JPH10133283A - 透過型ホログラムスクリーンの製造方法 - Google Patents

透過型ホログラムスクリーンの製造方法

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JPH10133283A
JPH10133283A JP9254346A JP25434697A JPH10133283A JP H10133283 A JPH10133283 A JP H10133283A JP 9254346 A JP9254346 A JP 9254346A JP 25434697 A JP25434697 A JP 25434697A JP H10133283 A JPH10133283 A JP H10133283A
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photosensitive member
hologram
diffuser
diffused
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Katsumasa Nishii
克昌 西井
Osamu Koike
理 小池
Tomoyuki Kanda
知幸 神田
Kazumasa Kurokawa
和雅 黒川
Kenichiro Takada
健一朗 高田
Masahiro Shiozawa
方浩 塩澤
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Soken Inc
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Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視域の広い透過型ホログラムスクリーンの製
造方法の提供。 【解決手段】 光拡散体52に対する同一の側に感光部
材50と参照光の光源とを配置し光拡散体52の他方の
側に物体光の光源を配置し,光拡散体52を透過した拡
散光を物体光36とし,上記参照光の光源から放射され
光拡散体(又は光拡散体の前面に配置したハーフミラー
や透明な反射型ホログラム素子等)で正反射した光を参
照光35とする製造方法。上記において光拡散体を透明
とする製造方法。更に,この光拡散体を感光部材50側
に湾曲させる方法及び光拡散体が指向性を有する方法。
湾曲した光拡散体がリップマン型ホログラムである方
法。光拡散体を2枚のホログラムにより構成する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,透過型ホログラムスクリーンの
製造方法に関するものであり,特に再生時における視域
を広くすることのできるホログラムスクリーンの製造方
法に関する。
【0002】
【従来技術】表示器から放射された信号光を,ホログラ
ムを形成した透明なスクリーンに照射し記録された像を
視認するホログラムスクリーンが知られている。そし
て,このホログラムスクリーンは,透明であることから
同時にスクリーンの背景を透かして視認することが可能
である。それ故,このホログラムスクリーンを例えば銀
行や病院の接客窓口等において用いると,顧客や患者を
視認しながら,窓口の応接者はその患者や顧客の情報を
スクリーンに写し出して同時に知ることが可能となる。
【0003】また,逆に顧客側から表示像を視認するよ
うに構成すれば,ショウルームに広告等を映し出すこと
ができる。そして,自動車を運転する者に対しては,ス
ピード等の情報を表示するヘッドアップディスプレイ装
置を提供することができる。そして,このようなホログ
ラムスクリーンには,表示光を透過させるタイプの透過
型ホログラムスクリーンと,表示光を反射させる反射型
のホログラムスクリーンがある。
【0004】透過型のホログラムスクリーンの場合に
は,詳細を後述する図2に示すように,スクリーン8の
背面側にプロジェクター92が配置されており,プロジ
ェクター92から信号光31を投射する。そして,ホロ
グラムスクリーン8に結像した実像81から散乱透過す
る回折光32が観者85の目に入り,像81を視認す
る。
【0005】一方,反射型のホログラムスクリーンの場
合には,図42に示すように,スクリーン91の前面側
にプロジェクター92が配置されており,プロジェクタ
ー92から信号光31を投射する。そして,ホログラム
スクリーン91に結像した実像81から散乱反射される
回折光32が観者85の目に入り,像81を視認する。
【0006】そして,このホログラムスクリーン91ま
たは8を製作する方法には,すりガラス等の光拡散体を
通した拡散光を物体光とし,非拡散光を参照光として感
光部材に干渉縞を形成する方法がある。例えば,透過型
のホログラムスクリーン8を製作する場合には,図43
に示すように,レーザー光源51から放射されたコヒー
レントな光34をミラー511で光路変更した後半透明
鏡512により2つの光341,342に分割する。
【0007】そして,一方の光341をレンズ516で
発散したのち,光拡散体52を透過させその拡散光を物
体光36として感光部材50に照射する。また,半透明
鏡512で分割された他方の光342は,ミラー51
3,514で光路変更した後,レンズ515で発散され
て参照光35として感光部材50に照射される。そし
て,上記参照光35と物体光36により感光部材50に
干渉縞を形成する。なお,同図において,脈動する波型
の表示は拡散光を模式的に表示したものである(以下に
示す各図において同じ)。
【0008】一方,反射型ホログラムスクリーン8を製
作する場合には,図44に示すように,上記参照光35
と物体光36とを互いに感光部材50の反対の側から照
射し干渉縞を形成する。そして,図2,図42におい
て,異なる場所から観者85がホログラムスクリーン9
1,8の像81を視認することのできる領域(即ち回折
光32が目に入る移動可能な範囲)をスクリーンの視域
とすると,この視域を広くするためには,図43,図4
4において,光拡散体52の大きさを大きくしたり光拡
散体52を感光部材50に近づけることにより,感光部
材50に入射する物体光36の広がり角度を大きくする
必要がある。
【0009】即ち,反射型ホログラムスクリーン8の場
合に上記スクリーンの視域を広げるためには,図44の
要部を拡大した図45に示すように,物体光36の感光
部材50に入射する外縁線361が感光部材50に垂直
な端部の法線nに対してなす角αを大きくすればよい。
【0010】上記のように,露光時の物体光36の広が
りの角度αを大きくすると,再生時においての図46に
示すように,プロジェクター92から信号光31を投射
した場合に,観者85がスクリーン91の拡散回折光3
2を視認することのできる視域Rが大きくなる。即ち,
前記広がり角αに対応して同図の回折光32の広がり角
度α’が大きくなりスクリーン91の視域Rが広くな
る。
【0011】
【解決しようとする課題】上記図45に示す光学系から
判るように,反射型ホログラムスクリーンの視域R(角
度α)を広げることは,比較的容易であるが,視域の広
い透過型ホログラムスクリーンを製作することは,以下
に述べるように著しく困難である。即ち,透過型ホログ
ラムスクリーンを露光する場合には,図43に示すよう
に,参照光35と物体光36とは,感光部材50の同一
の方向から入射する。
【0012】そのため,光拡散体52を感光部材50に
近づけたり,光拡散体52の幅Wを大きくしたりして,
物体光36の入射角αを大きくとようとすると,図47
に示すように,参照光35の一部が光拡散体52に遮ら
れて,感光部材50の下面側に照射出来なくなるという
問題を生ずる(仮に光拡散体52を透過したとしても拡
散光となる)。本発明は,かかる従来の問題点に鑑みて
なされたものであり,視域の広い透過型ホログラムスク
リーンの製造方法を提供しようとするものである。
【0013】
【課題の解決手段】請求項1記載の発明のホログラムス
クリーンの製造方法では,図1に示すように,光拡散体
52に対する同一の側に感光部材50と参照光35の入
射進路及びその光学素子(同図ではレンズ515)とを
位置せしめると共に光拡散体52の他方の側に物体光3
6の入射進路及びその光学素子(同図ではレンズ51
6)を位置せしめ,光拡散体52を透過した拡散光(波
型で表示)を物体光36とし,参照光35の光源から放
射され光拡散体52で正反射した光を参照光35とする
(以下,物体光または参照光の最終段階の入射進路及び
その入射進路を形成する光学素子のことを,単に物体光
または参照光の「光源」と呼ぶ)。
【0014】即ち,参照光35の光源から放射された光
351のうち,一部の光は光拡散体52で散乱されるこ
となく正反射し,この正反射光が参照光35となり,光
拡散体52を透過した拡散光と参照光の光源からの光3
51が光拡散体52で反射されて散乱する光とが物体光
36を構成する。
【0015】そして,物体光36の光源(同図ではレン
ズ516)と参照光35の光源(同図ではレンズ51
5)とが,光拡散体52を中心にして反対の側に配置さ
れている。そのため,感光部材50に入射する物体光3
6の広がり角度α(図43)を大きくしても,参照光3
5を感光部材50の全面に照射することが容易となる。
即ち,例えば,光拡散体52を大きくすれば物体光36
の広がり角度αを大きくすることができ,これによって
図47に示した従来の露光の場合のように参照光35の
光路が遮られるようなことがない。
【0016】また,例えば,光拡散体52を感光部材5
0に近づければ,物体光36の広がり角度αを大きくす
ることができ,この場合にも図47に示した場合のよう
に参照光35の光路が遮られる度合いが少ない。上記の
ように,請求項1の発明によれば,視域の広いホログラ
ムスクリーンを容易に製造することができる。
【0017】次に,請求項2記載の発明のホログラムス
クリーンの製造方法では,図4に示すように,光拡散体
52の同一の側に感光部材50と参照光35の光源(同
図ではレンズ515)とを配置すると共に上記光拡散体
52と感光部材50との間に半透明鏡11を配置し,か
つ光拡散体52の他方の側には物体光36の光源(同図
ではレンズ516)を配置する。そして,上記光拡散体
52と半透明鏡11とを透過した拡散光を物体光36と
し,参照光35の光源から放射された光が上記半透明鏡
11で反射した光を参照光35とする。
【0018】その結果,前記請求項1の場合と同様に,
物体光36の光源と参照光35の光源とが,光拡散体5
2を中心にして反対の側に配置されているから,同様に
感光部材50に入射する物体光36の広がり角度α(図
43)を大きくしても,参照光35を感光部材50の全
面に容易に照射することできる。従って,視域の広いホ
ログラムスクリーンを製造することができる。
【0019】そして,光拡散体52と感光部材50との
間に半透明鏡11を配置してあるため,請求項1の場合
よりも入射する光351のうち正反射される光の光量が
