JPH10137530A - 多孔質金属酸化物への吸着による不活性ガスからのo2/co除去 - Google Patents

多孔質金属酸化物への吸着による不活性ガスからのo2/co除去

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JPH10137530A
JPH10137530A JP9194454A JP19445497A JPH10137530A JP H10137530 A JPH10137530 A JP H10137530A JP 9194454 A JP9194454 A JP 9194454A JP 19445497 A JP19445497 A JP 19445497A JP H10137530 A JPH10137530 A JP H10137530A
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ダニエル・ガリ
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LAir Liquide SA pour lEtude et lExploitation des Procedes Georges Claude
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素および/または一酸化炭素不純物が実質
的に除去された、非常に高純度な窒素または希ガスのよ
うな化学的に不活性なガスを得ることが可能なプロセス
を提供する。 【解決手段】 O2 および/またはCO不純物の少なく
とも一方を含む化学的に不活性なガスから、前記不純物
の少なくとも一方を除去するためのプロセスにおいて、
a)精製すべきガスを少なくとも1種の多孔質金属酸化
物を含む吸着剤に通し、前記ガスは−40℃以上の温度
を有し、b)O2 およびCO不純物の少なくとも一方を
実質的に除去したガスを回収するプロセスおよび装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学的に不活性な
ガスから、その酸素および一酸化炭素不純物の少なくと
も一方を除去するためのプロセスおよび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】窒素、および希ガス(すなわちヘリウ
ム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、および
それらの混合物)のような不活性ガスは、一般に多くの
産業において、特にエレクトロニクス産業において使用
されている。エレクトロニクス産業においては、前記不
活性ガスが可能な限り純粋で、特に、その酸素(O2
および一酸化炭素(CO2 )不純物が除去されているこ
とが、特に強く要求されている。
【0003】さて、これらの不活性ガスは、通常低温
(cryogenic)蒸留によって製造されるが、酸
素(O2 )および/または一酸化炭素(CO2 )系の不
純物が、一般に数100ppb(体積で10億部当りの
部)を越える割合で含まれている。
【0004】従って、そのO2 およびCO不純物が実質
的に除去された不活性ガスが要求されるときには、前記
不純物を除去するためにこのガスを精製に供することが
不可欠である。
【0005】不活性ガスを精製するためのいくつかのプ
ロセスが、従来技術において知られている。
【0006】米国特許US-A-3,996,028では、酸素の吸着
を可能にするタイプAの合成ゼオライトにこのアルゴン
を通すことによってアルゴンを精製し、前記吸着は−1
86℃ないし−133℃の温度で実施されるプロセスが
説明されている。
【0007】米国特許US-A-5,106,399では、一部とし
て、モレキュラーシーブが使用され、高いパーセンテー
ジのニッケルを担持するアルミナ/シリカ球からなる材
料に、精製すべき流れの中に含まれる酸素、水素および
/または一酸化炭素不純物を選択的に吸着する、アルゴ
ン、特に液体アルゴンを精製するためのプロセスが説明
されている。
【0008】しかしながら、これら様々の既知のプロセ
スは多くの不利益な点を示している。特に、窒素および
希ガスのような不活性ガスから、それらの酸素および一
酸化炭素不純物の少なくとも一方を、1ppb(体積で
10億部当りの部)のオーダーのレベルにまで除去する
ことが、これらのプロセスでは可能ではない。
