JPH07115502A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH07115502A
JPH07115502A JP5261239A JP26123993A JPH07115502A JP H07115502 A JPH07115502 A JP H07115502A JP 5261239 A JP5261239 A JP 5261239A JP 26123993 A JP26123993 A JP 26123993A JP H07115502 A JPH07115502 A JP H07115502A
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JP5261239A
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English (en)
Inventor
Soichiro Tominaga
聡一郎 富永
Masahiko Katsurabayashi
正彦 桂林
Junji Suzuki
淳二 鈴木
Tetsuji Morimoto
哲司 森本
Takashi Nakajima
孝 中島
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH07115502A publication Critical patent/JPH07115502A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定形紙文化の異なる地域相互間の通信におい
ても標準通信プロトコルの運用だけで的確に送信原稿と
同一の定形紙を受信側で選択する。 【構成】 送信側からのTSI信号により相手先IDを
取得,RAMに記憶し(ステップ102)、DCS信号
によりサイズ情報を取得,RAMに記憶する(ステップ
104)。そして、記憶した相手先IDを判定し(ステ
ップ108,110)、この判定結果に応じてUSAフ
ラグをオンにせず、又はオンにし、サイズ情報に基づき
送信元の地域を特定する。送信元の地域が特定できた場
合には、サイズ情報に基づき、サイズ情報のサイズに最
も近いサイズの標準通信プロトコルで定められたサイズ
及びサイズ情報のサイズに最も近いサイズ外の記録紙の
いずれかを選択する(ステップ108〜ステップ13
2)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に係
り、更に詳しくは、ファクシミリ標準通信プロトコルで
定められたサイズの記録紙と、ファクシミリ標準通信プ
ロトコルで定められたサイズ外の記録紙とを同時に実装
可能なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本や欧州市場では、A3サイ
ズ、B4サイズ、A4サイズ等の紙が定形紙として一般
的に広く流通しているが、北米やカナダ市場では、レタ
ーサイズ、リーガルサイズ、11インチ×17インチ
(以下、「レジャーサイズ」と称する)等の紙が定形紙
として一般的に広く流通している。
【0003】一方、近年の経済活動の国際化に伴い、フ
ァクシミリ通信においても、特に日本、欧州、北米相互
間の国際通信が頻繁に行われるようになってきたのに伴
い、これらA3サイズ、B4サイズ、A4サイズ、レタ
ーサイズ、リーガルサイズ、レジャーサイズを同一のフ
ァクシミリ装置で取扱いたいという要望がユーザーの間
から出てくるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
CCITT(国際電信電話諮問委員会)のC3規格によ
ると、ファクシミリ通信の際には、A3、B4、A4の
いずれかの標準通信プロトコルで定められたサイズとし
て標準通信プトコル上に宣言する必要がある。このた
め、サイズの近い2サイズ,例えば、A3サイズとレジ
ャーサイズ、あるいはA4サイズとレターサイズなどの
紙面上のデータを送信する際には、通信上は、A3サイ
ズとレジャーサイズはいずれもA3サイズとして、A4
サイズとレターサイズはいずれもA4サイズとして扱わ
れてしまう。このため、原稿の実際のサイズがレジャー
サイズ,レターサイズであるにもかかわらず、受信側で
