JPH10140764A - 軒樋吊り具 - Google Patents
軒樋吊り具Info
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- JPH10140764A JPH10140764A JP29523996A JP29523996A JPH10140764A JP H10140764 A JPH10140764 A JP H10140764A JP 29523996 A JP29523996 A JP 29523996A JP 29523996 A JP29523996 A JP 29523996A JP H10140764 A JPH10140764 A JP H10140764A
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- Japan
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- eaves gutter
- main body
- hanging
- dovetail groove
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単に取り替えることができるし、設計変更
時に比較的小型の金型にすることができる軒樋吊り具を
提供すること。 【解決手段】 取付部2の屋外側面に、入口の上下方向
の長さ(N)が奥の上下方向の長さ(M)の方が大きい
蟻溝23を、側面からほぼ水平に設け、吊り具本体3の
屋内側端部に上下方向の長さ(L)が蟻溝23の奥の上
下方向の長さ(M)より若干小さく入口の長さ(N)よ
り大きい挿入部4を設け、取付部2の蟻溝23の中に吊
り具本体3の挿入部4を挿入して、吊り具本体3を取付
部2に着脱自在に取り付けた軒樋吊り具1。
時に比較的小型の金型にすることができる軒樋吊り具を
提供すること。 【解決手段】 取付部2の屋外側面に、入口の上下方向
の長さ(N)が奥の上下方向の長さ(M)の方が大きい
蟻溝23を、側面からほぼ水平に設け、吊り具本体3の
屋内側端部に上下方向の長さ(L)が蟻溝23の奥の上
下方向の長さ(M)より若干小さく入口の長さ(N)よ
り大きい挿入部4を設け、取付部2の蟻溝23の中に吊
り具本体3の挿入部4を挿入して、吊り具本体3を取付
部2に着脱自在に取り付けた軒樋吊り具1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軒樋を軒先に取り付
ける軒樋吊り具に関する。
ける軒樋吊り具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軒樋を軒先に取り付ける軒樋吊り
具としては種々あるが、多く使用されている軒樋吊り具
としては、実開平1−92427号公報に記載されてい
る軒樋吊り具がある。この軒樋吊り具は、軒先に取り付
けられる取付部と、軒樋を吊り下げるもので、この取付
部から屋外方向に突出した吊り具本体とが一体になって
いる。この吊り具本体は腕部と、腕部の先端部に設けら
れた屋外側耳保持部と、この屋外側耳保持部の屋内側に
設けられた屋内側耳保持部とからなる。
具としては種々あるが、多く使用されている軒樋吊り具
としては、実開平1−92427号公報に記載されてい
る軒樋吊り具がある。この軒樋吊り具は、軒先に取り付
けられる取付部と、軒樋を吊り下げるもので、この取付
部から屋外方向に突出した吊り具本体とが一体になって
いる。この吊り具本体は腕部と、腕部の先端部に設けら
れた屋外側耳保持部と、この屋外側耳保持部の屋内側に
設けられた屋内側耳保持部とからなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この軒樋吊り
具に軒樋を取り付けて長年月使用していると、軒樋が痛
んで取り替える必要が生ずる。この軒樋を取り替える
際、軒樋吊り具から軒樋を取り外していると軒樋吊り具
が破損することが多いから、通常、軒樋吊り具も一緒に
取り外し、新しい軒樋吊り具を軒先に取り付け、この軒
樋吊り具に新しい軒樋を取り付けていたが、この古い軒
