JP6406030B2 - 印刷装置,印刷装置の印刷ジョブ管理方法,およびプログラム - Google Patents

印刷装置,印刷装置の印刷ジョブ管理方法,およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は,外部装置から受け付けた印刷ジョブを記憶し,その記憶した印刷ジョブに対する印刷の指示を受け付けたことを契機にその印刷ジョブの印刷を開始する蓄積印刷が可能な印刷装置,印刷装置の印刷ジョブ管理方法,およびプログラムに関する。
従来から,外部装置から受け付けた印刷ジョブを直ぐには印刷せず,その後にその印刷ジョブに対する印刷の指示を受け付けたことを契機に,その印刷ジョブの印刷を開始する蓄積印刷に関する技術が知られている。
蓄積印刷が可能な印刷装置では,蓄積印刷を行う印刷ジョブである蓄積ジョブが実行されないまま長時間保存され続けることで,蓄積ジョブの機密性が低下する問題がある。この問題に対し,例えば特許文献1では,所定の保存時間を経過した蓄積ジョブを削除する構成,さらに蓄積ジョブの保存時間中に印刷不可の期間があった場合には,保存時間を延長する構成,が開示されている。
特開2008−250561号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,蓄積ジョブを自動削除することで,蓄積ジョブの機密性を高めることができるが,ユーザが操作パネルを操作している等,蓄積ジョブの印刷が指示される可能性が高い状況であっても,保存時間の経過に伴って蓄積ジョブが削除されてしまう。そのため,ユーザにとっては,印刷の意思があるにもかかわらず蓄積ジョブが削除されたり,操作を急かされたりすることで,使い勝手が悪くなることも考えられる。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,蓄積印刷が可能な印刷装置であって,蓄積ジョブの機密性の確保と,ユーザの使い勝手の向上と,の両立を図る技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた印刷装置は,印刷の指示を受け付ける受付部と,外部装置と通信する通信部と,入力操作を受け付ける操作部と,記憶部と,印刷部と,制御部と,を備え,前記制御部は,前記通信部を介して受信した印刷ジョブを,前記記憶部に記憶させる記憶処理と,前記記憶部に記憶させた印刷ジョブである蓄積ジョブについて,当該蓄積ジョブに対する印刷の指示が前記受付部にて受け付けられたことを条件として,前記印刷部に印刷を行わせる蓄積印刷処理と,前記蓄積ジョブを保存する時間である保存時間を設定する設定処理と,前記蓄積ジョブが前記設定処理にて設定された前記保存時間を超えて前記記憶部に記憶されている場合に,当該蓄積ジョブを前記記憶部から削除する削除処理と,前記操作部が特定の操作を受け付けた場合に,前記蓄積ジョブに対する前記保存時間を所定時間延長する延長処理と,前記操作部に対する操作を完了したと判断される完了条件を満たすまで,前記削除処理による前記蓄積ジョブの削除を保留する保留処理と,の少なくとも一方を実行する削除遅延処理と,を実行することを特徴としている。
すなわち,本明細書に開示される印刷装置では,蓄積ジョブが保存時間を超えて保存されている場合,当該蓄積ジョブを自動削除する。これにより,当該蓄積ジョブの機密性を確保する。一方,ユーザによって操作部が操作された場合には,ユーザが印刷装置を利用する意思があると推定され,蓄積ジョブについて印刷の指示を受け付ける可能性も高まる。そこで,操作部に対する特定の操作を受け付けた場合,印刷装置は,保存時間の延長と,蓄積ジョブの削除保留と,の少なくとも一方を行う。これにより,ユーザが印刷装置を利用する意思がある状態で蓄積ジョブが削除される機会を低減できる。その結果として,ユーザが安心して蓄積ジョブに対する操作を行うことができる等,使い勝手の向上が期待できる。
また,前記制御部は,前記印刷装置にログインする操作を,前記特定の操作とするとよい。印刷装置にログインすることで,ユーザが印刷装置を利用する意思があると強く推定される。そのため,蓄積ジョブの自動削除の機会を低減する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記削除遅延処理では,少なくとも前記保留処理を実行し,前記印刷装置からログアウトしたことを,前記完了条件とするとよい。印刷装置からログアウトしたことで,ユーザが印刷装置を利用する意思がないと強く推定される。そのため,削除保留を解除し,蓄積ジョブの自動削除を有効にする方が好ましい。
また,前記制御部は,前記延長処理では,前記記憶部に記憶されている蓄積ジョブのうち,ログインユーザに関連付けられた蓄積ジョブの保存時間を延長し,ログインユーザ以外のユーザに関連付けられた蓄積ジョブの保存時間を延長しないとよい。また,前記保留処理では,前記記憶部に記憶されている蓄積ジョブのうち,ログインユーザに関連付けられた蓄積ジョブの削除を保留し,ログインユーザ以外のユーザに関連付けられた蓄積ジョブの削除を保留しないとよい。ログインユーザ以外のユーザの蓄積ジョブに対して印刷の指示が行われる可能性は低い。また,そのような蓄積ジョブを自動削除してもログインユーザの使い勝手に悪影響を及ぼし難い。そのため,ログインユーザの蓄積ジョブについては自動削除の機会を低減し,他のユーザに蓄積ジョブについては自動削除を有効にして機密性を確保する方が好ましい。
また,本明細書に開示される印刷装置は,電力を消費する構成要素の少なくとも1つへの給電を制限する省電力モードと,給電を制限しない非省電力モードと,を有し,前記制御部は,前記省電力モードから前記非省電力モードに移行させる操作を,前記特定の操作とするとよい。省電力モードの解除を受け付けることで,ユーザが印刷装置を利用する意思があると強く推定される。そのため,蓄積ジョブの自動削除の機会を低減する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記削除遅延処理では,少なくとも前記保留処理を実行し,前記非省電力モードから前記省電力モードに移行したことを,前記完了条件とするとよい。省電力モードに移行することで,ユーザが印刷装置を利用する意思がないと強く推定される。そのため,削除保留を解除し,蓄積ジョブの自動削除を有効にする方が好ましい。
また,本明細書に開示される印刷装置は,表示部を備え,前記制御部は,前記記憶部に記憶される蓄積ジョブの中から印刷対象の蓄積ジョブを選択させる画面である選択画面を前記表示部に表示させる操作を,前記特定の操作とするとよい。選択画面を表示することで,ユーザが印刷装置を利用する意思があると強く推定される。そのため,蓄積ジョブの自動削除の機会を低減する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記蓄積ジョブが前記記憶部に記憶されている間に,前記印刷部による前記蓄積ジョブの印刷が不能であった期間である不能期間を算出し,前記削除遅延処理では,少なくとも前記延長処理を実行し,前記延長処理では,前記保存時間に,前記不能期間に対応する時間を加算するとよい。不能期間が長いほど,蓄積ジョブについての印刷の指示を行う機会が少なく,保存されている時間が長くなり易い。そこで,保存時間に,不能期間に対応する時間を加算し,蓄積ジョブに対する入力操作を行う機会を増やす方が好ましい。
