JPH10132144A - 棒状部材への固定機構およびそれを使用した配管支持具 - Google Patents

棒状部材への固定機構およびそれを使用した配管支持具

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JPH10132144A
JPH10132144A JP30101896A JP30101896A JPH10132144A JP H10132144 A JPH10132144 A JP H10132144A JP 30101896 A JP30101896 A JP 30101896A JP 30101896 A JP30101896 A JP 30101896A JP H10132144 A JPH10132144 A JP H10132144A
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JP
Japan
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shaped member
rod
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fixed plate
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JP30101896A
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Shoji Okada
昭司 岡田
Toyonari Kato
豊成 加藤
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KATO KANAGATA KOGYO KK
Kyokuto Kogyo KK
Original Assignee
KATO KANAGATA KOGYO KK
Kyokuto Kogyo KK
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/08Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets substantially surrounding the pipe, cable or protective tubing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業負担を軽減させて棒状部材への取付・取
外の作業性を向上させると共に、配管の自重による自己
保持力によって固定を強固にする。 【解決手段】 固定板4と可動板5を連結片で連結し、
連結片の連結部位には撓曲自在となすと共に、固定板4
側の連結部位は可動板5側より高く設定し、固定板4側
および可動板5側に、押圧部11および受圧部13を設け、
このいずれか一方に棒状部材の凹部と係合する凸部16を
設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下方向に延びる
棒状部材の任意位置に取付固定する固定機構およびそれ
を使用した配管支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の天井等に端部が固定され、
上下に延びるアンカーボルト等の棒状部材に対して取付
固定する固定機構aを備える配管支持具bとしては、図
16、17に示すように、略コ字状の保持体cの対向す
る固定片dの一側に開口部eを有する挿入溝fが形成さ
れ、また保持体cの連結片gの内面側には略U字状に形
成された板バネhが固定され、また保持体cの連結片g
の外面側には配管支持体jが設けられている。
【0003】そして、棒状部材に対して配管支持具bを
取付固定するには、先ず、作業者が板バネhにおける押
圧片kを、その弾発力に抗して連結片gの内面側へ押圧
し、かかる押圧状態を維持させながら、棒状部材を固定
片dの開口部eより挿入溝f内に挿入し、しかる後、押
圧片kへの押圧力を解除すると、その押圧片kのもつ弾
発力によって棒状部材が押圧され、挿入溝fの側縁に形
成される薄肉の係合部mが棒状部材のネジ溝と係合し、
上下方向への移動が規制された状態で取付固定されるの
である。
【0004】その後、配管支持体jを開放し、この配管
支持体jによって冷暖房用の配管等を固定するのであ
る。
【0005】ところが、この固定機構aの棒状部材への