樋吊り具を取り外したり新しい軒樋吊り具を取り付ける
施工が煩瑣で、長時間かかり不便であった。
具に軒樋を取り付けて長年月使用していると、軒樋が痛
んで取り替える必要が生ずる。この軒樋を取り替える
際、軒樋吊り具から軒樋を取り外していると軒樋吊り具
が破損することが多いから、通常、軒樋吊り具も一緒に
取り外し、新しい軒樋吊り具を軒先に取り付け、この軒
樋吊り具に新しい軒樋を取り付けていたが、この古い軒
樋吊り具を取り外したり新しい軒樋吊り具を取り付ける
施工が煩瑣で、長時間かかり不便であった。
【0004】又、軒樋吊り具を設計変更して新しい形状
にする場合には、軒樋吊り具全体を設計変更している
が、軒樋吊り具全体を製造するとなると、高価な大型の
金型が必要であり、製品が高価になるという問題があ
る。そこで、本発明の目的は軒樋吊り具が簡単に取り替
えることができるし、設計変更時に比較的小型の金型に
することができる樋吊り具を提供するものである。
にする場合には、軒樋吊り具全体を設計変更している
が、軒樋吊り具全体を製造するとなると、高価な大型の
金型が必要であり、製品が高価になるという問題があ
る。そこで、本発明の目的は軒樋吊り具が簡単に取り替
えることができるし、設計変更時に比較的小型の金型に
することができる樋吊り具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、軒先に取り付けられ
る取付部と、軒樋を吊り下げるもので、この取付部から
屋外方向に突出した吊り具本体とからなる軒樋吊り具に
おいて、前記取付部には、屋外側面に上下方向の長さが
入口より奥の方が大きい蟻溝が側面からほぼ水平方向に
設けられ、前記吊り具本体には、屋内側端部に上下方向
の長さが蟻溝の奥の上下方向の長さより若干小さく入口
より大きい挿入部が設けられ、取付部の蟻溝の中に吊り
具本体の挿入部が挿入されて、吊り具本体が取付部に着
脱自在に取り付けられているものである。
するためになされたものであって、軒先に取り付けられ
る取付部と、軒樋を吊り下げるもので、この取付部から
屋外方向に突出した吊り具本体とからなる軒樋吊り具に
おいて、前記取付部には、屋外側面に上下方向の長さが
入口より奥の方が大きい蟻溝が側面からほぼ水平方向に
設けられ、前記吊り具本体には、屋内側端部に上下方向
の長さが蟻溝の奥の上下方向の長さより若干小さく入口
より大きい挿入部が設けられ、取付部の蟻溝の中に吊り
具本体の挿入部が挿入されて、吊り具本体が取付部に着
脱自在に取り付けられているものである。
【0006】(作用)本発明の軒樋吊り具の取付方法
は、先ず、取付部を軒先の所定位置に取り付ける。この
取り付けられた取付部の蟻溝に、吊り具本体の挿入部を
側面から挿入して吊り具本体を取付部に取り付ける。す
ると、本発明では、取付部の屋外側面に蟻溝が側面から
ほぼ水平方向に設けられ、吊り具本体の屋内側端部に挿
入部が設けられ、取付部の蟻溝の中に吊り具本体の挿入
部が挿入されて、吊り具本体が取付部に着脱自在に取り
付けられているから、取付部の蟻溝の中に吊り具本体の
挿入部を挿入して簡単に取り付けることができる。
は、先ず、取付部を軒先の所定位置に取り付ける。この
取り付けられた取付部の蟻溝に、吊り具本体の挿入部を
側面から挿入して吊り具本体を取付部に取り付ける。す
ると、本発明では、取付部の屋外側面に蟻溝が側面から
ほぼ水平方向に設けられ、吊り具本体の屋内側端部に挿
入部が設けられ、取付部の蟻溝の中に吊り具本体の挿入
部が挿入されて、吊り具本体が取付部に着脱自在に取り
付けられているから、取付部の蟻溝の中に吊り具本体の
挿入部を挿入して簡単に取り付けることができる。
【0007】このように吊り具本体を取付部に取り付け
ると、この吊り具本体に軒樋を取り付けて、吊り具本体
の重量と軒樋の重量によって吊り具本体を屋外方向に倒
そうとする力が働いても、本発明では、取付部の蟻溝は
上下方向の長さが入口より奥の方が大きく、又、吊り具
本体の挿入部は上下方向の長さが蟻溝の奥の上下方向の
長さより若干小さく入口より大きくなっているから、吊
り具本体の挿入部は取付部の蟻溝の入口に引っ掛かって