また,前記制御部は,前記印刷装置にログインする操作を,前記特定の操作とし,前記延長処理では,前記記憶部に記憶されている蓄積ジョブのうち,ログインユーザに関連付けられた蓄積ジョブの保存時間に,前記不能期間に対応する時間を加算し,ログインユーザ以外のユーザに関連付けられた蓄積ジョブの保存時間には,前記不能期間に対応する時間を加算しないとよい。ログインユーザ以外のユーザの蓄積ジョブに対して印刷の指示が行われる可能性は低い。また,そのような蓄積ジョブを自動削除してもログインユーザの使い勝手に悪影響を及ぼし難い。そのため,ログインユーザの蓄積ジョブについては保存時間に,不能期間に対応する時間を加算し,他のユーザに蓄積ジョブについては保存時間を変更せずに機密性を確保する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記設定処理にて設定された保存時間を計時するタイマーを起動し,前記削除処理では,前記タイマーの計時時間が前記蓄積ジョブに対応する前記保存時間を超えた場合に,当該蓄積ジョブを前記記憶部から削除し,前記削除遅延処理では,少なくとも前記保留処理を実行し,前記保留処理では,前記完了条件を満たすまで前記タイマーを停止させるとよい。タイマーを停止させることで,タイマーの計時時間が保存時間を超えなくなるため,蓄積ジョブの削除が実質的に保留される。
また,前記制御部は,前記削除遅延処理では,少なくとも前記保留処理を実行し,前記保留処理では,前記完了条件を満たすまでに前記蓄積ジョブに対する保存時間を経過しても,当該蓄積ジョブの削除を,前記完了条件を満たすまで待機させるとよい。完了条件を満たすまで削除を待機させることで,完了条件を満たさない間は,蓄積ジョブの削除が実質的に保留される。
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,蓄積印刷が可能な印刷装置であって,蓄積ジョブの機密性の確保と,ユーザの使い勝手の向上と,の両立を図る技術が実現される。
実施の形態にかかる複合機(MFP)の電気的構成を示すブロック図である。 実施の形態のMFPを利用する際の,タッチパネルの画面遷移を示す図である。 第1の形態にかかるMFPのジョブ管理処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態にかかるMFPのログイン管理処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態にかかるMFPのログイン管理処理の手順を示すフローチャートである。 第3の形態にかかるMFPのログイン管理処理の手順を示すフローチャートである。 第4の形態にかかるMFPのログイン管理処理の手順を示すフローチャートである。 第5の形態にかかるMFPのジョブ管理処理の手順を示すフローチャートである。 第6の形態にかかるMFPのジョブ管理処理の手順を示すフローチャートである。 第6の形態にかかるMFPのジョブ管理処理の応用例の手順を示すフローチャートである。
以下,本実施形態にかかる印刷装置について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,蓄積ジョブの実行が可能な複合機(MFP:MultiFunction Peripheral )に本発明を適用したものである。
[MFPの電気的構成]
実施の形態のMFP100は,図1に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(Non Volatile RAM)34とを備えるコントローラ30を有している。MFP100は,印刷装置の一例である。なお,図1中のコントローラ30は,CPU31等,MFP100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にMFP100に存在する単一のハードウェアと表すとは限らない。
ROM32には,MFP100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33およびNVRAM34は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいはデータを一時的に記憶する記憶領域として利用される。RAM33およびNVRAM34は,記憶部の一例である。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部の一例であってもよい。
また,MFP100は,印刷部10と,読取部20と,操作パネル40と,ICカードリーダ37と,ネットワークインターフェース36とを有し,これらがCPU31によって制御される。なお,コントローラ30に接続される構成要素は,図1に示した構成要素に限らず,上述した構成要素以外の構成要素もコントローラ30に接続され,CPU31によって制御される。
印刷部10は,画像データに基づく画像をシートに印刷する。印刷部10は,印刷機能を有していればよく,インクジェット方式であっても電子写真方式であってもよい。更には,カラー印刷が可能であってもモノクロ専用であってもよい。
読取部20は,原稿の画像を読み取って画像データを出力する。読取部20は,読取機能を有していればよく,CIS方式であってもCCD方式であってもよい。更には,カラー読み取りが可能であってもモノクロ専用であってもよい。
操作パネル40は,タッチパネル41と,スタートキー,ストップキー,テンキー,省電力ボタン42等から構成されるボタン群とを備える。タッチパネル41は,各種のメッセージやデータを表示する表示機能と,ユーザによる入力操作を受け付ける入力機能とを兼ねる。タッチパネル41は,受付部,操作部,および表示部の一例である。
なお,操作パネル40には,省電力ボタン42が設けられる。MFP100は,印刷部10,読取部20,およびタッチパネル41への給電を制限する省電力モードと,それらの構成要素への給電を制限しない非省電力モードとを有し,非省電力モードで動作中に省電力ボタン42が押下されると,省電力モードに移行する。また,MFP100は,省電力モードで動作中に省電力ボタン42が押下されると,非省電力モードに移行する。
ICカードリーダ37は,無線によって,ICカードに記憶された情報を読み取るためのハードウェアである。MFP100は,本体の前面にICカードの読取台(不図示)を備え,当該読取台の裏側にICカードリーダ37を配置し,ユーザが当該読取台にICカードをかざすことで,ICカードリーダ37が当該ICカードに記憶される情報を読み取る。ICカードリーダ37は,操作部および受付部の一例である。
