JPH1013594A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH1013594A
JPH1013594A JP8179972A JP17997296A JPH1013594A JP H1013594 A JPH1013594 A JP H1013594A JP 8179972 A JP8179972 A JP 8179972A JP 17997296 A JP17997296 A JP 17997296A JP H1013594 A JPH1013594 A JP H1013594A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーエンド状態を検知した後でも、実用上
支障のない画像出力(記録)が得られる間はトナーの交
換を促さずに受信を行い、しかも、トナー不足に起因す
る記録不良等が生じても、受信画データが失なわれない
ようにして、トナーの無駄な消費を回避して有効使用を
可能にする。 【解決手段】 トナー残量を監視し、残りのトナー量が
所定値になった時点でニアエンド状態であることを検知
して、LED等の点灯その他の表示によりニアエンド状
態である旨を警告する機能を有するファクシミリ装置に
おいて、ニアエンド状態を検知したときは、その後に受
信した画データを記録部へ送出してハードコピーを出力
すると同時に、画像メモリに蓄積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トナー残量が少
なくなったとき警告する機能を有するファクシミリ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ記録手段のようなトナーによる印
字出力を行うファクシミリ装置においては、トナー残量
を監視し、残りのトナー量が所定値になった時点で、L
ED等の点灯その他の表示によりその旨を警告する機
能、いわゆるトナーエンド状態の検知機能が知られてい
る。ところが、トナー残量の検知に際して、正確な値を
検出することは実用上不可能であり、検出された残量は
一応の目安に過ぎない。また、その残量によって、あと
何枚の記録が可能であるかは、交信時の線密度や原稿の
画像の状態(黒色の部分の多少)によって異なる。そこ
で、従来は、予め実験等で得られた標準的な画像出力に
対して、何枚の印字が可能であるかを決定し、その枚数
内を印字可能状態(トナーエンド状態)としてユーザに
警告することにより、トナーの交換を促している。この
場合に、受信画像の印字品質を保証するためには、比較
的大きなマージンをもたせる必要があるので、実際には
まだ相当多くの枚数の記録が可能であっても、トナーエ
ンド状態であると検知して警告するように設定されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、トナーエンド状
態を検知して警告を行うファクシミリ装置では、トナー
の浪費よりも受信画像の記録を優先しているので、トナ
ー残量が規定値に達すると、トナー交換を促す警報を発
生するので、結果的にトナー交換の時期が早められるこ
とになり、トナーの有効利用が行えない、という問題が
ある。この発明では、トナーエンド状態を検知した後で
も、実用上支障のない画像出力(記録)が得られる間は
トナーの交換を促さずに受信を行い、しかも、トナー不
足に起因する記録不良等が生じても、受信画データが失
なわれないようにして、トナーの無駄な消費を回避して
有効使用を可能にすることを課題とする(請求項1の発
明)。
【0004】第2に、ニアエンド状態を検知した後に、
記録不良等の発生に備えて一旦蓄積した受信画データが
良好に出力されたとき、あるいは記録不良等によって再
出力した後、先に蓄積した受信画データが簡単かつ正確
に消去できるようにして、受信ファイルの管理の操作性
を向上させることを課題とする(請求項2と請求項3の
発明)。第3に、ニアエンド状態を検知した後は、所定
枚数の受信画データの出力ごとに、現在の印字状態が確
認できるパターンを出力して、トナー交換時期の正確な
判断を可能にすることを課題とする(請求項4の発
明)。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、ト
ナー残量を監視し、残りのトナー量が所定値になった時
点でニアエンド状態であることを検知して、LED等の
点灯その他の表示によりニアエンド状態である旨を警告
する機能を有するファクシミリ装置において、ニアエン
ド状態を検知したときは、その後に受信した画データを
記録部へ送出してハードコピーを出力すると同時に、画
像メモリに蓄積するようにしている。
