JPH0879543A - 画像伝送装置 - Google Patents

画像伝送装置

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JPH0879543A
JPH0879543A JP6213906A JP21390694A JPH0879543A JP H0879543 A JPH0879543 A JP H0879543A JP 6213906 A JP6213906 A JP 6213906A JP 21390694 A JP21390694 A JP 21390694A JP H0879543 A JPH0879543 A JP H0879543A
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JP6213906A
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Masahiro Sakamoto
理博 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信画像データを一時記憶するメモリ12の
メモリ・オーバーフローを防ぐ。 【構成】 メモリ12は、カラー出力装置24によるカ
ラー出力が不可能なとき、受信したカラー画像データを
記憶する。メモリ12の残量が一定値未満になったと
き、既に記憶されているカラー画像データを色変換回路
16により白黒データに変換し、白黒出力装置22によ
り白黒出力し、カラー画像データをメモリ12にから消
去する。又は、メモリ12に記憶されるカラー画像デー
タの色差データを消去する。又は、既に記憶されている
カラー画像データから輝度成分を生成し、生成した輝度
成分でメモリ12上のカラー画像データを置換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像伝送装置に関し、
より具体的にはカラー画像情報を送信及び/又は受信す
る画像伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー・ファクシミリ装置では、記録用
紙切れ、ジャム及びトナー・インク切れなどの障害があ
り印刷出力が不可能になった場合に、受信データを一時
記憶する記憶手段を設ける構成が知られている。これに
より、受信情報をその場で印刷出力できない場合でも、
取り敢えず伝送情報を受信できる。この機能は、メモリ
代行受信と呼ばれる。その記憶手段は、例えば、ハード
・ディスク装置や固体メモリ装置などである。記憶手段
に一時記憶された受信データは、障害が取り除かれた後
に、読み出され、出力用紙に印刷される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】代行受信用の記憶手段
の記憶容量には限度がある。カラー画像の場合、高能率
圧縮したとしても、データ量が多いので、白黒画像に比
べ早期にメモリ・オーバーフローが発生してしまう。記
憶手段の記憶容量に余裕が無い、又は記憶容量の空きが
少なくなったら、受信を拒否するしかない。
【0004】本発明は、このような受信拒否を可能な限
り避けることのできる画像伝送装置を提示することを目
的とする。
【0005】また、従来のカラー・ファクシミリ装置で
は、上記記憶手段に画像データを記憶するのに、RGB
形式又はYCrCbなどの輝度/色差形式の画像データ
を圧縮し又は圧縮せずにそのまま当該記憶手段に格納す
るようにしてので、当該記憶手段でメモリ・オーバーフ
ローが生じやすい。
【0006】本発明は更に、メモリ・オーバーフローが
生じにくい画像伝送装置を提示することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像伝送装
置は、受信した画像データを記憶する画像記憶手段と、
カラー画像データから白黒画像データを生成する変換手
段と、当該画像記憶手段の残量を確認する残量確認手段
と、当該画像記憶手段に記憶されるデータを消去する消
去手段とを有し、当該画像記憶手段の残量が所定量より
少なくなった場合に、当該画像記憶手段に記憶されるカ
ラー画像データを当該変換手段により白黒データに変換
して当該白黒画像出力手段により出力すると共に、当該