蟻溝から抜けないし倒れることがない。
ると、この吊り具本体に軒樋を取り付けて、吊り具本体
の重量と軒樋の重量によって吊り具本体を屋外方向に倒
そうとする力が働いても、本発明では、取付部の蟻溝は
上下方向の長さが入口より奥の方が大きく、又、吊り具
本体の挿入部は上下方向の長さが蟻溝の奥の上下方向の
長さより若干小さく入口より大きくなっているから、吊
り具本体の挿入部は取付部の蟻溝の入口に引っ掛かって
蟻溝から抜けないし倒れることがない。
【0008】又、軒樋を取り替えるときには、吊り具本
体の挿入部を水平方向に移動させるだけで、取付部の屋
外側面に設けられている蟻溝から吊り具本体を外すこと
ができるので、軒樋と一緒に吊り具本体を取り外し、新
しい軒樋と吊り具本体に取り替えることができる。この
ように軒樋を取り替える際に、取付部を取り外す必要が
ないので、軒樋の交換が簡単にできるし、吊り具本体の
みを取り替えればよいので、安価になる。又、軒樋吊り
具の新製品を製作するときには、取付部は共通であるか
ら、吊り具本体だけを設計変更し、これを製造すればよ
く金型が小型になり安価になる。
体の挿入部を水平方向に移動させるだけで、取付部の屋
外側面に設けられている蟻溝から吊り具本体を外すこと
ができるので、軒樋と一緒に吊り具本体を取り外し、新
しい軒樋と吊り具本体に取り替えることができる。この
ように軒樋を取り替える際に、取付部を取り外す必要が
ないので、軒樋の交換が簡単にできるし、吊り具本体の
みを取り替えればよいので、安価になる。又、軒樋吊り
具の新製品を製作するときには、取付部は共通であるか
ら、吊り具本体だけを設計変更し、これを製造すればよ
く金型が小型になり安価になる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1〜図3は本発明の一実施例を示すもので、図
1(イ)は取付部から吊り具本体を取り外した状態を屋
内側から見た軒樋吊り具の斜視図、(ロ)は取付部に挿
入部を取り付けた状態を屋外側から見た軒樋吊り具の斜
視図、図2は位置決めピンを示す説明図、図3は位置決
めピンの他の例を示す説明図である。
する。図1〜図3は本発明の一実施例を示すもので、図
1(イ)は取付部から吊り具本体を取り外した状態を屋
内側から見た軒樋吊り具の斜視図、(ロ)は取付部に挿
入部を取り付けた状態を屋外側から見た軒樋吊り具の斜
視図、図2は位置決めピンを示す説明図、図3は位置決
めピンの他の例を示す説明図である。
【0010】1は軒樋吊り具であり、この軒樋吊り具1
は取付部2と吊り具本体3とからなる。取付部2は軒先
に沿う板状体で、軒先に取り付けるビスや釘を挿入する
取付孔25が3個設けられている。この取付部2の屋外
側面には、側面からほぼ水平方向に蟻溝23が設けられ
ている。この蟻溝23は入口の上下方向の長さ(N)よ
り奥の上下方向の長さ(M)が大きくなっている。
は取付部2と吊り具本体3とからなる。取付部2は軒先
に沿う板状体で、軒先に取り付けるビスや釘を挿入する
取付孔25が3個設けられている。この取付部2の屋外
側面には、側面からほぼ水平方向に蟻溝23が設けられ
ている。この蟻溝23は入口の上下方向の長さ(N)よ
り奥の上下方向の長さ(M)が大きくなっている。
【0011】吊り具本体3は軒樋を吊り下げるものであ
って、腕部31と、この腕部31の屋外側先端に設けら
れた屋外側耳保持部32と、この屋外側耳保持部32の
屋内側に設けられた屋内側耳保持部33とからなる。屋
外側耳保持部32は杆状体の屋外側先端が上方に突出し
たものであり、この屋外側耳保持部32を軒樋の屋外側
耳に挿入することによって屋内側耳を保持できるように
なっている。屋内側耳保持部33は、腕部31から屋内
方向に突出したバネ片35と、ベース22から屋外方向
に突出した係止片36とからなる。そして、この係止片
36とバネ片35との間に軒樋の屋内側耳を挿入する
と、バネ片35を変形させながら屋内側耳が入り、バネ
片35を通過すると、バネ片35が弾性により元の形状
に戻り、このバネ片35が屋内側耳を屋内方向に押し付
けて、屋内側耳が屋内側耳保持部32に保持されるよう
になっている。
