JPH10132010A - 緩衝器 - Google Patents
緩衝器Info
- Publication number
- JPH10132010A JPH10132010A JP8282109A JP28210996A JPH10132010A JP H10132010 A JPH10132010 A JP H10132010A JP 8282109 A JP8282109 A JP 8282109A JP 28210996 A JP28210996 A JP 28210996A JP H10132010 A JPH10132010 A JP H10132010A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- cylinder
- coil spring
- piston rod
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
ることができる緩衝器を供する。 【解決手段】 シリンダ32に摺動自在に嵌合されたピス
トン33を備えたピストンロッド34を同シリンダ32に挿通
し、同シリンダ32の外周にピストンロッド34を伸張させ
る方向に付勢するスプリング41を装着した緩衝器30にお
いて、前記スプリング41に防振ラバー45を設けた緩衝
器。
Description
の小型車両の車輪を懸架するとともに車輪の路面から受
ける衝撃や振動を吸収・緩和する緩衝器に関する。
オイルが充填されたシリンダ内に、ピストンを備えたピ
ストンロッドを嵌挿し、シリンダの外周にスプリングを
巻装し、同スプリングがピストンロッドを伸張する方向
に付勢するよう構成されており、シリンダの端部とピス
トンロッドの端部がそれぞれ車体側と車輪側とに枢着さ
れて車両に装着される。
燃機関の振動数が緩衝器のスプリングの固有振動数と一
致すると、共振を起こしスプリングが大きく振動するこ
とがあり、その結果スプリングの内面がシリンダに接触
して金属音を発生することがある。
ドを設け、スプリングの内周がシリンダに当接するのを
阻止する例(特開昭56−116941号公報)が提案
されている。共振が起きてスプリングが大きく振動して
もスプリングの径方向の移動や座屈に伴う湾曲変形を規
制でき、スプリングが直接シリンダに接触するのを阻止
し、接触音の発生を防止できる。
を防止するものではないので、共振によりスプリングが
大きく振動することがある。本発明はかかる点に鑑みな
されたもので、その目的とする処は、簡単な構造で共振
を防止し耐久性の向上を図ることができる緩衝器を供す
る点にある。
を達成するために、本発明は、シリンダに摺動自在に嵌
合されたピストンを備えたピストンロッドを同シリンダ
に挿通し、同シリンダの外周に前記ピストンロッドを伸
張させる方向に付勢するスプリングを介装した緩衝器に
おいて、前記スプリングに防振ラバーを設けた緩衝器と
した。
ことにより、スプリングが路面から受ける振動や内燃機
関の振動と共振を起こすのを防止することができ、スプ
リングの共振による大きな振動を回避して耐久性の向上
を図ることができる。またスプリングとシリンダとの接
触も阻止でき、接触音の発生も防止できる。
筒状をなして前記スプリングを外側から締めつけるよう
にして覆うことにより、簡単な構造で取付作業も容易に
できる。
ついて図1および図2に図示し説明する。本実施の形態
の緩衝器30は、スクータ型自動二輪車1に適用した例で
あり、図1は該スクータ型自動二輪車1の一部省略した
全体側面図である。
4を備え、車体フレーム2は、ヘッドパイプ5と同ヘッ
ドパイプ5から後下方に垂下するとともにステップフロ
ア9下部で略水平後方へ延長されたダウンフレーム6
と、該ダウンフレーム6の後端部に一体に結合されると
ともに後上方に立ち上がるリヤフレーム7とからなる。
に向かって湾曲されるとともに、パワーユニット21の下
方を覆うように後方へ延長され、スタンドブラケット10
を介してメインスタンド11が起伏自在に枢着されてい
る。
ト12が左右に旋回自在に嵌装され、該ステアリングシャ
フト12の上端にステアリングハンドル13が一体に嵌着さ
れるとともに、該ステアリングシャフト12の下端からフ
ロントフォーク14が一体に延出して、該フロントフォー
ク14の下端に前輪3が軸支されている。
曲して後部7cが後方へ延出し、さらに連続してサブフ
レーム8が延びており、該リヤフレーム7に燃料タンク
15およびオイルタンク16,バッテリ17が搭載されてい
る。
に水平に架設されたハンガーピン18にハンガーリンク19
の先端が固着され、該ハンガーリンク19の後端に、取付
けピン20を介してパワーユニット21の前端が取り付けら
れており、パワーユニット21は上下に揺動しうるように
なっている。
ト無段変速機23と歯車減速機24とよなり、歯車減速機24
の出力軸に後輪4が一体に装着されている。Vベルト無
段変速機23の上方にはエアクリーナ25が配設され、その
前方にキャブレター26が配設され、後輪4を挟んでVベ
ルト無段変速機23と反対側の車体右側にマフラー27が配
設されている。
23の後部と前記リヤフレーム7の後部7cの後端部分と
の間に緩衝器30が介装されている。緩衝器30の上端がリ
ヤフレーム7の後部7cの支軸28に枢着され、緩衝器30
の下端がVベルト無段変速機23の後方上部の支軸29に枢
着されている。
を構成する要素の1つダンパー31は、ピストン33を先端
に備えたピストンロッド34がシリンダ32内に嵌挿され、
ピストンロッド34の伸縮によりピストン33がシリンダ32
内を摺動する構造である。シリンダ32の下方に向いた開
口はピストンロッド34に貫通されたシール部材35により
