JPH0774937A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH0774937A
JPH0774937A JP5217510A JP21751093A JPH0774937A JP H0774937 A JPH0774937 A JP H0774937A JP 5217510 A JP5217510 A JP 5217510A JP 21751093 A JP21751093 A JP 21751093A JP H0774937 A JPH0774937 A JP H0774937A
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JP
Japan
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recording paper
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standard communication
printing
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Application number
JP5217510A
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English (en)
Inventor
Masahiko Katsurabayashi
正彦 桂林
Junji Suzuki
淳二 鈴木
Soichiro Tominaga
聡一郎 富永
Tetsuji Morimoto
哲司 森本
Takashi Nakajima
孝 中島
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信規約で定められたサイズ外の文書を標準
通信プロトコルによるファクシミリ通信で送受信する場
合に、一層の通信時間の短縮化を可能にする。 【構成】 11×17インチサイズの記録紙がセットさ
れた場合に、通信プロトコル上に受信能力B4サイズの
宣言がなされると、ステップ226の判定が否定され、
ステップ230でB4サイズ幅から11インチ幅への印
刷倍率が設定され、ステップ238の処理後、送信側か
ら送られてきたB4サイズのデータが11×17インチ
サイズに拡大されてプリンターにより出力される。この
ため、送信側のファクシミリ装置が、11×17インチ
サイズの原稿サイズから通信プロトコル上に宣言された
B4サイズに縮小したデータを通信するだけで、11×
17インチサイズの記録紙上の等倍印字が可能となり、
余分なデータを付加しないので通信データ量が減少して
通信時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に係
り、さらに詳しくは、ファクシミリ標準通信プロトコル
で定められたサイズ外の記録紙を実装可能なファクシミ
リ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の標準通信プロトコルで定められた
サイズ外の原稿を標準プロトコルによるファクシミリ通
信で送信し印刷する技術としては、特開平3−1231
75号公報に記載されたものがある。この技術によれ
ば、送信側では標準通信プロトコル上に宣言されたサイ
ズとなるように余分なデータを付加して送信し、受信側
でこの送信側から送られて来たデータを受信した際に送
信側で付加した余分なデータを除去して記録紙に出力す
ることにより、通信上は標準通信プロトコルで定められ
たサイズ外の原稿をこれより大きいサイズの標準通信プ
ロトコルで定められたサイズとして取り扱っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、送信側で余分なデータを付加し、こ
の余分なデータを受信側で削除するという方法が採られ
ていたことから、通信データ量が増大し、通信時間が多
くかかるという不都合があった。また、受信側で余分な
データを削除する作業が必要であるため、その分印刷時
間が余計にかかるという不都合もあった。
【0004】本発明は、上記従来技術の有する不都合に
鑑みてなされたもので、その目的は、特に標準通信プロ
トコルで定められたサイズ外の原稿を標準プロトコルに
よるファクシミリ通信で送受信する場合に、一層の通信
時間の短縮化が可能なファクシミリ装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のファクシ
ミリ装置は、標準通信プロトコルで定められたサイズ外
の記録紙を少なくとも一種実装可能な記録紙実装手段
と、標準通信プロトコルで定められたサイズ外の記録紙
が実装された場合に、当該実装された記録紙のサイズよ
り小さな標準通信プロトコルで定められたサイズとして
標準通信プロトコル上に宣言する宣言手段と、前記実装
された記録紙上にデータを印刷すると共に印刷倍率の調
整機能を備えた印刷手段と、前記宣言手段により宣言さ
れたサイズと同サイズの画像データを受信した場合に前
記印刷手段の印刷倍率を前記実装された記録紙のサイズ
に応じて設定する印刷倍率設定手段と、を有する。
【0006】請求項2記載のファクシミリ装置は、標準
通信プロトコルで定められたサイズ外の記録紙を少なく
とも一種実装可能な記録紙実装手段と、標準通信プロト
コル上で定められたサイズ外の記録紙が実装された場合
に、当該実装された記録紙のサイズより大きな標準通信
プロトコルで定められたサイズとして標準通信プロトコ
ル上に宣言する宣言手段と、送信先が標準通信プロトコ
ル上に宣言したサイズより小さいサイズの標準通信プロ
トコルで定められたサイズ外の原稿から読み取った画像
データを送信するときには余白データを付加して前記送
信先が宣言したサイズのデータとして送信する送信手段
と、前記実装された記録紙上にデータを印刷すると共に
印刷倍率と印刷幅の調整機能を備えた印刷手段と、前記
宣言手段により宣言されたサイズと同サイズの画像デー
タを受信した場合に、予め設定された印刷モードに応じ
て、前記印刷手段の印刷倍率を前記実装された記録紙の
サイズに応じて設定し、又は前記印刷手段の印刷倍率を
等倍設定し且つ印刷幅を前記実装された記録紙の幅に設
定する印刷倍率・印刷幅設定手段と、を有する。
【0007】請求項3記載のファクシミリ装置は、標準
通信プロトコルで定められたサイズ外の記録紙を少なく
とも一種実装可能な記録紙実装手段と、標準通信プロト
コルで定められたサイズ外の記録紙が実装された場合
に、当該実装された記録紙のサイズより小さな標準通信
プロトコルで定められたサイズとして標準通信プロトコ
ル上に宣言する第1の宣言手段と、標準通信プロトコル
で定められたサイズ外の記録紙が実装された場合に、当
該実装された記録紙のサイズより大きな標準通信プロト
コルで定められたサイズとして標準通信プロトコル上に
宣言する第2の宣言手段と、前記第1の宣言手段と第2
の宣言手段とを択一的に選択する選択手段と、送信先が
標準通信プロトコル上に宣言したサイズより大きいサイ
ズの標準通信プロトコルで定められたサイズ外の原稿か
ら読み取った画像データを送信するときには前記送信先
の宣言に基づいて倍率を変更して送信し、送信先が標準
通信プロトコル上に宣言したサイズより小さいサイズの
標準通信プロトコルで定められたサイズ外の原稿から読
み取った画像データを送信するときには余白データを付
加して前記送信先が宣言したサイズのデータとして送信
する送信手段と、前記実装された記録紙上にデータを印
刷すると共に印刷倍率と印刷幅の調整機能を備えた印刷
手段と、前記第1の宣言手段により宣言されたサイズと
同サイズの画像データを受信した場合に、前記印刷手段
の印刷倍率を前記実装された記録紙のサイズに応じて設
定すると共に、前記第2の宣言手段により宣言されたサ
イズと同サイズの画像データを受信した場合には、予め
設定された印刷モードに応じて、前記印刷手段の印刷倍
率を前記実装された記録紙のサイズに応じて設定し、又
は前記印刷手段の印刷倍率を等倍設定し且つ印刷幅を前
記実装された記録紙の幅に設定する印刷倍率・印刷幅設
定手段と、を有する。
【0008】
【作用】請求項1記載のファクシミリ装置によれば、記
録紙実装手段に標準通信プロトコルで定められたサイズ
外の記録紙が実装された場合に、宣言手段が実装された
記録紙のサイズより小さな標準通信プロトコルで定めら
れたサイズとして標準通信プロトコル上に宣言する。そ
して、宣言手段により宣言されたサイズと同サイズの画
像データを受信した場合に、印刷倍率設定手段が印刷手
段の印刷倍率を実装された記録紙のサイズに応じて設定
し、この設定された印刷倍率で印刷手段が実装された記
録紙上にデータを印刷出力する。このため、送信側のフ
ァクシミリ装置が標準通信プロトコルで定められたサイ
ズ外の原稿の画像データを標準通信プロトコル上に宣言
されたサイズに合わせて送る際に、送信側の原稿のサイ
ズと受信側に実装された記録紙とのサイズが同一である
場合には、縮小された画像データの通信により標準通信
プロトコルで定められたサイズ外の記録紙上の等倍印刷
が可能となり、送信側で余分なデータを付加する必要が
ないので、通信時間が短縮される。
【0009】請求項2記載のファクシミリ装置によれ
ば、記録紙実装手段に標準通信プロトコルで定められた
サイズ外の記録紙が実装された場合に、宣言手段が実装
された記録紙のサイズより大きな標準通信プロトコルで
定められたサイズとして標準通信プロトコル上に宣言す
る。また、送信手段は、送信先が標準通信プロトコル上
に宣言したサイズより小さいサイズの標準通信プロトコ
ルで定められたサイズ外の原稿から読み取った画像デー
タを送信するときには余白データを付加して送信先が宣
言したサイズのデータとして送信する。宣言手段により
宣言されたサイズと同サイズの画像データを受信した場
合に、印刷倍率・印刷幅設定手段が、予め設定された印
刷モードに応じて、印刷手段の印刷倍率を実装された記
録紙のサイズに応じて設定し、あるいは印刷手段の印刷
倍率を等倍設定し且つ印刷幅を実装された記録紙の幅に
設定し、この設定された印刷倍率,印刷幅で印刷手段が
実装された記録紙上にデータを印刷出力する。
【0010】このため、送信側原稿と受信側の記録紙と
が同一サイズである場合において、送信側のファクシミ
リ装置が受信側ファクシミリ装置により標準通信プロト
コル上に宣言されたサイズより小さな標準通信プロトコ
ルで定められたサイズ外の原稿から読み取った画像デー
タに余白データを付加して標準通信プロトコル上に宣言
されたサイズのデータとして送ると、受信側ファクシミ
リ装置の印刷手段の印刷倍率が実装された記録紙のサイ
ズに応じて設定された場合には、余白データを取り除く
ことなく、全体を縮小した縮小印刷が行われ、データの
取り除き工程が不要となるので印刷時間が短縮される。
一方、受信側ファクシミリ装置の印刷手段の印刷倍率が
等倍設定され且つ印刷幅が実装された記録紙の幅に設定
された場合には、印刷幅の設定という手法により余白デ
ータが取り除かれた等倍印刷が行われる。従って、この
場合にもデータの取り除き工程が不要となるので印刷時
間が短縮される。
【0011】請求項3記載の発明によれば、記録紙実装
手段に標準通信プロトコルで定められたサイズ外の記録
紙が実装された場合に、選択手段により第1の宣言手段
が選択された場合には、当該第1の宣言手段が実装され
た記録紙のサイズより小さな標準通信プロトコルで定め
られたサイズとして標準通信プロトコル上に宣言し、選
択手段により第2の宣言手段が選択された場合には、当
該第2の宣言手段が、実装された記録紙のサイズより大
きな標準通信プロトコルで定められたサイズとして標準
通信プロトコル上に宣言する。また、送信手段は、送信
先が標準通信プロトコル上に宣言したサイズより大きい
サイズの標準通信プロトコルで定められたサイズ外の原
稿から読み取った画像データを送信するときには前記送
信先の宣言に基づいて倍率を変更して送信し、送信先が
標準通信プロトコル上に宣言したサイズより小さいサイ
ズの標準通信プロトコルで定められたサイズ外の原稿か
ら読み取った画像データを送信するときには余白データ
を付加して送信先が宣言したサイズのデータとして送信
する。印刷倍率・印刷幅設定手段は、第1の宣言手段に
より宣言されたサイズと同サイズの画像データを受信し
た場合に、印刷手段の印刷倍率を実装された記録紙のサ
イズに応じて設定し、第2の宣言手段により宣言された
サイズと同サイズの画像データを受信した場合には、予
め設定された印刷モードに応じて、印刷手段の印刷倍率
を実装された記録紙のサイズに応じて設定し、又は印刷
手段の印刷倍率を等倍設定し且つ印刷幅を実装された記
録紙の幅に設定する。そして、この設定された印刷倍
率,印刷幅で印刷手段が実装された記録紙上にデータを
印刷出力する。
【0012】このため、選択手段により第1の宣言手段
が選択された場合には、請求項1と同様の作用となり、
選択手段により第2の宣言手段が選択された場合には、
請求項2と同様の作用となる。従って、通信時間の短縮
を重視する場合には、選択手段により第1の宣言手段を
選択すればよく、印刷時間の短縮を重視する場合には、
第2の選択手段を選択すればよい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6に
基づいて説明する。
【0014】図1には、本実施例に係るファクシミリ装
置10の全体構成が概略的に示されている。このファク
シミリ装置10は、スキャナー14と、コーダー16
と、デコーダー18と、印刷手段としてのプリンター2
0と、モデム/NCU(通信制御ユニット)22と、R
OM(リード・オンリ・メモリ)24と、RAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)26と、画データメモリ28
と、ページメモリ30と、コントロールパネル32と、
コンバージョン部34と、記録紙実装手段としての記録
紙トレイ36と、表示装置38と、これら各部にシステ
ムバス42を介して接続されたCPU(中央処理装置)
40と、を備えている。
【0015】スキャナー14は、原稿の画像データを読
み取り白と黒の2値化データに変換するための読み取り
部であり、このスキャナー14は、原稿サイズを検出す
るためのセンサを有し、また、読み取りサイズの拡大縮
小機能を備えている。
【0016】コーダー16は、スキャナー14で読み取
られ変換された2値化データを符号化し送出すべきデー
タ量を削減する,即ちスキャナー14で読み取られた2
値化データを圧縮する。
【0017】デコーダー18は、圧縮された2値化デー
タを元の画像に対応した白と黒の2値化データに復号化
する、即ち圧縮データを2値化データ(非圧縮データ)
に変換する。
【0018】プリンター20は、非圧縮データを記録紙
に印刷出力する記録部で、このプリンター20は印刷倍
率と印刷幅の調整機能を備えている。
【0019】モデム/NCU22は、ファクシミリ送受
信を行うもので、装置相互間の状態を監視し送受信され
るデータの信頼度を高めるための通信制御部と、電話回
線を通してデータを送受信するために送信すべき圧縮デ
ータの変調及び受信した圧縮データの復調を行う変復調
部と、加入電話回線網の接続制御を行う網制御部とを含
んで構成されている。
【0020】ROM24は、CPU40が動作するため
のプログラム及びデータを記憶し、RAM20は、ワー
クエリアとして使用され、CPU40が動作するための
データが記憶される。
【0021】画情報メモリ28は、コーダー16で圧縮
された圧縮データあるいはモデム/NCU22で受信し
た圧縮データを記憶する。
【0022】ページメモリ30は、スキャナー14、プ
リンター20用に1ページ分の非圧縮データを一時記憶
する。
【0023】コントロールパネル32は、複数種のキー
が並べられ、オペレーターからの指示を受け付ける指示
入力部である。このコントロールパネル32には、後述
する受信モードの設定のための選択手段としての受信モ
ード設定キー(図示省略)や後述する印刷モードの設定
のための印刷モード設定キー(図示省略)等も配置され
ている。
【0024】ここで、受信モードの設定とは、ファクシ
ミリ標準通信プロトコル(以下、「標準通信プロトコ
ル」という)で定められたサイズ外の記録紙、例えば、
幅11インチ長さ17インチのサイズ(以下、「11×
17インチサイズ」という)が後述する記録紙トレイに
セットされた場合に、この11×17インチサイズより
小さな標準通信プロトコルで定められたサイズ(例え
ば、B4サイズ)として標準通信プロトコル上に宣言す
るか、11×17インチサイズより大きな標準通信プロ
トコルで定められたサイズ(例えば、A3サイズ)とし
て標準通信プロトコル上に宣言するかのモードを受信モ
ード設定キーにより設定(選択)することをいい、この
設定された受信モードがRAM26に記憶される。
【0025】また、印刷モードの設定とは、上述した1
1×17インチサイズの記録紙が後述する記録紙トレイ
にセットされ、11×17インチサイズより大きなA3
サイズとして標準通信プロトコル上に宣言する受信モー
ドが設定されている場合に、A3サイズの画像データを
受信した場合に、プリンター20の印刷倍率をA3から
11×17インチサイズになるように設定するモード
(以下、「縮小モード」という)、又はプリンター20
の印刷倍率を等倍設定し且つ印刷幅をセットされた11
×17インチサイズの記録紙の幅、即ち11インチにカ
ットするモード(以下、「カットモード」という)を印
刷モード設定キーで設定することいい、この設定された
印刷モードがRAM26に記憶される。
【0026】コンバージョン部34は、圧縮データを2
値化データに復号しサイズ変換(コンバージョン)した
後さらに圧縮符号化を行う。
【0027】記録紙トレイ36は、11×17インチサ
イズ等の標準通信プロトコルで定められたサイズ外の記
録紙や、B4,A4,A3サイズ等の記録紙が収納され
たカセットが実装可能なカセット実装装置である。ここ
で、上記各サイズ幅の大小関係は、A3サイズ幅>11
インチ>B4サイズ幅>A4サイズ幅である。
【0028】表示装置38は、機器の状態その他を操作
者に視覚的に伝達するためのもので、数行の文字列及び
数字、あるいはイメージを表示することができ、例えば
液晶ディスプレイ(LCD)パネルで構成される。
【0029】CPU40は、装置の動作を管理するシス
テム制御部で、前記各部を全体的に制御し、各部の作業
手順(ジョブ)の流れを管理する。
【0030】さらに、本実施例では、CPU40にシス
テムバス42を介してDMAコントローラ(ダイレクト
メモリアクセスコントローラ)12が接続されている。
【0031】次に、上述したファクシミリ装置10を用
いて標準通信プロトコルで定められていないサイズの一
例として11×17インチサイズの原稿を送信する場合
の作用を、CPU40の制御アルゴリズムを示す図2な
いし図3のフローチャートに沿って説明する。
【0032】この送信時の制御アルゴリズムは、図示し
ないプラテンガラス上に原稿がセットされるとスタート
する。
【0033】ステップ100でコントロールパネル32
から送信指示が入力されるのを待ち、コントロールパネ
ル32から送信指示が入力されると、次のステップ10
2において、スキャナー14に設けられたセンサを用い
て公知の方法により原稿サイズを検出しRAM26に記
憶する。これと同時に、DMAコントローラ12へスキ
ャナー14からページメモリ30へのデータパスを設定
する。ここで、データパスの設定とは、DMAコントロ
ーラ12によるDMA転送モードのために、CPU40
がDMAコントローラ12へ、転送先のメモリ部の先頭
アドレスと転送ワード数をセットすることをいう。ここ
で、DMA転送モードとは、データパスの設定により、
転送元が起動されたとき、当該転送元はDMAコントロ
ーラ12へ転送要求信号を出力し、これを受けてDMA
コントローラ12が、CPU40を停止させ、転送元へ
転送確認信号を出し、同時に転送先のメモリへアドレス
指定がなされ、データが順次転送されるようなモードを
いう。
【0034】次のステップ104で、スキャナー14を
起動する。これにより原稿の読み取り(スキャン)が開
始される。この原稿の読み取りと並行してDMA転送モ
ードにてスキャナー14から読み取り2値化されたデー
タがページメモリ30に転送される。
【0035】ステップ106でスキャナー14による原
稿の読み取りが終了すると、ステップ108に進む。
【0036】ステップ108では、ページメモリ30−
コーダー16間、コーダー16−画情報メモリ28間の
データパスをDMAコントローラ12へ設定すると同時
に、原稿サイズ幅でコーダー16を起動する。これによ
り、ページメモリ30に転送され記憶された2値化デー
タがDMA転送モードでコーダー16に転送され、コー
ダー16により2値化データのコーディング(圧縮符号
化)が行われ、このコーディング後の圧縮データがDM
A転送モードで画情報メモリ28に転送され記憶され
る。
【0037】ステップ110でコーディングが終了する
と、次のステップ112に進んで回線を接続した後、次
のステップ114に進んで相手機(受信側のファクシミ
リ装置)から応答があるのを待つ。相手機が応答する
と、次のステップ116に進んで相手機の受信能力を判
定する。この相手機の受信能力の判定は、受信側からの
後述する通信プロトコル上の能力宣言に基づいて行われ
る。
【0038】このステップ116における判定の結果、
相手機の受信能力がA4サイズであった場合は、ステッ
プ118に進んでコンバージョン部34に11インチか
らA4サイズ幅への縮小率とA4サイズに対応した送信
幅とを設定した後、ステップ124に移行する。
【0039】一方、ステップ116における判定の結
果、相手機の受信能力がB4サイズであった場合は、ス
テップ120に進んでコンバージョン部に11インチか
らB4サイズ幅への縮小率とB4サイズに対応した送信
幅とを設定した後、ステップ124に移行する。
【0040】また一方、ステップ116における判定の
結果、相手機の受信能力がA3サイズであった場合は、
ステップ122に進んでコンバージョン部34に等倍と
A3サイズに対応した送信幅とを設定した後、ステップ
124に移行する。なお、等倍の設定を行う際、余白デ
ータを同時に設定する。
【0041】ステップ124では、画情報メモリ28−
コンバージョン部34間、コンバージョン部34−モデ
ム/NCU22間のデータパスを設定すると共に、送信
を開始する。これにより、画情報メモリ28→コンバー
ジョン部34→モデム/NCU22という経路で、デー
タがDMA転送され、モデム/NCU22で変調された
後回線に送出される。なお、この際、コンバージョン部
34では、上記ステップ118,120,122で設定
された倍率,送信幅に合わせてデータを変換するか、画
情報に余白データを設定する。。
【0042】次のステップ126で送信が終了するのを
待ち、送信が終了すると、次のステップ128へ進んで
回線を開放して一連の処理を終了する。
【0043】次に、11×17インチサイズの記録紙と
A4サイズの記録紙とB4サイズの記録紙とが実装可能
なファクシミリ装置10の上記送信動作に対応する受信
時の作用を、CPUの制御アルゴリズムを示す図4ない
し図5のフローチャートに沿って説明する。
【0044】この制御アルゴリズムは、相手機(送信側
ファクシミリ装置)からの通信要求信号の入力によりス
タートする。
【0045】ステップ200で回線に着信があるのを待
ち、着信後回線が接続されると、次のステップ202に
進んでモデム/NCU22から画情報メモリ28へのD
MA転送のためのデータパスを設定する。
【0046】次のステップ204では、11×17イン
チサイズの記録紙がセットされているか否かを判断し、
このステップ204における判定が肯定されると、ステ
ップ208に移行し、RAM26に予め記憶されている
受信モードを判定する。このステップ208における判
定の結果、受信モードがB4サイズで宣言するモードに
設定されている場合は、ステップ212に進んで標準通
信プロトコル上に受信能力B4サイズの宣言をし、受信
モードがA3サイズで宣言するモードである場合は、ス
テップ214に進んで標準通信プロトコル上に受信能力
A3サイズの宣言をし、しかる後、受信を開始する(ス
テップ216)。これにより、受信と並行して受信デー
タ(圧縮データ)がモデム/NCU22で復調され、デ
ータメモリ28へDMA転送される。
【0047】一方、ステップ204における判定が否定
された場合には、ステップ206に進んでB4サイズの
記録紙がセットされているか否かを判定し、このステッ
プ206における判定が肯定された場合には、ステップ
212に進んで標準通信プロトコル上に受信能力B4サ
イズの宣言をし、このステップ206における判定が否
定された場合には、ステップ210に進んで標準通信プ
ロトコル上に受信能力A4サイズの宣言をし、しかる
後、受信を開始する(ステップ216)。なお、A3サ
イズの記録紙も実装可能な場合には、A3サイズの記録
紙がセットされている場合に受信能力A3サイズの宣言
をするようにすればよい。
【0048】次のステップ218で受信が終了すると、
ステップ220に進んで画情報メモリ28−デコーダー
18間、デコーダー18−ページメモリ30間のデータ
パスを設定した後、デコーダー18を起動する。これに
より、画情報メモリ28→デコーダー18→ページメモ
リ30というルートで画データがDMA転送されるが、
デコーダー18では、画情報メモリ28から転送された
圧縮データのデコーティング(圧縮符号の復号化)が行
われ、この復号化後の2値データがページメモリ30に
記憶される。
【0049】次のステップ222で、デコーディングが
終了すると、ステップ224に進んで受信サイズを判定
する。この受信サイズの判定は、ステップ210,21
2,214の受信能力宣言又は受信データのサイズに基
づいて行われる。
【0050】このステップ224の判定の結果、受信サ
イズがA4であれば、ステップ228に進んでプリンタ
ー20に等倍出力を設定した後、ステップ238に移行
する。また、受信サイズがB4であれば、受信能力B4
サイズの宣言が行われる場合は、実際にB4サイズの記
録紙がセットされている場合と、11×17インチサイ
ズの記録紙がセットされ、受信モードがB4サイズで宣
言するモードに設定されている場合の2通りの場合が考
えられるので、この識別のため、B4サイズカセットが
セットされているか否かの判定を行う(ステップ22
6)。
【0051】このステップ226における判定が肯定さ
れた場合、即ちB4サイズのカセットがセットされてい
る場合には、ステップ228に進んでプリンター20に
等倍出力を設定した後、ステップ238に移行する。こ
れにより、プリント時には、A4サイズの画像データ、
又はB4サイズの画像データががそれぞれのサイズの記
録紙に等倍で印刷されることとなる。一方、ステップ2
26における判定が否定された場合は、ステップ230
に進んでプリンター20にB4サイズ幅から11インチ
幅へ拡大するための倍率を設定後、ステップ238に移
行する。これにより、プリント時には、B4サイズの画
像データが11×17インチサイズの記録紙上に拡大さ
れて印刷される。
【0052】この一方、ステップ224の判定の結果、
受信サイズがA3である場合は、ステップ232に進ん
で予めRAM26に記憶された印刷モードを判定する。
このステップ232の判定の結果、カットモードが記憶
されている場合は、ステップ234に進んでプリンター
20に等倍、11インチ幅出力の設定を行った後、ステ
ップ238に移行する。これにより、プリント時には、
送信側で付加された余白データがカットされ、11×1
7インチ記録紙上に等倍の印刷が行われる。
【0053】ステップ232の判定の結果、縮小モード
が記憶されている場合は、ステップ232に進んでプリ
ンター20にA3から11インチ幅への縮小率を設定し
た後、ステップ238に移行する。これにより、プリン
ト時には、A3サイズのデータが縮小されて11×17
インチ記録紙上に印刷される。
【0054】ステップ238では、ページメモリ30か
らプリンター20へのデータパスを設定し、プリンター
20を起動する。これにより、印刷が開始され、ページ
メモリ30からプリンター20へデータがDMA転送さ
れ順次印刷される。
【0055】そして、ステップ240でプリントが終了
すると、一連の処理を終了する。以上説明した本実施例
によると、受信側ファクシミリ装置10に11×17イ
ンチサイズの記録紙がセットされた場合に、当該受信側
ファクシミリ装置10が受信能力B4サイズの宣言をし
た場合、図6(A)に示されるように、送信側ファクシ
ミリ装置10では11×17インチサイズの原稿を11
インチ幅として読み取った後、B4幅に縮小して送信す
る。受信側ファクシミリ装置10ではB4幅の受信デー
タを11インチ幅に拡大して印刷(プリント)する。こ
れにより、11×17インチサイズの原稿を受信側で等
倍印刷(等倍プリント)をすることが可能となり、しか
も、送信側から縮小後のデータが送られるので余分なデ
ータが付加されず、通信時間を短縮することができる。
【0056】一方、受信側ファクシミリ装置10で受信
能力A3サイズの宣言をした場合、図6(B)に示され
るように、送信側ファクシミリ装置10では11×17
インチサイズの原稿を11インチ幅として読み取ったの
ち余白データを付加してA3幅のデータとして送信す
る。受信側ファクシミリ装置10では、A3幅の受信原
稿を11インチ幅にカットあるいは縮小してプリント出
力する。従って、この場合には、データ取り除きのため
の工程が不要となるので、印刷時間が短縮される。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
標準通信プロトコルで定められたサイズ外の原稿を標準
通信プロトコルによるファクシミリ通信で送受信する場
合に、等倍印刷を容易に実現することができると共に通
信時間を短縮することができるという従来にない優れた
効果を有する。
【0058】特に、請求項2記載の発明では、印刷時間
を短縮することができるという効果がある。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のファクシミリ装置を構成するCPUの送
信時の制御アルゴリズムを示すフローチャートの一部で
ある。
【図3】図1のファクシミリ装置を構成するCPUの送
信時の制御アルゴリズムを示すフローチャートの残りの
一部である。
【図4】図1のファクシミリ装置を構成するCPUの受
信時の制御アルゴリズムを示すフローチャートの一部で
ある。
【図5】図1のファクシミリ装置を構成するCPUの受
信時の制御アルゴリズムを示すフローチャートの残りの
一部である。
【図6】実施例の効果を説明するための図であって、図
2ないし図6のフローチャートに対応する制御アルゴリ
ズムにより、11×17インチの原稿の幅が、読み取り
時、送受信時、プリント時にどのように変化するかの状
態を示す図である。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 20 プリンター(印刷手段) 36 記録紙トレイ(記録紙実装手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 哲司 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 中島 孝 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準通信プロトコルで定められたサイズ
    外の記録紙を少なくとも一種実装可能な記録紙実装手段
    と、 標準通信プロトコルで定められたサイズ外の記録紙が実
    装された場合に、当該実装された記録紙のサイズより小
    さな標準通信プロトコルで定められたサイズとして標準
    通信プロトコル上に宣言する宣言手段と、 前記実装された記録紙上にデータを印刷すると共に印刷
    倍率の調整機能を備えた印刷手段と、 前記宣言手段により宣言されたサイズと同サイズの画像
    データを受信した場合に前記印刷手段の印刷倍率を前記
    実装された記録紙のサイズに応じて設定する印刷倍率設
    定手段と、 を有するファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 標準通信プロトコルで定められたサイズ
    外の記録紙を少なくとも一種実装可能な記録紙実装手段
    と、 標準通信プロトコル上で定められたサイズ外の記録紙が
    実装された場合に、当該実装された記録紙のサイズより
    大きな標準通信プロトコルで定められたサイズとして標
    準通信プロトコル上に宣言する宣言手段と、 送信先が標準通信プロトコル上に宣言したサイズより小
    さいサイズの標準通信プロトコルで定められたサイズ外
    の原稿から読み取った画像データを送信するときには余
    白データを付加して前記送信先が宣言したサイズのデー
    タとして送信する送信手段と、 前記実装された記録紙上にデータを印刷すると共に印刷
    倍率と印刷幅の調整機能を備えた印刷手段と、 前記宣言手段により宣言されたサイズと同サイズの画像
    データを受信した場合に、予め設定された印刷モードに
    応じて、前記印刷手段の印刷倍率を前記実装された記録
    紙のサイズに応じて設定し、又は前記印刷手段の印刷倍
    率を等倍設定し且つ印刷幅を前記実装された記録紙の幅
    に設定する印刷倍率・印刷幅設定手段と、 を有するファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 標準通信プロトコルで定められたサイズ
    外の記録紙を少なくとも一種実装可能な記録紙実装手段
    と、 標準通信プロトコルで定められたサイズ外の記録紙が実
    装された場合に、当該実装された記録紙のサイズより小
    さな標準通信プロトコルで定められたサイズとして標準
    通信プロトコル上に宣言する第1の宣言手段と、 標準通信プロトコルで定められたサイズ外の記録紙が実
    装された場合に、当該実装された記録紙のサイズより大
    きな標準通信プロトコルで定められたサイズとして標準
    通信プロトコル上に宣言する第2の宣言手段と、 前記第1の宣言手段と第2の宣言手段とを択一的に選択
    する選択手段と、 送信先が標準通信プロトコル上に宣言したサイズより大
    きいサイズの標準通信プロトコルで定められたサイズ外
    の原稿から読み取った画像データを送信するときには前
    記送信先の宣言に基づいて倍率を変更して送信し、送信
    先が標準通信プロトコル上に宣言したサイズより小さい
    サイズの標準通信プロトコルで定められたサイズ外の原
    稿から読み取った画像データを送信するときには余白デ
    ータを付加して前記送信先が宣言したサイズのデータと
    して送信する送信手段と、 前記実装された記録紙上にデータを印刷すると共に印刷
    倍率と印刷幅の調整機能を備えた印刷手段と、 前記第1の宣言手段により宣言されたサイズと同サイズ
    の画像データを受信した場合に、前記印刷手段の印刷倍
    率を前記実装された記録紙のサイズに応じて設定すると
    共に、前記第2の宣言手段により宣言されたサイズと同
    サイズの画像データを受信した場合には、予め設定され
    た印刷モードに応じて、前記印刷手段の印刷倍率を前記
    実装された記録紙のサイズに応じて設定し、又は前記印
    刷手段の印刷倍率を等倍設定し且つ印刷幅を前記実装さ
    れた記録紙の幅に設定する印刷倍率・印刷幅設定手段
    と、 を有するファクシミリ装置。
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