【0009】従って、このようなしきい値に到達するこ
とが可能な、前記不活性ガスからそれらの酸素および/
または一酸化炭素不純物を除去する新しいプロセスを開
発することが必要である。
【0010】さらに、精製すべき不活性ガスのスループ
ット(所定の時間間隔の間に精製できる前記不活性ガス
の量)の点から、既知のプロセスは制約される。それゆ
え、従来のプロセスによって達成される最大スループッ
ト限界値は、一般に数100Sm3 /時の範囲に位置す
る。
【0011】従って、実質的に精製された不活性ガスの
より高いスループットを得ることが可能な、新しいプロ
セスを開発することが必要である。
【0012】加えて、いくつかの既知の精製プロセス
は、非常に低温(しばしば、−100℃を下回る)で使
用されるという不利益な点も示しており、これらのプロ
セスでは、わずかな熱の侵入も防止するために、精製装
置の完璧な熱遮蔽が要求され、そのため、製造コストの
著しい増加を招いている。
【0013】従って、これらの製造コストを最小にする
ためには、−40℃以上の温度で使用することができ、
かつ、効果的で、ありふれた、そして高価でない吸着剤
を使用する、不活性ガスを精製するためのプロセスを設
計することが望ましい。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、酸素
および/または一酸化炭素不純物が実質的に除去され
た、窒素または希ガスのような化学的に不活性なガスを
得ることが可能であり、 −産業上の点から、および妥当なコストの点から、実施
することが容易であり、 −非常に高純度な、つまり、せいぜい約1ppb±1の
酸素および/または一酸化炭素(CO)を含む化学的に
不活性なガスを得ることが可能であり、 −従来の方法により達成されるスループットを越える、
精製ガスのスループットを得ることが可能であり、 −高価でなく容易に利用できる吸着剤を使用し、 −および、−40℃以上の温度で、好ましくは周囲温度
で使用することができるプロセスを提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、O2
およびCO不純物の少なくとも一方を含む化学的に不活
性なガスから、前記不純物の少なくとも一方を除去する
プロセスにおいて、 a)精製すべきガスを少なくとも1種の多孔質金属酸化
物を含む吸着剤に通し、前記ガスは−40℃以上の温度
を有し、 b)O2 および/またはCO不純物の少なくとも一方を
実質的に除去したガスを回収することを特徴とするプロ
セスからなる。
【0016】ガスは、−40℃ないし+50℃の温度で
精製することが好ましい。
【0017】ガスは、周囲温度で、つまり約+5℃ない
し+50℃の温度で精製することが好ましい。
【0018】本発明に係るプロセスは、窒素を精製する
上で特に適切である。
【0019】吸着剤は、遷移金属の酸化物または少なく
とも2種の遷移金属の混合酸化物からなることが好まし
い。
【0020】吸着剤は、ホプカライトのような、銅酸化
物およびマンガン酸化物の混合酸化物を含むことが好ま
しい。
【0021】この場合、吸着剤は40から70重量%の
マンガン酸化物を含み、25から50重量%の銅酸化物
を含むことが好ましい。
【0022】吸着剤を、不純物の吸着の後で再生するこ
とが好ましい。
【0023】本発明の好ましい形態としては、吸着剤を
2つの別個の領域に分割し、これらの領域の一方を再生
する間に、他方により不純物の吸着が可能となってい
る。
【0024】一般に、精製すべき流れは1から30バー
ルの絶対圧力、好ましくは3から10バールのオーダー
の絶対圧力にある。
【0025】また、本発明は、本発明に係る方法を実施
するための装置において、O2 およびCO不純物の少な
くとも一方を吸着するための吸着剤を含む少なくとも1
つの吸着領域の入口に接続した、精製すべき化学的に不
活性なガスの供給源を含み、前記吸着剤は少なくとも1
種の多孔質金属酸化物を含み、貯蔵容器中にまたは前記
不純物の少なくとも一方を除去したガスを使用するため
のステーション中に至る接続パイプを、吸着領域の出口
に備える装置に関する。
【0026】場合により、精製すべきガスを加熱する少
なくとも1つの手段を、精製すべき不活性ガスの供給源
と吸着領域の入り口との間に配置する。
【0027】精製すべき不活性ガスの供給源は、窒素製
造ユニットであることが好ましい。