増大し,参照光35の強度を強くすることができる。反
対に,物体光36の強度は,半透明鏡11で反射される
ものがあるから,請求項1の場合よりも弱くなりる。そ
して,半透明鏡の特性を変化させることにより,物体光
と参照光の強度比を調整することができる。
【0020】そして,請求項3記載の発明のホログラム
スクリーンの製造方法では,請求項1の場合と同様に光
拡散体の同一の側に感光部材と参照光の入射進路とを位
置せしめると共に,図5に示すように,光拡散体52と
感光部材50との間に図4の半透明鏡に代えて非拡散光
を再生する透明なリップマン型ホログラム素子12を配
置し,光拡散体52の他方の側には物体光の光源を配置
する。
【0021】そして,上記光拡散体52とリップマン型
ホログラム素子12とを透過した拡散光を物体光36と
し,参照光の光源から放射された光351が上記リップ
マン型ホログラム素子12で反射した光を参照光35と
する。その結果,請求項1の場合と同様に,感光部材5
0に入射する物体光36の広がり角度α(図43)を大
きくしても,参照光35を感光部材50の全面に容易に
照射することできる。従って,視域の広いホログラムス
クリーンを製造することができる。
【0022】そして,光拡散体52と感光部材50との
間にリップマン型ホログラム素子12を配置してあるた
め,請求項1の場合よりも光351のうち正反射される
光量が増大し,参照光35の強度を強くすることができ
る。また,リップマン型ホログラム12の特性を変化さ
せることにより,参照光と物体光の強度比を調整するこ
とができる。
【0023】そして,請求項4記載の発明のホログラム
スクリーンの製造方法では,図7に示すように,光源と
感光部材50との間に透明な光拡散体53を配置する。
そして,光拡散体53を透過した拡散光を物体光36と
し,光拡散体を透過した非拡散光を参照光35として感
光部材50を露光する。透明な光拡散体の透過光には,
拡散光と非拡散光とが含まれているからである。
【0024】本発明にかかる製造方法では,物体光36
と参照光35の光源(同図ではレンズ516とレンズ5
15)は,共に光拡散体53に対して同一の側にあり共
に光拡散体53を透過するから,同図から容易に分かる
ように感光部材50に入射する物体光36の広がり角度
α(図43)を大きくしても,参照光35を感光部材5
0の全面に照射することできる。従って,視域の広いホ
ログラムスクリーンを製造することができる。
【0025】そして,請求項5記載の発明のホログラム
スクリーンの製造方法は,請求項4記載の発明におい
て,上記光拡散体53を所定の角度範囲内の入射光に対
する透過光のみを拡散させる指向性のある光拡散体とし
たものである。そして,光拡散体53に対して上記所定
の角度範囲内を含む光360を入射し光拡散体53を透
過した拡散光を物体光36とし,上記所定の角度範囲外
から光351を入射させ光拡散体53を透過した非拡散
光を参照光35として感光部材50を露光する
【0026】その結果,請求項4の発明と同様の効果を
得ることができ,視域の広いホログラムスクリーンを製
造することができる。また,本発明では,物体光と参照
光の光源が分かれているから,参照光と物体光の強度比
の調整が容易である。
【0027】そして,請求項6記載の発明のホログラム
スクリーンの製造方法では,図9に示すように,光源と
感光部材50との間に光拡散体を記録したフレネル型ホ
ログラム素子54を配置すると共に,上記フレネル型ホ
ログラム素子54は例えば図1に示すように板状の感光
部材に同一の方向から参照光としての発散光と物体光と
しての拡散光を照射してホログラムを形成した後,上記
参照光と物体光の光源側に対して凸となる曲面体に成形
したものである。
【0028】そして,図9に示すように,上記曲面体
(ホログラム素子54)の曲率中心側に感光部材50を
配置し,上記フレネル型ホログラム素子54を透過した
拡散光を物体光36とし,フレネル型ホログラム素子5
4を透過した非拡散光を参照光(図示略)として露光す
る。上記フレネル型ホログラム素子54は,所定の角度
から入射させた光を高い回折効率で回折させ拡散光を生
成する。そして,上記所定の角度から入射した光の一部
や回折効率の低い角度から入射した光の多くは回折され
ず非拡散光として透過する。本製造方法では,上記拡散
光を物体光36とし非拡散光を参照光とする。
【0029】そして,ホログラム素子54は,参照光と
物体光の光源側に対して凸形の曲面体であり,その曲率
中心側に感光部材50を配置する。そのため,図9に示
すように,物体光36としての拡散光は,特にホログラ
ム素子54の縁部側からは感光部材50に斜めの方向か
ら角度をつけて入射するようになり,物体光36の広が
り角度α(図43)が自動的に大きな値となる。即ち,
平板なホログラム素子に比べて,曲面体形状のホログラ
ム素子54の拡散光は,曲率中心の方向を向くようにな
るから,物体光36の広がり角度αが大きくなる。従っ
て,視域の広いホログラムスクリーンを製造することが
できる。
【0030】そして,請求項7記載の発明のホログラム
スクリーンの製造方法は,上記請求項6記載のフレネル
型ホログラム素子に代えてリップマン型ホログラム素子
を用いたホログラムの製造方法である。即ち,図11に
示すように,参照光の光源(同図ではレンズ515)と
感光部材50との間に光拡散体を記録したリップマン型
型ホログラム素子58を配置すると共に,上記リップマ
ン型ホログラム素子58は,図45に示すように板状の
感光部材に対して互いに反対の方向から参照光と物体光
とを照射してホログラムを形成した後,上記物体光の光
源側に対して凸となる曲面体に成形したものである。
【0031】そして,図11に示すように,上記曲面体
の曲率中心側に感光部材50を配置し,上記リップマン
型ホログラム素子58で回折,反射された拡散光を物体
光36とし,上記リップマン型ホログラム素子58を透
過した非拡散光を参照光(図示略)として露光する。そ
して,本発明によれば,請求項6の発明と同様の効果を
得ることができる。即ち,両発明はホログラム素子がフ
レネル型とリップマン型の差があり,それに伴って物体
光の光源の位置が異なるものの,図9と図11を比較し
て容易に分かるように,感光部材50に対する物体光3
6と参照光の入射態様は同様であり,同様の効果を得る
ことができる。
【0032】そして,請求項8記載の発明のホログラム
スクリーンの製造方法では,光源と感光部材との間に透
明な第1のホログラム素子と透明な第2のホログラム素
子とを配置し,第1ホログラム素子は光拡散体を記録し
たリップマン型のホログラム素子であり,また第2ホロ
グラム素子は平面鏡を記録したリップマン型ホログラム
素子とする(図13参照)。
【0033】そして,第1ホログラム素子はホログラム
の再生光の入射面を感光部材の側に向けて第2ホログラ
ム素子よりも光源側に配置し,第2ホログラム素子はホ
ログラムの再生光の入射面を光源側に向けて第1ホログ
ラム素子よりも感光部材側に配置する(但し図13にお
いて第1ホログラム素子55と第2ホログラム素子13
とは必ずしも密着させる必要はない)。そして,第1,
第2ホログラム素子を直接透過した直進光を参照光と
し,第1ホログラム素子を透過したのち第2ホログラム
素子で回折されて反射し更に第1ホログラム素子で回折
されて反射した光を物体光とする。
【0034】このように光学系を構成することにより,
例えば図13から容易に分かるように,例えば,光拡散
体としてのホログラム素子55を大きくすれば物体光3
6の広がり角度αを容易に大きくすることができ,また
例えば,光拡散体55を感光部材50に近づければ,物
体光36の広がり角度αを大きくすることができる。従
って,視域の広いホログラムスクリーンを製造すること
ができる。
【0035】そして,請求項9記載の発明のホログラム
スクリーンの製造方法では,光拡散体を透過した拡散光
を物体光とし,上記光拡散体を透過しない発散光を参照
光とし,図15に示すように,光拡散体52において参
照光35が感光部材50に向かって進行する側の端部か
ら感光部材50の側に突設され,感光部材50の入光面
の法線に対して参照光35がなす角度と反対の角度から
入射する光を感光部材50の方向に向けて反射させる反
射光学素子14が設けられている。そして,光拡散体5
2を透過した拡散光の一部は上記反射光学素子14で反
射して物体光36として感光部材50に入射するよう構
成してある。
【0036】上記反射光学素子14は,光拡散体52の
端部から感光部材50の側に突設されており,光拡散体
52を透過した拡散光を感光部材50の方向に反射させ
る作用がある。そして,その物体光36の生成作用は,
図15の光拡散体52の端部を同図の破線529のよう
に延設させたのと同様であり,しかも同図の破線529
とは異なり参照光35の進行を妨げることがない。それ
故,参照光の照射を妨げることなく,物体光の広がり角
度αを大きくすることができ,視域の広いホログラムス
クリーンを製造することができる。
【0037】そして,請求項10記載の発明のホログラ
ムスクリーンの製造方法では,更に,上記反射光学素子
は,一部の光を透過させる透明な反射光学素子とする。
そして,図16に示すように,光拡散体52を透過した
拡散光の一部は上記発散光学素子15で回折反射して物
体光36として感光部材50に入射し,更に反射光学素
子15を透過した光が参照光35として上記感光部材に
入射するようにする。
【0038】本発明の反射光学素子は,入射光を透過さ
せることができるから,請求項7記載の光学系よりも参
照光の光源の配置が容易となる。その結果,物体光の広
がり角度αを更に大きくすることが容易となり,視域の
広いホログラムスクリーンを容易に製造することができ
る。
【0039】次に,請求項11にかかる発明では,感光
部材の前面に,物体光を収束させ感光部材に対する入射
角度を広角にする凸レンズを配置してある。その結果,
図40に示すように,光拡散体の面積が拡大または光拡
散体が接近したのと同様の効果が得られることになり,
視域の広いホログラムスクリーンを製造することができ
る。なお,多言するまでもなく,参照光も通常は上記凸
レンズを透過し,その発散角が広げられることになるか
ら,それに対する対応は当然必要である。
【0040】次に,請求項12にかかる発明では,光拡
散体には,対物レンズを装着した小口が設けられてお
り,上記対物レンズを透過した発散光が参照光となる。
本発明では,参照光の光源をビーム化して上記対物レン
ズに照射することにより,参照光は光拡散体によって進
路を乱されたり弱められたりすることがない。そのた
め,参照光のロスが少なく効率的であり,また,参照光
の光路及び強度の設計が容易となる。
【0041】そして,特に,参照光の発散点の位置が感
光部材に近い場合,即ちスクリーンの投射光源の位置が
スクリーンに近い場合には,光拡散体を感光部材に接近
させることが可能となり,視域の広いホログラムスクリ
ーンを容易に製作することができる。なお,上記小口の