ネットワークインターフェース36は,有線あるいは無線によって,ネットワークに接続する外部装置と通信を行うためのハードウェアである。MFP100は,例えば,ネットワークを介して接続するパーソナルコンピュータ(PC)200および認証サーバ300との通信が可能である。MFP100は,ネットワークインターフェース36を介してPC200から送信される印刷ジョブを受信する。この他,モバイル装置から送信される印刷ジョブを,無線通信を用いて受信してもよい。ネットワークインターフェース36は,通信部の一例である。
[蓄積ジョブの印刷手順]
続いて,MFP100が蓄積ジョブを印刷する手順について説明する。MFP100は,外部装置から蓄積ジョブを受信すると,RAM33に当該蓄積ジョブを記憶する。受信した蓄積ジョブには,ユーザIDやIPアドレス等,蓄積ジョブを所有するユーザを識別できる情報であるユーザ情報が含まれており,蓄積ジョブはユーザ情報と関連付けて記憶される。
MFP100は,MFP100自身の利用を許可するために,ログインを必要とする。ログインは,蓄積ジョブに対する印刷の指示を行うための操作の一部であり,ユーザを認証するための認証情報を受け付け,当該認証情報に基づくユーザ認証に成功することでログインが成功し,ログインに成功したユーザであるログインユーザに関連付けられた蓄積ジョブに対する印刷の指示の受け付けを可能にする。
具体的に,MFP100は,図2(A)に示すようなログイン画面61をタッチパネル41に表示させる。ログイン画面61には,認証情報を入力させる入力部62と,ログインの指示を入力させるログインボタン63と,ICカードによるユーザ情報の受け付けを一時的に可能にするICカードボタン64と,が表示される。ログインボタン63が押下されると,MFP100は入力部62に入力された認証情報を取得する。本形態では,ユーザを識別するユーザIDと,パスワードと,の組合せを,認証情報とする。ICカードボタン64が押下されると,MFP100は,ICカードリーダ37による通信を一時的に可能にし,ICカードリーダ37を用いて認証情報を取得する。
MFP100は,認証情報を取得すると,当該認証情報を認証サーバ300に送信し,ユーザ認証を依頼する。そして,MFP100は,認証サーバ300から認証結果を受信する。MFP100は,認証成功を受信した場合,ログインが成功したものとし,そのログインユーザに与えられた権限に基づいて自装置の利用を許可する。一方,認証成功を受信しなかった場合,ログインに失敗したものとし,自装置の利用を許可しない。
MFP100は,ログインが成功した後,図2(B)に示すような,利用する機能を選択させる機能選択画面71をタッチパネル41に表示させる。機能選択画面71には,蓄積ジョブの印刷の選択を受け付ける蓄積ジョブボタン72と,読取部20に原稿を読み取らせ,読み取った画像を印刷部10に印刷させるコピーの選択を受け付けるコピーボタン73と,読取部20に原稿を読み取らせ,読み取った画像を所定の保存先に保存させるスキャンの選択を受け付けるスキャンボタン74と,ログアウトの選択を受け付けるログアウトボタン75と,が表示される。
機能選択画面71にて蓄積ジョブボタン72が押下されると,MFP100は,図2(C)に示すような,印刷対象の蓄積ジョブを選択させる蓄積ジョブ一覧画面81をタッチパネル41に表示させる。蓄積ジョブ一覧画面81には,RAM33に記憶される蓄積ジョブのうちログインユーザに関連付けられた蓄積ジョブを一覧表示する一覧表示部82と,蓄積ジョブの登録番号を受け付ける番号部83と,印刷ボタン84と,削除ボタン85と,が表示される。
印刷ボタン84が押下されると,MFP100は番号部83に入力された登録番号の蓄積ジョブを読み出し,印刷部10に当該蓄積ジョブに基づく印刷を行わせる。削除ボタン85が押下されると,MFP100は番号部83に入力された登録番号の蓄積ジョブをRAM33から削除する。
蓄積ジョブは,ユーザによる印刷指示あるいは削除指示の入力があるまでMFP100に保存され続けることから,保存している時間が長くなるほど機密性が低下する。そこで,MFP100は,蓄積ジョブを保存可能な時間である保存時間を設け,蓄積ジョブを保存してから保存時間が経過した場合は,当該蓄積ジョブを自動的に削除する自動削除機能を有する。
[第1の形態]
続いて,自動削除機能を含めた上述の蓄積ジョブの印刷を実現するMFP100のジョブ管理処理の手順を,図3のフローチャートを参照しつつ説明する。ジョブ管理処理は,個々の蓄積ジョブを管理する処理であって,蓄積ジョブをネットワークインターフェース36を介して受信したことを契機に,CPU31によって実行される。すなわち,受信した蓄積ジョブが複数ある場合には,蓄積ジョブごとにジョブ管理処理が実行される。なお,蓄積ジョブ以外の印刷ジョブを受信した場合には,ジョブ管理処理は実行されず,印刷部10によって当該印刷ジョブに基づく印刷が行われる。
ジョブ管理処理では,MFP100は先ず,受信した蓄積ジョブをRAM33に記憶する(S101)。MFP100は,前述したように,蓄積ジョブを,ユーザ情報と関連付けて記憶する。S101は,記憶処理の一例である。
S101の後,MFP100は,受信して記憶した蓄積ジョブである対象蓄積ジョブの保存時間を設定する(S102)。具体的に,MFP100は,保存時間として,保存を許容する時間の長さあるいは時刻を設定する。保存時間として,保存を許容する時間の長さを設定する場合,MFP100は,保存されて続けている時間を計時する保存タイマーによる計時を開始する。なお,保存時間は,固定値であってもよいし,ユーザの権限やジョブの種類によって異なる可変値であってもよい。可変値とする場合には,例えば,重要度が高いジョブは長期間保存されることによる機密性の低下の影響を受け易いため,重要度が低いジョブと比較して保存時間を短くする。S102は,設定処理の一例である。
S102の後,MFP100は,対象蓄積ジョブに設定されている保存時間を経過したか否かを判断する(S103)。保存時間の経過は,例えば,保存時間として保存を許容する時間の長さを設定した場合,保存タイマーの値が保存時間を超えたことが該当する。また,保存時間として保存を許容する時刻を設定した場合,現在の時刻を取得し,当該時刻が保存時間を超えたことが該当する。
保存時間を経過した場合(S103:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブをRAM33から削除する(S111)。S111は,削除処理の一例である。そして,必要に応じて,蓄積ジョブを削除した旨を,蓄積ジョブのユーザに対して報知する(S112)。S112では,例えば,対象蓄積ジョブの送信元の外部装置に,蓄積ジョブを削除した旨の信号を送信する。当該信号を受信した外部装置では,例えば,蓄積ジョブがMFP100によって自動削除された旨のメッセージを表示する。S112の後は,ジョブ管理処理を終了する。
