施の形態を実現させるために、第2検出温度Tiの監視を行い、第2検出温度Tiが予め定められた第1の基準温度としての第1基準温度T1より高い場合、第1警告信号Sw1を本体制御部200に出力し、第1基準温度T1以下の場合、第1警告信号Sw1の出力を解除し、また、第2の基準温度としての第2基準温度T2より高い場合、第2警告信号Sw1を本体制御部200に出力し、第2基準温度T2以下の場合、第2警告信号Sw2の出力を解除する。
なお、IH制御部200は、IH駆動部50内に含まれた固有の制御部であってもよく、また、画像形成装置1内の各部と相互に各種情報を送受信可能に接続されており、各部からの情報を受信し、受信した情報を判断して、判断結果である動作指示等の情報を各部に出力し、各部を統括している本体制御部100に含まれるものでもよい。
図3に、本体制御部100のブロック構成図を示す。
図3に示すように、本体制御部100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130、記憶部140、操作表示制御部150、画像読取制御部160、プリント制御部170、I/F180などにより構成され、I/F180を介してIH制御部200と接続されており、各部は通信手段としてのバス190により接続されている。
CPU110は、ROM120や記憶部140内に記憶されているシステムプログラム、各処理プログラム、データを読み出して、RAM103内に展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置1各部の動作を集中制御する。システム全体のタイミング制御、RAM130を使用した画像データの記憶及び蓄積制御、画像読取制御部160などから送られてきた画像データの画像処理(変倍、フィルタ、γ変換など)、プリント制御部170に対する画像データの出力、操作表示部の入出力制御、他のアプリケーション(FAX、プリンタ、スキャナ等)とのインターフェイス(I/F)や動作制御を行うものである。
更に、本発明を実現するために、記憶部140内に記憶されているIH制御部200から入力される第1警告信号Sw1に基づいて、基準時間t1を読み出してタイマ141を起動させ、基準時間t1の計時を開始させる。そして、第1警告信号Sw1に基づいて、記憶部140内に記憶されている電力値設定部142から各処理プログラム、データを読出し、電力値設定信号Sp、通電信号Sn/fを算出し、IH制御部200に出力制御する。
また、第1警告信号Sw1に基づいて、記憶部140内に記憶されているCPM設定部143から各処理プログラム、データを読出し、画像形成速度の減速若しくは記録媒体Pの紙間を空けるようにプリント制御部170を制御しても良く、電力値設定部141と協働して誘導コイル11に供給される電力を低減させても良い。
タイマ141が基準時間t1の計時が終了するまでに(基準時間t1経過以内に)、第1警告信号Sw1が解除されない場合、又は、警告信号Sw2が出力された場合、通電信号Sn/fを停止させて誘導コイル11への電力供給を停止させ、プリント制御部170に画像形成動作の停止を指示する。
ROM120内には、画像形成装置1に対応するプログラムやデータなどがあらかじめ記憶されており、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、各種処理プログラムで処理するのに必要なデータを記憶している。
RAM130は、CPU110により制御実行される各種処理において、ROM120や記憶部140から読み出されたプログラム、入力、若しくは出力データ及びパラメータなどの一時的な格納領域となる。
記憶部140は、本実施の形態を実現するために、基準時間t1と、タイマ141と、電力値設定部142と、CPM設定部143とを有している。
基準時間t1は、スイッチング素子SWが第1基準温度T1から定格温度までに降下する時間であり、画像形成装置1の装置構成や設置される環境温度を考慮して予め設定さる。
タイマ141は、第1警告信号Sw1が入力されると基準時間t1の計時を開始し、第1警告信号Sw1が解除されると計時を停止して、初期値に戻される。
電力値設定部142は、通常時の画像形成装置1の画像形成モード、ウォームアップモード、待機モードなどの動作モードや画像形成装置1の交流電源部からの入力電圧や周波数などの条件に基づいて設定された電力値設定信号Spを算出するプログラム及びデータが格納されているが、第1警告信号Sw1が入力された場合、スイッチング素子の発熱を抑制するために、スイッチング素子SWに流れる単位時間あたりの電流量を抑制するために、誘導コイル11へ供給される電流量を低減させ通常時とは異なる電力値設定信号Spの算出を行うためのプログラム及びデータが格納されている。
CPM設定部143は、第1警告信号Sw1が入力された場合、スイッチング素子の発熱を抑制するために、即ち、スイッチング素子SWに流れる単位時間あたりの電流量を抑制するために、画像形成速度の減速若しくは記録媒体Pの紙間を空けるようにプリント制御部170への指示プログラム及びデータが格納されている。
なお、記憶部140は、ROM120の一部の記憶領域を使用して構成することも可能である。
上述した動作モードの「画像形成モード」とは、ユーザが画像形成装置1によって記録媒体Pに画像形成を行っている状態を示し、「ウォームアップモード」とは、加熱ローラ10を定着可能な温度まで上昇させる状態を示し、「待機モード」とは、一定時間以上画像形成が行われておらず画像形成動作が停止状態を示す。
なお、動作モードは、画像形成装置1に係る動作状況であれば、この限りではない。