再生位置は,再生時の光源(投射機等の光源)の位置
(方向)となるから,再生像の拡散面(スクリーン)に
上記小口による穴があっても目視で確認することは殆ど
できず,スクリーン機能に悪影響を与えることはない。
【0042】次に,請求項13にかかる発明では,感光
部材の前面には,入射面の中心に対する法線Nに,角度
βiで入射する入射光を,法線Nに対して,上記角度β
iよりも小さい角度βoとなるように回折するようなフ
レネル型ホログラム素子が配置されている。そのため,
感光部材に向けて照射する参照光の光学系の実際の入射
角度(対法線N)βiは,回折され感光部材に入射して
干渉縞を形成するホログラム露光上の参照光の入射角度
(対法線N)βoよりも大きくなる。
【0043】そのため,図31(a)に示すように,ホ
ログラム622が無い場合よりも光拡散体52のサイズ
をEだけ拡大することが可能となり,ホログラムスクリ
ーンの視域を広くすることができる。なお,上記感光部
材50に形成されたホログラムスクリーンを再生させる
場合には,上記βoの角度からスクリーンに光を投射す
ることはいうまでもない。
【0044】また,感光部材50には,ホログラム62
2で回折されずに透過した光(第2の参照光となる)に
よってもホログラムが形成され,全体のスクリーン特性
は,第1の参照光によるホログラムと,第2の参照光に
よるホログラムによるものとの合成された特性になる。
そのため,ホログラムスクリーンにより再現される色目
(再生波長特性)は,2つのホログラムの重畳によって
より良いものとなる。
【0045】ホログラム再生時の入射角度を露光時の角
度に対して変えれば,回折光の再生波長特性がシフト
し,2つの波長特性が重なり合って広帯域化するからで
ある。一般に,再生時の角度よりも露光時の角度を低角
度とすれば,長波長側に波長特性がシフトし,高角度と
すれば短波長側にシフトするためである。
【0046】次の請求項14にかかる発明では,光拡散
体において参照光が感光部材に向かって進行する側に位
置する端部の近傍には,フレネル型ホログラム素子が光
拡散体から感光部材の側に突設されている。そして,後
述する図32に示すように,上記フレネル型ホログラム
素子に入射した参照光が感光部材の方向に回折されるよ
うフレネルホログラム素子の特性及び配置を設定されて
いる。この回折光と光拡散体を透過してきた拡散光(物
体光)とによりホログラムが形成される。つまり,上記
回折光が実質的な参照光となる。
【0047】それ故,上記フレネル型ホログラム素子の
特性を様々に設定することにより,感光部材に対する最
終段の参照光(上記回折光)の入射方向及び開角,また
はスクリーンホログラム再生時の投射方向及び開角(図
32の破線)を変更することができる。また,そのこと
に連動して物体光の光学系の設定の自由度も増大し,結
果として感光部材に対する物体光の入射角度を広くし,
スクリーンの視域を広げることも可能となる。
【0048】次の請求項15にかかる発明では,感光部
材の前面に透明なフレネル型ホログラム素子を配置し,
発散光と光拡散体を透過した拡散光とを上記ホログラム
素子の前方から照射する。そして,上記ホログラム素子
には,上記発散光の方向の第1の入射光をそのまま透過
させ,他の方向からの第2の入射光を拡散させる指向性
のある他の光拡散体が記録されている。
【0049】そして,上記ホログラム素子を透過した発
散光を参照光とし,光拡散体を透過したのち上記ホログ
ラム素子を透過した拡散光を第1の物体光とし,上記発
散光のうち上記ホログラム素子で回折されて生ずる拡散
光を第2の物体光としてホログラムを形成する。即ち,
上記ホログラム素子は,上記光拡散体を透過した拡散光
に対しては回折させることなく,そのまま透過させて第
1の物体光を生成する。そして,上記ホログラム素子
は,上記発散光の一部を回折して拡散光を生成する。
【0050】それ故,本発明の拡散光は,光拡散体を透
過したのち上記ホログラム素子を透過した第1の拡散光
(第1の物体光)と,上記発散光の一部が上記ホログラ
ム素子で回折されて生ずる第2の拡散光(第2の物体
光)とがある。そして,上記第2の拡散光を生成すると
いうことは,物体光の感光部材に対する入射角度が広が
ること同じ作用,あるいは物体光を生成する光拡散体が
等価的に空間的に広がって存在することと同じ作用であ
る。それ故,本発明によれば,上記ホログラム素子が無
い場合よりも視域の広いホログラムスクリーンを得るこ
とができる。
【0051】次の請求項16にかかる発明は,光拡散体
を透過した拡散光を物体光として感光部材に照射し,上
記光拡散体を透過しない発散光を参照光として物体光と
同一の側から感光部材に照射する透過型ホログラムスク
リーンの製造方法であって,参照光及び物体光の光源と
感光部材との間には界面の反射または透過特性を所望の
特性に設定したプリズムが配置されている。そして,上
記光拡散体を透過した拡散光を上記プリズムの界面にお
いて所定の方向に変向させて物体光とし,上記プリズム
の界面において所定の方向に変向させた発散光を参照光
とし,上記感光部材にホログラムを形成する。
【0052】本発明では,プリズムを用いることにより
光学系における光路及び光の強度を様々に調整すること
ができる。即ち,プリズムの頂角即ち界面間の角度を変
えることにより光の方向を様々に変向することができ,
界面の反射率や透過率を様々に設定することにより,感
光部材に入射する光の強度を調整することができる。即
ち,プリズムの形状を変え,界面に各種のコーティング
を施すことにより,光の方向や強度を調整することがで
きる。
【0053】そのため,感光部材に対して入射する参照
光の方向の自由度が増し,物体光の感光部材に対する入
射角を広げることも容易になる。その結果,視域の広い
ホログラムスクリーンの製作が容易となる。
【0054】
【発明の実施の形態】
実施形態例1 本例は,図1に示すように,感光部材50の一方の側か
ら拡散光と非拡散光とを照射してホログラムを形成する
透過型ホログラムスクリーン8(図2)の製造方法であ
る。そして,光拡散体52に対する同一の側に感光部材
50と参照光35の光源(発散レンズ515)とを配置
し光拡散体52の他方の側に物体光36の光源(発散レ
ンズ516)を配置し,光拡散体52を透過した拡散光
(波形で表示)を物体光36とし,参照光の光源のレン
ズ515から放射され光拡散体52で正反射した光を参
照光35として,感光部材50に干渉縞を形成する。
【0055】図1のレンズ515,516に入射するビ
ーム状の光342,341は,図44,図43に示した
のと同様の光学系により入光する。即ち,レーザー光源
51から放射されたコヒーレントな光34をミラー51
1で光路変更した後半透明鏡512により2つに分割す
る。そして,一方の光341をレンズ516で発散して
物体光36の光源とする。半透明鏡512で分割された
他方の光342は,ミラー513,514で光路変更し
た後,レンズ515で発散されて参照光35の光源とす
る。
【0056】そして,感光部材50は,本例では感光剤
としてフォトポリマーを用いたが,その他に重クロム酸
ゼラチン,又は銀塩等の感光剤がある。また,光拡散体
52は,本例では,♯1000の両面すりガラスを用い
たが,その他のすりガラス,レンチキュラーレンズ,オ
パールガラス等がある。
【0057】図2は,本例の透過型ホログラムスクリー
ン8を用いた表示装置9を示し,ホログラムスクリーン
8の背面側にプロジェクター92が配置されている。プ
ロジェクター92から放射された信号光31は,ホログ
ラムスクリーン8に像81を結像し,観者85は,ホロ
グラムスクリーン8で散乱された回折光32により像8
1を視認する。そして,図3に示すホログラムスクリー
ン8の視域(観者85が像81を視認することの出来る
移動範囲Rまたは角度範囲θ)を大きくするには,ホロ
グラムスクリーン8から回折される拡散光(回折光3
2)の範囲を広くしなければならない。
【0058】そのためには,感光部材50の露光時の物
体光36の広がり角度α(図43)を大きくする必要が
ある。本例では,図1に示すように,参照光35の光源
のレンズ515から発散された光351のうち,一部の
光は光拡散体52で散乱されることなく正反射し,この
正反射光が参照光35となる。そして,レンズ516か
ら発散し光拡散体52を透過した拡散光とレンズ515
から出た光351が光拡散体52で反射されて散乱する
光とが物体光36を構成する。
【0059】上記のように,物体光36の光源のレンズ
516と参照光35の光源のレンズ515とが,光拡散
体52を中心にして反対の側に配置されている。そのた
め,感光部材50に入射する物体光36の広がり角度α
(図43)を大きくしても,参照光35を感光部材50
の全面に照射することが容易となる。従って,本例によ
れば,視域の広いホログラムスクリーン8を容易に製作
することができる。また,光351が光拡散体52で反
射されて散乱する光が物体光36の一部を構成するか
ら,再生時の回折光32が強くなり,スクリーン8の像
81を明るくすることができる。
【0060】実施形態例2 本例は,図4に示すように,実施形態例1において,光
拡散体52の表面に半透明鏡11を貼着したもう一つの
実施形態例である。即ち,光拡散体52の同一の側に感
光部材50と参照光35の光源(レンズ515)とを配
置すると共に光拡散体52の感光部材50側の表面に半
透明鏡11を貼着する。そして,光拡散体52と半透明
鏡11とを透過した拡散光を物体光36とし,参照光3
5の光源から放射された光351が半透明鏡11で正反
射した光を参照光35とする。
【0061】その結果,実施形態例1の場合と同様に,
物体光36の光源と参照光35の光源とが,光拡散体5
2を中心にして反対の側に配置されているから,感光部
材50に入射する物体光36の広がり角度α(図43)
を大きくしても,参照光35を感光部材50の全面に容
易に照射することできる。従って,視域の広いホログラ
ムスクリーンを製造することができる。
【0062】そして,光拡散体52の表面に半透明鏡1
1を配置してあるため,実施形態例1の場合よりも光3
51のうち正反射される光量が増大し,参照光35の強
度を強くすることができる。また,半透明鏡11の反射
率を調整することにより,参照光35と物体光36の感
光部材50への入射強度比(R/O)をコントロールす
るこができる。
【0063】即ち,より透明なホログラムスクリーン8
を得るための露光バランスの調整が可能である。その他
については,実施形態例1と同様である。なお,半透明
鏡11は,光拡散体52の表面に密着せず離隔して配置
してもよい。
【0064】実施形態例3 本例は,図5に示すように,実施形態例2において,半
透明鏡に代えてリップマン型ホログラム12を配置した
もう一つの実施形態例である。そして,リップマン型ホ
ログラム12は,レンズ515と反対の位置(ホログラ
ム12に対して対称の位置)に同様の特性のレンズ51
