JPH10138731A - 自動車用空気調和装置の外気温度センサ - Google Patents
自動車用空気調和装置の外気温度センサInfo
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- JPH10138731A JPH10138731A JP8302797A JP30279796A JPH10138731A JP H10138731 A JPH10138731 A JP H10138731A JP 8302797 A JP8302797 A JP 8302797A JP 30279796 A JP30279796 A JP 30279796A JP H10138731 A JPH10138731 A JP H10138731A
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- air
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内気取入口から空気を取り入れる場合にも、
外気温度センサのサーミスタが冷却され、正確に外気の
温度を測定し得る「自動車用空気調和装置の外気温度セ
ンサ」を提供する。 【解決手段】 外気温度センサ1を包囲部材13で包囲
し、包囲された空間と内気取入口12近くの領域とを蛇
腹パイプ15でつなぐ。内気取入の際には外気が包囲さ
れた空間から内気取入口12近傍へ流れて外気温度セン
サ1の周辺に外気の流れを生じ、外気温度センサ1を冷
却する。
外気温度センサのサーミスタが冷却され、正確に外気の
温度を測定し得る「自動車用空気調和装置の外気温度セ
ンサ」を提供する。 【解決手段】 外気温度センサ1を包囲部材13で包囲
し、包囲された空間と内気取入口12近くの領域とを蛇
腹パイプ15でつなぐ。内気取入の際には外気が包囲さ
れた空間から内気取入口12近傍へ流れて外気温度セン
サ1の周辺に外気の流れを生じ、外気温度センサ1を冷
却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外気温度を測定する
センサに係り、特に自動車用空気調和装置の外気温度セ
ンサに関する。
センサに係り、特に自動車用空気調和装置の外気温度セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車用空気調和装置にあって
は、外気温度、内気温度、日射量等をそれぞれ検知する
センサを備え、各センサが検知した車両の状態を考慮し
ながら乗員によって設定された空気調和状態を自動的に
実現する機能を有するものも多い。図5は、こうしたセ
ンサのうち外気温度センサの取り付け位置を例示するも
のである。
は、外気温度、内気温度、日射量等をそれぞれ検知する
センサを備え、各センサが検知した車両の状態を考慮し
ながら乗員によって設定された空気調和状態を自動的に
実現する機能を有するものも多い。図5は、こうしたセ
ンサのうち外気温度センサの取り付け位置を例示するも
のである。
【0003】図5に示した構成は、インテークカウル2
0とインテークユニット7とより成る。インテークユニ
ット7はクーリングユニット17および図示しないヒー
ターユニットと共に自動車用空気調和装置を構成する部
材で、自動車空気調和装置内に空気を取り込む機能を有
するものである。インテークユニット7は、内部にある
ファン3を回転することによって車室内または車外から
空気を取り込んでいる。空気は、内気取込口12と外気
取込口10のいずれか、または両方から同時に取り込ま
れ、2つの取込口の選択は、インテークドア22によっ
て行われている。取り込まれた空気は、ファン3によっ
てさらに下流のクーリングユニット17、ヒーターユニ
ットへ送られて冷房サイクルを成すエバポレータ5およ
び図示しないエンジン冷却水が流れるヒーターコアによ
り温度を調整され、図示しない吹出口より車室内に吹き
出される。
0とインテークユニット7とより成る。インテークユニ
ット7はクーリングユニット17および図示しないヒー
ターユニットと共に自動車用空気調和装置を構成する部
材で、自動車空気調和装置内に空気を取り込む機能を有
するものである。インテークユニット7は、内部にある
ファン3を回転することによって車室内または車外から
