JPH10130424A - 低発熱性カーボンブラックおよびこれを配合したゴム組成物 - Google Patents

低発熱性カーボンブラックおよびこれを配合したゴム組成物

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JPH10130424A
JPH10130424A JP30575896A JP30575896A JPH10130424A JP H10130424 A JPH10130424 A JP H10130424A JP 30575896 A JP30575896 A JP 30575896A JP 30575896 A JP30575896 A JP 30575896A JP H10130424 A JPH10130424 A JP H10130424A
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carbon black
low heat
rubber
probe
heat build
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JP30575896A
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Takaharu Asazuma
敬治 朝妻
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Asahi Carbon Co Ltd
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Asahi Carbon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、カーボンブラックの表面官能基の
量を増加させてゴム成分などのポリマーとの相互作用を
高めることにより耐摩耗性と低発熱性の両立を計ること
を技術課題とする。 【解決手段】 窒素吸着比表面積(N2SA)が70〜
130m2/g、DBP吸油量が80〜130ml/1
00gの基本特性を有するカーボンブラックにおいて、
インバースガスクロマトグラフィー(Inverse
GasChromatography、以下IGCと略
称する)法を使用し、プローブとしてジエチルエーテル
を用いたときの表面自由エネルギー(mJ/m2)測定
値Isp-DEが下記式(1) 【数1】 Isp-DE(mJ/m2)>0.083×N2SA+7.3...(1) を満足し、かつ、プローブとしてジクロロメタンを用い
たときの表面自由エネルギー(mJ/m2)測定値I
sp-DCが下記式(2) 【数2】 Isp-DC(mJ/m2)>0.56×N2SA+32.0...(2) を満足するものであることを特徴とする低発熱性カーボ
ンブラック。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IGCにより測定され
た特定の表面エネルギーをある特定範囲よりも大きくす
ることにより耐摩耗性などの補強性、機械的特性を保持
しながら発熱性を顕著に低減できるゴム用低発熱性カー
ボンブラック、およびこのカーボンブラックをゴム成分
に配合してなる耐摩耗性と低発熱性を両立させたゴム組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カーボンブラックがゴムに配合された場
合、補強性などの機械的特性を改良する性能を有するこ
とから、タイヤをはじめとする各種自動車用部品などに
広く用いられており、最終製品の要求性能により、各種
特性をもつカーボンブラックが選択されて使用されてい
る。
【0003】近年、ゴム製品の要求性能は向上を続けて
おり、その要求の一つとしてゴム組成物の耐摩耗性と低
発熱性という従来では二律背反特性の同時満足が望まれ
ている。この二律背反事項を解決するために、多くの技
術思想があり、これを利用した種々の特徴をもつ従来技
術がある。
【0004】たとえば、カーボンブラック凝集体のモー
ド径当たりの分布幅を一定値以上とすることにより耐摩
耗性と低発熱性の両立を計った例〔特公平1−5397
号および特開平1−201367号 出願人:東海カー
ボン(株)〕、高ストラクチャーとし、かつ凝集体分布
を制御することにより解決を計った例〔特公平4−15
26号、特開平6−184364号 出願人:昭和キャ
ボット(株)〕、カーボンブラック凝集体の空隙容積
(PV)および空隙径(Dp)をある一定値以上とする
ことにより解決を計った例〔特開平2−32136号、
特開平3−50249号 出願人:東海カーボン
(株)〕などが耐摩耗性と低発熱性という二律背反現象
の解消のため提案されている。
【0005】しかしながら、前述のようなカーボンブラ
ックアグリゲート特性の制御により前述の目的を達成さ
せることには限界があり、いずれかの特性について妥協
点を設定することを余儀なくされていたのが現状であっ
た。
【0006】この他には、水分吸着量をある一定値以下