取付時には、常に板バネhに対し、その弾発力に抗する
押圧力を与えなければならず、しかも、この種の配管支
持具bは施工時に数多く用いられるため、押圧操作の繰
り返しによって連続作業の負担が大きくなる欠点を有
し、さらに配管支持具bとしては、板バネhの弾発力の
みで固定しているため、配管支持体jで支える配管の重
量に対応した弾発力を板バネhに与えなければならない
ため、配管の重量によっては前記押圧操作の作業負担が
さらに大きくなる欠点を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、作業負担を
軽減させて棒状部材への取付けや、取外しの作業性を向
上させ、また支持する配管の自重による自己保持力によ
って固定を強固にするようにした棒状部材への固定機構
およびそれを使用した配管支持具を提供せんとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、配管支持具の取付時における作業負担等の課
題に鑑み、リンク手段で連結された固定板と可動板を備
え、可動板は上下動によって固定板に対して進退動さ
せ、棒状部材を固定板側に設けた受圧部と、可動板側に
設けた押圧部の両者によって挟持して、棒状部材に固定
機構を固定すると共に、可動板に設けた配管支持体で支
持する配管の重量にて、前記挟持力を大きくして棒状部
材への固定を強固なものにすることを要旨とする棒状部
材への固定機構およびそれを使用した配管支持具を提供
して上記欠点を解決せんとしたものである。
【0008】まず、固定機構としては、対向配設する固
定板と可動板を連結片で連結し、固定板側には棒状部材
が当接する受圧部を設けると共に、可動板側には棒状部
材が当接する押圧部を設け、受圧部若しくは押圧部のい
ずれか一方に棒状部材の凹部と係合する係合部を設けて
いる。
【0009】また、上記連結片と固定板および可動板と
の連結部位は弾性を具有させて撓曲自在となすと共に、
固定板側との連結部位は、可動板側との連結部位より上
下の位置関係を高く設定している。
【0010】また、受圧部と押圧部との間隔は、連結片
における連結部位に外力が加わっていない自由状態で、
棒状部材の外径より小さくなるように設定している。
【0011】また、固定板の上下端から夫々、可動板側
へ向かって突片を突出させて可動板の上下の移動を所望
する範囲で規制し、また突片には棒状部材が通る挿通孔
を設けると共に、連結片には棒状部材が通る貫通孔が設
けられている。
【0012】つぎに、配管支持具としては、固定機構の
可動板の外面の下方に、配管支持体の一端を回動自在に
接続すると共に、配管支持体の他端を可動板の外面の上
方に着脱自在となしている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明すると、本発明に係る配管支持具1は、凹
凸を有するアンカーボルト等の棒状部材Bに固定する固
定機構2と、冷暖房機器等の配管Pを支持する配管支持
体3から構成するものにして、固定機構2は板状に形成
した固定板4と可動板5を、左右に所定の間隔をおいて
対向配設し、この固定板4の内面4aと可動板5の内面5a
をリンク手段としての2体の連結片6、6aで夫々連結し
ている。
【0014】連結片6、6aは上下方向に所定の間隔をお
いて配設され、かかる連結片6、6aにおける固定板4の
内面4a、可動板5の内面5aとの連結部位7、7a…は弾性
を具有させて撓曲自在となしている。
【0015】また、連結片6、6aにおける連結部位7、
7aの上下方向の位置関係としては、固定板4側の連結部
位7、7bが、可動板5側の連結部位7a、7cより高い上方
位置となるように、連結片6、6aを傾斜状に設けてい
る。
【0016】また、連結片6、6aの断面形状は、中間側
に移行するに従って肉厚を厚くする様な断面タル形と成
して座屈を防止するようにしている。
【0017】また、連結片6、6aの中間部位には、棒状
部材Bが上下に通るための貫通孔8を側方から切欠形成
している。
【0018】また、固定板4の上下端から夫々、可動板
5側へ向かって突出する突片9、9aを設け、突片9、9a
の先端側は可動板5の上下端と同じ位置まで突出させ、
可動板5の上下方向の移動を所望する範囲で規制するよ
うに、突片9、9aと可動板5の間に隙間X1、X2を設
定しており、また上下の突片9、9aには、前記貫通孔8
と同軸と成して棒状部材Bが上下に通るための挿通孔10
を側方から切欠形成している。