はA3サイズあるいはA4サイズと判断されてしまい、
例えば、レターサイズ原稿を受信側で等倍でA4記録紙
に記録する等の場合に、画情報の欠落が生じる等、上述
した要望に十分な対応ができない状態になっていた。
【0005】かかる事情の下、標準通信プロトコルで定
められたサイズ以外のサイズの用紙を原稿として用い、
ファクシミリ通信において送信し、また印字する技術と
して、特開平3−123175号公報記載の発明が提案
されている。しかしながら、この特開平3−12317
5号公報記載の発明では、その実施例中の記載に見られ
るように、「画情報の副走査方向の長さを利用して記録
紙を選択している」ことから、例えばレターサイズの原
稿を北米のファクシミリ装置から自動原稿フィード装置
を使用して北米のファクシミリ装置へ送信する際におい
て、受信側ファクシミリ装置にレターサイズ記録紙とA
4サイズ記録紙の両者が実装されている場合には、自動
原稿フィード装置での読み取り時の画情報の副走査方向
の伸びが原因となって、受信側のファクシミリ装置では
誤ってA4サイズ記録紙を選択するおそれがあるという
不都合があった。
【0006】この他、国情報を通知することによりファ
クシミリ装置に実装されている記録紙に対して適切な縮
小率を用いて受信文書を印字するための技術として、特
開昭64−36265号記載の発明があるが、この発明
では、通信時に非標準通信プロトコルを使用することで
該技術を実現しているため、汎用性に乏しく通信相手が
限定されるという不都合があり、広く公衆回線と接続し
ているファクシミリ装置に使用する技術としては不十分
なものであった。また、この特開昭64−36265号
記載の発明では、受信側のファクシミリ装置にレターサ
イズ記録紙とA4サイズ記録紙の両者が実装されている
ような場合については、全く考慮されていない。
【0007】本発明は、上記のような事情の下になされ
たもので、その目的は、特に、A3サイズ,B4サイ
ズ,A4サイズ,レターサイズ,リーガルサイズ,レジ
ャーサイズなどのように定形紙文化の異なる地域間にお
ける定型紙が混在して実装された場合であっても標準通
信プロトコルの運用だけで的確に送信原稿と同一の定形
紙を受信側で選択することができるファクシミリ装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のファクシ
ミリ装置は、標準通信プロトコルで定められたサイズの
記録紙と標準通信プロトコルで定められたサイズ外の記
録紙とを同時に実装可能な記録紙実装手段と、通信相手
先から送られてくる特定のデータに基づき相手先ファク
シミリ装置が設置されている地域が標準通信プロトコル
で定められたサイズを定型紙とする地域に属するか否か
を判定することにより送信元の地域を特定する判定手段
と、前記判定手段の判定結果と前記通信相手先から送ら
れてくるサイズ情報とに基づき、サイズ情報のサイズに
最も近いサイズの標準通信プロトコルで定められたサイ
ズの記録紙又は標準通信プロトコルで定められたサイズ
外の記録紙のいずれか一方を選択する記録紙選択手段
と、を有する。
【0009】請求項2記載のファクシミリ装置は、請求
項1記載のファクシミリ装置において、自ファクシミリ
装置が設置されている地域を示す自地域情報が記憶され
る記憶手段と、前記記憶手段に記憶された自地域情報と
前記サイズ情報とに基づき、サイズ情報のサイズに最も
近いサイズの標準通信プロトコルで定められたサイズの
記録紙又は標準通信プロトコルで定められたサイズ外の
記録紙のいずれか一方を選択する第2の記録紙選択手段
と、を更に有する。
【0010】請求項3記載のファクシミリ装置は、請求
項1記載のファクシミリ装置において、標準通信プロト
コルで定められたサイズの記録紙と標準通信プロトコル
で定められたサイズ外の記録紙のいずれを選択するかの
記録紙選択情報が登録される記録紙選択情報登録手段
と、前記記録紙選択情報登録手段に登録された記録紙選
択情報と前記サイズ情報とに基づき、サイズ情報のサイ
ズに最も近いサイズの標準通信プロトコルで定められた
サイズの記録紙又は標準通信プロトコルで定められたサ
イズ外の記録紙のいずれか一方を選択する第3の記録紙