空気を取り込んでいる。空気は、内気取込口12と外気
取込口10のいずれか、または両方から同時に取り込ま
れ、2つの取込口の選択は、インテークドア22によっ
て行われている。取り込まれた空気は、ファン3によっ
てさらに下流のクーリングユニット17、ヒーターユニ
ットへ送られて冷房サイクルを成すエバポレータ5およ
び図示しないエンジン冷却水が流れるヒーターコアによ
り温度を調整され、図示しない吹出口より車室内に吹き
出される。
【0004】外気はインテークカウル20より外気流路
11を介して外気取入口10に流れ込み、インテークド
ア12が開いている場合には外気取入口10からインテ
ークユニット7に取り込まれる。この外気の温度の測定
を行う外気温度センサ1は、インテークユニットの外気
導入通路に設けられており、外気温度センサ1には一般
的にサーミスタ式センサ等の温度センサが用いられてい
る。サーミスタとは、金属酸化物を成型焼結してこれに
ガラスを被覆したもので、その抵抗値は大きく、また温
度によって比較的顕著に変化する。サーミスタ式センサ
は、この性質を利用した温度センサで、サーミスタ部分
1aを外気の流れにさらし、ブリッジや定電流回路によ
ってこの抵抗を測定して電気的な信号として出力してい
る。またサーミスタは抵抗が大きいために自己加熱し易
く、自己加熱によって発生した自己の温度が測定値に影
響を及ぼして正確な値が得られないということも考えら
れる。よって図5の構成のように外気の流れの中にサー
ミスタをさらす構成は、外気の温度を測定すると共に外
気によってサーミスタ部1aの熱が奪われて、外気の温
度を正確に測定することに適している。
11を介して外気取入口10に流れ込み、インテークド
ア12が開いている場合には外気取入口10からインテ
ークユニット7に取り込まれる。この外気の温度の測定
を行う外気温度センサ1は、インテークユニットの外気
導入通路に設けられており、外気温度センサ1には一般
的にサーミスタ式センサ等の温度センサが用いられてい
る。サーミスタとは、金属酸化物を成型焼結してこれに
ガラスを被覆したもので、その抵抗値は大きく、また温
度によって比較的顕著に変化する。サーミスタ式センサ
は、この性質を利用した温度センサで、サーミスタ部分
1aを外気の流れにさらし、ブリッジや定電流回路によ
ってこの抵抗を測定して電気的な信号として出力してい
る。またサーミスタは抵抗が大きいために自己加熱し易
く、自己加熱によって発生した自己の温度が測定値に影
響を及ぼして正確な値が得られないということも考えら
れる。よって図5の構成のように外気の流れの中にサー
ミスタをさらす構成は、外気の温度を測定すると共に外
気によってサーミスタ部1aの熱が奪われて、外気の温
度を正確に測定することに適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、空気取入口が
内気モードに切替られた場合には、インテークドア22
は外気取入口10を閉じて内気取入口12を開放する。
外気取入口10が閉じられると、外気流路11には外気
の流れが無くなって、サーミスタ部分1aから奪われる
熱量も低下し、サーミスタ部分1aは自己加熱しやすい
状態となる。よって内気を取り入れる場合には、外気の
温度がサーミスタ式センサ1によって実際より高く測定
されることも考えられる。このように外気の測定温度が
不正確さは、自動制御による空気調和を妨げる要因とな
りやすい。
内気モードに切替られた場合には、インテークドア22
は外気取入口10を閉じて内気取入口12を開放する。
外気取入口10が閉じられると、外気流路11には外気
の流れが無くなって、サーミスタ部分1aから奪われる
熱量も低下し、サーミスタ部分1aは自己加熱しやすい
状態となる。よって内気を取り入れる場合には、外気の
温度がサーミスタ式センサ1によって実際より高く測定
されることも考えられる。このように外気の測定温度が
不正確さは、自動制御による空気調和を妨げる要因とな
りやすい。
【0006】本発明は、このような課題に鑑みて行われ
たものであって、外気の流れが無い場合にもサーミスタ
式センサの自己加熱を防ぎ、正確に外気温度の測定を成
し得る自動車用空気調和装置の外気温度センサを提供す
ることを目的とするものである。
たものであって、外気の流れが無い場合にもサーミスタ