【0006】請求項2の発明では、請求項1のファクシ
ミリ装置において、ニアエンド状態を検知した後に画像
メモリに蓄積した画データの受信ファイルを再出力・消
去する再出力・消去モードを設定する手段を設け、再出
力・消去モードが設定されたときは、最新の受信ファイ
ルから出力させ、正常出力されて蓄積されていた受信フ
ァイルの画データは出力させずにクリアするようにして
いる。
【0007】請求項3の発明では、請求項1のファクシ
ミリ装置において、ニアエンド状態を検知した後に受信
した画データで記録部へ送出されてハードコピーが出力
された画データと、画像メモリに蓄積された画データの
蓄積ファイルとに識別用の番号等の情報を割り当てる手
段を設け、ハードコピーが出力された画データには割り
当てられた識別用の情報を付記し、画像メモリに蓄積さ
れた画データの蓄積ファイルの再出力・消去の指定は、
割り当てられた識別用の情報によって行うようにしてい
る。
【0008】請求項4の発明では、請求項1のファクシ
ミリ装置において、ニアエンド状態を検知した後に受信
した画データで記録部へ送出されて出力されたハードコ
ピーの記録枚数を計数するカウント手段と、所定の記録
枚数毎に、その記録状態の確認が可能なパターン画像を
出力する手段とを設け、ニアエンド状態を検知した後
は、所定の記録枚数毎にパターン画像によるハードコピ
ーを出力するようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】先の従来例でも述べたように、ト
ナー残量が少なくなったとき警告する機能、いわゆるト
ナーエンド検知機能を有するファクシミリ装置は、従来
から知られている。この発明のファクシミリ装置では、
このトナーエンド検知機能を備えたファクシミリ装置を
改良し、トナー不足に起因する受信画データの記録不良
等の発生の回避と、貴重な受信画データの消失の防止と
の両立を可能にして、トナーの有効使用が行えるように
した点に特徴を有している。なお、トナーとして説明す
るが、単にトナーだけでなく、インク等を含むことはい
うまでもない。ここで、この発明のファクシミリ装置に
ついて、その全体構成と動作の概略を説明する。
【0010】図1は、この発明のファクシミリ装置につ
いて、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロ
ック図である。図において、1はシステム制御部、2は
システムメモリ、3はスキャナ、4はプロッタ、5はペ
ージメモリ、6は網制御部(NCU)、7はモデム、8
は画情報メモリ、9は符号化復号化部(DCR)、10
は表示操作部、11はシステムバスを示す。
【0011】まず、従来と共通する構成と動作について
述べる。システム制御部1は、ファクシミリのシステム
全体を制御する機能を有しており、各部の制御処理およ
びファクシミリ伝送制御手順を行う。また、このシステ
ム制御部1が実行するプログラムが記憶されたROMも
内蔵している。システムメモリ2は、システム制御部1
がワークエリアとして使用して必要なデータ等を記憶し
たり、システム的に必要なパラメータやユーザ登録デー
タ等を格納するRAM等の記憶手段である。スキャナ3
は、所定の解像度で原稿を読み取る画データの入力手段
である。プロッタ4は、所定の解像度で画像またはレポ
ート類を記録出力するプリンタ等の画データ出力手段で
ある。ページメモリ5は、1ページ分の画データを展開
するメモリ手段である。
【0012】網制御部(NCU)6は、公衆電話回線網
やISDN回線等に接続するための制御手段で、自動発
着信機能も有している。モデム7は、例えばG3ファク
シミリのモデム機能を実現する機能を有しており、V1
7,V33,V29,V27fer,FSKモード等を
有している。画情報メモリ8は、メモリ送信時やメモリ
受信時(代行受信や親展受信など)に、画データを蓄積
しておくメモリ手段である。符号化復号化部9は、生画
像データ(符号化前の画情報)を所定の方式に従って符
号化して圧縮したり、符号化された画情報を元の生画像
データに伸長したりする機能を備えている。表示操作部
10は、通信操作および登録操作などを行う機能を有
し、各種キーや液晶等の表示器から構成されている。以
上が、従来と共通する各部の構成と動作の概要である。
【0013】この発明のファクシミリ装置は、ニアエン
ド検知機能を備えているが、この機能自体は基本的に従
来のトナーエンド検知機能と共通しており、ハード構成
としては、従来の装置と同様である。この発明のファク
シミリ装置では、システム制御部1が、ニアエンド検知
を実行するプログラムを有することによって、この機能
を実現しており、後出の図3や図4に示すフローに従っ
