JP2009088782A - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】重要度が高い送信元からファクシミリデータを受信したときの記憶装置の記憶容量不足を防止し、このファクシミリデータからなるファクシミリ画像を記録用紙に印刷するようにする。
【解決手段】ファックス番号判定部14は、指定ファックス番号登録リストに記憶されている重要度の高い送信元のファックス番号を参照し、受信したファクシミリデータの送信元のファックス番号が重要度の高い送信元のファックス番号であるかまたは重要度が低いファックス番号であるかを判定する。ファクシミリデータ書込部16は、ファックス番号判定部14により、受信したファクシミリデータの送信元のファックス番号が、重要度が高い送信元のファックス番号であると判定された場合、受信したファクシミリデータをフラッシュメモリの指定データ記憶部に書き込み、一方、重要度が低い送信元のファックス番号であると判定された場合、共通データ記憶部に書き込む。
【選択図】図6
【解決手段】ファックス番号判定部14は、指定ファックス番号登録リストに記憶されている重要度の高い送信元のファックス番号を参照し、受信したファクシミリデータの送信元のファックス番号が重要度の高い送信元のファックス番号であるかまたは重要度が低いファックス番号であるかを判定する。ファクシミリデータ書込部16は、ファックス番号判定部14により、受信したファクシミリデータの送信元のファックス番号が、重要度が高い送信元のファックス番号であると判定された場合、受信したファクシミリデータをフラッシュメモリの指定データ記憶部に書き込み、一方、重要度が低い送信元のファックス番号であると判定された場合、共通データ記憶部に書き込む。
【選択図】図6
Description
本発明は、相手ファクシミリ装置から送信されてきたファクシミリデータに基づいて、このファクシミリデータから形成されるファクシミリ画像を記録用紙に印刷するファクシミリ装置に関する。
一般に、ファクシミリ装置は、送信元から受信したファクシミリ画像を記録用紙に記録するが、用紙切れなどで記録ができない要因が発生した場合、記録用紙に印刷するファクシミリ画像を生成するためのファクシミリデータをRAMなどの記憶装置に蓄えておく、所謂メモリ代行受信とよばれる機能を持つものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−165630号公報
上述したこの機能を備える従来のファクシミリ装置では、送信元から送信されてきたファクシミリデータを順次にRAM等の記憶装置に記憶していくため、記憶装置における記憶可能な記憶容量が少なくなり、後から受信したファクシミリデータを記憶装置に記憶することができない場合が発生する。このとき、記憶不能なファクシミリデータが重要度の低い送信元からのもの(例えば、不特定の送信先に送られる広告、勧誘を目的とするファクシミリ画像のファクシミリデータ)である場合には、特に問題とされたことがないが、重要度が高い送信元からのもの(例えば、時間を争って契約を行っているとき、契約に関する情報を知らせる目的とするファクシミリ画像のファクシミリデータ)である場合には、このファクシミリ画像の受信及び印刷することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑み、重要度が高い送信元からファクシミリデータを受信したときの記憶装置の記憶容量不足を防止し、このファクシミリデータからなるファクシミリ画像を記録用紙に確実に印刷することが可能なファクシミリ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、受信した画像データを記憶する画像メモリを備えたファクシミリ装置であって、画像データの受信処理における画像の送信元識別情報である、第1の送信元識別情報を取得する送信元識別情報取得部と、画像データの送信元に対応した第2の送信元識別情報を記憶する第2の送信元識別情報記憶部と、前記第2の送信元識別情報記憶部に記憶されている第2の送信元識別情報に対応して、前記画像メモリ上に第1のメモリ領域を確保するメモリ領域取得部と、受信した画像データを前記画像メモリの所定の領域に記憶させるメモリ制御部とを備え、前記メモリ制御部が、前記第1の送信元識別情報と第2の識別情報とに基づいて、前記第1のメモリ領域への受信画像データの記憶を制限することを特徴とする。