7があった場合に得られる発散光と同じ光路をたどるよ
うに,入射光351 を回折する。
【0065】そして,ホログラム12の回折効率を制御
することにより,半透明鏡11の反射率を変えるのと同
様の作用を奏することになる。従って,本例も実施形態
例2と同様の効果を得ることができる。そして,ホログ
ラム12に記録する干渉縞を調整して反射角を変えるこ
とにより,光拡散体52に対する参照光35の発散点
(レンズ515)の位置を実質的に変えることができ
る。
【0066】また,レーザー光の強度は,図6に示すよ
うに,光軸の周りにガウス分布を示すから,参照光35
の元となる発散光344及び物体光36の元となる発散
光343も同様のガウス分布になっている。従って,発
散光343から得られる光拡散体52の透過光(拡散光
=第1の物体光)も同様のガウス分布となる。従って,
この第1の物体光の強度は,中心部に比べて周辺部の強
度が弱くなる。
【0067】一方,リップマン型ホログラム素子12
は,その周辺部に比べて中心部の回折効率が高く,その
回折効率(反射光)の分布は,ほぼガウス分布を示す。
その結果,リップマン型ホログラム素子12を透過する
透過光(非回折光)は,逆ガウス分布となる。そのた
め,ホログラム素子12を透過して,光拡散体52で散
乱される拡散光(第2の物体光)は,逆ガウス分布とな
る。
【0068】それ故,上記第1の物体光と第2の物体光
を加え合わせたトータルの物体光の強度分布は,ガウス
分布となる実施形態例2の場合よりも均一化される。従
って,スクリーンにおける像の面内の強度分布もより均
一となる。その他については,実施形態例1,2と同様
である。
【0069】実施形態例4 本例は,図7に示すように,透明な光拡散体53を用い
て,参照光と物体光の光源を共に光拡散体53の同一の
側に配置したもう一つの実施形態例である。即ち,光源
のレンズ515,516と感光部材50との間に透明な
光拡散体53を配置する。そして,光拡散体53を透過
した拡散光を物体光36とし,光拡散体53を透過した
非拡散光を参照光35として感光部材50を露光する。
【0070】本例では,物体光36と参照光35の光源
共に光拡散体53に対して同一の側にあり,参照光と物
体光とは共に光拡散体53を透過するから,同図から容
易に分かるように光拡散体53を感光部材50に近接さ
せ,感光部材50に入射する物体光36の広がり角度α
(図43)を大きくしても,参照光35を感光部材50
の全面に容易に照射することできる。従って,視域の広
いホログラムスクリーンを製造することができる。
【0071】また,光拡散体53を感光部材50に近接
して配置することにより,光拡散体53のサイズを小さ
くすることができ,照射光のうち干渉縞の形成に寄与し
ない分を少なくし,光の利用効率を上げることができ,
その結果露光時間を短縮することができる。そして,上
記光拡散体53には,拡散体を記録したホログラム素子
がある。なお,図7では,説明を容易にするために感光
部材50と光拡散体53とを離隔させて図示したが,両
部材50,53は密着させる方がより効果的である。
【0072】次ぎに,このようなホログラム光拡散体5
3の製作方法を示す。図8に示すように,感光部材50
0と光拡散体59とを配置する。そして,光拡散体59
には,中心部にピンホール591を開けておく。感光部
材500の感光剤として,本例では,フォトポリマーを
用いたが,その他に重クロム酸ゼラチン,又は銀塩等の
感光剤があり,感光剤はホログラムとして完成した時に
透明度の高いものが好ましい。
【0073】そして,感光部材500と光拡散体59と
の距離L1は,図7の物体光360の発散点(レンズ5
16)と光拡散体53の距離と等しくする。上記ピンホ
ール591を通る非拡散光は回折して発散し,参照光3
91となり,光拡散体59の内部を透過した拡散光が物
体光392となる。このような光学系により露光するこ
とにより,感光部材500から透明な光拡散体53とし
てのホログラムを得ることができる。その他については
実施形態例1と同様である。
【0074】実施形態例5 本例は,実施形態例4において,指向性のある透明な光
拡散体53を用いたもう一つの実施形態例である。即
ち,光拡散体53は所定の角度範囲内の入射光に対する
透過光のみを拡散させる指向性のある光拡散体とする。
そして,光拡散体53に対して上記所定の角度範囲内を
含む光360を入射し光拡散体53を透過した拡散光を
物体光36とし,上記所定の角度範囲外から光350を
入射し光拡散体を透過した非拡散光を参照光35として
感光部材50を露光する。その他については実施形態例
4と同様である。
【0075】その結果,実施形態例4と同様に視域の広
いホログラムスクリーンを製造することができる。な
お,指向性のある光拡散体53の場合には,指向性のあ
る所定の角度と光350又は360の入射角度とを変え
ることにより,参照光35と物体光36の強度を変える
ことができる利点がある。
【0076】実施形態例6 本例は,図9に示すように,実施形態例4において,光
拡散体を円弧状の透明なフレネル型ホログラム素子54
としたもう一つの実施形態例である。上記フレネル型ホ
ログラム素子54は,図8に示したように板状の感光部
材500に同一の方向から参照光391としての発散光
と物体光392としての拡散光を照射してホログラムを
形成した後,上記参照光と物体光の光源側に対して凸と
なる曲面体に成形したものである。そして,この時,同
図の感光部材と光拡散体との距離L1を,図10に示す
曲面体ホログラム素子54の所望の焦点距離L2に等し
くする。
【0077】その結果,図10に示すように,光拡散体
54に図8の入射光390と同様の光393を照射する
と,中心が焦点F方向に向いた拡散光(物体光36)が
光拡散体54の回折光として再生する。そして,図9に
示すように,上記曲面体(ホログラム素子54)の曲率
中心側に感光部材50を配置し,上記フレネル型ホログ
ラム素子54を透過した拡散光を物体光36とし,フレ
ネル型ホログラム素子54を透過した非拡散光を参照光
(図示略)として露光する。
【0078】上記フレネル型ホログラム54は,所定の
角度から入射させた光を高い回折効率で回折させ拡散光
を生成する。そして,上記所定の角度から入射した光の
一部や回折効率の低い角度から入射した光の多くは回折
されず非拡散光として透過する。本製造方法では,上記
拡散光を物体光36とし非拡散光を参照光として干渉縞
を形成する。そして,ホログラム素子54の拡散光は,
平板なホログラム素子よりも曲率中心の方向を向くよう
になるから,物体光36の広がり角度αが大きくなる。
従って,視域の広いホログラムスクリーンを製造するこ
とができる。
【0079】実施形態例7 本例は,図11に示すように,実施形態例6において,
フレネル型ホログラム素子54に代えてリップマン型ホ
ログラム素子58を用いると共に,物体光36の光源
(レンズ516)と参照光35の光源(レンズ515)
とを感光部材50の反対側に配置したもう一つの実施形
態例である。
【0080】レンズ516から発散する光360をリッ
プマン型ホログラム素子58で回折,反射させた拡散光
を物体光36とし,レンズ515から発散する光350
がホログラム素子58を透過した非拡散光を参照光35
とする。その結果,実施形態例6と同様の効果を得るこ
とができる。即ち,リップマン型ホログラムとフレネル
型ホログラムの違いはあるが,感光部材50に入射する
物体光36及び参照光36は,同様である。
【0081】上記リップマン型ホログラム素子58は,
図12に示すように,光拡散体580を透過した拡散光
を物体光392として感光部材500の一方の側から照
射し,感光部材500の他方の側から平行光である参照
光390を照射してホログラムを形成し,その後に湾曲
させて曲面体としたものである。その他については,実
施形態例6と同様である。
【0082】実施形態例8 本例は,図13に示すように,光源(レンズ516)と
感光部材50との間に透明な第1のホログラム素子55
と透明な第2のホログラム素子13とを配置し,第1ホ
ログラム素子55は光拡散体を記録したリップマン型の
ホログラム素子であり,また第2ホログラム素子13は
平面鏡を記録したリップマン型ホログラム素子である。
【0083】そして,第1ホログラム素子55はホログ
ラムの再生光の入射面を感光部材50の側に向けて第2
ホログラム素子13よりも光源側に配置し,第2ホログ
ラム素子13はホログラムの再生光の入射面を光源側に
向けて第1ホログラム素子55よりも感光部材50の側
に配置する。そして,照射光360が第1,第2ホログ
ラム素子55,13を直接透過した直進光(非回折光)
を参照光(図示省略)とし,第1ホログラム素子55を
透過したのち第2ホログラム素子13で回折されて反射
し更に第1ホログラム素子55で回折されて反射した光
を物体光36とする。
【0084】このように光学系を構成することにより,
図13から容易に分かるように,例えば,光拡散体とし
てのホログラム素子55を大きくすれば物体光36の広
がり角度αを容易に大きくすることができ,また例え
ば,光拡散体としてのホログラム素子55を感光部材5
0に近づければ,物体光36の広がり角度α(図43)
を大きくすることができる。従って,視域の広いホログ
ラムスクリーンを容易に製造することができる。
【0085】そして,ホログラム素子55,13の回折
効率を調整することにより,参照光と物体光36の入射
強度比を制御することができる。また,1光束法による
露光が可能であるから,露光光学系が簡素となると共
に,レーザー光の利用率が良好となる。なお,図13で
は,説明を容易にするために感光部材50とホログラム
素子13及び光拡散体53とを離隔させて図示したが,
両部材50,53は密着させる方がより効果的である。
その他については,実施形態例1と同様である。
【0086】実施形態例9 本例は,図14に示すように,実施形態例6(図9)に
おいて,光源を1光束としたもう一つの実施形態例であ
る。即ち,本例では,フレネル型ホログラム素子54で
回折された透過拡散光を物体光36とし,ホログラム素
子54で回折されず透過した非拡散光を参照光として,
感光部材50に干渉縞を形成する。その他については,
実施形態例6と同様である。
【0087】実施形態例10 本例は,図15に示すように,光拡散体52において参
照光35が感光部材50に向かって進行する側の端部か
ら感光部材50の側に反射光学素子14を突設させる。
そして,反射光学素子14は,感光部材50の入光面の
法線に対して参照光50がなす角度と反対側の角度から
入射する光を感光部材50の方向に向けて回折反射させ
る。その結果,光拡散体52を透過した拡散光の一部は
反射光学素子14で反射して物体光36として感光部材
50に入射する。
【0088】反射光学素子14は,光拡散体52の端部
から感光部材50の側に突設されており,光拡散体52
を透過した拡散光を感光部材50の方向に屈折させる作
