JP2729635B2 - ファクシミリ装置の制御方式 - Google Patents

ファクシミリ装置の制御方式

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JP2729635B2 JP63205711A JP20571188A JP2729635B2 JP 2729635 B2 JP2729635 B2 JP 2729635B2 JP 63205711 A JP63205711 A JP 63205711A JP 20571188 A JP20571188 A JP 20571188A JP 2729635 B2 JP2729635 B2 JP 2729635B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像記録が正常終了しなかったときに、同
一画情報を再出力する機能を備えたファクシミリ装置の
制御方式に関する。
[従来の技術] 通常、ファクシミリ装置は、画情報を受信すると、そ
の受信画情報に対応した画像を、直接記録出力してい
る。
このため、画像記録しているときに、なんらかの障害
が発生し、画像記録が正常終了できなかっな場合には、
そのページの画像が失われるという不都合を生じる。
そこで、受信画情報を画像記録装置より記録出力する
と同時に画像蓄積装置に一旦蓄積し、画像記録が正常終
了しなかった画像を再度記録出力する再出力機能を備え
たファクシミリ装置が実用されている。
この再出力機能を用いると、画像記録装置の異常が原
因となって、画像を正常に記録出力できなかった場合、
同一画像を再出力することにより、正常な画像を得るこ
とができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来装置では、次のような
不都合を生じていた。
すなわち、例えば、画像の空白部で画像記録装置に異
常を生じたような場合、そのときに記録出力された画像
と、再出力時の画像とを視覚的に区別できないときがあ
る。
このような事態が生じると、同一内容の画像が2ペー
ジ記録出力されるため、その記録画像を得たオペレータ
が両者を区別することができず、混乱するというおそれ
がある。
本発明は、このような従来装置の課題を解決し、再出
力画像を明確に認識できるファクシミリ装置の制御方式
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、蓄積画像の先端部あるいは後端部に所定量
の余白があることを検出する余白検出手段を備え、画像
再出力時、その記録画像に余白が検出されているときに
は、その余白に再出力画像であることをあらわす再出力
メッセージ情報を付加し、余白が検出されていないとき
にはその記録画像を再出力する前に、再出力メッセージ
を記録出力するものである。
[作用] したがって、再出力画像には、その先端部または後端
部の余白、あるいは、別紙に再出力メッセージが記録さ
れるので、画像記録が正常終了しなかった画像と明確に
区別することができる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかるファクシミリ装
置を示している。
同図において、システム制御部1は、このファクシミ
リ装置全体の制御処理を行なうためのものであり、シス
テムメモリ2には、システム制御部1が実行する制御プ
ログラムや、処理に必要な種々の定数情報、例えば、後
述する再出力メッセージなどが記憶されるとともに、シ
ステム制御部1のワークエリアが形成される。
スキャナ3は、原稿画像を所定の解像度で読み取るた
めのものであり、プロッタ4は、画像を所定の解像度で
記録出力するためのものであり、例えば、レーザビーム
プリンタのようにページ単位に画像を記録出力するプロ
ッタエンジン41を備えている。また、プロッタ4におい
て、プロッタ制御部42は、プロッタエンジン41の動作を
制御するものであり、画像メモリ43は、プロッタ4で記
録出力する画像データを1ページ分記憶するためのもの
である。
操作表示部5は、このファクシミリ装置を操作するた
めのものであり、符号化復号化部6は、送信画信号を符
号化圧縮するとともに、受信画情報を元の画信号に復号
化するものである。
通信制御部8は、所定のファクシミリ伝送手順処理を
行うものであり、モデム9は、アナログ回線網である公
衆電話回線網等を伝送回線として用いることができるよ
うにデジタルデータを変復調するものであり、網制御装
置10は、ファクシミリ装置を公衆電話回線網に接続する