以上、本発明によれば、受信した画像データを画像メモリの所定の領域に記憶させるメモリ制御部とを備え、メモリ制御部が、第1の送信元識別情報と第2の識別情報とに基づいて、第1のメモリ領域への受信画像データの記憶を制限するため、メモリ代行受信を行うに際して、重要度が高い送信元からファクシミリデータを受信したときの記憶容量不足を防止し、このファクシミリデータからなるファクシミリ画像を記録用紙に確実に印刷することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明に係る実施例のファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、ファクシミリ装置は、電話網30と接続され、CPU1と、ROM2と、RAM3と、フラッシュメモリ4と、符号化部5と、復号化部6と、読取り装置7と、操作パネル8と、印刷装置9、モデム10とを備え、これらがシステムバス25により互いに接続されて構成されている。
CPU1は、ROM2に記憶されている制御プログラムに従い、ROM2、RAM3、フラッシュメモリ4、符号化部5、復号化部6、読取り装置7、操作パネル8、印刷装置9、及び、モデム10を制御するとともに、図6に示す後述する機能を構成する。
ROM2は、CPU1が実行する制御プログラムを記憶する。RAM3は、CPU1が制御プログラムを実行したときに発生する作業用データを一時記憶する。
フラッシュメモリ4は、図2に示すように、指定データ記憶部41、共通データ記憶部42、指定番号&メモリ登録リスト43、及び、メモリ管理情報ファイル44を有する。指定データ記憶部41と共通データ記憶部42とを合わせたメモリ容量は、100(MB)である。指定データ記憶部41は、後述する指定番号&メモリ登録リスト43に登録されている全ての指定ファックス番号について、この指定ファックス番号のファクシミリデータを記憶するユーザにより決められたメモリ容量を有する領域(以下、指定ファックス番号領域という)が確保されている。
例えば、図3に示す指定ファックス番号が「0356785678」の場合には、12800(KB)のメモリ容量を有する領域が確保され、指定ファックス番号が「0355112345」の場合には、6400(KB)のメモリ容量を有する領域が確保され、指定ファックス番号が「0322233444」の場合には、9600(KB)のメモリ容量を有する領域が確保され、指定ファックス番号が「0311223345」の場合には、19200(KB)のメモリ容量を有する領域が確保されている。
共通データ記憶部42は、指定番号&メモリ登録リスト43により指定されない送信元のファクシミリデータ、及び、前述の送信元のファクシミリデータが指定データ記憶部41に記憶することができないファクシミリデータを記憶する。上述した例では、この共通データ記憶部42のメモリ容量は、100MBから指定データ記憶部41に確保された全ての指定ファックス番号の指定ファックス番号領域を引いた、残りのメモリ容量(100×1024(KB)−12800(KB)−6400(KB)―9600(KB)−19200(KB))54400(KB)である。
指定番号&メモリ登録リスト43は、受信したファクシミリデータについて、その送信元が重要度の高い送信元であるか否かを判定するために使用されるリストであって、図3に示すように、重量度が高い送信元を指定するファックス番号(以下、指定ファックス番号という)と、この指定ファックス番号のファクシミリ装置に対して割り当てられたメモリ容量が記述されている。
図2に示す、メモリ管理情報ファイル44は、図4に示すように、指定ファックス番号と、この指定ファックス番号のファクシミリ装置に対して割り当てられたメモリ容量のうち記憶可能な空きメモリ容量(KB)が記述されたメモリ管理情報データを記憶する。なお、メモリ管理情報データには、共通データ記憶部42の記憶可能な空きメモリ容量(KB)を示すメモリ管理情報データがあり、このメモリ管理情報データは、指定ファックス番号が記述される箇所に「共通メモリ領域」と記述されている。
図1に示す符号化部5は、読取り装置7により読み取られた画像データをMR方式で符号化してファクシミリデータを生成し、このファクシミリデータをデータ圧縮し、圧縮されたファクシミリデータをモデム10に出力する。