式センサの自己加熱を防ぎ、正確に外気温度の測定を成
し得る自動車用空気調和装置の外気温度センサを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動車用
空気調和装置の外気温度センサは、内気を取り込む内気
取込口および外気を取り込む外気取込口と、内気取込口
または外気取込口を選択的に切替える内外気選択手段と
を有する自動車用空気調和装置の外気温度センサであっ
て、外気取込口より取り込まれ外気の流路に設けられ、
外気の温度を感知する温度感知部と、温度感知部を包囲
する包囲部材および包囲部材に包囲された包囲領域と、
少なくとも内気取入口が選択された際に、包囲領域より
も圧力が低くくなる低圧領域と、前記包囲領域と低圧領
域とをつなぐ空気流路とを有することを特徴とするもの
である。
空気調和装置の外気温度センサは、内気を取り込む内気
取込口および外気を取り込む外気取込口と、内気取込口
または外気取込口を選択的に切替える内外気選択手段と
を有する自動車用空気調和装置の外気温度センサであっ
て、外気取込口より取り込まれ外気の流路に設けられ、
外気の温度を感知する温度感知部と、温度感知部を包囲
する包囲部材および包囲部材に包囲された包囲領域と、
少なくとも内気取入口が選択された際に、包囲領域より
も圧力が低くくなる低圧領域と、前記包囲領域と低圧領
域とをつなぐ空気流路とを有することを特徴とするもの
である。
【0008】上記のように構成することによって、温度
感知部を含む包囲領域は、内気取入口が選択された場合
に、より圧力の低い低圧領域とつながって内部の空気が
低圧領域へ流れ込むようになる。よって内気取入口が選
択された場合にも温度感知部の周囲に空気の流れが生じ
るようになる。
感知部を含む包囲領域は、内気取入口が選択された場合
に、より圧力の低い低圧領域とつながって内部の空気が
低圧領域へ流れ込むようになる。よって内気取入口が選
択された場合にも温度感知部の周囲に空気の流れが生じ
るようになる。
【0009】請求項2記載の自動車用空気調和装置の外
気温度センサは、前記空気流路は、前記包囲領域と前記
低圧領域との間に圧力差が生じた場合にのみ開放される
開閉蓋を有することを特徴とするものである。
気温度センサは、前記空気流路は、前記包囲領域と前記
低圧領域との間に圧力差が生じた場合にのみ開放される
開閉蓋を有することを特徴とするものである。
【0010】上記のように構成することによって、内気
取入口から内気を取り込んでいない場合には、空気流路
より外気や異物等が侵入することを防ぐことができるよ
うになる。
取入口から内気を取り込んでいない場合には、空気流路
より外気や異物等が侵入することを防ぐことができるよ
うになる。
【0011】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 図1は本実施の形態の構成を説明する図である。本実施
の形態の自動車用空気調和装置の外気温度センサ1は、
外気流路11上に取り付けられている。外気は外気流路
11を通って外気取込口10よりインテークユニットへ
流れ込み、破線で示すインテークカウルとインテークユ
ニットとの境界にはインテークドア22が回動自在に取
り付けられている。なお図中のインテークドア22は内
気、外気の両方から空気を取り入れる中間の位置に設定
されている状態を示すものである。外気取込口10の近
くには空気を自動車用空気調和装置のより下流に送るフ
ァン3が備えられている。本実施の形態のファン3に
は、モータMにより駆動する遠心式多翼式のファンが用
いられていて、外気取入口10から外気を取り込む場合
には、ファン3を回転してファンの中心から吸った空気
を回転の遠心方向に吹き出す。このときインテークドア
22を外気取入口10を開放し、内気取入口12を閉じ
るように設定する。この設定によって、開放された外気
取入口10からは、ファン3の中心から取り込まれた外
気が回転の遠心方向に吹き出して、さらに矢線の方向に
送られる。
の形態の自動車用空気調和装置の外気温度センサ1は、
外気流路11上に取り付けられている。外気は外気流路
11を通って外気取込口10よりインテークユニットへ
流れ込み、破線で示すインテークカウルとインテークユ
ニットとの境界にはインテークドア22が回動自在に取
り付けられている。なお図中のインテークドア22は内