白黒データに対応するカラー画像データを当該画像記憶
手段から消去することを特徴とする。
【0008】本発明に係る画像伝送装置はまた、受信し
た画像データを記憶する画像記憶手段と、白黒画像を出
力する白黒画像出力手段と、カラー画像データから白黒
画像データを生成する変換手段と、当該画像記憶手段の
残量を確認する残量確認手段と、当該画像記憶手段に記
憶されるデータを消去する消去手段と、オペレータへの
メッセージを出力するメッセージ出力手段とを有し、当
該画像記憶手段の残量が所定量より少なくなった場合
に、当該画像記憶手段に記憶されるカラー画像データを
当該変換手段により白黒データに変換して当該白黒画像
出力手段により出力すると共に、当該白黒データに対応
するカラー画像データを当該画像記憶手段から消去し、
カラー画像の白黒画像出力を当該メッセージ出力手段に
よりオペレータに可視・可聴出力することを特徴とす
る。
【0009】更に、本発明に係る画像伝送装置は、受信
した画像データを記憶する画像記憶手段と、当該画像記
憶手段の残量を確認する残量確認手段と、当該画像記憶
手段に記憶されるカラー画像データから色情報を消去す
る色情報消去手段とを有し、当該画像記憶手段の残量が
所定量より少なくなった場合に、当該画像記憶手段に記
憶されるカラー画像データから色情報を消去することを
特徴とする。
【0010】
【作用】上記手段により、先に受信し記憶するカラー画
像データを白黒画像として出力して画像記憶手段から該
当するカラー画像データを消去するので、画像記憶手段
の空き容量を拡張できる。白黒出力により、受信画像を
一応、確認できる。画像記憶手段がメモリ・オーバーフ
ローする可能性を低減でき、受信拒否が発生しにくくな
る。
【0011】また、画像記憶手段に記憶されるカラー画
像データの色情報を消去するので、画像記憶手段の空き
容量を拡張できる。輝度データが残るので、多階調画像
の出力を得ることができる。画像記憶手段がメモリ・オ
ーバーフローする可能性を低減でき、受信拒否が発生し
にくくなる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1は、本出願に係る発明の一実施例の概
略構成ブロック図を示す。10は、全体を制御するCP
Uである。12はメモリ代行受信時に、受信画像データ
を一時記憶するメモリであって、圧縮データの伸長及び
画像送信時の画像圧縮にも使用される。14は、受信し
た圧縮画像データを復号化する復号化回路、16は、カ
ラー画像をRGBからYCrCbというように色変換す
る色変換回路、18は通信回線網との接続を制御する網
制御ユニット(NCU)、20は変復調回路(モデム)
である。22は白黒画像を印刷出力する白黒出力装置、
24はカラー画像を印刷出力するカラー出力装置であ
る。白黒出力装置22は、例えば、カラー出力装置24
の黒インクのみを使用することで実現できる。即ち、カ
ラー出力装置24は白黒出力装置22を兼用できるが、
ここでは、白黒出力装置22とカラー出力装置24が別
の装置として装備されているとする。
【0014】26はこれらの回路ブロック10〜24を
相互接続するバスであり、周知の通り、データ、アドレ
ス及びバス利用権制御信号などの制御信号からなる。
【0015】図2を参照して、本実施例の受信動作を説
明する。画像受信動作のスタート時に、例えば、カラー
画像伝送のプロトコルの確認段階で、先ず、カラー出力
装置24によるカラー出力が可能かどうかを確認し(S
1)、ジャム、紙無し及びインク切れ等でカラー出力が
不可能な場合には、メモリ12の残量を確認する(S
3)。カラー出力が可能な場合(S1)、受信したカラ
ー画像をカラー出力装置24で直接、出力する(S
2)。カラー出力が不可能で、メモリ12に一定以上の
残量があれば(S3)、受信データをメモリ12に蓄積
するメモリ代行受信モードになる(S4)。
【0016】メモリ12に残量が無いか、又はあっても
所定値未満のときには(S3)、S5以降を実行する。
即ち、先にメモリ代行受信されてメモリ12に記憶され
ている受信カラー画像データをメモリ12から読み出し
て色変換回路16に転送し、白黒画像データに変換する
(S5)。生成された白黒画像データを白黒出力装置2
2により白黒出力する(S6)。白黒画像に変換された