一方,保存時間を経過していない場合(S103:NO),MFP100は,対象蓄積ジョブのユーザがMFP100にログインしたか否かを判断する(S104)。対象蓄積ジョブのユーザがログインした場合(S104:YES),MFP100は,ログイン中において対象蓄積ジョブを管理する処理であるログイン管理処理を実行する(S121)。S121のログイン管理処理については後述する。
対象蓄積ジョブのユーザがログインしていない場合(S104:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブについて,印刷可能な期間から印刷不能な期間に変化したか否か,すなわち印刷不能の発生を検知したか否かを判断する(S105)。印刷不能な期間としては,例えば,印刷部10にエラーが生じている期間,印刷部10が他のユーザのジョブの印刷を行っている期間,が該当する。印刷部10のエラーとしては,例えば,ジャム,カバーオープン,用紙無し,着色剤無し,が該当する。
印刷不能の発生を検知した場合(S105:YES),MFP100は,印刷不能な期間の長さを計時する不能タイマーによる計時を開始する(S131)。印刷不能を検知していない場合(S105:NO),MFP100は,対象蓄積ジョブについて,印刷不能な期間から印刷可能な期間に変化したか否か,すなわち印刷不能の解除を検知したか否かを判断する(S106)。印刷不能の解除を検知した場合(S106:YES),MFP100は,不能タイマーの計時を停止し(S141),不能タイマーによって計時された印刷不能であった時間の長さをRAM33に記憶する(S142)。なお,印刷不能な期間が複数あった場合には,印刷不能であった各期間を合算する。
印刷不能の解除を検知していない場合(S106:NO),MFP100は,S103に移行し,保存時間の経過,蓄積ジョブのユーザのログインの有無,印刷不能の発生あるいは解除の検知,の各判断を繰り返す。また,S131あるいはS142の後も,S103に移行し,保存時間の経過,蓄積ジョブのユーザのログインの有無,印刷不能の発生あるいは解除の検知,の各判断を繰り返す。
ここで,S121のログイン管理処理について,図4のフローチャートを参照しつつ説明する。ログイン管理処理では,MFP100は先ず,対象蓄積ジョブに設定されている保存時間を延長する(S151)。
延長する長さは,所定の延長時間に,印刷不能な期間の長さに応じて設定される値を加算した長さである。印刷不能な期間の長さは,S142にてRAM33に記憶される印刷不能な期間の長さ,あるいはS151の時点でまだ印刷不能であればS151の時点までの不能タイマーの計時時間となる。印刷不能な期間の長さに応じて設定される値は,印刷不能な期間そのものであってもよいし,例えば,不能期間が閾値よりも大きいか否かによって設定される値であってもよいし,不能期間の長さに応じて割り当てられる値であってもよい。なお,所定の延長時間は,保存時間と同様に,固定値であってもよいし,ユーザの権限やジョブの種類によって異なる可変値であってもよい。可変値とする場合には,例えば,重要度が高いジョブは長期間保存されることによる機密性の低下の影響を受け易いため,重要度が低いジョブと比較して延長時間を短くするとよい。S151は,延長処理の一例である。
S151の後,MFP100は,ログアウトしたか否かを判断する(S152)。ログアウトは,機能選択画面71のログアウトボタン75の押下の他,例えば,無操作期間が所定時間よりも長くなった場合にも自動的に実行される。また,ログインユーザの蓄積ジョブが無くなった場合に自動的に実行されてもよい。ログアウトした場合(S152:YES),MFP100は,ログイン管理処理を終了する。
ログアウトしていない場合(S152:NO),MFP100は,対象蓄積ジョブに対する印刷の指示が有ったか否かを判断する(S153)。印刷の指示は,蓄積ジョブ一覧画面81の印刷ボタン84の押下によって受け付けられる。印刷の指示が有った場合(S153:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブに基づく印刷を印刷部10に行わせる(S161)。S161は,蓄積印刷処理の一例である。印刷が完了した後は,対象蓄積ジョブをRAM33から削除する(S162)。S162の後は,ログイン管理処理を終了する。
印刷の指示が無い場合(S153:NO),MFP100は,対象蓄積ジョブに対する削除の指示が有ったか否かを判断する(S154)。削除の指示は,蓄積ジョブ一覧画面81の削除ボタン85の押下によって受け付けられる。削除の指示が有った場合(S154:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブをRAM33から削除する(S162)。S162の後は,ログイン管理処理を終了する。
削除の指示が無い場合(S154:NO),MFP100は,対象蓄積ジョブに設定されている保存時間を経過したか否かを判断する(S155)。S155での判断対象となる保存時間は,S151によって延長された保存時間である。保存時間を経過した場合(S155:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブを削除するか否かをユーザに問い合わせる(S171)。例えば,MFP100は,対象蓄積ジョブを削除するか否かを問い合わせるメッセージをタッチパネル41に表示させ,削除するか否かを指示を受け付ける。
S171の後,MFP100は,削除する指示を受け付けたか否かを判断する(S172)。削除する指示を受け付けた場合(S172:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブをRAM33から削除する(S162)。S172を経由して実行されるS162は,削除処理に一例である。S162の後は,ログイン管理処理を終了する。削除しない指示を受け付けた場合(S172:NO),MFP100は,S151に移行し,保存時間をさらに延長する。
保存時間を経過していない場合(S155:NO),MFP100は,S152に移行し,ログアウトの有無,印刷指示の有無,削除指示の有無,保存時間の経過,の各判断を繰り返す。
図3の説明に戻り,S121のログイン管理処理の後,MFP100は,対象蓄積ジョブがまだRAM33に記憶されているか否かを判断する(S122)。ログイン管理処理中に対象蓄積ジョブが削除されず,対象蓄積ジョブがRAM33に記憶されている場合(S122:YES),MFP100は,S103に移行し,保存時間の経過,蓄積ジョブのユーザのログインの有無,印刷不能期間,の各判断を繰り返す。一方,ログイン管理処理中に対象蓄積ジョブが削除され,RAM33に記憶されていない場合(S122:NO),MFP100は,ジョブ管理処理を終了する。
上述したように,第1の形態では,対象蓄積ジョブのユーザのログインによって保存時間が延長されることから,ログインを行う操作が特定の操作の一例となる。そして,ログインのための情報を受け付けるICカードリーダ37およびタッチパネル41は,操作部の一例となる。また,ログイン中に行われる印刷ボタン84の押下を印刷の指示として,蓄積ジョブの印刷が実行される。そのため,タッチパネル41は,受付部の一例となる。