ためのものである。なお、この網制御装置10は、自動発
着信機能を備えている。
また、システム制御部1、システムメモリ2、スキャ
ナ3、プロッタ制御部41、操作表示部5、符号化復号化
部6、および、通信制御部8は、システムバス11に接続
されており、これらの要素間における必要な情報のやり
とりは、このシステムバス11を介して行われている。
第2図は、画像管理情報の一例を示している。
この画像管理情報は、画像蓄積装置7における画情報
の記録/読み出しを管理するためのものであり、おのお
のの画情報ファイル(1ページ単位)に1つが構成され
る。
画像管理情報は、画情報ファイルを識別するためのフ
ァイル番FN、受信日付をあらわす日付情報DT、受信時刻
をあらわす時刻情報TM、送信装置の識別情報をあらわす
相手先情報CL、再出力メッセージの付加する空白が先端
にあることをあらわす先端フラグFLT、再出力メッセー
ジを付加する空白が後端にあることをあらわす後端フラ
グFLT、および、画像蓄積装置7における画情報の記憶
状態をあらわす画像マップ情報MPからなる。
さて、このファクシミリ装置は、画情報を受信すると
き、その受信画情報を画像蓄積装置7に蓄積するととも
に、プロッタ4を使用可能な場合に、受信画情報を符号
化復号化部6で元の画信号に復号化し、この画信号をプ
ロッタ制御部42に順次転送して画像を記録出力してい
る。
このとき、プロッタ制御部42は、転送されてきた画信
号を順次画像メモリ43に蓄積し、1ページ分の画信号が
画像メモリ43に揃うと、その時点でプロッタエンジン41
を起動し、プロッタエンジン41のライン単位の画像記録
に同期して、順次画像メモリ43の記憶内容をライン単位
に読み出してプロッタエンジン43に出力する。
これにより、ページ単位に、プロッタ4で受信画像が
記録出力される。
また、このファクシミリ装置は、受信時の画像記録時
に、画像記録が正常終了しなかった場合、同一ページの
画像を再出力する再出力機能を備えている。
このとき、第3図に示すように、再出力画像の先端か
ら縦方向(ライン方向と直角な方向)に寸法aの部分、
あるいは、後端から縦方向に寸法bの部分に十分な空白
がある場合、その空白に、再出力画像を識別できるよう
にするための再出力メッセージの画像を付加している。
以上の構成で、網制御装置10が着信検出し、その検出
情報が通信制御部8に通知されると、通信制御部8は、
画情報受信開始をシステム制御部1に通知したのちに、
所定の受信処理を行う。
この画情報受信時、システム制御部1は、上述のよう
に、受信した画情報を画像蓄積装置7に蓄積するととも
に、プロッタ4を使用可能な場合には、その受信した画
情報を符号化復号化部6で元の画信号に復号化し、その
画信号をプロッタ制御部42に転送するとともに、プロッ
タ制御部42に画像記録を指令する。
また、システム制御部1は、受信した画情報を画像蓄
積装置7に蓄積するとき、上述した画像管理情報を形成
する。
このようにして、画情報を画像蓄積装置7に蓄積する
とき、システム制御部1は、第4図に示した処理を行
い、その蓄積した画情報の画像の先端部および後端部
に、再出力メッセージを付加するに十分な空白があるか
どうかを調べている。
すなわち、まず、ラインカウンタAC,BC,LCを0に初期
設定するとともに、画像管理情報の先端フラグFLTおよ
び後端フラグFLBをリセットし(処理101)、画像蓄積装
置7に蓄積する画情報の1ライン分のデータを区切ると
ともに1ページ分の画情報の終了をあらわすコード情報
RTCを識別する1ラインデータ入力判定処理(処理102)
を行う。
この処理102で、コード情報RTCを検出したかどうかを
調べ(判断103)、判断103の結果がNOになるときには、
ラインカウンタLCをインクリメントし(判断処理10
4)、その結果、ラインカウンタLCの値が、寸法aに含
まれるライン数Laを越えたかどうかを調べる(判断10
5)。
判断105の結果がNOになるとき、そのときに区切った
ラインが全白ラインであるかどうかを調べ(判断10
6)、判断106の結果がYESになるときには、ラインカウ
ンタACをインクリメントする。
そして、ラインカウンタACが、再出力メッセージを記
録するために必要な空白のライン数に対応した規定値SP
よりも大きくなったかどうかを調べ(判断108)、判断1
08の結果がYESになるときには、先端フラグFLTをセット
して(処理109)、処理102に戻る。
また、判断106の結果がNOになるとき、および、判断1
08の結果がNOになるときには、処理102に戻る。