カラー画像データをメモリ12から消去する(S7)。
新たに受信したカラー画像データをメモリ12に格納す
る(S8)。S5〜S8は、並列的に実行される。メモ
リ12からの読み出しと、メモリ12への書き込みを同
時的に行なうには、S5,S6,S7を受信データ・レ
ートより高速に実行する必要があり、そのためには、メ
モリ12として高速の素子又は回路を使用し、バス26
のデータ転送レートを高速にしなければならない。
【0017】但し、メモリ12にメモリ代行受信できる
程の残量が無い場合に、図3に示すようにすれば、S
5,S6,S7に高速化を要求せずに済む。即ち、受信
動作とは無関係に、例えば、メモリ代行受信による受信
データの記憶の終了後に、図3に示すフローを実行す
る。メモリ12の残量を確認し(S11)、一定未満の
残量のとき、メモリ代行受信されてメモリ12に記憶さ
れている受信カラー画像データをメモリ12から読み出
して色変換回路16に転送し、白黒画像データに変換す
る(S12)。生成された白黒画像データを白黒出力装
置22により白黒出力する(S13)。白黒画像に変換
されたカラー画像データをメモリ12から消去する(S
14)。S12,S13,S14は、並列的に実行され
る。
【0018】上記実施例では、メモリ12に残量が無い
場合に、メモリ代行受信したカラー画像データを白黒出
力し、メモリ12から消去している。メモリ12に記憶
されるデータには、メモリ代行受信された受信画像デー
タに限らない。例えば、特定人による印刷出力のみを許
す親展受信や、他の装置へ転送する中継受信でもメモリ
12に受信画像データが格納され、送信の場合にも送信
原稿の画像データがメモリ12に格納される。即ち、メ
モリ12に記憶されるデータには、送信原稿データ、中
継受信データ、代行受信データ及び親展受信データがあ
る。これらのデータの中で、S5〜S7又はS12〜S
14で白黒画像変換及び出力してメモリ12から消去す
るカラー画像データとして、メモリ代行受信データのみ
を対象としているのは、次の理由による。
【0019】即ち、送信原稿データについては、メモリ
12への蓄積時にメモリ12の残量をチェックし、残量
が一定未満のときにオペレータに音及び/又は表示画面
で警告し、後でメモリ12に再び蓄積すればよいからで
ある。中継受信データは、中継先への回線がつながれ
ば、中継先に転送されてメモリ12から消去される。親
展受信データは、親展という性格上、特定人による印刷
出力のみを許容するものであり、勝手に消去するわけに
はいかない。これらの点から、メモリ12に記憶される
データの優先順位は、 1.親展受信データ 2.代行受信データ 3.中継受信データ 4.送信原稿データ の順になり、メモリ12から消去する場合には、この逆
で、送信原稿データを最優先する。
【0020】図2及び図3におけるメモリ残量の確認動
作(S3,S11)、特に、S5又はS12以降に進む
判断基準について、詳細に説明する。参照すべき数値と
しては、例えば、過去の1通信(受信)における最大デ
ータ量、装置の持つ最大受信サイズ及び解像度におい
て、最悪の圧縮率(最も低い圧縮率)での1ページのデ
ータ量、並びに、固定データ量(例えば、4Mバイト、
メモリ12の容量の半分、メモリ12の容量の20%な
ど)がある。これらの数値を使用し、S5又はS12に
移行する閾値を動的に決定する。
【0021】メモリ代行受信によりメモリ12に記憶さ
れているカラー画像データで、白黒出力して消去するデ
ータ量の単位としては、図3では、受信単位になってい
るが、ページ単位にしてもよい。図4は、ページ単位で
メモリ12から商況するように図3を変更したフローチ
ャートを示す。ページ単位でS12〜S15を実行する
ようにしている(S15)。また、白黒出力された各ペ
ージには、カラー画像を白黒出力したことをオペレータ
に示す処理を実行する(S16)。例えば、出力用紙又
は次の用紙上にその旨の文字を印字したり、操作パネル
の発光ダイオード又は液晶表示画面により所定のメッセ
ージを可視表示したり、スピーカ及びブザーにより音声
出力する。
【0022】上記実施例では、白黒出力装置22とカラ
ー出力装置24を別々に設けているが、通常、カラー出
力装置24は黒インクを有し、白黒出力装置22として