【0019】11は棒状部材Bの外側に当接して押圧する
押圧部であり、図1〜3に示すように、可動板5の内面
側5aにおける連結片6、6a間に押圧突起12を突設し、こ
の押圧突起12の端面12a を押圧部11となしている。
【0020】13は棒状部材Bの外側が当接する受圧部で
あり、図1〜3に示すように、固定板4の内面4aにおけ
る連結片6、6a間に受圧突起14を突設し、この受圧突起
14の端面側14a を受圧部13となしている。
【0021】15は棒状部材Bの凹部B1(ネジ溝)に嵌
まり込んで係合する凸部16からなる係合部であり、この
係合部15は図1〜3に示すように、受圧突起14の端面側
14aに設けている。
【0022】なお、図4に示すように、棒状部材Bが押
圧部11と、受圧部13の係合部15の両者によって押圧挟持
されている状態で、何らかの外力により固定機構2が横
方向へ位置ズレして抜け落ちるのを防止すると共に、平
坦状の前記係合部15に比し、棒状部材Bに対する固定機
構2の下方側への位置ズレ時の係合作用を向上させるた
めに、前記係合部15にアンカーボルトである棒状部材B
の外周側の一部が嵌まり込む窪み部30を円弧状に凹設し
て設けている。
【0023】また、押圧部11(端面12a )と受圧部13
(凸部16先端)の間隔Lは、連結片6、6aにおける連結
部位7、7a…に外力が加わっていない自由状態におい
て、棒状部材Bの外径(ネジ山の外径)Dより小さくな
るように設定すれば良く、例えば、棒状部材Bとしてア
ンカーボルトのように、ほぼ全長にわたってネジが形成
された部材であれば、外径Dからネジ山の高さTを減算
した値(間隔L=外径D−高さT)となしたりする。
【0024】なお、棒状部材Bは、ネジが形成されたア
ンカーボルトに限定されず、表面に係合部15の凸部16が
嵌まり込む凹所があればよい。
【0025】上記可動板5の移動範囲を規制する隙間X
1、X2については、可動板5が上方若しくは下方へ移
動した時に、連結片6、6aにおける連結部位7、7a…の
変形状態が弾性限度内にて設定されると共に、特に上方
への移動については、自由状態における押圧部11と受圧
部13の間隔Lが、少なくとも棒状部材Bの外径Dより大
きくなるように設定し、固定機構2の上下方向の移動を
自由にする。
【0026】なお、可動板5の上方への移動を規制する
ために、図5に示すように、別体にて形成したクサビ体
31を、上記隙間X1に嵌入させることも可能であり、さ
らに図6に示すように、偏心カム板32を可動板5に回転
自在に設け、かかる偏心カム板32の回転操作によって可
動板5の上方への移動を規制することも可能である。
【0027】可動板5に設ける配管支持体3は配管Pを
保持する適宜形状のバンド部18の一端を、可動板5の外
面5bの下方側に回動自在に、ヒンジ手段19を介して接続
すると共に、バンド部18の他端側は片持梁状に弾性を具
有させ、且つその先端には嵌合片20が設けられ、この嵌
合片20に嵌合孔21を形成して嵌合主体部22となしてい
る。
【0028】また、可動板5の外面5bの上方側には、嵌
合片20が挿入される矩形状の挿入口23が形成されると共
に、挿入口23内には嵌合片20の嵌合孔21と係合する爪片
24を設けて嵌合従体部25となし、この嵌合従体部25に嵌
合主体部22を着脱自在にしている。
【0029】また、連結部位7、7a…の形状としては、
配管支持具1全体をプラスチックで一体成形する場合に
は、図11〜15に示すように、薄肉状と成したり、ま
た配管支持具1全体を金属で形成する場合には、図1〜
3、7〜9に示すように、固定板4および可動板5と略
平行な薄肉部を形成している。
【0030】なお、図1〜3、7〜9における実施の形
態のヒンジ手段19としては、一般的な蝶番を用いてお
り、配管支持体3を開放して回動変位させると、図10
に示すように、配管支持体3のヒンジ手段19側の外壁が
突片9aの先端面、若しくは可動板5の外面5bに当接し、
配管支持体3の姿勢が概ね水平状態となるように、ヒン
ジ手段19の取付け位置、配管支持体3の形状、突片9aの
突出長さなどを設定し、かかる配管支持体3上に、配管
Pを載置した時、配管Pが下方へ落下しないよう支持さ
せている。
【0031】さらに、図11〜14における実施の形態
のヒンジ手段19としては、配管支持具1がプラスチック
であるため、かかる部位は薄肉状となしており、この場
合も上記と同様に図15に示すように、配管Pが下方へ
落下しないように支持可能な姿勢に配管支持体3を保つ
