JP3334844B2 - 自硬性砂による薄肉鋳型の造型方法 - Google Patents

自硬性砂による薄肉鋳型の造型方法

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sand
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雅由 笠崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自硬性の鋳物砂を
使用して造型砂量を節減したシェル状の薄肉鋳型を造型
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自硬性の鋳物砂による鋳型の造型は
自硬性砂の流動性が悪いことから狭い空隙に鋳物砂を充
填することがむずかしく、シェル状の薄肉鋳型を造型す
ることは困難であるとされていた。このため自硬性の鋳
物砂による鋳型は鋳枠の高さに応じた厚肉の鋳型にされ
るのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方自硬性の鋳物砂は
フラン樹脂等の高価な硬化剤を珪砂に添加混練して得ら
れるものであることからその使用量をできる限り少なく
した鋳型の造型方法の開発が要望されてきている。本発
明は上記の問題に鑑みて成されたもので造型砂量を節減
した自硬性砂による薄肉鋳型の造型方法を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明における自硬性砂による薄肉鋳型の造型方法
は、模型を上面に取付けたパタ−ンプレ−トの上部に、
該パタ−ンプレ−トの表面に対して概略相似的に大きい
空洞をその内部に形成した金枠を載置すると共に該金枠
上に自硬性砂ホッパを連通可能にして圧着する準備工程
と、前記パタ−ンプレ−トと金枠とにより画成される空
隙に自硬性砂を自由落下により供給する供給工程と、自
硬性砂を導入した空隙内を吸引減圧状態にした後、該空
隙を外気と連通させて導入されている自硬性砂の上部に
空気を衝撃的に作用させて該自硬性砂を前記空隙の先端
部まで充填させる充填工程と、前記と同じ供給工程と充
填工程とをくりかえす補充充填工程と、から成ることを
特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1は自硬性砂により薄肉鋳
型を造型した状態を示すものである。図1において上面
に模型1を取付けたパタ−ンプレ−ト2の上部には該パ
タ−ンプレ−ト2の表面に対し概略相似的に大きい空洞
3Aをその内部に形成した金枠3が載置されており、該
金枠3の上部には前記空洞3Aに連通する連通孔4を穿
設した閉鎖板5が該金枠3の上面を閉鎖(空洞3Aと連
通孔4とは連通)して載置されている。さらに前記閉鎖
板5の上部は、下部位置にシリンダ6により開閉される
スライドゲ−ト7を取付けた自硬性砂ホッパ8の砂供給
筒9下端に圧着されており、該砂供給筒9の一側部には
開閉弁10を介して真空ポンプ11に連通する吸引管1
2が連通され、砂供給筒9の他側部には開閉ダンパ13
を介して外気導入ダクト14が連通されている。なお図
中符号Sは充填された自硬性砂である。
【0006】次に薄肉鋳型の造型について詳しく説明す
る。パタ−ンプレ−ト2上に鋳枠3が載置されてパタ−
ンプレ−ト2の表面と金枠3の空洞3Aとの嵌合により
自硬性砂Sを充填するための間隙の狭い空隙が画成され
る。次に金枠3の上部に閉鎖板5が連通孔4を空隙(空
洞9)に連通させた状態にして載置されて金枠3の上面
を閉鎖する。この状態でパタ−ンプレ−ト2を上昇(ま
たは自硬性砂ホッパ8を下降)させて連通孔4を自硬性
砂ホッパ8の砂供給筒9の下端に圧着させて準備工程を
終える。なおこの場合図示されてはいないが自硬性砂ホ
ッパ8には1個の鋳型を造型するに必要な量の自硬性砂
Sが溜められている。次にシリンダ6の作動によりスラ
イドゲ−ト7が開かれて自硬性砂ホッパ8内の自硬性砂
Sが自由落下により空隙内に供給導入され供給工程を終
える。この場合自硬性砂Sは空隙の先端部までは供給さ
れず自硬性砂ホッパ8内にその一部が残される状態にな
る。
【0007】次にスライドゲ−ト7が閉じられた後開閉
弁10が開かれて前記空隙(空洞9)内が真空ポンプ1
1に連通されて吸引減圧され、所定の減圧状態に達する
と開閉弁10が閉じられると共に開閉ダンパ13が開か
れて外気が自硬性砂Sの上部に衝撃的に作用する。これ
により供給が十分でなかった自硬性砂Sが加圧されて空
隙の先端部まで移動充填され充填工程を終える。さらに
空隙には上記と同じ自硬性砂Sの供給工程と自硬性砂S
の充填工程とを1回以上くりかえし補充充填工程を終え
図1に示すように自硬性砂による薄肉鋳型が造型され
る。次に自硬性砂ホッパ8と閉鎖板5以下の部材とが分
離された後自硬性砂Sが硬化するまでそのままの状態に
され、自硬性砂Sが硬化されると、閉鎖板5の除去、パ
タ−ンプレ−ト2の型抜き、並びに金枠3と造型鋳型と
の抜枠が行なわれて砂鋳型Sのみにされる。次に上記と
同様にして造型された別の鋳型と組合わされて図2のよ
うにされ、両鋳型をクランプして鋳造を行なうものであ
る。尚実施例においては造型された鋳型は金枠3から抜
枠されているが金枠3と鋳型は抜枠をせずに一体とした
鋳型として使用してもよい。
【0008】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、パタ−ンプレ−トの表面と金枠の空洞とにより間隔
の狭い空隙を画成した状態で自硬性砂ホッパに圧着させ
る準備工程と、前記空隙に対し自硬性砂を自由落下によ
り供給導入する供給工程と、自硬性砂を導入した空隙内
を吸引減圧した後外気に連通させて空気を衝撃的に自硬
性砂の上部に作用させて自硬性砂の充填をする充填工程
と、さらに前記と同じ供給工程とを1回以上くりかえす
補充充填工程を行なって空隙内全体に自硬性砂を充填さ
せるものであるから、造型砂量を節減した自硬性砂によ
る薄肉鋳型を容易に造型できるようになりその効果は著
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自硬性砂による薄肉鋳型の造型状況を示す縦断
面図である。
【図2】自硬性砂による薄肉鋳型の組合せ状態を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 模型 2 パタ−ンプレ−ト 3 金枠 3A 空洞 8 自硬性砂ホッパ 11 真空ポンプ 14 外気導入ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−171246(JP,A) 特開 平8−108247(JP,A) 特開 平8−281376(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 15/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模型を上面に取付けたパタ−ンプレ−ト
    の上部に、該パタ−ンプレ−トの表面に対して概略相似
    的に大きい空洞をその内部に形成した金枠を載置すると
    共に該金枠上に自硬性砂ホッパを連通可能にして圧着す
    る準備工程と、前記パタ−ンプレ−トと金枠とにより画
    成される空隙内に自硬性砂を自由落下により供給導入す
    る供給工程と、自硬性砂を導入した空隙内を吸引減圧状
    態にした後該空隙を外気と連通させて導入されている自
    硬性砂の上部に空気を衝撃的に作用させて該自硬性砂を
    前記空隙の先端部まで充填させる充填工程と、前記と同
    じ供給工程と充填工程とをさらに1回以上くりかえす補
    充充填工程と、から成ることを特徴とする自硬性砂によ
    る薄肉鋳型の造型方法
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