てニアエンド状態の検知と、その後の制御を行う。以上
のような構成と動作は、以下の各実施の形態において共
通である。
【0014】第1の実施の形態 この第1の実施の形態は、主として請求項1の発明に対
応しているが、請求項2から請求項4の発明にも関連し
ており、請求項1の発明が基本発明である。この第1の
実施の形態では、従来のトナーエンド検知機能によって
検知された残りのトナー量が規定値以下でトナー交換を
要する状態を、新たにニアエンド状態と規定し、ユーザ
に対しては、トナーの残量が少ないので間もなく交換を
要する旨を警告するが、直ちにトナー交換の指示は与え
ず、このニアエンド状態の検知後(以下には、適宜ニア
エンド後という)に、印字された画像が判読不能になっ
たとき、あるいは高品質の画データ記録が必要な場合
に、所望濃度の画データ出力が得られなかったときのよ
うに、受信画データの再出力を要する事態に備えて、受
信画データを一旦蓄積しておく点に特徴を有している。
【0015】ニアエンドの検出には、トナー残量を監視
するセンサーを使用し、残トナー量が予め設定された規
定値以下になった時点で、ニアエンドの検出信号を出力
するよう構成している。この場合に設定する残トナー量
の規定値は、従来のトナーエンドと同様の値でも、他の
任意の値でもよい。このニアエンド状態は、トナー量の
要注意の状態であり、装置として、受信画データの再出
力を要する事態への対応を開始する時点である。したが
って、いわゆるトナー切れによる印字不可による措置
は、必ずしも必要ではなく、単に、以後何枚かの画デー
タ出力によってトナーの残量が無くなることを知らせる
だけで十分である。先の図1に示したファクシミリ装置
では、システム制御部1が、後出の図3のフローに従っ
た制御を行って、トナーの残量の監視や、受信画データ
の出力、トナー交換(補充)の指示等を行う。そのため
に、システムメモリ2内に、ニアエンド時用の情報を格
納するエリアを設け、そのエリアに、メモリ受信フラグ
を割り当てておく。このメモリ受信フラグは、受信
動作が終了する度ごとに行われるトナー残量チェックに
よって常に更新されており、例えばニアエンド状態のと
き、フラグがオンにされる。なお、このトナー残量チ
ェックは、必ずしも受信動作の終了時でなく、受信途中
で行ってもよい(長文の受信の場合も想定される)。着
呼があって受信動作に入ると、システム制御部1は、シ
ステムメモリ2内のメモリ受信フラグが、オンである
かどうかチェックする。そして、このメモリ受信フラグ
がオンのときは、受信した画データをプロッタ4へ送
出して出力すると同時に、その画データを画情報メモリ
8に蓄積して保持する。他方、メモリ受信フラグがオ
フのとき(ニアエンド状態でないとき)は、通常の直接
受信を行う。オンにされたメモリ受信フラグは、トナ
ーの交換時のクリアされる。
【0016】この第1の実施の形態では、以上の動作に
よって、ニアエンド後には、受信画データの出力と、そ
の画データの画情報メモリ8への蓄積とを行って、受信
画データの再出力要求に備えるようにしている。このニ
アエンド状態の検知後に受信され、画情報メモリ8に蓄
積された画データの管理を容易にするために、各受信画
データのファイルに、例えばシリアル番号のようなファ
イル識別情報を付加することもできる(請求項3の発
明)。この場合には、ニアエンドカウンタを設け(シス
テム制御部1のプログラムによる)、そのカウント値を
各受信画データのファイルに割り当てればよい。カウン
ト値は、システムメモリ2内に保持させておく(後出の
図2のメモリ管理ファイル)。ここで、画情報メモリ8
に蓄積された画データを管理するために使用するメモリ
管理ファイルについて説明する。
【0017】図2は、この発明のファクシミリ装置にお
いて、蓄積された画データを管理するためのメモリ管理
ファイルの一例を示す図である。
【0018】画情報メモリ8には、例えば親展受信やメ
モリ送信のための画データのファイルが蓄積されてお
り、そのための管理情報として、この図2に示すような
メモリ管理ファイルが、システムメモリ2の所定エリア
に設けられている。この発明のファクシミリ装置では、
この図2のメモリ管理ファイルに、「ニアエンドファイ
ル」や「トナーエンドファイル」を付加する。「ニアエ
ンドファイル」のファイル番号としては、例えばニアエ
ンドカウンタのカウント値を用いればよい。以上の処理
を、フローに示す。
【0019】図3は、この発明のファクシミリ装置につ
いて、第1の実施の形態における受信記録時の主要な処
理の流れを示すフローチャートである。図において、#
1〜#9はステップを示す。
【0020】ステップ#1で、メモリ受信フラグがオ