操作表示制御部150は、CPU110から入力される表示信号に従って、プリント条件を入力するための基本画面や、各種処理結果等をLCD(Liquid Crystal Display)に表示させる。また、操作表示制御部150は、操作キー群又はタッチパネルから入力される操作信号をCPU110に出力する。
画像読取制御部160は、図示しないADF部、読取部等を制御して、コンタクトガラスに載置された原稿面の露光走査を実行させ、光の反射光をCCDにより光電変換を行い画像を読み取る。
プリント制御部170は、CPU110からの指示に従って画像形成装置1内の各部の動作を制御し、画像データに基づいて記録媒体Pに画像形成を行わせる。
図4に、IH制御部200のブロック構成図を示す。
図4に示すように、IH制御部200は、CPU210、ROM220、RAM230、記憶部240、I/F250などにより構成され、I/F250を介して本体制御部100と接続され、各部は通信手段としてのバス260により接続されている。
CPU210は、本体制御部100から入力される電力値設定信号Sp、通電信号Sn/f、電圧検出部52から入力される検出電圧Vに基づいて駆動信号Siの制御を行う。また、ROM220に記憶されているシステムプログラム、各処理プログラム、データを読み出して、RAM230内に展開し、展開されたプログラムに従って、定着装置40各部の動作を制御する。
更に、本発明を実現するために、第2温度センサ62から入力される第2検出温度Tiと、記憶部240内に記憶されている第1基準温度T1、第2基準温度T2、第2検出損度監視部241から各種プログラム、データを読出し、第1警告信号Sw1、第2警告信号Sw2の出力制御を行う。
ROM220内には、定着装置40に対応するプログラムやデータなどがあらかじめ記憶されており、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、各種処理プログラムで処理するのに必要なデータを記憶している。
RAM230は、CPU210により制御実行される各種処理において、ROM220や記憶部240から読み出されたプログラム、入力、若しくは出力データ及びパラメータなどの一時的な格納領域となる。
記憶部240は、本実施の形態を実現するために、第1基準温度T1と、第2基準温度T2と、第2検出温度監視部241とを有している。
第1基準温度T1は、スイッチング素子SWが駆動信号Siに基づいて誘導コイル11を駆動させることが困難な場合の温度であり、第2基準温度T2は、第1基準温度T1より高く、スイッチング素子SWが発熱により破壊される直前の最大耐熱温度である。
第2検出温度監視部241は、第2温度センサ62から入力される第2検出温度Tiに基づいて、第1警告信号Sw1、第2警告信号Sw2の設定を行うプログラム及びデータが格納されている。
なお、記憶部240は、ROM220の一部の記憶領域を使用して構成することも可能である。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図5及び6に、本実施の形態におけるフローチャートを示す。
図5には、通常時の定着装置40の加熱動作を示し、図6には、スイッチング素子SWの温度Tiが第1基準温度T1を超えた場合(異常時)の定着装置40の加熱動作を示す。
まず、通常時の加熱動作を説明する。
画像形成装置1内の交流電源部の入力電圧や周波数などの情報を取得し、画像形成装置1の動作モードの確認が行われる(ステップS1)。また、加熱ローラ10の温度を検出する第1温度センサ61から第1検出温度Tを検出し(ステップS2)、取得された交流電源部の情報と画像形成装置1の動作モードと第1検出温度Tとに基づいて、誘導コイル11に供給可能な電流値が設定される(ステップS3)。
設定された電流値に基づいて、誘導コイル11に電流が供給され、定着装置40の加熱動作が行われる(ステップS4)。
定着装置40の加熱動作が開始されると、スイッチング素子SWの温度を検出する第2温度センサ62から検出された第2検出温度Tiが第1基準温度T1より高いか否かが判断される(ステップS5)。
第2検出温度Tiが第1基準温度T1以下である場合(ステップS5;No)、定着装置40の加熱動作が終了されるか否かが判断される(ステップS6)。
定着装置40の加熱動作が終了されない場合(ステップS6;No)、加熱動作に戻る(ステップS4に戻る)。定着装置40の加熱動作が終了される場合(ステップS6;Yes)、定着装置40の加熱動作が終了され、画像形成動作が停止される。
一方、第2検出温度Tiが第1基準温度T1より高い場合(ステップS5;Yes)、スイッチング素子SWは、誘導コイル11を駆動させることが困難な場合の温度となっていると判断され、異常時の加熱動作に移る。
次に、異常時の加熱動作の説明をする。
第2検出温度Tiが第1基準温度T1より高い場合(ステップS5;Yes)、IH制御部200から本体制御部100へ第1警告信号Sw1が出力される(ステップS7)。本体制御部100は、第1警告信号Sw1が入力されると、電流の抑制処理を開始させ(ステップS8)、タイマ141をスタートさせる(ステップS9)。
また、IH制御部200において、第2検出温度Tiが第2基準温度T2より高いか否かが判断される(ステップS10)。第2検出温度Tiが第2基準温度T2より高い場合(ステップS10;Yes)、IH制御部200から本体制御部100へ第2警告信号Sw2が出力される(ステップS11)。
第2警告信号Sw2が入力された本体制御部100は、スイッチング素子SWの破壊の危険ありと判断し、誘導コイル11への電流の供給を停止し(即ち、定着装置40の加熱動作を停止)、画像形成動作を停止する(ステップS12)。
