JP2550385Y2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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JP2550385Y2
JP2550385Y2 JP1990117863U JP11786390U JP2550385Y2 JP 2550385 Y2 JP2550385 Y2 JP 2550385Y2 JP 1990117863 U JP1990117863 U JP 1990117863U JP 11786390 U JP11786390 U JP 11786390U JP 2550385 Y2 JP2550385 Y2 JP 2550385Y2
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JP
Japan
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blower
static pressure
pressure chamber
register
fan
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JP1990117863U
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晋作 神田
綱志 神垣
健司 神笠
博道 永田
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Japan Climate Systems Corp
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Japan Climate Systems Corp
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用空気調和装置に関するものであっ
て、とくに送風機部分の改良に関する。
(従来の技術) 第4図と第5図とに示すように、一般に、自動車用空
気調和装置の送風機101には、ハウジング102と一体形成
される送風通路103と、送風通路103内に配置される送風
ファン104と、送風ファン104を回転させるファンモータ
105と、ファンモータ105の出力(回転数)を制御するフ
ァンモータ制御機構Cとが設けられる。
第6図に示すように、ファンモータ制御機構Cには、
通常、バッテリ106のプラス側端子とファンモータ107の
一方の端子とを接続するプラス側基線108が設けられ、
このプラス側基線108に、電源スイッチ109と電流ヒュー
ズ110とが介設される。また、ファンモータ107のもう一
方の端子とバッテリ106のマイナス端子(接地端)とを
接続するマイナス側基線111が設けられ、このマイナス
側基線111に、レジスタ用温度ヒューズ112と、3つのレ
ジスタ113〜115とコントロールスイッチ116とからなる
回転数制御部117とが介設される。
ここにおいて、回転数制御部117は、コントロールス
イッチ116を、第1〜第4端子118〜121のいずれか1つ
に接続することによって回路の電気抵抗を変え、これに
対応してファンモータ107の出力(回転数)を、Hi(高
速),Mh(中高速),Ml(中低速),Lo(低速)の4段階
に切り替えるようになっている。なお、コントロールス
イッチ116がオフ端子122に接続されたときには、ファン
モータ107の回転は停止される。
ここで、回転数制御部117の各レジスタ113〜115は通
電時に発熱するが、この発熱によってレジスタ113〜115
が高温になると白煙が発生するなどといった不具合が生
じるので、各レジスタ113〜115の冷却を促進する必要が
ある。そこで、再び第4図と第5図とに示すように、従
来の送風機101では、通常、レジスタ113〜115を送風通
路103内に配置して、各レジスタ113〜115を冷却風によ
って強制的に冷却するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第4図と第5図とに示すような従来の
送風機101では、各レジスタ113〜115が送風抵抗となる
ので、送風機101の送風量が減少するといった問題があ
る。とくに、送風速度がHi(高速)に設定されていると
きは、レジスタ113〜115が通電されず、したがってこれ
らを冷却する必要がないのにもかかわらず、送風量の減
少といった不具合だけが残り、実用上大きな問題とな
る。
また、送風通路103内に水が侵入することがあるが、
この水によってレジスタ113〜115にさびが生じ、このさ
びがレジスタ113〜115の過熱の原因になるといった問題
がある。さらに、風切り音が発生するといった問題もあ
る。
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たものであって、送風機の送風量の減少、レジスタでの
さびの発生、風切り音の発生等の不具合を招くことな
く、通電時のレジスタの冷却を促進することができる自
動車用空気調和装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達するためになされた本考案は、送風フ
ァンを回転させるファンモータの回転数を制御するレジ
スタを送風通路内に配置し、該レジスタを冷却風で冷却
するようにした自動車用空気調和装置において、上記送
風ファンと上記ファンモータとを、夫々、回転軸線が上
下方向に伸びるように配置し、上記送風通路を、夫々送
風機ケースと一体形成された、上記送風ファンを収容す
る主流路と、該主流路とは仕切壁で仕切られた静圧室と
で構成し、上記静圧室の上端部近傍において上記仕切壁
に、上記主流路と上記静圧室とを連通させる連通口を設
け、上記レジスタを上記静圧室に配置するとともに、上
記静圧室と上記ファンモータ内部とを連通させる冷却風
通路を設けたことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、レジスタが、主流路と並列に設けら
れた静圧室内に設けられる。このため、レジスタが主流
路の送風に何ら影響を与えず、したがってレジスタが送
風抵抗とならない。したがって、実質的にレジスタの設
置による送風量の減少が生じない。
また、本考案によれば、送風ファンとファンモータと
が、回転軸線が上下方向に伸びるように縦置きに配置さ
れ、かつ主流路と静圧室とを連通させる連通口が静圧室
の上端部近傍に配置されるので、主流路に水が侵入した
場合でも、この水は静圧室に入らず、したがってレジス
タに水がかからない。
(実施例) 以下、添付の図面を参照しつつ、本考案の実施例を具
体的に説明する。
第1図と第2図とに示すように、自動車用空気調和装