ンであるかどうか判断する。メモリ受信フラグがオン
でなければ、ステップ#3へ進み、受信した画データを
プロッタ4へ送出し、通常どおりの記録を行い、ステッ
プ#4へ進む。これに対して、メモリ受信フラグがオ
ンであれば、ステップ#2へ進み、受信した画データを
プロッタ4へ送出して出力すると同時に、画情報メモリ
8に蓄積して、ステップ#4へ進む。ステップ#4で、
受信画データの記録が終了したかどうか監視し、受信画
データの記録が終了していないときは、先のステップ#
1へ戻る。そして、ステップ#4で、受信画データの記
録が終了したことを検知すると、ステップ#5へ進み、
ニアエンド状態であるかどうかチェックする。ニアエン
ド状態でなければ、この図3のフローを終了する。
【0021】他方、先のステップ#5でチェックした結
果、ニアエンド状態のときは、次のステップ#6で、ニ
アエンドカウンタを「+1」する。ステップ#7で、ニ
アエンドカウンタのカウント値が規定枚数に達したかど
うか判断する。そして、カウント値が規定枚数に達して
いれば、ステップ#8で、ニアエンドエラーであること
(トナーエンドエラー:従来の計算上のトナーエンドと
同様)を点灯あるいは画面上のメッセージ等で警告し
て、図3のフローを終了する。一方、カウント値が規定
枚数に達していなければ、ステップ#9で、メモリ受信
フラグをオンにした状態で、この図3のフローを終了
する。なお、ニアエンドカウンタのカウント値が規定枚
数に達していても、必ずしもトナー残量が完全に無くな
ったとは限らないので、その後の画データの出力は可能
である。この場合に、ニアエンドカウンタのカウント値
が規定枚数に達した後は、従来と同様のトナーエンドエ
ラー状態として区別してもよいし、ニアエンド状態のま
まにしてもよい。
【0022】第2の実施の形態 この第2の実施の形態は、請求項2の発明に対応してい
るが、請求項1の発明にも関連している。先の第1の実
施の形態では、ニアエンド状態の検知後の受信時には、
画データを記録部へ送出してハードコピーを出力すると
同時に、画像メモリに蓄積することにより、もし、画デ
ータの印字が不備なときは、再出力を可能にして、トナ
ーの無駄な交換(まだ印字可能な残量がある)を回避す
ると共に、受信した画データの正確な印字を保証するよ
うにしている。この第2の実施の形態では、ニアエンド
状態を検知した後に画像メモリに蓄積した画データの受
信ファイルを再出力・消去するモード(再出力・消去モ
ード)の設定を可能にし、この再出力・消去モードが設
定されたときは、最新の受信ファイルから出力させ、正
常出力されて蓄積されていた受信ファイルの画データは
出力させずにクリアする点に特徴を有している。
【0023】ユーザは、ニアエンド後に実際の画データ
出力(記録)の印字状態によって、トナー交換を要する
かどうか判定するので、トナーの使用可能残量が無くな
ったことを正確に判断することができる。そして、トナ
ーの交換(補充)が終了すると、自動的に、あるいは表
示操作部10上のファンクションキーの操作によって、
再出力・消去モードに入る。この再出力・消去モードで
は、最新の受信ファイルから印字を行う。その理由は、
ニアエンド後の印字不良の発生率は、最新の受信ファイ
ル(最後に受信したファイル)の方が高いからである。
最新の受信ファイルの出力が終了すると、その前の受信
ファイルを検索して出力し、さらに、その前の受信ファ
イルのように、順次ニアエンド後に画像メモリに蓄積し
た画データの受信ファイルを、受信と逆の順序で出力す
る。
【0024】ユーザは、それぞれの受信ファイルの画デ
ータが出力された時点で、その画データの印字状態によ
って、その後の再出力は不要であると判断したときは、
ストップキー等で再出力停止の指示を行う。再出力停止
の指示がなければ、全ての受信ファイルの画データが出
力される。その後、消去のガイダンス画面になる。この
画面では、全ファイルのクリア、再出力したファイルの
みのクリア、あるいはクリアせず等の選択を行うことが
できる。以上の処理を、フローに示す。
【0025】図4は、この発明のファクシミリ装置につ
いて、第2の実施の形態におけるニアエンド状態検知後
の蓄積画データ出力時の主要な処理の流れを示すフロー
チャートである。図において、#11〜#19はステッ
プを示す。再出力・消去モードが設定されると、この図
4のフローがスタートし、ステップ#11で、最新の受
信ファイルの出力を開始する。ステップ#12で、出力
が終了したかどうかチェックし、出力が終了すると、ス
テップ#13へ進む。ステップ#13で、出力停止の指
示があるかどうかチェックする。ユーザが、出力停止の
指示を行わないときは、ステップ#14で、次の受信フ