気、外気の両方から空気を取り入れる中間の位置に設定
されている状態を示すものである。外気取込口10の近
くには空気を自動車用空気調和装置のより下流に送るフ
ァン3が備えられている。本実施の形態のファン3に
は、モータMにより駆動する遠心式多翼式のファンが用
いられていて、外気取入口10から外気を取り込む場合
には、ファン3を回転してファンの中心から吸った空気
を回転の遠心方向に吹き出す。このときインテークドア
22を外気取入口10を開放し、内気取入口12を閉じ
るように設定する。この設定によって、開放された外気
取入口10からは、ファン3の中心から取り込まれた外
気が回転の遠心方向に吹き出して、さらに矢線の方向に
送られる。
【0012】また内気取入口12から内気を取り込む場
合には、ファン3を回転してファン3周辺の空気の圧力
を下げ、インテークドア22を内気取入口12を開放
し、外気取入口10を閉じるように設定する。この設定
によって、開放された内気取入口12からはファン3周
辺の低圧力に引かれた内気が取り込まれ、さらに矢線の
方向に送られる。
合には、ファン3を回転してファン3周辺の空気の圧力
を下げ、インテークドア22を内気取入口12を開放
し、外気取入口10を閉じるように設定する。この設定
によって、開放された内気取入口12からはファン3周
辺の低圧力に引かれた内気が取り込まれ、さらに矢線の
方向に送られる。
【0013】本実施の形態の外気温度センサ1は、従来
と同様にサーミスタ式のセンサである。サーミスタ部分
1aは温度を感知して電気抵抗に変換し、電気抵抗の変
化はボックス1bに内蔵される処理回路によって電気的
な信号に変換されるよう処理されるか、あるいはそのま
ま電気抵抗値として空気調和装置を制御するマイコン等
の制御装置力に出力される。制御装置は電気抵抗値とし
て測定された外気温度に基づいて、乗員が設定した温度
を実現するよう空気調和の制御を行っている。
と同様にサーミスタ式のセンサである。サーミスタ部分
1aは温度を感知して電気抵抗に変換し、電気抵抗の変
化はボックス1bに内蔵される処理回路によって電気的
な信号に変換されるよう処理されるか、あるいはそのま
ま電気抵抗値として空気調和装置を制御するマイコン等
の制御装置力に出力される。制御装置は電気抵抗値とし
て測定された外気温度に基づいて、乗員が設定した温度
を実現するよう空気調和の制御を行っている。
【0014】本実施の形態のサーミスタ部分1aは包囲
部材13によって包囲されており、包囲部材13の内部
では外気流路11の壁に孔部16が開口されている。孔
部16には蛇腹パイプ15の一方の開口端部15aがつ
ながれていて、他方の開口端部15bは孔部16よりも
ファン3の吸込口上流で内気取り込み口12に近い孔部
18につながれている。この外気温度センサ1および包
囲部材13は、図2の斜視図に示すように構成されてい
る。図示するように包囲部材13は、外気流路11の壁
部11aとともに外気温度センサ1を含む空間を包囲し
ており(包囲された空間を、以降包囲空間とも記す)、
その上端部13aおよび下端部13bはいずれも開放さ
れている。よって包囲された空間には、上端部13aお
よび下端部13bから空気が自由に流入および流出でき
る。
部材13によって包囲されており、包囲部材13の内部
では外気流路11の壁に孔部16が開口されている。孔
部16には蛇腹パイプ15の一方の開口端部15aがつ
ながれていて、他方の開口端部15bは孔部16よりも
ファン3の吸込口上流で内気取り込み口12に近い孔部
18につながれている。この外気温度センサ1および包
囲部材13は、図2の斜視図に示すように構成されてい
る。図示するように包囲部材13は、外気流路11の壁
部11aとともに外気温度センサ1を含む空間を包囲し
ており(包囲された空間を、以降包囲空間とも記す)、
その上端部13aおよび下端部13bはいずれも開放さ
れている。よって包囲された空間には、上端部13aお
よび下端部13bから空気が自由に流入および流出でき
る。
【0015】外気取込口10から外気を取り込んだ場合
には、包囲空間の内部に黒の矢線で示すように外気が流
れ込み、一部は孔部16から蛇腹パイプ15に流れ込
み、また一部は下端部13bから流出する。外気温度セ
ンサ1のサーミスタ部分1aは、包囲空間内に置かれて