用がある。そして,その物体光36の生成作用は,図1
5の光拡散体52の端部を同図の破線529のように延
設させたのと同様であり,しかも破線529の場合と異
なり参照光35の進行を妨げることがない。それ故,参
照光の照射を妨げることなく,物体光の広がり角度αを
大きくすることができ,視域の広いホログラムスクリー
ンを製造することができる。その他については,実施形
態例1と同様である。
【0089】実施形態例11 本例は,図16に示すように,実施形態例10におい
て,反射光学素子15を,一部の光を透過させる透明な
拡大作用を有するリップマン型ホログラム素子としたも
う一つの実施形態例である。そして,レンズ516から
発散する光360のうち光拡散体52を透過した拡散光
の一部は,発散光学素子15で反射して物体光36とし
て感光部材50に入射する。そして,レンズ515から
発散する光350は,反射光学素子15を透過して参照
光35として感光部材50に入射する。
【0090】本例の反射光学素子15は,光350を透
過することができるから,実施形態例10の光学系より
も参照光35の光源(レンズ515)の配置が容易とな
る。そして,反射光学素子15を感光部材50の近接さ
せることにより,感光部材50に物体光36をより広角
度で入射させることができる。その結果,物体光の広が
り角度αを更に大きくすることが容易となり,視域の広
いホログラムスクリーンを容易に製造することができ
る。その他については実施形態例10と同様である。
【0091】実施形態例12 本例は,図17に示すように,物体光36の位置を順次
移動させることにより大画面にして視域の広いホログラ
ムスクリーン8を製作するもう一つの実施形態例であ
る。即ち,レーザー光源51から放射されたビーム状の
光34をビームスプリッタ512により分割し,第1の
ビーム342は,ミラー513,514を経てレンズ5
15により発散させ参照光35とする。この参照光35
の発散点は,図18に示すホログラムスクリーン8のプ
ロジェクタ92の位置と角度と同一である。
【0092】そして,他方のビーム341は,ビーム3
41の方向に移動可能な移動台55に取り付けられた光
学系により物体光36を形成する。即ち,ビーム341
は,移動台55上の半透明鏡516で方向を変換した
後,発散レンズ517により発散させコリメートレンズ
518により平行光343とする。そして,光拡散体5
2を透過させ拡散光とした後,対物レンズ519により
集光して物体光36とする。
【0093】更に,図17に示すように,感光部材50
の前面には露光部以外の位置の不要な光(物体光36,
参照光35)カットするマスク58を配置する。そし
て,上記マスク58を透過した物体光36と参照光35
とにより,小面積の要素ホログラム(スクリーン要素)
1個が形成される。そして,マスク58等と共に移動台
55を前後左右に移動させ次々と要素ホログラムを作製
する。
【0094】上記要素ホログラムの一つを例に取り再生
する場合を図示すれば,図18に示すように,前記参照
光35の発散点の位置に設置したプロジェクタ92から
画像を含んだ信号光31を投影すると,信号光31によ
り要素ホログラム80は光拡散体521を再生する。即
ち,この要素ホログラム80の波面変換作用により,光
拡散体521は無限遠方の距離Lzにある無限大の大き
さSzのものとして再生される。そして,観者85は,
視域の大きさを示す角度αoの範囲内でのみ再生像を視
認することができる。
【0095】そして,要素ホログラム80の集合である
ホログラムスクリーン8においては,図19に示すよう
に,観者85は,各要素ホログラム80を通してスクリ
ーンの背後に再生された光拡散体521の集まりである
大きな光拡散体520を視認することになる。ここで観
者85が光拡散体520を観察出来る視域αoは,図1
7に示す露光時の対物レンズ519の口径と焦点距離に
より決定される。即ち,露光時において収束する物体光
36の範囲(角度α1)が視域を決める量であり,レン
ズ519を感光部材50近づけて角度α1を大きくする
ことにより視域を拡大することができる。
【0096】上記のように,露光時のレンズ519の口
径と焦点距離の比(開口数)を制御することにより上記
視域αoを制御することができ,このときホロブラムス
クリーン8は無限の大きさの光拡散体520を再生する
ので,視域を大きく保持することが可能となる。また,
物体光36とマスク58を移動することにより要素ホロ
グラムの集合体として大画面のホログラムスクリーンを
製作することができる。その他については実施形態例1
と同様である。
【0097】実施形態例13 本例は,図20に示すように,実施形態例2において,
半透明鏡111を傾斜させると共に光拡散体52から引
き離して配置したもう一つの実施形態例である。その結
果,物体光36が半透明鏡111を透過することによる
減衰が生じなくなり,物体光36の強度の減衰を抑制す
ることができると共に,半透明鏡111の位置及び傾斜
角の設定により参照光35の光源および光路の配置上の
自由度を大幅に増大させることが可能となる。その他に
ついては,実施形態例2と同様である。
【0098】実施形態例14 本例は,図21に示すように,実施形態例2において,
半透明鏡112を凸面鏡としたもう一つの実施形態例で
ある。凸面鏡とすることにより,同一の発散角の参照光
35を感光部材50に入射するのに,平面鏡の場合より
も近い位置に参照光351の光源のレンズ351を配置
することができる。また,凸面の曲率,設置位置及び傾
斜角等の設定により,感光部材50に対する参照光の入
射角度及び広がり角度に対する自由度も大きくなる。そ
の他については実施形態例2と同様である。
【0099】実施形態例15 本例は,図22に示すように,実施形態例2において,
半透明鏡113を凹面鏡としたもう一つの実施形態例で
ある。凹面鏡とすることにより,半透明鏡113で反射
した参照光35は,一旦収束したのち感光部材50に入
射させることができる。そのため,参照光35の焦点
は,実施形態例14の場合よりも感光部材50のより近
い位置とすることができ,参照光35の入射距離を短く
することができる。また,実施形態例14と同様に感光
部材50に対する参照光の入射角度及び広がり角度の自
由度が増大する。その他については,実施形態例2と同
様である。
【0100】実施形態例16 本例は,図23に示すように,実施形態例2において,
半透明鏡11を透明なガラス114に貼付すると共に,
半透明鏡11は光拡散体52の一部の表面だけを被うよ
うにしたもう一つの実施形態例である。即ち,感光部材
50に入射する反射光を生じない部分には,半透明鏡1
11を貼付しない。その結果,光拡散体52で半透明鏡
11に被われていない部分は,物体光36の減衰が少な
いから全体的に物体光の強度が強くなる。その他につい
ては実施形態例2と同様である。
【0101】実施形態例17 本例は,図24に示すように,実施形態例16におい
て,レンズ515と半透明鏡11との間に反射光学素子
611を配置し,感光部材50に対する参照光35の光
源(レンズ515)の配置を光拡散体52に対向しない
方向としたもう一つ実施形態例である。これによって,
参照光35の光路の空間的配置の自由度が増大する。
【0102】上記反射光学素子611には,平面鏡,凹
又は凸の曲面鏡等のほかリップマンホログラム素子等が
ある。そして,リップマンホログラム素子を用いた場合
には,非正反射型の反射特性や色の選択性等を得ること
ができる。その他については実施形態例16と同様であ
る。
【0103】実施形態例18 本例は,図25に示すように,実施形態例2において,
光拡散体52の裏面に光を反射させるミラーコート61
2を形成し,1光束法によりホログラムスクリーンを製
作するもう一つの実施形態例である。即ち,半透明鏡1
1に対する入射光351の一部は,正反射して参照光3
5となり,他の一部は光拡散体52を透過した後ミラー
コート612で反射し,物体光36となる。
【0104】上記のように,1光束法により露光するこ
とにより,レーザー光源から放射された光は,分割され
ることなく参照光35及び物体光36となり,光の損失
が大幅に減少し露光強度が上昇する。その結果,露光時
間が短縮される外,1光束法である故,容易に露光時の
系を安定状態に保持できるから,ホログラムの品質が向
上する。その他については実施形態例2と同様である。
【0105】実施形態例19 本例は,図26に示すように,実施形態例18におい
て,鋸歯状の界面を有するプリズムシート614の鋸歯
状界面にミラーコート615を形成し,入射光351の
正反射方向が感光部材50の方向となるようにし,拡散
光(物体光36)の強度の中心が感光部材50の方向と
なるようにしたもう一つの実施形態例である。
【0106】その結果,感光部材50に向かう物体光3
6の強度を図1のように光拡散体52の裏(感光部材5
0と反対側の面)から発散光を垂直に入射した場合と同
様の効果を得ることができる。これにより,実施形態例
18の場合よりも感光部材50に向かう物体光36の強
度分布を,より均一にすることができる。その他につい
ては実施形態例18と同様である。
【0107】実施形態例20 本例は,図27または図28に示すように,実施形態例
3において,リップマン型ホログラム素子12に非平面
鏡,例えば凹面鏡または凸面鏡等を記録したもう一つの
実施形態例である。その結果,感光部材50から見た見
かけ上の光源Sの位置(感光部材50に干渉縞を作る実
際の参照光35の光源の位置)を遠く又は近くに,また
は参照光の角度αを広角又は狭角に調整することができ
る。即ち,図27に示すように,見かけ上の光源の位置
Sを遠ざけて角度αを狭め,図28に示すように,見か
け上の光源の位置Sを近づけて角度を広めることができ
る。また,参照光35の光路における空間的配置の自由
度も増大させることができる。その他については実施形
態例3と同様である。
【0108】実施形態例21 本例は,図29に示すように,実施形態例3において,
レンズ515とリップマン型ホログラム素子12との間
に反射光学素子611を配置し,感光部材50に対する
参照光35の光源(レンズ515)の位置関係を光拡散
体52に対向させないようにしたもう一つ実施形態例で
ある。これによって,実施形態例17と同様に参照光3
5の光路の空間的配置の自由度が増大する。
【0109】上記反射光学素子611には,平面鏡,凹
又は凸の曲面鏡等のほかリップマンホログラム素子等が
ある。リップマンホログラム素子を用いることにより,
非正反射型の反射特性を容易に得ることができ,図29
に示す見かけ上の光源Sの位置を遠近に調整することが
できる。その他については実施形態例3と同様である。
【0110】実施形態例22 本例は,図30に示すように,実施形態例22におい
て,第2のリップマンホログラム素子62の裏面にミラ
ーコート612を施した光拡散体52を配置したもう一
つの実施形態例である。本例では,ミラーコート612