第1の形態では,受信した蓄積ジョブが記憶されると,当該蓄積ジョブに対して保存時間が設定される。保存時間が経過した後は,当該蓄積ジョブが削除されることから,蓄積ジョブが長期間記憶され続けることが回避される。その結果として,蓄積ジョブの機密性が保たれる。また,受信した蓄積ジョブのユーザのログインが行われると,当該蓄積ジョブの保存時間が延長される。これにより,ログイン中に当該蓄積ジョブが削除される可能性が低減され,ユーザがMFP100を利用する意思がある状態で蓄積ジョブが削除される機会が低減される。
なお,ジョブ管理処理中のS104では,対象蓄積ジョブのユーザ以外のユーザのログインについては関与しない。すなわち,対象蓄積ジョブのユーザ以外のユーザのログインが行われてもS121のログイン管理処理は実行されない。つまり,あるユーザがMFP100にログインした場合,当該ユーザの蓄積ジョブについては保存時間が延長されるが,他のユーザの蓄積ジョブについては保存時間が延長されない。そのため,当該ユーザのログインは,他のユーザの蓄積ジョブの機密性には影響しない。
[第2の形態]
続いて,蓄積ジョブの印刷手順を実現するMFP100の,第2の形態のログイン管理処理の手順を,図5のフローチャートを参照しつつ説明する。第2の形態では,ログイン中,保存時間の経過を判断しないことで対象蓄積ジョブの削除を実質的に保留する。この点,ログインを契機に保存時間を延長する第1の形態と異なる。なお,第1の形態と同じ処理については,同じ符号を付して説明を省略する。
第2の形態のログイン管理処理では,MFP100は先ず,保存時間を変更せず,ログアウトしたか否かを判断する(S152)。ログアウトした場合(S152:YES),MFP100は,ログイン管理処理を終了する。
ログアウトしていない場合(S152:NO),MFP100は,対象蓄積ジョブに対する印刷の指示が有ったか否かを判断する(S153)。印刷の指示が有った場合(S153:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブに基づく印刷を印刷部10に行わせる(S161)。そして,印刷が完了した後は,当該対象蓄積ジョブを削除する(S162)。S162の後は,ログイン管理処理を終了する。
印刷の指示が無い場合(S153:NO),MFP100は,対象蓄積ジョブに対する削除の指示が有ったか否かを判断する(S154)。削除の指示が有った場合(S154:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブを削除する(S162)。S162の後は,ログイン管理処理を終了する。削除の指示が無い場合(S154:NO),MFP100は,S152に移行し,ログアウトの有無,印刷指示の有無,削除指示の有無,の各判断を繰り返す。
第2の形態では,MFP100は,ログイン中,保存時間の経過を判断していないことから,仮に保存時間を経過していたとしても,対象蓄積ジョブを削除しない。そのため,保存時間が経過した対象蓄積ジョブであっても,印刷することができる。つまり,ログイン管理処理全体が保留処理の一例となる。なお,対象蓄積ジョブが印刷されないまま保存時間が経過した後にログアウトされた場合,対象蓄積ジョブが記憶されたままジョブ管理処理に戻るが,ジョブ管理処理に戻った後に,S103にて保存時間が経過したと判断されるため,S111にて対象蓄積ジョブが削除される。すなわち,保存時間が経過した対象蓄積ジョブは,ログインに対する操作が完了したと判断されるまで削除が保留され,ログアウト後に速やかに削除される。
第2の形態でも,ジョブ管理処理は第1の形態と同じであることから,受信した蓄積ジョブが記憶されると,当該蓄積ジョブに対して保存時間が設定され,保存時間が経過した後は,当該蓄積ジョブが削除されることから,当該蓄積ジョブの機密性が保たれる。また,受信した蓄積ジョブのユーザのログインが行われると,ログアウトされるまで当該蓄積ジョブの削除が保留される。これにより,ログイン中に当該蓄積ジョブが削除される可能性が低減され,ユーザがMFP100を利用する意思がある状態で蓄積ジョブが削除される機会が低減される。
なお,第2の形態では,保存時間を延長しないため,ジョブ管理処理におけるS105およびS106の印刷不能に関する判断は不要であり,ログインしていない場合に(S104:NO),S103に移行させてもよい。また,ジョブ管理処理におけるS105およびS106の印刷不能に関する判断およびそれらに対応する処理を有効とし,第2の形態のログイン管理処理にて,ログインを契機に,ジョブ管理処理にて記憶した印刷不能な期間の長さだけ保存時間を延長するようにしてもよい。
[第3の形態]
続いて,蓄積ジョブの印刷手順を実現するMFP100の,第3の形態のログイン管理処理の手順を,図6のフローチャートを参照しつつ説明する。第3の形態では,ログイン中,保存タイマーの計時を停止させる。この点,ログイン中も保存タイマーの計時を継続させる第2の形態と異なる。なお,第1ないし第2の形態と同じ処理については,同じ符号を付して説明を省略する。
第3の形態のログイン管理処理では,MFP100は先ず,対象蓄積ジョブの保存タイマーの計時を停止させる(S351)。保存タイマーの計時を停止させることで,ログイン中,保存時間を経過しなくなり,MFP100は対象蓄積ジョブを削除しなくなる。S3531は,保留処理の一例である。なお,第3の形態では,保存タイマーの計時を停止させることから,ジョブ管理処理のS102にて設定される保存時間は,保存を許容する時刻ではなく,保存を許容する時間の長さとなる。
S351の後,MFP100は,ログアウトしたか否かを判断する(S152)。ログアウトした場合(S152:YES),MFP100は,S351にて停止させた保存タイマーの計時を再開させる(S381)。S381の後,ログイン管理処理を終了する。
ログアウトしていない場合(S152:NO),MFP100は,対象蓄積ジョブに対する印刷の指示が有ったか否かを判断する(S153)。S153以降の処理は第2の形態と同じである。なお,第3の形態では,保存時間の経過を判断してもよいが,保存タイマーの計時を停止させていることから,保存タイマーの値が保存時間を経過することはない。そのため,保存時間の経過の判断を省略している。
第3の形態では,受信した蓄積ジョブのユーザのログインが行われると,ログアウトするまで当該蓄積ジョブの保存タイマーの計時を停止させる。このことから,ログイン中に保存時間を経過することがなくなり,ログアウトのように操作パネル40に対する操作が完了したと判断されるまで蓄積ジョブの削除が実質的に保留され,さらに保存時間がログインしている時間分だけ実質的に延長される。これにより,ユーザがMFP100を利用する意思がある状態で蓄積ジョブが削除される機会が低減される。
[第4の形態]
