JP2016039377A - シート搬送装置 - Google Patents

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Kentaro Iwatsuka
謙太郎 岩塚
大祐 松本
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大祐 松本
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Abstract

【課題】センサのバウンドに起因する誤検知を抑制し,シート搬送装置内の所定の位置でのシートの有無を高精度に判断できる技術を提供すること。
【解決手段】スキャナ100は,ADF22と,フォトセンサ43と,アクチュエータ44とを備えている。アクチュエータ44は,ADF22にて搬送される原稿の搬送路26に突出して配置され,原稿に当接することで変位する。そして,フォトセンサ43は,アクチュエータ44の位置に応じて,センサONまたはセンサOFFの信号を出力する。スキャナ100は,フォトセンサ43からの出力を定期的に検知し,規定回数のセンサONまたはセンサOFFを連続して検知したことを条件としてシートの有無を判断する。そして,その判断結果が有から無への変化と無から有への変化とのいずれか一方へ変化した後,特定期間が経過するまでの間,フォトセンサ43からの出力をシートの有無の判断対象から除外する。
【選択図】図7

Description

本発明は,シートを搬送するシート搬送装置に関する。さらに詳細には,シート搬送装置内の所定の位置におけるシートの有無を判断する技術に関するものである。
従来から,印刷や読み取り等の画像処理を行う画像処理装置では,記録媒体や読取媒体等のシートを搬送するシート搬送装置を備えている。また,シート搬送装置は,シートの搬送路内の所定の位置におけるシートの有無を判断するためのセンサを備えている。
シートの有無の判断精度の低下を抑制する技術としては,例えば特許文献1に,記録紙の有無を検出するセンサを備えた画像形成装置が開示されている。特許文献1に記載の技術では,予め設定された時間毎に,予め設定された回数だけ連続して信号を検出し,用紙無しの信号が検出された場合に,用紙無しと判定するとされている。そして,最終紙の場合には,検出する時間間隔を大きくして,紙詰まりの発生を判定するとされている。
特開2008−164657号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,特許文献1の技術では,シートの有無を確定させるための信号の検出タイミングや連続検出の回数は,予め設定されている。しかし,センサとして,例えば,シートとの接触・非接触によって移動可能な可動体を有するものを使用した場合,その可動体の静止までにバウンドが発生する可能性がある。そのようなバウンドの発生程度は固定ではなく,変動しがちであるため,誤検知を抑制する上で,改善の余地がある。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,センサのバウンドに起因する誤検知を抑制し,シート搬送装置内の所定の位置でのシートの有無を高精度に判断できる技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたシート搬送装置は,シートを搬送する搬送部と,前記搬送部によって搬送されるシートの搬送路上に突出して配置され,前記搬送部によって搬送されるシートに当接することで,所定範囲から当該所定範囲外へと変位される可動体と,前記可動体が前記所定範囲にあるときに第1信号を出力し,前記可動体が前記所定範囲外にあるときに第2信号を出力するセンサと,制御部とを備え,前記制御部は,前記センサからの出力を定期的に検知し,規定回数の前記第1信号または前記第2信号を連続して検知したことを条件として,シートの有無を判断する判断処理と,前記判断処理にて判断したシートの有無が,有から無への変化と無から有への変化とのいずれか一方である特定変化となった後,特定期間が経過するまでの間,前記センサからの出力を前記判断処理の判断対象から除外する除外処理とを実行をすることを特徴としている。
本明細書に開示されるシート搬送装置は,搬送部によって搬送されるシートに当接することで変位される可動体と,可動体の位置に応じて異なる信号を出力するセンサとを備える。そして,シート搬送装置は,センサからの出力を定期的に検知し,規定回数の連続する信号を検知したことを条件としてシートの有無を判断する。さらに,その判断結果が特定変化の方向へ変化した後,特定期間が経過するまでの間,センサからの出力をシートの有無の判断対象から除外する。
すなわち,可動体の位置が変化した直後は,バウンドの可能性があるため,シートの有無の判断精度が低下する。そこで,本明細書に開示されるシート搬送装置では,判断結果が特定変化の方向へ変化した後,特定期間が経過するまでの間,センサからの信号をシートの有無の判断から除外する。これにより,可動体の位置が変化した直後に発生するバウンドの影響を排除できる。その結果として,シート搬送装置内の所定の位置でのシートの有無について,高精度な判断が期待できる。なお,特定期間は,あらかじめ決められた固定期間であってもよいし,紙間等の条件に応じた可変期間であってもよい。