【0028】吸着領域は、交互に動作する2つの反応器
を含むことが好ましい。つまり、反応器の一方を再生に
供する間、他方を精製モードで動作させる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明に係るプロセスを実施する
ための装置を、以下、図面を参照して詳細に説明する。
【0030】添付した一枚の図面に、本発明に係るプロ
セスを実施するための装置を示す。この装置は、O2
よび/またはCO不純物を除去すべき窒素の供給源9を
含み、液体および/またはガス状の窒素を含む貯蔵容器
1から構成されている。パイプ7a、7bにより、ガス
状の窒素を、貯蔵容器1のガス状の上部空間から、再加
熱器2へ運ぶことが可能となっている。この再加熱器に
より、ガス状の窒素をホプカライト系の吸着剤10を含
む反応器3へ運ぶ前に、ガス状の窒素を所望の温度、例
えば、周囲温度にすることが可能となっている。
【0031】パイプ7bにより、貯蔵容器1に含まれる
液体窒素を大気圧気化器8へ運ぶことが可能となってい
る;気化後に得られたガス状の窒素を、次にパイプ7d
および7cを通して再加熱器2へ運ぶ。
【0032】反応器3の出口において、O2 およびCO
不純物の少なくとも一方が除去されたガス状の窒素を、
精製されたガス状の窒素を貯蔵するために、パイプ4を
通してバッファータンク5へ運ぶ。そして、次に、パイ
プ6aを通して使用する場所(図示せず)へ運ぶ。
【0033】しかし、精製されたガス状の窒素を貯蔵す
るためのバッファータンクの存在は必要ではない;精製
されたガス状の窒素は、パイプ4および6bを通して、
直接使用する場所(図示せず)へ運ぶこともできる。
【0034】添付した図面に示すように、反応器は1つ
ではなく、それぞれホプカライト系の吸着剤を含む2つ
の反応器3を使用することが好ましい。このようにし
て、反応器を交互に動作させることが可能となり、つま
り、反応器の一方を精製モードで動作させる間、他方を
再生することができる。
【0035】再生は、従来の方法によって、例えば後述
の実施例2に従って行う。
【0036】
【実施例】本発明に係るプロセスの有効性を実施例によ
って説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0037】以下の実施例において、使用した吸着剤は
ホプカライトであり、ドラッガー(Drager)社か
ら販売された、約63%のMnO2 および約37%のC
uOを含むものか、またはモレキュラープロダクツ(M
olecular Products)社から販売され
た、約60重量%のMnO2 および約40重量%のCu
Oを含むものである。
【0038】一酸化炭素(CO)不純物は、トレースア
ナリティカル(Trace Analytical)社
から販売されたRGA3クロマトグラフを用いて測定し
た。酸素不純物は、大阪酸素工業(Osaka San
so Kogyo Ltd.)会社から販売されたOS
Kアナライザーを用いて連続的に測定した。RGA3ク
ロマトグラフの検出限界は、一酸化炭素について1pp
b±1(体積で10億部当りの部)である。OSKアナ
ライザーの検出限界は、酸素について1ppb±1であ
る。
【0039】(実施例1)本発明に係るプロセスの有効
性を説明するために、約4ppm(体積で100万部当
りの部)の酸素(O2 )および2ppmをわずかに下回
る一酸化炭素(CO)を含むガス状の窒素流を、ホプカ
ライト系の金属酸化物を含む吸着剤を用いて精製した。
精製は室温で、つまり、約20℃の温度で行なった。
【0040】この目的のために使用した装置は、上述の
装置に類似している。
【0041】2つの連続するテストを行った。これらは
2 /N2 (5%)混合物を用いて、約250℃の温度
における再生フェーズにより切り離してある。
【0042】得られた結果は、以下の表1に取り入れて
ある。
【0043】
【表1】
【0044】前述の表1に見られるように、1回目の精
製サイクルの後、精製された窒素には約1ppbのCO
およびO2 が含まれている;これらの結果は、このよう
に全く満足できるものであり、ガス状の窒素からそのO
2 およびCO汚染物質を除去する上でのホプカライトの
有効性を示している。
【0045】2回目の精製サイクルの結果、窒素からそ
の酸素不純物を除去することに関しては、ホプカライト
系の吸着材の有効性は一定であり、最大となっているこ