復号化部6は、モデム10から入力された相手のファクシミリ装置から送信されてきたファクシミリデータをデータ伸張し、復号化する。
読取り装置7は、スキャナ(図示せず)により原稿の画像を読み取り、この画像データよりファクシミリデータを生成し、このファクシミリデータを符号化部5に出力する。
操作パネル8は、液晶表示装置(LCD)からなる表示部(図示せず)と、入力情報を入力するためのテンキー等からなる入力部(図示せず)とを備える。表示部は、自装置のステータス状態を表示するとともに、入力部から入力された入力情報等が表示される。例えば、表示部は、前述の指定ファックス番号(図3参照)を入力するための図5に示す指定番号&メモリ容量入力表示画面を表示する。
この指定番号&メモリ容量入力表示画面は、前述した指定番号&メモリ登録リスト43を生成するときに、表示部に表示される表示画面であって、図5に示すように、指定ファックス番号を入力する入力欄と、この入力欄に入力された指定ファックス番号のファクシミリ装置に対して割り当てるメモリ容量を入力する入力欄と、「OK」ボタンとを表示する。
印刷装置9は、電子写真方式のプリンタ装置であって、受信したファクシミリデータのファクシミリ画像を記録用紙にハードコピーとして印刷出力する。
モデム10は、ITU−T勧告T.30に規定されたファクシミリ伝送制御手順に従ってファクシミリデータや制御信号を変復調し、この変復調したファクシミリデータや制御信号を、電話網30を介して相手先のファクシミリ装置との間で送受信する。
図6は、本発明に係るファクシミリ装置の機能を示すブロック図である。CPU1がROM2に記憶されている制御プログラムを実行することにより、後述する機能を有する入出力制御部11と、送受信部12と、信号生成部13と、ファックス番号判定部14と、空きメモリ容量判定部15と、ファクシミリデータ書込部16と、メモリ管理情報ファイル更新部17と、指定ファックス番号登録リスト生成部18とが実現される。
入出力制御部11は、図5に示す指定番号&メモリ容量入力表示画面を表示させる表示データをROM2から読み出し、この指定番号&メモリ容量入力表示画面を操作パネル8の表示部に表示させる。また、入出力制御部11は、指定番号&メモリ容量入力表示画面の各入力欄に入力された指定ファックス番号及びメモリ容量を指定ファックス番号登録リスト生成部18に出力する。更に、入出力制御部11は、指定ファックス番号登録リスト生成部18から指定番号&メモリ登録リスト43を生成した旨の通知が入力されると、指定番号&メモリ容量入力表示画面の所定箇所に「相手先ファックス番号登録完了」と表示部に表示させる。
送受信部12は、電話網30及びモデム10を介して相手ファクシミリ装置から後述するCNG、DCS、TSI、EOP等の制御信を受信し、この受信した制御信号に対する相手ファクシミリ装置に送信する後述するCED、DIS、CFR、MCF等の制御信号の生成要求を信号生成部13に出力する。また、送受信部12は、1ページ(64KB)単位の毎のファクシミリデータを受信すると、RAM3に受信したファクシミリデータを一時記憶する。
ここで、制御信号CNGは接続要求を示す制御信号であり、制御信号DCSは相手ファクシミリ装置の通信機能を宣言する制御信号であり、制御信号TSIは相手ファクシミリ装置を識別するための情報(ファックス番号)を含む制御信号であり、制御信号EOPは送信すべきファクシミリデータが無いことを示す制御信号である。また、制御信号CEDは、制御信号CNGを受信した旨を知らせる制御信号であり、制御信号DISは、自装置の通信機能を宣言する信号であり、制御信号CFRは、ファクシミリデータを受信することが可能な状態に移行するまでのプリメッセージ手順が終了したことを示す制御信号であり、制御信号MCFは、ファクシミリデータの受信が良好に完了した旨を知らせる制御信号である。
信号生成部13は、送受信部12からの要求に従い、前述の制御信号CED、制御信号DIS、制御信号CFR、制御信号MCF等を生成し、生成したこれらの制御信号を送受信部12に出力する。また、信号生成部13は、ファクシミリデータの受信を停止させる信号の出力要求が空きメモリ容量判定部15から入力されると、ファクシミリデータの受信を停止することを示すPIN信号を生成し、このPIN信号を送受信部12に出力する。