の機能も具備する。例えば、図5に示すように、シアン
C、マゼンタM、イエローY及びブラックBkの各イン
クを用紙上に飛ばすことでカラー印刷するインクジェッ
ト方式のカラー・プリンタがある。このようなカラー・
プリンタでは、シアン、マゼンタ及びイエローの何れか
のインクが無くなれば、カラー出力は不可能になる。な
お、ブラック・インクが無くなっても、シアン、マゼン
タ及びイエローの各インクがあれば、白黒出力できるこ
とはいうまでもない。各インク・タンクには、インク切
れを検出するセンサが設けら、その検出結果はバス26
を介してCPU10に転送される。
【0023】カラー出力用紙は、一般に、白黒出力用紙
よりも高価であり、カラー出力時にはカラー用出力用紙
を使用し、白黒出力時には白黒用出力用紙を使用するよ
うにしたカラー・プリンタが知られている。このような
カラー・プリンタでは、カラー用出力用紙が無くなる
と、高品質なカラー出力が不可能な状態になり、カラー
出力不可能と判断するか、又は、白黒用出力用紙で代替
するかである。白黒用出力用紙で代替する場合、白黒用
出力用紙も無くなると、完全に出力不可能な状態とな
る。図6に示すように、カラー用出力用紙のカセット3
0に、当該カセット30内の用紙切れを検出するセンサ
32を設け、白黒用出力用紙のカセット34に、当該カ
セット34内の用紙切れを検出するセンサ36を設け
る。センサ32,36の検出出力はバス26を介してC
PU10に転送される。38は印刷ヘッドであり、カセ
ット30,34に収容される用紙は、周知の搬送機構に
より選択的に印刷ヘッド38の下に搬送される。
【0024】上記実施例では、代行受信用のメモリに残
量が不足するようになると、当該メモリにメモリ代行受
信されたカラー画像データを白黒出力し、当該カラー画
像データを当該メモリから消去するので、当該メモリの
オーバーフローを発生しにくくするという効果がある。
これにより、オーバーフローによる受信画像データの消
失を防ぎ、受信拒否の機会を少なくすることができる。
【0025】また、メモリ代行受信終了後に、メモリの
残量を確認し、必要により、記憶されているカラー画像
データの白黒出力と消去を実行するように構成すること
により、メモリ代行受信用のメモリに実質的に同時に書
き込みと読み出しを実行せずに済み、従って、低速な素
子又は回路で良くなるという効果がある。
【0026】カラー画像を白黒出力した場合に、その旨
を可視可聴表示するので、本来はカラー画像であること
をオペレータその他に知らせることができる。
【0027】次に、本出願の別の実施例を説明する。基
本的な機能ブロック構成は図1と同じである。着呼し、
受信モードに入った段階で、メモリ12の残量を確認す
る(S21)。残量が所定値以上あるときには、受信し
た画像データをメモリ12に一時記憶する(S22)。
勿論、カラー出力可能であれば、メモリ12に一時記憶
したカラー画像データを読み出して、カラー出力装置2
4によりカラー印刷出力する。
【0028】メモリ12の残量が所定値未満のとき、メ
モリ12に記憶済みの全部又は一部の受信カラー画像デ
ータから色情報(例えば、輝度/色差信号の色差信号)
を消去する(S23)。この処理により、メモリ12に
相当量の空き領域を確保できる。S23の後、現在受信
するカラー画像データをメモリ12に記憶する(S2
4)。
【0029】RGB形式でメモリ12に格納されている
ときには、図8に示すように、色変換回路16により輝
度/色差形式に変換し(S25)、メモリ12に輝度デ
ータのみを格納し(26)、RGB形式のカラー画像デ
ータをメモリ12から消去すればよい(S27)。
【0030】図7及び図8では、メモリ12に先に記憶
されているカラー画像データの色情報を除去したが、図
9に示すように、現在受信するカラー画像データから色
変換回路16により輝度データを生成し(S28)、生
成した輝度データのみをメモリ12に記憶する(2
9)、というようにしてもよい。
【0031】いうまでもないが、図7及び図8の処理
と、図9に示す処理を併用してもよい。即ち、メモリ1
2に先に記憶されているカラー画像データから色情報を
除き、現在受信するカラー画像データからも色情報を除
去する。
【0032】図7(又は図8)を実行するメモリ12の
