JP2016103928A - モータの温度制御装置、及びシート搬送装置 - Google Patents

モータの温度制御装置、及びシート搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの位相ずれを抑制することと、機器の使い勝手を良好にすることと、双方をバランスよく達成可能なモータの温度制御装置、及びシート搬送装置の提供。【解決手段】複合機において、CPUは、モータに第一の電流を供給する作動制御状態、モータに対する電流の供給を停止する停止制御状態、及びモータに対して第一の電流よりも微弱な第二の電流を供給する一時停止制御状態を、いずれかに切り替える(S20,S70,S120)。CPUは、モータの温度の推定値θを算出可能で、作動制御状態となっている期間中は、推定値θを経時的に徐々に増大させる第一の演算を実行し(S60)、停止制御状態となっている期間中は、推定値θを経時的に徐々に減少させる第二の演算を実行し(S100)、一時停止制御状態となっている期間中は、推定値θを第二の演算よりも小さい減少率で経時的に徐々に減少させる第三の演算を実行する(S150)。【選択図】図4

Description

本発明は、モータの温度制御装置、及びシート搬送装置に関する。
読み取り対象となる原稿や被記録媒体(以下、これらを単にシートと総称する。)を搬送可能な搬送機構が組み込まれた機器において、搬送機構の動力源となるモータの温度を推定し、その推定温度相当値が過大にならないようにモータを制御する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開10−14096号公報
ところで、上記特許文献1に記載の技術では、推定温度相当値θが上限値θmax以上となった場合に、単にモータへの通電を一時的に禁止して、モータを作動停止状態にしている。このような手法でモータを作動停止状態にした際、例えば、一時的に停止した搬送機構内に搬送中のシートが保持されたままになると、シートの張力が搬送機構内の各部に作用し、その力の一部が搬送機構経由でモータにまで到達することがある。
上述のような力がモータに到達すると、その力でモータの回転子がいくらか回動し、モータに位相ずれが生じるおそれがある。また、そのような位相ずれが想定以上に大きい場合には、推定温度の低下に応じてモータの作動を再開させようとした際に、モータの脱調を招くおそれもある。
このようなモータの位相ずれを抑制する方法として、一般的には、モータを作動停止状態とする場合にも、モータへ微弱な電流を供給してモータを弱励磁状態とし、モータの回転子を所定位置に保持する、という方法が知られている。
しかし、モータへの通電を完全に禁止する制御を、一律に微弱な電流を供給する制御に置き換えるだけでは、モータへの通電を完全に禁止する場合に比べ、モータを作動停止状態とした場合における消費電力が増大する、という問題がある。また、モータに微弱な電流を供給すると、モータへの通電を完全に禁止する場合に比べ、モータの温度が低下しにくくなる。そのため、モータへの通電を完全に禁止する場合に比べ、モータの作動を再開できる状態となるまでに長時間を要する。また、モータの温度が上限に達するまでの時間が短時間になる。よって、いずれにしても機器の使い勝手が悪くなる、という問題がある。
以上のような事情から、一時停止時におけるモータの位相ずれを抑制することと、機器の使い勝手を良好にすることと、双方をバランスよく達成可能なモータの温度制御装置、及びシート搬送装置を提供することが望ましい。
以下に説明するモータの温度制御装置は、モータに対して作動条件に応じた第一の電流を供給して当該モータを作動させる作動制御状態、前記モータに対する電流の供給を停止して当該モータを停止させる停止制御状態、及び前記モータに対して前記第一の電流よりも微弱な第二の電流を供給する状態のまま当該モータを一時停止させる一時停止制御状態を少なくとも含む複数の制御状態を、いずれかの制御状態に切り替え可能なモータ制御部と、前記モータの作動状態に応じて経時的に変動する前記モータの温度の推定値を、前記モータ制御部による前記制御状態に基づいて算出する温度推定部とを有し、前記温度推定部は、前記作動制御状態となっている期間中は、前記推定値を経時的に徐々に増大させる第一の演算を実行し、前記停止制御状態となっている期間中は、前記推定値を経時的に徐々に減少させる第二の演算を実行し、前記一時停止制御状態となっている期間中は、前記推定値を前記第二の演算よりも小さい減少率で経時的に徐々に減少させる第三の演算を実行するように構成されている。