もこのような包囲空間内の外気の流れによって、充分熱
を奪われて、自己加熱による温度上昇をすることが無
い。
には、包囲空間の内部に黒の矢線で示すように外気が流
れ込み、一部は孔部16から蛇腹パイプ15に流れ込
み、また一部は下端部13bから流出する。外気温度セ
ンサ1のサーミスタ部分1aは、包囲空間内に置かれて
もこのような包囲空間内の外気の流れによって、充分熱
を奪われて、自己加熱による温度上昇をすることが無
い。
【0016】一方内気取込口12から内気を取り込む場
合には、インテークドア22が閉じられることによって
破線よりインテークカウル側とインテークユニット側が
隔絶され、孔部18を含むインテークユニットの空気取
込口部がファン3の回転によってインテークカウル側よ
りも低圧力となる(この空間を、以降低圧空間とも記
す)。よって、インテークカウル側の外気の一部が上端
部13a、下端部13bより包囲空間に流れ込み、さら
に包囲空間内の孔部16よりインテークユニット側の孔
部18から低圧空間へ流出する。この外気の流れを、図
2中に白の矢線で示す。外気温度センサ1のサーミスタ
部分1aは、内気取込口12から内気を取り込む場合に
も、このような包囲空間内の外気の流れによって、充分
熱を奪われて温度上昇することが無い。
合には、インテークドア22が閉じられることによって
破線よりインテークカウル側とインテークユニット側が
隔絶され、孔部18を含むインテークユニットの空気取
込口部がファン3の回転によってインテークカウル側よ
りも低圧力となる(この空間を、以降低圧空間とも記
す)。よって、インテークカウル側の外気の一部が上端
部13a、下端部13bより包囲空間に流れ込み、さら
に包囲空間内の孔部16よりインテークユニット側の孔
部18から低圧空間へ流出する。この外気の流れを、図
2中に白の矢線で示す。外気温度センサ1のサーミスタ
部分1aは、内気取込口12から内気を取り込む場合に
も、このような包囲空間内の外気の流れによって、充分
熱を奪われて温度上昇することが無い。
【0017】以上述べた本実施の形態により、外気温セ
ンサのサーミスタ部分が空気の取入口の状態に関係無く
外気によって冷却され、外気の温度を正確に測定するこ
とができる。また、このような構成により外気温度セン
サを室内に設けることが可能であるから、特に風雨や激
しい温度変化に強い高価なセンサを設ける必要が無くな
ってセンサのコストを低減することができる。
ンサのサーミスタ部分が空気の取入口の状態に関係無く
外気によって冷却され、外気の温度を正確に測定するこ
とができる。また、このような構成により外気温度セン
サを室内に設けることが可能であるから、特に風雨や激
しい温度変化に強い高価なセンサを設ける必要が無くな
ってセンサのコストを低減することができる。
【0018】また外気温度センサは、外気の流路であれ
ばどこでも常に外気の冷却が受けられるので、センサの
取付け位置の自由度を高めることも可能である。
ばどこでも常に外気の冷却が受けられるので、センサの
取付け位置の自由度を高めることも可能である。
【0019】第2の実施の形態 図3は本実施の形態の構成を説明する図である。本実施
の形態の自動車用空気調和装置の外気温度センサ1も外
気の流路に取り付けられて、外気流路11を流れる外気
の温度を測定している。外気温度センサ1は包囲部材1
3に包囲されていて、包囲空間内の外気流路11の壁部
には孔部16が設けてあり、孔部16には蛇腹パイプ1
5の開口端部15aが取り付けられており、他方の開口
端部15bは低圧側空間の内気取入口12の近くに設け
られた孔部18に取り付けられている。以上に述べた構
成は、第1の実施の形態と同様のものであるが、本実施
の形態では、蛇腹パイプ15の開口端部15bと孔部1
8との境界に蓋30が設けられている。
の形態の自動車用空気調和装置の外気温度センサ1も外
気の流路に取り付けられて、外気流路11を流れる外気
の温度を測定している。外気温度センサ1は包囲部材1
3に包囲されていて、包囲空間内の外気流路11の壁部
には孔部16が設けてあり、孔部16には蛇腹パイプ1
5の開口端部15aが取り付けられており、他方の開口
端部15bは低圧側空間の内気取入口12の近くに設け
られた孔部18に取り付けられている。以上に述べた構
成は、第1の実施の形態と同様のものであるが、本実施