って、腕部31と、この腕部31の屋外側先端に設けら
れた屋外側耳保持部32と、この屋外側耳保持部32の
屋内側に設けられた屋内側耳保持部33とからなる。屋
外側耳保持部32は杆状体の屋外側先端が上方に突出し
たものであり、この屋外側耳保持部32を軒樋の屋外側
耳に挿入することによって屋内側耳を保持できるように
なっている。屋内側耳保持部33は、腕部31から屋内
方向に突出したバネ片35と、ベース22から屋外方向
に突出した係止片36とからなる。そして、この係止片
36とバネ片35との間に軒樋の屋内側耳を挿入する
と、バネ片35を変形させながら屋内側耳が入り、バネ
片35を通過すると、バネ片35が弾性により元の形状
に戻り、このバネ片35が屋内側耳を屋内方向に押し付
けて、屋内側耳が屋内側耳保持部32に保持されるよう
になっている。
【0012】この吊り具本体3の屋内側端部には板状の
挿入部4が設けられ、この挿入部4のほぼ中央に腕部3
1が取り付けられている。この挿入部4の上端から下端
までの長さ(L)は取付部2の蟻溝23の奥の上下方向
の長さ(M)より若干小さく、入口の上下方向の長さ
(N)より大きくなっている。尚、腕部31の高さ
(H)は挿入部4の入口の上下方向の長さ(N)より小
さい。従って、吊り具本体3の挿入部4を取付部2の側
面から蟻溝23の中に水平方向から挿入できるようにな
っている。そして、この挿入部4を蟻溝23の中に挿入
すると、入口の側縁が邪魔になって屋外方向に引っ張っ
ても抜けないようになっている。そのため、吊り具本体
3やこの吊り具本体3に取り付けられる軒樋の荷重によ
り本体取付部21が屋外方向に倒れるような力が働いて
も、蟻溝23の中に挿入されている吊り具本体3が外れ
ないし倒れないようになっている。
挿入部4が設けられ、この挿入部4のほぼ中央に腕部3
1が取り付けられている。この挿入部4の上端から下端
までの長さ(L)は取付部2の蟻溝23の奥の上下方向
の長さ(M)より若干小さく、入口の上下方向の長さ
(N)より大きくなっている。尚、腕部31の高さ
(H)は挿入部4の入口の上下方向の長さ(N)より小
さい。従って、吊り具本体3の挿入部4を取付部2の側
面から蟻溝23の中に水平方向から挿入できるようにな
っている。そして、この挿入部4を蟻溝23の中に挿入
すると、入口の側縁が邪魔になって屋外方向に引っ張っ
ても抜けないようになっている。そのため、吊り具本体
3やこの吊り具本体3に取り付けられる軒樋の荷重によ
り本体取付部21が屋外方向に倒れるような力が働いて
も、蟻溝23の中に挿入されている吊り具本体3が外れ
ないし倒れないようになっている。
【0013】5は位置決めピンである。そして、吊り具
本体3の挿入部4を取付部2の蟻溝23の中に挿入した
ときに、取付部2に設けられている通孔51と、挿入部
4に設けられている通孔52とが合うようになってい
て、この通孔51と通孔52に位置決めピン5を挿入す
ることにより、吊り具本体3を取付部2に止着できるよ
うになっている。この位置決めピン5は通孔51から通
孔52に挿入して吊り具本体3を取付部2に止着できる
ものであれば、いかなる形状でよい。
本体3の挿入部4を取付部2の蟻溝23の中に挿入した
ときに、取付部2に設けられている通孔51と、挿入部
4に設けられている通孔52とが合うようになってい
て、この通孔51と通孔52に位置決めピン5を挿入す
ることにより、吊り具本体3を取付部2に止着できるよ
うになっている。この位置決めピン5は通孔51から通
孔52に挿入して吊り具本体3を取付部2に止着できる
ものであれば、いかなる形状でよい。
【0014】例えば、棒状の小片でもよい。又、図2に
示すように、挿入部の通孔に雌ネジを設け、ピン5aの
先端部に雄ネジ53aを設けていて、取付部の通孔から
挿入部の通孔に位置決めピン5aを挿入し、つまみ54
aを持って回転させて、ピン5aを挿入部の通孔に螺入
して吊り具本体3を取付部2に止着させるようにしても
よい。又、別の例として、図3に示すように、ピン5b
の先端に係止片55bを設け、取付部の通孔51bをピ
ン5bが通過できる形状にし、挿入部の通孔52bをピ