という特性をもったカーボンブラックを適用することに
よりこの問題を解決しようとする試み〔特開平7−41
694号 出願人:東海カーボン(株)〕がなされてい
るが、この解決方法はカーボンブラック表面の表面官能
基の量を減少させるものであり、ゴムとの相互作用、す
なわち耐摩耗性の低下をもたらす可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の特開
平7−41694号公報で記載されているのとは逆の方
向であるカーボンブラックの表面官能基の量を増加させ
ることによりゴム成分などのポリマーとの相互作用を高
めることにより耐摩耗性と低発熱性の両立を計ることを
技術課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記カーボ
ンブラックの量と耐摩耗性および低発熱性との関連につ
いて研究を進めた結果、ただ単にカーボンブラック表面
の官能基を増すことがポリマーとの相互作用を増大する
のではなく、ある場合にはむしろ相互作用を低下させる
ことさえあることを見い出し、表面官能基の中でも逆相
ガスクロマトグラフィーにおけるIsp-DEおよびIsp-DC
で測定される表面基が従来よりも強い相互作用すなわち
耐摩耗性の向上をもたらし、かつ発熱性での性能低下を
伴うことがないことを見い出して本発明に達したもので
ある。
【0009】すなわち、本発明の第一は、窒素吸着比表
面積(N2SA)が70〜130m2/g、DBP吸油量
が80〜130ml/100gの基本特性を有するカー
ボンブラックにおいて、インバースガスクロマトグラフ
ィー(Inverse Gas Chromatogr
aphy,以下IGCと略称する)法を使用し、プロー
ブとしてジエチルエーテルを用いたときの表面自由エネ
ルギー(mJ/m2)測定値Isp-DEが下記式(1)
【数3】 Isp-DE(mJ/m2)>0.083×N2SA+7.3...(1) を満足し、かつ、プローブとしてジクロロメタンを用い
たときの表面自由エネルギー(mJ/m2)測定値I
sp-DCが下記式(2)
【数4】 Isp-DC(mJ/m2)>0.56×N2SA+32.0...(2) を満足するものであることを特徴とする低発熱性カーボ
ンブラックに関する。
【0010】本発明においてカーボンブラックの特定に
用いられる極性成分の中でプローブとしてジエチルエー
テルを用いた測定値のIsp-DEは酸性の極性成分に対応
し、一方ジクロロメタンをプローブとしたときの測定値
sp-DCは塩基性の極性成分に対応する。
【0011】前述の2種の極性成分を用いた広範囲のカ
ーボンブラックおよび各種処理を行ったカーボンブラッ
クの表面自由エネルギーを測定するとともに、その他の
物理化学的特性を測定し、これらカーボンブラックの表
面自由エネルギーやその他の物理化学的特性と配合ゴム
組成物におけるゴム特性との関連性を調査・検討を行
い、Isp-DEおよびIsp-DCの値が共に従来よりも高い値
を有するカーボンブラックにおいては、ゴム組成物の耐
摩耗性を保持しながら、発熱性を顕著に低減できること
が明らかとなった。このようなIsp-DEおよびIsp-DC
両特性がともに高位にあるカーボンブラックを得るため
には、カーボンブラックを酸化処理し、さらに熱処理を
加えることにより達成することができる。
【0012】酸化処理のみを施した場合はIsp-DE値で
の増大が支配的であり、このために発熱特性では改良が
見られるが、他方の耐摩耗性では低下が見られる。しか
しながら、この酸化処理されたカーボンブラックを更に
熱処理することによりIsp-DE値を効果的に上昇させる
ことができ、配合ゴム組成物の発熱性を一層改善すると
ともに、Isp-DC値の上昇により耐摩耗性の特性も改良
することができることを見い出したことが本発明の基礎
となっている。
【0013】これらのことから、カーボンブラックの極
性成分の中でIsp-DEは主として発熱性を改良する方向
に寄与するポリマーとの相互作用に関連しているものと
推察され、Isp-DCは主として耐摩耗性の特性を改良す
る方向に寄与するポリマーとの相互作用に関連している
ものと推察される。
【0014】本発明でのカーボンブラックの第1段階の
処理である酸化処理においては、酸化処理剤としては、
オゾンおよび/または硝酸水溶液を用いるのが望まし
い。
【0015】オゾン処理の場合は室温(25℃)以下の
温度で0.5〜1.0容量%の濃度で行い、またカーボ
ンブラックに作用させるオゾン量は1kgのカーボンブ
ラックに対して1時間当たり10g以上、好ましくは2
0g〜30gの量で処理するのが望ましい。また、処理
時間としては前記オゾン濃度で3時間を越える長時間に
わたって処理してもIsp-DE値の上昇効果は飽和状態と
なるために、これ以下の処理時間とするのが望ましい。
【0016】酸化処理に硝酸水溶液を用いる場合は、硝
酸の濃度として1.0〜10.0重量%の水溶液により
処理するが、より望ましい濃度としては、2.0〜7.