選択手段と、を更に有する。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、通信相手先(送
信側ファクシミリ装置)から送られてくる特定のデータ
に基づき相手先ファクシミリ装置が設置されている地域
が標準通信プロトコルで定められたサイズを定型紙とす
る地域に属するか否かが判定手段により判定され、送信
元の地域が特定される。このため、例えば、標準通信プ
ロトコルで定められたサイズの記録紙と標準通信プロト
コルで定められたサイズ外の記録紙とがそれぞれ複数
種、記録紙実装手段に実装された場合に、記録紙選択手
段が、判定手段の判定結果と通信相手先から送られてく
る送信文書に関するサイズ情報(例えば、CCITTの
C3規格によるファクシミリ通信の際に宣言されるA
3、B4、A4のいずれかの標準通信プロトコルで定め
られたサイズの情報)に基づき、標準通信プロトコルで
定められたサイズの記録紙の内のサイズ情報のサイズに
最も近いサイズの記録紙及び標準通信プロトコルで定め
られたサイズ外の記録紙の内のサイズ情報のサイズに最
も近いサイズの記録紙のいずれか一方を選択する。
【0012】これにより、例えば、サイズ情報のサイズ
がA3の場合に、送信元が標準通信プロトコルで定めら
れたサイズを定型紙とする地域に属さない場合,即ち北
米あるいはカナダである場合は、これに最も近いサイズ
の標準通信プロトコルで定められたサイズ外の記録紙,
即ちレターサイズの記録紙が受信側で選択され、この一
方、送信元が標準通信プロトコルで定められたサイズを
定型紙とする地域に属する場合,即ち日本あるいは欧州
である場合には、A3に最も近い標準通信プロトコルで
定められたサイズの記録紙,即ちA3サイズの記録紙が
受信側で選択される。
【0013】従って、レターサイズの原稿に対してはレ
ターサイズの記録紙が受信側で選択され、A3サイズの
原稿に対してはA3サイズの原稿が受信側で選択され、
標準通信プロトコルの運用だけで的確に送信原稿と同一
の定形紙を受信側で選択することが可能となる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、自地域判別
手段が予め記憶された自地域判別情報に基づき自ファク
シミリ装置が設置されている地域を判別する。この自地
域判別情報は、ファクシミリ装置の工場出荷時に記憶手
段に予め記憶させておいても良く、あるいは出荷後にユ
ーザー設定により記憶手段に記憶させてもよい。
【0015】このため、判別手段による上記の判定で送
信元の地域が特定できない場合でも、第2の記録紙選択
手段が、記憶手段に記憶された自地域情報とサイズ情報
とに基づき、標準通信プロトコルで定められたサイズの
記録紙の内のサイズ情報のサイズに最も近いサイズの記
録紙及び標準通信プロトコルで定められたサイズ外の記
録紙の内のサイズ情報のサイズに最も近いサイズの記録
紙のいずれか一方を選択する。これにより、送信元地域
が標準通信プロトコルで定められたサイズを定型紙とす
る地域に属するか否かの判定ができない場合でも、同一
地域内での通信として扱うことにより、ファクシミリ通
信の大部分を占める国内通信には少なくとも十分に対応
できることとなる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、オペレータ
により標準通信プロトコルで定められたサイズの記録紙
と標準通信プロトコルで定められたサイズ外の記録紙の
いずれを選択するかの記録紙選択情報が記録紙選択情報
登録手段に登録される。
【0017】このため、判別手段による上記の判定で送
信元の地域が特定できない場合でも、第3の記録紙選択
手段が、記録紙選択情報登録手段に登録された記録紙選
択情報とサイズ情報とに基づき、標準通信プロトコルで
定められたサイズの記録紙の内のサイズ情報のサイズに
最も近いサイズの記録紙及び標準通信プロトコルで定め
られたサイズ外の記録紙の内のサイズ情報に最も近いサ
イズの記録紙のいずれか一方を選択する。これにより、
送信元地域が標準通信プロトコルで定められたサイズを
定型紙とする地域に属するか否かの判定ができない場合
でも、オペレータが送信元として選択した地域からの通
信の際には、送信原稿と同一の定形紙を受信側で選択す