ン5bの係止片55bが回転できるだけ広くしていて、
位置決めピン5bを通孔51bから通孔52bに挿入し
た後、つまみ54bを持って回転させて、吊り具本体を
取付部に止着させるようにしてもよい。
示すように、挿入部の通孔に雌ネジを設け、ピン5aの
先端部に雄ネジ53aを設けていて、取付部の通孔から
挿入部の通孔に位置決めピン5aを挿入し、つまみ54
aを持って回転させて、ピン5aを挿入部の通孔に螺入
して吊り具本体3を取付部2に止着させるようにしても
よい。又、別の例として、図3に示すように、ピン5b
の先端に係止片55bを設け、取付部の通孔51bをピ
ン5bが通過できる形状にし、挿入部の通孔52bをピ
ン5bの係止片55bが回転できるだけ広くしていて、
位置決めピン5bを通孔51bから通孔52bに挿入し
た後、つまみ54bを持って回転させて、吊り具本体を
取付部に止着させるようにしてもよい。
【0015】次に、この軒樋吊り具1で軒樋を取り付け
る施工方法および作用について説明する。先ず、取付部
2を軒先の所定位置に当接させ取付孔25の中にビスや
釘を挿入し、軒先に螺入したり打ち込んで、取付部2を
軒先に取り付ける。この取付部2の蟻溝23に、吊り具
本体3の挿入部4を側面から所定位置まで挿入し、位置
決めピン5を通孔51、52に挿入して吊り具本体3を
取付部2に止着して取り付ける。このようにして取付部
2の蟻溝23の中に吊り具本体3の挿入部4を挿入する
だけであるから、簡単に、取付部に軒樋本体3を取り付
けることができるのである。
る施工方法および作用について説明する。先ず、取付部
2を軒先の所定位置に当接させ取付孔25の中にビスや
釘を挿入し、軒先に螺入したり打ち込んで、取付部2を
軒先に取り付ける。この取付部2の蟻溝23に、吊り具
本体3の挿入部4を側面から所定位置まで挿入し、位置
決めピン5を通孔51、52に挿入して吊り具本体3を
取付部2に止着して取り付ける。このようにして取付部
2の蟻溝23の中に吊り具本体3の挿入部4を挿入する
だけであるから、簡単に、取付部に軒樋本体3を取り付
けることができるのである。
【0016】その後、この吊り具本体3に軒樋を取り付
けると、吊り具本体3の重量と軒樋の重量によって吊り
具本体3を屋外方向に倒そうとする力が働くが、取付部
2の蟻溝23は上下方向の入口の長さ(N)より奥の長
さ(M)の方が大きく、又、吊り具本体3の挿入部4は
上下方向の長さ(L)が蟻溝の奥の上下方向の長さ
(M)より若干小さく入口の長さ(N)より大きくなっ
ているから、吊り具本体3の挿入部4が取付部2の蟻溝
23の入口に引っ掛かって蟻溝23から抜けないし倒れ
ることがない。
けると、吊り具本体3の重量と軒樋の重量によって吊り
具本体3を屋外方向に倒そうとする力が働くが、取付部
2の蟻溝23は上下方向の入口の長さ(N)より奥の長
さ(M)の方が大きく、又、吊り具本体3の挿入部4は
上下方向の長さ(L)が蟻溝の奥の上下方向の長さ
(M)より若干小さく入口の長さ(N)より大きくなっ
ているから、吊り具本体3の挿入部4が取付部2の蟻溝
23の入口に引っ掛かって蟻溝23から抜けないし倒れ
ることがない。
【0017】次に、軒樋の屋外側耳に、この取り付けら
れた軒樋吊り具1の屋外側耳保持部32を挿入して屋内
側耳を保持させ、軒樋の屋内側耳を軒樋吊り具1の係止
片36とバネ片35との間に挿入して、軒樋の屋内側耳
が屋内側耳保持部32に保持させて、軒樋を軒樋吊り具
1に取り付ける。このようにして軒樋を軒樋吊り具1に
取り付けて、長年月使用している間に軒樋が老化して取
り替える必要が生ずる。
れた軒樋吊り具1の屋外側耳保持部32を挿入して屋内
側耳を保持させ、軒樋の屋内側耳を軒樋吊り具1の係止
片36とバネ片35との間に挿入して、軒樋の屋内側耳
が屋内側耳保持部32に保持させて、軒樋を軒樋吊り具
1に取り付ける。このようにして軒樋を軒樋吊り具1に
取り付けて、長年月使用している間に軒樋が老化して取
り替える必要が生ずる。
【0018】軒樋を取り替えるときには、位置決めピン
5を抜いて、取付部2の屋外側面に設けられている蟻溝
23から、吊り具本体3を水平方向に蟻溝23に沿って