0重量%である。1.0重量%以下の硝酸濃度の場合に
は発熱特性の改良に有効と推定される極性成分Isp-DE
の数値の上昇が望ましい範囲に到達せず、また10.0
重量%以上の硝酸濃度の水溶液で処理した場合ではI
sp-DE値の上昇は認められるが、その値は飽和状態とな
るのでこの濃度を上限とする。
【0017】前述の酸化処理に引き続いて熱処理するこ
とにより本発明に好適なカーボンブラックを得ることが
できるが、酸化条件を適切に制御することにより熱処理
なしでも前述の要件を満たすカーボンブラックを一段で
得ることも可能である。
【0018】しかし、より確実にカーボンブラックの表
面自由エネルギー、特にIsp-DE及びIsp-DCの大きさを
制御するためには酸化処理と熱処理を組み合わせるのが
望ましい。前記熱処理は、300〜600℃の温度で3
0分〜3時間行うことにより達成することができるが、
窒素ガスなどの不活性雰囲気中、400〜500℃で1
〜2時間処理するのがより好適である。望ましい処理温
度、処理時間を下回った場合には耐摩耗性の向上に寄与
すると考えられる極性成分Isp-DCの値が本発明の範囲
に達しないことがあり、また処理時間、処理温度が上記
の条件を上回った場合には逆に極性成分の低下をもたら
すことがあるので好ましくない。
【0019】物理化学特性の測定方法 本発明カーボンブラックの物理化学特性を測定するため
の方法および装置は次のとおりである。
【0020】(1)窒素吸着比表面積(N2SA):A
STM D−3037−93 B法に記載の方法により
測定し、単位重量当たりの表面積(m2/g)で表示す
る。
【0021】(2)DBP吸油量:JIS K6221
−82の6.1.2項A法に記載の方法により測定し、
カーボンブラック100g当たりで吸収されるジブチル
フタレート(DBP)のml数(ml/100g)で表
示する。
【0022】(3)よう素吸着量:JIS K6221
−82の6.1.1項に記載の方法により測定し、単位
重量当たりで吸着されるよう素のミリグラム(mg/
g)で表示する。
【0023】(4)カーボンブラック表面エネルギーI
sp-DEおよびIsp-DCの測定:本発明において必須条件と
なっているカーボンブラック表面自由エネルギーI
sp-DEおよびIsp-DCの数値の測定は、Rubber C
hem.Technol.,第64巻、第559ページ
および同第714ページ(1991年)においてwan
g,M.J.,Wolff,S.,Donnet,J.
−B.により報告された論文に記載の測定方法を参考に
して行った。 I)測定に使用したガスクロマトグラム:島津製作所製
GC−14A、水素炎イオン化検出器装備。 II)カラム充填用カーボンブラック試料および測定カラ
ムの調製 未処理および処理したカーボンブラックを篩上に置き、
振どうさせて篩分けを行って粒子径が0.25〜0.5
0mmの粒子を取り出してカラム充填用試料とし、内径
3mm、長さ100mmのステンレス製カラムに前記篩
分け後の試料を充填して測定用カラムとする。 III)ガスクロマトグラムの測定条件 1)180℃に保持したカラムにヘリウムを毎分30m
lの速度で流してコンディショニングを行ってベースラ
インを安定させた後、キャリアガスとして流速20ml
/分のヘリウムを用い、カラム温度180℃で測定を実
施した。 2)カーボンブラックを充填したカラムにプローブとし
てn−アルカンを注入し、分子断面積(σ)に対する標
準自由エネルギー変化(△G)の関係を求める。n−ア
ルカンとしては、n−プロパン、n−ブタン、n−ペン
タン、n−ヘキサンおよびn−ヘプタンをプローブとし
て用いた。また、極性成分(Isp)を測定する場合、ジ
エチルエーテル(DE)をプローブとしたときの値をI
sp-DE、ジクロロメタン(DC)の時の値をIsp-DCとし
て測定した。なお、この時、各プローブの注入量は0.