また,前記制御部は,前記特定期間中,前記センサの出力として,前記第1信号と前記第2信号とのうち前記特定変化前の信号を連続して検知した期間である変化前信号期間の長さを計測する計測処理を実行し,前記計測処理にて計測した変化前信号期間の長さが所定期間より長い場合,前記除外処理では,当該変化前信号期間の前記センサからの出力を前記判断処理の判断対象から除外しないとよい。特定期間中であっても,シートが通過する可能性がある。そのため,特定期間であっても特定変化前の信号を検知した期間が長い場合には,シートの有無がさらに変化したと見なして,その期間のセンサからの出力をシートの有無の判断から除外しない方が好ましい。
また,前記制御部は,前記特定期間を自装置の動作状況に応じて設定し,前記除外処理では,設定された前記特定期間を使用するとよい。バウンドが発生している長さは,センサの経年劣化や周辺環境によって変化する。そのため,特定期間を自装置の動作状況に応じて設定することで,特定期間をより適切な長さに設定できる。
また,前記制御部は,前記動作状況として,温度を用いるとよい。温度に応じてセンサの特性が変化する可能性がある。そのため,特定期間を温度に応じて設定することで,特定期間をより適切な長さに設定できる。温度は,温度計によって得られる実測値であってもよいし,時間や連続搬送枚数から推測される推測値であってもよい。
また,前記制御部は,前記動作状況として,シートの累積搬送枚数を用いるとよい。シートの累積枚数が多いほど経年劣化が進行する。そのため,特定期間をシートの累積枚数に応じて設定することで,特定期間をより適切な長さに設定できる。
また,前記制御部は,前記動作状況として,ジョブ中のシートの搬送枚数を用いるとよい。ジョブ中のシートの搬送枚数によって,センサの反応が変化する可能性がある。そのため,特定期間をジョブ中シートの搬送枚数に応じて設定することで,特定期間をより適切な長さに設定できる。
また,前記制御部は,前記動作状況として,前記搬送部によるシートの搬送速度を用いるとよい。シートの搬送速度が速いほどバウンドが発生しやすい。そのため,特定期間をシートの搬送速度に応じて設定することで,特定期間をより適切な長さに設定できる。なお,解像度等の設定の違いによって搬送速度の違いを推測してもよい。
また,前記制御部は,前記特定期間の開始から,前記特定期間中,前記センサの出力として,前記第1信号と前記第2信号とのうち前記特定変化前の信号を最後に検知した時点までの期間であるバウンド期間の長さを計測するバウンド計測処理と,前記特定期間を,前記バウンド期間の長さを用いて設定する設定処理とを実行するとよい。バウンド期間を計測し,その実測値を用いて特定期間を設定することで,特定期間をより適切な長さに設定できる。
上記シート搬送装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,センサのバウンドに起因する誤検知を抑制し,シート搬送装置内の所定の位置でのシートの有無を高精度に判断できる技術が実現される。
実施の形態にかかるスキャナの概略構成を示す断面図である。 センサの例を示す説明図である。 センサの出力のばたつきの例を示す説明図である。 信号の検知タイミングの例を示す説明図である。 スキャナの電気的構成を示すブロック図である。 読取処理の手順を示すフローチャートである。 検出除外処理の手順を示すフローチャートである。 検出除外処理の手順を示すフローチャートである。 センサの他の例を示す説明図である。
以下,本発明にかかるシート搬送装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,シート状の原稿を搬送する搬送機能を備えたスキャナに本発明を適用したものである。
本形態のスキャナ100は,図1に示すように,読取ヘッド21とADF(自動原稿搬送装置)22とを有している。読取ヘッド21は,複数の受光素子を有し,原稿の画像を読み取る。ADF22は,図1中に一点鎖線で示す所定の搬送路26に沿って,原稿を1枚ずつ搬送する。そして,スキャナ100は,ADF22によって搬送されるシート状の原稿の画像を読取ヘッド21にて読み取る。ADF22は,搬送部の一例である。
スキャナ100は,ガラス23と,読み取り前の原稿が収容される原稿トレイ24と,読み取り後の原稿が収容される原稿排出トレイ25とを有している。そして,ADF22は,原稿トレイ24にセットされた原稿の1枚を,搬送路26を通って搬送し,ガラス23の上面側を通過させる。また,読取ヘッド21は,ガラス23の下面側からガラス23を透して,搬送中の原稿の画像を読み取る。そして,ADF22は,読み取りが終了した原稿を,原稿排出トレイ25に排出する。
また,スキャナ100は,図1に示すように,第1センサ28と第2センサ29とを有している。第1センサ28は,原稿トレイ24にセットされた原稿の有無に応じて,異なるレベルの信号を出力する。第2センサ29は,原稿の搬送方向について,読取ヘッド21より上流側で,第1センサ28より下流側の検出位置における原稿の有無に応じて,異なるレベルの信号を出力する。
