JPH10137898A - 自硬性砂による垂直割鋳型の造型方法 - Google Patents
自硬性砂による垂直割鋳型の造型方法Info
- Publication number
- JPH10137898A JPH10137898A JP31271196A JP31271196A JPH10137898A JP H10137898 A JPH10137898 A JP H10137898A JP 31271196 A JP31271196 A JP 31271196A JP 31271196 A JP31271196 A JP 31271196A JP H10137898 A JPH10137898 A JP H10137898A
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- Japan
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- sand
- hardening sand
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- hardening
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自硬性の鋳物砂を使用して造型砂量を節減し
た垂直割鋳型を造型する方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 前後両面及び上面を開放した略U字形の
金枠1を、自硬性砂供給体3を取付けた固定フレ−ム4
の下面に圧着する工程と、該金枠1の前後面にパタ−ン
プレ−ト7,8を対向させて型合せして砂充填キャビテ
ィ−を画成する工程と、該砂充填キャビティ−に対し自
硬性砂供給体3から自硬性砂Sを供給する工程と、自硬
性砂Sが硬化した後前記パタ−ンプレ−ト7,8を型抜
きする工程と、から成る自硬性砂による垂直割鋳型の造
型方法
た垂直割鋳型を造型する方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 前後両面及び上面を開放した略U字形の
金枠1を、自硬性砂供給体3を取付けた固定フレ−ム4
の下面に圧着する工程と、該金枠1の前後面にパタ−ン
プレ−ト7,8を対向させて型合せして砂充填キャビテ
ィ−を画成する工程と、該砂充填キャビティ−に対し自
硬性砂供給体3から自硬性砂Sを供給する工程と、自硬
性砂Sが硬化した後前記パタ−ンプレ−ト7,8を型抜
きする工程と、から成る自硬性砂による垂直割鋳型の造
型方法
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自硬性の鋳物砂を
使用して造型砂量を節減した垂直割鋳型を造型する方法
に関する。
使用して造型砂量を節減した垂直割鋳型を造型する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来鋳型を垂直割状に型合わせして鋳造
するための自硬性砂鋳型の造型は、パタ−ンプレ−ト上
に窓枠状の金枠を載置してこれに自硬性砂を充填する方
法で左右両鋳型を別々に造型している。このようにして
自硬性砂により垂直割の鋳型を造型する場合には、1個
の砂鋳型には片面にのみ鋳造キャビティ−面が造型され
ることから完成した1個の鋳造キャビティを得るには2
個の砂鋳型、すなわち鋳造品N個に対しN×2の砂鋳型
が必要であった。
するための自硬性砂鋳型の造型は、パタ−ンプレ−ト上
に窓枠状の金枠を載置してこれに自硬性砂を充填する方
法で左右両鋳型を別々に造型している。このようにして
自硬性砂により垂直割の鋳型を造型する場合には、1個
の砂鋳型には片面にのみ鋳造キャビティ−面が造型され
ることから完成した1個の鋳造キャビティを得るには2
個の砂鋳型、すなわち鋳造品N個に対しN×2の砂鋳型
が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方自硬性の鋳物砂は
フラン樹脂等の高価な硬化剤を珪砂に添加混練して得ら
れるものであることからその使用量をできる限り少なく
して鋳型を造型することが要望されてきている。本発明
は上記の問題に鑑みて成されたもので造型砂量を節減し
た自硬性砂による垂直割鋳型を造型する方法を提供する
ことを目的とする。
フラン樹脂等の高価な硬化剤を珪砂に添加混練して得ら
れるものであることからその使用量をできる限り少なく
して鋳型を造型することが要望されてきている。本発明
は上記の問題に鑑みて成されたもので造型砂量を節減し
た自硬性砂による垂直割鋳型を造型する方法を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明における自硬性砂による垂直割鋳型の造型方
法は、前後両面及び上面を開放した略U字形の金枠の上
端を、上下に貫通する開口を設けると共に上部に自硬性
砂供給体を取付けた固定フレ−ムの下面に圧着する工程
と、前記圧着された略U字形の金枠の前後面にパタ−ン
プレ−トを対向させて型合わせして砂充填キャビティ−
を画成する工程と、該画成された砂充填キャビティ−に
対し前記自硬性砂供給体から自硬性砂を供給する工程
と、前記充填された自硬性砂が硬化した後に前記パタ−
ンプレ−トを型抜きする工程と、から成ることを特徴と
するものである。
めに本発明における自硬性砂による垂直割鋳型の造型方
法は、前後両面及び上面を開放した略U字形の金枠の上
端を、上下に貫通する開口を設けると共に上部に自硬性
砂供給体を取付けた固定フレ−ムの下面に圧着する工程
と、前記圧着された略U字形の金枠の前後面にパタ−ン
プレ−トを対向させて型合わせして砂充填キャビティ−
を画成する工程と、該画成された砂充填キャビティ−に
対し前記自硬性砂供給体から自硬性砂を供給する工程
と、前記充填された自硬性砂が硬化した後に前記パタ−
ンプレ−トを型抜きする工程と、から成ることを特徴と
するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1において前面および後面
並びに上面を開放した略U字形の金枠1が、上下に貫通
する開口2を設けると共に上部に自硬性砂供給体3を取
付けた固定フレ−ム4の下面に圧着され、さらに前記金
枠1の前面および後面には図2に示すように図示されな
いシリンダにより水平移動されるダイベ−ス5,6に取
付けられたパタ−ンプレ−ト7,8が対向して型合せさ
れ砂充填キャビティ−が画成され、その後画成された砂
充填キャャビティ−に対し前記自硬性砂供給体3内の自
硬性砂Sが図示されないブロ−イング機構あるいは吸引
充填機構若しくは減圧加圧機構により供給されて図1,
図2の状態になる。