このように構成されたモータの温度制御装置によれば、モータ制御部は、上述の作動制御状態、停止制御状態、及び一時停止制御状態を切り替えることができる。したがって、停止制御状態に切り替えた後に作動制御状態に切り替えようとすると、モータに位相ずれや脱調等の問題が生じるような状況下では、一時停止制御状態に切り替えることで、上述のようなモータの位相ずれや脱調といった問題が発生するのを抑制することができる。また、停止制御状態に切り替えても問題が生じないような状況下では、停止制御状態に切り替えることで、一時停止制御状態に切り替えた場合よりも電力消費を抑制することができる。しかも、温度推定部は、モータ制御部による制御状態に応じて、上述のような第一の演算、第二の演算、及び第三の演算を行う。そのため、例えば、停止制御状態か一時停止制御状態かを区別することなく推定値を経時的に徐々に減少させるような推定方法に比べ、より正確なモータ温度の推定値を得ることができる。したがって、このような正確な推定値に基づいて、モータに対してモータの温度を考慮した適切な制御を実施することができる。その結果、モータを搭載した機器の使い勝手を良好にすることができる。
また、以下に説明するシート搬送装置は、シートを所定の搬送経路に沿って搬送可能に構成された搬送部と、前記搬送部を作動させるモータと、前記モータに対して作動条件に応じた第一の電流を供給して当該モータを作動させる作動制御状態、前記モータに対する電流の供給を停止して当該モータを停止させる停止制御状態、及び前記モータに対して前記第一の電流よりも微弱な第二の電流を供給する状態のまま当該モータを一時停止させる一時停止制御状態を少なくとも含む複数の制御状態を、いずれかの制御状態に切り替え可能なモータ制御部と、前記モータの作動状態に応じて経時的に変動する前記モータの温度の推定値を、前記モータ制御部による前記制御状態に基づいて算出する温度推定部とを有し、前記温度推定部は、前記作動制御状態となっている期間中は、前記推定値を経時的に徐々に増大させる第一の演算を実行し、前記停止制御状態となっている期間中は、前記推定値を経時的に徐々に減少させる第二の演算を実行し、前記一時停止制御状態となっている期間中は、前記推定値を前記第二の演算よりも小さい減少率で経時的に徐々に減少させる第三の演算を実行するように構成されている。
このように構成されたシート搬送装置によれば、上述したモータの温度制御装置と同等な構成を有するので、上述したモータの温度制御装置について述べた通りの作用、効果を奏する。その結果、モータを搭載したシート搬送装置の使い勝手を良好にすることができる。
図1は複合機の全体の外観を示す斜視図である。 図2(A)は中央カバーが閉位置にある状態の読取ユニットを示す中央断面図である。図2(B)は中央カバーが開位置にある状態の読取ユニットを示す中央断面図である。 図3は複合機の構成を示すブロック図である。 図4は温度制御処理のフローチャートである。
次に、上述のモータの温度制御装置、及びシート搬送装置について、例示的な実施形態を挙げて説明する。
[複合機の構成]
図1に示す複合機1は、上述のモータの温度制御装置、及びシート搬送装置の一例に相当する構成を備える装置である。なお、以下の説明においては、複合機1の各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するため、複合機1を水平面上に設置した場合における水平面に直交する方向を上下方向、後述する操作パネル7側が向けられる方向を前方、前方の反対方向を後方と規定する。左右方向は、上記前方から複合機1を見た場合における左右方向である。ただし、可動部品等の向きは変更され得るので、図中に示した方向が常に維持されるとは限らない。
複合機1は、図1に示すように、本体ユニット2と、本体ユニット2の上側に配設された読取ユニット3とを備える。読取ユニット3は、スキャナユニット5と、スキャナユニット5の上側に配設されたADFユニット6(本明細書でいうシート搬送装置の一例に相当。)とを備える。本体ユニット2の前面側には、操作パネル7が設けられている。操作パネル7の下方には、被記録媒体が収容される媒体供給カセット9が取り付けられている。
読取ユニット3において、スキャナユニット5には、図2(A)及び図2(B)に示すように、プラテン11、ガイドレール12、キャリッジ13、及びイメージセンサ15などが設けられている。また、ADFユニット6には、所定の搬送経路(図2(B)中に破線で示す経路参照。)に沿ってシートを搬送する搬送部20が設けられている。キャリッジ13、及びイメージセンサ15は、後述するモータ35(図3参照。)から動力が伝達されることにより、図2(A)及び図2(B)中でいう左右方向へ往復移動する。