ファックス番号判定部14は、送受信部12よりTIS信号中のファックス番号が入力されると、このファックス番号がフラッシュメモリ4の指定番号&メモリ登録リスト43に登録されているか否かを判定する。ファックス番号判定部14は、このファックス番号が指定番号&メモリ登録リスト43に登録されていると判定した場合には、空きメモリ容量判定部15に対して、この指定ファックス番号の送信されてきたファクシミリデータを指定データ記憶部41に確保されたこの指定ファックス番号に示された指定ファックス番号領域に記憶することができるか否かを判定させる要求を出力する。一方、ファックス番号判定部14は、このファックス番号が指定番号&メモリ登録リスト43に登録されていないと判定した場合には、空きメモリ容量判定部15に対して、この指定ファックス番号でないファクシミリデータを共通データ記憶部42に記憶することができるか否かを判定させる要求を出力する。
空きメモリ容量判定部15は、指定ファックス番号に示された指定ファックス番号領域に記憶することができるか否かを判定させる要求がファックス番号判定部14から入力されると、図4に示すメモリ管理情報ファイルを参照し、指定ファックス番号の空きメモリ容量がファクシミリデータの容量である64(KB)以上であるか否かを判定する。そして、空きメモリ容量判定部15は、前述の空きメモリ容量が64(KB)以上であると判定した場合には、指定ファックス番号により指定された指定ファックス番号領域の空き領域にファクシミリデータを記憶させる要求をファクシミリデータ書込部16に出力する。
また、空きメモリ容量判定部15は、指定ファックス番号により指定された指定ファックス番号領域の空きメモリ容量が64(KB)未満であると判定した場合、又は、指定ファックス番号でないファクシミリデータを共通データ記憶部42に記憶することができるか否かを判定させる要求がファックス番号判定部14から入力された場合には、図4に示すメモリ管理情報ファイルを参照し、指定ファックス番号が「共通メモリ領域」と記述されたメモリ管理情報データの空きメモリ容量を参照し、共通データ記憶部42の空きメモリ容量がファクシミリデータの容量である64(KB)以上であるか否かを判定する。そして、空きメモリ容量判定部15は、前述の空きメモリ容量が64(KB)以上であると判定した場合には、共通データ記憶部42の空き領域にファクシミリデータを記憶させる要求をファクシミリデータ書込部16に出力する。一方、空きメモリ容量判定部15は、前述の空きメモリ容量が64(KB)未満であると判定した場合には、ファクシミリデータの受信を停止させる信号の出力要求を信号生成部13に出力する。
ファクシミリデータ書込部16は、空きメモリ容量判定部15から入力された書き込み要求に従い、指定ファックス番号のファクシミリデータを、指定ファックス番号により指定された指定ファックス番号領域の空きメモリ領域に書き込む。また、ファクシミリデータ書込部16は、空きメモリ容量判定部15から入力された書き込み要求に従い、指定ファックス番号領域の空き領域に書き込みができなかった指定ファックス番号のファクシミリデータ又は指定ファックス番号でないファクシミリデータを共通データ記憶部42の空きメモリ領域に書き込む。
メモリ管理情報ファイル更新部17は、指定データ記憶部41又は共通データ記憶部42に1ページ分のファクシミリデータが書き込まれるごとに、書き込まれたファクシミリデータのメモリ管理情報データに記述されている空きメモリ容量を更新する。
指定ファックス番号登録リスト作成部18は、入出力制御部11から指定ファックス番号が入力されると、例えば図3に示す指定番号&メモリ登録リスト43をフラッシュメモリ4に生成する。
次に、本発明に係る実施例のファクシミリ装置の動作を説明する。
図7は、本発明に係る実施例のファクシミリ装置の動作を示すフローチャートである。まず、送受信部12は、相手ファクシミリ装置から電話網30及びモデム10を介して接続要求を示すリング信号(制御信号CNG)を受信すると、(ステップS11)、リング信号を受信した旨の通知を信号生成部13に出力する。
信号生成部13は、前述の通知が送受信部12から入力されると、リング信号を受信した旨を示すCED信号を生成し、このCED信号を送受信部12に出力する。