スキャナ100は,第1センサ28および第2センサ29の出力を検知し,それぞれの検出位置における原稿の有無を判断する。例えば,読取指示を受け付けた場合には,スキャナ100は,第1センサ28の出力を検知し,原稿トレイ24の原稿の有無を判断する。また,例えば,スキャナ100は,第2センサ29の出力を検知し,ADF22にて原稿の搬送を開始した後の,第2センサ29の検出位置における原稿の有無を判断する。
第2センサ29は,例えば図2に示すように,アクチュエータを備えた光透過センサである。第2センサ29は,発光部41と受光部42とを含む光透過型のフォトセンサ43と,アクチュエータ44と,バネ45とを有している。具体的には,発光部41は,受光部42へ向けて光を照射し,受光部42は,受光量に応じた信号を出力する。また,アクチュエータ44の先端部は,搬送路26上に突出して配置されており,搬送路26を搬送される原稿Gに当接する。なお,第1センサ28も第2センサ29と同様の構成である。
第2センサ29の検出位置に原稿が無い状態では,アクチュエータ44は,バネ45の付勢力によって,図2に実線で示した退避位置に位置する。従って,発光部41によって照射された光は,アクチュエータ44に遮断されることなく受光部42に到達する。つまり,第2センサ29の検出位置に原稿が無い状態では,受光部42は,発光部41による光を受光する。
一方,第2センサ29の検出位置に原稿が有る状態では,アクチュエータ44は,搬送される原稿Gに当接することで,バネ45の付勢力に抗して回動し,図2に二点鎖線で示した回動位置に位置する。従って,発光部41によって照射された光は,アクチュエータ44に遮断され,受光部42に到達しない。つまり,第2センサ29の検出位置に原稿が有る状態では,受光部42は,発光部41からの光をほとんど受光しない。
アクチュエータ44は,可動体の一例であり,フォトセンサ43は,センサの一例である。アクチュエータ44の退避位置が所定範囲の一例であり,回動位置であって発光部41の光を遮る範囲が所定範囲外の一例である。なお,退避位置以外でも,発光部41の光を遮らない範囲は所定範囲の一例に含まれる。
前述したように,アクチュエータ44の配置により,受光部42の受光量が異なる。これにより,第2センサ29は,検出位置での原稿の有無に応じて異なる信号を出力する。例えば,図3に示すように,アクチュエータ44が退避位置にある場合,第2センサ29の出力は,所定レベルより高レベルの「センサON」信号である。一方,原稿に当接してアクチュエータ44が回動位置にある場合,所定レベルより低レベルの「センサOFF」信号となる。センサONは第1信号の一例であり,センサOFFは第2信号の一例である。なお,信号レベルの高低は,逆でもよい。
そして,連続して複数枚の原稿を搬送した場合における,第2センサ29の出力は,例えば図3に示すように,センサONとセンサOFFとを交互に繰り返す。図3では,第2センサ29の検出位置に原稿が有り,センサONが検知される期間を「通紙期間」としている。また,第2センサ29の検出位置に原稿が無く,センサOFFが検知される期間を「紙間」としている。
前述したように,第2センサ29のアクチュエータ44は,バネ45によって付勢されている。そのため,原稿の後端が第2センサ29の検出位置を通過した後,バネ45の付勢力によって,アクチュエータ44の位置は,図2に示すように,二点鎖線で示した回動位置から実線で示した退避位置に変化する。ただし,原稿がアクチュエータ44から離間した後のバネ45の反動等によって,アクチュエータ44は,一旦退避位置となってから,発光部41の光を一時的に遮る場合がある。それにより,第2センサ29の出力には,図3に示すように,紙間の初頭にバウンド信号47が現れる場合がある。第2センサ29の出力は,バウンドしながらセンサONからセンサOFFへと収束する。
ここで,第2センサ29の出力に基づいて,スキャナ100が第2センサ29の検出位置における原稿の有無を判断する手順について詳説する。図3のうち,通紙期間から紙間へと変化する部分を拡大して,図4に示す。スキャナ100のコントローラ30(図5参照)は,図4に示すように,定期的に第2センサ29の出力を検知する。コントローラ30が第2センサ29の出力を検知する時間間隔は,原稿の搬送速度に比較して十分に短いので,スキャナ100は,第2センサ29の出力に基づいて,搬送中の原稿の位置を取得できる。
そして,スキャナ100は,例えば,規定回数の連続するセンサONを検知した場合に,第2センサ29の検出位置に原稿が有ると判断する。また,スキャナ100は,規定回数の連続するセンサOFFを検知した場合に,第2センサ29の検出位置に原稿が無いと判断する。なお,検知の時間間隔や規定回数は,予め決めた固定値であってもよいし,読み取りモード等に応じた可変値でもよい。