搬送部20は、吸入ローラ21、分離ローラ22A、分離片22B、中継ローラ23A、中継ピンチローラ23B、反転ローラ24A、第一反転ピンチローラ24B、第二反転ピンチローラ24Cなどを備えている。吸入ローラ21、分離ローラ22A、中継ローラ23A、及び反転ローラ24Aは、後述するモータ36(図3参照。)から動力が伝達されることにより回転駆動される。中継ローラ23Aよりも搬送方向下流側となる箇所には、当該箇所をシートの先端及び後端が通過した時点でオンとオフとが切り替わるシート検知センサ25が設けられている。
ADFユニット6には、中央カバー26、左カバー27、及び右カバー28が設けられている。中央カバー26、左カバー27、及び右カバー28は、それぞれが回動可能に支持されている。中央カバー26、左カバー27、及び右カバー28は、それぞれが図2(A)に示す位置にある状態において、ADFユニット6の上面側の外装を構成する。また、中央カバー26を図2(B)に示す位置に変位させた場合、中央カバー26は、搬送部20へ供給するシートを支持する支持部を構成する。
本体ユニット2の内部には、図3に示すように、制御部31が設けられている。制御部31は、周知のCPU31A、ROM31B、RAM31C、NVRAM31D、及びインターフェース部31Eなどを備える。CPU31Aは、ROM31BやRAM31Cに記憶された制御プログラムに従って所定の処理を実行し、これにより、複合機1の各部に対する制御が実行される。
制御部31による制御対象としては、上述の操作パネル7、イメージセンサ15、及びシート検知センサ25などの他、画像形成部32、LAN通信部33、モータ35、及びモータ36などが設けられている。これらのうち、画像形成部32、LAN通信部33、及び操作パネル7は、本体ユニット2に設けられている。イメージセンサ15、及びモータ35は、スキャナユニット5に設けられている。シート検知センサ25、及びモータ36は、ADFユニット6に設けられている。
画像形成部32は、媒体供給カセット9から供給される被記録媒体に対してインクジェット方式又は電子写真方式等で画像を形成可能に構成される。LAN通信部33は、無線LANに対応した通信インターフェース装置及び有線LANに対応した通信インターフェース装置によって構成される。モータ35は、キャリッジ13、及びイメージセンサ15を往復移動させるための動力源である。モータ36は、搬送部20を作動させるための動力源である。これらモータ35、及びモータ36は、いずれもステッピングモータで構成されている。
[モータの温度制御処理]
次に、複合機1の制御部31が有するCPU31Aにおいて実行されるモータ36に対する温度制御処理について、図4に基づいて説明する。なお、CPU31Aは、以下に説明する温度制御処理を実行することにより、本明細書でいうモータ制御部及び温度推定部として機能する。この温度制御処理は、複合機1の電源スイッチ(図示せず)がオンにされた際に開始され、以降は、電源スイッチがオフにされるまで繰り返し実行される。
温度制御処理を開始すると、CPU31Aは、モータ36の温度の推定値θ(以下、単に推定値θと称する。)に対して初期値θinitをセットする(S10)。推定値θは、CPU31Aにおいて推定するモータ36の温度に対応する値を持つ変数である。この推定値θは、初期値θinitに対する相対値でモータ36の温度上昇の程度を表現可能な数値であればよく、一般的な温度の単位(例えば「℃」や「K」)でモータ36の温度を表現した場合の数値とは一致しない数値となってもよい。例えば、本実施形態の場合、初期値θinitは0とされているが、これは0℃や0Kを意味する値ではない。但し、複合機1が実際の室温を測定可能なセンサ類を有している場合は、その測定値を初期値θinitとして採用してもよい。
続いて、CPU31Aは、モータ36の作動を開始させる開始条件が成立したか否かを判断する(S20)。S20では、例えば、ADFユニット6に搬送対象となるシートがセットされていること、スキャン、コピー、又はファクシミリ送信などのジョブの実行が操作パネル7における入力操作又は複合機1と通信可能な外部装置(例えば図示しないPC(Personal Computer))における入力操作で指示されたこと、当該ジョブの実行を妨げるような別のジョブを実行中でないこと、各部の状態がジョブの実行を妨げない状態にあること(例えば、ロックされるべき箇所がアンロックされた状態にはなっていないことなど。)、及びその他ハードウェア等にエラーが発生していないこと、といった複数の項目が全て成立した場合に開始条件が成立したと判断する(S20:YES)。また、これら複数の項目のうちの一つでも成立しない場合には開始条件が成立していないと判断する(S20:NO)。
S20で開始条件が成立したと判断した場合(S20:YES)、CPU31Aは、モータ36に対する制御状態を停止制御状態から作動制御状態に切り替える。そのため、CPU31Aは、まず、動作モードやその動作モードごとの詳細設定(以下、動作モード等と称する。)に応じて、加算定数A、補正定数R、上限値θmax、及び下限値θminを設定する(S30)。