送受信部12は、CED信号が入力されると、このCED信号をモデム10及び電話網30を介して相手ファクシミリ装置に送信する。
その後、自ファクシミリ装置と相手ファクシミリ装置との間で制御信号(例えば、制御信号DIS、制御信号DCS)をやりとりし、以後、互いに通信を行う際の通信機能を設定し終わったのち、送受信部12は、相手ファクシミリ装置から電話網30及びモデム10を介して相手ファクシミリ装置を識別するための制御信号TSI信号を受信すると(ステップS12)、このTSI信号に記述されている相手ファクシミリ装置のファックス番号をRAM3に書き込む。
その後、自ファクシミリ装置が、ファクシミリデータを受信することが可能な状態に移行すると、信号生成部13は、ファクシミリデータを受信することが可能な状態に移行したことを示す制御信号CFRを生成し、この制御信号CFRを送受信部12に出力する。
送受信部12は、信号生成部13から入力された制御信号CFRをモデム10及び電話網30を介して相手ファクシミリ装置に送信し(ステップS13)、相手ファクシミリ装置にファクシミリデータの送信を促す。
その後、送受信部12は、相手ファクシミリ装置から1ページ分のファクシミリデータを電話網30及びモデム10を介して受信すると、受信した1ページ分のファクシミリデータをRAM3に一時格納する(ステップS14)。その後、送受信部12は、相手ファクシミリ装置のファックス番号が指定ファックス番号である否かを判定させる要求を指定ファックス番号判定部14に出力する。
ファックス番号判定部14は、前述の要求が送受信部12から入力されると、RAM3に記憶されている相手ファクシミリ装置のファックス番号を読み出し、このファックス番号がフラッシュメモリ4の指定番号&メモリ登録リスト43に登録されているか否かを判定する(ステップS15)。ファックス番号判定部14は、読み出したファックス番号がフラッシュメモリ4の指定番号&メモリ登録リスト43に登録されていないと判定した場合、すなわち、このファックス番号が指定ファックス番号でないと判定した場合には(ステップS15;N)、共通データ記憶部42の空き領域が、1ページ分のファクシミリデータ量である64KB以上であるか否かを判定させる要求を空きメモリ容量判定部15に出力し、ステップS18に処理を移行させる。
一方、ファックス番号判定部14は、読み出したファックス番号がフラッシュメモリ4の指定番号&メモリ登録リスト43に登録されていると判定した場合、すなわち、ファックス番号が指定ファックス番号であると判定した場合には(ステップS15;Y)、この指定ファックス番号により指定された指定ファックス番号領域の空き容量が1ページ分のファクシミリデータ量である64KB以上であるか否かを判定させる要求を空きメモリ容量判定部15に出力する。
空きメモリ容量判定部15は、ファックス番号判定部14から前述の要求が入力されると、図4に示すメモリ管理情報ファイル44中の前述の指定ファックス番号領域の空きメモリ容量を読み出し、この空きメモリ容量がファクシミリデータの容量である64(KB)以上であるか否かを判定する(ステップS16)。空きメモリ容量判定部15は、前述の空きメモリ容量が64(KB)以上であると判定した場合には(ステップS16;Y)、指定ファックス番号領域の空き領域にファクシミリデータを記憶させる要求をファクシミリデータ書込部16に出力する。
ファクシミリデータ書込部16は、前述の要求が空きメモリ容量判定部15から入力されると、RAM3に記憶されているファクシミリデータを読み出し、このファクシミリデータを前述の指定ファックス番号領域の空きメモリ領域に書き込む(ステップS17)。その後、ファクシミリデータ書込部16は、RAM3に記憶されているファクシミリデータをRAM3から消去する、次に、ファクシミリデータ書込部16は、メモリ管理情報ファイルの更新要求をメモリ管理情報ファイル更新部17に出力し、ステップS21に処理を移行させる。この更新要求には、更新するメモリ管理情報データを指定するための情報として、指定ファックス番号が記述されている。
ステップS16において、空きメモリ容量判定部15は、前述の空きメモリ容量がファクシミリデータの容量である64(KB)未満であると判定した場合には(ステップS16;N)、メモリ管理情報ファイル44中のファックス番号が「共通メモリ領域と」記述された空きメモリ容量を読み出し、この空きメモリ容量がファクシミリデータの容量である64(KB)以上であるか否かを判定する(ステップS18)。