続いて,蓄積ジョブの印刷手順を実現するMFP100の,第4の形態のログイン管理処理の手順を,図7のフローチャートを参照しつつ説明する。第4の形態では,タッチパネル41に蓄積ジョブ一覧画面81を表示させたことを条件として,対象蓄積ジョブの保存時間を延長する。この点,ログインを契機に,対象蓄積ジョブの保存時間を延長する第1の形態と異なる。なお,第1の形態と同じ処理については,同じ符号を付して説明を省略する。
第4の形態のログイン管理処理では,MFP100は先ず,保存時間を変更せず,ログアウトしたか否かを判断する(S152)。ログアウトした場合(S152:YES),MFP100は,ログイン管理処理を終了する。
ログアウトしていない場合(S152:NO),MFP100は,タッチパネル41の表示画面が蓄積ジョブ一覧画面81に切り換えられたか否かを判断する(S451)。蓄積ジョブ一覧画面81に切り換えられた場合(S451:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブの保存時間を延長する(S452)。延長する時間は,第1の形態のログイン管理処理のS101と同様である。S452は,延長処理の一例である。なお,蓄積ジョブ一覧画面81の一覧表示部82には,RAM33に記憶されるログインユーザの蓄積ジョブが表示される。すなわち,一覧表示部82に表示される全て蓄積ジョブに対する各保存時間が延長される。
S452の後,あるいは蓄積ジョブ一覧画面81に切り換えられていない場合(S451:NO),MFP100は,対象蓄積ジョブに対する印刷の指示が有ったか否かを判断する(S153)。S153以降の処理は,第1の形態と同じである。なお,第4の形態では,保存時間を経過していない場合(S155:NO),MFP100は,S152に移行し,ログアウトの有無,印刷指示の有無,削除指示の有無,保存時間の経過,の各判断に加え,蓄積ジョブ一覧画面81の切り換えの有無の判断も繰り返す。
上述したように,第4の形態では,ログイン中の蓄積ジョブ一覧画面81の表示によって保存時間が延長されることから,機能選択画面71にて蓄積ジョブボタン72を押下する操作が,特定の操作の一例となる。そして,蓄積ジョブボタン72を表示するタッチパネル41は,操作部の一例となる。また,ログイン中に行われる印刷ボタン84の押下を印刷の指示として,蓄積ジョブの印刷が実行される。そのため,タッチパネル41は,受付部の一例となる。
第4の形態でも,ジョブ管理処理は第1の形態と同じであることから,受信した蓄積ジョブが記憶されると,当該蓄積ジョブに対して保存時間が設定され,保存時間が経過した後は,当該蓄積ジョブが削除されることから,当該蓄積ジョブの機密性が保たれる。また,蓄積ジョブ一覧画面81の表示に伴って,受信した蓄積ジョブの保存時間が延長される。これにより,ユーザがMFP100を利用する意思がある状態で蓄積ジョブが削除される機会が低減される。
なお,第4の形態のログイン管理処理では,蓄積ジョブ一覧画面81の表示に伴って,第1の形態と同様に保存時間を延長しているが,第2の形態や第3の形態のように,タッチパネル41の表示を蓄積ジョブ一覧画面81に切り換えてから蓄積ジョブ一覧画面81以外の画面に切り換えられるまで,すなわち蓄積ジョブ一覧画面81の表示中において,対象蓄積ジョブの削除を保留してもよい。
[第5の形態]
続いて,蓄積ジョブの印刷手順を実現するMFP100の,第5の形態のジョブ管理処理の手順を,図8のフローチャートを参照しつつ説明する。第5の形態では,第4の形態と同様に,蓄積ジョブ一覧画面81に切り換えられたことを条件として,保存時間を延長する。ただし,第5の形態では,蓄積ジョブの実行にログインを必要としない。そのため,ログイン管理処理は行われず,ジョブ管理処理によって保存時間を延長する。なお,第1の形態と同じ処理については,同じ符号を付して説明を省略する。
第5の形態のジョブ管理処理では,MFP100は先ず,受信した蓄積ジョブを記憶し(S101),対象蓄積ジョブの保存時間を設定する(S102)。S102の後,MFP100は,対象蓄積ジョブの保存時間を経過したか否かを判断する(S103)。保存時間を経過した場合(S103:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブを削除する(S111)。S111以降の処理は,第1の形態と同じである。
保存時間を経過していない場合(S103:NO),MFP100は,蓄積ジョブ一覧画面81への切り換えがあったか否かを判断する(S501)。蓄積ジョブ一覧画面81への切り換えがあった場合(S501:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブの保存時間を延長する(S511)。第5の形態では,ログインを必要としないため,始めから機能選択画面71が表示される。そして,MFP100を利用するユーザが特定されないことから,MFP100は,RAM33に記憶されている全ての蓄積ジョブを一覧表示部82に表示する。つまり,蓄積ジョブ一覧画面81を表示した際には,RAM33に記憶されている全ての蓄積ジョブの各保存時間が延長される。S511は,延長処理の一例である。
S511の後,あるいは蓄積ジョブ一覧画面81への切り換えがなかった場合(S501:NO),MFP100は,対象蓄積ジョブに対する印刷の指示が有ったか否かを判断する(S502)。第5の形態では,蓄積ジョブ一覧画面81にて印刷ボタン84が押下された後,MFP100は,選択された蓄積ジョブに対応する認証情報の入力を要求する。そして,MFP100は,正しい認証情報が入力された場合に,印刷の指示が有ったと判断し,正しい認証情報が入力されなかった場合には,印刷指示が有ったと判断しない。
なお,第5の形態では,蓄積ジョブに対応する認証情報は,ユーザ認証に必要な情報に限らない。例えば,ジョブごとに割り当てられたパスワードであってもよい。また,認証情報が割り当てられてなければ,認証情報の入力を要求せず,印刷ボタン84の押下のみを印刷の指示としてもよい。
印刷の指示があった場合には(S502:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブに基づく印刷を印刷部10に行わせる(S161)。印刷が完了した後は,対象蓄積ジョブをRAM33から削除する(S162)。S162の後は,ログイン管理処理を終了する。
印刷の指示が無い場合(S502:NO),MFP100は,印刷不能の発生を検知したか否かを判断する(S105)。印刷不能の発生を検知した場合(S105:YES),MFP100は,不能タイマーによる計時を開始する(S131)。印刷不能の発生を検知していない場合(S105:NO),MFP100は,印刷不能の解除を検知したか否かを判断する(S106)。印刷不能の解除を検知した場合(S106:YES),MFP100は,不能タイマーの計時を停止する(S141)。さらに,MFP100は,対象蓄積ジョブの保存時間を,不能タイマーによって計時された時間の長さ分,延長する(S542)。