ることが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図2に
基づいて説明する。
【0019】図1には、本実施例に係るファクシミリ装
置10の全体構成が概略的に示されている。このファク
シミリ装置10は、記録紙実装手段としての記録紙トレ
イ12と、出力装置14と、モデム/NCU(通信制御
ユニット)16と、ROM(リード・オンリ・メモリ)
18と、記憶手段としてのRAM(ランダム・アクセ
ス。メモリ)20と、コントロールパネル22と、表示
装置24と、これら各部にシステムバス26を介して接
続されたCPU(中央処理装置)28と、を備えてい
る。
【0020】この内、記録紙トレイ12はA4サイズ等
のファクシミリ標準通信プロトコル(以下、「標準通信
プロトコル」という)で定められたサイズの記録紙が収
納されたカセットと、レターサイズ等の標準通信プロト
コルで定められたサイズに近いサイズの標準通信プロト
コルで定められたサイズ外の記録紙が収納されたカセッ
トとが同時に実装可能なカセット実装装置である。
【0021】前記出力装置14は、原稿上をレーザ・ビ
ームを走査し光電変換素子によって原稿を読み取る送信
走査部,送信走査部で読み取られた画像信号をディジタ
ル的に処理し再生画に生ずる歪みや汚れとなる雑音を削
減する画像処理部,後述する複合化部によって複合化さ
れた画像信号に応じ記録紙に一定濃度の鮮明な記録が得
られるように制御する記録処理部,処理された画像信号
に応じ画像を再生する記録走査部等(いずれも図示省
略)を含んで構成されたレーザービームプリンタ、ペー
ジメモリ(図示省略)、前記画像処理部により画像処理
され白と黒の2値化された信号を符号化し送出すべきデ
ータ量を削減する符号化部と,符号化された情報を元の
画像に対応した白と黒の2値信号に復号化する復号化部
とを含んで構成された符号化・複号化装置(図示省略)
等から構成されている。
【0022】前記モデム/NCU16は、ファクシミリ
送受信を行うもので、装置相互間の状態を監視し伝送さ
れる情報の信頼度を高めるための通信制御部と、電話回
線を通して情報を伝送するためにディジタル信号の変調
・復調を行う変復調部と、加入電話網の接続制御を行う
網制御部とを含んで構成されている。
【0023】ROM18は、装置各部を制御するプログ
ラム等が予め記憶された読み出し専用のメモリであり、
RAM20は、装置の動作中にワークエリアとして使用
される読み出し,書き込み可能なメモリである。
【0024】コントロールパネル22は、複数種のキー
が並べられた入力装置で、オペレータがキーを操作して
色々な設定を行うためのものである。
【0025】表示装置24は、機器の状態その他を操作
者に視覚的に伝達するためのもので、数行の文字列及び
数字、あるいはイメージを表示することができ、例えば
液晶ディスプレイ(LCD)パネルで構成される。
【0026】CPU28は、装置の動作を管理するシス
テム制御部で、前記各部を全体的に制御し、各部の作業
手順(ジョブ)の流れを管理する。
【0027】次に、CPU28の制御アルゴリズムを示
す図2のフローチャートに沿ってファクシミリ装置10
の作用を説明する。
【0028】ここでは、ファクシミリ装置10は、A3
サイズまでの受信能力を持ち、記録紙トレイ12にはA
3サイズ,レジャーサイズ,A4サイズ,レターサイズ
及びB4サイズの記録紙が実装されているものとする。
【0029】この制御アルゴリズムは、送信側ファクシ
ミリ装置からの通信要求信号の入力によりスタートす
る。
【0030】ステップ100で、モデム/NCU16に
より通信要求信号が検知され回線が接続されると同時に
北米あるいはカナダからの送信のときにセット(オン)
されるUSAフラグを初期設定としてリセット(オフ)
する。
【0031】回線が接続されると、送信側(発呼側)フ
ァクシミリ装置から非音声端末であることを示すための
CNG信号(1,100Hzのトーン)が3秒間の休止
期間をおいて断続され、これに応じて受信側(被呼側)
ファクシミリ装置10から被呼局識別信号であるCED
信号(2,100Hzのトーン)が2.6〜4.0秒間
送出され、これを送信側(発呼側)ファクシミリ装置が
検知するとファクシミリ通信モードに入る。これによ