第2検出温度Tiが第2基準温度T2以下である場合(ステップS10;No)、第2検出温度Tiが第1基準温度T1より高いか否かが判断される(ステップS13)。
第2検出温度Tiが第1基準温度T1以下である場合(ステップS13;No)、第1警告信号Sw1が解除され(ステップS14)、タイマ141の計時が停止されて初期値に戻される(タイマ141がリセットされる)(ステップS15)。そして、電流の抑制処理が解除され(ステップS16)、通常時の動作(ステップS2)に戻る。
第2検出温度Tiが第1基準温度T1より高い場合(ステップS13;Yes)、タイマ141により計時されている計時時間tが基準時間t1より長いか否かが判断される(ステップS17)。即ち、基準時間t1を経過しても第1警告信号Sw1が解除されていないか否かが判断される。
計時時間tが基準時間t1以下である場合(ステップS17;No)、タイマ141による基準時間t1の計時を続ける(ステップS10に戻る)。
基準時間t1を経過しても第2検出温度Tiが第1基準温度T1以下とならない(第1警告信号Sw1が解除されていない)場合(ステップS17;Yes)、誘導コイル11への電流の供給が停止され(即ち、定着装置40の加熱が停止され)、画像形成動作が停止される(ステップS12)。
このように、誘導コイル11に供給する電流の通電を制御するスイッチング素子SWと、スイッチング素子SWの温度を検出する第2温度センサ62と、第2温度センサ62からの第2検出温度Tiが第1基準温度T1より高い場合、電流の抑制処理を実行するよう制御する本体制御部100、IH制御部200と、を備えることにより、大型のスイッチング素子や、大型の空冷装置を用いることなく、スイッチング素子の破壊を防止し、低コストで信頼性を向上させた画像形成装置を実現することができる。
また、第2温度センサ62から検出された第2検出温度Tiが基準時間t1以内に第1基準温度T1以下にならない場合、または、第2検出温度Tiが第1基準温度T1よりも高い第2基準温度T2より高い場合、誘導コイル11への電流供給を停止させ、画像形成動作を停止させることにより、スイッチング素子の破壊を防止することができる。
また、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施の形態における画像形成装置1の概略構成図である。 誘導加熱方式を用いた定着装置40の制御構成図である。 本体制御部100のブロック構成図である。 IH制御部200のブロック構成図である。 通常時の定着装置40の加熱動作フロー図である。 異常時の定着装置40の加熱動作フロー図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 加熱ローラ
11 誘導コイル
20 加圧ローラ
30 感光ドラム
31 帯電体
32 露光手段
33 現像器
34 転写手段
35 クリーナ
40 定着装置
50 IH駆動部
51 整流回路部
52 電圧検出部
53 基準電圧電源部
54 スイッチング部
61 第1温度センサ
62 第2温度センサ
100 本体制御部
110、210 CPU
120、220 ROM
130、230 RAM
140、240 記憶部
141 タイマ
142 電流値設定部
143 CPM設定部
150 操作表示制御部
160 画像読取制御部
170 プリント制御部
180、250 I/F
190、260 バス
200 IH制御部
241 第2検出温度監視部
AC 交流電源部
C 共振コンデンサ
D ダイオード
N ニップ部
P 記録媒体
n/f 通電信号
Sp 電力値設定信号
Sw1 第1警告信号
Sw2 第2警告信号
SW スイッチング素子
T 第1検出温度
Ti 第2検出温度
T1 第1基準温度
T2 第2基準温度
t 計時時間
t1 基準時間
V 検出電圧

Claims (4)

  1. 誘導コイルに電流を供給して定着ローラを加熱する誘導加熱式定着装置を備えた画像形成装置において、
    前記誘導コイルに供給する電流の通電制御を行うスイッチング素子と、
    前記定着ローラの表面温度を検出する第1の温度センサと、
    前記スイッチング素子の温度を検出する第2の温度センサと、
    前記第1の温度センサの検出温度に基づいて前記スイッチング素子の通電制御を行うとともに、前記第2に温度センサで検出された前記スイッチング素子の温度が予め定められた第1の基準温度よりも高い場合に前記スイッチング素子に供給する電流の抑制処理を行う制御手段と、
    を備えたこと、を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、
    前記第2の温度センサから検出された検出温度が予め定められた所定時間以内に第1の基準温度以下にならない場合、前記誘導コイルへの電流供給を停止させ、画像形成動作を停止させること、
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
    前記制御手段は、
    前記第2の温度センサから検出された検出温度が前記第1の基準温度よりも高い第2の基準温度より高い場合、前記誘導コイルへの電流供給を停止させ、画像形成動作を停止させること、
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記電流の抑制処理とは、
    前記誘導コイルへ供給される電流値を低減すること、又は、単位時間あたりのコピー枚数を減少させること、のいずれか若しくはこれらの組合せであること、
    を特徴とする画像形成装置。
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