空きメモリ容量判定部15は、前述の空きメモリ容量が64(KB)未満であると判定した場合には(ステップS18;N)、ファクシミリデータの受信を停止させる信号の出力要求を信号生成部13に出力する。
信号生成部13は、前述の出力要求が空きメモリ容量判定部15から入力されると、ファクシミリデータの受信を停止することを示すPIN信号を生成し、このPIN信号を送受信部12に出力する。
送受信部12は、信号生成部13から入力されたPIN信号をモデム10、電話網30を介して相手ファクシミリ装置に送信し(ステップS19)、ステップS25に処理を移行させる。
ステップS18において、空きメモリ容量判定部15は、指定ファックス番号に指定された指定ファックス領域の空き容量がファクシミリデータの容量である64(KB)未満であると判定した場合(ステップS16;N)、又は、共通データ記憶部42の空き領域が1ページ分のファクシミリデータ量である64(KB)以上であるか否かを判定させる要求をファックス番号判定部14から入力した場合には、共通メモリ領域の空き領域にファクシミリデータを記憶させる要求をファクシミリデータ書込部16に出力する。
ファクシミリデータ書込部16は、前述の要求が空きメモリ容量判定部15から入力されると、RAM3に記憶されているファクシミリデータを読み出し、この読み出したファクシミリデータを共通メモリ領域の空き領域に書き込む(ステップS20)。その後、ファクシミリデータ書込部16は、RAM3に記憶されているファクシミリデータをRAM3から消去する。次に、ファクシミリデータ書込部16は、メモリ管理情報ファイルの更新要求をメモリ管理情報ファイル更新部17に出力する。この更新要求には、更新するメモリ管理情報データを指定するための情報として、「共通メモリ領域」という情報が記述されている。
メモリ管理情報ファイル更新部17は、更新するメモリ管理情報データを指定するための情報を有する更新要求がファクシミリデータ書込部16から入力されると、この情報に指定されたメモリ管理情報データについてメモリ管理情報ファイル44を更新する(ステップS21)。
例えば、ファクシミリデータ書込部16から、更新するメモリ管理情報データを指定するための情報として「0356785678」の指定ファックス番号を有する更新要求が入力された場合には、図4に示すように、この指定ファックス番号が記述されたメモリ管理情報データの空きメモリ容量は、4800(KB)から64(KB)を引いた4736(KB)に更新される。また、ファクシミリデータ書込部16から、更新するメモリ管理情報データを指定するための情報として「共通メモリ領域」を有する更新要求が入力された場合には、図4に示すように、この「共通メモリ領域」が記述されたメモリ管理情報データの空きメモリ容量は、25600(KB)から64(KB)を引いた25536(KB)に更新する。
その後、送受信部12は、送信すべきファクシミリデータがあることを示す制御信号MPSか、又は、送信するファクシミリデータがないことを示す制御信号EOPが相手ファクシミリ装置から送信されてきたか否かを判定する(ステップS22)。送受信部12は、制御信号MPSが相手ファクシミリ装置から送信されてきたと判定した場合には(ステップS22;MPS信号)、その旨の通知を信号生成部13に出力する。
信号生成部13は、前述の通知が送受信部12から入力されると、受信した1ページ分のファクシミリデータの受信が良好に完了した旨を示す制御信号MCFを生成し、この制御信号MCFを送受信部12に出力する。
送受信部12は、制御信号MCFが信号生成部13から入力されると、モデム10及び電話網30を介して相手ファクシミリ装置に送信し(ステップS23)、ステップS15に処理を移行させ、上述したと同様な処理を続行させる。
一方、送受信部12は、制御信号EOPが相手ファクシミリ装置から送信されてきたと判定した場合には(ステップS22;EOP信号)、その旨の通知を信号生成部13に出力する。
信号生成部13は、前述の通知が送受信部12から入力されると、受信した1ページ分のファクシミリデータの受信が良好に完了した旨を示す制御信号MCFを生成し、この制御信号MCFを送受信部12に出力する。