で反射された光は,光拡散体52により拡散光となり,
実施形態例22の場合よりも物体光36の強度が強くな
ると共に均一になる。その結果,物体光36の分布が良
好となり,再生時の色目性がより良好となる。その他に
ついては実施形態例22と同様である。
【0111】実施形態例23 本例は,図31(a)(b)に示すように,図43に示
した透過型ホログラムスクリーンの露光方法において,
感光部材50の前面に,フレネル型ホログラム光学素子
622を配置した,もう一つの実施形態例である。この
フレネル型ホログラム光学素子622は,図31に示す
ように,ホログラム622の法線Nに対して角度βiで
入射する発散光351を,法線Nに対してβoで入射す
る発散光352に相当する光(点線の後の実線部分の
光)として回折する働きをする。発散光352は,図4
3の参照光35と同じ光である。
【0112】上記ホログラム622を感光部材50の前
面に重ねることにより,ホログラム622が参照光とし
て入射させた発散光351を回折して発散光352とす
るため,感光部材50には発散光352が参照光として
入射したのと同じことになる。即ち,参照光を図31
(a)(b)の発散光351とすることができ,図43
の参照光35(入射角βo)よりも大きな角度βiで参
照光を入射させることができることになる。
【0113】その結果,ホログラム622がない場合よ
りも光拡散体52のサイズを同図の記号Eだけ拡大する
ことが可能となり,その結果ホログラムスクリーンの視
域が広くなる。なお,上記感光部材50に形成されたホ
ログラムスクリーンを再生させる場合には,上記破線3
52の方向(βoの角度)からスクリーンに光を投射す
ることは言うまでもない。
【0114】また,感光部材50には,ホログラム62
2で回折されずに透過した光(第2の参照光となる)に
よってもホログラムが形成され,全体のスクリーン特性
は,第1の参照光によるホログラムと,第2の参照光に
よるホログラムによるものとの合成された特性になる。
そのため,ホログラムスクリーンにより再現される色目
(再生波長特性)は,2つのホログラムの重畳によって
より良いものとなる。
【0115】ホログラム再生時の入射角度を露光時の角
度に対して変えれば,回折光の再生波長特性がシフト
し,2つの波長特性が重なり合って広帯域化するからで
ある。一般に,再生時の角度よりも露光時の角度を低角
度とすれば,長波長側に波長特性がシフトし,高角度と
すれば短波長側にシフトするためである。
【0116】実施形態例24 本例は,図32に示すように,光拡散体52の端部のう
ち,図43の参照光35が入射する側の相当するほうの
端部の近傍に,フレネル型ホログラム素子624を光拡
散体52から感光部材50の側に突設し,上記フレネル
型ホログラム素子624に入射した参照光351が感光
部材50の方向に回折され,図32に示した350の発
散光となって感光部材50に入射するように,上記フレ
ネル型ホログラム素子624の特性及び配置を設定した
もう一つの実施形態例である。
【0117】ただし,図32に示した350の発散光
(図中の点線部も含む)が,図43の参照光35に相当
する光となるように,上記フレネル型ホログラム素子6
24の特性及び配置が設定されている。
【0118】その結果,フレネル型ホログラム素子62
4の特性と配置を様々に設定することにより,露光時の
参照光351の入射方向及び開角,再生時のスクリーン
に対する投射光の方向及び開角(図32の破線)を変更
することができる。そして,それに連動して物体光36
を形成する光学系の設定の自由度も増大し,光拡散体5
2を図32のE部だけ又はそれ以上,図43の場合より
も大きくすることができ,結果として感光部材50に対
する物体光36の入射角度範囲を広くし,ホログラムス
クリーンの視域を広げることも可能となる。その他につ
いては,実施形態例1と同様である。
【0119】実施形態例25 本例は,図33に示すように,感光部材50の前面に透
明なフレネル型ホログラム素子63を配置し,発散光3
51と光拡散体52を透過した拡散光346とをホログ
ラム素子63の前方から照射する透過型ホログラムスク
リーンの製造方法である。
【0120】そして,上記ホログラム素子63は,図3
4に示す光学系にてつくられたもので,感光部材500
は,図33のホログラム素子63と同じ位置にあり,上
記発散光351に相当する第1の入射光371をそのま
ま透過させると共に,他の方向からの第2の入射光37
2を散乱させる特性を持った指向性のある他の光拡散体
64が記録されている。
【0121】そして,上記ホログラム素子63を透過し
た発散光351を参照光35とし,光拡散体52を透過
したのちホログラム素子63をそのまま透過した拡散光
を第1の物体光とし,発散光351がホログラム素子6
3で回折されて生ずる拡散光362を第2の物体光とし
てホログラムを形成する。
【0122】透明なフレネル型ホログラム素子63は,
図34に示すように,所定の方向から入射する光371
をそのまま透過させ,その他の方向,特に垂直に入射し
た光372に対して強い散乱特性を発揮する指向性のあ
る拡散体64を,感光部材500と直角の方向に配置
し,拡散体64をそのまま透過した光373を参照光と
し,散乱光374を物体光としてホログラムを形成した
ものである。
【0123】その結果,ホログラム素子63は,図33
において,発散光351の一部はそのまま透過させ,発
散光351の一部によって同図の破線で示す位置に前記
の指向性ある拡散体64を再生し,そこから,拡散光3
62が,感光部材50へ向かうような回折特性を示すこ
とになる。
【0124】そして,上記第2の拡散光362を生成す
るということは,物体光(拡散光)の感光部材50に対
する入射角度が広がること同じ作用,あるいは物体光を
生成する光拡散体52が空間的に上方に広がって存在す
ることと同じ作用である。そして,感光部材50には,
視域の広いホログラムスクリーンが形成される。その他
については実施形態例1と同様である。
【0125】実施形態例26 本例は,図35に示すように,光拡散体52を透過した
拡散光を物体光36として感光部材50に照射し,光拡
散体52を透過しない発散光351を参照光35として
物体光36と同一の側から感光部材50に照射する透過
型ホログラムスクリーンの製造方法であって,参照光3
5及び物体光36の光源と感光部材50との間には界面
651〜653の反射または透過特性を所望の特性に設
定したプリズム65が配置されている。
【0126】そして,光拡散体52を透過した拡散光を
プリズム65の界面651〜653において所定の方向
に変向させて物体光36とし,プリズム65の界面65
2において所定の方向に変向させた発散光を参照光35
とし,感光部材50にホログラムを形成する。即ち,プ
リズム65の第1界面651の前面に光拡散体52が配
置され,第2界面652には反射膜がコーティングされ
ると共に第2界面に対向して感光部材50が配置されて
いる。そして,第3界面653にはミラーコート661
が形成されている。
【0127】そして,参照光35は第2界面652の反
射膜により所望の強度が確保されると共に,第2界面6
52の感光部材50に対する傾斜角度を調整することに
より,発散光351の入射方向を調整することができ
る。また,第1界面651から入射した拡散光は,ミラ
ーコート661により感光部材50の方向に変向され,
感光部材50に対して広い角度から入射できるようにす
る。また,第1界面651から入射した拡散光は,ミラ
ーコート661により感光部材50の方向に変向され,
感光部材50以外の方向に拡散光が漏れるのを抑制され
ており,ミラーコート661によって光の利用効率が良
好になっている。その他については,実施形態例1と同
様である。
【0128】実施形態例27 本例は,図36に示すように,第1光源の発散光351
はプリズム65の第3界面653からプリズム65内に
進入し,第1界面651で反射し,第2界面652から
出射して感光部材50に向かう。そして,第1界面65
1に入射する発散光351の入射角は,界面651の全
反射角となるように設定されている。従って,界面65
1で発散光は反射率がほぼ100%となり,光の損失を
大幅に抑制することができる。
【0129】また,発散光351は,同図に示すように
光拡散体52と平行な界面651に向けて進入し,その
後感光部材50の方向に変向,反射されるから,図43
に示すように発散光がダイレクトに感光部材に向けて投
射される従来の露光光学系に比べて,光路の構成が容易
である。そのため,光拡散体52を大きくして物体光3
6の感光部材50に対する入射角度を広く取っても,参
照光の光路形成が容易となり,視域の広いホログラムス
クリーンを製作することができる。その他については,
実施形態例1と同様である。
【0130】実施形態例28 本例は,図37に示すように,プリズム65の第2,第
3界面652,653にそれぞれ光拡散体522,52
3を配置すると共に,第1界面651に反射コート処理
を施し,第1光源の発散光351を第1界面651で反
射させ,その反射光である参照光35が感光部材50の
方向に向かうように,第1光源及び感光部材50を配置
したもう一つの実施形態例である。そして,第1光拡散
体522の前面から平行光344を入射させ,第2光拡
散体523の裏面側には,鋸歯状界面にミラーコート6
15を有するプリズムシート614を配置する。
【0131】同図において符号662は,発散光343
を平行光344に変換すねコリメートレンズである。図
38に示すように,第1光拡散体522を透過した拡散
光345の殆どは,第1界面651で反射され,第2光
拡散体523に入射する。そして,その一部346,3
47は,第2光拡散体523で散乱反射され,プリズム
65を透過して第1の物体光として感光部材50に入射
する。
【0132】第1界面651で反射した拡散光345の
他の部分は,第2光拡散体523を透過し,プリズムシ
ート614のミラーコート615で反射したのち再び第
2光拡散体523に入射し再度散乱されて,プリズム6
5を透過して第2の物体光として感光部材50に入射す
る。上記ミラーコート615の傾斜面は,第1拡散体5
22で拡散されずに直進し(図38の符号346),第
1界面651で正反射し,更に第2光拡散体523でも
散乱されずに直進透過した光347を,図39に示すよ
うに,第2光拡散体523に垂直に入射させるような傾
きに形成されている。
【0133】図39に示すように,ミラーコート615
の傾斜面で反射した光348は,第2光拡散体523に
より再び拡散され,プリズム65を透過して第2の物体
光として感光部材50に入射する。第2光拡散体523
単独の配置ではなく,第1光拡散体522とプリズムシ
ート614とを上記のように配置することにより,感光
部材50に入射する物体光の分布を均一化することがで
きる。
【0134】第1光拡散体522がなければ,第2光拡
散体523で形成される拡散光は,その入射光の正反射