加算定数Aは、モータ36を作動条件に従って作動させた時の温度変化を考慮してあらかじめ設定された値であり、推定される温度上昇率に応じて変わる値である。補正定数Rは、実機の特性に応じて判定条件を微調整するために設定される値である。上限値θmaxは、推定値θが上限以上になったか否かを判定するためのしきい値であり、下限値θminは、推定値θが下限以下になったか否かを判定するためのしきい値である。補正定数R、及び上限値θmaxは、モータ36に対する制御状態を作動制御状態から一時停止制御状態へ切り替えるか否かを判断する際に利用される。下限値θminは、モータ36に対する制御状態を一時停止制御状態から作動制御状態へ切り替えるか否かを判断する際に利用される。
これら加算定数A、補正定数R、上限値θmax、及び下限値θminには、動作モード等に応じた値が設定される。例えば、動作モードがスキャンモードであっても、モノクロ300dpiが設定された場合と、カラー600dpiが設定された場合とでは、モノクロ300dpiの方がモータ36の回転が速く、カラー600dpiの方がモータ36の回転が遅い。モータ36を低速駆動すると、搬送されるシート一枚当たりのモータ36の発熱量は大きくなる。そのため、加算定数Aや補正定数Rは、カラー600dpiの場合の方がモノクロ300dpiの場合よりも大きくされる等、動作モード等に応じて各値が設定される。
また、画像形成部32が作動する場合(例えば、動作モードがコピーモードである場合等。)には、画像形成部32での発熱に起因してモータ36の雰囲気温度が上昇する。そのため、このような場合は、画像形成部32が作動しない場合(例えば、動作モードがスキャンモードである場合等。)よりも、上限値θmaxが小さく設定される。これにより、画像形成部32が作動する場合には、画像形成部32が作動しない場合よりも、推定値θが早めに上限値θmaxに到達するようにして、モータ36の温度上昇を抑制することができる。
このように動作モード等に応じて、最適な加算定数A、補正定数R、上限値θmax、及び下限値θminを設定するため、各値は複数通りある動作モード等それぞれに応じた値が実機での実測に基づいて用意され、それらの値がROM31Bに記憶されている。S30では、設定された動作モード等に基づいて、動作モード等に対応する各値をROM31Bから読み出し、それらの各値を以降の処理で利用する加算定数A、補正定数R、上限値θmax、及び下限値θminとして設定する。
続いて、CPU31Aは、モータ36の作動を開始させる(S40)。これにより、ADFユニット6においてシートの搬送が開始される。そして、CPU31Aは、推定値θが上限値θmax未満であるか否かを判断する(S50)。S50において、推定値θが上限値θmax未満である場合は(S50:YES)、モータ36の温度が上限値には至っていないと推定でき、引き続きモータ36が作動する状態を継続することができる。すなわち、ADFユニット6における、シートの搬送、読取等の動作が実行される。
次に、CPU31Aは、推定値θに対して加算定数Aを加算した値θ+Aを新たな推定値θとする演算θ+A→θ(本明細書でいう第一の演算の一例に相当。)を実行する(S60)。これにより、推定値θには、モータ36の作動に伴う温度上昇分の値が加算される。
続いて、CPU31Aは、モータ36の作動を終了させる終了条件が成立したか否かを判断する(S70)。S70では、例えば、ADFユニット6において全てのシートが搬送された結果、シート検知センサ25でシートが検知されなくなったこと、紙詰まりなどのエラーが発生したこと、及びその他ハードウェア等にエラーが発生したこと、といった複数の項目のうち、いずれか一つが成立した場合に終了条件が成立したと判断する(S70:YES)。また、これら複数の項目がいずれも成立しない場合には終了条件が成立していないと判断する(S70:NO)。
S70で終了条件が成立していないと判断した場合(S70:NO)、S50へ戻る。以降、推定値θが上限値θmax未満で(S50:YES)、かつ終了条件が成立していない場合(S70:NO)、CPU31Aは、処理ステップS50−S70を繰り返し実行する。これにより、作動制御状態となっている期間中(すなわち、モータ36が作動して、ADFユニット6が動作している間。)は、モータ36が所定量(例えば所定時間又は所定回転数。)駆動されるたびに推定値θに対して加算定数Aが加算され(S60)、モータ36の温度上昇に対応するように推定値θが更新される。なお、S60を実行する前又は後には、所定時間のウェイト処理(図示略。)を実行することにより、S50−S70の繰り返し処理を実行する周期が調整される。このような繰り返し処理の周期は、CPU31Aにかかる負荷と推定値θの算出精度との兼ね合いに基づいて最適化される。