とが認められる。対照的に、COについて得られた結果
はそれほど満足できるものではないが、それでもやはり
窒素に含まれるCOの大部分を数10ppbのオーダー
のレベルにまで除去することができている。
【0046】事実、テスト2の後に得られたCOについ
ての結果(50ppb)は、再生フェーズ中の吸着剤の
再生が不十分であったということにより説明される。
【0047】吸着剤の再生が不十分であったというこの
仮説を確かめるために、実施例2で与えられる再生プロ
トコルに従って、2回目の一連のテストを行った。
【0048】(実施例2)実施例1で使用したホプカラ
イト系の吸着剤を、次の再生プロトコルを適用してもう
一度再生した: −吸着剤を再加熱するための、加熱したガス状の窒素
(例えば250℃の)によるストリッピング; −次に、H2 /N2 (4%)混合物を用いた再活性スト
リッピングを、0.5Sm3 /時のスループットのもと
で、250℃の温度で2時間、そして、300℃で4時
間、行う; −次に、ガス状の窒素のもとでのストリッピングを、
0.5Sm3 /時のスループットのもとで、300℃の
温度で16時間、行う; −最後に、ガス状の窒素(周囲温度の)を用いて、吸着
剤を周囲温度にまで再冷却する;必要な時間:4時間3
0分。
【0049】H2 /N2 (2から5%)還元混合物を用
いた反応性ストリッピングにより、ホプカライトを再活
性化することができる。しかしながら、ホプカライトの
この再活性化により、水も形成される。そのため、加熱
した窒素(300℃)を用いたストリッピングにより除
去することが、次に必要となる;このことにより、再活
性化混合物から生じた残存水素の放出も可能になる。
【0050】(実施例3)再生の後(実施例2参照)、
吸着剤(ホプカライト)をさらに精製テストに供した;
結果を下記の表2に記録する。
【0051】
【表2】
【0052】テスト3は、約90gのホプカライトを使
用しながら、かつ表2に与えられた動作条件を観察しな
がら、行った。
【0053】精製すべき化学的に不活性な化合物の流れ
は、1.7から2.5ppmの一酸化炭素および4.6
から7.6ppmの酸素を含む窒素である。
【0054】表2に記録した結果を読み取ることにより
見られるように、210時間の精製の後、出口に置ける
窒素流には、ppbのオーダーの検出限界を有する従来
のアナライザーでは検出できない量のO2 およびCOが
含まれている。
【0055】このようにして、このテスト3により、一
方では、不活性化合物(この場合、窒素)流に含まれる
2 およびCO不純物をppb以下のレベルになるまで
捕らえることが、ホプカライトにより非常に有効にでき
ることが確められ、他方では、テスト2(実施例1)の
間に得られたCOに対する結果(50ppb)は、ホプ
カライトの再生が不十分であったためであるということ
が確められる。
【0056】COおよびO2 の除去は吸着によるもので
あり、触媒によるものではないということを、マイハク
(Maihak)社から販売されたウノール(Uno
r)6Nという名のアナライザー(CO2 に対する検出
限界:約10ppb)のような赤外アナライザーを用い
て確かめた。
【0057】CO2 の含有量を、テストの時間中、ずっ
と分析した。COの酸化と同義の、従って酸化性触媒と
同義であるCO2 含有量の増加が、アナライザーによっ
て一度も検出されなかった。
【0058】このように、一酸化炭素および酸素は、明
らかに吸着により除去されている。 (実施例4)この実施例は、従来のプロセスで用いられ
ているゼオライト系の吸着剤と比較して、窒素流からそ
のO2 不純物を除去する上でのホプカライト吸着剤の有
効性を示すことを目標としている。
【0059】この目標のために、ホプカライトをゼオラ
イト系の吸着剤(100g)と交換し、そして実施例3
で説明したプロトコルを適用する(従って、動作条件は
全く同じである)。
【0060】結果を下記の表3に記録する。
【0061】
【表3】
【0062】33時間の精製の後、出口における窒素流
には、精製すべき窒素流に含まれる酸素と実質的に等し
い量の酸素が、依然含まれていることが見られる。
【0063】このように、同じ圧力、スループットおよ
び温度条件のもとでは、窒素のような化学的に不活性な
化合物のガス状の流れに含まれる酸素は、ゼオライトを
用いては捕らえることはできず、一方、ホプカライトを