送受信部12は、制御信号MCFが信号生成部13から入力されると、モデム10及び電話網30を介して相手ファクシミリ装置に送信する(ステップS24)。その後、送受信部12は、相手ファクシミリ装置から回線の切断要求を示す制御信号DCNが電話網30及ぶモデム10を介して受信すると(ステップS29)、ファクシミリデータの受信処理を終了させる。
実施例によれば、ファックス番号判定部14により、相手ファクシミリ装置から受信したファクシミリデータのファックス番号が、重要度が高い指定ファックス番号であると判定された場合には、ファクシミリデータ書込部16がこのファクシミリデータを指定データ記憶部41に確保された指定ファックス番号に指定された指定ファックス番号領域の空き領域に書き込み、一方、重要度が低い指定ファックス番号でないファックス番号であると判定された場合には、ファクシミリデータ書込部16が共通データ記憶部42に書き込むため、メモリ代行受信を行うに際して、重要度が高い送信元からファクシミリデータを受信したときの記憶装置の記憶容量不足を防止し、このファクシミリデータからなるファクシミリ画像を記録用紙に確実に印刷することができる。
また、実施例によれば、ファクシミリデータ書込部16が、空きメモリ容量判定部15により、指定データ記憶部41の指定ファックス番号に指定された指定ファックス番号領域の空き容量が受信した1ページ分のファクシミリデータ量64(KB)未満であると判定された場合には、このファクシミリデータを共通データ記憶部42に書き込むので、重要度が高い送信元から受信したファクシミリデータを記憶するメモリ容量を多くすることができる。
実施例では、重要度が高い送信元のファクシミリデータを受信した場合には、まず、フラッシュメモリ4の指定データ記憶部41にこのファクシミリデータを記憶し、このファクシミリデータが指定データ記憶部41にすべて記憶できない場合には、記憶できない分を共通データ記憶部42に記憶するように構成されているが、これ以外として、まず、このファクシミリデータを共通データ記憶部42に記憶し、このファクシミリデータが共通データ記憶部42にすべて記憶できない場合には、記憶できない分を指定データ記憶部41に記憶するようにしてもよい。
実施例の変形例として、ファクシミリデータを送信する送信元のファックス番号を表示するナンバーディスプレイを操作パネル8に備え、接続要求を示すリング信号を受信する前に、送信元のファックス番号をナンバーディスプレイに表示させるようにしてもよい。これにより、オペレータは、重要度が低い送信元のファクシミリデータが送信されてこようとしたとき、その着信を拒否することができる。従って、重要度の高い送信元のファクシミリデータの容量不足を事前に防ぐことができる。
1 CPU
11 入出力制御部
12 送受信部
13 信号生成部
14 ファックス番号判定部
15 空きメモリ容量判定部
16 ファクシミリデータ書込部
17 メモリ管理情報ファイル更新部
18 指定ファックス番号登録リスト生成部
2 ROM
3 RAM
4 フラッシュメモリ
41 指定データ記憶部
42 共通データ記憶部
43 指定番号&メモリ登録リスト
44 メモリ管理情報ファイル
5 符号化部
6 復号化部
7 読取り装置
8 操作パネル
9 印刷装置
10モデム
25 システムバス
30 電話網
11 入出力制御部
12 送受信部
13 信号生成部
14 ファックス番号判定部
15 空きメモリ容量判定部
16 ファクシミリデータ書込部
17 メモリ管理情報ファイル更新部
18 指定ファックス番号登録リスト生成部
2 ROM
3 RAM
4 フラッシュメモリ
41 指定データ記憶部
42 共通データ記憶部
43 指定番号&メモリ登録リスト
44 メモリ管理情報ファイル
5 符号化部
6 復号化部
7 読取り装置
8 操作パネル
9 印刷装置
10モデム
25 システムバス
30 電話網
Claims (4)
- 受信した画像データを記憶する画像メモリを備えたファクシミリ装置であって、
画像データの受信処理における画像の送信元識別情報である、第1の送信元識別情報を取得する送信元識別情報取得部と、
画像データの送信元に対応した第2の送信元識別情報を記憶する第2の送信元識別情報記憶部と、
前記第2の送信元識別情報記憶部に記憶されている第2の送信元識別情報に対応して、前記画像メモリ上に第1のメモリ領域を確保するメモリ領域取得部と、