S70で終了条件が成立したと判断した場合(S70:YES)、CPU31Aは、モータ36に対する制御状態を作動制御状態から停止制御状態に切り替える。そのため、CPU31Aは、まず、モータ36を停止させる(S80)。S80では、モータ36への通電が停止されてモータ36は無励磁状態になる。そして、S80を終えたら、S20へ戻る。これにより、CPU31Aは、再び上述の開始条件が成立したか否かの判断を行う(S20)。なお、ここで、開始条件が成立していれば(S20:YES)、既に説明した通り、モータ36に対する制御状態を停止制御状態から作動制御状態に切り替えることになり、S30以降の処理を実行することになる。
一方、S20で開始条件が成立していないと判断した場合は(S20:NO)、モータ36に対する制御状態が停止制御状態のまま維持されることになる。この場合、CPU31Aは、推定値θが初期値θinitよりも大か否かを判断する(S90)。S90において推定値θが初期値θinitよりも大であると判断した場合(S90:YES)、CPU31Aは、推定値θを第一の減算定数S_offで除算した値θ/S_offを推定値θから減算した値θ−θ/S_offを新たな前記推定値θとする演算θ−θ/S_off→θ(本明細書でいう第二の演算の一例に相当。)を実行する(S100)。
第一の減算定数S_offは、モータ36に対する電流の供給を停止した場合におけるモータ36の温度変化(すなわち、無励磁状態におけるモータ36の放熱特性。)を考慮してあらかじめ設定された値であり、ROM31Bに記憶されている。
S100を終えたら、S20へ戻る。また、S90において推定値θが初期値θinit以下であると判断した場合は(S90:NO)、S100を実行しないままS20へ戻る。以降、S20で開始条件が成立していないと判断される場合(S20:NO)、CPU31Aは、処理ステップS20,S90,S100を繰り返し実行する。これにより、停止制御状態となっている期間中(すなわち、モータ36が停止している間。)は、推定値θが初期値θinitよりも大である限り(S90:YES)、S100が繰り返し実行される。その結果、モータ36が駆動されない状態で時間が経過することによる、モータ36の温度低下に対応するように推定値θが更新される。なお、S100を実行する前又は後には、所定時間のウェイト処理(図示略。)を実行することにより、S20,S90,S100の繰り返し処理を実行する周期が調整される。このような繰り返し処理の周期は、CPU31Aにかかる負荷と推定値θの算出精度との兼ね合いに基づいて最適化される。
さて、以上説明したような処理において、モータ36の作動中にはS60が繰り返し実行される結果、推定値θが上限値θmax以上に達することがある。その場合は、S50において、推定値θが上限値θmax以上と判断され(S50:NO)、CPU31Aは、推定値θから補正定数Rを減算した値θ−Rを新たな推定値θとする演算θ−R→θを実行する(S110)。その上で、CPU31Aは、推定値θが上限値θmax未満であるか否かをあらためて判断する(S120)。
S120において、推定値θが上限値θmax未満である場合は(S120:YES)、S60へと戻る。これにより、S50では推定値θが上限値θmax以上と判断された場合でも、処理ステップS50−S70を繰り返し実行する状態に復帰する。このような処理を行うと、実機でモータ36の実温度を測定した結果から、推定値θとモータ36に実温度との間にいくらか乖離があると判明した場合に、それに応じた補正定数Rを設定しておくことで、直ちにS130以降の処理へと進むのを抑制できる。なお、推定値θとモータ36に実温度との間に大きな乖離がなければ、補正定数Rとして0を設定しておけばよい。
一方、S120において、推定値θが上限値θmax以上である場合(S120:NO)、CPU31Aは、モータ36に対する制御状態を作動制御状態から一時停止制御状態に切り替える。そのため、CPU31Aは、まず、モータ36を一時停止させる(S130)。S130では、モータ36に対して微弱な電流が供給され、モータ36は弱励磁状態になる。この点で、S130は、モータ36への通電が停止されるS80とは異なる。
このような制御を行えば、S130を実行した時点で、搬送部20に搬送中のシートが存在する場合に、そのシートに生じた張力がローラ等に作用し、その力がモータ36に到達したとしても、その力でモータ36の回転子が回動するのを抑制できる。したがって、モータ36に位相ずれが生じるのを抑制することができ、また、そのような位相ずれが生じたことに起因して、モータ36の作動を再開させようとした際に、モータ36の脱調を招くのを抑制することができる。