1μlを越えないようにした。 3)各プローブ成分のリテンション容積Vn(ml)の
算出 各プローブ成分のリテンション容積Vn(ml)は、次
式により算出する。
【数5】 Vn=Dj(tr−tm)(l−Pw/Po)Tc/Tf (3) ここで、D:石ケン膜流量計で測定された未補正の流速
(ml/分) tr:各プローブのリテンション時間(分) tm:非極性プローブ(この場合はメタン)により測定
されるゼロリテンション対照時間(分) Pw:フローメーターの温度における純水の蒸気圧(k
gf/cm2) Po:フローメーターの圧力(kgf/cm2) Tc:カラム温度(°K) Tf:フローメーターの温度(°K) j:ジェイムス・マーティン(James−Marti
n)因子で、次の式で求められる。
【数6】 j=〔3(P1/Pou2−1〕/〔2(P1/Pou3−1〕 (4) ここで、 P1:カラム入口での圧力(kgf/cm2) Pou:カラム出口での圧力(kgf/cm2) 4)表面自由エネルギー(△G)の算出 ガス状態にある各プローブにおけるカーボンブラック表
面における吸着状態での標準自由エネルギー変化(△
G,kj/mol)は次の式で計算される。
【数7】 △G=−RTln(C・Vn/S・g) (5) ここで、R:ガス定数(8.314×10-3mj/mo
l・K) T:カラム温度(°K) Vn:プローブのリテンション容積(ml) S:試料カーボンブラックの比表面積(N2SA,m2
g) g:カラム中のカーボンブラック重量(g) C:定数(=299) 5)プローブの分子断面積(σ,nm2)の算出 各プローブの分子断面積σ(nm2)はつぎの式で算出
される。
【数8】 σ=1.33×(M/ρN)2/3×1014 (6) ここで、M:プローブの分子量(g/mol) ρ:プローブの密度(g/cm3) N:アボガドロ数(6.022169×1023/mo
l) 前記(6)式から算出された各プローブの分子断面積
(nm2)は、 n−プロパン(C38) :σ3=0.356 n−ブタン (C410) :σ4=0.391 n−ペンタン(C512) :σ5=0.442 n−ヘキサン(C614) :σ6=0.481 n−ヘプタン(C716) :σ7=0.518 ジエチルエーテル :σe=0.407 ジクロロメタン :σc=0.297 n−アルカンをプローブとしたときの分子断面積(σ)
対標準自由エネルギー変化(△G)をプロットすると図
1に示すように直線関係となる(直線1とする)。一
方、ジエチルエーテル(分子断面積σe)およびジクロ
ロメタン(分子断面積σc)をプローブとして標準自由
エネルギー変化(それぞれ△Geおよび△Gcとする)
は直線Lから外れ、いずれも高い数値を示す(図1参
照)。 6)表面自由エネルギーIsp-DEおよびIsp-DCの算出 図1に示すようにジエチルエーテルおよびジクロロメタ
ンをプローブとしたときの分子断面積対標準自由エネル
ギー変化は、n−アルカンをプローブとした場合の直線
関係から逸脱し、それぞれ△Geと△Gcとなる。ジエ
チルエーテルおよびジクロロメタンの分子断面積(それ
ぞれσeおよびσc)における直線lからの隔たりを△
△Geおよび△△Gcとすると、それぞれの極性成分の
sp-DEおよびIsp-DCは次の式で算出される。
【数9】 Isp-DE(mJ/m2)=△△Ge/N・σe (7) Isp-DC(mJ/m2)=△△Gc/N・σc (8)
【0024】本発明の第2はゴム成分100重量部当
り、請求項1記載のゴム用カーボンブラック20〜15
0重量部を含有することを特徴とするゴム組成物に関す
る。
【0025】本発明で用いられるカーボンブラックを配
合されるゴム成分としては任意のゴム成分例えば、天然
ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレン
ゴム、スチレン・ブタジエンゴムなどの各種ジエン系合
成ゴム、ジエン系成分を含有するオレフィン系合成ゴム
(IIR,EPDMなど)などがあるが、最も本発明カ
ーボンブラックの特性を活かすゴム種としては溶液重合