移動させて、吊り具本体3の挿入部4を取付部2から外
すと吊り具本体3が取付部から外れるので、軒樋と一緒
に吊り具本体3を取り外し、新しい吊り具本体3を取り
付け、この吊り具本体3に新しい軒樋を取り付けること
により、軒樋と吊り具本体に簡単に取り替えることがで
きる。
5を抜いて、取付部2の屋外側面に設けられている蟻溝
23から、吊り具本体3を水平方向に蟻溝23に沿って
移動させて、吊り具本体3の挿入部4を取付部2から外
すと吊り具本体3が取付部から外れるので、軒樋と一緒
に吊り具本体3を取り外し、新しい吊り具本体3を取り
付け、この吊り具本体3に新しい軒樋を取り付けること
により、軒樋と吊り具本体に簡単に取り替えることがで
きる。
【0019】このように軒樋を取り替える際に、取付部
2を取り外す必要がないので、軒樋の交換が簡単にでき
るし、軒樋吊り具1全体を取り替えないので、安価にな
る。又、軒樋吊り具1の新製品を製作するときには、取
付部2は共通にすることができるので、吊り具本体3だ
けを設計変更し、これを製造すればよいので金型が小型
になり安価になる。
2を取り外す必要がないので、軒樋の交換が簡単にでき
るし、軒樋吊り具1全体を取り替えないので、安価にな
る。又、軒樋吊り具1の新製品を製作するときには、取
付部2は共通にすることができるので、吊り具本体3だ
けを設計変更し、これを製造すればよいので金型が小型
になり安価になる。
【0020】
【発明の効果】本発明では、取付部の屋外側面に蟻溝が
側面からほぼ水平方向に設けられ、吊り具本体の屋内側
端部に挿入部が設けられていて、取付部の蟻溝の中に吊
り具本体の挿入部が挿入されて、吊り具本体が取付部に
着脱自在に取り付けられているから、取付部の蟻溝の中
に吊り具本体の挿入部を挿入して簡単に取り付けること
ができるし、又、軒樋を取り替えるときには、取付部の
屋外側面に設けられている蟻溝から、吊り具本体の挿入
部を水平方向に移動させるだけ取付部から吊り具本体を
外すことができるので、軒樋と一緒に吊り具本体を取り
外し、取付部に新しい吊り具本体と、この吊り具本体に
新しい軒樋を取り付けることで、新しい軒樋と吊り具本
体に簡単に取り替える。このように軒樋を取り替える際
に、取付部を取り外す必要がないので、軒樋の交換が簡
単にできるし、軒樋吊り具全体を取り替えないので、安
価になる。
側面からほぼ水平方向に設けられ、吊り具本体の屋内側
端部に挿入部が設けられていて、取付部の蟻溝の中に吊
り具本体の挿入部が挿入されて、吊り具本体が取付部に
着脱自在に取り付けられているから、取付部の蟻溝の中
に吊り具本体の挿入部を挿入して簡単に取り付けること
ができるし、又、軒樋を取り替えるときには、取付部の
屋外側面に設けられている蟻溝から、吊り具本体の挿入
部を水平方向に移動させるだけ取付部から吊り具本体を
外すことができるので、軒樋と一緒に吊り具本体を取り
外し、取付部に新しい吊り具本体と、この吊り具本体に
新しい軒樋を取り付けることで、新しい軒樋と吊り具本
体に簡単に取り替える。このように軒樋を取り替える際
に、取付部を取り外す必要がないので、軒樋の交換が簡
単にできるし、軒樋吊り具全体を取り替えないので、安
価になる。
【0021】本発明では、取付部の蟻溝は上下方向の長
さが入口より奥の方が大きく、又、吊り具本体の挿入部
は上下方向の長さが蟻溝の奥の上下方向の長さより若干
小さく入口より大きくなっているから、この吊り具本体
に軒樋を取り付けたときに、吊り具本体の重量と軒樋の
重量によって吊り具本体を屋外方向に倒そうとする力が
働くが、吊り具本体の挿入部が取付部の蟻溝の入口に引
っ掛かって蟻溝から抜けないし倒れることがないので安
心である。又、軒樋吊り具の新製品を製作するときに
は、取付部は共通にすることができるので、吊り具本体
だけを設計変更し、これを製造すればよいので金型が小
型になり安価になる。
さが入口より奥の方が大きく、又、吊り具本体の挿入部
は上下方向の長さが蟻溝の奥の上下方向の長さより若干
小さく入口より大きくなっているから、この吊り具本体
に軒樋を取り付けたときに、吊り具本体の重量と軒樋の
重量によって吊り具本体を屋外方向に倒そうとする力が