続いて、CPU31Aは、推定値θが下限値θmin未満であるか否かを判断する(S140)。S140において、推定値θが下限値θmin以上である場合(S140:NO)、CPU31Aは、推定値θを第二の減算定数S_weで除算した値θ/S_weを推定値θから減算した値θ−θ/S_weを新たな前記推定値θとする演算θ−θ/S_we→θ(本明細書でいう第三の演算の一例に相当。)を実行する(S150)。
第二の減算定数S_weは、モータ36に対して微弱な電流が供給され、モータ36が弱励磁状態とされた場合におけるモータ36の温度変化(すなわち、弱励磁状態におけるモータ36の放熱特性。)を考慮してあらかじめ設定された値であり、ROM31Bに記憶されている。弱励磁状態の場合、無励磁状態に比べ、モータ36はいくらか発熱するので、その点を考慮して、第二の減算定数S_weは、第一の減算定数S_offよりも大きい値とされている。
S150を終えたら、S140へ戻る。以降、S140において、推定値θが下限値θmin以上である間は(S140:NO)、CPU31Aは、処理ステップS140−S150を繰り返し実行する。これにより、一時停止制御状態となっている期間中(すなわち、モータ36が弱励磁状態で一時停止している間。)は、推定値θが下限値θmin以上である限り(S140:NO)、S140−S150が繰り返し実行され、モータ36の温度低下に対応するように推定値θが更新される。なお、S150を実行する前又は後には、所定時間のウェイト処理(図示略。)を実行することにより、S140−S150の繰り返し処理を実行する周期が調整される。このような繰り返し処理の周期は、CPU31Aにかかる負荷と推定値θの算出精度との兼ね合いに基づいて最適化される。
一方、S150が繰り返し実行された結果、S140において、推定値θが下限値θmin未満になった場合は(S140:YES)、S40へ戻る。これにより、CPU31Aは、モータ36に対する制御状態を一時停止制御状態から作動制御状態に切り替えることになる。
[効果]
このように構成されたモータの温度制御装置によれば、CPU31Aは、上述のような各状況に応じて、モータ36に対する制御状態を、作動制御状態、停止制御状態、及び一時停止制御状態のいずれかに切り替えることができる。したがって、モータ36に対する制御状態を、停止制御状態に切り替えた後に作動制御状態に切り替えようとすると、モータ36に位相ずれや脱調等の問題が生じるような状況下では、一時停止制御状態に切り替えることで、モータに位相ずれや脱調等の問題が発生するのを抑制することができる。
また、モータ36に対する制御状態を、停止制御状態に切り替えても問題が生じないような状況下では、停止制御状態に切り替えることで、一時停止制御状態に切り替えた場合よりも複合機1における電力消費を抑制することができる。
しかも、CPU31Aは、モータ36に対する制御状態に応じて、上述のような第一の演算、第二の演算、及び第三の演算を行う。そのため、例えば、停止制御状態か一時停止制御状態かを区別することなく推定値θを経時的に徐々に減少させるような推定方法に比べ、より正確なモータ温度の推定値を得ることができる。したがって、このような正確な推定値に基づいて、モータ36に対してモータ温度を考慮した適切な制御を実施することができる。その結果、温度制御に伴うモータの停止時間を適正化することができ、ユーザにとって使い勝手の良い装置となる。
[他の実施形態]
以上、モータの温度制御装置、及びシート搬送装置について、例示的な実施形態を挙げて説明したが、上述の実施形態は本発明の一態様として例示されるものに過ぎない。すなわち、本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態においては、ADFユニット6に設けられたモータ36を例に挙げてモータの温度制御処理に関する説明を行ったが、スキャナユニット5に設けられたモータ35に対し、同様な温度制御処理を実行してもよい。すなわち、本明細書で説明するモータの温度制御装置は、シート搬送装置に組み込まれていてもよいし、シート搬送装置以外の装置(例えば、フラットベッド型の画像読取装置など。)に組み込まれていてもよい。
また、上記実施形態では、第一の演算、第二の演算、及び第三の演算について、具体的な演算方法を例示したが、モータ36の温度上昇や温度低下を近似可能な数式であれば、上述の実施形態で例示した数式以外の数式を用いてもかまわない。
[補足]
なお、以上説明した例示的な実施形態から、本明細書で説明したシート搬送装置、及び画像読取装置は、更に以下に挙げるような構成を備えていてもよいことが把握できる。