例えば,図4に示す例で,規定回数を6とした場合について説明する。検知タイミングt1では,規定回数の連続するセンサONを検知しているので,スキャナ100は,原稿有りと判断する。検知タイミングt2にてセンサOFFを検知するが,規定回数の連続するセンサOFFではないので,原稿の有無の判断は変化しない。これにより,原稿が有るにもかかわらず,ノイズ等によって短いセンサOFFが検知されたとしても,原稿無しと判断することはない。
一方,実際に原稿が無しとなった検知タイミングt3では,センサOFFが検知されるが,検知タイミングt4まではセンサOFFの連続検知回数が規定回数に満たないので,原稿の有無の判断は変化しない。そして,検知タイミングt5にて,スキャナ100は,規定回数の連続するセンサOFFを検知したので,原稿無しと判断する。
さらに,本形態のスキャナ100は,前述したバウンド信号47(図3参照)の影響を回避するため,除外期間を設定している。本形態のスキャナ100では,前述したように,センサOFFからセンサONへ変化した後にバウンド信号47が発生する可能性がある。つまり,バウンド信号47が発生する可能性があるのは,第2センサ29の検出位置に原稿が有る状態から無い状態へと変化した後である。そこで,スキャナ100は,第2センサ29の出力に基づく原稿の有無の判断が,原稿の有から無へと変化した後,除外期間が経過するまでの間に検知した第2センサ29の出力を,原稿の有無の判断対象から除外する。本形態のスキャナ100における原稿の有から無への変化は,特定変化の一例である。
つまり,連続したセンサONを検知している状態から,規定回数の連続するセンサOFFを検知したことによって,検知タイミングt5にて,スキャナ100による原稿の有無の判断が特定変化の変化方向に変化する。そして,検知タイミングt5から除外期間が始まり,除外期間が終了するまで,スキャナ100は,検知した第2センサ29の出力に基づく原稿の有無の判断を実行しない。具体的には,スキャナ100は,除外期間中に規定回数の連続するセンサONを検知しても,原稿有りと判断しない。なお,除外期間は,規定回数の信号の検知期間よりは長く,紙間よりは短いことが望ましい。除外期間は特定期間の一例である。
続いて,スキャナ100の電気的構成について説明する。スキャナ100は,図5に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(不揮発性RAM)34と,ASIC35とを含むコントローラ30を備えている。また,スキャナ100は,読取ヘッド21と,ADF22と,第1センサ28と,第2センサ29と,外部デバイスと接続するための通信インターフェース(IF)37と,ユーザからの入力操作を受け付ける操作パネル40とを備え,これらがCPU31によって制御される。
ROM32には,スキャナ100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは,データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,スキャナ100の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部であってもよいし,ASIC35が制御部であってもよい。
通信インターフェース37は,他の装置との通信を可能にするハードウェアである。また,操作パネル40は,スキャナ100の外装に設けられ,ユーザからの入力操作を受け付ける各種のボタンや,メッセージや設定内容を表示するタッチパネルを有している。なお,図5中のコントローラ30は,CPU31等,スキャナ100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にスキャナ100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
続いて,本形態のスキャナ100にて,原稿トレイ24にセットされた原稿を搬送しつつ読み取る読取動作を実行させる読取処理の手順について,図6のフローチャートを参照して説明する。この読取処理は,原稿が原稿トレイ24に置かれた状態で読取指示を受け付けた場合等,スキャナ100による読み取りの実行条件を満たしたことを契機に,CPU31によって実行される。
読取処理では,スキャナ100は,まず,ADF22にて原稿の搬送を開始する(S1)。つまり,スキャナ100は,ADF22を駆動させ,原稿トレイ24から搬送路26へと原稿を1枚ずつ搬送する。
そして,スキャナ100は,第2センサ29の出力を定期的に検知し,その検知結果に基づいて,第2センサ29の検出位置に原稿が有るか否かを判断する(S2)。前述したように,スキャナ100は,少なくとも原稿の搬送中には,第2センサ29の出力を定期的に検知し続ける。そして,スキャナ100は,取得した第2センサ29の出力にて,規定回数の連続するセンサONを検知していない,すなわち,S1にて搬送開始された原稿が第2センサ29の検出位置に到達していないと判断した場合には(S2:NO),さらに搬送する。
一方,スキャナ100は,規定回数の連続するセンサONを検知した,すなわち,第2センサ29の検出位置に原稿が到達したと判断した場合には(S2:YES),所定時間の経過後に読取ヘッド21による読取動作を開始する(S3)。所定時間は,第2センサ29の検出位置と読取ヘッド21の位置との関係や搬送速度等に基づいて,予め決定されている。