スチレン・ブタジエンゴムの使用が好適である。
【0026】
【実施例】次に実施例を示して本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明がこの実施例により限定されるもので
はない。
【0027】実施例1(オゾンによる酸化処理と熱処
理) (1)−1 オゾン酸化処理カーボンブラックの調製 内部に幅10mmのかき上げ羽根4枚を対称的に設置し
た内径200mm、長さ1000mmの内筒状のステン
レス製の回転ドラム型反応管中に造粒・乾燥工程を経た
HAF級高ストラクチャーカーボンブラック(旭#70
−IH、N2SA 78.0m2/g;DBP吸油量 1
25ml/100g)2kgを充填し、20g/時間の
オゾンを発生するように設定したオゾン発生機より発生
されたオゾンを含む空気を1.5Nm3/時間の流量で
これに通気させ、前記回転ドラムを5rpmで回転させ
ながら室温で反応させた。未処理及び反応時間として1
時間、2時間および3時間処理したカーボンブラックを
調製した。この時の物理化学特性およびIGCにより測
定した表面エネルギーについて表1に示した。
【0028】
【表1】
【0029】(1)−2 熱処理カーボンブラックの調
製 (1)−1で調製したオゾン処理カーボンブラック(R
un No.1は未処理)について前記Run No.
1〜4の試料をドラム型反応管中で、窒素ガスを0.5
Nm3/時間の速度で通気しながら450℃の温度で1
時間の加熱処理を行った。この時の結果をRun N
o.5〜8として表2に示した。
【0030】
【表2】
【0031】(2)ゴム配合特性 表1および表2のRun No.1〜8のカーボンブラ
ックを用いて、次の表3に示す配合割合で溶液重合スチ
レン・ブタジエンゴム〔商品名:SL552、日本合成
ゴム(株)製〕に配合し、この配合物を145℃の温度
で40分間加硫処理を行ってゴム配合物を調製した。
【0032】
【表3】
【0033】調製されたゴム組成物について耐摩耗性、
発熱性などのゴム特性を測定し、その結果を表4〜5に
示す。なお、各ゴム特性の測定試験のうち損失係数およ
び耐摩耗性の測定は下記の方法により行い、その他の特
性はJIS K6301「加硫ゴム物理試験法」に記載
の方法で行った。
【0034】i)損失係数(tanδ)の測定 (株)岩本製作所製のVisco Elastic S
pectrometerを用い、次の条件により損失係
数(tanδ)を測定した。なお、表4〜5中の損失係
数の値は表1中のRun No.1(未処理品)を10
0としたときの指数であり、この値が小さいほど低発熱
性であることを示す。 測定試験片の形状:長さ35mm、幅5mm、厚さ2m
m 測定周波数 :50Hz 測定温度 :60℃ 動的歪み率 : 1%
【0035】ii)耐摩耗性(ランボーン摩耗試験) 耐摩耗性はランボーン摩耗試験機を用い、次の条件によ
り測定した。なお、表4〜5中の耐摩耗性の数値は、表
1のRun No.1(未処理品)を100として示し
たものであり、この指数値が大きいほど高い耐摩耗性を
有することを示す。 測定試験片の形状:直径49mm、厚さ5mm、 砥石の性状 :直径175mm、厚さ22mm、砥
粒C、粒度80、結合度K 添加カーボランダム粉:デンシック#90、添加速度1
5g/分 試験片の回転数 :339rpm スリップ率 :25%および60%
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】表4および表5の結果から明らかなよう
に、オゾン処理のみのサンプル(Run No.2〜
4)において、Isp-DEの値では本発明を満足している
が、Isp-DCの値では満足していないために、発熱性
(損失係数)において低下が認められているが、同時に
耐摩耗性(ランボーン摩耗)でも大きく低下し、特にス
リップ率60%(より過酷な条件)では特性低下が著し
い。一方、熱処理のみを行ったRun No.5ではI
sp-DCの値で本発明の要件を満たしていないために、損
失係数での改良は認められず、また耐摩耗性でもRun