まず、本明細書で説明したシート搬送装置、及び画像読取装置において、モータ制御部は、モータの作動開始条件が成立した場合には、制御状態を作動制御状態に切り替え、モータの作動終了条件が成立した場合には、制御状態を停止制御状態に切り替えるように構成される。さらに、作動開始条件が成立してから作動終了条件が未成立となっている期間中には、推定値が第一しきい値を上回れば制御状態を一時停止制御状態に切り替え、当該一時停止制御状態に切り替えたことに伴って推定値が第二しきい値を下回れば、制御状態を作動制御状態に復帰させるように構成されていてもよい。
このように構成されたモータの温度制御装置によれば、作動開始条件が成立してから作動終了条件が未成立となっている期間中に、モータ温度の推定値が第一しきい値を上回れば、モータ制御部は制御状態を一時停止制御状態に切り替える。そして、一時停止制御状態に切り替えたことに伴ってモータ温度の推定値が第二しきい値を下回れば、モータ制御部は制御状態を作動制御状態に復帰させる。したがって、作動終了条件が未成立であるにもかかわらず、モータの温度上昇が原因で、制御状態を停止状態に切り替えてしまうものとは異なり、モータ制御部が制御状態を作動制御状態に復帰させる際に、モータに脱調等の問題が生じるのを抑制することができる。
また、本明細書で説明したシート搬送装置、及び画像読取装置において、温度推定部は、モータを作動条件に従って作動させた時の温度変化を考慮してあらかじめ設定された加算定数Aを利用し、作動制御状態となっている期間中は、モータが所定量駆動されるたびに、推定値θに対して加算定数Aを加算した値θ+Aを新たな推定値θとする演算θ+A→θを、第一の演算として実行するように構成されていてもよい。
また、本明細書で説明したシート搬送装置、及び画像読取装置において、温度推定部は、モータに対する電流の供給を停止した場合におけるモータの温度変化を考慮してあらかじめ設定された第一の減算定数S_offを利用し、停止制御状態となっている期間中は、所定時間が経過するたびに、推定値θを第一の減算定数S_offで除算した値θ/S_offを推定値θから減算した値θ−θ/S_offを新たな推定値θとする演算θ−θ/S_off→θを、第二の演算として実行するように構成されていてもよい。
また、本明細書で説明したシート搬送装置、及び画像読取装置において、温度推定部は、モータに対して第二の電流を供給した場合におけるモータの温度変化を考慮してあらかじめ設定された第二の減算定数S_weを利用し、一時停止制御状態となっている期間中は、所定時間が経過するたびに、推定値θを第二の減算定数S_weで除算した値θ/S_weを推定値θから減算した値θ−θ/S_weを新たな推定値θとする演算θ−θ/S_we→θを、第三の演算として実行するように構成されており、第二の減算定数S_weは、第一の減算定数S_offよりも大きい値とされていてもよい。
また、本明細書で説明したシート搬送装置、及び画像読取装置において、温度推定部は、第一の演算を実行する際、モータの回転速度が遅い場合ほど、推定値の増大率が大となるように構成されていてもよい。
このように構成されたモータの温度制御装置によれば、第一の演算を実行する際、モータの回転速度も考慮して、モータの温度を適切に推定することができる。
1…複合機、2…本体ユニット、3…読取ユニット、5…スキャナユニット、6…ADFユニット、7…操作パネル、9…媒体供給カセット、11…プラテン、12…ガイドレール、13…キャリッジ、15…イメージセンサ、20…搬送部、21…吸入ローラ、22A…分離ローラ、22B…分離片、23A…中継ローラ、23B…中継ピンチローラ、24A…反転ローラ、24B…第一反転ピンチローラ、24C…第二反転ピンチローラ、25…シート検知センサ、26…中央カバー、27…左カバー、28…右カバー、31…制御部、31A…CPU、31B…ROM、31C…RAM、31D…NVRAM、31E…インターフェース部、32…画像形成部、33…LAN通信部、35…モータ、36…モータ。

Claims (7)

  1. モータに対して作動条件に応じた第一の電流を供給して当該モータを作動させる作動制御状態、前記モータに対する電流の供給を停止して当該モータを停止させる停止制御状態、及び前記モータに対して前記第一の電流よりも微弱な第二の電流を供給する状態のまま当該モータを一時停止させる一時停止制御状態を少なくとも含む複数の制御状態を、いずれかの制御状態に切り替え可能なモータ制御部と、
    前記モータの作動状態に応じて経時的に変動する前記モータの温度の推定値θを、前記モータ制御部による前記制御状態に基づいて算出する温度推定部と
    を有し、