次に,スキャナ100は,第2センサ29の出力に基づいて,第2センサ29の検出位置に原稿が無いか否かを判断する(S4)。スキャナ100は,S2と同様に,規定回数の連続するセンサOFFを検知した場合に,原稿無しと判断する。原稿無しと判断していない場合には(S4:NO),スキャナ100は,原稿の読み取りと搬送とを継続して実行する。S4の処理は,判断処理の一例である。
スキャナ100は,原稿無しと判断した場合(S4:YES),第1センサ28の出力に基づいて,次の原稿が有るか否かを判断する(S5)。スキャナ100は,次の原稿が無いと判断した場合には(S5:NO),読取処理を終了する。
一方,次の原稿が有ると判断した場合には(S5:YES),スキャナ100は,次の原稿の先端の到達を適切に判断するための検出除外処理を実行する(S6)。本形態のスキャナ100は,図7に示す第1の形態の検出除外処理と,図8に示す第2の形態の検出除外処理とを実行可能である。スキャナ100は,これら2種類の検出除外処理のうちのいずれか一方を選択して実行してもよいし,両方を並行して実行してもよい。また,第1の形態の検出除外処理と,第2の形態の検出除外処理とのいずれか一方のみを実行できる構成であってもよい。
次に,第1の形態の検出除外処理の手順について,図7のフローチャートを参照して説明する。この検出除外処理では,スキャナ100は,前述した除外期間(図3参照)の長さをスキャナ100自身の動作状況に応じて設定する。そのために,まず,スキャナ100は,現状の動作状況を取得する(S10)。動作状況としては,例えば,温度,ADF22による原稿の累積搬送枚数,ジョブ中の搬送枚数,原稿の搬送速度が該当する。スキャナ100は,除外期間の長さの設定に,予め決められた1以上の動作状況を使用する。S10の処理では,スキャナ100は,使用する動作状況について,現状を取得する。
動作状況として例示したパラメータのうち,温度は,例えば,スキャナ100の周囲の環境温度,スキャナ100の機内温度である。例えば,第2センサ29のバネ45の反動の大きさは,温度によって変化する可能性が高い。高温環境にて復元力が小さくなるバネ45を使用している場合には,例えば,機内温度の高い状況でのバウンド信号47の発生タイミングは,機内温度の低い状況に比較して遅くなる。そのため,機内温度の高い状況では機内温度の低い状況よりも,除外期間を長く設定することが好ましい。なお,スキャナ100は,温度を測定する温度計を備えることによって実測にて取得してもよいし,季節や時刻および連続搬送枚数に基づく推測にて取得してもよい。
また,ADF22による原稿の累積搬送枚数は,例えば,ADF22の新品時からの累積枚数である。累積枚数が多いほど,第2センサ29のアクチュエータ44やバネ45の経年劣化が進行している。そして,経年劣化の程度に応じて,バネ45の復元力の大きさは,変化する可能性が高い。例えば,経年劣化によってバネ45の反発力が小さくなり,バウンド信号47が小さくなる可能性がある。その場合には,経年劣化の程度が大きいほど,除外期間を短く設定することが好ましい。なお,スキャナ100は,読み取りの実行ごとに,累積搬送枚数を累積して記憶している。
また,ジョブ中の搬送枚数は,例えば,複数枚の原稿を読み取るジョブにおいて,読み取りを開始した原稿が,そのジョブ中の何枚目であるかという情報である。特に,ジョブの1枚目かそれ以外かを取得する。ジョブの1枚目では,2枚目以降に比較して,バネ45の反動が大きくなる可能性がある。なお,複数のジョブの原稿を連続して搬送している場合には,ジョブ中の1枚目であっても,2枚目以降と同じ状況としてもよい。
また,原稿の搬送速度は,例えば,ADF22の構成や原稿の読取設定によって異なる。読取設定は,例えば,原稿の読取解像度,カラー読み取りかモノクロ読み取りかの設定である。原稿の搬送速度が速いほど,第2センサ29のアクチュエータ44から離れる勢いが大きく,バネ45の反動によるバウンドが発生しやすい。つまり,原稿の搬送速度が速いほど,バウンド信号47の発生タイミングが早くなったり,バウンド信号47の大きさが大きくなったりする可能性が高い。
スキャナ100は,S10にて取得した動作状況に対応する除外期間の長さを,NVRAM34から読み出す(S11)。つまり,スキャナ100は,後述するように,各種の動作状況に対して,それぞれ対応する除外期間をNVRAM34に記憶している。そこで,スキャナ100は,NVRAM34から読み出すことにより,動作状況に適合する除外期間を取得する。
そして,スキャナ100は,原稿無しと判断した時点を基準として,読み出した除外期間が経過したか否かを判断する(S12)。つまり,図6のS4の処理にて第2センサ29の検出位置に原稿が無いと判断した時点からの経過時間が,読み出した除外期間より短い場合は,スキャナ100は,除外期間が経過していないと判断し(S12:NO),第2センサ29の出力に基づく原稿の有無の判断を行わない。