ァイルを検索し、ステップ#15で、次の受信ファイル
が無いかどうかチェックする。次の受信ファイルがあれ
ば、再び先のステップ#11へ戻り、同様に、その受信
ファイルを出力する。
【0026】そして、ステップ#15で、次のファイル
がないことを検知すると、再出力モードを終了して、消
去モードに移る。図4では、ステップ#16へ進み、全
ファイルを消去する指示があるかどうかチェックする。
全ファイルを消去するときは、ステップ#17へ進み、
全ファイルをクリアして、この図4のフローを終了す
る。また、全ファイルを消去しないときは、ステップ#
18で、出力したファイルのみを消去するかどうかチェ
ックする。出力したファイルのみを消去するときは、ス
テップ#19へ進み、出力したファイルをクリアして、
この図4のフローを終了する。なお、ステップ#18
で、出力したファイルのみを消去しない(例えば「ノ
ー」キーの入力があった)ときは、このモードを終了し
て待機状態になる。
【0027】第3の実施の形態 この第3の実施の形態は、請求項3の発明に対応してい
るが、請求項1の発明にも関連している。先の第2の実
施の形態では、ニアエンド状態の検知後に出力された受
信画データが、トナー不足によって見えにくくなったと
き、トナー交換後に、画像メモリに蓄積しておいた受信
画データのファイルを再出力する場合を説明した。この
第3の実施の形態では、このトナー交換後の受信画デー
タの再出力の指示や画データのファイルの管理が正確に
行えるように、ニアエンド後の画データ出力(プロット
出力)に際して、その出力画データにシリアル番号のよ
うな管理情報を付記し、また、蓄積した画データのファ
イルにも、同じ管理情報を付加することにより、ファイ
ル管理が正確かつ容易に行えるようにした点に特徴を有
している。
【0028】この第3の実施の形態でも、ニアエンド後
には、画データ出力とメモリ受信とを併せて行う点は、
先の第1や第2の実施の形態と同様である。この場合
に、メモリ受信に際して、その画データのファイルに、
例えばシルアル番号のような識別情報を付加する。
【0029】図5は、ニアエンド用管理ファイルの構成
の一例を示す図である。
【0030】この図5に示すように、ニアエンド後のメ
モリ受信に際しては、各画データのファイルに、「00
1」,「002」のようなファイルの識別情報を付加
し、画情報メモリ8上の蓄積アドレスと共に格納してお
く。そして、このファイル識別情報によって、各画デー
タを管理する。なお、このニアエンド用管理ファイル
も、図1のシステムメモリ2内の所定エリアに割り当て
ておく。また、このファイル識別情報は、出力画データ
にも付記する。
【0031】図6は、ファイル識別情報が付記された出
力画データについて、その一例を示す図である。
【0032】この図6に示したように、ニアエンド後に
受信した画データ出力には、そのファイルの識別情報を
付記して出力する。したがって、ニアエンドによる判読
不能や印字品質不良等の画データ出力が発生したとき
は、トナーの補充後に出力モードを設定し、このファイ
ルの識別情報を指定すればよい。もし、そのファイルの
識別情報が記録されていなければ、その前に受信したフ
ァイルに付記された識別情報の次から出力するように制
御する。この場合には、画データの出力が終了すると、
画情報メモリ8の識別情報に対応する画データのファイ
ルも消去する。なお、ニアエンド状態と、従来のような
トナーエンド状態とを区別するときは、先の図5に示し
たようなニアエンド用管理ファイルの他に、トナーエン
ド用管理ファイルを設ければよい。
【0033】第4の実施の形態 この第4の実施の形態は、請求項4の発明に対応してい
るが、請求項1の発明にも関連している。この第4の実
施の形態では、ニアエンド後のプロット出力(受信画デ
ータの記録)に際して、その出力枚数を計数し、所定枚
数の出力ごとに所定パターンを出力することにより、ト
ナーによる印字の状態が確認できるようにして、トナー
交換の時期が正確に判定できるようにした点に特徴を有
している。
【0034】ニアエンド状態の検知後に、受信画データ
を出力するときは、同時に画情報メモリ8に、その画デ
ータのファイルが蓄積されている。このニアエンド状態
では、近い将来トナー切れが生じることが予想される。
そこで、例えば受信画データを10枚出力した後は、主
走査方向と副走査方向の画データエリアを網羅するよう
なパターンを出力する。この受信画データの所定枚数の
出力ごとに、現在の印字状態を確認するための所定パタ
ーンとしては、例えば次の図7のようなパターンを使用
する。
【0035】図7は、この発明のファクシミリ装置につ
いて、第4の実施の形態で使用する印字状態確認用パタ