ようにしており、ヒンジ手段19の形状、配管支持体3の
形状、突片9aの突出長さなどの設定方法以外に、たとえ
ば配管支持体3のヒンジ手段19側の外壁や、突片9aにス
トッパー33を設け、一定位置で回動変位を規制すること
も可能である。
【0032】つぎに、配管支持具1における固定機構2
の第二の実施の形態としては、図7に示すように、前記
第一の実施の形態における受圧部13である受圧突起14の
端面側14a に設けていた係合部15に代えて、押圧部11で
ある押圧突起12の端面側12aに係合部15を設けるもので
ある。
【0033】つぎに、第三の実施の形態としては、図8
に示すように、第一の実施の形態における受圧部13であ
る受圧突起14(係合部15を含む)に代えて、突片9、9a
の挿通孔10における固定板4側の内面側10a を受圧部13
と成し、この受圧部13である内面側10a に係合部15を設
けるものである。
【0034】つぎに、第四の実施の形態としては、図9
に示すように、第三の実施の形態における受圧部13であ
る突片9、9aの挿通孔10における固定板4側の内面側10
a に設けていた係合部15に代えて、押圧部11である押圧
突起12の端面側12a に係合部15を設けるものである。
【0035】つぎに、第五の実施の形態としては、図1
1に示すように、第一の実施の形態における押圧部11で
ある押圧突起12に代えて、連結片6、6aの貫通孔8にお
ける可動板5側の内面側8aを押圧部11と成したものであ
る。
【0036】つぎに、第六の実施の形態としては、図1
2に示すように、第五の実施の形態における受圧部13で
ある受圧突起14に設けていた係合部15に代えて、連結片
6、6aの貫通孔8における可動板5側の内面側8aを押圧
部11と成し、この押圧部11である内面側8aに係合部15を
設けるものである。
【0037】つぎに、第七の実施の形態としては、図1
3に示すように、第五の実施の形態における受圧部13で
ある受圧突起14に設けていた係合部15に代えて、突片
9、9aの挿通孔10における固定板4側の内面側10a を受
圧部13と成し、この受圧部13である内面側10a に係合部
15を設けるものである。
【0038】つぎに、第八の実施の形態としては、図1
5に示すように、第七の実施の形態における受圧部13で
ある突片9、9aの挿通孔10における係合部15に代えて、
連結片6、6aの貫通孔8における可動板5側の内面側8a
を押圧部11と成し、この押圧部11である内面側8aに係合
部15を設けるものである。
【0039】次に本発明に係る棒状部材への固定機構お
よびそれを使用した配管支持具の作用について説明する
と、棒状部材Bが貫通孔8、挿通孔10、並びに押圧部11
と受圧部13の両者間に入るように、棒状部材Bの任意の
高さ位置の側方から固定機構2を押し込み操作すると、
前記押圧部11と受圧部13の間隔Lは棒状部材Bの外径よ
り小さく設定しているが、アンカーボルトである棒状部
材Bは丸く、その一部である円弧部は確実に押圧部11と
受圧部13の間に入り込むことにより、かかる状態から固
定機構2が押されると、連結片6、6aが自由状態である
ため、棒状部材Bの外周面が誘導面となって前記間隔L
が容易に拡がって押圧部11と受圧部13の間に、スムーズ
に棒状部材Bの全てが入り込むことにより、受圧部13若
しくは押圧部11のいずれか一方に形成される係合部15の
凸部16が棒状部材Bの凹部B1と係合し、固定機構2の
上下方向の移動が規制されて固定されるのである。
【0040】そして、配管支持体3の嵌合主体部22を可
動板5の嵌合従体部25から外し、配管支持体3をヒンジ
手段19を介して回動変位させて開放し、配管支持体3上
に配管Pを仮止めし、他の配管支持具1の高さを調整
し、そして、配管Pをバンド部18に収納した後に、配管
支持体3を回動させて嵌合主体部22と嵌合従体部25を嵌
合させることにより、配管Pが配管支持体3によって支
持されると共に、配管Pの自重が配管支持体3に加わ
り、これによって可動板5が下方へ押されて下動すると
同時に、固定板4側へも動き、受圧部13と押圧部11間の
間隔Lが狭まり、その時の挟持力が棒状部材Bに付加さ
れ、かかる自己保持力によって棒状部材Bへの配管支持
具1の固定が強固となるのである。
【0041】次に、配管支持具1を棒状部材Bから取り
外すには、可動板5を上方へ押して動かすことによっ
て、可動板5を固定板4から離すように動かし、受圧部