S131あるいはS542の後,MFP100は,S103に移行し,保存時間の経過,蓄積ジョブ一覧画面81の表示,印刷指示の有無,印刷不能の発生あるいは解除の検知,の各判断を繰り返す。
上述したように,第5の形態では,蓄積ジョブ一覧画面81の表示によって保存時間が延長されることから,機能選択画面71にて蓄積ジョブボタン72を押下する操作が,特定の操作の一例となる。そして,タッチパネル41は,操作部の一例となる。また,蓄積ジョブの選択後の印刷ボタン84の押下および正しい認証情報の入力に応じて実行される。そのため,タッチパネル41は,受付部の一例となる。なお,ICカードによって認証情報を入力する場合には,ICカードリーダ37が受付部の一例となる。
第5の形態でも,受信した蓄積ジョブが記憶されると,当該蓄積ジョブに対して保存時間が設定され,保存時間が経過した後は,当該蓄積ジョブが削除されることから,当該蓄積ジョブの機密性が保たれる。また,蓄積ジョブ一覧画面81の表示に伴って,受信した蓄積ジョブの保存時間が延長される。これにより,ユーザがMFP100を利用する意思がある状態で蓄積ジョブが削除される機会を低減できる。
なお,第5の形態では,蓄積ジョブ一覧画面81を表示させる際にユーザを特定できないことから,RAM33に記憶される全ての蓄積ジョブの各保存時間を延長することになる。この点,第1の形態では,ログインによってユーザを特定できるため,ログインユーザの蓄積ジョブについて保存期間を延長し,他のユーザの蓄積ジョブについては保存期間を延長しない。つまり,蓄積ジョブの保存時間を個別に延長できる。
また,第5の形態のジョブ管理処理では,蓄積ジョブ一覧画面81の表示に伴って,第1の形態や第4の形態と同様に保存時間を延長しているが,第2の形態や第3の形態のように,タッチパネル41の表示を蓄積ジョブ一覧画面81に切り換えてから蓄積ジョブ一覧画面81以外の画面に切り換えられるまで,すなわち蓄積ジョブ一覧画面81の表示中において,対象蓄積ジョブの削除を保留してもよい。
[第6の形態]
続いて,蓄積ジョブの印刷手順を実現するMFP100の,第6の形態のジョブ管理処理の手順を,図9のフローチャートを参照しつつ説明する。第6の形態では,第5の形態と同様に蓄積ジョブの実行にログインを必要とせず,さらに第5の形態とは異なりMFP100の動作モードが省電力モードから非省電力モードに切り換えられたことを条件として,保存時間を延長する。なお,第1の形態および第5の形態と同じ処理については,同じ符号を付して説明を省略する。
第6の形態のジョブ管理処理では,MFP100は先ず,受信した蓄積ジョブを記憶し(S101),対象蓄積ジョブの保存時間を設定する(S102)。S102の後,MFP100は,対象蓄積ジョブの保存時間を経過したか否かを判断する(S103)。保存時間を経過した場合(S103:YES),MFP100は,蓄積ジョブを削除する(S111)。S111以降の処理は,第1の形態と同じである。
保存時間を経過していない場合(S103:NO)MFP100は,対象蓄積ジョブに対する印刷指示が有ったか否かを判断する(S502)。印刷の指示があった場合には(S502:YES),MFP100は,対象蓄積ジョブに基づく印刷を印刷部10に行わせる(S161)。S161以降の処理は,第5の形態と同じである。
印刷の指示が無い場合(S502:NO),MFP100は,非省電力モードで動作中であって,省電力モードに移行する条件を満たしたか否かを判断する(S601)。省電力モードに移行する条件としては,操作パネル40の省電力ボタン42が押下されたことの他,例えば,操作パネル40への操作が一定時間以上無くかつ外部装置からジョブを一定時間以上受信しなかったことや,PC200等の外部装置から省電力モードへの移行指示が入力されたこと,が該当する。
省電力モードに移行する条件を満たした場合(S601:YES),MFP100は,所定の構成要素への給電を停止し(S631),省電力モードに移行する。なお,省電力モードで動作中であっても,MFP100は,コントローラ30への給電を継続する。そのため,ジョブ管理処理は終了せず,省電力モード中であっても,保存時間が経過した場合には対象蓄積ジョブをRAM33から削除する。
省電力モードに移行する条件を満たしていない場合(S601:YES),MFP100は,省電力モードで動作中であって,非省電力モードに移行する条件を満たしたか否かを判断する(S602)。非省電力モードに移行する条件を満たした場合(S602:YES),MFP100は,S631にて給電を停止させた構成要素への給電を再開し(S641),非省電力モードに移行する。
S641の後,MFP100は,対象蓄積ジョブの保存時間を延長する(S642)。延長する時間は,第1の形態のログイン管理処理のS101と同様,あるいは印刷を実行するための認証情報の入力の手間を考慮してS101よりも長い時間を延長してもよい。また,MFP100を利用するユーザが特定されないことから,非省電力モードに移行した際には,RAM33に記憶されている全ての蓄積ジョブの各保存時間が延長される。S642は,延長処理の一例である。
非省電力モードに移行する条件を満たしていない場合(S602:NO),MFP100は,S103に移行し,保存時間の経過,蓄積ジョブのユーザのログインの有無,省電力モードあるいは非省電力モードへの移行,の各判断を繰り返す。また,S631あるいはS642の後も,S103に移行し,保存時間の経過,蓄積ジョブのユーザのログインの有無,省電力モードあるいは非省電力モードへの移行,の各判断を繰り返す。
上述したように,第6の形態では,非省電力モードへの移行によって保存時間が延長されることから,省電力ボタン42を押下する操作が,特定の操作の一例となる。そして,省電力ボタン42は,操作部の一例となる。
第6の形態でも,受信した蓄積ジョブが記憶されると,当該蓄積ジョブに対して保存時間が設定される。保存時間が経過した後は,当該蓄積ジョブが削除されることから,蓄積ジョブの機密性が保たれる。また,非省電力モードに移行する操作を受け付けると,受信した蓄積ジョブの保存時間が延長される。これにより,ユーザがMFP100を利用する意思がある状態で蓄積ジョブが削除される機会を低減できる。
なお,第6の形態では,非省電力モードに移行する操作を受け付けたことを契機に,第1の形態と同様に,対象蓄積ジョブの保存時間を延長しているが,例えば第3の形態のように,保存タイマーの計時を停止させて,対象蓄積ジョブの削除を保留してもよい。この場合,図10に示すように,非省電力モードに移行する条件を満たした場合(S602:YES),MFP100は,非省電力モードに移行し(S641),さらに保存タイマーの計時を停止させる(S742)。一方,省電力モードに移行する条件を満たした場合(S601:YES),MFP100は,省電力モードに移行し(S631),さらに保存タイマーの計時を再開させる(S732)。このように構成することで,MFP100は,非省電力モードに移行する操作を受け付けた場合,省電力モードに移行する条件を満たすまで,対象蓄積ジョブの削除を保留できる。
