JP2708668B2 - リップマンホログラムの露光装置 - Google Patents

リップマンホログラムの露光装置

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JP2708668B2
JP2708668B2 JP4172199A JP17219992A JP2708668B2 JP 2708668 B2 JP2708668 B2 JP 2708668B2 JP 4172199 A JP4172199 A JP 4172199A JP 17219992 A JP17219992 A JP 17219992A JP 2708668 B2 JP2708668 B2 JP 2708668B2
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山手貴志
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の窓ガラスあ
るいは車体、建築用窓ガラス、建築用壁、間仕切り、家
具、玩具などに、平面的な文字、図形などのデザインを
表示する装飾用ホログラムなどとして使用されるリップ
マンホログラムの露光装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】ホログラムを利用したディス
プレイは表示しようとする立体像、平面像などが具体的
に記録されるものであるが、図形、模様などが固定さ
れ、記録される像以外の表示を行うことができないの
で、照明光を反射するホログラムの一部をマスキングす
るか、あるいはホログラム自体を切り抜いて、文字、図
形、模様等のデザインを表示させるようにしたホログラ
フィックオーナメントを本出願人は実願平4−4035
9号として出願した。
【0003】このような拡散反射するホログラムの露光
装置として、知られたものはないが、拡散板を使用して
露光する装置としてシャドウホログラムと呼ばれる露光
装置がある。この装置は図2において、基板を表裏面と
も平滑にするとともに、この基板に接近させて拡散板を
設け、拡散板と基板の間に物体を配置して露光するもの
であるが、物体を取り除いて露光すると拡散反射するリ
ップマンホログラムを作製することができる。
【0004】しかしながら、このような露光装置では乾
板の近くに拡散板を設けてはいるが、離して露光してい
るので、振動や空気の流れなどの外乱の影響を受け、ホ
ログラムの回折効率が下がり、さらに露光されたホログ
ラムの品質がばらつく恐れがあった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、振動や空気の流れなどの外乱による影響をな
くし、しかも光学系のセッティングが容易な露光装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明はレーザー光源
からの光を、基板の表面に接着された感材の両側から照
射してリップマンホログラムを露光する装置において、
感材とは反対側の基板裏面に表面凹凸を形成し、拡散反
射させるようにしたことを特徴とするものであり、表面
凹凸が形成された基板の裏面に高反射層を被覆するよう
な構成にしてもよい。
【0007】
【作用】本発明の露光装置はリップマンホログラムを露
光するに際して、基板は感材とは反対側の基板裏面に表
面凹凸を形成した拡散板を使用するようにするので、拡
散板と乾板が完全に一体になり、振動、空気の流れによ
る影響を大幅に低減するものである。
【0008】すなわち拡散板で反射あるいは透過した光
は、拡散面に点光源の集合があるようにふるまうので、
乾板と拡散板が離れていると、振動により乾板(感材)
に対する光源の相対位置が変わり、所望のホログラムを
得ることができない。また、乾板(感材)と光源の間に
空気の流れの変化があると、空気密度の変化によるゆら
ぎ現象によりやはり光の波面が乱れ、ホログラムの品質
を低下させるが、拡散板と乾板と一体化することにより
かかる外乱の影響を大幅に低減させることができるとと
もに、実施例1のような露光装置を使用すると光学系が
簡単になり、その分外乱の影響を受けにくく、しかもセ
ッティングをきわめて容易に行うことができるものであ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を詳細0
説明する。図1〜図3はそれぞれ本発明の実施例1〜実
施例3における露光装置を示す要部概略図である。
【0010】実施例1 基板は感材とは反対側の基板裏面に表面凹凸を形成し、
基板裏面には何も被覆しない拡散板を使用する露光装置
について例示する。
【0011】図1に示すように、擦りガラスなどの拡散
基板1の平滑面に、例えば重クロム酸ゼラチンを感材2
として塗布した乾板3を各光学機器とともにセッティン
グした後、例えばアルゴンレーザー発振器11から51
4.5nmの波長の光を発振すると、そのレーザー光は
反射鏡12、反射鏡13、顕微鏡対物レンズ14、ピン
ホール15、凹面鏡16を介して平行光として乾板3に
入射され、乾板3を透過して、基板の表面凹凸が形成さ
れた裏面で拡散反射された光と入射光によって干渉縞が
形成される。その後通常の現像処理をして表示品質の高
いホログラムを作製することができる。
【0012】このようにして得られたホログラムを基板