ただし,判断の対象としないだけであり,スキャナ100は,除外期間中も第2センサ29の出力を定期的に検知し,センサONを検知した場合はそのタイミングを取得する。S12の処理は,除外処理の一例である。
そして,スキャナ100は,除外期間が経過したと判断した場合には(S12:YES),除外期間中に規定回数以上の連続するセンサONを検知した最後の時刻に基づいてバウンド期間を取得し,動作状況と対応させてNVRAM34に記憶する(S13)。バウンド期間は,例えば,原稿無しと判断して除外期間を開始してから,除外期間中のセンサONを最後に検知するまでの期間であり,バネ45の反動によるバウンド信号47を検知したと推定される期間である。
スキャナ100は,例えば,NVRAM34に,各動作状況に対応させてバウンド期間を複数個記憶できるテーブルを有している。そして,S13では,スキャナ100は,現在の動作状況に合致する欄に,今回取得したバウンド期間を追加して保存する。例えば,S10で動作状況として温度を取得する場合には,5度ごとに温度を区切り,各温度範囲内におけるバウンド期間をそれぞれ複数個保存するテーブルを設ける。そして,取得した現在の温度を含む欄に,今回のバウンド期間を保存する。S13の処理は,バウンド計測処理の一例である。
次に,現在の動作状況と同じ動作状況について,NVRAM34の該当欄に保存されているバウンド期間のデータ数が充分であるか否かを判断する(S14)。例えば,動作状況として温度を使用する場合には,スキャナ100は,現在の温度と同じ温度範囲に保存されているバウンド期間のデータ数が予め決めた個数以上であれば,充分であると判断する。
そして,充分であると判断した場合には(S14:YES),スキャナ100は,その動作状況に対応する除外期間を決定する(S15)。スキャナ100は,例えば,現状と同じ動作状況にて保存されている複数個のバウンド期間を平均し,得られた平均値を2倍した期間を,除外期間とする。または,得られた平均値に所定の余裕期間を加えた期間を除外期間としてもよい。なお,除外期間の算出方法は,これらに限らない。例えば,今回取得したバウンド期間が,デフォルト値や既に保存されているバウンド期間に比較して大きく隔たっている場合には,例外値と判断して保存しないとしてもよい。S15の処理は,設定処理の一例である。
さらに,スキャナ100は,決定した除外期間を,動作状況に対応させて,NVRAM34に記憶して(S16),検出除外処理を終了する。除外期間は,動作状況ごとに1つの値であり,スキャナ100は,S16の処理では,既に記憶されている除外期間の値に上書きして更新する。すなわち,スキャナ100は,実測したバウンド期間に応じて除外期間を更新する。これにより,第2センサ29の経年変化や周辺環境によってバウンド期間が変化しても,変化に応じた適切な除外期間の設定が期待できる。
一方,保存されているバウンド期間のデータ数が充分ではないと判断した場合には(S14:NO),スキャナ100は,検出除外処理を終了する。つまり,スキャナ100は,除外期間を更新せずに,図6の読取処理に戻る。なお,工場出荷時には,NVRAM34に,各動作状況に対応する除外期間として,予め決めたデフォルト値が記憶されている。そして,データ数が十分ではない状況では,そのデフォルト値が使用される。
図6の読取処理に戻ると,スキャナ100は,S6の検出除外処理の次にS2の処理に進み,第2センサ29の出力に基づいて,第2センサ29の検出位置に次の原稿が到達したか否かを判断する。なお,スキャナ100は,検出除外処理のS12にて除外期間が経過したと判断した後に規定回数のセンサONを検知したら,次の原稿の先頭が第2センサ29の検出位置に到達したと判断し,検出除外処理のS13〜S16の実行の終了を待たずに読み取りを開始する。つまり,スキャナ100は,検出除外処理のS13〜S16の実行と並行して,読取処理のS3を実行することもある。
以上,詳細に説明したように,第1の形態のスキャナ100は,ADF22にて搬送される原稿の有無を,第2センサ29の出力に基づいて判断する。そして,原稿の有無の判断結果が変化した後,除外期間が経過するまでの間は,第2センサ29の出力を原稿の有無の判断対象から除外する。従って,バネ45の反動によるバウンド信号47を原稿の到達と誤判断する可能性は低減される。これにより,第2センサ29の検出位置での原稿の有無を,シンプルな構成で高精度に判断できる。
なお,第1の形態の検出除外処理では,動作状況とバウンド期間とを取得して,取得結果に応じて除外期間の長さを設定するとしたが,これに限らない。例えば,動作状況を区別せず,直近の所定数のバウンド期間の測定結果を用いて,除外期間の長さを設定してもよい。また,バウンド期間を測定する代わりに,各動作状況に対応する除外期間を予め決めたテーブルを記憶しておき,該当する除外期間を読み出して設定するとしてもよい。また,動作状況に関わらず,固定値の除外期間を使用するとしてもよい。
次に,第2の形態の検出除外処理の手順について,図8のフローチャートを参照しつつ説明する。第2の形態の検出除外処理は,除外期間中であっても所定期間より長く連続するセンサONを検知すれば,次の原稿が到達したと判断する。この点で,第1の形態とは異なる。なお,第1の形態と同じ処理については,同じ符号を付して説明を省略する。