    前記温度推定部は、前記作動制御状態となっている期間中は、前記推定値θを経時的に徐々に増大させる第一の演算を実行し、前記停止制御状態となっている期間中は、前記推定値θを経時的に徐々に減少させる第二の演算を実行し、前記一時停止制御状態となっている期間中は、前記推定値θを前記第二の演算よりも小さい減少率で経時的に徐々に減少させる第三の演算を実行するように構成されている
    モータの温度制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータの温度制御装置であって、
    前記モータ制御部は、前記モータの作動開始条件が成立した場合には、前記制御状態を前記作動制御状態に切り替え、前記モータの作動終了条件が成立した場合には、前記制御状態を前記停止制御状態に切り替えるように構成され、さらに、前記作動開始条件が成立してから前記作動終了条件が未成立となっている期間中には、前記推定値θが第一しきい値を上回れば前記制御状態を前記一時停止制御状態に切り替え、当該一時停止制御状態に切り替えたことに伴って前記推定値θが第二しきい値を下回れば、前記制御状態を前記作動制御状態に復帰させるように構成されている
    モータの温度制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のモータの温度制御装置であって、
    前記温度推定部は、前記モータを作動条件に従って作動させた時の温度変化を考慮してあらかじめ設定された加算定数Aを利用し、前記作動制御状態となっている期間中は、前記モータが所定量駆動されるたびに、前記推定値θに対して前記加算定数Aを加算した値θ+Aを新たな前記推定値θとする演算θ+A→θを、前記第一の演算として実行するように構成されている
    モータの温度制御装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のモータの温度制御装置であって、
    前記温度推定部は、前記モータに対する電流の供給を停止した場合における前記モータの温度変化を考慮してあらかじめ設定された第一の減算定数S_offを利用し、前記停止制御状態となっている期間中は、所定時間が経過するたびに、前記推定値θを前記第一の減算定数S_offで除算した値θ/S_offを前記推定値θから減算した値θ−θ/S_offを新たな前記推定値θとする演算θ−θ/S_off→θを、前記第二の演算として実行するように構成されている
    モータの温度制御装置。
  5. 請求項4に記載のモータの温度制御装置であって、
    前記温度推定部は、前記モータに対して前記第二の電流を供給した場合における前記モータの温度変化を考慮してあらかじめ設定された第二の減算定数S_weを利用し、前記一時停止制御状態となっている期間中は、所定時間が経過するたびに、前記推定値θを前記第二の減算定数S_weで除算した値θ/S_weを前記推定値θから減算した値θ−θ/S_weを新たな前記推定値θとする演算θ−θ/S_we→θを、前記第三の演算として実行するように構成されており、
    前記第二の減算定数S_weは、前記第一の減算定数S_offよりも大きい値とされている
    モータの温度制御装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のモータの温度制御装置であって、
    前記温度推定部は、前記第一の演算を実行する際、前記モータの回転速度が遅い場合ほど、前記推定値θの増大率が大となるように構成されている
    モータの温度制御装置。
  7. シートを所定の搬送経路に沿って搬送可能に構成された搬送部と、
    前記搬送部を作動させるモータと、
    前記モータに対して作動条件に応じた第一の電流を供給して当該モータを作動させる作動制御状態、前記モータに対する電流の供給を停止して当該モータを停止させる停止制御状態、及び前記モータに対して前記第一の電流よりも微弱な第二の電流を供給する状態のまま当該モータを一時停止させる一時停止制御状態を少なくとも含む複数の制御状態を、いずれかの制御状態に切り替え可能なモータ制御部と、
    前記モータの作動状態に応じて経時的に変動する前記モータの温度の推定値θを、前記モータ制御部による前記制御状態に基づいて算出する温度推定部と
    を有し、
    前記温度推定部は、前記作動制御状態となっている期間中は、前記推定値θを経時的に徐々に増大させる第一の演算を実行し、前記停止制御状態となっている期間中は、前記推定値θを経時的に徐々に減少させる第二の演算を実行し、前記一時停止制御状態となっている期間中は、前記推定値θを前記第二の演算よりも小さい減少率で経時的に徐々に減少させる第三の演算を実行するように構成されている
    シート搬送装置。
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