受信した画像データを前記画像メモリの所定の領域に記憶させるメモリ制御部とを備え、
前記メモリ制御部は、前記第1の送信元識別情報と第2の識別情報とに基づいて、前記第1のメモリ領域への受信画像データの記憶を制限することを特徴とするファクシミリ装置。 - 相手ファクシミリ装置から受信した画像データの送信元の第2の送信元識別情報が、重要度が高いものであるか否かを判定する送信元識別判定部
を更に備え、
相手ファクシミリ装置から受信した画像データの送信元の第2の送信元識別情報が、重要度が高いものであると、前記送信識別判定部により判定された場合には、前記メモリ制御部は、前記第1の送信元識別情報と第2の識別情報とに基づいて、前記第1のメモリ領域への前記画像データの記憶を制限することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。 - 前記第1のメモリ領域の空き容量を記憶する空き容量記憶部と、
前記送信元識別判定部により、相手ファクシミリ装置から受信した画像データの送信元の第2の送信元識別情報が、重要度が高いものであると判定された場合には、前記第1のメモリ領域の空き容量が、前記受信した画像データのデータ量以上であるか否かを判定する空き容量判定部と
を更に備え、
前記空き容量判定部により、前記第1のメモリ領域の空き容量が、前記受信した画像データのデータ量以上であると判定された場合には、前記メモリ制御部は、前記第1の送信元識別情報と第2の識別情報とに基づいて、前記第1のメモリ領域への前記画像データの記憶を制限することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。 - 重量度の低い送信もとから受信した画像データを記憶する低重要度画像データ記憶部を更に備え、
前記空き容量判定部により、前記第1のメモリ領域の空き容量が、前記受信した画像データのデータ量未満であると判定された場合には、前記メモリ制御部は、前記第1の送信元識別情報と第2の識別情報とに基づいて、前記低重要度画像データ記憶部に書き込むことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007253508A JP2009088782A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007253508A JP2009088782A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | ファクシミリ装置 |
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JP2009088782A true JP2009088782A (ja) | 2009-04-23 |
Family
ID=40661646
Family Applications (1)
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JP2007253508A Pending JP2009088782A (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | ファクシミリ装置 |
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JP (1) | JP2009088782A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016195302A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | コニカミノルタ株式会社 | 画像通信装置 |
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2007
- 2007-09-28 JP JP2007253508A patent/JP2009088782A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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