方向に分布が片寄ったものとなるが,第1光拡散体52
2で光が拡散されるため,上記入射光の角度が多様とな
り,第2光拡散体523で形成される拡散光の分布の片
寄りは改善される。上記のように第1光拡散体522の
作用により,拡散光の分布が改善されるが,依然とし
て,第2光拡散体523で反射される拡散光の強度分布
は,第1光拡散体522に向かう方向では,弱いという
片寄りが残っている。
【0135】そのような片寄りを,上記プリズムシート
614により更に改善することができる。上記ミラーコ
ート615の傾斜面は,前記のように強度の強い正反射
成分を第2光拡散体523に垂直に向かわせる作用があ
るが,その傾きによって図39の破線349に示すよう
に反射光の方向を第1光拡散体522の方向に回転させ
変向する作用がある。その結果,第2光拡散体523で
生成される拡散光の分布は,更に改善される。
【0136】また,ミラーコート615により光を反射
させることにより,外部への漏洩による光の損失を抑制
することができる。そして,本例では,図37に示すよ
うに,第1光源の参照光351の方向と第2光源の入射
光343の方向とをほぼ反対の方向とすることができ,
図43のような第1,第2光源間の空間的な配置の制約
を大幅に少なくすることができる。その他については実
施形態例1と同様である。
【0137】実施形態例29 本例は,図40に示すように,光拡散体52を透過した
拡散光を物体光36として感光部材50に照射し,光拡
散体52を透過しない発散光351を参照光として物体
光36と同一の側から感光部材50に照射する透過型ホ
ログラムスクリーンの製造方法であって,感光部材50
の前面には,入射光を収束させ感光部材50に対する入
射角度をより広角にする凸レンズ66を配置したもう一
つの実施形態例である。
【0138】上記凸レンズ66の作用により,例えば入
射光365は,感光部材50に対しては破線で示す光3
40が入射するのと等しくなる。その結果,光拡散体5
2の面積が破線で示すように拡大し,または光拡散体が
接近したのと同様の効果が得られることになり,視域の
広いホログラムスクリーンを製造することができる。そ
の他については実施形態例1と同様である。
【0139】実施形態例30 本例は,図41に示すように,光拡散体52を透過した
拡散光を物体光36として感光部材50に照射し,光拡
散体52を透過しない発散光を参照光35として物体光
36と同一の側から感光部材50に照射する透過型ホロ
グラムスクリーンの製造方法であって,光拡散体52に
対物レンズ67を装着した小口が設けられており,対物
レンズ67を透過した発散光を参照光35とするもう一
つの実施形態例である。
【0140】同図に示すように,ビーム350を対物レ
ンズ67で発散光に変換し,参照光35とする。また,
平行光344を光拡散体52に照射し,透過した拡散光
を物体光とする。本例では,参照光35の光源をビーム
350化して対物レンズ67に照射するから,参照光3
5は光拡散体52によって進路を乱されたり弱められた
りすることがない。そのため,参照光35のロスが少な
くエネルギーが効率的であり,また,参照光35の光路
及び強度の設計が容易となる。
【0141】そして,特に,参照光35の発散点の位置
感光部材に近い場合,即ちスクリーンの投射光源の位置
がスクリーンに近い場合には,光拡散体を感光部材に接
近させることが可能となり,視域の広いホログラムスク
リーンを容易に製作することができる。なお,上記小口
のスクリーンでの再生位置は,再生時の光源(投射機等
の光源)の位置(方向)となるから,再生像に上記小口
による穴があってもスクリーン機能に悪影響を与えるこ
とはない。その他については実施形態例1と同様であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のホログラムの製造方法を示すシ
ステム構成図。
【図2】実施形態例1のホログラムスクリーンを用いた
表示装置のシステム構成図。
【図3】実施形態例1のホログラムスクリーンの視域を
模式的に示す図。
【図4】実施形態例2のホログラムの製造方法を示すシ
ステム構成図。
【図5】実施形態例3のホログラムの製造方法を示すシ
ステム構成図。
【図6】実施形態例3の物体光(参照光)の強度分布を
模式的に示した図。
【図7】実施形態例4のホログラムの製造方法を示すシ
ステム構成図。
【図8】図7の光拡散体の露光工程を示すシステム構成
図。
【図9】実施形態例6のホログラムの製造方法を示すシ
ステム構成図。
【図10】図9の光拡散体の露光工程を示すシステム構
成図。
【図11】実施形態例7のホログラムの製造方法を示す
システム構成図。
【図12】図11の光拡散体の露光工程を示すシステム
構成図。
【図13】実施形態例8のホログラムの製造方法を示す
システム構成図。
【図14】実施形態例9のホログラムの製造方法を示す
システム構成図。
【図15】実施形態例10のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図16】実施形態例11のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図17】実施形態例12のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図18】図17の製造方法により製作された要素ホロ
グラムを用いたスクリーンの再生像と視域を示す図。
【図19】図17の製造方法により製作された要素ホロ
グラムの集合体としてのスクリーンの再生像と視域を示
す図。
【図20】実施形態例13のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図21】実施形態例14のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図22】実施形態例15のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図23】実施形態例16のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図24】実施形態例17のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図25】実施形態例18のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図26】実施形態例19のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図27】実施形態例20のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図(その1)。
【図28】実施形態例20のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図(その2)。
【図29】実施形態例21のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図30】実施形態例22のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図31】実施形態例23のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図32】実施形態例24のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図33】実施形態例25のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図34】図33のフレネル型ホログラム素子の露光方
法を模式的に示す図。
【図35】実施形態例26のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図36】実施形態例27のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図37】実施形態例28のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図38】実施形態例28における第1物体光の光路を
模式的に示す図。
【図39】実施形態例28における第2物体光を生成す
るミラーコートでの反射光の光路を模式的に示す図。
【図40】実施形態例29のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図41】実施形態例30のホログラムの製造方法を示
すシステム構成図。
【図42】反射型ホログラムスクリーンを用いた表示装
置のシステム構成図。
【図43】従来の透過型ホログラムスクリーンの露光工
程を示す図。
【図44】従来の反射型ホログラムスクリーンの露光工
程を示す図。
【図45】図44の要部拡大図。
【図46】反射型ホログラムスクリーンの視域を示す説
明図。
【図47】図43の露光における参照光の遮断現象を示
す説明図。
【符号の説明】
35...参照光, 36...物体光, 50...感光部材, 52...光拡散体,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 知幸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 黒川 和雅 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 高田 健一朗 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 塩澤 方浩 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光部材の一方の側から拡散光と非拡散
    光とを照射してホログラムを形成する透過型ホログラム
    スクリーンの製造方法であって,光拡散体に対する同一
    の側に参照光の入射進路と感光部材とを位置せしめると
    共に光拡散体の他方の側に物体光の入射進路を位置せし
    め,上記光拡散体を透過した拡散光を物体光とし,上記
    参照光の光源から放射され上記光拡散体で正反射した光
    を参照光とすることを特徴とする透過型ホログラムスク
    リーンの製造方法。
  2. 【請求項2】 感光部材の一方の側から拡散光と非拡散
    光とを照射してホログラムを形成する透過型ホログラム
    スクリーンの製造方法であって,光拡散体の同一の側に
    参照光の入射進路と感光部材とを位置せしめると共に上
    記光拡散体と感光部材との間に半透明鏡を配置し,かつ
    上記光拡散体の他方の側に物体光の入射進路を位置せし
    め,上記光拡散体と半透明鏡とを透過した拡散光を物体
    光とし,参照光の上流側の光が上記半透明鏡で反射した
    光を参照光とすることを特徴とする透過型ホログラムス