から剥がして保護膜などを被覆して、所望の文字、図形
などにマスキングした別の基板に接着するか、前記ホロ
グラムを文字、図形などの形状に切り抜いて、別の基板
に接着することにより装飾用ホログラムを得ることがで
る。
【0013】これに白色光源などの光を照射すると、ホ
ログラムによって光源側に回折されるが、このホログラ
ムは拡散反射するので、光源側の広い範囲の観察者から
あたかも、光源がホログラム表面にあるように明るく、
しかも周辺がシャープに文字、図形などを視認すること
ができる。
【0014】実施例2 基板は感材とは反対側の基板裏面に表面凹凸を形成し、
基板裏面には何も被覆しない拡散板を使用し、乾板の両
側から光を入射させる露光装置について例示する。
【0015】実施例1と同じ構成の乾板3を図2に示す
ように、各光学機器とともにセッティングした後、例え
ばアルゴンレーザー発振器11から514.5nmの波
長の光を発振すると、そのレーザー光は反射鏡12、ビ
ームスプリッター17の順に進行し、レーザー光はビー
ムスプリッター17で2分割され、一方は顕微鏡対物レ
ンズ14、ピンホール15、凹面鏡16を介して平行光
として、他方は反射鏡18、反射鏡19、顕微鏡対物レ
ンズ20、ピンホール21を介して球面波として、それ
ぞれ乾板3に入射され、他方の光は乾板裏面の表面凹凸
により拡散されて感材に到り、一方の光と干渉縞が形成
される。その後通常の現像処理をして表示品質の高いホ
ログラムを作製することができる。
【0016】このようにして得られたホログラムも実施
例1同様、装飾用ホログラムとして応用することができ
る。 実施例3 図3に示す実施例3は、実施例1の拡散板1の表面凹凸
が形成された裏面に高反射膜4として、銀ペイントを塗
布した以外は実施例1と同じ構成の露光装置ににより露
光するものであり、実施例1では、拡散基板の裏面凹凸
面から全ての光が拡散反射される訳ではなく、外に漏れ
る光があるが、本実施例の装置によれば、外部に漏れる
光がほとんどなく、効率よく露光することができ、しか
も露光装置のセッティングが容易であり、最も好まし
い。
【0017】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。一方の表面が平滑で、他方の裏面に凹凸が
形成された拡散板については、すりガラス以外にも、梨
地模様、編み目模様など、表示する文字などより小さな
模様を有する拡散板を使用すると微細な模様で文字など
を表示することができ、材料としてはポリカーボネー
ト、アクリルなどの樹脂などを使用することもできる。
また、この表面凹凸面に被覆される高反射膜は、銀以外
にも、銅、アルミ、金などの金属膜、その他金属酸化物
など、各種の高反射膜を、塗布以外にも、スクリーン印
刷、蒸着などの方法により得られる膜を採用することが
できる。
【0018】感材について、重クロム酸ゼラチン以外に
も、ハロゲン化銀感光材、各種のフォトポリマー、フォ
トレジストなどを適宜選択して用いればよい。露光時の
レーザー光源は再生時の波長などにより、各種波長のア
ルゴンレーザー、キセノンレーザー、 He−Neレー
ザーなどを適宜選択して用いればよい。
【0019】
【発明の効果】本発明の露光装置は、振動、空気の流れ
などの外乱の影響を大幅に低減させることがでくるとと
もに、光学系が簡単になり、その分外乱の影響を受けに
くく、しかもセッティングをきわめて容易に行うことが
できるものである。
【0020】特に実施例1、実施例3に示すような露光
装置は光学系のセッティングをきわめて容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における露光装置の要部を示
す概略図である。
【図2】本発明の実施例2における露光装置の要部を示
す概略図である。
【図3】本発明の実施例3における露光装置の要部を示
す概略図である。
【符号の説明】
1 基板 2 感材 3 乾板 4 高反射膜 11 レーザー発振器 12、13、18、19 反射鏡 14、20 顕微鏡対物レンズ 16 凹面鏡 17 ビームスプリッター

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー光源からの光を、基板の表面に接
    着された感材の両側から照射してリップマンホログラム
    を露光する装置において、前記感材とは反対側の基板裏
    面に表面凹凸を形成し、拡散反射させるようにしたこと
    を特徴とするリップマンホログラムの露光装置。
  2. 【請求項2】表面凹凸が形成された基板の裏面に高反射
    膜を被覆するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のリップマンホログラムの露光装置。
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JPH02173782A (ja) * 1988-12-27 1990-07-05 Central Glass Co Ltd ホログラフィック表示装置
JPH03241387A (ja) * 1990-02-20 1991-10-28 Fujitsu Ltd 反射型ホログラムの作成方法

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