り、呼の設定及び回線確立のシーケンスであるフェーズ
Aが終了し、端末,伝送路などの状態確認及び端末制御
のための前処理過程のシーケンスであるフェーズBのプ
ロトコルに移行する。
【0032】ステップ102では、フェーズBのプロト
コルにおいて送信側ファクシミリ装置からのTSI信号
(送信端末識別信号)により相手先ID情報を取得し、
この取得した相手先ID情報をRAM20上に記憶す
る。
【0033】ここで、本実施例では、説明を簡単にする
ため相手先ID情報が「1」なら日本あるいは欧州から
の送信指示とし、「0」なら北米あるいはカナダからの
送信指示であるとする。この時、送信側ファクシミリ装
置からのTSI信号が送られてこなかったり、相手先I
Dが「0」、「1」以外なら相手先IDとして「2」と
いう値をRAM20に記憶するものとする。即ち、ステ
ップ102では、日本又は欧州からの原稿送信指示を受
けた場合にはRAM20に「1」が記憶され、北米又は
カナダからの原稿送信指示を受けた場合にはRAM20
に「0」が記憶される。
【0034】なお、相手先ID情報の決め方は、他の方
法,例えば0〜99の範囲なら日本、100〜300の
範囲なら北米としてもよく、国際電話番号の国番号をそ
のまま相手先ID情報としてもよい。
【0035】次のステップ104では、送信側ファクシ
ミリ装置からのDCS信号(ディジタル命令信号)によ
り送信画に関するサイズ情報(標準通信プロトコルで定
められたサイズに関する情報である)を取得し、サイズ
情報がA4なら「0」、B4なら「1」、A3なら
「2」、をそれぞれRAM20へ記憶する。これによ
り、フェーズBが終了し、フェーズCのプロトコルに移
行する。
【0036】次のステップ106では、画情報通信を行
い、受信した画情報データをすべてRAM20に記憶
し、通信終了後回線を解放し、次のステップ108に進
む。
【0037】ここで、画情報通信及び受信した画情報デ
ータの記憶は、メッセージ伝送とその確認及び同期の保
持などを行うフェーズCと、メッセージ終了と受信確認
等を行うフェーズDとにおいて行われるが、連続送信の
場合はフェーズB又はフェーズCに戻って送信が繰り返
される。回線の開放は、フェーズEのプロトコルにおい
て行われる。
【0038】ステップ108では、ステップ102でR
AM20上へ記憶された相手先ID情報が「1」である
か否かを判定し、相手先IDが「1」であればステップ
116へ移行する。ここで、相手先IDが「1」である
ことは、日本あるいは欧州からの送信原稿であることを
表している。
【0039】ステップ116では、ステップ104でR
AM20へ記憶されているサイズ情報が「0」であるか
否かを判定し、「0」であればステップ118に進んで
USAフラグがオンであるか否かの判定を行うが、US
Aフラグは初期設定としてオフにされたままであるの
で、ステップ122に移行してA4記録紙を選択した
後、ステップ134に移行する。
【0040】一方、上記ステップ116においてサイズ
情報が「0」でない場合は、ステップ124に移行して
サイズ情報が「2」であるか否かを判定し、「2」であ
ればステップ126に進んでUSAフラグがオンである
か否かの判定を行うが、USAフラグは初期設定として
オフにされたままであるので、ステップ130に移行し
てA3記録紙を選択した後、ステップ134に移行す
る。
【0041】他方、上記ステップ124において、サイ
ズ情報が「2」でない場合は、ステップ132に進みB
4記録紙を選択した後、ステップ134に移行する。
【0042】このように日本あるいは欧州からの送信原
稿が送られてきた場合には、A4あるいはB4あるいは
A3のうちのどれかの記録紙が選択される。
【0043】この一方、上記ステップ108において相
手先ID情報が「1」でなく当該ステップ108におけ
る判定が否定された場合には、ステップ110に進み、
相手先IDが「0」であるか否かを判定し、「0」であ
る場合にはステップ114に移行する。ここで、相手先
IDが「0」であることは、北米あるいはカナダからの
送信原稿であることを意味する。
【0044】ステップ114では、USAフラグをオン
にしてステップ116へ進み、上記ステップ104でR