置の送風機1には、シロッコ型の送風ファン2と、これ
を回転駆動するファンモータ3とが設けられている。そ
して、送風機1のケーシングをなす渦巻状の送風機ケー
ス4は、送風機組付け上の必要性から第1図中のA−A
線で、上部ケース5と下部ケース6の2つのパーツに分
割され、両ケース5,6は夫々樹脂成形されている。ここ
で、送風機ケース4内へは、吸入口7から図示しない内
外気切替箱を介して車室外空気または車室内空気が吸入
されるようになっている。
送風ファン2は、下部ケース6(送風機ケース4)の
下面壁6aを上下方向に貫通して一部が下部ケース6内に
突出するファンモータ3のモータ軸(図示せず)に装着
され、ファンモータ3によって回転駆動されるようにな
っている。
下部ケース6内には、仕切壁8によって主流路9と仕
切られ、下部ケース6の上端部から下端部にわたって上
下方向に延びる静圧室10(空気通路)が、下部ケース6
と一体的に形成されている。この静圧室10の上端部近傍
には仕切壁8を貫通して主流路9に開口する開口部11が
設けられ、また上部ケース5との合わせ面にはつば部12
が形成されている。ここで、開口部11とつば部12とで、
静圧室10への空気取り入れ口13が形成されている。この
空気取り入れ口13は請求項1に記載された連通口に相当
する。また、静圧室10の下端部にはホース接続口14が形
成されている。そして、静圧室10のホース接続口14と、
ファンモータ3の冷却用空気取り入れ口15とを接続する
ホース16が設けられている。このホース16は請求項1に
記載された冷却風通路に相当する。
そして、静圧室10内にレジスタ17が配置されている。
なお、レジスタ17は、例えば第6図に示すような従来か
ら用いられている普通のレジスタであるので、その詳し
い説明は省略する。
上記構成においては、送風ファン2の回転に伴って、
送風機1内に吸入された空気が、主流路9を通って下流
側に送られる。これと同時に、送風機1内に吸入された
空気の一部が、順に、空気取り入れ口13と、静圧室10
と、ホース接続口14と、ホース16と、冷却用空気取り入
れ口15とを通って、ファンモータ3のケーシング内に流
入し、この空気によってファンモータ3が冷却される。
このとき、静圧室10内を流れる空気によってレジスタ17
が効果的に冷却される。
ここにおいて、空気取り入れ口13は下部ケース6の下
底部より上方に設けられているので、送風機1内に雨水
や雪などが侵入して主流路9(下部ケース6)の下底部
に溜まっても、これが静圧室10内へ流入することはな
く、ファンモータ3あるいはレジスタ17に水による損傷
が生じない。また、レジスタ17が主流路9内に突出して
いないので、レジスタ17が通風抵抗とならず、かつ風切
り音が発生しない。
上記実施例では、静圧室10が下部ケース6(送風機ケ
ース4)の内側に設けられているが、第3図に示すよう
に、下部ケース6の外側に壁部21を設け、この壁部21と
下部ケース6の外周面との間に静圧室10′を形成するよ
うにしてもよい。このような送風機1′においても、第
1図と第2図とに示す送風機1と同様の作用・効果が得
られる。
以上、2つの実施例について説明したが、本考案はこ
れらに限られるものではなく、その他種々の応用が可能
であることは当業者にとってあきらかであろう。
(考案の効果) 本考案によれば、レジスタが実質的に送風抵抗となら
ないので、送風機の送風量が十分に確保され、かつレジ
スタが効果的に冷却される。また、風切り音の発生が防
止される。さらに、送風機内に水が侵入した場合でも、
この水が静圧室に入らないので、レジスタにさびが生じ
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示す自動車用空気調和装置
の送風機の一部断面立面説明図である。 第2図は、第1図に示す送風機のA−A線平面断面説明
図である。 第3図は、本考案のもう1つの実施例を示す自動車用空
気調和装置の送風機の平面断面説明図である。 第4図は、従来の自動車用空気調和装置の送風機の立面
断面説明図である。 第5図は、第4図に示す送風機の平面断面説明図であ
る。 第6図は、第4図に示す送風機のファンモータ制御機構
の系統図である。 1,1′…送風機、2…送風ファン、3…ファンモータ、
4…送風機ケース、5…上部ケース、6…下部ケース、
8…仕切壁、9…主流路、10…静圧室、13…空気取り入
れ口、14…ホース接続口、16…ホース、17…レジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 神笠 健司 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ 内 (72)考案者 永田 博道 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ 内 (56)参考文献 特開 昭61−85215(JP,A) 特開 昭59−57015(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風ファンを回転させるファンモータの回
    転数を制御するレジスタを送風通路内に配置し、該レジ
    スタを冷却風で冷却するようにした自動車用空気調和装
    置において、 上記送風ファンと上記ファンモータとを、夫々、回転軸
    線が上下方向に伸びるように配置し、 上記送風通路を、夫々送風機ケースと一体形成された、
    上記送風ファンを収容する主流路と、該主流路とは仕切
    壁で仕切られた静圧室とで構成し、 上記静圧室の上端部近傍において上記仕切壁に、上記主
    流路と上記静圧室とを連通させる連通口を設け、 上記レジスタを上記静圧室に配置するとともに、上記静
    圧室と上記ファンモータ内部とを連通させる冷却風通路
    を設けたことを特徴とする自動車用空気調和装置。
JP1990117863U 1990-11-08 1990-11-08 自動車用空気調和装置 Expired - Lifetime JP2550385Y2 (ja)

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JPH0474110U JPH0474110U (ja) 1992-06-29
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JPS5957015A (ja) * 1982-09-24 1984-04-02 Nissan Motor Co Ltd 空気調和装置用ブロワ
JPS6185215A (ja) * 1984-10-04 1986-04-30 Nissan Motor Co Ltd フアンモ−タ冷却構造

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