ーンの一例を示す図である。
【0036】受信画データの所定枚数の出力ごとに出力
されるパターンは、ニアエンド後に出力されるので、主
走査方向と副走査方向の画データの印字状態が判断でき
れば十分であり、全エリアにパターンを配列すると、ト
ナーの残量が一層早く少なくなってしまう。なお、出力
タイミングが判るように、時刻データや出力順の番号
等、トナー交換に必要な情報を付加すれば、一層管理が
容易になる。この出力枚数の計数には、出力カウンタを
使用する。この点は、先のニアエンドカウンタと同様で
ある。以上の処理を、フローに示す。ここでは、先の第
1の実施の形態で説明した図3のフロー(ステップ#1
〜#4)と共通する部分は省略する。
【0037】図8は、この発明のファクシミリ装置につ
いて、第4の実施の形態におけるニアエンド状態検知後
の受信記録時の主要な処理の流れを示すフローチャート
である。図において、#21〜#29はステップを示
す。
【0038】この図8のフローは、先の図3に示したス
テップ#1〜#4の後に実行されるフローである。すな
わち、図3のステップ#4で、受信画データの記録が終
了したことを検知すると、この図8のステップ#21へ
進み、ニアエンド状態であるかどうかチェックする。ニ
アエンド状態でなければ、この図8のフローを終了す
る。他方、先のステップ#21でチェックした結果、ニ
アエンド状態のときは、次のステップ#22で、出力カ
ウンタを「+1」する。ステップ#23で、出力カウン
タのカウント値が規定枚数に達したかどうか判断する。
そして、カウント値が規定枚数に達していれば、ステッ
プ#24で、先の図7に示したようなパターン画像を出
力する。次のステップ#25で、出力カウンタの内容を
クリアして、ステップ#26へ進む。また、先のステッ
プ#23で判断した結果、出力カウンタのカウント値が
規定枚数に達していないときも、ステップ#26へ進
む。
【0039】ステップ#26で、ニアエンドカウンタを
「+1」する。次のステップ#27で、ニアエンドカウ
ンタのカウント値が規定枚数に達したかどうか判断す
る。カウント値が規定枚数に達しているときは、ステッ
プ#28で、ニアエンドエラーであること(トナーエン
ドエラー:従来の計算上のトナーエンドと同様)を点灯
あるいは画面上のメッセージ等で警告して、図8のフロ
ーを終了する。また、ニアエンドカウンタのカウント値
が規定枚数に達していないときは、ステップ#29へ進
み、メモリ受信フラグをオンにした状態で、この図8
のフローを終了する。
【0040】
【発明の効果】請求項1のファクシミリ装置では、ニア
エンド状態を検知した後の受信時には、印字出力と共
に、画像メモリへの蓄積を行うようにしている。したが
って、仮りに、その間にトナーエンドによる判読不能画
像が出力されても、再出力が可能であるから、ニアエン
ド状態の後でも、トナー交換(補充)を直ちに行うこと
なく、安心して使用を継続することができるので、トナ
ーを無駄なく効率的に使用できる。
【0041】請求項2のファクシミリ装置では、請求項
1のファクシミリ装置において、ニアエンド状態を検知
した後に画像メモリに蓄積した画データの受信ファイル
を再出力・消去する再出力・消去モードを設定する手段
を設け、再出力・消去モードが設定されたときは、最新
の受信ファイルから出力させ、正常出力されて蓄積され
ていた受信ファイルの画データは出力させずにクリアす
るようにしている。したがって、ニアエンド後の受信画
データが印字不良でも、迅速かつ正確に最新の受信ファ
イルから再出力することができ、また、不要になった受
信画データのファイルも正確に消去することが可能にな
るので、受信ファイルの管理の操作性が向上される。
【0042】請求項3のファクシミリ装置では、請求項
1のファクシミリ装置において、ニアエンド状態を検知
した後に受信した画データで記録部へ送出されてハード
コピーが出力された画データと、画像メモリに蓄積され
た画データの蓄積ファイルとに識別用の番号等の情報を
割り当てる手段を設け、ハードコピーが出力された画デ
ータには割り当てられた識別用の情報を付記し、画像メ
モリに蓄積された画データの蓄積ファイルの再出力・消
去の指定は、割り当てられた識別用の情報によって行う
ようにしている。したがって、先の請求項2のファクシ
ミリ装置と同様に、ニアエンド後の受信画データが印字
不良でも、迅速かつ正確に最新の受信ファイルから再出
力することができ、受信ファイルの管理の操作性が向上
される。
【0043】請求項4のファクシミリ装置では、請求項
1のファクシミリ装置において、ニアエンド状態の検知
後の受信画データ出力について、その出力枚数を計数
し、所定の記録枚数毎に、パターン画像を出力するよう