AM20に記憶されたサイズ情報が「0」であるか否か
を判定する。そして、サイズ情報が「0」であれば、ス
テップ118に進んでUSAフラグがオンであるか否か
の判定を行うが、USAフラグはステップ114でオン
にされているので、ステップ120に進み、レター記録
紙を選択した後、ステップ134に移行する。
【0045】一方、ステップ116でサイズ情報が
「0」でない場合はステップ124に進んでサイズ情報
が「2」であるか否かを判定する。そして、サイズ情報
が「2」であれば、ステップ126に進んでUSAフラ
グがオンであるか否かの判定を行うが、USAフラグは
ステップ114でオンにされているので、ステップ12
8に進んでレジャー記録紙を選択した後、ステップ13
4に移行する。
【0046】他方、上記ステップ124において、サイ
ズ情報が「2」でない場合は、ステップ132に進みB
4記録紙を選択した後、ステップ134に移行する。
【0047】このように北米あるいはカナダからの送信
原稿が送られてきた場合には、レターあるいはB4ある
いはレジャーのうちのどれかの記録紙紙が選択される。
【0048】また、一方、上記ステップ110において
相手先IDが「2」だった場合には、当該ステップ11
0における判定が否定され、ステップ112に進む。こ
こで、相手先IDが「2」であることは、相手先の地域
が特定できないことを意味する。
【0049】ステップ112では、自地域判別情報とし
てのデータMYPLACEが「0」かどうかの判定をす
る。ここで、データMYPLACEは、国際電話番号の
国番号等のように、当該ファクシミリ装置10がどこの
国あるいは地域に設置されているかを示す情報で、RA
M20内に記憶されている。データMYPLACEは、
ファクシミリ装置の工場出荷時にセットされる変数でも
よいし、工場出荷後、ユーザー側でオペレーターにより
登録される変数でもよい。オペレーターにより登録され
る変数の場合は、データMYPLACEは相手先の地域
が特定できない場合の一つの記録紙選択のための情報と
しての役割を果たす。
【0050】ここでは、データMYPLACEが「0」
の時は、当該ファクシミリ装置10が北米あるいはカナ
ダに設置されていることを意味するものとする。
【0051】従って、ステップ112において、データ
MYPLACEが「0」の時は、以下相手先IDが
「0」である前述した場合と全く同じ処理を行い、レタ
ーあるいはB4あるいはレジャーのうちのどれかの記録
紙が選択される。
【0052】一方、データMYPLACEが「0」以外
の時は、以下相手先IDが1である前述した場合と全く
同じ処理を行い、A4あるいはB4あるいはA3のうち
のどれかの記録紙が選択される。
【0053】このように、相手先地域が特定できない場
合であっても、データMYPLACEによって、少なく
とも、北米、カナダ、日本、欧州においては、ファクシ
ミリ通信の大部分を占める国内通信には少なくとも十分
に対応できる。
【0054】上述したいずれの場合であっても、ステッ
プ134において、選択された記録紙上に等倍プリント
処理がなされた後、制御アルゴリズムは終了する。
【0055】以上説明したように、本実施例によればA
3サイズ、B4サイズ、A4サイズ、レターサイズ、リ
ーガルサイズ、レジャーサイズ等のように定形紙文化の
異なる地域間での等倍通信を可能にし、特に一台のファ
クシミリ装置にこれらの定形紙を混在して実装した場合
に、標準通信プロトコルの運用だけで的確に送信原稿と
同一の定形紙を選択することができ、従来問題となって
いた、レターサイズ原稿を等倍でA4記録紙に記録した
ため画情報に欠落が発生する等の不都合を効果的に防止
することができる。また、本実施例では、A3原稿を等
倍でレジャー記録紙に記録することもないので、かかる
場合に発生する画情報の欠落も効果的に回避することが
できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
A3サイズ、B4サイズ、A4サイズ、レターサイズ、
リーガルサイズ、レジャーサイズ等のように定形紙文化
の異なる定型紙が混在して実装された場合であっても標
準通信プロトコルの運用だけで的確に送信原稿と同一の
定形紙を受信側で選択することができ、これにより、標