働くが、吊り具本体の挿入部が取付部の蟻溝の入口に引
っ掛かって蟻溝から抜けないし倒れることがないので安
心である。又、軒樋吊り具の新製品を製作するときに
は、取付部は共通にすることができるので、吊り具本体
だけを設計変更し、これを製造すればよいので金型が小
型になり安価になる。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(イ)は取付
部から吊り具本体を取り外した状態を屋内側から見た軒
樋吊り具の斜視図、(ロ)は取付部に吊り具本体を取り
付けた状態を屋外側から見た軒樋吊り具の斜視図であ
る。
部から吊り具本体を取り外した状態を屋内側から見た軒
樋吊り具の斜視図、(ロ)は取付部に吊り具本体を取り
付けた状態を屋外側から見た軒樋吊り具の斜視図であ
る。
【図2】位置決めピンを示す説明図である。
【図3】位置決めピンの他の例を示す説明図である。
1 軒樋吊り具 2 取付部 23 蟻溝 3 吊り具本体 31 腕部 32 屋外側耳保持部 33 屋内側耳保持部 4 挿入部 5、5a、5b 位置決めピン
Claims (1)
- 【請求項1】 軒先に取り付けられる取付部と、軒樋を
吊り下げるもので、この取付部から屋外方向に突出した
吊り具本体とからなる軒樋吊り具において、前記取付部
には、屋外側面に上下方向の長さが入口より奥の方が大
きい蟻溝が側面からほぼ水平方向に設けられ、前記吊り
具本体には、屋内側端部に上下方向の長さが蟻溝の奥の
上下方向の長さより若干小さく入口より大きい挿入部が
設けられ、取付部の蟻溝の中に吊り具本体の挿入部が挿
入されて、吊り具本体が取付部に着脱自在に取り付けら
れていることを特徴とする軒樋吊り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29523996A JPH10140764A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 軒樋吊り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29523996A JPH10140764A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 軒樋吊り具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10140764A true JPH10140764A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17818024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29523996A Withdrawn JPH10140764A (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | 軒樋吊り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10140764A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011012398A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Otis:Kk | 軒樋支持具 |
-
1996
- 1996-11-07 JP JP29523996A patent/JPH10140764A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011012398A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Otis:Kk | 軒樋支持具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050629 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20050729 |