水密に封じられ、内部にオイルが充填され、ピストン33
にはオイルが通る小孔およびバルブが設けられている。
形成され、さらに軸方向上方に軸受ジョイント37が突設
されており、同軸受ジョイント37はラバーブッシュ37a
を介装した軸受を構成し、前記リヤフレーム7の支軸28
に枢着される。一方ピストンロッド34の下端にはスプリ
ングシート38が設けられ、さらに軸方向下方に軸受ジョ
イント39が突設されており、同軸受ジョイント39が前記
Vベルト無段変速機23の後方上部の支軸29に枢着され
る。
41が巻装され、同コイルスプリング41の上端はシリンダ
32の上端のスプリングシート36に当接し、下端はピスト
ンロッド34の下端のスプリングシート38に受けられて、
上下のスプリングシート36,38に挟まれたコイルスプリ
ング41はピストンロッド34を伸張させる方向に付勢する
圧縮ばねとして作用する。
分的に防振ラバー45が装着される。すなわち防振ラバー
45は、外力が加わらない状態でコイルスプリング41の外
径より若干小径の内径を有する円筒状ラバーであり、い
くらか膨張させて径を拡大しコイルスプリング41を挿入
して適当な箇所で解放すればコイルスプリング41を外側
から締めつけるようにして覆い装着される。
とパワーユニット21との間に介装され、後輪4が路面か
ら受ける衝撃や振動を吸収することができる。そして本
緩衝器30はコイルスプリング41に防振ラバー45が装着さ
れることにより、コイルスプリング41自身の振動が抑制
され、路面から受ける強制的な振動数あるいは内燃機関
の振動数と共振を起こすことは回避されている。
動することはなく、コイルスプリング41がシリンダ32に
接触して金属音を発生することがないとともに、コイル
スプリング41の耐久性を向上させることができる。
ム部材であり、装着は容易にできるので、コスト的にも
有利である。
スクータ型自動二輪車の一部省略した全体側面図であ
る。
輪、4…後輪、5…ヘッドパイプ、6…ダウンフレー
ム、7…リヤフレーム、8…サブフレーム、9…ステッ
プフロア、10…スタンドブラケット、11…メインスタン
ド、12…ステアリングシャフト、13…ステアリングハン
ドル、14…フロントフォーク、15…燃料タンク、16…オ
イルタンク、17…バッテリ、18…ハンガーピン、19…ハ
ンガーリンク、20…取付けピン 21…パワーユニット、22…内燃機関、23…無段変速機、
24…歯車減速機、25…エアクリーナ、26…キャブレタ
ー、27…マフラー、28,29…支軸、30…緩衝器、31…ダ
ンパー、32…シリンダ、33…ピストン、34…ピストンロ
ッド、35…シール部材、36…スプリングシート、37…軸
受ジョイント、38…スプリングシート、39…軸受ジョイ
ント、41…コイルスプリング、45…防振ラバー。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダに摺動自在に嵌合されたピスト
ンを備えたピストンロッドを同シリンダに挿通し、同シ
リンダの外周に前記ピストンロッドを伸張させる方向に
付勢するスプリングを介装した緩衝器において、 前記スプリングに防振ラバーを設けたことを特徴とする
緩衝器。 - 【請求項2】 前記防振ラバーは円筒状をなして前記ス
プリングを外側から締めつけるようにして覆うことを特
徴とする請求項1記載の緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8282109A JPH10132010A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8282109A JPH10132010A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10132010A true JPH10132010A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17648250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8282109A Pending JPH10132010A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | 緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10132010A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-10-24 JP JP8282109A patent/JPH10132010A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060208 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060215 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060411 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060524 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060609 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060714 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20060908 |