判断105の結果がYESになる場合、ラインカウンタLCの
値が、そのときの画像の原稿サイズの縦方向の寸法SZ
(第3図参照)に対応したライン数LSZから、寸法bに
含まれるライン数Lbを減じた値を越えたかどうかを調べ
る(判断110)。
判断110の結果がYESになるとき、そのそのときに区切
ったラインが全白ラインであるかどうかを調べ(判断11
1)、判断111の結果がYESになるときにはラインカウン
タBCをインクリメントして、処理102に戻る。
また、判断110の結果がNOになるとき、および、判断1
11の結果がNOになるときには、処理102に戻る。
そして、コード情報RTCを検出し、判断103の結果がYE
Sになるときには、ラインカウンタBCが、規定値SPより
も大きくなったかどうかを調べ(判断113)、判断113の
結果がYESになるときには、後端フラグFLBをセットして
(処理114)、この処理を終了する。
このようにして、受信画情報を画像蓄積装置7に蓄積
すると、その先端部および後端部に、再出力メッセージ
を記録するのに十分な空白があるかどうかを調べ、先端
部に空白がある場合には先端フラグFLTを、後端部に空
白がある場合には後端フラグFLBをそれぞれセットす
る。
受信中のページの画像記録を終了した時点で、その画
像記録時になんらかの異常が発生していると、プロッタ
制御部42は、システム制御部1にプロッタエラーを通知
する。
このようにして、プロッタエラーが通知されると、シ
ステム制御部1は、第5図の処理を行って、プロッタエ
ラー発生時の画像を再出力している。
すなわち、プロッタエラーが通知され、判断201の結
果がYESになると、画像管理情報の先端フラグFLTあるい
は後端フラグFLBがセットされているかどうかを調べる
(判断202)。
判断202の結果がYESになるときには、先端部あるいは
後端部に空白がある場合であり、先端フラグFLTがセッ
トされているときには、蓄積している画情報の先端から
寸法aまでの部分に再出力メッセージを合成し、後端フ
ラグFLBのみがセットされているときには、蓄積してい
る画情報の後端の寸法bの部分に再出力メッセージを合
成し(処理203)、その合成後の画像をプロッタ4より
記録出力する(処理204)。
この処理203の画像合成は、まず、画像管理情報に基
づいて、蓄積した画情報を画像蓄積装置7より読み出
し、その読み出した画情報を符号化復号化部6で元の画
信号に復号化し、その画信号をプロッタ制御部42に転送
する。
これにより、プロッタ制御部42は、再出力する画像の
画信号を画像メモリ43に記憶する。
そして、1ページ分の画信号の転送を終了すると、合
成する領域を指定した状態で、再出力メッセージを記録
するための画信号をプロッタ制御部42に転送する。
これにより、プロッタ制御部42は、画像メモリ43に記
憶した1ページ分の画信号のうち、再出力メッセージの
画信号の転送時に指定された先端部あるいは後端部の領
域の画信号を、転送されてきた再出力メッセージの画信
号で置換する。
その結果、再出力する画像に、再出力メッセージが合
成される。
このようにして、再出力メッセージを合成した画像を
形成すると、システム制御部1は、プロッタ制御部42に
画像記録を開始させる。
したがって、第6図(a)に示すように、エラー原稿
が記録出力されたのち、同図(b),(c)に示すよう
に、先端部あるいは後端部に再出力された原稿であるこ
とをあらわす再出力メッセージ、例えば、「この原稿
は、前のページを再出力したものです。[日付:{日付
情報DTの内容}]、[時刻:{時刻情報TMの内容}]、
[相手先:{相手先情報CLの内容}]」という文字列が
合成された再出力原稿が記録出力される。
なお、ここで、日付情報DT、時刻情報TM、および、相
手先情報CLは、画像管理情報の内容と同一のものであ
る。
また、判断202の結果がNOになるときには、まず、再
出力メッセージのみからなる1ページ分の画信号を発生
してプロッタ制御部42に転送し、その画像を記録出力さ
せる(処理205)。
次に、蓄積している画情報を読み出して、画像管理情
報に基づいて、蓄積した画情報を画像蓄積装置7より読
み出し、その読み出した画情報を符号化復号化部6で元
の画信号に復号化し、その画信号をプロッタ制御部42に
転送し、その画像を記録出力させる(処理205)。
したがって、この場合には、第7図(a)に示すよう
に、エラー原稿が記録出力されたのち、同図(b)に示
すように、再出力メッセージのみからなる原稿が記録さ
れ、さらに、同図(c)に示すように、再出力原稿が記