用いることで、1ppb以下にまで除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプロセスを実施するための装置を
示す概略図。
【符号の説明】
1…貯蔵容器、 2…再加熱器、 3…反応器、 4、6a、6b、7a、7b、7c、7d…パイプ、 5…バッファータンク、 8…大気圧気化器、 9…供給源、 10…吸着剤。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 O2 および/またはCO不純物の少なく
    とも一方を含む化学的に不活性なガスから、前記不純物
    の少なくとも一方を除去するプロセスにおいて、 a)精製すべきガスを少なくとも1種の多孔質金属酸化
    物を含む吸着剤に通し、前記ガスは−40℃以上の温度
    を有し、 b)O2 およびCO不純物の少なくとも一方を実質的に
    除去したガスを回収することを特徴とするプロセス。
  2. 【請求項2】 流れを−40℃ないし+50℃の温度で
    精製することを特徴とする請求項1記載のプロセス。
  3. 【請求項3】 流れを周囲温度で精製することを特徴と
    する請求項1もしくは2記載のプロセス。
  4. 【請求項4】 精製すべき流れは、本質的にガス状の窒
    素からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1項記載のプロセス。
  5. 【請求項5】 吸着剤は、遷移金属の酸化物または少な
    くとも2種の遷移金属の混合酸化物からなることを特徴
    とする請求項1記載のプロセス。
  6. 【請求項6】 吸着剤は、ホプカライトのような、銅お
    よびマンガンの混合酸化物を含むことを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれか1項記載のプロセス。
  7. 【請求項7】 吸着剤は40から70重量%のマンガン
    酸化物を含み、25から50重量%の銅酸化物を含むこ
    とを特徴とする請求項6記載のプロセス。
  8. 【請求項8】 不純物の吸着の後で、吸着剤を再生する
    ことを特徴とする請求項7記載のプロセス。
  9. 【請求項9】 吸着剤を2つの別個の領域に分割し、こ
    れらの領域の一方を再生する間に、他方により不純物の
    吸着が可能であることを特徴とする請求項8記載のプロ
    セス。
  10. 【請求項10】 精製すべき流れは1から30バールの
    絶対圧力、好ましくは3から10バールのオーダーの絶
    対圧力にあることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れか1項記載のプロセス。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか1項記
    載のプロセスを実施するための装置において、O2 およ
    びCO不純物の少なくとも一方を吸着するための吸着剤
    を含む少なくとも1つの吸着領域の入口に接続した、精
    製すべき化学的に不活性なガスの供給源を含み、前記吸
    着剤は少なくとも1種の多孔質金属酸化物を含み、貯蔵
    容器中にまたは前記不純物の少なくとも一方を除去した
    ガスを使用するためのステーション中に至る接続パイプ
    を、吸着領域の出口に備えることを特徴とする装置
  12. 【請求項12】 精製すべき不活性ガスの供給源と吸着
    領域の入り口との間に、精製すべきガスを加熱する少な
    くとも1つの手段が配置されていることを特徴とする請
    求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 吸着領域は交互に動作する2つの反応
    器を含むことを特徴とする請求項11記載の装置。
  14. 【請求項14】 精製すべき不活性ガスの供給源は窒素
    製造ユニットであることを特徴とする請求項11もしく
    は12記載の装置。
JP9194454A 1996-07-22 1997-07-18 多孔質金属酸化物への吸着による不活性ガスからのo2/co除去 Pending JPH10137530A (ja)

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