    クリーンの製造方法。
  3. 【請求項3】 感光部材の一方の側から拡散光と非拡散
    光とを照射してホログラムを形成する透過型ホログラム
    スクリーンの製造方法であって,光拡散体の同一の側に
    参照光の入射進路と感光部材とを位置せしめると共に上
    記光拡散体と感光部材との間に非拡散光を再生する透明
    なリップマン型ホログラム素子を配置し,かつ光拡散体
    の他方の側に物体光の入射進路を位置せしめ,上記光拡
    散体とリップマン型ホログラム素子とを透過した拡散光
    を物体光とし,上記参照光の上流側の光が上記リップマ
    ン型ホログラム素子で反射した光を参照光とすることを
    特徴とする透過型ホログラムスクリーンの製造方法。
  4. 【請求項4】 感光部材の一方の側から拡散光と非拡散
    光とを照射してホログラムを形成する透過型ホログラム
    スクリーンの製造方法であって,感光部材に対する参照
    光及び物体光の入射進路の途中に透明な光拡散体を配置
    し,上記光拡散体を透過した拡散光を物体光とし,上記
    光拡散体を透過した非拡散光を参照光として露光するこ
    とを特徴とする透過型ホログラムスクリーンの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 感光部材の一方の側から拡散光と非拡散
    光とを照射してホログラムを形成する透過型ホログラム
    スクリーンの製造方法であって,感光部材に対する参照
    光及び物体光の入射進路の途中に透明な光拡散体を配置
    すると共に,上記光拡散体は,所定の角度範囲内の入射
    光に対する透過光のみを拡散させる指向性のある光拡散
    体であり,上記光拡散体に対して上記所定の角度範囲内
    を含む光を入射し透過した拡散光を物体光とし,上記所
    定の角度範囲外から入射し光拡散体を透過した非拡散光
    を参照光として露光することを特徴とする透過型ホログ
    ラムスクリーンの製造方法。
  6. 【請求項6】 感光部材の一方の側から拡散光と非拡散
    光とを照射してホログラムを形成する透過型ホログラム
    スクリーンの製造方法であって,感光部材に対する参照
    光及び物体光の入射進路の途中に光拡散体を記録したフ
    レネル型ホログラム素子を配置すると共に,上記フレネ
    ル型ホログラム素子は,板状の感光部材に同一の方向か
    ら参照光としての発散光と物体光としての拡散光を照射
    してホログラムを形成した後,上記参照光と物体光の入
    射進路側に対して凸となる曲面体に成形したものであ
    り,上記曲面体の曲率中心側に感光部材を配置し,上記
    フレネル型ホログラム素子を透過した拡散光を物体光と
    し,上記フレネル型ホログラム素子を透過した非拡散光
    を参照光として露光することを特徴とする透過型ホログ
    ラムスクリーンの製造方法。
  7. 【請求項7】 感光部材の一方の側から拡散光と非拡散
    光とを照射してホロググラムを形成する透過型ホログラ
    ムスクリーンの製造方法であって,感光部材に対する参
    照光の入射進路の途中に光拡散体を記録したリップマン
    型ホログラム素子を配置すると共に,上記リップマン型
    ホログラム素子は,板状の感光部材に対して互いに反対
    の方向から参照光と物体光とを照射してホログラムを形
    成した後,上記物体光の入射進路側に対して凸となる曲
    面体に成形したものであり,上記曲面体の曲率中心側に
    感光部材を配置し,リップマン型ホログラム素子に対す
    る参照光の入射進路と反対の側に物体光の入射進路を位
    置せしめ,上記リップマン型ホログラム素子で回折,反
    射された拡散光を物体光として感光部材に照射し,上記
    リップマン型ホログラム素子を透過した非拡散光を参照
    光として感光部材に照射することを特徴とする透過型ホ
    ログラムスクリーンの製造方法。
  8. 【請求項8】 感光部材の一方の側から拡散光と非拡散
    光とを照射してホログラムを形成する透過型ホログラム
    スクリーンの製造方法であって,感光部材に対する照射
    光の入射進路の途中に透明な第1のホログラム素子と透
    明な第2のホログラム素子とを配置し,上記第1ホログ
    ラム素子は,光拡散体を記録したリップマン型のホログ
    ラム素子であると共にホログラム再生時の光の入射面を
    感光部材の側に向けて第2ホログラム素子よりも光源側
    に配置し,上記第2ホログラム素子は,平面鏡を記録し
    たリップマン型ホログラム素子であると共にホログラム
    再生時の光の入射面を感光部材と反対の側に向けて第1
    ホログラム素子よりも下流の感光部材の側に配置し,第
    1,第2ホログラム素子をストレートに透過した光を参
    照光とし,第1ホログラム素子を透過したのち第2ホロ
    グラム素子で回折されて反射し更に第1ホログラム素子
    で回折されて反射した光を物体光とすることを特徴とす
    る1光束法による透過型ホログラムスクリーンの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 光拡散体を透過した拡散光を物体光とし
    て感光部材に照射し,上記光拡散体を透過しない発散光
    を参照光として物体光と同一の側から感光部材に照射す
    る透過型ホログラムスクリーンの製造方法であって,上
    記光拡散体において参照光が感光部材に向かって進行す
    る側に位置する端部には,この端部から感光部材の側に
    傾斜し,参照光が感光部材の入光面の法線に対してなす
    角度と反対側の角度から入射する光を感光部材の方向に
    変向させる反射光学素子が設けられており,上記光拡散
    体を透過した拡散光の一部は上記反射光学素子で反射し
    て感光部材の方向に向かうよう上記反射光学素子を配置
    してあることを特徴とする透過型ホログラムスクリーン
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において,前記反射光学素子
    は,一部の光を透過させる透明な反射光学素子であり,
    前記光拡散体を透過した拡散光の一部は上記発散光学素
    子で反射して感光部材に入射すると共に参照光の光源か
    ら放射され上記反射光学素子を透過した光が参照光の一
    部または全部として上記感光部材に入射することを特徴
    とする透過型ホログラムスクリーンの製造方法。
  11. 【請求項11】 光拡散体を透過した拡散光を物体光と
    して感光部材に照射し,上記光拡散体を透過しない発散
    光を参照光として上記物体光と同一の側から感光部材に
    照射する透過型ホログラムスクリーンの製造方法であっ
    て,上記感光部材の前面には,入射光を収束させ感光部
    材に対する入射角度をより広角にする凸レンズを配置す
    ることを特徴とする透過型ホログラムスクリーンの製造
    方法。
  12. 【請求項12】 光拡散体を透過した拡散光を物体光と
    して感光部材に照射し,上記光拡散体を透過しない発散
    光を参照光として上記物体光と同一の側から感光部材に
    照射する透過型ホログラムスクリーンの製造方法であっ
    て,上記光拡散体には,対物レンズを装着した小口が設
    けられており,上記対物レンズを透過した発散光を参照
    光とすることを特徴とする透過型ホログラムスクリーン
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 光拡散体を透過した拡散光を物体光と
    して感光部材に照射し,上記光拡散体を透過しない発散
    光を参照光として上記物体光と同一の側から感光部材に
    照射する透過型ホログラムスクリーンの製造方法であっ
    て,上記感光部材の前面には,回折光の出射面に対する
    法線となす角度が照射光の入射面に対する法線となす角
    度よりも小さくなるよう回折するフレネル型ホログラム
    素子が配置されていることを特徴とする透過型ホログラ
    ムスクリーンの製造方法。
  14. 【請求項14】 光拡散体を透過した拡散光を物体光と
    して感光部材に照射し,上記光拡散体を透過しない発散
    光を参照光として物体光と同一の側から感光部材に照射
    する透過型ホログラムスクリーンの製造方法であって,
    上記光拡散体において参照光が感光部材に向かって進行
    する側に位置する端部の近傍には,フレネル型ホログラ
    ム素子が光拡散体から感光部材の側に突設されており,
    上記フレネル型ホログラム素子に入射した参照光が感光
    部材の方向に回折されるようフレネルホログラム素子の
    特性及び配置を設定することを特徴とする透過型ホログ
    ラムスクリーンの製造方法。
  15. 【請求項15】 感光部材の前面に透明なフレネル型ホ
    ログラム素子を配置し,発散光と光拡散体を透過した拡
    散光とを上記ホログラム素子の前方から照射する透過型
    ホログラムスクリーンの製造方法であって,上記ホログ
    ラム素子には,上記発散光の方向の第1の入射光をその
    まま透過させ,他の方向からの第2の入射光を拡散させ
    る指向性のある他の光拡散体が記録されており,上記ホ
    ログラム素子を透過した発散光を参照光とし,光拡散体
    を透過したのち上記ホログラム素子を透過した拡散光を
    第1の物体光とし,上記発散光の一部が上記ホログラム
    素子で回折されて生ずる拡散光を第2の物体光としてホ
    ログラムを形成することを特徴とする透過型ホログラム
    スクリーンの製造方法。
  16. 【請求項16】 光拡散体を透過した拡散光を物体光と
    して感光部材に照射し,上記光拡散体を透過しない発散
    光を参照光として物体光と同一の側から感光部材に照射
    する透過型ホログラムスクリーンの製造方法であって,
    参照光及び物体光の光源と感光部材との間には界面の反
    射または透過特性を所望の特性に設定したプリズムが配
    置されており,上記光拡散体を透過した拡散光を上記プ
    リズムの界面において所定の方向に変向させて物体光と
    し,上記プリズムの界面において所定の方向に変向させ
    た発散光を参照光とし,上記感光部材にホログラムを形
    成することを特徴とする透過型ホログラムスクリーンの
    製造方法。
JP9254346A 1996-09-05 1997-09-02 透過型ホログラムスクリーンの製造方法 Pending JPH10133283A (ja)

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