録出力される。
なお、処理205で記録出力する再出力メッセージは、
処理203で合成する内容と変更してもよい。例えば、
「前ページの原稿には、プリントエラーがあります。次
のページに、同一の原稿を再出力します。[日付:{日
付情報DTの内容}]、[時刻:{時刻情報TMの内
容}]、[相手先:{相手先情報CLの内容}]」という
内容のものを用いることができる。
また、このようにして、再出力原稿を記録出力してい
る場合、後続の受信画情報があるとき、その受信画情報
の記録出力は、プロッタ4を使用可能になった時点で行
う。また、そのときに、プロッタエラーを発生した場合
には、上述と同様に、再出力原稿を記録出力する。
以上のようにして、本実施例では、再出力原稿の先端
部あるいは後端部に再出力原稿を識別するための再出力
メッセージを付加しているので、オペレータは、再出力
された原稿を確実に誤りなく識別することができる。
また、原稿先端あるいは後端に十分な空白がない場
合、再出力メッセージのみからなる原稿を、再出力原稿
の前に記録出力しているので、この場合にも、オペレー
タが再出力原稿を明確に識別することができる。
ところで、上述した実施例では、プロッタとして、画
像をページ単位に記録出力する装置を用いているが、ロ
ール状の感熱記録紙を用いる感熱記録装置をプロッタと
して用いた場合にも、本発明を適用することができる。
その場合、再出力画像の先端あるいは後端に、再出力メ
ッセージを記録する部分を延長して付加するようにする
ことができるので、受信画像の内容を変更することを防
止できる。
また、再出力メッセージとしては、上述した内容のも
のに限ることはなく、オペレータが明確に再出力原稿で
あることを認識でき、かつ、エラー原稿と区別できるよ
うな内容のものであればよい [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、蓄積画像の先
端部あるいは後端部に所定量の余白があることを検出す
る余白検出手段を備え、画像再出力時、その記録画像に
余白が検出されているときには、その余白に再出力画像
であることをあらわす再出力メッセージ情報を付加し、
余白が検出されていないときにはその記録画像を再出力
する前に、再出力メッセージを記録出力しているので、
再出力画像には、その先端部または後端部の余白、ある
いは、別紙に再出力メッセージが記録されるので、画像
記録が正常終了しなかった画像と明確に区別することが
できるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置を
示すブロック図、第2図は画像管理情報の一例を示す概
略図、第3図は空白を検出する部分を説明するための概
略図、第4図は画像蓄積時の処理例を示すフローチャー
ト、第5図は再出力原稿の記録出力時の処理例を示すフ
ローチャート、第6図(a)〜(c)はエラー原稿と再
出力原稿の関係の一例を示した概略図、第7図(a)〜
(c)はエラー原稿と再出力原稿の関係の他の例を示し
た概略図である。 1……システム制御部、2……システムメモリ、4……
プロッタ、7……画像蓄積装置、41……プロッタエンジ
ン、42……プロッタ制御部、43……画像メモリ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信画情報を画像記録装置より記録出力す
    ると同時に画像蓄積装置に一旦蓄積し、画像記録が正常
    終了しなかった画像を再度記録出力する再出力機能を備
    えたファクシミリ装置の制御方式において、画像蓄積装
    置に蓄積する画情報に基づいて蓄積画像の先端部あるい
    は後端部に所定量の余白があることを検出する余白検出
    手段を備え、画像再出力時、上記余白検出手段によりそ
    の記録画像に余白が検出されているときには、その余白
    に再出力画像であることをあらわす再出力メッセージ情
    報を付加し、余白が検出されていないときにはその記録
    画像を再出力する前に、再出力メッセージを記録出力す
    ることを特徴とするファクシミリ装置の制御方式。
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US5527834A (en) * 1994-11-30 1996-06-18 Inoac Corporation Waterproof plastic foam
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