以上詳細に説明したようにMFP100では,受信した蓄積ジョブが保存時間を超えて保存されている場合,当該蓄積ジョブを自動削除する。これにより,当該蓄積ジョブの機密性を確保する。一方,ログイン等,ユーザがMFP100を利用する意思があると推定される特定の操作を受け付けた場合,蓄積ジョブについて印刷の指示を受け付ける可能性が高まる。そこで,特定の操作を受け付けた場合,MFP100は,保存時間の延長と,蓄積ジョブの削除保留と,の少なくとも一方を行う。これにより,ユーザがMFP100を利用する意思がある状態で蓄積ジョブが削除される機会を低減できる。その結果として,ユーザが安心して蓄積ジョブに対する操作を行うことができる等,使い勝手の向上が期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,印刷装置は,印刷機能を備えるものであればよく,複合機の他,コピー機,プリンタ,FAX装置であってもよい。
また,実施の形態では,省電力モードにおいて,印刷部10,読取部20,およびタッチパネル41への給電を制限しているが,給電の制限対象はこれらに限るものではない。例えば,ネットワークインターフェース36や,無線通信インターフェース37への給電を制限してもよい。また,省電力モードでは,コントローラ30以外の少なくとも1つの構成要素への給電を制限すればよく,印刷部10,読取部20,タッチパネル41への給電を全て制限する必要はない。また,省電力モードにおいてタッチパネル41への給電を制限しない場合には,省電力モードで動作中にタッチパネル41の操作があったことを条件に,非省電力モードに移行してもよい。
また,実施の形態では,認証サーバ300がユーザの認証に必要な情報を記憶しており,認証サーバ300がユーザ認証を行っているが,MFP100がユーザの認証に必要な情報を記憶し,ユーザ認証をMFP100自身が行ってもよい。
また,実施の形態では,MFP100のRAM33に蓄積ジョブを記憶しているが,NVRAM34であってもよい。また,外部装置が蓄積ジョブを記憶し,当該蓄積ジョブの印刷条件を満たした場合に,MFP100が当該外部装置から当該蓄積ジョブを読み出して印刷を行ってもよい。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
10 印刷部
30 コントローラ
36 ネットワークインターフェース
41 タッチパネル
100 MFP

Claims (4)

  1. 印刷の指示を受け付ける受付部と,
    外部装置と通信する通信部と,
    入力操作を受け付ける操作部と,
    記憶部と,
    印刷部と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記通信部を介して受信した印刷ジョブを,前記記憶部に記憶させる記憶処理と,
    前記記憶部に記憶させた印刷ジョブである蓄積ジョブについて,当該蓄積ジョブに対する印刷の指示が前記受付部にて受け付けられたことを条件として,前記印刷部に印刷を行わせる蓄積印刷処理と,
    前記蓄積ジョブを保存する時間である保存時間を設定する設定処理と,
    前記蓄積ジョブを前記記憶部に記憶させたことを契機に,前記蓄積ジョブに対応付けられたタイマを起動するタイマ起動処理と,
    前記蓄積ジョブに対応付けられた前記タイマの計時時間が前記保存時間を超えた場合に,当該蓄積ジョブを前記記憶部から削除する削除処理と,
    前記操作部が自装置にログインする操作を受け付けた場合に,自装置からログアウトするまで,前記タイマの計時を継続するものの,前記削除処理による前記蓄積ジョブの削除を行わず,自装置からログアウトした時に前記蓄積ジョブに対応付けられた前記タイマの計時時間が前記保存時間を超えていた場合に,当該蓄積ジョブを前記記憶部から削除する削除保留処理と,
    を実行することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載する印刷装置において,
    前記制御部は,
    前記操作部が自装置にログインする操作を受け付けた場合,前記記憶部に記憶されている蓄積ジョブのうち,ログインユーザに関連付けられた蓄積ジョブについては,前記削除保留処理によって前記削除処理による前記蓄積ジョブの削除を行わず,ログインユーザ以外のユーザに関連付けられた蓄積ジョブについては,前記削除処理による前記蓄積ジョブの削除を行うことを特徴とする印刷装置。
  3. 印刷装置の印刷ジョブ管理方法であって,
    前記印刷装置が受信した印刷ジョブを記憶する記憶ステップと,
    前記記憶ステップにて記憶された印刷ジョブである蓄積ジョブについて,当該蓄積ジョブに対する印刷の指示が受け付けられたことを条件として,印刷を行う蓄積印刷ステップと,
    前記蓄積ジョブを保存する時間である保存時間を設定する設定ステップと,
    前記蓄積ジョブを記憶させたことを契機に,前記蓄積ジョブに対応付けられたタイマを起動するタイマ起動ステップと,
    前記蓄積ジョブに対応付けられた前記タイマの計時時間が前記保存時間を超えた場合に,当該蓄積ジョブを削除する削除ステップと,
    前記印刷装置にログインする操作を受け付けた場合に,前記印刷装置からログアウトするまで,前記タイマの計時を継続するものの,前記削除ステップによる前記蓄積ジョブの削除を行わず,前記印刷装置からログアウトした時に前記蓄積ジョブに対応付けられた前記タイマの計時時間が前記保存時間を超えていた場合に,当該蓄積ジョブを削除する削除保留ステップと,
    を含むことを特徴とする印刷ジョブ管理方法。
  4. 印刷装置に,
    前記印刷装置が受信した印刷ジョブを記憶する記憶処理と,
    前記記憶処理にて記憶された印刷ジョブである蓄積ジョブについて,当該蓄積ジョブに対する印刷の指示が受け付けられたことを条件として,印刷を行う蓄積印刷処理と,
    前記蓄積ジョブを保存する時間である保存時間を設定する設定処理と,
    前記蓄積ジョブを記憶させたことを契機に,前記蓄積ジョブに対応付けられたタイマを起動するタイマ起動処理と,
    前記蓄積ジョブに対応付けられた前記タイマの計時時間が前記保存時間を超えた場合に,当該蓄積ジョブを削除する削除処理と,
    前記印刷装置にログインする操作を受け付けた場合に,前記印刷装置からログアウトするまで,前記タイマの計時を継続するものの,前記削除処理による前記蓄積ジョブの削除を行わず,前記印刷装置からログアウトした時に前記蓄積ジョブに対応付けられた前記タイマの計時時間が前記保存時間を超えていた場合に,当該蓄積ジョブを削除する削除保留処理と,
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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