の形態では、蛇腹パイプ15の開口端部15bと孔部1
8との境界に蓋30が設けられている。
【0020】図4に、蓋30の構成を示す。蓋30は、
蛇腹パイプ15の開口端部15bから孔部18の方向に
のみ開く蓋部分31と、蓋部分31を開口端部15bと
孔部18との境界に取り付ける支持軸35と、蓋部分3
1が開口端部15bを閉じる強さを調整するバネ32と
を有する。蓋部分31の開口端部15bと対向する面に
はパッキング33が取り付けてあり、蓋部分31の開口
端部15bへの密閉性を高めている。
蛇腹パイプ15の開口端部15bから孔部18の方向に
のみ開く蓋部分31と、蓋部分31を開口端部15bと
孔部18との境界に取り付ける支持軸35と、蓋部分3
1が開口端部15bを閉じる強さを調整するバネ32と
を有する。蓋部分31の開口端部15bと対向する面に
はパッキング33が取り付けてあり、蓋部分31の開口
端部15bへの密閉性を高めている。
【0021】蓋部分31は、バネ32によって包囲空間
から低圧空間へ外気通路11とファン吸込口の圧力差に
よって外気が流れ込む場合にのみ開き、包囲空間と低圧
空間との間に圧力差が生じていないときには閉じるよう
に調整されている。よって、このような蓋30はファン
3の停止時には孔部18を閉じて異物や雨水等の侵入を
防ぎ、しかもサーミスタ部分1aの周辺に外気の流れを
生じる必要がある場合には開くように構成できる。ま
た、蓋30を設けたことにより、ファン3を停止してい
る場合には、外気取入口10を閉じて内気取入口を開放
することによって完全に外気の流入を防ぐことができる
ので、例えば排気ガス等の流入を防止することも可能で
ある。
から低圧空間へ外気通路11とファン吸込口の圧力差に
よって外気が流れ込む場合にのみ開き、包囲空間と低圧
空間との間に圧力差が生じていないときには閉じるよう
に調整されている。よって、このような蓋30はファン
3の停止時には孔部18を閉じて異物や雨水等の侵入を
防ぎ、しかもサーミスタ部分1aの周辺に外気の流れを
生じる必要がある場合には開くように構成できる。ま
た、蓋30を設けたことにより、ファン3を停止してい
る場合には、外気取入口10を閉じて内気取入口を開放
することによって完全に外気の流入を防ぐことができる
ので、例えば排気ガス等の流入を防止することも可能で
ある。
【0022】以上述べた本実施の形態により、必要な場
合にのみ包囲空間と低圧空間とをつなぎ、不必要な場合
の外気の流入および異物の侵入を防ぐことができる。
合にのみ包囲空間と低圧空間とをつなぎ、不必要な場合
の外気の流入および異物の侵入を防ぐことができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の自動車用空気調和装置の
外気温度センサは、空気の取り込み口を外気取込口、内
気取込口のいずれに選択しても、温度感知部が外気の流
れによって冷却され、常に外気の正確な温度を測定する
ことができる。またこのために外気温度センサの取付け
位置をより自由に選択することが可能になる。また外気
温度センサを車室内に取り付けることもか可能であるの
で、特に車外の設置に耐える耐久性の高い高価なセンサ
を用いずとも良く、コストの低減をも実現することが可
能である。
外気温度センサは、空気の取り込み口を外気取込口、内
気取込口のいずれに選択しても、温度感知部が外気の流
れによって冷却され、常に外気の正確な温度を測定する
ことができる。またこのために外気温度センサの取付け
位置をより自由に選択することが可能になる。また外気
温度センサを車室内に取り付けることもか可能であるの
で、特に車外の設置に耐える耐久性の高い高価なセンサ
を用いずとも良く、コストの低減をも実現することが可
能である。
【0024】請求項2記載の自動車用空気調和装置の外
気温度センサは、開閉蓋が包囲領域と低圧領域との圧力
差によって開放されることによって、包囲領域内に外気
の流れが生じない場合には空気流路が閉じ、異物や雨水
の侵入を防ぐことができる。よって外気温度センサの使
い勝手を一層高めることができる。
気温度センサは、開閉蓋が包囲領域と低圧領域との圧力
差によって開放されることによって、包囲領域内に外気
の流れが生じない場合には空気流路が閉じ、異物や雨水
の侵入を防ぐことができる。よって外気温度センサの使