基づいて詳しく説明する。図1において前面および後面
並びに上面を開放した略U字形の金枠1が、上下に貫通
する開口2を設けると共に上部に自硬性砂供給体3を取
付けた固定フレ−ム4の下面に圧着され、さらに前記金
枠1の前面および後面には図2に示すように図示されな
いシリンダにより水平移動されるダイベ−ス5,6に取
付けられたパタ−ンプレ−ト7,8が対向して型合せさ
れ砂充填キャビティ−が画成され、その後画成された砂
充填キャャビティ−に対し前記自硬性砂供給体3内の自
硬性砂Sが図示されないブロ−イング機構あるいは吸引
充填機構若しくは減圧加圧機構により供給されて図1,
図2の状態になる。
【0006】この状態で自硬性砂Sが硬化するまでその
ままの状態にされ自硬性砂Sが硬化すると、図示されな
いシリンダによりパタ−ンプレ−ト7,8がダイプレ−
ト5,6と共に後退されて砂鋳型から型抜きされて図3
に示すような略U字形の金枠1を付着させた自硬性砂鋳
型Mが取り出される。このようにして造型された自硬性
砂鋳型Mは前面及び後面に鋳造キャビティ−面が造型さ
れることから順次造型される砂鋳型Mを垂直割状にして
順次組み合わせてゆくことにより鋳造品N個を鋳造する
のに砂鋳型をN+1個造型するだけでよくなり造型砂量
を大幅に節減できる。また鋳型造型は金枠付の砂鋳型に
なるため自硬性砂の肉厚を極力薄肉にすることもできる
ようになり1個の鋳型においても造型砂量を節減でき
る。
ままの状態にされ自硬性砂Sが硬化すると、図示されな
いシリンダによりパタ−ンプレ−ト7,8がダイプレ−
ト5,6と共に後退されて砂鋳型から型抜きされて図3
に示すような略U字形の金枠1を付着させた自硬性砂鋳
型Mが取り出される。このようにして造型された自硬性
砂鋳型Mは前面及び後面に鋳造キャビティ−面が造型さ
れることから順次造型される砂鋳型Mを垂直割状にして
順次組み合わせてゆくことにより鋳造品N個を鋳造する
のに砂鋳型をN+1個造型するだけでよくなり造型砂量
を大幅に節減できる。また鋳型造型は金枠付の砂鋳型に
なるため自硬性砂の肉厚を極力薄肉にすることもできる
ようになり1個の鋳型においても造型砂量を節減でき
る。
【0007】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、前後両面及び上面を開放した略U字形の金枠を使用
して前後両面にパタ−ンプレ−トを型合せして金枠の上
部から自硬性砂を供給充填して硬化させ、自硬性砂鋳型
を造型するものであるから鋳造品N個に対し造型する鋳
型をN+1個にとどめることができると共に造型する鋳
型は金枠付の砂鋳型になるため自硬性砂の肉厚を極力薄
肉にすることができる等、造型砂量を大幅に節減できる
効果がある。
に、前後両面及び上面を開放した略U字形の金枠を使用
して前後両面にパタ−ンプレ−トを型合せして金枠の上
部から自硬性砂を供給充填して硬化させ、自硬性砂鋳型
を造型するものであるから鋳造品N個に対し造型する鋳
型をN+1個にとどめることができると共に造型する鋳
型は金枠付の砂鋳型になるため自硬性砂の肉厚を極力薄
肉にすることができる等、造型砂量を大幅に節減できる
効果がある。
【図1】自硬性砂による垂直割鋳型を造型する状態を示
す縦断正面図である。
す縦断正面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】造型された自硬性鋳型を垂直割状態に型合わせ
した状態を示す縦断面図である。
した状態を示す縦断面図である。
1 金枠 2 開口 3 自硬性砂供給体 4 固定フレ−ム 7 8 パタ−ンプレ−ト M 自硬性砂鋳型 S 自硬性砂
Claims (1)
- 【請求項1】 前後両面及び上面を開放した略U字形の
金枠1の上端を、上下に貫通する開口2を設けると共に
上部に自硬性砂供給体3を取付けた固定フレ−ム4の下
面に圧着する工程と、前記圧着された略U字形の金枠1
の前後面にパタ−ンプレ−ト7,8を対向させて型合わ
せして砂充填キャビティ−を画成する工程と、該画成さ
れた砂充填キャビティ−に対し前記自硬性砂供給体4か
ら自硬性砂Sを供給する工程と、前記充填された自硬性
砂Sが硬化した後に前記パタ−ンプレ−ト7,8を型抜
きする工程と、から成ることを特徴とする自硬性砂によ
る垂直割鋳型の造型方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31271196A JPH10137898A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 自硬性砂による垂直割鋳型の造型方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31271196A JPH10137898A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 自硬性砂による垂直割鋳型の造型方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10137898A true JPH10137898A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18032512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31271196A Pending JPH10137898A (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 自硬性砂による垂直割鋳型の造型方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10137898A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113333681A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-09-03 | 天水恒方铸业有限责任公司 | 一种可组装的串联式多箱浇注系统 |
-
1996
- 1996-11-08 JP JP31271196A patent/JPH10137898A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113333681A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-09-03 | 天水恒方铸业有限责任公司 | 一种可组装的串联式多箱浇注系统 |
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