残量、図9を実行するメモリ12の残量、並びに図7
(又は図8)と図9の両方を実行するメモリ12の残量
について、それぞれ異なる閾値を設定してもよい。その
ほうが、不必要に色情報を消失する可能性を低くするこ
とができる。
【0033】図7〜図9では、メモリ受信と色情報の消
去を並行的に実行しているが、メモリ受信の終了後に、
図10に示すように、メモリ12の残量を確認し(S3
1)、所定値未満のときに、記憶済みのカラー画像デー
タから色情報を削除するようにしてもよい(S32)。
このような構成では、より低速な回路でよくなる。
【0034】色情報の削除は、ファイル単位で行なうよ
りも、ページ単位で行ない、必要な空き領域を確保でき
たときには以後の削除を中止するのが好ましい。図11
は、メモリ代行受信、親展受信、又はメモリ送信読み込
みに伴うメモリ12への記憶動作が終了した時点で、実
行されるフローチャートを示す。即ち、メモリ12への
記憶動作が終了した後、その残量を確認する(S4
1)。メモリ12の残量が所定値未満のとき(S4
1)、メモリ12に記憶済みの1ページ分のカラー画像
データから色情報、例えば色差データを消去し(42,
S43)、元々はカラー画像であったことを示す情報
を、残った輝度情報に付加する(S44)。色情報の削
除の警告を残った輝度データに付加する代わり、又はこ
れと併せて、表示画面に可視表示し、及び/又はスピー
カやブザーで音声表示してもよい。
【0035】この構成では、メモリ12に一定以上の残
量を確保できるまで、ページ単位で色情報を削除してい
くので、不必要に多くの色情報を削除してしまうことが
ない。
【0036】図7〜図11で説明した実施例では、カラ
ー画像データ及びその輝度データを多値データとして扱
ったが、図12に示すように、輝度データを2値化し、
更に符号化により圧縮してメモリ12に記憶するように
してもよい。即ち、メモリ12の残量を確認し(S5
1)、所定値以上であれば、受信するカラー画像データ
をメモリ12に一時記憶し(S52)、メモリ12の残
量が所定値未満のとき(S51)、受信したカラー画像
データから輝度データを生成し(S53)、生成された
輝度データを2値化し(54)、得られた2値データを
符号化してメモリ12に格納する(S55)。こうすれ
ば、メモリ12に更に広い空き領域を確保できる。この
ためには、図13に示すように、2値化回路40と符号
化回路42を設ければよい。
【0037】図7〜図12で説明した実施例では、メモ
リ12を残量が少なくなったときに、記憶データから色
情報のみを消去して、メモリ12の空き領域を増すの
で、メモリ12がオーバーフローによるメモリ受信エラ
ーを防止できる。
【0038】また、色情報のみを消去し、輝度情報を残
すので、単色画像の印刷出力を得ることができる。即
ち、記憶画像の全部を失うことがない。
【0039】輝度データを2値化し、更に符号化するこ
とにより、メモリ12の空き容量を更に増やすことがで
きる。
【0040】カラー画像から色情報を削除した旨を可視
・可聴表示するので、出力画像が本来、カラー画像とし
て受信されたものであることを知ることができる。
【0041】輝度/色差形式でないカラー画像データで
あっても、色変換手段により輝度/色差形式に変換で
き、上述のように輝度情報のみを保存できる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、先に受信した画像データを白黒出
力し、又は色情報を画像記憶手段から消去するので、画
像記憶手段の空き領域を増やすことができる。これによ
り、画像記憶手段のオーバーフローを可能な限り防止で
き、当該画像記憶手段をより有効に活用できる。
【0043】新たに受信した画像データを上記画像記憶
手段に記憶しながら、並行に、画像記憶手段に先に記憶
されたカラー画像データの白黒データへの変換・出力及
び生成された白黒データに対応するカラー画像データの
当該画像記憶手段からの消去を実行することにより、高
速に処理できる。
【0044】また、画像記憶手段への新たな画像データ
の記憶の後に、画像記憶手段に先に記憶されたカラー画
像データの白黒データへの変換・出力及び生成された白
黒データに対応するカラー画像データの画像記憶手段か
らの消去を実行することにより、低速の回路構成で実現