13と押圧部11間の間隔Lを棒状部材Bの外径Dより大き
くなるまで拡げると、棒状部材Bの凹部B1に係合して
いる係合部15が完全に外れて容易に取り外せるのであ
る。
【0042】また、突片9、9aが設けられているため、
可動板5の上下方向に対する移動の範囲を規制できるた
め、連結片6、6aの連結部位7、7a…の弾性が失われな
いようにできる。
【0043】
【発明の効果】要するに本発明は、固定板4と可動板5
を対向配設し、固定板4と可動板5の間における上下
に、凹凸を有する棒状部材Bが通る貫通孔8が設けられ
た連結片6、6aを配設して固定板4と可動板5を連結
し、この連結片6、6aの連結部位7、7a…は弾性を具有
させて撓曲自在となすと共に、固定板4側との連結部位
7、7bは、可動板5側との連結部位7a、7cより上下の位
置関係を高く設定し、また固定板4側には棒状部材Bが
当接する受圧部13を設けると共に、可動板5側には棒状
部材Bに当接する押圧部11を設け、これら受圧部13若し
くは押圧部11のいずれか一方に棒状部材Bの凹部B1と
係合する係合部15を設け、また受圧部13と押圧部11の間
隔Lは、連結片6、6aにおける連結部位7、7a…に外力
が加わっていない自由状態で、棒状部材Bの外径Dより
小さくなるように設定したので、棒状部材Bが横方向か
ら受圧部13と押圧部11間に単に挿入されるだけで、係合
部15が棒状部材Bの凹部B1と係合できるため、棒状部
材Bにおける任意位置での固定機構2の固定作業の負担
が、弾発力に抗する力が常に必要な従来のものに比し著
しく軽減でき、また可動板5に下方移動の力を加えれ
ば、固定状態をさらに強固なものにできると共に、可動
板5に上方移動の力を加えれば、受圧部13と押圧部11の
間隔Lが大きくなるため、棒状部材Bの固定状態を容易
に解除できる。
【0044】また、可動板5の上下の移動を所望する範
囲で規制する突片9、9aを、固定板4の上下端から夫
々、可動板5側へ向かって突出すると共に、突片9、9a
に棒状部材Bが通る挿通孔10を設けたので、可動板5に
対して何らかの外力が加わっても、可動板5の上下動は
規制されるため、棒状部材Bに対する着脱操作が繰り返
し行われたりしても、連結片6、6aにおける連結部位
7、7a…の弾性が失われないので、初期の固定機能は損
なわれない。
【0045】また、突片9、9aにおける挿通孔10の固定
板4側における内面10a を棒状部材Bが当接する受圧部
13となすと共に、可動板5側には棒状部材Bに当接する
押圧部11を設け、これら受圧部13若しくは押圧部11のい
ずれか一方に棒状部材Bの凹部B1と係合する係合部15
を設け、また受圧部13と押圧部11の間隔Lは、連結片
6、6aにおける連結部位7、7a…に外力が加わっていな
い自由状態で、棒状部材Bの外径Dより小さくなるよう
に設定したので、上記と同様な効果を奏するのである。
【0046】また、棒状部材Bへの固定機構2の可動板
5の外面5bの下方に、配管支持体3の一端を回動自在に
接続すると共に、配管支持体3の他端を可動板5の外面
5bの上方に着脱自在となしたので、配管支持体3の開閉
操作により配管Pを簡単に支持でき、しかも、支持する
配管Pの自重によって可動片5が下方へ押圧されるた
め、押圧部11と受圧部13の両者によって棒状部材Bに対
し、配管Pの自重に比例した挟持力を付加できることに
より、自己保持力(セルフロック)によって固定が強固
にでき、よって、従来のように配管Pの重さに対応した
弾発力を有する板バネhが不要となり、作業負担を軽減
することが出来る等その実用的効果甚だ大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の固定機構を使用した配管支
持具の斜視図である。
【図2】同上配管支持具の斜視図である。
【図3】図1のAーA断面図である。
【図4】固定機構における押圧部と受圧部を示す部分拡
大図である。
【図5】固定機構における可動板の上下移動を規制する
状態を示す部分拡大図である。
【図6】同上可動板の上下移動を規制する他の実施の形
態を示す部分拡大図である。
【図7】第二の固定機構を使用した配管支持具の他の実
施の形態を示す断面図である。
【図8】第三の固定機構を使用した配管支持具の他の実
施の形態を示す断面図である。
【図9】第四の固定機構を使用した配管支持具の他の実
施の形態を示す断面図である。
【図10】配管支持体に配管を仮止めした状態を示すで
図ある。