第2の形態の検出除外処理では,スキャナ100は,まず,現状の動作状況を取得する(S10)。さらに,スキャナ100は,S10にて取得した動作状況に対応する除外期間の長さを,NVRAM34から読み出す(S11)。第1の形態の検出除外処理を実行せず,第2の形態の検出除外処理のみを実行する場合には,除外期間の長さは,予めNVRAM34に記憶されているデフォルト値である。
次に,スキャナ100は,第2センサ29の出力に基づいて,センサONを検知したか否かを判断する(S21)。つまり,スキャナ100は,定期的に検知している第2センサ29の出力に基づいて,センサONを検知したか否かを判断する。センサONを検知していない場合は(S21:NO),スキャナ100は,除外期間が経過したか否かを判断する(S12)。
そして,除外期間が経過していないと判断した場合は(S12:NO),スキャナ100は,S21の処理に進んで,センサONを検知するか,除外期間が経過するかのいずれかとなるまで,定期的に第2センサ29の出力を検知する。そして,スキャナ100は,除外期間が経過したと判断した場合には(S12:YES),検出除外処理を終了して,図6の読取処理に戻る。以後,スキャナ100は,第1の形態と同様に,第2センサ29の出力に基づいて,原稿の有無を判断する。
一方,センサONを検知したと判断した場合には(S21:YES),スキャナ100は,センサONが連続して検知されるON期間を計測するために,当該ON期間の計測を開始する(S22)。S22の処理は,計測処理の一例である。また,ON期間は,変化前信号期間の一例である。そして,スキャナ100は,第2センサ29の出力に基づいて,検知した出力がセンサOFFに変化したか否かを判断する(S23)。
センサOFFに変化していないと判断した場合には(S23:NO),スキャナ100は,S22にて計測を開始したON期間が所定期間より長くなったか否かを判断する(S24)。そして,所定期間より長くないと判断した場合には(S24:NO),スキャナ100は,センサOFFを検知するか(S23:YES),ON期間が所定期間より長くなるかのいずれかとなるまで,第2センサ29の出力を定期的に検知する。所定期間は,スキャナ100にて搬送可能な最も短い原稿サイズに相当する期間である。
そして,ON期間が所定期間より長くなる前にセンサOFFを検知したと判断した場合には(S23:YES),スキャナ100は,ON期間の長さの計測を停止して,計測したON期間をクリアする(S25)。つまり,スキャナ100は,検知したセンサONの連続長さが短い場合は,次の原稿が到達したわけではないと判断する。この場合,スキャナ100は,S21の処理に進み,センサONの検知と,除外期間の経過との監視を継続する。
一方,センサOFFを検知せず,ON期間が所定期間より長くなったと判断した場合には(S24:YES),スキャナ100は,第2センサ29の検出位置に原稿が有ると判断し(S27),検出除外処理を終了して,図6の読取処理に戻る。S27の処理から読取処理に戻った場合には,スキャナ100は,S2の処理にて原稿有りを検出していると判断し,S3の処理に進む。
以上,詳細に説明したように,第2の形態の検出除外処理を採用したスキャナ100は,除外期間の短いセンサONを原稿の有無の判断対象から除外する。従って,第2の形態においても,第1の形態と同様に,バネ45の反動によるバウンド信号47を原稿の先頭位置と誤判断する可能性は低減する。
特に,第2の形態のスキャナ100は,除外期間であっても,所定期間より長いON期間を除外しないので,除外期間中に次の原稿が到達するような,短い紙間で搬送される原稿を除外することがない。一方,第1の形態のスキャナ100は,除外期間の長さを動作状況に応じて選択するので,経年変化や環境変化によるバネ45の反動の変化に対応することができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,スキャナに限らず,プリンタ,複写機,複合機,FAX装置等,シート搬送機能を備えるものであれば適用可能である。
また,第2センサ29に限らず,第1センサ28等,搬送路上に突出する可動体を備えるセンサであれば適用可能である。複数のセンサを備える装置であれば,センサ毎に規定回数や除外期間を設定してもよい。
また,本実施の形態の読取処理では,第1センサ28の出力に基づいて,次の原稿の有無を判断するとしたが,これに限らない。例えば,第1センサ28の出力に関わらず検出除外処理を実行してもよい。
また,本実施の形態では,第2センサ29として,図2に示したものを例示したが,この例に限らない。例えば,図9に示すように,自重で退避位置に戻るアクチュエータ46を備える第2センサ29であってもよい。アクチュエータ46は,原稿Gに当接することで,退避位置から回動位置へと移動し,フォトセンサ43の光を遮断しなくなる。図9に示した第2センサ29でも,アクチュエータ44が回動位置ではセンサONを出力し,アクチュエータ44が退避位置ではセンサOFFを出力する。つまり,この第2センサ29では,フォトセンサ43の光を遮断している状態での出力がセンサOFFであり,光を遮断しない状態がセンサONである。