できる。
【0045】カラー画像の白黒変換をオペレータに可視
・可聴出力する手段を設けることにより、元々はカラー
画像であることをオペレータに知らせることができる。
【0046】色情報消去手段による色情報の消去に応じ
て、色情報を消去した画像データに色情報の消去を示す
情報を付加する手段を設けることにより、事後に出力す
るときに、元々がカラー画像であったことをオペレータ
に知らせることが可能になる。
【0047】カラー画像データから輝度データを生成す
る輝度データ生成手段を設けることにより、例えばRG
B形式で画像記憶手段に格納されているカラー画像デー
タからも輝度成分を取り出すことができ、色情報のみを
消去できるようになる。
【0048】カラー画像データを白黒2値データとする
ことにより、画像記憶手段の空き領域を更に増やすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の基本的な概略構成ブロック
図を示す。
【図2】 第1の動作フローチャートである。
【図3】 第2の動作フローチャートである。
【図4】 第3の動作フローチャートである。
【図5】 カラー・プリンタのカラー・インクとその残
量センサの概略構成ブロック図である。
【図6】 カラー用出力用紙と白黒用出力用紙を選択的
に使用できるカラー・プリンタの用紙カセットと用紙残
センサの概略構成図である。
【図7】 第4の動作フローチャートである。
【図8】 第5の動作フローチャートである。
【図9】 第6の動作フローチャートである。
【図10】 第7の動作フローチャートである。
【図11】 第8の動作フローチャートである。
【図12】 第9の動作フローチャートである。
【図13】 図12を実現する概略構成ブロック図であ
る。
【符号の説明】
10:CPU 12:メモリ 14:復号化回路 1
6:色変換回路 18:網制御ユニット(NCU) 2
0:変復調回路(モデム) 22:白黒出力装置 24:カラー出力装置 26:バス 30:カラー用出
力用紙のカセット 32:用紙残センサ 34:白黒用
出力用紙のカセット 36:用紙残センサ 38:印刷
ヘッド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した画像データを記憶する画像記憶
    手段と、カラー画像データから白黒画像データを生成す
    る変換手段と、当該画像記憶手段の残量を確認する残量
    確認手段と、当該画像記憶手段に記憶されるデータを消
    去する消去手段とを有し、当該画像記憶手段の残量が所
    定量より少なくなった場合に、当該画像記憶手段に記憶
    されるカラー画像データを当該変換手段により白黒デー
    タに変換して当該白黒画像出力手段により出力すると共
    に、当該白黒データに対応するカラー画像データを当該
    画像記憶手段から消去することを特徴とする画像伝送装
    置。
  2. 【請求項2】 新たに受信した画像データを上記画像記
    憶手段に記憶しながら、並行に、当該画像記憶手段に先
    に記憶されたカラー画像データの白黒データへの変換・
    出力及び生成された白黒データに対応するカラー画像デ
    ータの当該画像記憶手段からの消去を実行する請求項1
    に記載の画像伝送装置。
  3. 【請求項3】 上記画像記憶手段への新たな画像データ
    の記憶の後に、当該画像記憶手段に先に記憶されたカラ
    ー画像データの白黒データへの変換・出力及び生成され
    た白黒データに対応するカラー画像データの当該画像記
    憶手段からの消去を実行する請求項1に記載の画像伝送
    装置。
  4. 【請求項4】 受信した画像データを記憶する画像記憶
    手段と、白黒画像を出力する白黒画像出力手段と、カラ
    ー画像データから白黒画像データを生成する変換手段
    と、当該画像記憶手段の残量を確認する残量確認手段
    と、当該画像記憶手段に記憶されるデータを消去する消
    去手段と、オペレータへのメッセージを出力するメッセ
    ージ出力手段とを有し、当該画像記憶手段の残量が所定
    量より少なくなった場合に、当該画像記憶手段に記憶さ
    れるカラー画像データを当該変換手段により白黒データ