にしている。したがって、請求項1のファクシミリ装置
による効果に加えて、出力されたパターン画像により、
ニアエンド後の印字状態を確認することが可能になるの
で、トナー交換の目安とすることができ、トナー交換
(補充)の時期の一層正確な判断により、トナーを効果
的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のファクシミリ装置について、その要
部構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明のファクシミリ装置において、蓄積さ
れた画データを管理するためのメモリ管理ファイルの一
例を示す図である。
【図3】この発明のファクシミリ装置について、第1の
実施の形態における受信記録時の主要な処理の流れを示
すフローチャートである。
【図4】この発明のファクシミリ装置について、第2の
実施の形態におけるニアエンド状態検知後の蓄積画デー
タ出力時の主要な処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図5】ニアエンド用管理ファイルの構成の一例を示す
図である。
【図6】ファイル識別情報が付記された出力画データに
ついて、その一例を示す図である。
【図7】この発明のファクシミリ装置について、第4の
実施の形態で使用する印字状態確認用パターンの一例を
示す図である。
【図8】この発明のファクシミリ装置について、第4の
実施の形態におけるニアエンド状態検知後の受信記録時
の主要な処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システムメモリ 3 スキャナ 4 プロッタ 5 ページメモリ 6 網制御部(NCU) 7 モデム 8 画情報メモリ 9 符号化復号化部(DCR) 10 表示操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー残量を監視し、残りのトナー量が
    所定値になった時点でニアエンド状態であることを検知
    して、LED等の点灯その他の表示によりニアエンド状
    態である旨を警告する機能を有するファクシミリ装置に
    おいて、 ニアエンド状態を検知したときは、その後に受信した画
    データを記録部へ送出してハードコピーを出力すると同
    時に、画像メモリに蓄積することを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のファクシミリ装置において、 ニアエンド状態を検知した後に画像メモリに蓄積した画
    データの受信ファイルを再出力・消去する再出力・消去
    モードを設定する手段を備え、 再出力・消去モードが設定されたときは、最新の受信フ
    ァイルから出力させ、正常出力されて蓄積されていた受
    信ファイルの画データは出力させずにクリアすることを
    特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のファクシミリ装置において、 ニアエンド状態を検知した後に受信した画データで記録
    部へ送出されてハードコピーが出力された画データと、
    画像メモリに蓄積された前記画データの蓄積ファイルと
    に識別用の番号等の情報を割り当てる手段を備え、 ハードコピーが出力された画データには前記割り当てら
    れた識別用の情報を付記し、画像メモリに蓄積された前
    記画データの蓄積ファイルの再出力・消去の指定は、前
    記割り当てられた識別用の情報によって行うことを特徴
    とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1のファクシミリ装置において、 ニアエンド状態を検知した後に受信した画データで記録
    部へ送出されて出力されたハードコピーの記録枚数を計
    数するカウント手段と、 所定の記録枚数毎に、その記録状態の確認が可能なパタ
    ーン画像を出力する手段とを備え、 ニアエンド状態を検知した後は、所定の記録枚数毎に前
    記パターン画像によるハードコピーを出力することを特
    徴とするファクシミリ装置。
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JP2012080163A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Brother Ind Ltd 画像処理装置

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