No.1よりも低下していることが認められる。これ
に反して、オゾンにより酸化処理し、さらに窒素気流中
で熱処理した実施例Run No.6〜8では耐摩耗性
においてはいずれのスリップ率でも対照例のRun N
o.1の値を上回っており、さらに発熱性の指標である
損失係数でも対照例を大きく下回って特性が改良されて
いることが認められる。
【0039】実施例2(硝酸水溶液による酸化処理と熱
処理) (2)−1 硝酸水溶液による酸化処理カーボンブラッ
クの調製 実施例1で用いたと同じカーボンブラックを使用し、酸
化剤として硝酸水溶液を用いて酸化処理を行った。用い
た硝酸水溶液の硝酸濃度は1、3および5重量%のもの
を用い、それぞれカーボンブラック2kgに対して2k
g添加し、125℃のオーブン中で水分が1%以下とな
るまで約24時間乾燥して酸化処理カーボンブラックを
得た。得られた酸化処理カーボンブラックの物理化学特
性を表6に示した。
【0040】
【表6】
【0041】(2)−2 実施例1のii)に記載したと
同様の処方により前記の硝酸酸化カーボンブラックを処
理し、得られた処理カーボンブラックの特性を表7にま
とめた。
【0042】
【表7】
【0043】(2)−3 ゴム配合物の特性 上記のRun No.9〜16のカーボンブラックを用
い、表3に記載の配合組成のゴム組成物を加硫し、これ
ら組成物の特性を測定して表8〜9に示した。
【0044】
【表8】
【0045】
【表9】
【0046】表8〜9から明らかなように、酸化剤とし
て硝酸水溶液を用いて酸化処理し、かつこれに引き続い
て不活性ガス中で熱処理したカーボンブラックは、対照
例Run No.9と実施例のRun No.14〜1
6を比較すると実施例1の結果と同じように本発明のメ
リットは明らかである。
【0047】実施例3(各種カーボンブラック処理物と
そのゴム特性) i) 実施例1で用いた旭#70−IHの外に、HAF
級カーボンブラック(旭#70)、ISAF級カーボン
ブラック(旭#80)およびISAF級低コストラクチ
ャーカーボンブラック(旭#80L)を用い、実施例1
における反応時間を2時間としてオゾン処理を行い、さ
らに加熱処理を1時間行った。
【0048】このときの未処理品および処理品の物理化
学特性をまとめて表10および表11に示す。
【表10】
【0049】
【表11】 注)Run No.1,17,19および21のカーボンブラックは未処 理のオリジナル品である。
【0050】ii)ゴム配合特性 前記表10および11のカーボンブラックについて、実
施例1の(2)表3で示した処方によりゴム配合物を調
製し、そのゴム特性を測定して、その結果を表12から
13に示した。
【0051】
【表12】
【0052】
【表13】
【0053】表12〜13の結果から明らかなように旭
#70−IHだけではなく本発明で示した表面積範囲お
よびストラクチャー範囲にあり、かつ2つの表面自由エ
ネルギーが本発明の条件を満たすカーボンブラックでは
損失係数が大きく改善され、これにもかかわらず耐摩耗
指数は同等または優れていることが明らかである。
【0054】実施例4(粉末カーボンブラックの処理
物) i)オゾン酸化処理カーボンブラックの調製 実施例1で、乾燥・造粒処理を行わない粉末状の旭#7
0−IH(N2SA79.3m2/g、DBP吸油量13
0ml/100g)を用い、実施例1記載の処理方法を
粉末状カーボンブラックに適するよう条件を変えてオゾ
ン処理を行った。即ちカーボンブラック充填量は500
g、オゾン(発生量:2g/時間)を含む空気の流量は
0.1Nm3/時間、回転ドラムは1rpmの条件で行
った。その他の条件は実施例1と同じ条件で行った。
【0055】このときの物理化学特性およびIGCによ
り測定した表面エネルギーについて表14に示した。
【表14】
【0056】ii)熱処理カーボンブラックの調製 i)で調製したオゾン処理カーボンブラック(Run
No.23は未処理)について前記Run No.23
〜26の試料をドラム型反応管中で、窒素ガスを0.1
Nm3/時間の速度で通気しながら450℃の温度で1
時間の加熱処理を行った。