また,例えば,第2センサ29は,原稿の先端が到達した際にバウンド信号が現れる構成であってもよい。その場合には,原稿の有無の判断が原稿の無しから有りへと変化した場合に特定変化となり,その特定変化後に,除外期間を設けるとよい。つまり,特定変化は,原稿の有りから無しへの変化と,無しから有りへの変化とのいずれか一方であり,特定変化の後にはバウンド信号が現れる可能性がある。なお,原稿の有無と,信号レベルの高低との関係は,本明細書に記載の例に限らない。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
22 ADF
29 第2センサ
31 CPU
43 フォトセンサ
44 アクチュエータ
100 スキャナ

Claims (8)

  1. シートを搬送する搬送部と,
    前記搬送部によって搬送されるシートの搬送路上に突出して配置され,前記搬送部によって搬送されるシートに当接することで,所定範囲から当該所定範囲外へと変位される可動体と,
    前記可動体が前記所定範囲にあるときに第1信号を出力し,前記可動体が前記所定範囲外にあるときに第2信号を出力するセンサと,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記センサからの出力を定期的に検知し,規定回数の前記第1信号または前記第2信号を連続して検知したことを条件として,シートの有無を判断する判断処理と,
    前記判断処理にて判断したシートの有無が,有から無への変化と無から有への変化とのいずれか一方である特定変化となった後,特定期間が経過するまでの間,前記センサからの出力を前記判断処理の判断対象から除外する除外処理と,
    を実行をすることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 請求項1に記載するシート搬送装置において,
    前記制御部は,
    前記特定期間中,前記センサの出力として,前記第1信号と前記第2信号とのうち前記特定変化前の信号を連続して検知した期間である変化前信号期間の長さを計測する計測処理を実行し,
    前記計測処理にて計測した変化前信号期間の長さが所定期間より長い場合,前記除外処理では,当該変化前信号期間の前記センサからの出力を前記判断処理の判断対象から除外しないことを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載するシート搬送装置において,
    前記制御部は,
    前記特定期間を自装置の動作状況に応じて設定し,
    前記除外処理では,設定された前記特定期間を使用することを特徴とするシート搬送装置。
  4. 請求項3に記載するシート搬送装置において,
    前記制御部は,
    前記動作状況として,温度を用いることを特徴とするシート搬送装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載するシート搬送装置において,
    前記制御部は,
    前記動作状況として,シートの累積搬送枚数を用いることを特徴とするシート搬送装置。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1つに記載するシート搬送装置において,
    前記制御部は,
    前記動作状況として,ジョブ中のシートの搬送枚数を用いることを特徴とするシート搬送装置。
  7. 請求項3から請求項6のいずれか1つに記載するシート搬送装置において,
    前記制御部は,
    前記動作状況として,前記搬送部によるシートの搬送速度を用いることを特徴とするシート搬送装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載するシート搬送装置において,
    前記制御部は,
    前記特定期間の開始から,前記特定期間中,前記センサの出力として,前記第1信号と前記第2信号とのうち連続的に検知した前記特定変化前の信号を最後に検知した時点までの期間であるバウンド期間の長さを計測するバウンド計測処理と,
    前記特定期間を,前記バウンド期間の長さを用いて設定する設定処理と,
    を実行することを特徴とするシート搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018182548A (ja) * 2017-04-13 2018-11-15 株式会社リコー 検知部材、シート搬送装置、シート供給装置、画像形成装置及び画像読取装置
US10343863B2 (en) * 2016-12-16 2019-07-09 Kyocera Document Solutions Inc. Sheet feeding device

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