準通信プロトコルの運用だけで定型紙文化の異なる地域
間での等倍通信が可能になるという従来にない優れた効
果がある。
【0057】特に、請求項2記載の発明では、送信元地
域が特定できない場合でも、同一地域内での通信として
扱うことにより、ファクシミリ通信の大部分を占める同
一国内通信を優先することができる。
【0058】更に、請求項3記載の発明では、ユーザー
が最も頻繁に通信を行う相手の地域に合わせて標準通信
プロトコルで定められたサイズとサイズ外の記録紙のい
ずれを選択するかの記録紙選択情報を予め記録紙選択情
報登録手段に登録しておくことにより、送信元地域が特
定できない場合でも、その登録された記録紙選択情報と
サイズ情報とに基づきサイズ情報のサイズに最も近いサ
イズの記録紙が優先的に選択されるので、非常に高い確
率で送信原稿と同一の定形紙を受信側で選択することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のCPUの受信時の制御アルゴリズムを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 12 記録紙トレイ(記録紙実装手段) 20 RAM(記憶手段) 28 CPU(判定手段、記録紙選択手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 哲司 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 中島 孝 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準通信プロトコルで定められたサイズ
    の記録紙と標準通信プロトコルで定められたサイズ外の
    記録紙とを同時に実装可能な記録紙実装手段と、 通信相手先から送られてくる特定のデータに基づき相手
    先ファクシミリ装置が設置されている地域が標準通信プ
    ロトコルで定められたサイズを定型紙とする地域に属す
    るか否かを判定することにより送信元の地域を特定する
    判定手段と、 前記判定手段の判定結果と前記通信相手先から送られて
    くるサイズ情報とに基づき、サイズ情報のサイズに最も
    近いサイズの標準通信プロトコルで定められたサイズの
    記録紙又は標準通信プロトコルで定められたサイズ外の
    記録紙のいずれか一方を選択する記録紙選択手段と、 を有するファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 自ファクシミリ装置が設置されている地
    域を示す自地域情報が記憶される記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された自地域情報と前記サイズ情報
    とに基づき、サイズ情報のサイズに最も近いサイズの標
    準通信プロトコルで定められたサイズの記録紙又は標準
    通信プロトコルで定められたサイズ外の記録紙のいずれ
    か一方を選択する第2の記録紙選択手段と、 を更に有する請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 標準通信プロトコルで定められたサイズ
    の記録紙と標準通信プロトコルで定められたサイズ外の
    記録紙のいずれを選択するかの記録紙選択情報が登録さ
    れる記録紙選択情報登録手段と、 前記記録紙選択情報登録手段に登録された記録紙選択情
    報と前記サイズ情報とに基づき、サイズ情報のサイズに
    最も近いサイズの標準通信プロトコルで定められたサイ
    ズの記録紙又は標準通信プロトコルで定められたサイズ
    外の記録紙のいずれか一方を選択する第3の記録紙選択
    手段と、 を更に有する請求項1記載のファクシミリ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100361496C (zh) * 2002-10-17 2008-01-09 村田机械株式会社 彩色图像通信装置和彩色图像通信方法

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