【0057】このときの結果をRun No.27〜3
0として表15に示した。
【表15】
【0058】iii)ゴム配合特性 上記のRun No.23〜30のカーボンブラックを
用い、表3に記載の配合組成のゴム組成物を加硫し、こ
れら組成物の特性を測定して表16〜17に示した。
【表16】
【表17】
【0059】表16〜17の結果から明らかなように、
粉末状のカーボンブラックにおいてもこれら処理により
本発明の要件を満たすことが確認され、かつゴム特性に
おいても耐摩耗性などの機械的特性を維持しながら、発
熱性が大きく改良されることが確かめられた。
【0060】
【効果】従来、ゴム組成物の耐摩耗性と低発熱性は二律
背反の特性と考えられていたが、本発明のカーボンブラ
ックを配合したゴム組成物は、この点をブレークスルー
し、耐摩耗性を向上させつつ、低発熱性の条件をクリア
ーすることに成功したものである。
【0061】以下に本発明の実施態様項を列記する。 1.窒素吸着比表面積(N2SA)が70〜130m2
g、DBP吸油量が80〜130ml/100gの基本
特性を有するカーボンブラックにおいて、インバースガ
スクロマトグラフィー(Inverse Gas Ch
romatography,以下IGCと略称する)法
を使用し、プローブとしてジエチルエーテルを用いたと
きの表面自由エネルギー(mJ/m2)測定値Isp-DE
下記式(1)
【数10】 Isp-DE(mJ/m2)>0.083×N2SA+7.3...(1) を満足し、かつ、プローブとしてジクロルメタンを用い
たときの表面自由エネルギー(mJ/m2)測定値I
sp-DCが下記式(2)
【数11】 Isp-DC(mJ/m2)>0.56×N2SA+32.0...(2) を満足するものであることを特徴とする低発熱性カーボ
ンブラック。 2.窒素吸着比表面積(N2SA)が60〜130m2
g、DBP吸着量75〜130ml/100gの基本特
性を有するカーボンブラックを酸化処理し、ひき続いて
熱処理することを特徴とする前項1記載の低発熱性カー
ボンブラックの製法。 3.前記熱処理が、300〜600℃で30分〜3時間
行うものである前項2記載の低発熱性カーボンブラック
の製法。 4.前記熱処理が不活性雰囲気下、400〜500℃で
1〜2時間行うものである前項2記載の低発熱性カーボ
ンブラックの製法。 5.前記酸化処理が、オゾンまたは硝酸水溶液を用いて
行うものである前項2〜4のいずれか記載の低発熱性カ
ーボンブラックの製法。 6.ゴム成分100重量部当り、請求項1記載のゴム用
カーボンブラック20〜150重量部を含有することを
特徴とするゴム組成物。
【図面の簡単な説明】
【図1】分子断面積(σ)と標準自由エネルギー変化
(△G)の関係を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素吸着比表面積(N2SA)が70〜
    130m2/g、DBP吸油量が80〜130ml/1
    00gの基本特性を有するカーボンブラックにおいて、
    インバースガスクロマトグラフィー(Inverse
    GasChromatography、以下IGCと略
    称する)法を使用し、プローブとしてジエチルエーテル
    を用いたときの表面自由エネルギー(mJ/m2)測定
    値Isp-DEが下記式(1) 【数1】 Isp-DE(mJ/m2)>0.083×N2SA+7.3...(1) を満足し、かつ、プローブとしてジクロロメタンを用い
    たときの表面自由エネルギー(mJ/m2)測定値I
    sp-DCが下記式(2) 【数2】 Isp-DC(mJ/m2)>0.56×N2SA+32.0...(2) を満足するものであることを特徴とする低発熱性カーボ
    ンブラック。
  2. 【請求項2】 ゴム成分100重量部当り、請求項1記
    載のゴム用カーボンブラック20〜150重量部を含有
    することを特徴とするゴム組成物。
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