【図11】第五の固定機構を使用した配管支持具の他の
実施の形態を示す断面図である。
【図12】第六の固定機構を使用した配管支持具の他の
実施の形態を示す断面図である。
【図13】第七の固定機構を使用した配管支持具の他の
実施の形態を示す断面図である。
【図14】第八の固定機構を使用した配管支持具の他の
実施の形態を示す断面図である。
【図15】配管支持体に配管を仮止めした他の実施の形
態を示す図である。
【図16】従来の配管支持具を示す斜視図である。
【図17】同上配管支持具を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 固定機構 3 配管支持体 4 固定板 4a 内面 5 可動板 5b 外面 6、6a 連結片 7、7a… 連結部位 8 貫通孔 9、9a 突片 10 挿通孔 10a 内面 11 押圧部 13 受圧部 15 係合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定板と可動板を対向配設し、固定板と
    可動板の間における上下に、凹凸を有する棒状部材が通
    る貫通孔が設けられた連結片を配設して固定板と可動板
    を連結し、この連結片の連結部位は弾性を具有させて撓
    曲自在となすと共に、固定板側との連結部位は、可動板
    側との連結部位より上下の位置関係を高く設定し、また
    固定板側には棒状部材が当接する受圧部を設けると共
    に、可動板側には棒状部材に当接する押圧部を設け、こ
    れら受圧部若しくは押圧部のいずれか一方に棒状部材の
    凹部と係合する係合部を設け、また受圧部と押圧部の間
    隔は、連結片における連結部位に外力が加わっていない
    自由状態で、棒状部材の外径より小さくなるように設定
    したことを特徴とする棒状部材への固定機構。
  2. 【請求項2】 可動板の上下の移動を所望する範囲で規
    制する突片を、固定板の上下端から夫々、可動板側へ向
    かって突出すると共に、突片に棒状部材が通る挿通孔を
    設けたことを特徴とする請求項1の棒状部材への固定機
    構。
  3. 【請求項3】 固定板と可動板を対向配設し、固定板と
    可動板の間における上下に、凹凸を有する棒状部材が通
    る貫通孔が設けられた連結片を配設して固定板と可動板
    を連結し、この連結片の連結部位は弾性を具有させて撓
    曲自在となすと共に、固定板側との連結部位は、可動板
    側との連結部位より上下の位置関係を高く設定し、さら
    に可動板の上下の移動を所望する範囲で規制する突片
    を、固定板の上下端から夫々、可動板側へ向かって突出
    すると共に、突片に棒状部材が通る挿通孔を設け、この
    挿通孔の固定板側における内面を棒状部材が当接する受
    圧部となすと共に、可動板側には棒状部材に当接する押
    圧部を設け、これら受圧部若しくは押圧部のいずれか一
    方に棒状部材の凹部と係合する係合部を設け、また受圧
    部と押圧部の間隔は、連結片における連結部位に外力が
    加わっていない自由状態で、棒状部材の外径より小さく
    なるように設定したことを特徴とする棒状部材への固定
    機構。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、又は3記載の棒状部材へ
    の固定機構の可動板の外面の下方に、配管支持体の一端
    を回動自在に接続すると共に、配管支持体の他端を可動
    板の外面の上方に着脱自在となしたことを特徴とする配
    管支持具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005291458A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Nifco Inc 脚装置
JP2008163976A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Togo Seisakusho Corp コネクタ
JP2009127685A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Necディスプレイソリューションズ株式会社 電子機器用高さ調整装置

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