い勝手を一層高めることができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成を説明する
図である。
図である。
【図2】 本発明の要部である外気温度センサの包囲空
間を説明する図である。
間を説明する図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の構成を説明する
図である。
図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態の蓋の構成を説明
する図である。
する図である。
【図5】 従来の外気温度センサを含むインテークユニ
ットの構成を説明する図である。
ットの構成を説明する図である。
1…外気温度センサ、 1a…サーミスタ部分、 3…ファン、 5…エバポレータ、 7…インテークユニット、 10…外気取入口、 11…外気流路、 12…内気取入口、 13…包囲部材、 15…蛇腹パイプ、 16,18…孔部、 20…インテークカウル、 22…インテークドア、 30…蓋。
Claims (2)
- 【請求項1】 内気を取り込む内気取込口および外気を
取り込む外気取込口と、 当該内気取込口または外気取込口を選択的に切替える内
外気選択手段とを有する自動車用空気調和装置の外気温
度センサであって、 前記外気取込口より取り込まれ外気の流路に設けられ、
外気の温度を感知する温度感知部と、 当該温度感知部を包囲する包囲部材および当該包囲部材
に包囲された包囲領域と、 少なくとも内気取入口が選択された際に当該包囲領域よ
りも圧力が低くくなる低圧領域と、 前記包囲領域と当該低圧領域とをつなぐ空気流路とを有
することを特徴とする自動車用空気調和装置の外気温度
センサ。 - 【請求項2】 前記空気流路は、前記包囲領域と前記低
圧領域との間に圧力差が生じた場合にのみ開放される開
閉蓋を有することを特徴とする請求項1に記載の自動車
用空気調和装置の外気温度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8302797A JPH10138731A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 自動車用空気調和装置の外気温度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8302797A JPH10138731A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 自動車用空気調和装置の外気温度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10138731A true JPH10138731A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17913236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8302797A Withdrawn JPH10138731A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 自動車用空気調和装置の外気温度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10138731A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160002475A (ko) * | 2014-06-30 | 2016-01-08 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP8302797A patent/JPH10138731A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160002475A (ko) * | 2014-06-30 | 2016-01-08 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 공조장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |