JP4276249B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、送信時にTTI情報を付加して、G3/G4送信の多重動作を行なうことができるファクシミリ装置に関する。
ファクシミリ装置は、手軽に文字や図形などの画情報を送信したり、受信したりすることができるため、身近なOA機器として広く普及している。ファクシミリ装置には、数多くの種類のものがあるが、送信時に登録しておいた送信者のファクシミリ番号や送信時刻に関する発信元情報(TTI:Transmit Terminal Identifier、以下「TTI情報」という)を付加することのできる機能を備えたものがある。このTTI情報は、送信すべき画情報(画データ)に付加されて送信される。
従来のファクシミリ装置において、TTI情報の送信機能を備えたものとしては、例えば、特開平6−152810号公報や、特開平6−152935号公報などに記載されたファクシミリ装置がある。この従来のファクシミリ装置は、TTI情報が画情報を上書きすることによって、送信すべき情報が欠落することを防止するためのもので、TTI情報の展開方向を指定する手段による展開方向に基づいて、または、原稿画像上の空領域を判別する手段による判別結果に基づいて、TTI情報を展開する構成を具備している。
ファクシミリ装置において、送信時にTTI情報を付加するには、上記公報に記載されたファクシミリ装置のように、TTI情報を2値化してなるTTIデータを画データの中に取り込んで付加する場合と、画データに取り込まず外側に付加する場合とがある。このうち、外側に付加する場合には、TTIデータを圧縮する際に専用のダミーエリアが必要となる。そして、このダミーエリアで圧縮したTTIデータを圧縮データ格納バッファに格納し、その後に圧縮した画データを格納することにより、画データの外側にTTIデータを付加している。
ところで、画データを圧縮するための方法としては、MH方式(Modified Huffman 方式)、MR方式(Modified Read 方式)、MMR方式(Modified Modified Read 方式)、JBIG方式(Joint Bi-level Image Experts Group方式)の各方式がある。MH方式以外の方式の場合には、圧縮するラインの1ライン前のラインを参照ラインとして2次元の符号化を行なう。
したがって、画データの圧縮にMH方式以外の方式を採用し、1ラインづつ圧縮を行なってその外側にTTIデータを付加しようとすると、参照ライン数と圧縮するライン数の和に相当する2ライン分のダミーエリアが必要になる。
このため、TTIデータの圧縮処理の効率を上げるために複数ラインを一括して圧縮処理を行なう場合には、圧縮処理を行なうライン数と、参照ライン数との和に相当する数のダミーエリアが必要になるから、G3/G4送信の多重動作を行ない、それぞれの送信でTTIデータを画データの外側に付加する場合を考慮すると、〔圧縮処理を行なうライン数+参照ライン数〕×2(2倍にするのは、G3/G4送信に対して個別に設ける必要があるため)もの数のダミーエリアが必要になるという問題があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、画データをG3規格及びG4規格で多重送信する場合に、G3送信用のTTIデータの圧縮とG4送信用のTTIデータの圧縮とを並行して行うファクシミリ装置において、画データの外側にTTIデータを付加する場合において、G3/G4送信の多重動作を行なう際に必要となるダミーエリアを節約することを目的とする。
この発明は、上述のように通信回線を介して画データをG3規格及びG4規格で多重送信可能な送信手段と、原稿を読み取って画データを出力する読取手段と、その読取手段により読み取った画データを記憶する画データ記憶手段と、読取手段により読み取った画データの外側に発信元情報であるTTI情報を2値化したTTIデータを付加するTTI付加処理制御手段と、画データ及びそれに付加されるTTIデータを圧縮する圧縮手段及びその圧縮データを格納する圧縮データ格納バッファとを備え、画データを上記G3規格及びG4規格で多重送信する場合に、G3送信用のTTIデータの圧縮とG4送信用のTTIデータの圧縮とを並行して行うファクシミリ装置において、上記の目的を達成するため、圧縮手段によってTTIデータを圧縮する際に参照ラインが必要な場合に、その参照ラインをセーブするメモリエリアであるセーブエリアを、G3送信用とG4送信用にそれぞれ1ラインずつ確保するセーブエリア確保手段を設け、上記圧縮手段に、G3送信用のTTIデータを圧縮する場合には、所定ライン数分の圧縮処理後に、次の所定ライン数分の圧縮処理に上記参照ラインとして使用するデータを上記G3送信用のセーブエリアにコピーし、G4送信用のTTIデータを圧縮する場合には、所定ライン数分の圧縮処理後に、次の所定ライン数分の圧縮処理に上記参照ラインとして使用するデータを上記G4送信用のセーブエリアにコピーするコピー手段と、上記G3送信用のTTIデータについて上記次の所定ライン数分の圧縮処理を行う場合に、上記コピー手段が上記G3送信用のセーブエリアにコピーしたデータを読み出して上記参照ラインのデータとして使用して上記TTIデータの圧縮を行い、上記G4送信用のTTIデータについて上記次の所定ライン数分の圧縮処理を行う場合に、上記コピー手段が上記G4送信用のセーブエリアにコピーしたデータを読み出して上記参照ラインのデータとして使用して上記TTIデータの圧縮を行う参照手段とを設け、上記G3送信用のTTIデータと上記G4送信用のTTIデータの双方について圧縮すべきデータがある場合には、上記所定ライン数分の圧縮を、上記G3送信用のTTIデータと上記G4送信用のTTIデータとについて交互に行う手段としたものである。
このファクシミリ装置は、圧縮データの参照ラインをセーブするメモリエリア(セーブエリア)を、G3送信用とG4送信用にそれぞれ1ラインずつ確保しているから、G3/G4送信の多重動作が起きても、それぞれG3/G4送信専用のセーブエリアに参照ラインのデータをコピーしておくことにより、タスクのスイッチング後にその専用のセーブエリアから参照ラインのデータを取り出して圧縮処理を再開することができる。
さらに、上記セーブエリア確保手段を、上記圧縮手段によって上記TTIデータを圧縮する際に参照ラインが必要な場合であっても、上記圧縮手段が上記TTIデータを1ライン単位で圧縮する場合は上記セーブエリアの確保を行わず、上記圧縮手段によって上記TTIデータを圧縮する際に参照ラインが必要な場合であってかつ複数ライン単位で圧縮する場合は上記セーブエリアの確保を行う手段とし、上記セーブエリア確保手段が上記セーブエリアの確保を行った場合のみ、上記コピー手段と上記参照手段とを動作させるようにするとよい。
このようにすると、圧縮手段がTTIデータを複数ライン単位で圧縮する場合にしか、セーブエリア確保手段が起動しないので、無駄な処理の発生を防ぐことができる。
この発明にかかるファクシミリ装置は、G3送信と、G4送信の多重通信を行なう際、TTIデータの圧縮を複数ライン単位で行なう場合には、G3送信、G4送信専用に参照ラインをセーブするためのセーブエリアを確保すると、その他のダミーエリアがG3/G4送信兼用でも、タスクスイッチング後に専用のセーブエリアからデータを取り出せる。このため、ダミーエリアを兼用で確保することができる分、メモリを節約することができる。
そして、TTIデータの圧縮を複数ライン単位で行なうか否かを判断して、1ライン単位の場合は、参照ラインをセーブするセーブエリアを確保しないように構成してあれば、その分、無駄な処理の発生を防ぐことができる。
以下、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態であるファクシミリ装置の主要な構成を示すブロック図である。
このファクシミリ装置は、図1に示すように、スキャナ2からNCU14までの各構成部をシステムバス15によって接続してなっている。
スキャナ2は、原稿に記載されている画情報を読み取る読取手段であって、原稿面を走査して、そこに記載あるいは描画されている画情報を読み取るための光学系とCCD等によるイメージセンサ、およびそのイメージセンサから出力される電気信号を2値化して画データに変換するA/D変換器等を備えている。
操作部3は、電話番号その他の登録すべき情報の入力操作および送受信処理のための操作を行なうための操作入力手段(例えば、テンキーと文字入力キーなどを備えたキーボード)であり、表示部4は、操作部3からの入力情報やファクシミリ装置の状況等を表示する液晶デイスプレイ(LCD)等の表示手段である。
プロッタ5は、画データを画情報として用紙に印刷して出力する印刷手段であって、感熱記録紙に直接印字する方式のものや、普通紙にインクシートを介して熱転写印字する方式のものなどがあり、いわゆるサーマルプリンタと同様なものである。あるいは、電子写真方式、インクジェット方式、トナージェット方式などのプロッタ(印刷手段)を用いてもよい。
画データ圧縮部6は、G3規格またはG4規格のファクシミリに対応して画データを圧縮して冗長性を取り除く圧縮手段、画データ伸長部7は、圧縮した画データを伸長して元のデータを復元する伸長手段である。
圧縮データ格納バッファ8は、圧縮した画データと後述するダミーエリアで圧縮したTTIデータを格納するバッファメモリである。
画データ記憶部9は、スキャナ2で読み取った画データまたは後述する通信制御部13で受信した画データを、少なくとも一時的に記憶して蓄積することができるハードディスクまたは画像メモリ(RAM)、あるいはメモリーカードを使用するユニットなどからなる画データの記憶手段である。
TTIデータ記憶部10は、オペレータが操作部3を操作して入力するTTI情報(例えば送信元のファクシミリ装置の電話番号や送信元の略称など)を2値化してなるTTIデータとして記憶する手段である。
システム制御部11は、ファクシミリ装置1の全体の制御を行なうマイクロコンピュータを備えたユニットである。このシステム制御部11は、CPUを備えこのCPUがROMに格納された所定のプログラムに従って処理を実行し、スキャナ2をはじめとする各構成部を制御して、ファクシミリ装置としての機能を確保するのに必要なシーケンスを制御する。また、CPUが命令の実行にあたって必要とする各種の情報を格納するRAMも備えている。
変倍処理部12は、画データを用紙に記録(印刷)する際にその領域の大きさを拡大または縮小するための画像処理を実行する。
通信制御部13は、システム制御部11の指示を受けてG3規格またはG4規格のファクシミリに対応した通信手順(通信プロトコル)に従った処理を実行し、画データをG3規格またはG4規格で送受信する送受信手段として機能する。
すなわち、通信制御部13は、システム制御部11からの指示を受けて、内蔵モデムと後述する網制御装置(NCU)14を制御することにより、図示しない公衆回線網(PSTN)と接続し、相手方ファクシミリ装置との通信制御および送受信すべき画データの内蔵モデムによる変復調を行なう。
網制御装置(NCU)14は、公衆回線との接続および切断を管理する制御ユニットで、回線の捕捉、発信先電話番号に対する発呼信号の送出、着信の検出などにより、所定の発呼動作および着信動作を行なう。なお、NCU14は、G3送信とG4送信の多重動作に対応可能なユニットである。
次に、このように構成されたファクシミリ装置の作用について、図2乃至図6も参照して説明する。
ファクシミリ装置は、システム制御部11がROMに記憶されている処理プログラムに従い各構成部を機能させることによって動作する。すなわち、電源を投入すると、システム制御部11の指示により操作部3が起動し、図示しないメインルーチンで処理内容の選択を促すためのメニュー画面を表示する。
このメニュー画面は、原稿に記載された画情報の通常の読み取り処理やその送信処理はもとより、TTI情報の内容を操作部3の操作入力によりTTIデータ記憶部10に記憶させるなどの各種の処理を選択できるようになってる。
なお、以下の説明では、TTI情報の内容は、予め操作部3からの操作入力により、2値化したTTIデータとしてTTIデータ記憶部10に記憶されており、TTI情報を画情報に付加して送信するに当たり、送信を指示する情報(送信指示情報)の入力を必要とする場合には、この送信指示情報が入力されていることを前提として説明する。
ここで、メニュー画面において原稿に記載された画情報を送信するための「画情報の送信」処理を選択したとする。すると、送信すべき画情報を記録した原稿をスキャナ2にセットすることを要求するメッセージが表示部4の表示画面上(図示せず)に表示される。このメッセージにしたがってオペレータが原稿をスキャナにセットした後、スタートボタンを押すと、ファクシミリ装置はスキャナ2を作動させて原稿の画情報を読み取り、それを画データに変換して画データ記憶部9に記憶させる。
その後、システム制御部11がTTIデータを付加する付加処理制御手段として機能し、第1の実施形態の場合には図2に示すフローチャートのTTI付加処理を開始する。ステップS1でTTIデータの付加処理を開始すると、まず、図1における画データ圧縮部6が使用するメモリ上に、TTIデータ記憶部10に格納されているTTIデータを圧縮するために順次読み出して格納する8ライン分のTTIデータライン172〜179と、1ライン分の参照ライン171とをダミーエリア17として確保するとともに、G3用セーブエリア15およびG4用セーブエリア16を確保する。
G3用セーブエリア15とG4用セーブエリア16は、システム制御部11がセーブエリア確保手段として機能することによって、参照ライン171のデータをセーブするためのメモリエリアとして確保するもので、それぞれG3専用とG4専用に確保されている。参照ライン171とTTIデータライン172〜179の合計9ラインは、圧縮処理用のダミーエリアであり、G3/G4兼用に確保されている。
そして、ステップ2で、システム制御部11がディスパッチ禁止処理(システム制御部11のプロセッサを各種の処理に割り当てることを禁止する処理)をする。続いて、ステップS3で、G3用セーブエリア15のデータを参照ライン171にコピーする。これは、その前に行なわれたG3送信用のTTIデータ圧縮処理において、TTIラインデータの最終ライン179をG3用セーブエリア15にコピーしてセーブしておいたデータを、ダミーエリア17のG3用参照ライン171に戻すために行なう。
そして、ステップS4で、画データ圧縮部6を起動して、TTIデータライン172〜179に格納した8ライン分のTTIデータを一括して圧縮する。これはG3送信用に付加するTTIデータの圧縮処理である。
次いで、ステップS5で、TTIデータラインの最終ライン179に格納されているデータをG3用セーブエリア15にコピーする。
続いて、ステップS6でディスパッチ処理の禁止を解除する。すると、システム制御部11において、タスクスイッチングが発生してG3送信からG4送信に切り替わり、これ以降上述したG3送信の場合と同様にしてG4送信用に付加するTTIデータの圧縮処理が行なわれる。
すなわち、ステップS7でディスパッチ禁止処理をして、ステップS8でG4用セーブエリア16に記憶されているデータを参照ライン171にコピーする。 続いて、ステップS9で画データ圧縮部6を起動して、8ライン分のTTIデータを圧縮し、ステップS10でTTIデータラインの最終ライン179に格納されているデータをG4用セーブエリア16にコピーする。そして、ステップS11でディスパッチ禁止を解除し、タスクスイッチングを発生させてG4送信からG3送信に切り替える。
以上のステップS1からステップS11までの処理は、G3送信とG4送信の各方式で送信するTTIデータの圧縮処理が終了するまで繰り返す。
すなわち、ステップS12でG3用のTTIデータの圧縮処理が終了したか否かを判断し、終了していない場合はステップS2に戻り、終了している場合は、ステップS13でG4用のTTIデータの圧縮処理が終了したか否かを判断する。そして、終了していない場合はステップS7に戻り、終了している場合は処理を終了する。
そして、以上の圧縮処理の過程で発生する圧縮後のTTIデータは、圧縮データ格納バッファ8に格納されるが、TTIデータの圧縮処理が終了したら、これに続いて、圧縮した画データを格納することによって、画データの外側にTTI情報が付加される。
以上のようにしてTTIデータの圧縮処理を行なうことによって、このファクシミリ装置は、圧縮処理に必要なメモリの節約が可能になる。
すなわち、参照ラインのデータをセーブするためのセーブエリアを持たない従来の圧縮方式の場合には、圧縮処理を行なうライン数と参照ライン数との和(8ライン一括して行なう場合には9ライン分)に相当するダミーエリアを、G3用とG4用にそれぞれ確保しなければならなかったため、9ラインの2倍に相当する18ライン分のダミーエリアが必要であった。
しかし、この実施形態のファクシミリ装置は、参照ラインをセーブするセーブエリアだけをG3用とG4用それぞれ専用に確保すれば、参照ライン数と圧縮処理を行なうライン数分のエリアは、G3/G4兼用に確保すればよくなる。したがって、圧縮用のダミーエリアは、ダミーエリア17に対応する参照ライン数と圧縮処理を行なうライン数の合計数(上記の実施例では9ライン分)と、G3用とG4用それぞれ専用のセーブエリア数(2ライン)との合計11ラインで足りることになる。そのため、使用するメモリの節約が可能になる。
これは、セーブエリア15と16をG3送信とG4送信のそれぞれ専用に確保したことで、セーブしたデータが互いに上書きされることなく使用できるようになったことによる。
そして、G3送信とG4送信の多重動作が起きても、それぞれ専用のセーブエリア15,16に最終ラインのデータをコピーしてセーブしておくことにより、G3送信とG4送信の一方から他方にスイッチングがあっても、その後のスイッチングで元の方式に戻ったときには、それぞれ専用のセーブエリアからセーブしておいたデータを取り出して参照ラインへ戻すことにより、圧縮処理を再開することができ、TTIデータが途中で途切れることはない。
以上の実施形態では、TTIデータを8ラインずつ一括して圧縮する場合において、参照ラインのデータをセーブするセーブエリアをG3送信専用のセーブエリア15、G4送信専用のセーブエリア16として確保した場合について説明した。
そのほか、ファクシミリ装置は、TTIデータの圧縮処理を複数ライン単位で行なう場合は、上述のようにセーブエリアの確保を行うけれども、1ライン単位で行なう場合には、セーブエリアの確保を行わないように、このシステム制御部11が機能するように処理プログラムを構成したものとすることができる。次に、この場合のファクシミリ装置の作用を第の実施形態として、図4に示すフローチャートにしたがって説明する。
ファクシミリ装置は、ステップS41でG3送信(G4送信)において上記同様にTTIデータの付加処理を開始すると、ステップS42でシステム制御部11が圧縮するラインが複数か否かを判断し、複数ラインであると判断した場合は、ステップS43で複数ラインの圧縮処理を実行して処理を終了し、判断しない(単数ラインである)場合は、ステップS44を実行する。なお、ステップS43における複数ラインの圧縮処理は、上述したステップS1からステップS13までの処理か、またはステップS21からステップS33までの処理かのいずれかであるため説明を省略する。
そして、ステップS44では、G3送信(G4送信)において付加すべきTTIデータの圧縮処理を行ない、これに続くステップS45では、G4送信(G3送信)において付加すべきTTIデータの圧縮処理を行なう。この場合の圧縮処理は、G3送信、G4送信のいずれにおいても次のようにして行なうことができる。すなわち、参照ラインと、圧縮処理を行なう1ライン分のTTIデータラインの和に相当する分のダミーエリアを確保して、このダミーエリアでTTI情報を圧縮し、圧縮したTTIデータを圧縮データ格納バッファ8に格納することによって行なうことができる。この場合のダミーエリアは、オペレーションシステムのコールで確保することができる。
次いで、ステップS46でG3送信用のTTIデータの圧縮処理が終了しているか否かを判断し、終了していない場合はステップS44に戻るが、終了していればステップS47でG4送信用のTTIデータの処理が終了しているか否かを判断する。ここで終了していないと判断されるとステップS47に戻るが、そうでない場合は処理を終了する。
以上のように、TTIデータの圧縮処理を複数ライン単位で行なうか否かを判断し、その結果に応じて切替手段を起動させることによって、1ラインの場合は、セーブエリア確保手段を起動させずに済ませることができるから、その分、無駄な処理の発生を防止することができる。
また、圧縮処理を複数ライン単位で行なう場合には、セーブエリア確保手段を起動させる上述の処理は有効であるけれども、そうでない場合には、有効ではない。1ラインの圧縮を行なうときには、参照ラインと圧縮するラインの2ライン分のダミーエリアを確保すればよく、これはオペレーティングシステムのコールで確保することができるので、わざわざセーブエリア確保手段を起動させてセーブエリアを確保する必要もない。オペレーティングシステムのコールで確保すれば、G3送信と、G4送信の多重通信でタスクのスイッチングが発生してもデータが保持され、スイッチング後のダミーエリアからデータを取り出して圧縮処理を再開することができるからTTIデータが途切れることもない。
この発明におけるファクシミリ装置の内部構成を示したブロック図である。 この発明によるファクシミリ装置のG3,G4送信専用セーブエリアをそれぞれ確保した場合のTTIデータ圧縮処理のフローチャートである。 図2のファクシミリ装置におけるG3,G4送信専用セーブエリアと、参照ラインおよびTTIデータラインとを示したブロック図である。 切替手段を起動させる場合の処理フローチャートである。
符号の説明
1:ファクシミリ装置 2:スキャナ
3:操作部 4:表示部
5:プロッタ 6:画データ圧縮部
7:画データ伸長部
8:圧縮データ格納バッファ
9:画データ記憶部
10:TTIデータ記憶部
11:システム制御部 12:変倍処理部
13:通信制御部 14:網制御装置
15:G3用セーブエリア
16:G4用セーブエリア
17:TTIデータライン
18:G3/G4兼用セーブエリア

Claims (2)

  1. 通信回線を介して画データをG3規格及びG4規格で多重送信可能な送信手段と、原稿を読み取って画データを出力する読取手段と、該読取手段により読み取った画データを記憶する画データ記憶手段と、前記読取手段により読み取った画データの外側に発信元情報であるTTI情報を2値化したTTIデータを付加するTTI付加処理制御手段と、前記画データ及びそれに付加されるTTIデータを圧縮する圧縮手段及びその圧縮データを格納する圧縮データ格納バッファとを備え、画データを前記G3規格及びG4規格で多重送信する場合に、G3送信用のTTIデータの圧縮とG4送信用のTTIデータの圧縮とを並行して行うファクシミリ装置において、
    前記圧縮手段によって前記TTIデータを圧縮する際に参照ラインが必要な場合に、その参照ラインをセーブするメモリエリアであるセーブエリアを、G3送信用とG4送信用にそれぞれ1ラインずつ確保するセーブエリア確保手段を有し、
    前記圧縮手段が、
    G3送信用のTTIデータを圧縮する場合には、所定ライン数分の圧縮処理後に、次の所定ライン数分の圧縮処理に前記参照ラインとして使用するデータを前記G3送信用のセーブエリアにコピーし、G4送信用のTTIデータを圧縮する場合には、所定ライン数分の圧縮処理後に、次の所定ライン数分の圧縮処理に前記参照ラインとして使用するデータを前記G4送信用のセーブエリアにコピーするコピー手段と、
    前記G3送信用のTTIデータについて前記次の所定ライン数分の圧縮処理を行う場合に、前記コピー手段が前記G3送信用のセーブエリアにコピーしたデータを読み出して前記参照ラインのデータとして使用して前記TTIデータの圧縮を行い、前記G4送信用のTTIデータについて前記次の所定ライン数分の圧縮処理を行う場合に、前記コピー手段が前記G4送信用のセーブエリアにコピーしたデータを読み出して前記参照ラインのデータとして使用して前記TTIデータの圧縮を行う参照手段とを有し、
    前記G3送信用のTTIデータと前記G4送信用のTTIデータの双方について圧縮すべきデータがある場合には、前記所定ライン数分の圧縮を、前記G3送信用のTTIデータと前記G4送信用のTTIデータとについて交互に行う手段であることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記セーブエリア確保手段が、前記圧縮手段によって前記TTIデータを圧縮する際に参照ラインが必要な場合であっても、前記圧縮手段が前記TTIデータを1ライン単位で圧縮する場合は前記セーブエリアの確保を行わず、前記圧縮手段によって前記TTIデータを圧縮する際に参照ラインが必要な場合であってかつ複数ライン単位で圧縮する場合は前記セーブエリアの確保を行う手段であり、
    前記セーブエリア確保手段が前記セーブエリアの確保を行った場合のみ、前記コピー手段と前記参照手段とを動作させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
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