    に変換して当該白黒画像出力手段により出力すると共
    に、当該白黒データに対応するカラー画像データを当該
    画像記憶手段から消去し、カラー画像の白黒画像出力を
    当該メッセージ出力手段によりオペレータに可視・可聴
    出力することを特徴とする画像伝送装置。
  5. 【請求項5】 新たに受信した画像データを上記画像記
    憶手段に記憶しながら、並行に、当該画像記憶手段に先
    に記憶されたカラー画像データの白黒データへの変換・
    出力及び生成された白黒データに対応するカラー画像デ
    ータの当該画像記憶手段からの消去を実行する請求項4
    に記載の画像伝送装置。
  6. 【請求項6】 上記画像記憶手段への新たな画像データ
    の記憶の後に、当該画像記憶手段に先に記憶されたカラ
    ー画像データの白黒データへの変換・出力及び生成され
    た白黒データに対応するカラー画像データの当該画像記
    憶手段からの消去を実行する請求項4に記載の画像伝送
    装置。
  7. 【請求項7】 受信した画像データを記憶する画像記憶
    手段と、当該画像記憶手段の残量を確認する残量確認手
    段と、当該画像記憶手段に記憶されるカラー画像データ
    から色情報を消去する色情報消去手段とを有し、当該画
    像記憶手段の残量が所定量より少なくなった場合に、当
    該画像記憶手段に記憶されるカラー画像データから色情
    報を消去することを特徴とする画像伝送装置。
  8. 【請求項8】 更に、上記色情報消去手段による色情報
    の消去に応じて、色情報を消去した画像データに色情報
    の消去を示す情報を付加する手段を設けた請求項7に記
    載の画像伝送装置。
  9. 【請求項9】 上記色情報消去手段が、上記画像記憶手
    段に記憶されるカラー画像データから輝度データを生成
    する輝度データ生成手段と、当該輝度データ生成手段に
    より生成された輝度データを当該画像記憶手段に格納す
    る書き込み手段と、当該輝度データ生成手段により輝度
    データを生成されたカラー画像データを当該画像記憶手
    段から消去する消去手段とからなる請求項7又は8に記
    載の画像伝送装置。
  10. 【請求項10】 上記色情報消去手段が、上記画像記憶
    手段に記憶されるカラー画像データから白黒2値データ
    を生成する白黒2値データ生成手段と、当該白黒2値デ
    ータ生成手段により生成された白黒2値データを当該画
    像記憶手段に格納する書き込み手段と、当該白黒2値デ
    ータ生成手段により白黒2値データを生成されたカラー
    画像データを当該画像記憶手段から消去する消去手段と
    からなる請求項7又は8に記載の画像伝送装置。
  11. 【請求項11】 更に、色情報を消去された画像データ
    を出力する際に、カラー画像であったことを示す所定の
    警告を発生する警告手段を具備する請求項7乃至10の
    何れか1項に記載の画像伝送装置。
JP6213906A 1994-09-07 1994-09-07 画像伝送装置 Withdrawn JPH0879543A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5896207A (en) * 1995-11-13 1999-04-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Color printer and facsimile apparatus which outputs in color or monochrome based on predetermined conditions
JP2008098977A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Seiko Epson Corp 複合機及び画像保存方法
JP2008312250A (ja) * 2008-08-19 2008-12-25 Murata Mach Ltd 通信装置

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